JP5597043B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は電動パワーステアリング装置に関する。
特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置は、図4に示す如く、ハウジング1に支持されたボールねじ2Aを有するラック軸2と、ボールねじ2Aにボール2Bを介して螺合し、かつハウジング1に固定された軸受3を介して回転可能に支持されるボールナット4と、ボールナット4に操舵アシスト力を付与する電動モータ5とを有している。
このとき、ボールナット4の軸受3は、例えば複列アンギュラ玉軸受の如くに、外輪3Aと内輪3Bのボール転走面の間にボール3Cを保持して構成されている。
そして、軸受3は、外輪3Aをハウジング1の内周に設けた段差状の外輪装填部1Aに装填し、ハウジング1の内周の外輪装填部1Aの段差状肩部1Bの反対側に螺着したロックナット6により、外輪3Aをその外輪装填部1Aに固定する。また、軸受3は、内輪3Bをボールナット4の外周に設けた段差状の内輪装填部4Aに装填し、ボールナット4の外周の内輪装填部4Aの段差状肩部4Bの反対側に螺着したロックナット7により、内輪3Bを段差状肩部4Bとロックナット7によって挟圧し、その内輪装填部4Aに固定する。
特開2003-104214
従来の電動パワーステアリング装置では、ハウジング1の内周に大トルクで螺着されるロックナット6により、軸受3の外輪3Aをハウジング1の外輪装填部1Aに固定している。
軸受3の外輪3Aは、ハウジング1の外輪装填部1Aの段差状肩部1Bが当たる軸方向の一端面の側と、ロックナット6が当たる軸方向の他端面の側の、軸方向の両側から挟圧され、ロックナット6に付与される締結トルクに基づく大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受ける。
軸受3の外輪3Aに軸方向の両側から作用する上述の挟圧力は、外輪3Aのボール転走面に歪を生じさせ、ボール3Cの転動性を損なって打音や異音を生じさせるおそれがある。
軸受3の外輪3Aに軸方向の両側から作用する上述の挟圧力の反力は、外輪3Aの軸方向に沿う全体が装填されているハウジング1の外輪装填部1Aに歪を生じさせる。これにより、ハウジング1の外輪装填部1Aが規制する軸受3の軸芯がボールねじ2Aやボールナット4の軸芯に対する芯ずれを引き起こし、ボール3Cやボール2Bの転動性を損なって打音や異音を生じさせるおそれがある。
本発明の課題は、ハウジングにボールナットを支持する軸受を有してなる電動パワーステアリング装置において、軸受やハウジングの歪を抑制することにある。
請求項1に係る発明は、ハウジングに支持されたボールねじを有するラック軸と、ボールねじにボールを介して螺合し、かつハウジングに固定された軸受を介して回転可能に支持されるボールナットと、ハウジングに取付けられるモータハウジングを有し、ボールナットに操舵アシスト力を付与する電動モータとを有する電動パワーステアリング装置において、前記軸受がボール軸受からなり、該軸受の外周部がボール軸受の外輪の外周部からなり、該軸受の外周部における軸方向の一部にアウター取付部を設け、該軸受の外周部における軸方向の両側の残部のそれぞれにアウター取付部より小径のインロー部を設け、該軸受の両側のインロー部がそれぞれハウジングとモータハウジングのそれぞれにインロー結合された状態で、上記両側のインロー部より径方向の外方に位置するアウター取付部だけがハウジングの軸受取付部とモータハウジングの軸受取付部に挟まれて固定されるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記軸受のアウター取付部が、該軸受の外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部からなり、このフランジ部がハウジングの軸受取付部とモータハウジングの軸受取付部に挟まれてボルト止めされる請ようにしたものである。
(請求項1)
(a)ハウジングにボールナットを支持する軸受は、該軸受の外周部における軸方向の一部に設けたアウター取付部をハウジングに取付けられて固定される。これにより、軸受は、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジングに取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受のボール転走面に歪を生じたり、ハウジングの軸受取付部に歪を生じさせることもない。
(b)上述(a)の軸受は、インロー部がハウジングにインロー結合された状態で、アウター取付部がハウジングに取付けられて固定される。従って、軸受はハウジングにインロー結合され、軸受の軸芯がボールねじやボールナットの軸芯に対して芯ずれを生ずることがない。
(c)上述(a)、(b)により、軸受のボール転走面を転走するボールや、ボールねじを循環するボールの転動性を損なうことがなく、打音や異音を生じない。
(請求項2)
(d)軸受のアウター取付部が、該軸受の外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部からなり、このフランジ部がハウジングにボルト止めされる。これにより、軸受は、外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部がハウジングにボルト止めされるものになり、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジングに取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受のボール転走面に歪を生じたり、ハウジングの軸受取付部に歪を生じさせることもない。
図1は実施例1の電動パワーステアリング装置を示す断面図である。 図2は図1の要部拡大断面図である。 図3は参考例の要部拡大断面図である。 図4は従来例の要部拡大断面図である。
(実施例1)(図1、図2)
電動パワーステアリング装置10は、図1に示す如く、ステアリングホイールが結合される入力軸11を支持するギヤボックス12を有し、ギヤボックス12を第1ハウジング13に取付けている。第1ハウジング13は車体への取付部13Aを有し、第1ハウジング13にはモータ部15を介して第2ハウジング14が取付けられている。ギヤボックス12内では、入力軸11にトーションバーを介して出力軸(不図示)が連結され、入力軸11と出力軸の間に操舵トルク検出装置(不図示)を組付けている。第1ハウジング13、第2ハウジング14、モータ部15にはラック軸16が挿入されて支持され、ラック軸16のラック歯はギヤボックス12内で出力軸のピニオン歯と噛み合いしてラック・アンド・ピニオン機構を形成し、ステアリングホイールの操作に応じて軸方向に直線移動する。尚、ラック軸16の両端部にはタイロッド17A、17Bが連結され、ラック軸16の直線移動によりタイロッド17A、17Bを介して左右の車輪を操舵可能にする。
電動パワーステアリング装置10は、第1ハウジング13と第2ハウジング14のそれぞれにボルト18、19によりモータ部15のヨークを構成するようにアルミニウム等からなるモータハウジング21を取付け、ラック軸16と同軸をなすブラシレスモータ20を構成する。ブラシレスモータ20(電動モータ)は、モータ固定子30と、モータ固定子30の内周側に回転自在に配置されるモータ回転子40と、モータ固定子30に対するモータ回転子40の回転位置を検出するレゾルバ50を有する。
モータ回転子40は、モータハウジング21の長手方向に渡ってラック軸16の周囲に配置される中空回転軸41を有し、回転軸41の一端部には後述するボールナット63が固定されている。
電動パワーステアリング装置10は、図2に示す如く、ラック軸16にボールねじ61を設けてあり、ボールねじ61にボール62を介して螺合するボールナット63を回転軸41の一端部に固定している。ボールねじ61のねじ溝とボールナット63のねじ溝にスチールボール62を保持し、ボールナット63の回転をボールねじ61によりラック軸16の直線移動に変換する。回転軸41の一端部に固定されたボールナット63が第1ハウジング13とモータハウジング21に取付けられて固定された軸受70を介して回転可能に支持され、回転軸41の他端部が第2ハウジング14に取付けられて固定された軸受80を介して回転可能に支持される。
電動パワーステアリング装置10は以下の如くに動作する。
(1)操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値より低いとき、操舵アシスト力は不要であり、電動モータ20は駆動されない。
(2)操舵トルク検出装置が検出した操舵トルクが所定値を越えるとき、操舵アシスト力を必要とするから、電動モータ20が駆動される。電動モータ20では、必要な操舵アシスト力を発生するようにモータ固定子30のコイルに通電し、モータ固定子30に発生する磁界によってモータ回転子40が回転するように駆動される。モータ20の発生トルクはモータ回転子40から回転軸41を介してボールナット63に伝えられ、ボールナット63の回転をボールねじ61によりラック軸16の直線運動とし、ラック軸16に連動する車輪に操舵アシスト力として付与される。
しかるに、電動パワーステアリング装置10にあっては、軸受70を用いてハウジング13、21にボールナット63を支持するに際し、軸受70やハウジング13、21の歪を抑制するため、以下の構成を具備する。尚、本実施例において、軸受70は、複列アンギュラボール軸受からなり、外輪71と内輪72のボール転走面の間にボール73を保持して構成されている。
軸受70は、外輪71の外周部における軸方向の一部にアウター取付部101を設け、このアウター取付部101を円板状フランジ部101Aとしている。そして、外輪71の外周部における軸方向の両側の残部であって、アウター取付部101におけるフランジ部101Aの一側面からハウジング13側に突き出る部分をフランジ部101Aより小外径の円筒状インロー部102とするとともに、アウター取付部101におけるフランジ部101Aの他側面からハウジング21側に突き出る部分をフランジ部101Aより小外径の円筒状インロー部103とする。
軸受70は、外輪71の両側のインロー部102、103がそれぞれOリング102A、103Aを介してハウジング13の真直円形孔状内周部とハウジング21の真直円形孔状内周部のそれぞれにインロー結合された状態で、アウター取付部101のフランジ部101Aがハウジング13のフランジ状軸受取付部13Aとハウジング21のフランジ状軸受取付部21Aに挟まれ、ボルト18によりボルト止めされて固定される。ボルト18はハウジング13のフランジ状軸受取付部13A、外輪71のフランジ部101Aを貫通してハウジング21のフランジ状軸受取付部21Aのねじ孔に螺着される。
軸受70は、外輪71のボール転走面71Aを挟む軸方向の一端面104Aをハウジング13の内部空間に臨ませ、その他端面104Bをハウジング21の内部空間に臨ませている。即ち、軸受70は、外輪71のボール転走面71Aを挟む軸方向の一端面104Aと他端面104Bの両側から挟圧されるところがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けるところがない。
尚、軸受70は、ボールナット63の外周に設けた段差状の内輪装填部63Aに内輪72を装填し、ボールナット63の外周の内輪装填部63Aの段差状肩部63Bの反対側に螺着したロックナット64により、内輪72を段差状肩部63Bとロックナット64によって挟圧し、その内輪装填部63Aに固定する。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ハウジング13、21にボールナット63を支持する軸受70は、該軸受70の外輪71の外周部における軸方向の一部に設けたアウター取付部101をハウジング13、21に取付けられて固定される。これにより、軸受70の外輪71は、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13、21に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13、21の軸受取付部13A、21Aに歪を生じさせることもない。
(b)上述(a)の軸受70は、インロー部102、103がハウジング13、21にインロー結合された状態で、アウター取付部101がハウジング13、21に取付けられて固定される。従って、軸受70はハウジング13、21にインロー結合され、軸受70の軸芯がボールねじ61やボールナット63の軸芯に対して芯ずれを生ずることがない。
(c)上述(a)、(b)により、軸受70の外輪71のボール転走面71Aを転走するボール73や、ボールねじ61を循環するボール62の転動性を損なうことがなく、打音や異音を生じない。
(d)軸受70の外輪71のアウター取付部101が、該軸受70の外輪71の外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部101Aからなり、このフランジ部101Aがハウジング13、21にボルト止めされる。これにより、軸受70の外輪71は、外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部101Aがハウジング13、21にボルト止めされるものになり、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13、21に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13、21の軸受取付部13A、21Aに歪を生じさせることもない。
(e)軸受70がボール軸受70からなり、該軸受70の外周部がボール軸受70の外輪の外周部からなる。これにより、ボール軸受70の外輪71は、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13、21に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13、21の軸受取付部13A、21Aに歪を生じさせることもない。
参考例)(図3)
図3に示した参考例が図2に示した実施例1と異なる点は、軸受70の外輪71を変形し、この外輪71をハウジング13に固定したことにある。
図3において、軸受70は、外輪71の外周部における軸方向の一部にアウター取付部111を設け、このアウター取付部111の外周にねじ部111Aを設けた。そして、外輪71の外周部における軸方向の残部であって、アウター取付部111の一側面からハウジング13側に突き出る部分をねじ部111Aより小外径の円筒状インロー部112とする。尚、図3(B)に示す如く、アウター取付部111の他側面には締結工具係合溝113が設けられている。
軸受70は、外輪71の一側のインロー部112がハウジング13の真直円形孔状内周部にインロー結合された状態で、外輪71の締結工具係合溝113に係合する工具を用いて外輪71を螺動操作することにより、アウター取付部111のねじ部111Aがハウジング13のフランジ部13Aの根元部分からハウジング21側に突き出ている円筒状インロー部13Bの内周(軸受取付部)に螺着される。そして、ハウジング13のインロー部13BがOリング13Cを介してハウジング21の真直円形孔状内周部にインロー結合され、該ハウジング13のフランジ部13Aがハウジング21のフランジ部21Aにボルト18により直にボルト止めされる。
尚、軸受70は、外輪71のボール転走面71Aを挟む軸方向の一端面114Aをハウジング13の内部空間に臨ませ、その他端面114Bをハウジング21の内部空間に臨ませている。即ち、軸受70は、外輪71のボール転走面71Aを挟む軸方向の一端面114Aと他端面114Bの両側から挟圧されるところがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けるところがない。
従って、本参考例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ハウジング13にボールナット63を支持する軸受70は、該軸受70の外輪71の外周部における軸方向の一部に設けたアウター取付部111をハウジング13に取付けられて固定される。これにより、軸受70の外輪71は、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13の軸受取付部13Bに歪を生じさせることもない。
(b)上述(a)の軸受70は、インロー部112がハウジング13にインロー結合された状態で、アウター取付部111がハウジング13に取付けられて固定される。従って、軸受70はハウジング13にインロー結合され、軸受70の軸芯がボールねじ61やボールナット63の軸芯に対して芯ずれを生ずることがない。
(c)上述(a)、(b)により、軸受70の外輪71のボール転走面71Aを転走するボール73や、ボールねじ61を循環するボール62の転動性を損なうことがなく、打音や異音を生じない。
(d)軸受70の外輪71のアウター取付部111が、該軸受70の外輪71の外周部における軸方向の一部に設けたねじ部111Aからなり、このねじ部111Aがハウジング13に螺着される。これにより、軸受70の外輪71は、外周部における軸方向の一部に設けたねじ部111Aがハウジング13に螺着されるものになり、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13の軸受取付部13Bに歪を生じさせることもない。
(e)軸受70がボール軸受70からなり、該軸受70の外周部がボール軸受70の外輪71の外周部からなる。これにより、ボール軸受70の外輪71は、軸方向の一端面と他端面の両側から挟圧されてハウジング13に取付けられる如くがなく、大きな挟圧力を軸方向に沿う全体に受けることがない。従って、軸受70の外輪71のボール転走面71Aに歪を生じたり、ハウジング13の軸受取付部13Bに歪を生じさせることもない。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明が適用される軸受は、複列アンギュラボール軸受に限らず、他の各種の玉軸受、ころ軸受等であっても良い。
本発明は、ハウジングに支持されたボールねじを有するラック軸と、ボールねじにボールを介して螺合し、かつハウジングに固定された軸受を介して回転可能に支持されるボールナットと、ハウジングに取付けられるモータハウジングを有し、ボールナットに操舵アシスト力を付与する電動モータとを有する電動パワーステアリング装置において、前記軸受がボール軸受からなり、該軸受の外周部がボール軸受の外輪の外周部からなり、該軸受の外周部における軸方向の一部にアウター取付部を設け、該軸受の外周部における軸方向の両側の残部のそれぞれにアウター取付部より小径のインロー部を設け、該軸受の両側のインロー部がそれぞれハウジングとモータハウジングのそれぞれにインロー結合された状態で、上記両側のインロー部より径方向の外方に位置するアウター取付部だけがハウジングの軸受取付部とモータハウジングの軸受取付部に挟まれて固定されるようにしたものにした。従って、ハウジングにボールナットを支持する軸受を有してなる電動パワーステアリング装置において、軸受やハウジングの歪を抑制することができる。
10 電動パワーステアリング装置
13、21 ハウジング
16 ラック軸
20 電動モータ
61 ボールねじ
62 ボール
63 ボールナット
70 軸受
71 外輪
71A ボール転走面
101 アウター取付部
101A フランジ部
102、103 インロー部
111 アウター取付部
111A ねじ部
112 インロー部

Claims (2)

  1. ハウジングに支持されたボールねじを有するラック軸と、ボールねじにボールを介して螺合し、かつハウジングに固定された軸受を介して回転可能に支持されるボールナットと、ハウジングに取付けられるモータハウジングを有し、ボールナットに操舵アシスト力を付与する電動モータとを有する電動パワーステアリング装置において、
    前記軸受がボール軸受からなり、該軸受の外周部がボール軸受の外輪の外周部からなり、
    軸受の外周部における軸方向の一部にアウター取付部を設け、該軸受の外周部における軸方向の両側の残部のそれぞれにアウター取付部より小径のインロー部を設け、
    該軸受の両側のインロー部がそれぞれハウジングとモータハウジングのそれぞれにインロー結合された状態で、上記両側のインロー部より径方向の外方に位置するアウター取付部だけがハウジングの軸受取付部とモータハウジングの軸受取付部に挟まれて固定されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記軸受のアウター取付部が、該軸受の外周部における軸方向の一部に設けたフランジ部からなり、このフランジ部がハウジングの軸受取付部とモータハウジングの軸受取付部に挟まれてボルト止めされる請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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