JP5593065B2 - 磁気共鳴イメージング装置、及び、検査シーケンス生成方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、及び、検査シーケンス生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、被検体中の水素や燐等からの核磁気共鳴(以下、「NMR」という)信号を測定し、核の密度分布や緩和時間分布等を画像化する核磁気共鳴イメージング(以下、「MRI」という)装置に関し、特にSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)制限回避技術に関する。
MRI装置は、被検体、特に人体の組織を構成する原子核スピンが発生するNMR信号を計測し、その頭部、腹部、四肢等の形態や機能を2次元的に或いは3次元的に画像化する装置である。撮影においては、NMR信号には、傾斜磁場によって異なる位相エンコードが付与されるとともに周波数エンコードされて、時系列データとして計測される。計測されたNMR信号は、2次元又は3次元フーリエ変換されることにより画像に再構成される。
MRI装置では、NMR信号を得るため、高周波磁場を被検体の撮影部位に照射する。この高周波は、被検体を加熱し、体幹部分の体温を上昇させる。安全面から、生体の単位質量当たりの吸収されるエネルギーであるSAR値の所定時間内の平均値(時間平均SAR)の上限が、IEC規格(IEC 60601−2−33:Particular requirements for the safety of magnetic resonance equipment for medical diagnosis)等に定められ、制限されている。
MRI装置が被検体に照射する高周波磁場の共鳴周波数は、MRI装置の静磁場強度に比例するため、高磁場MRI装置では、特に時間平均SARの制約は厳しい。このような高磁場MRI装置では、その制約によるスループット低下を回避するため、シーケンスパラメータの最適化(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)、照射するRFの調節(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照。)、SAR低減シーケンスの適用(例えば、特許文献7参照。)などの手法を用い、被検体のSAR値をリアルタイムでモニタしながら制御する。
米国特許第7078900号明細書 米国特許第6759847号明細書 米国特許第6618609号明細書 米国特許第7075302号明細書 米国特許第7135864号明細書 米国特許第7180291号明細書 米国特許第7208950号明細書
上記の各手法は、独立した1つの撮像シーケンスに対して適用される。従って、被検体が全く高周波磁場に曝されていない状態を初期状態として、規定を満たすよう制御を行う。ところが、一般に、MRI装置を用いるルーチン検査では、様々な複数の撮像シーケンスを連続して実行する。このようなルーチン検査では、先の撮像シーケンスが終了した時点で、被検体は既に所定時間、高周波磁場に曝されているが、上記各手法は、このような状況は考慮されていない。従って、そのまま適用しようとする場合、先の撮像シーケンス終了後、SAR値が次に実行する撮像シーケンスのSAR値に影響を与えない値になるまで待つ必要がある。このため、制限回避のための不要な待ち時間が発生し、スループットが低下することがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数の撮影シーケンスから構成されるルーチン検査において、スループットの低下を回避する技術を提供することを目的とする。
本発明は、時間平均SARの最大値がIECの制限値を超えないよう、ルーチン検査を構成する各撮影シーケンスを分割し、分割後の撮影シーケンス(部分撮影シーケンス)単位で順に実行する。分割数は、各部分撮影シーケンス終了後の時間平均SARが制限値を超えない範囲で最小のものとする。
具体的には、被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置であって、前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割し、複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替えて、前記検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成手段を備え、前記検査シーケンス生成手段は、前記各部分撮影シーケンスの、前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率が、所定の制限値以内となるように、前記分割と並び替えを行うことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置を提供する。
また、複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置であって、前記ルーチン検査を構成する全撮影シーケンスの、被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率の平均値が予め定められた制限値を超えない場合、各撮影シーケンスを分割し、各撮影シーケンス内での順序を保ちながら、分割後の各部分撮影シーケンスを並べ替え、検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成手段を備え、前記検査シーケンス生成手段は、前記撮影シーケンスを分割する分割数を決定する分割数決定手段と、前記分割数が決定される毎に、前記検査シーケンスの候補を生成する候補シーケンス生成手段と、前記候補シーケンスが生成される毎に、当該候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の前記平均吸収率を算出する平均吸収率算出手段と、前記算出した平均吸収率の全てが、前記制限値以内か否かを判別する判別手段と、を備え、前記分割数決定手段は、前記判別手段により前記制限値以内でないと判別された場合、分割数を1増やし、前記検査シーケンス生成手段は、前記判別手段により前記制限値以内と判別された場合、前記候補シーケンスを前記検査シーケンスとすることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置を提供する。
また、被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置における、各撮影シーケンスの実行を規定する検査シーケンス生成方法であって、前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割する分割ステップと、複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替え、候補シーケンスを生成する候補シーケンス生成ステップと、生成された前記候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率を算出する平均吸収率算出ステップと、前記算出した平均吸収率が、所定の制限値以内か否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにおいて前記制限値以内でないと判別された場合、分割数を増やし、前記分割ステップと、前記候補シーケンス生成ステップと、平均吸収率算出ステップと、前記判別ステップとを、前記判別ステップにおいて前記制限値以内と判別されるまで繰り返す繰り返しステップと、前記繰り返しステップ後に前記判別ステップにおいて前記制限値以内と判別された候補シーケンスを前記検査シーケンスとするステップと、を特徴とする検査シーケンス生成方法を提供する。
また、複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置における、各撮影シーケンスの実行を規定する検査シーケンス生成方法であって、前記ルーチン検査を構成する全撮影シーケンスの、被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率の平均値が予め定められた制限値を超えるか否かを判別する第一の判別ステップと、前記第一の判別ステップで超えないと判別された場合、各撮影シーケンスを分割し、各撮影シーケンス内での順序を保ちながら、分割後の各部分撮影シーケンスを並べ替え、前記検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成ステップと、を備え、前記検査シーケンス生成ステップは、各撮影シーケンスを分割する分割数を決定する分割数決定ステップと、決定された前記分割数で各撮影シーケンスを分割し、各撮影シーケンス内での順序を保ちながら、分割後の各部分撮影シーケンスを並べ替え、候補シーケンスを生成する候補シーケンス生成ステップと、生成された前記候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の前記平均吸収率を算出する平均吸収率算出ステップと、前記算出した平均吸収率の全てが、前記制限値以内か否かを判別する第二の判別ステップと、を備え、前記第二の判別ステップにおいて前記制限値以内でないと判別された場合、分割数を増やし、前記分割数決定ステップと、前記候補シーケンス生成ステップと、平均吸収率算出ステップと、前記第二の判別ステップとを、前記第二の判別ステップにおいて前記制限値以内と判別されるまで繰り返すことを特徴とする検査シーケンス生成方法を提供する。
本発明によれば、複数の撮影シーケンスから構成されるルーチン検査において、スループットの低下を回避できる。
第一の実施形態のMRI装置のブロック図である。 (a)および(b)は、第一の実施形態の時間平均SAR低減手法の概要を説明するための説明図である。 (a)および(b)は、第一の実施形態の具体例を説明するための説明図である。 (a)および(b)は、第一の実施形態の具体例を説明するための説明図である。 第一の実施形態の情報処理系の機能ブロック図である。 第一の実施形態の検査シーケンス生成処理のフローチャートである。 (a)、(b−1)および(b−2)は、第二の実施形態の概要を説明するための説明図である。 第二の実施形態の検査シーケンス生成部の機能ブロック図である。 第二の実施形態の検査シーケンス生成処理のフローチャートである。 第二の実施形態の調整処理のフローチャートである。 第三の実施形態の検査シーケンス生成処理のフローチャートである。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明を適用する第一の実施形態について説明する。以下、本発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本実施形態のMRI装置について説明する。図1は、本実施形態のMRI装置10の一例の全体構成を示すブロック図である。本図に示すように、本実施形態のMRI装置10は、NMR現象を利用して被検体1の断層画像を得るもので、静磁場発生系2と、傾斜磁場発生系3と、シーケンサ4と、送信系5と、受信系6と、情報処理系7と、を備える。
静磁場発生系2は、被検体1の周りの空間にその体軸方向または体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させるもので、被検体1の周りに配置される永久磁石方式または常電導方式あるいは超電導方式の磁場発生手段により構成される。
傾斜磁場発生系3は、X、Y、Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル31と、それぞれの傾斜磁場コイルを駆動する傾斜磁場電源32とから成り、後述のシ−ケンサ4からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源32を駆動することにより、X、Y、Zの3軸方向の成分を有する傾斜磁場パルスを被検体1に印加する。例えば、X、Y、Zのいずれかの1方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して被検体1に対するスライス面を設定し、残り2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と周波数エンコード方向傾斜磁場パルス(Gf)を印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。
送信系5は、被検体1の生体組織を構成する原子の原子核スピンに核磁気共鳴を起こさせるために高周波磁場(RF)パルスを印加するもので、高周波発振器(シンセサイザ)52と変調器53と高周波増幅器54と送信側の高周波コイル(送信コイル)51とを備える。高周波発振器52から出力された高周波パルスは、シーケンサ4からの指令によるタイミングで変調器53により振幅変調され、高周波増幅器54で増幅された後、被検体1に近接して配置された送信コイル51に供給され、被検体1にRFパルスとして印加される。
受信系6は、被検体1の生体組織を構成する原子核スピンの核磁気共鳴により放出されるNMR信号(エコー信号)を検出するもので、受信側の高周波コイル(受信コイル)61と増幅器62と直交位相検波器63とA/D変換器64とを備える。送信コイル51から印加されたRFパルスによって誘起される被検体1の応答のエコー信号は、被検体1に近接して配置された受信コイル61で検出され、増幅器62で増幅された後、シーケンサ4からの指令によるタイミングで直交位相検波器63により直交する二系統の信号に分割され、それぞれがA/D変換器64でディジタル量に変換されて、受信信号として情報処理系7に送られる。
シーケンサ4は、RFパルスと傾斜磁場パルスとを所定の撮影シーケンスに従って繰り返し印加する制御手段で、情報処理系7の制御で動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3、および受信系6に送る。撮影シーケンスは、計測の目的に従って予め作成され、プログラムおよびデータとして情報処理系7内の後述する記憶装置72等に格納される。
情報処理系7は、MRI装置10全体の動作の制御、信号処理、画像再構成処理等を行うもので、CPU71、ROM、RAMなどの記憶装置72、光ディスク、磁気ディスク等の外部記憶装置73と、ディスプレイ等の表示装置74と、マウス、トラックボール、キーボード等の入力装置75とを備える。受信系6から受信信号が入力されると、CPU71が信号処理、画像再構成処理を実行し、その結果として得られる被検体1の断層画像を表示装置74に表示すると共に、記憶装置72または外部記憶装置73に記録する。また、情報処理系7は、予め記憶装置72等に格納されているパルスシーケンスとユーザによって設定される撮影パラメータとにより規定される撮影シーケンスに従って、シーケンサ4に指令を与える。
本実施形態では、このMRI装置10を用いて、予め定められた複数の撮影シーケンスから構成されるルーチン検査を実行する。ルーチン検査は、これらの複数の撮影シーケンスの実行順等を定めた検査シーケンスに従って実行される。
なお、図1において、送信コイル51と受信コイル61と傾斜磁場コイル9とは、被検体1が挿入される静磁場発生系2の静磁場空間内に、垂直磁場方式であれば被検体1に対向して、水平磁場方式であれば被検体1を取り囲むようにして設置される。また、受信コイル61は、被検体1に対向して、或いは取り囲むように設置される。
なお、ここでは、送信コイル51と受信コイル61とを別個に設ける場合を例示しているが、これに限られない。例えば、1の高周波コイルで、両機能を兼用させるよう構成してもよい。
以上の構成を有するMRI装置10は、撮影対象スピン種の密度の空間分布や、励起状態の緩和現象の空間分布を画像化することで、人体頭部、腹部、四肢等の形態または、機能を2次元もしくは3次元的に撮影する。なお、現在臨床で普及している撮影対象スピン種は、被検体の主たる構成物質であるプロトンである。
上記MRI装置10を用いてルーチン検査を行うにあたり、被検体1の安全性確保のため、6分間または10秒間の時間平均SARが、IECが定める制限値(以後、SAR制限値と呼ぶ。)を超えないよう制御される。従来は、上述のように、時間平均SARがSAR制限値を超える可能性がある場合は、待ち時間を設け、これを回避している。
本実施形態では、このような待ち時間を極力抑え、大幅なスループット低下を回避する。このため、本実施形態では、ルーチン検査を構成する各撮影シーケンスを分割する。そして、分割後の撮影シーケンス(部分撮影シーケンスと呼ぶ。)単位で順に実行する検査シーケンスを生成し、この検査シーケンスに従って、ルーチン検査を実行する。これにより、時間平均SARの最大値を低減する。
まず、本実施形態の概要を説明する。図2は、本実施形態の時間平均SAR低減手法の概要を説明するための図である。ここでは、説明を簡略化するため、ルーチン検査を構成する撮影シーケンスが2つ(シーケンスA201、シーケンスB202)の場合を例にあげて説明する。なお、本実施形態では、撮影シーケンス数の限定はない。ただし、待ち時間を0とするためには、全撮影シーケンスの、時間平均SARの平均値がSAR制限値を超えないことが必須である。ここでは、シーケンスA201は、そのRF強度が大きく、実行中に時間平均SARがSAR制限値を超えるもの、シーケンスB202は、そのRF強度が小さく、実行中に時間平均SARがSAR制限値を超えないものとする。
シーケンスA201のRF強度およびシーケンスB202のRF強度が図2(a)の上段に示すように変化する場合、時間平均を計算する間隔である時間窓203(6分または10秒)単位の時間平均SAR204は、図2(a)の下段に示すように変化する。上述のように、シーケンスA201の時間平均SAR204の最大値は、SAR制限値205より大きいため、シーケンスA201は、そのままでは実行できない。このような場合、従来は、シーケンス内に待ち時間を設け、SARが低下するのを待ち、シーケンスA201を実行している。
本実施形態では、この待ち時間の間に、RF強度が低いシーケンスB202の一部を実行し、時間平均SAR204がSAR制限値205を超えないよう制御する。すなわち、図2(b)の上段に示すように、シーケンスA201およびシーケンスB202をそれぞれ複数のシーケンスA’211およびシーケンスB’212に分割し、交互に実行する。この場合の時間平均SAR214の変化を図2(b)の下段に示す。
このように、シーケンスAを分割し、その間にシーケンスBを実行することにより、待ち時間を設けなくても、時間平均SARがSAR制限値205を超えることなく実行できる。以後、本明細書では、複数の撮影シーケンスを分割した部分撮影シーケンス単位で、元の撮影シーケンスが同じものが隣り合わないよう並べてシーケンスを生成することを、混成と呼ぶ。
実行可能性、すなわち、N分割することにより、時間平均SARがSAR制限値を超えるか否かは、以下の手順で確認する。
それぞれの撮影シーケンス(シーケンスA、シーケンスB)をN等分に分割し、混成して生成した検査シーケンスにおいて、各分割撮影シーケンスの実行毎に、過去の規定時間分(過去6分または10秒間分)の時間平均SARを計算し、その時間平均SARとSAR制限値とを比較することにより、判別する。
次に、ルーチン検査を構成する全撮影シーケンスの、時間平均SARの平均値がSAR制限値を超えない場合、分割して混成することにより、待ち時間0で検査シーケンスを構成可能なことを、具体例をあげて説明する。ここでは、一例として、撮影シーケンスは3つとする。
第一の具体例として、3つの撮影シーケンス(シーケンスA、シーケンスB、シーケンスC)の中で、1の撮影シーケンス(シーケンスA)の時間平均SARがSAR制限値を超え、他の2つのシーケンス(シーケンスB、シーケンスC)のそれは、超えない場合を示す。各撮影シーケンスのSAR関連データを図3(a)に示す。
以下、本明細書では、各撮影シーケンスの、スキャン時間、スキャン時間終了後の時間平均SAR(スキャン後時間平均SAR)、シーケンス開始から6分後(定常状態)の時間平均SAR(定常状態時間平均SAR)をSAR関連データと呼ぶ。また、ここでは、時間平均SARとして、6分間の時間平均SAR(6分平均SAR)を用いる。また、SAR制限値は3.2W/kgとする。
シーケンスAは、そのスキャン時間を6分、スキャン後6分平均SARを4.0W/kg、定常状態6分平均SARを4.0W/kgとする。従って、SAR制限値に対するスキャン後6分平均SARの割合(SAR比)は1.25となる。また、シーケンスBは、同順に、それぞれ、4分、1.0W/kg、1.5W/kgとする。よって、SAR比は0.31である。また、シーケンスCは、同順に、それぞれ、4分、2.0W/kg、3.0W/kgとする。よって、SAR比は0.63である。なお、シーケンスB及びシーケンスCの定常状態6分平均SARは、各撮影シーケンスを、そのまま連続して6分以上続けた場合のSAR値である。
このように、本例では、シーケンスAを分割せずに実行すると、時間平均SAR(6分平均SAR)はSAR制限値を25%上回る。
ここで、各撮影シーケンスを8分割し(それぞれ、部分シーケンスA、部分シーケンスB、部分シーケンスCと呼ぶ。)、部分シーケンスA、部分シーケンスB、部分シーケンスCの順を保ち混成し、それぞれ実行する。すなわち、シーケンスAを0.75分、シーケンスBを0.5分、シーケンスCを0.5分、の実行を8回繰り返す。この場合の6分平均SARの時系列推移を図3(b)に示す。
本図に示すように、各撮影シーケンスを8分割し混成して実行すると、6分平均SARの推移は、全体を通して、SAR制限値(3.2W/kg)以下となる。
次に、第二の具体例として、3つの撮影シーケンス(シーケンスD、シーケンスE、シーケンスF)の中で、2つの撮影シーケンス(シーケンスDおよびシーケンスF)の時間平均SARがSAR制限値を超える例を説明する。図4は、第二の具体例を説明するための図である。図4(a)は、第二の具体例の各撮影シーケンスのSAR関連データを示す。
本図に示すように、シーケンスDは、そのスキャン時間を6分、スキャン後6分平均SARを3.7W/kg、定常状態6分平均SARを3.7W/kgとする。従って、SAR制限値に対するスキャン後6分平均SARの割合(SAR比)は1.16となる。また、シーケンスEは、同順に、それぞれ、4分、1.0W/kg、1.5W/kgとする。よって、SAR比は0.31である。また、シーケンスFは、同順に、それぞれ、6分、3.7W/kg、3.7W/kgとする。よって、SAR比は1.16である。従って、本例では、シーケンスDとシーケンスFとは、そのまま実行すると、それぞれ時間平均SAR(6分平均SAR)がSAR制限値を16%上回る。
この場合も、各シーケンスを8分割し(それぞれ、部分シーケンスD、部分シーケンスE、部分シーケンスFと呼ぶ。)、部分シーケンスD、部分シーケンスE、部分シーケンスFの順を保ち混成し、それぞれ実行する。すなわち、シーケンスAを0.75分、シーケンスBを0.5分、シーケンスCを0.75分、の実行を8回繰り返す。この場合の6分平均SARの時系列推移を図4(b)に示す。
本図に示すように、各シーケンスを8分割して実行すると、6分平均SARの推移は、全体を通して、SAR制限値(3.2W/kg)以下となる。
このように、ルーチン検査を構成する撮影シーケンスの中に、SAR制限値を上回る撮影シーケンスが存在しても、分割し、混成して実行することにより、全体でSAR制限値以下とすることができる。従って、SAR制限を回避するための待ち時間をなくすことができるため、スループットの低下を防ぐことができる。
上述のように、ルーチン検査を構成する全撮影シーケンスの、時間平均SARの平均値がSAR制限値SARlimitを超えない場合、分割し、混成することにより、ルーチン検査全体において、時間平均SARをSAR制限値SARlimit以下とすることができる。これを式で表すと、以下の式(1)となる。
Figure 0005593065
ここで、mはルーチン検査を構成するM個の撮影シーケンスの中のm番目の撮影シーケンス、Tは、m番目の撮影シーケンスのスキャン時間、TotalScanTimeは、全撮影シーケンスを実行したときの時間、Sはm番目の撮影シーケンスを6分間実行したときの6分平均SAR(定常状態6分平均SAR)である。以下、本明細書では、式(1)の左辺の計算により得られる値を、時間平均SARの平均値SARavrと呼ぶ。
本実施形態では、以上のように、M個の撮影シーケンスを、それぞれ均等にN分割し、混成して実行することにより、ルーチン検査全体での6分平均SARが、SAR制限値を超えないよう制御する。このとき、画質に及ぼす影響を最小限に抑えるため、分割数はできるだけ少なくする。
これを実現するため、本実施形態の情報処理系7は、図5に示すように、検査シーケンス生成部100と、検査実行部200と、を備える。ここで、図5は、本実施形態の情報処理系7の、検査シーケンス生成および検査実行にかかる構成の機能ブロック図である。
検査シーケンス生成部100は、ルーチン検査として実行することが定められているM個の撮影シーケンスの分割数Nを決定し、実行する検査シーケンスを生成する。これを実現するため、検査シーケンス生成部100は、分割数決定部110と、候補シーケンス生成部120と時系列SAR算出部130と、を備える。
分割数決定部110は、分割数Nを決定する。本実施形態では、1から順に分割数を増加させ、後述する候補シーケンス生成部が生成した候補シーケンスの時間平均SARの最大値が、SAR制限値SARlimit以下となる最小の値を分割数Nとする。
このように1から順に増やし、判別する理由は、分割数が増加すると、計測環境が不連続に変化することになるため、得られる画質を考慮すると、分割数は少ない方がよいが、分割数は多いほど、時間平均SARの最大値は全撮影シーケンスの時間平均SARの平均値に近づき、時間平均SARがSAR制限値を下回る可能性が高まるためである。
候補シーケンス生成部120は、分割数決定部110が決定した分割数Nで、各撮影シーケンスを均等に分割し部分撮影シーケンスを生成し、部分撮影シーケンスを混成して検査シーケンスの候補となる候補シーケンスを生成する。本実施形態では、予め定められた実行順で、部分撮影シーケンスをそれぞれ並べる。
本実施形態では、例えば、撮影シーケンス順を固定し、各部分撮影シーケンスを並べる。具体的には、M種の撮影シーケンスSeqm(mは1からMまでの整数で実行順に付与される番号)をN分割する場合、撮影シーケンスSeqmのn番目の部分撮影シーケンスをSeqmnと表すと、Seq11、Seq21、Seq32、・・・、Seqm1、Seq12、S22、・・・、Seqm2、Seq13、・・・、Seq1n、Seq2n、・・・Seqmnの順に各部分撮影シーケンスを並べ、候補シーケンスとする。なお、実行順は、各撮影シーケンスを構成する部分撮影シーケンスの実行順が維持される限り、他の制約はない。
時系列SAR算出部130は、候補シーケンス生成部120が生成した候補シーケンスについて、図3(b)および図4(b)に示す時系列SARを計算するとともに、その最大値SARmaxを計算する。計算は以下の式に従って行う。時系列SARは、各部分撮影シーケンス実行後の時間平均SARを算出することにより得る。
まず、検査シーケンスを構成するM個の撮影シーケンスそれぞれの、N分割後の部分撮影シーケンスの各スキャン時間t を計算する。ここで、tはTm/Nであり、m番目の撮影シーケンスのN分割された各部分撮影シーケンスのスキャン時間である。また、t は、m番目の撮影シーケンスのN分割された各部分撮影シーケンスのn個目のスキャン時間を示す。従って、TotalScanTimeは、以下の式(2)で表される。
Figure 0005593065
得られた各スキャン時間t を用い、各部分撮影シーケンス実行後の、検査開始からの経過時間PassedTimeを以下の式(3)に従って、計算する。
Figure 0005593065
そして、各経過時間に応じた時間平均SARの値(SAR(Tp))を、時系列SARとして、経過時間PassedTimeが6分以内か否かにより、以下の式(4)または(5)により算出する。
(I)経過時間(PassedTime=Tp)が360秒(6分)以下の場合
Figure 0005593065
ここで、sはS/360であり、単位時間あたりの時間平均(6分平均)SAR[W/kg/sec.]を表す。
(II)経過時間(PassedTime=Tp)が>360秒(6分)より大きい場合、
Figure 0005593065
そして、時系列SAR算出部130は、算出した時系列SARの最大値を最大値SARmaxと算出する。
以下、本実施形態の検査シーケンス生成部100による検査シーケンス生成処理について説明する。図6は、本実施形態の検査シーケンス生成処理の処理フローである。検査シーケンス生成部100は、ユーザからの指示、例えば、ルーチン検査開始の指示、により処理を開始する。また、ルーチン検査で実行する複数の撮影シーケンスの組み合わせは、予め定められているものとする。
本実施形態の検査シーケンス生成部100は、まず、ユーザにルーチン検査用を構成する各撮影シーケンスの撮影パラメータの入力および撮影シーケンスの実行順の入力を促し、入力を受け付ける(ステップS1101)。受け付けた撮影パラメータを用い、各撮影シーケンスの、SAR関連データ(スキャン時間、スキャン後の時間平均SAR、定常状態での時間平均SAR)を算出する(ステップS1102)。
検査シーケンス生成部100は、これらを用い、上記式(1)に従って、ルーチン検査全体(ルーチン検査を構成する全撮影シーケンス)の時間平均時間平均SARの平均値SARavrを計算する(ステップS1103)。そして、得られた時間平均SARの平均値SARavrとSAR制限値SARlimitとを比較する(ステップS1104)。時間平均SARの平均値SARavrがSAR制限値SARlimitを超える場合、ステップS1101へ戻り、撮影パラメータの変更を促す。すなわち、撮影パラメータの再度の入力を促す。なお、このとき、ユーザは、撮影シーケンスの実行順のみ変更してもよい。
時間平均SARの平均値SARavrがSAR制限値SARlimitを超えない場合、検査シーケンス生成部100は、分割数Nを決定し、検査シーケンスを生成する。具体的には、まず、分割数決定部110に、分割数Nを1とさせる(ステップS1105)。そして、候補シーケンス生成部120に、N分割した部分撮影シーケンスを混成した候補シーケンスを生成させる(ステップS1106)。なお、分割数Nが1の場合は、分割無しで、ステップS1101で受け付けた実行順で各撮影シーケンスを並べ、候補シーケンスとする。
次に、検査シーケンス生成部100は、時系列SAR算出部130に、生成した候補シーケンスの時系列SARを計算させる(ステップS1107)。そして、検査シーケンス生成部100は、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えるか否かを判別する(ステップS1108)。この結果、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超える場合、分割数決定部110に分割数Nを1インクリメントさせ(ステップS1109)、ステップS1106へ移行する。
一方、ステップS1108において、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えない場合、その時点の候補シーケンスを検査シーケンスとし(ステップS1110)、処理を終了する。
以上により、本実施形態の検査シーケンス生成部100は、検査シーケンスを生成する。本実施形態の検査実行部200は、検査シーケンス生成部100が生成した検査シーケンスに従って、撮像シーケンスを実行し、ルーチン検査を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮影シーケンスを分割し、混成することにより、待ち時間を設けずにIECによるSAR制限内でルーチン検査を構成する全撮影シーケンスを実行することができる。従って、待ち時間がないため、スループットの低下を回避することができ、効率良くルーチン検査を実行することができる。
また、実行順は、予め固定しておいても良い。例えば、定常状態時間平均SARの大きいものから順に実行する、定常状態時間平均SARが最大と最小との両方向から交互に実行する、などの実行順が考えられる。
<<第二の実施形態>>
本発明を適用する第二の実施形態を説明する。第一の実施形態では、撮影シーケンスを均等に分割している。しかし、本実施形態では、撮影シーケンスをユーザの目的に適う時間間隔で分割する。本実施形態のMRI装置10は、基本的に第一の実施形態と同様の構成を有する。以下、本実施形態について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
詳細の説明に先立ち、本実施形態の概要を具体例で説明する。図7は、本実施形態の概要を説明するための図である。ここでは、2つの撮影シーケンス(シーケンスG、シーケンスH)からなるルーチン検査を例示する。また、図7(a)に示すように、シーケンスGがSAR制限値を超え、シーケンスHは超えないものとする。すなわち、シーケンスGのスキャン時間を8分、スキャン後6分平均SARを3.7W/kg、定常状態6分平均SARを3.7W/kgとし、シーケンスHのスキャン時間、スキャン後6分平均SAR,定常状態6分平均SARを、それぞれ、4分、1.0W/kg、1.5W/kgとする。SAR制限値を3.2W/kgとすると、シーケンスGのスキャン後のSAR制限値に対する割合は1.16、シーケンスHのそれは、0.31である。
これらの撮影シーケンスを2つに分割する場合、第一の実施形態の例では、均等に分割するため、シーケンスGを4分、シーケンスHを2分、シーケンスGを4分、シーケンスGを2分、といった順および実行時間で実行される。この場合の6分平均SARの時系列変化を図7(b−1)に示す。この場合、シーケンスGの終了時間は、スキャン開始から、10分後となる。
一方、本実施形態では、全体の時系列SARがSAR制限値を超えない範囲で、かつ、分割期間の間隔は一定に保ち、早く終了させたいシーケンスを先の分割期間で長めに実行する。例えば、シーケンスGが早く終了させたいシーケンスの場合、先の分割期間で、シーケンスGを4分30秒実行し、シーケンスHの実行を1分30秒に抑える。すると、後の分割期間で、シーケンスGは、3分30秒後に終了するため、図7(b−2)に示すように、スキャン開始から9分30秒後にシーケンスGは終了することとなる。このように構成することで、シーケンスGを30秒ほど早く終えることができる。
以下、これを実現する本実施形態の検査シーケンス生成部100の処理について説明する。本実施形態の検査シーケンス生成部100は、第一の実施形態の構成に加え、さらに、検査シーケンス調整部140を備える。図8は、本実施形態の検査シーケンス生成部100の機能ブロック図である。
本実施形態の分割数決定部110、候補シーケンス生成部120および時系列SAR算出部130は基本的に第一の実施形態と同様の機能を有する。
検査シーケンス調整部140は、第一の実施形態と同様の手法で検査シーケンスが生成された後、上述のように、最初の分割期間および最後の分割期間における撮影シーケンスの時間を調整する。ここでは、上述のように、最初の分割期間において、最も早く終えたい撮影シーケンス(ここでは、実行順が1番の撮影シーケンス)の実行時間を長くし、その分、他の撮影シーケンスの実行時間を均等に短くする。一方、最後の分割期間において、最初の分割期間で変化させた分、各撮影シーケンスの実行時間を調整する。調整は、予め定めた時間間隔Δt単位で行う。
以下、本実施形態の検査シーケンス生成部100による、検査シーケンス生成処理について説明する。図9は、本実施形態の検査シーケンス生成処理の処理フローである。本実施形態の検査シーケンス生成処理は、基本的に第一の実施形態と同様である。すなわち、ステップS1101からステップS1109を実行し、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えない最小の分割数Nで均等に分割し、混成することにより検査シーケンスを生成する。本実施形態では、その後、検査シーケンス生成部100は、検査シーケンス調整部140に、検査シーケンスの調整処理を行わせ、各撮影シーケンスの各分割期間における実行時間を決定させる(ステップS1121)。調整処理の詳細は後述する。そして、調整後の実行時間を反映した検査シーケンスを、検査シーケンスと決定し(ステップS1110)、処理を終了する。なお、本実施形態では、最初に終了したい撮影シーケンスの実行順を1番に設定する。
ここで、本実施形態の検査シーケンス調整部140による調整処理について説明する。図10は、本実施形態の調整処理の処理フローである。ここでは、N分割した各分割期間を、順に分割期間1、分割期間2、・・・分割期間Nと呼ぶ。また、各撮影シーケンスを、実行順にシーケンス1、シーケンス2、・・・シーケンスMと呼ぶ。
検査シーケンス調整部140は、カウンタkに1を設定する(ステップS1201)。そして、分割期間1および分割期間Nの、各撮影シーケンスの実行時間を変更する(ステップS1202)。ここでは、分割期間1のシーケンス1の実行時間をΔt×kだけ延長し、他の撮影シーケンスの実行時間をそれぞれ、Δt×k/(M−1)だけ短縮する。また、分割期間Nのシーケンス1の実行時間をΔt×kだけ短縮し、他の撮影シーケンスの実行時間をそれぞれ、Δt×k/(M−1)だけ延長する。
すなわち、延長または短縮前(変更前)の分割期間nのシーケンスmの実行時間t から変更後の分割期間1のシーケンスmの実行時間te に以下の式(6)に従って、計算する。
te =t +Δt×k (m=1)
te =t −Δt×k/(M−1) (m=2、・・・、M)
te =t −Δt×k (m=1)
te =t +Δt×k/(M−1) (m=2、・・・、M) (6)
次に、時系列SAR算出部130は、変更後の各実行時間を用い、式(4)および式(5)に従って、時系列SARおよびその最大値SARmaxを計算する(ステップS1203)。
そして、検査シーケンス調整部140は、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えるか否かを判別する(ステップS1204)。この結果、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えない場合、変更後の実行時間を変更前に実行時間とするとともに、カウンタkを1インクリメントし(ステップS1205)、ステップS1202へ移行する。
一方、ステップS1204において、超える場合、ステップS1203で変更前の実行時間を、各撮影シーケンスの実行時間とし(ステップS1206)、処理を終了する。
検査シーケンス生成部100は、この調整処理で得られた実行時間を用い、検査シーケンスを決定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、所望の撮影シーケンスを早く終えることができるため、均等に分割して実行する場合に比べ、所望の画像を早期に得ることができる。
なお、上記実施形態では、実行時間の調整を、最初の分割期間と、最後の分割期間のみで行っているが、これに限られない。例えば、分割期間N(最後の分割期間)以外の全分割期間で、Δt分シーケンス1を延長し、分割期間Nにおいて、シーケンス1をΔt×(N−1)だけ短縮するよう構成してもよい。この場合、他のシーケンスについても、各分割期間で、上記同様増減させる。
また、実行時間の変化量Δtについては、ユーザが所望の値を設定できるよう構成してもよい。さらに、延長する実行時間をユーザが設定できるよう構成してもよい。
<<第三の実施形態>>
次に、本発明を適用する第三の実施形態について説明する。本実施形態では、画質に及ぼす影響を抑えるため、各撮影シーケンスにおいて、分割数および分割箇所を最適化する。本実施形態のMRI装置10は、基本的に第一の実施形態と同様の構成を有する。以下、本実施形態について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。
本実施形態では、予め各撮影シーケンスに関し、分割可能な箇所、分割する優先順位を設定する。分割可能な箇所は、例えば、画質の劣化につながり難い高域エンコードデータ取得時、加算やマルチアキジション(Multi Acquisition)の区切り部分などとする。設定は、ユーザによりルーチン検査前になされるよう構成してもよい。
本実施形態の候補シーケンス生成部120は、分割数決定部110が分割数Nを指定すると、各撮影シーケンスを、予め定められた分割箇所で、その優先順位に従って分割し、部分撮影シーケンスとする。そして、各部分撮影シーケンスの実行時間t (1≦m≦M、1≦n≦N)を決定する。また、部分撮影シーケンスを混成して、検査シーケンスを生成する。
なお、上述のように、本実施形態では、ルーチン検査を構成する撮影シーケンス毎に予め分割箇所が設定されている。各撮影シーケンスmの分割箇所の数をそれぞれNmとし、その最小値をNmminとする。本実施形態の候補シーケンス生成部120は、分割数決定部110が指定する分割数Nと最小値Nmminとを比較し、指定された分割数nが最小値Nmminを超えた場合、分割処理を終了する。
このとき、時系列SARの最大値SARmaxがSAR制限値SARlimitを超えている場合、候補シーケンス生成部120は、待ち時間を設け、検査シーケンスを生成する。
以下、本実施形態の検査シーケンス生成部100による、検査シーケンス生成処理を説明する。図11は、本実施形態の検査シーケンス生成処理の処理フローである。本実施形態の検査シーケンス生成処理は、基本的に第一の実施形態の検査シーケンス決定処理と同様である。ただし、ステップS1106の候補シーケンス生成部120による検査シーケンスの生成処理の前に、検査シーケンス生成部100は、分割数決定部110が指定する分割数Nと撮影シーケンスの分割可能箇所数の最小値Nmminとの比較を行う(ステップS1131)。
最小値NmminよりNが小さい場合は、検査シーケンス生成部100は、第一の実施形態同様、候補シーケンス生成処理に移行する。一方、NがNmin以上の場合は、検査シーケンス生成部100は、直前に生成した候補シーケンスのSARがSAR制限値SARlimitを超える箇所に待ち時間を挿入し、検査シーケンスを生成する。
待ち時間挿入の手順は、以下のとおりである。直前に生成した検査シーケンスの時系列SARを参照し、SARがSAR制限値SARlimitを超える箇所を抽出する。そして、抽出した各箇所の直前の撮影シーケンス接続箇所に待ち時間を挿入する。待ち時間の長さは、SARがSAR制限値SARlimitを超える箇所の、SARの極大値とSAR制限値SARlimitとの差から決定する。すなわち、差を計算し、その分、SARが下がる時間分を待ち時間とする。
以上説明したように、本実施形態によれば、各撮影シーケンスを、予め定めた分割箇所で分割する。分割箇所は、各撮影シーケンスにおいて、取得する画像の品質を低下させにくい箇所に設定される。従って、本実施形態によれば、画質を著しく低下させることなく、最小の待ち時間で全撮影シーケンスを実行することができる。すなわち、本実施形態によれば、画質の低下を抑えつつ、大幅なスループットの低下も回避できる。
なお、上各実施形態では、必ずユーザが指定した実行順で撮影シーケンスが終了するよう検査シーケンスを決定しているが、これに限られない。例えば、ステップS1104で全撮影シーケンスの時間平均SARの平均値SARavrがSAR制限値SARlimitを超えない場合、各撮影シーケンスの時系列SARをそれぞれ単独で予測する。そして、いずれの撮影シーケンスの時系列SARの最大値SARmaxもSAR制限値SARlimitを超えない場合、分割せずに、全計測時間が最短となる撮影シーケンスの実行順を探索し、検査シーケンスとして決定するよう構成してもよい。全計測時間が最短となる実行順の探索は、取り得る全実行順につき、SAR制限値を超えないで実行する場合の待ち時間を算出し、待ち時間が最小となるものとする。
また、上記各実施形態では、分割数Nを1から順に増加させて最大値SARmaxとSAR制限値SARlimitとの大小を判別しているが、これに限られない。例えば、撮影シーケンス毎の時系列SARを算出し、それに応じて最低の分割数を決定するよう構成してもよい。すなわち、スキャン時間が12分の撮影シーケンスが、スキャン開始後4分でSAR制限値を超える場合、この撮影シーケンスは、最低3分割しなければならない。従って、このような場合、分割数Nの初期値を3とする。
この場合、検査シーケンス生成部100は、ステップS1104の後に、撮影シーケンス毎の時系列SARを算出し、撮影シーケンス毎の最低分割数を上述の要領で決定する。この最低分割数の最大値を分割数Nの初期値とし、ステップS1106以降の処理を実行する。
このように構成することで、ループ処理を短縮することができ、より高速に検査シーケンスを決定することができる。
また、最低分割数をユーザが入力するよう構成してもよい。あるいは、分割数をユーザが入力するよう構成してもよい。分割数をユーザが入力する場合、この分割数で分割して検査シーケンスを生成した場合の時系列SARの最大値がSAR制限値を超える場合、待ち時間を設けるよう構成してもよい。
また、上記各実施形態の手法で決定した検査シーケンスを情報処理系7の記憶装置72または外部記憶装置73に記憶し、データベース化するよう構成してもよい。このように構成することにより、ルーチン検査毎に検査シーケンス決定処理を行わなくてもよくなり、処理の高速化、効率化を図ることができる。
さらに、上記各実施形態では、ルーチン検査を構成する全ての撮影シーケンスを分割しているが、これに限られない。一部の撮影シーケンスのみ分割するよう構成してもよい。
1:被検体、2:静磁場発生系、3:傾斜磁場発生系、4:シーケンサ、5:送信系、6:受信系、7:情報処理系、10:MRI装置、31:傾斜磁場コイル、32:傾斜磁場電源、51:送信コイル、52:シンセサイザ、53:変調器、54:高周波増幅器、61:受信コイル、62:増幅器、63:直交位相検波器、64:A/D変換器、71:CPU、72:記憶装置、73:外部記憶装置、74:表示装置、75:入力装置、100:検査シーケンス生成部、110:分割数決定部、120:候補シーケンス生成部、130:時系列SAR算出部、140:検査シーケンス調整部、200:検査実行部

Claims (12)

  1. 被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割し、複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替えて、前記ルーチン検査実行用の検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成手段を備え、
    前記検査シーケンス生成手段は、前記分割する全撮影シーケンスの平均吸収率の平均値が前記制限値を超えない場合、分割し、各撮影シーケンス内での順序を保ちながら分割後の各部分撮影シーケンスを並べ替えることにより、前記各部分撮影シーケンスの、前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率が、所定の制限値以内となるように、前記分割と並び替えとを行うこと
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割し、複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替えて、前記ルーチン検査実行用の検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成手段を備え、
    前記検査シーケンス生成手段は、
    前記撮影シーケンスを分割する分割数を決定する分割数決定手段と、
    前記分割数が決定される毎に、前記検査シーケンスの候補を生成する候補シーケンス生成手段と、
    前記候補シーケンスが生成される毎に、当該候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の前記平均吸収率を算出する平均吸収率算出手段と、
    前記算出した平均吸収率の全てが、前記制限値以内か否かを判別する判別手段と、を備え、
    前記分割数決定手段は、前記判別手段により前記制限値以内でないと判別された場合、分割数を予め定められた数増加し、
    前記検査シーケンス生成手段は、前記判別手段により前記制限値以内と判別された場合、前記候補シーケンスを前記検査シーケンスとするにより、前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率が、所定の制限値以内となるように、前記分割と並び替えとを行うこと
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項2記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記検査シーケンス生成手段は、前記分割する全撮影シーケンスの平均吸収率の平均値が前記制限値を超えない場合、分割し、各撮影シーケンス内での順序を保ちながら分割後の各部分撮影シーケンスを並べ替えること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項2または3記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記候補シーケンス生成手段は、前記各部分撮影シーケンスを、前記撮影シーケンスの実行順にそれぞれ並べ、前記候補シーケンスを生成すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項2から4いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記候補シーケンス生成手段は、前記分割数で各撮影シーケンスを均等に分割し、前記候補シーケンスを生成すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 請求項4記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記検査シーケンス生成手段は、前記候補シーケンスを調整する候補シーケンス調整手段をさらに備え、
    前記候補シーケンス調整手段は、
    前記各部分撮影シーケンスの実行時間を決定する実行時間決定手段を備え、
    前記平均吸収率算出手段は、前記実行時間が決定される毎に、前記候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の電磁波の所定時間内の平均吸収率を算出し、
    前記判別手段は、前記平均吸収率算出手段が前記平均吸収率を算出する毎に、前記算出した平均吸収率の全てが、予め定めた制限値以内か否かを判別し、
    前記実行時間決定手段は、前記判別手段により制限値以内でないと判別されるまで、予め定めた時間間隔で、前記撮影シーケンスの中で最初に実行する撮影シーケンスの部分撮影シーケンスそれぞれの実行時間を、最後に実行される部分撮影シーケンスの時間が最短になるよう調整すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 請求項2から4いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記複数の撮影シーケンス各々は、予め分割可能箇所と各分割可能箇所の優先順とが設定され、
    前記候補シーケンス生成手段は、前記優先順に従って、前記分割可能箇所で各撮影シーケンスを分割し、前記候補シーケンスを生成すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割し、複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替えて、前記ルーチン検査実行用の検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成手段と、
    前記検査シーケンス生成手段が前記検査シーケンスを生成する前に、前記部分撮影シーケンスに分割する全ての前記撮影シーケンス各々の前記平均吸収率の最大値と前記制限値とを比較し、全平均吸収率の最大値が前記制限値以内の場合、分割せずに各撮影シーケンスの最適実行順を決定する最適実行順決定手段と、を備え、
    前記検査シーケンス生成手段は、前記各部分撮影シーケンスの、前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率が、所定の制限値以内となるように、前記分割と並び替えとを行い、
    前記最適実行順決定手段は、前記ルーチン検査時間が最短になるよう前記撮影シーケンスの実行順を決定すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 請求項1から7いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記検査シーケンス生成手段が前記検査シーケンスを生成する前に、前記部分撮影シーケンスに分割する全ての前記撮影シーケンス各々の前記平均吸収率の最大値と前記制限値とを比較し、全平均吸収率の最大値が前記制限値以内の場合、分割せずに各撮影シーケンスの最適実行順を決定する最適実行順決定手段を備え、
    前記最適実行順決定手段は、前記ルーチン検査時間が最短になるよう前記撮影シーケンスの実行順を決定すること
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  10. 請求項1から9いずれか1項記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記生成した検査シーケンスを、当該ルーチン検査に対応づけてデータベースとして管理する検査シーケンス管理手段をさらに備え、
    前記ルーチン検査実行時に、前記データベースに当該ルーチン検査に対応付けて前記検査シーケンスが管理されているか否かを判別し、管理されている場合は、管理されている検査シーケンスを用いて、前記ルーチン検査を行うこと
    を特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 被検体に対して複数の撮影シーケンスからなるルーチン検査を実行する磁気共鳴イメージング装置において、各撮影シーケンスの実行を規定する検査シーケンスを生成する検査シーケンス生成方法であって、
    前記ルーチン検査を構成する複数の撮影シーケンスの内の少なくとも1つの撮影シーケンスを複数の部分撮影シーケンスに分割する分割ステップと、
    複数の前記部分撮影シーケンスを並べ替え、候補シーケンスを生成する候補シーケンス生成ステップと、
    生成された前記候補シーケンスの、各部分撮影シーケンス実施後の前記被検体の所定時間内における電磁波の平均吸収率を算出する平均吸収率算出ステップと、
    前記算出した平均吸収率が、所定の制限値以内か否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて前記制限値以内でないと判別された場合、分割数を増やし、前記分割ステップと、前記候補シーケンス生成ステップと、平均吸収率算出ステップと、前記判別ステップとを、前記判別ステップにおいて前記制限値以内と判別されるまで繰り返す繰り返しステップと、
    前記繰り返しステップ後に前記判別ステップにおいて前記制限値以内と判別された候補シーケンスを前記検査シーケンスとするステップと、を備えること
    を特徴とする検査シーケンス生成方法。
  12. 請求項11記載の検査シーケンス生成方法であって、
    前記分割ステップに先立ち、前記分割する撮影シーケンスの、前記平均吸収率の平均値が予め定められた制限値を超えるか否かを判別する第二の判別ステップをさらに備え、
    前記第二の判別ステップにおいて、超えないと判別された場合、前記分割ステップは実行され、
    前記候補シーケンス生成ステップにおいて、前記各撮影シーケンス内の順序を保ちながら、前記部分撮影シーケンスを並べ替えること
    を特徴とする検査シーケンス生成方法。
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