JP2015191762A - 照明装置 - Google Patents

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正司 中山
Masashi Nakayama
正司 中山
祐輔 一条
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Abstract

【課題】同一規格の化粧枠、放熱器及びシャーシを用いた場合でも高さが異なる反射板を配置可能にする。【解決手段】実施形態に係る照明装置は、前面側に光源が取り付けられ、背面側に放熱手段を有する器具本体と;前記光源からの光を放射する入光および出射開口を有し、入光開口の一端に環状壁部および前記環状壁部よりも出射開口側に縮径部が形成された着脱可能な反射手段と;前記反射手段の入光側開口に着脱可能に設けられたレンズと;を具備する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、照明装置に関する。
従来より、天井に設けた埋め込み孔を通じて埋め込み配設される埋込形の照明器具が種々提案されている。
特開2013−247087号公報
これら埋込形の照明器具は、設置場所に応じて反射板の高さを変更するためには、必要に応じて、異なる長さのシャーシや様々な部品を用意する必要があり、部品管理が煩雑となる。
本発明の実施形態は、同一規格の本体を用いた場合でも高さが異なる反射板や特殊な配光制御可能なレンズを取付可能にすることができる照明装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る照明装置は、前面側に光源が取り付けられ、背面側に放熱手段を有する器具本体と;前記光源からの光を放射する入光および出射開口を有し、入光開口の一端に環状壁部および前記環状壁部よりも出射開口側に縮径部が形成された着脱可能な反射手段と;前記反射手段の入光側開口に着脱可能に設けられたレンズと;を具備する。
本発明の実施形態によれば、同一規格の照明器具を用いた場合でも配光特性を容易に変えることができるという効果を有する。
本発明の一実施の形態に係る照明装置の外観例を斜め上方から見て示す斜視図。 図1の照明装置を水平方向から見た正面図。 図1の照明装置を水平方向から見た正面図。 図3の照明装置を水平方向から見た一部切欠き断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る照明装置の外観例を斜め上方から見て示す斜視図である。また、図2および図3は図1の照明装置を水平方向から見た正面図であり、図4は図3の照明装置を水平方向から見た一部切欠き断面図である。
本実施の形態は、光源が取り付けられる放熱器およびレンズを着脱可能に取り付けることで、異なる配光を容易に変更することを可能にしたものである。
本実施の形態に係る照明装置1は、例えば、屋内の天井に埋め込み設置されるダウンライト型の照明器具であり、LED等の発光素子を発光させることにより、下方向に位置する室内等を照明する。照明装置1は、放熱器10と、化粧枠30と、シャーシ50とによって構成される。
放熱器10は、熱伝導性の高い金属製であり、例えばアルミダイカストにより成型される。放熱器10は、平面形状の基材11と、基材11の上面から上方向に立設された平面部材である複数の放熱フィン12とによって構成される。
図2ないし図4に示すように、放熱器10の基材11の底面11aに、ソケット70を介して光源であるLEDモジュール80が取り付けられるようになっている。ソケット70は、中央が開口した円筒形状に構成され、周縁には放熱器10の底面11aに取り付けるためのねじ孔(図示せず)が形成される。ソケット70は、このねじ孔を介して、放熱器10の底面11aに設けられた複数のねじ穴に図示しないねじを螺入することで、基材11の底面11aに取り付けられる。
ソケット70は、LEDモジュール80を電気的に接続するための電極部材であり、図示しない係止部によってLEDモジュール80が着脱自在に取り付けられるようになっている。ソケット70は、LEDモジュール80が取り付けられた場合に、後述する電源部40から供給された直流電源をLEDモジュール80に与えるようになっている。
LEDモジュール80は、LED等の発光素子(図示せず)が実装された基板を内部に有し、ソケット70に取り付けられて直流電源が供給されることにより、発光素子を発光させて室内等を照明する。LEDモジュール80は、ソケット70に装着されることにより、ソケット70の中央開口を介して、上面の一部が基材11の底面11aに面接触するように構成されており、LEDモジュール80に発生した熱は、放熱器10の底面11aに伝達される。放熱器10は、LEDモジュール80に発生した熱を放熱フィン12等から外部に放出する。これにより、放熱器10は、照明装置1の温度上昇を抑制することができる。
本実施の形態においては、LEDモジュール80に電力を供給する電源部40がLEDモジュール80から離間した位置に配置される別置型の構成を採用する。放熱器10の放熱フィン12の一部の上端には、天板41を取り付けるための取付部(以下、天板取付部という)43が構成されている。天板41の端部には図示しないねじ孔が形成されており、このねじ孔を介して放熱フィン12の天板取付部43にねじ42を螺入することで、天板41を放熱器10の上端に取り付け固定するようになっている。
天板41の下面には電源部40が取り付けられており、電源部40内には図示しない電源回路及び端子部等が構成されている。電源部40の図示しない端子部からは、LEDモジュール80に供給する電源等を伝送する図示しないケーブルが外部に延設されており、このケーブルは、天板41の下面に沿って放熱フィン12側に導かれ、更に、放熱フィン12に沿って基材11側に導かれ、基材11の一端に開口した図示しない開口部を介して基材11の底面11a側に導かれ、底面11aに沿ってソケット70に導かれるようになっている。
光源内に電源を内蔵する所謂内蔵型は、発熱の問題から照明光量が比較的小さい照明装置にしか採用することができない。そこで、本実施の形態においては、電源を光源とは別の位置に配置する別置型を採用する。別置型を採用した場合には、一般的には、強度を考慮して、天板の一端を放熱器の端部に取り付けると共に、天板の他端を天井裏面に位置させて天井裏面で天板を支持する構成が採用される。しかしながら、この場合には、放熱器から天井裏面に架け渡された天板によって放熱器への空気の流が阻止され、放熱器の放熱効果が低下してしまう虞がある。
そこで、本実施の形態においては、放熱器10に対する空気の流れが阻止されることがないように、天板41を水平に配置するようになっている。これにより、放熱器10の放熱フィン12の周囲における空気の流がスムーズとなり、放熱器10の放熱効果を向上させることができる。また、電源部40は、放熱器10から離間した位置に配置される。これにより、電源部40によって放熱フィン12の周囲の対流が妨害されることがなく、放熱フィン12の周囲の空気の循環をスムーズにして、放熱効果を一層向上させることができる。
このように、本実施の形態においては、放熱効果が高いことから、例えば、30〜55Wで、3000ルーメン以上の照明装置を構成することが可能である。
なお、天板41を水平に配置し、天井裏面側に傾斜させていないことから、天井裏面近傍に追加部品を配置することが可能である。例えば、照明装置を取り付けるための天井開口のサイズが大きい場合でも、天井開口のサイズに応じた追加部品を追加することで、後述する化粧枠30のサイズよりも大きい天井開口にも、本実施の形態による照明装置1を配置することが可能である。即ち、本実施の形態によれば、天井開口に比べてサイズが異なる照明装置の設置も可能である。
化粧枠30は、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂製、又は、アルミダイカスト等の金属製である。化粧枠30は、上下両端がそれぞれ略円形に開口された円筒形状に形成され、下端部から外向きに突出した環状フランジ31を有する。照明装置1を配設する図示しない天井面には、所定サイズの円形開口が形成される。環状フランジ31が天井面に当接するまで、化粧枠30の円筒形状部分を天井開口に挿入し、後述する取付け金具54と環状フランジ31とによって天井を挟むことで、化粧枠30が天井に固定されるようになっている。
シャーシ50は、例えば、アルミダイカスト等の金属により成型される棒状の固定部材である。シャーシ50の一端を基材11に固設し、シャーシ50の他端を化粧枠30に固設することで、基材11と化粧枠30とが離間した状態で固定されるようになっている。
図3に示すように、反射板90が取り付けられる。この反射板90は、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂製、又は、アルミダイカストなどの金属製であり、上下両端がそれぞれ略円形に開口され、下側に向かうに従って拡径された円錐形状を有し、一部には狭径の係止部91が形成されている。
一方、放熱器10の底面11aには、反射板90の支持部材である複数の取付けバネ92が取り付け可能である。取付けバネ92は、ステンレス等の弾性を有する金属により成型される弾性部材であり、突起部92aを有して、基材11の周縁部から化粧枠30に向かう方向に延伸する。反射板90は、化粧枠30の開口部から入光開口側から挿入されて、複数の取付けバネ92の突起部92aに縮径した係止部91が係止される。取付けバネ92は、放熱器10に取付けられた状態で外部から外側方向又は内側方向に力が加えられることにより変形する。
そして、取付けバネ92は、互いに近づく方向(内側方向)への付勢力によって反射板90を挟持する。これにより、反射板90は、取付けバネ92により取付される。なお、反射板90を、取付けバネ92から取り外すことも可能であり、着脱可能に設けられている。
反射板90は上下方向両側が開口する円筒状に形成され、上側開口はLEDモジュール80からの入光開口であり、LEDモジュール80の直径よりやや経大となる開口から環状に径方向に延在する縁部から立ち上がる環状壁部91aが形成されている。なお、この反射板90の側壁は下側である出射開口に向けて拡開するように傾斜しており、この側壁の内側面により反射面が形成されている。
レンズ20は、例えば透明な樹脂製であり、用途によって楕円配光するように形成されており、レンズ20の直径は反射板90の出射開口径よりも大きく、レンズ20の外側が反射板90の縁部の上に搭載されて反射板90の環状壁91aにより位置決めされて配設される。
LEDモジュール80は、下面が発光面であり、発光面からの光が反射板90によって反射されながら、下方に照射される。反射板90は、LEDモジュール80から発光される光を反射させることで光学特性(配光)の調整が可能である。反射板90の垂直方向の長さ(高さ)を変化させることで配光制御が可能である。光学特性調整のために、異なる高さの反射板90を配置するには、光学特性調整空間85の高さを調整する必要がある。
本実施の形態においては、基材11には、高さが相互に異なる平坦面を有する段差取付部13S,13M,13Lが構成される。なお、段差取付部13S,13M,13Lを相互に区別する必要が無い場合には、段差取付部13という。図1ないし図3では、それぞれ3つずつの段差取付部13S,13M,13Lが構成された例を示しているが、段差取付部13S,13M,13Lはそれぞれ基材11に2つ以上形成されればよい。シャーシ50は、高さが同一位置の段差取付部に取り付ける。本実施の形態においては、配光制御に応じて、シャーシ50を取り付ける段差取付部13を変更することで、反射板90の高さを変更することができる。
また、シャーシ50の下端には、化粧枠30に設けられたねじ孔に対応する位置にねじ孔52が形成されており、これらのねじ孔に図示しないねじを螺入することで、シャーシ50の下端と化粧枠30とを相互に固定することができる。
3つのシャーシ50を、3箇所の段差取付部13Sに取り付けるか、3箇所の段差取付部13Mに取り付けるか、又は3箇所の段差取付部13Lに取り付けるかによって、同一の反射板90の高さを最小、中間又は最大に変更することができる。
図1及び図3の例は、シャーシ50を段差取付部13Lに取り付けた例を示しており、光学特性調整空間85の高さは最大である。また、図4の例は、シャーシ50を段差取付部13Mに取り付けた例を示しており、光学特性調整空間85の高さは中間の値である。
なお、放熱器10の基材11には、同一高さの3つの段差取付部の組が、異なる高さの3つの組だけ隣り合って階段状に設けれているが、本実施の形態においては、同一高さの2つ以上の段差取付部の組が、相互に異なる高さで複数設けられていればよい。
化粧枠30を天井面に取り付ける取付け金具54は、シャーシ50に取り付けられる。シャーシ50は、縦方向に一対の摺動孔51を有し、摺動孔51の上端には逃げ孔51aが形成される。取付け金具54は、上部側に図示しない係合部を有しており、この係合部が逃げ孔51aを通過することで、取付け金具54をシャーシ50に取り付けることができる。シャーシ50に取り付けられた取付け金具54は、摺動孔51にそって上下方向に摺動自在に構成されている。取付け金具54は、上部側が係合部によってシャーシ50に係合された状態で、下端側はシャーシ50から離れる方向に移動可能である。
照明装置1を天井に埋め込み設置する場合には、室内側から天井の天井開口に照明装置1を挿入する。この場合には、照明装置1を傾けて先ず電源部40を天井開口に挿入し、次いで、放熱器10の部分を天井開口から天井裏側に挿入する。そして、取付け金具54の上端から下端までを図3のようにシャーシ50に沿わせた状態で、シャーシ50の部分を天井開口から天井裏に挿入する。
こうして、化粧枠30を天井開口に位置させ、環状フランジ31を天井面に当接させた状態で、作業者が手(図示せず)を化粧枠30の中央開口から挿入し、指で取付け金具54を下方に下げながら、その下端をシャーシ50から離間する方向に移動させ、上方から下方に取付け金具54を押し付ける。この状態では、取付け金具54の上端の平板部がシャーシ50表面に係止され、取付け金具54の上方への移動が阻止される。これにより、取付け金具54の下端は、天井の裏面を押圧して、取付け金具54と環状フランジ31との間で天井を挟み込む。こうして、照明装置1が天井に固定される。
また、レンズ20を取付けたい場合には、化粧枠30の開口から反射板30を引き下げることで反射板30の係止部91と取付ばね92の突起部92aの係止を解除すると、反射板30を取付けばね92から取り外すことが容易にできる。取り外された反射板30の入光側開口から、反射板の入光開口側に形成された縁部の上にレンズ20を搭載し、環状壁部91aにてレンズ20を位置決めし、再度上述のように各取付ばね92の突起部92aと反射板の係止部91がそれぞれ係止されることで、容易に配光特性を変更することができる。
上述した取付けバネ92は、基端側が略直角に折れ曲がって、水平な設置面が形成されている。この設置面を基材11の底面11aに設けられた取付け凹部に嵌込み、設置面に設けた図示しないねじ孔及び取付け凹部内のねじ孔に、図示しないねじを螺入することで、取付けバネ92は取付け凹部に固定される。設置面の取付部(支持部材取付部)である取付け凹部は、取付けバネ92の設置面に応じた形状に形成されており、ねじ止めに際して、設置面を取付け凹部に嵌込んだ状態でねじ止めすることにより、取付けバネ92の基材11への取付に際して、取付けバネ92が回転することを防止することができ、取付けバネ92の固定が容易である。
取付けバネ92をシャーシ50が配置される位置の近傍以外の位置に取付けることで、取付け金具54による天井面への取付け作業において、取付けバネ92が作業の邪魔になることを防止することができる。なお、本実施の形態においては、取付け金具54をシャーシ50に取り付ける例を説明したが、取付け金具がシャーシ50以外の位置に配置される場合には、取付けバネ92をこの取付け金具の配置位置の近傍以外の位置に取り付けるようにすればよい。
このように、本実施の形態においては、反射板90の入光開口側の反射板90係止部91の上側に環状の縁部および環状壁部91aを形成することで、好みのレンズを着脱可能にできるので、容易に配光特性を調整することができる。これにより、同一部品を用いた場合でも、異なるレンズを着脱することができるので、煩雑な部品管理をすることなく、配光特性等を容易に調整可能である。
また、光源と電源との位置が異なる別置型を採用した場合でも、電源部が水平に配置されるので、放熱器の周囲の空気の流れがスムーズとなり、放熱特性を向上させることができる。これにより、同一サイズの放熱器を使用した場合でも、高い発光量の照明装置を構成することができる。
また、反射板を固定するための取付けバネは、天井面への取付け金具の取付位置から離間した位置に取り付けられるので、取付けバネが天井面への器具の取付作業の妨げとなることはなく、取付け作業を簡単にすることができる。
なお、上記実施の形態においては、放熱器にソケットを取り付けて光源を放熱器から取り外し可能な分離型で、且つ光源を駆動する電源を光源とは異なる位置に配置した別置型の照明装置に適用した例を説明したが、光源を放熱器から取り外すことができない一体型や光源を駆動する電源が光源に内蔵された内蔵型にも同様に適用可能である。
また、上記実施の形態に係る各部材の形状、原料及び材質は、実施形態や各図に表記した例に限られない。例えば、基材、ソケット、化粧枠、LEDモジュール、反射板等の形状は、円形でなく矩形であってもよい。
また、上記実施形態では、固定ネジ等によって各部材を固設する例を示したが、固定ネジ以外のピン等の固定部材によって各部材が固設されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…放熱器、11…基材、20…レンズ、30…化粧枠、40…電源部、41…天板、50…シャーシ、54…取付け金具、91…環状壁部、92…取付けバネ

Claims (2)

  1. 前面側に光源が取り付けられ、背面側に放熱手段を有する器具本体と;
    前記光源からの光を放射する入光および出射開口を有し、入光開口の一端に環状壁部および前記環状壁部よりも出射開口側に縮径部が形成された着脱可能な反射手段と;
    前記反射手段の入光側開口に着脱可能に設けられたレンズと;
    を具備する照明装置。
  2. 前記器具本体に取り付けられて前記反射板を支持するばね性を有する支持部材と;
    前記器具本体に設けられ、前記反射手段の出射開口側に配設される化粧枠を前記器具本体に取り付けるための支持部材と;
    を具備する請求項1に記載の照明装置。
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