JP5595183B2 - Led照明器具 - Google Patents
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しかし、器具本体102にLED光源101を直付けした場合、LED光源101が発生する熱でLED取付面103の温度が、いわゆるヒートスポット現象で高くなることが考えられる。
加えて、LED光源から基板に伝導された熱を、照明器具取付部および基板間の空間に放熱することが可能である。
このため、照明器具取付部(すなわち、棚や天井等)がLED光源の熱で加熱されることが考えられる。
よって、LED光源から発生した熱を、浮部位から固定部位を経て器具本体に分散するとともに、浮部位および器具本体間の空間に放熱できる。
これにより、LED光源の近傍に集中して、いわゆるヒートスポット現象が生じることを防止できるという効果を有する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるLED照明器具10は、照明器具取付部11に取り付けられた器具本体12と、器具本体12に取り付けられた取付板13と、取付板13に取り付けられた基板14と、基板14に実装されたLED光源(発光ダイオード)15と、LED光源15を覆うレンズ16とを備えている。
器具本体12は、照明器具取付部11に沿って取り付けられるベース部21と、ベース部21の周縁から立ち上げられた周壁部22と、周壁部22の端部に設けられた支え部23と、支え部23の右半部に形成された開口部24とを有している。
周壁部22は、右壁部位22Aの高さ寸法H1が左壁部位22Bの高さ寸法H2に対して小さく形成されている。
支え部23に取付板13がビス26で取り付けられている。
固定部位31は、支え部23のうち左側部位23Aの表面23Bに下方(外側)から押し当てられた状態においてビス26で固定されている。
段差部32の先端部32Aからベース部21の右端部21Aに向けて浮部位33が傾斜状に張り出されている。よって、浮部位33は、器具本体12のベース部21から浮かせた状態に保たれている。
浮部位33がベース部21から浮かせた状態に保たれることにより、傾斜状の浮部位33およびベース部21間に浮空間(空間)36が形成されている。
これにより、左側レンズ周辺部16Bを突片34で支えることができる。
これにより、右側レンズ周辺部16Cを右側支え部23で支えることができる。
浮部位33に基板14を介してLED光源15が設けられることにより、LED光源15がベース部21から浮かせた状態に取り付けられている。
さらに、LED光源15から発生した熱を浮部位33およびベース部21間の浮空間36に放熱できる。
固定部位31に伝導された熱を固定部位31から器具本体12の外側に対流により好適に放射させることができる。
なお、第2実施形態,第3実施形態において第1実施形態と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
図2に示す第2実施形態のLED照明器具50は、第1実施形態の器具本体12および取付板13を器具本体52および取付板53に代えたもので、その他の構成は第1実施形態のLED照明器具10と同じである。
器具本体52は、照明器具取付部11に沿って取り付けられるベース部56と、ベース部56の周縁から立ち上げられた周壁部57と、周壁部57の端部に設けられた左支え部58および右支え部59と、左支え部58および右支え部59間に形成された開口部61とを有している。
左支え部58および右支え部59に取付板53がビス26で取り付けられている。
同様に、右固定部位64は、右支え部59の表面59Aに下方から押し当てられた状態においてビス26で固定されている。
浮部位67がベース部56から浮かせた状態に保たれることにより、水平状の浮部位67およびベース部56間に浮空間(空間)72が形成されている。
さらに、LED光源15から発生した熱を浮部位67およびベース部56間の浮空間72に放熱できる。
すなわち、左固定部位63および右固定部位64が器具本体12の外側に露出されている。
これにより、例えば、左固定部位63および右固定部位64の熱を左固定部位63が左支え部58に好適に伝熱できない場合でも、LED光源15から発生した熱がLED光源15の近傍に集中することを防いで、いわゆるヒートスポット現象が生じることを一層良好に防止できる。
図3に示す第3実施形態のLED照明器具80は、第2実施形態の器具本体52および取付板53を器具本体82および取付板83に代えたもので、その他の構成は第2実施形態のLED照明器具50と同じである。
左放熱板85は、左支え部(左固定部位92が取り付けられた部位)58から突出され先端部で器具本体82の左表面(表面)82Aが形成されている。
右放熱板85は、右支え部(右固定部位93が取り付けられた部位)59から突出され先端部で器具本体82の右表面(表面)82Bが形成されている。
この取付板83は、左固定部位92、右固定部位93および浮部位94で平板状に形成されている。
この状態に置いて、浮部位94は、器具本体82のベース部56から浮かせた状態に保たれている。
浮部位94がベース部56から浮かせた状態に保たれることにより、水平状の浮部位94およびベース部56間に浮空間(空間)96が形成されている。
さらに、LED光源15から発生した熱を浮部位94およびベース部56間の浮空間96に放熱できる。
よって、左支え部58および右支え部59の放熱効率を高めることができ、左固定部位92および右固定部位93から左支え部58および右支え部59に伝導された熱を左放熱板85および右放熱板85からを好適に放射させることができる。
これにより、LED光源15から発生した熱がLED光源15の近傍に集中することを防いで、いわゆるヒートスポット現象が生じることを一層良好に防止できる。
これにより、LED照明器具80の用途の拡大を図ることができる。
例えば、第1実施形態〜第3実施形態で使用したLED照明器具、照明器具取付部、器具本体、取付板、基板、LED光源、固定部位、浮部位、左支え部、右支え部、左固定部位、右固定部位、左放熱板および右放熱板等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
11 照明器具取付部
12,52,82 器具本体
13,53,83 取付板
14 基板
15 LED光源(発光ダイオード)
31 固定部位
33,67,94 浮部位
58 左支え部(左固定部位92が取り付けられた部位)
59 右支え部(右固定部位93が取り付けられた部位)
63,92 左固定部位(固定部位)
64,93 右固定部位(固定部位)
82A 器具本体の左表面(表面)
82B 器具本体82の右表面(表面)
85 左放熱板(放熱板)
86 右放熱板(放熱板)
Claims (1)
- 天井、壁、棚等の照明器具取付部に取り付けられる器具本体と、
前記器具本体に取り付けられる固定部位を有し、かつ前記器具本体から浮かせた状態に保たれる浮部位を有する取付板と、
前記浮部位に設けられることにより、前記器具本体から浮かせた状態に取り付けられるLED光源と、
を備え、
前記器具本体は、前記取付板の前記固定部位が取り付けられる部位から、前記照明器具取付部から離れる方向に突出する凹凸を有する放熱フィンを備え、かつ、前記放熱フィンの先端部の平坦面で、前記器具本体の、前記照明器具取付部とは反対側の表面が形成されるLED照明器具。
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