JP5592016B2 - 冠状静脈洞及び三尖弁膜の組織保護器具 - Google Patents

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Description

本発明は僧帽弁逆流症患者に施術される僧帽弁膜サークラージ施術に使われる僧帽弁膜サークラージ施術用装置に関し、サークラージ施術において最終に要求される適切な張力を安全で効果的に伝達して維持する役目のためのものである。具体的には、僧帽弁膜サークラージ施術において冠状静脈洞及び三尖弁膜及びその周辺組織を保護するための組織保護器具、サークラージ糸に一定の張力を伝達して維持させるために、サークラージ糸の結節を前記組織保護器具の上端部まで伝達する結節伝達器具及びこれら両者の器具を含む僧帽弁膜サークラージ施術用装置に関する。
心臓は血液ポンプの役目を果たす器官である。筋肉でできているこのポンプ(心臓)が動作するためには、血流が逆流しないで一定の方向に流れるようにする弁膜(valve)が必要である。心臓には二つの心房(atrium)と二つの心室(ventricle)の四つの空洞部があり、この空洞部は大動脈、静脈、肺動脈、肺静脈などの4種の血管に連結されている。
左心房と左心室の間にある弁膜が僧帽弁(mitral valve、MV)、右心房と右心室の間にある弁膜が三尖弁(tricuspid valve、TV)、左心室と大動脈の間にある弁膜が大動脈弁(aortic valve)、及び右心室と肺動脈の間にある弁膜が肺動脈弁(pulmonary valve、PV)である。
弁膜は心臓の拍動によって完全に開かれるか閉まらなければならない。完全に閉まらなかったり完全に開かれないなどうまく動かない場合、液が逆流したり流れが悪くなる。これが心臓弁膜疾患である。心臓弁膜疾患は、弁膜が閉まらなければならないときに完全に閉まらなくて血液が漏れる疾患(逆流、regurgitation)と、弁膜が開かれなければならないときに完全に開かれない疾患(狭窄、stenosis)とに大別される。
僧帽弁逆流症とは左心房と左心室の間にある弁膜である僧帽弁が閉まらなければならないときに完全に閉まらなくて血液が逆流し、このような結果が心臓に負担を与えることにより心臓の機能を落とし、究極には心不全を引き起こすことになる疾患である。
現在まで、僧帽弁逆流症に対する治療は、胸の胸骨を開いて心臓を切開して僧帽弁膜を補修するとか人工弁膜で取り替える手術的治療が標準治療である。これは、治療の効果は優れるが、手術そのものだけで患者が死亡してしまう危険が多くは5%まで発生する可能性があるとても侵襲的な治療方法である。このような限界のため、現在に至るまでは、非常にひどい僧帽弁逆流症だけを手術で治療するのが実情である。このような背景の下で、近年患者の胸を開いて心臓の切開を要求する手術を行わずにカテーテルを用いた比較的簡単な手術によって僧帽弁膜を補修することができる経皮的僧帽弁整形術の開発に多くの研究が行われている。このような国際的な研究の一環で、近年本発明者は僧帽弁膜サークラージ施術(Mitral cerclage coronary sinus annuloplasty)(MCA)を国際論文に発表したことがあり、これは僧帽弁輪(mitral annulus、MA)の周りに円形の圧力を加えることができることから、治療効果が優れることを証明した。前記論文の内容は国際特許出願(国際出願番号:PCT/US2007/023836)となり、現在国際事務局に国際公開された(国際公開番号:WO2008/060553)。
前記論文と前記特許出願で説明される経皮的僧帽弁整形術(僧帽弁サークラージ施術)について簡単に説明すれば、頚静脈を通じて右心房に近付いた後、'冠状静脈洞'にカテーテルを位置させ、'近位心室中隔静脈(proximal septal vein)'にサークラージに必要な糸を通過させる。このような糸は'右心室流出路(right ventricular outflow tract、RVOT)'の一箇所に簡単に出ることができる。このような施術法を著者は単純僧帽弁サークラージ施術(simple mitral cerclage annuloplasty)と名付けた。この糸は手軽に右心房に導出することができる。こうすることにより、僧帽弁輪(mitral annulus)の周りの組織にサークラージ糸が位置することになる。この際、この糸に張力を加えれば僧帽弁輪を締め付ける効果を得ることになり、僧帽弁膜の二つの弁尖をさらに近づけることで、弁膜の不安全な閉鎖(incompleteclosure)を減らすことになる。このような原理は、僧帽弁輪を直接締め付ける手術的治療ととても類似した効果を得ることになり、これは直ちに僧帽弁膜を通じた血液の逆流を減らす治療効果として現れる。
しかし、ここで、解決されなければならないいくつかの技術的な問題が残っている。
第一は、サークラージ糸に適切な張力を施術現場で加えることができ、これを維持させることができる張力保存装置(tension locking device)が必要であるという点である。本発明者が先立って発表した研究結果によれば、個体ごとに違いがあるが、およそ400gないし1200g程度の張力が治療効果を得ることに必要であった。各個体に適した張力は施術中にMRIやX−ray透視映像あるいは心臓超音波などによって、僧帽弁の逆流症が減少する地点まで張力を加えた後、その位置でこの張力を固定する必要がある。そして、この張力は継続的な心拍動の抵抗にもかかわらず、最初の張力を維持しなければならない。
第二は、このような張力の維持が相対的に非常に細いサークラージ糸によって維持されるので(先行発表の研究では、0.014インチのナイロンを使用したが、その太さは可変である)隣接した組織に損傷を与える可能性があるという問題である。特に、三尖弁膜(TV)をサークラージ糸(cerclage suture)が横切ることになるので、これによる弁膜機能の損傷及び弁膜及びその付属物の損傷があり得るという点である。本発明は、このようなMCAの欠点を克服することができる装置を考案してこのような問題を解決する方法を提示しようとする。
本発明の目的は、MCAにおいて前記の欠点を克服するとともに、僧帽弁膜サークラージ施術(MCA)に適切なサークラージ糸の張力を安全で効果的に伝達するための僧帽弁膜サークラージ施術用装置を提供することである。
本発明の他の目的は、サークラージ糸による組織の損傷を防止するための組織保護器具を提供するとともに、施術が容易であり、各患者に適したサークラージ糸の張力を簡単に調節し、これを再び簡単に固定することができ、一度固定されたサークラージ糸は施術後にとけなくて常時一定の張力を維持することができる結節伝達器具を提供することである。
本発明は、前記目的を達成するためのものであって、本発明における冠状静脈洞及び三尖弁膜の組織を保護し、サークラージ糸の張力を維持するように結節を伝達するための僧帽弁膜サークラージ施術用装置は、(A)冠状静脈洞組織を保護するための中空円筒状のチューブである冠状静脈洞用チューブ22、三尖弁膜及び心室中隔の組織を保護するための中空円筒状のチューブである三尖弁膜用チューブ24、及び前記冠状静脈洞用チューブと前記三尖弁膜用チューブがそれぞれ伸びて互いに固定結合されている茎部26からなる組織保護器具20;及び(B)中空形のカテーテルであって、一側端に開閉可能な開閉部32が形成され、前記開閉部の側面に通孔34が長手方向に形成された結節伝達器具30;を含む。
好適な実施例によれば、前記三尖弁膜用チューブ24の中間部位には、三尖弁膜用チューブがそれ以上心筋内に進入することを防止するために、ストッパー24aが形成される。より好ましくは、前記ストッパーは環状の突出部である。
好適な実施例によれば、前記三尖弁膜用チューブは、心室中隔内のサークラージ糸を取り囲むように、末端に行くほど細くなる構造を有する。
好適な実施例によれば、前記冠状静脈洞用チューブ22には柔らかくて柔軟性を有する材質が使われ、前記三尖弁膜用チューブ24と前記茎部26には前記冠状静脈洞用チューブに比べて相対的に強い材質が使われる。
好適な一実施例によれば、前記結節伝達器具の開閉部はカッターによって切断されて開放される。
他の好適な実施例によれば、前記結節伝達器具30は、外部の第1チューブ36と、前記第1チューブ内に挿入されて前記第1チューブ内で回転可能な第2チューブ38とからなり、前記第2チューブ38の回転によって開閉部32が開かれるか閉まることを特徴とする。より好ましくは、前記第1チューブ36は、一側端に開閉部の長さ(L1)と通孔の長さ(L2)の和に相当する長さの孔37が形成され、前記第2チューブ38は前記第1チューブ孔37の長さ以上の長さを有する孔39を有し、前記孔39は、長さが開閉部の長さ(L1)と同一出、幅(d2)が開閉部の幅(d1)以上である入口部39aと、長さが通孔の長さ(L2)以上で、幅(d3)が入口部の幅(d2)と通孔の幅(d1)の和より大きい内側部39bとからなる。
以上に詳細に説明したように、本発明の僧帽弁膜サークラージ施術用装置は、組織保護器具及び結節伝達器具である。
組織保護器具は、サークラージ糸が組織に加える損傷を防止することができ、結節伝達器具はサークラージ糸の結節を伝達し、これを維持し、サークラージ糸の張力を調節し、張力の調節後に続けて張力を維持することができる。
本発明の好適な実施例による組織保護器具の概略図である。 本発明の好適な実施例による組織保護器具が設置された形態を示す心臓の正面切開図である。 本発明の好適な実施例による組織保護器具が設置された形態を示す心臓の側面切開図である。 本発明の好適な実施例による結節伝達器具の概略図である。 本発明の好適な実施例による僧帽弁膜サークラージ施術用装置の使用状態図である。 本発明の他の好適な実施例による結節伝達器具の概略図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の僧帽弁膜サークラージ施術に使われる冠状静脈洞及び三尖弁膜の組織保護器具、結節伝達器具及びこれらを含む僧帽弁膜サークラージ施術用装置をより詳細に説明する。
まず、僧帽弁膜サークラージ施術に使われる冠状静脈洞及び三尖弁膜を保護するための組織保護器具20について説明する。
図1は本発明の好適な実施例による組織保護器具の概略図であり、より詳細には、サークラージ糸10に外挿された組織保護器具20を示す。
図2は本発明の好適な実施例による組織保護器具が設置された形態を示す心臓の正面切開図、図3は心臓の側面切開図である。
サークラージ糸10(cerclage suture)とは、僧帽弁膜サークラージ施術(Mitral cerclage coronary sinus annuloplasty、MCA)に使われる、一本の糸が冠状静脈洞(coronary sinus、CS)部分、三尖弁膜(tricuspid valve、TV)部分、心室中隔部分を通じて円形に回って体外に出るという意味から名付けられた用語であり、体外に出たときには一側端と他側端の2本の糸となる。
図1〜図3を参照すれば、本発明の組織保護器具20は、冠状静脈洞組織を保護するための中空円筒状のチューブである冠状静脈洞用チューブ22、三尖弁膜と心室中隔(心臓筋肉)の組織を保護するための中空円筒状のチューブである三尖弁膜用チューブ24、及び前記冠状静脈洞用チューブと前記三尖弁膜用チューブがそれぞれ伸びて互いに結合されている茎部26からなる。
通常、僧帽弁膜サークラージ施術(MCA)において、組織の損傷(erosion)は冠状静脈洞(coronary sinus、CS)部分、三尖弁膜(tricuspid valve、TV)部分、及び心室中隔(IVS)の一部が危険領域に相当するので、この部分において本発明の組織保護器具20がサークラージ糸10を取り囲むようになる。
CS部分の一部は、MCA論文において既に紹介されたcoronary protective device(冠状静脈洞保護具)40によって保護されるので、これを除いた部分に対する保護だけが必要である。
本発明の組織保護器具20は、二つのチューブが下端部では互いに分離され、上端部では互いに結合された形態を有し、中空円筒状のチューブ、つまり内腔を有し、太さは約4Fr診断用カテーテル程度に作る。材質は軟性のゴム材ないしプラスチック材が使われることができる。本発明者は、本発明の組織保護器具20がCSとTVを保護するという意味から、'CSTV protective device'あるいは'CSTV'と名付ける。
僧帽弁膜サークラージ施術(MCA)において、体外に出ている2本のサークラージ糸10を冠状静脈洞用チューブ22と三尖弁膜用チューブ24にそれぞれ挿入させた後、これをカテーテルなどによって体内に押し入れる。
すると、組織保護器具20の冠状静脈洞用チューブ22は冠状静脈洞を取り囲むようになり、三尖弁膜用チューブ24は三尖弁尖を取り囲むようになる。この場合、サークラージ糸10は冠状静脈洞部分、三尖弁膜部分、及び心室中隔部分において組織保護器具の内腔に位置するので、サークラージ糸10が組織に直接接触するものではなく、組織保護器具の外面が組織に接触するため、サークラージ糸による組織の損傷(erosion)を防止する効果を有することができる。
組織保護器具20についてより具体的に説明すれば次のようである。
冠状静脈洞用チューブ22は冠状静脈洞(CS)に対する保護作用の部分で、冠状静脈洞(CS)の入口から冠状静脈洞保護具(coronary protective device)40が位置する部位までの領域を担当する。この長さは患者ごとに差があり得るので、施術前に心臓CT(cardiac CT)などの映像イメージなどによっておおよその長さを推定し、各患者によって適当な長さを予め選択する。この部位は柔らかくて柔軟性のある材質のカテーテルを使うことで、冠状静脈洞(CS)の圧縮になるべく差し支えがないようにする。
三尖弁膜用チューブ24の末端部には心室中隔(心臓筋肉、心筋)内のサークラージ糸(cerclage suture)部位をカバーするように末端に行くほど次第に幅が小さくなる構造を有する。すなわち、三尖弁膜用チューブ24はストッパー部分から末端部まで心室中隔(心臓筋肉)を貫くようになり、この際、三尖弁膜用チューブが心室中隔内に円滑に挿入できるように末端部に行くほど次第に幅が小さくなる構造を有する。
三尖弁膜用チューブ24の中間部分には環状のストッパー(RVOT exit stopper)24aが備えられる。これは三尖弁膜用チューブ24がそれ以上心筋(心室中隔、心臓筋肉)内に進入することを防止するためである。また、三尖弁膜用チューブは前もって得た患者の映像イメージなどを用いて測定した右心室流出路(RVOT exit)と冠状静脈洞開口部の距離よりも2倍程度長い長さとなるようにRVOT stopperとhinge部分の長さを予め選択する。すなわち、三尖弁膜用チューブ24はヒンジ部27からストッパー24aまでの長さはストッパーから末端部までの長さより2倍程度長いように設計される。このために、ストッパーの上を三尖弁膜用チューブ内で可変させることもできるが、ヒンジ部とストッパー間の長さが互いに異なる多種の三尖弁膜用チューブを備えることができるのはいうまでもない。冠状静脈洞用チューブ(CS tube)22と三尖弁膜用チューブ(TV tube)24が結合される部分であるヒンジ部(hinge portion)27はCS入口の縁部にかかるようになる。これにより、三尖弁膜用チューブ24のストッパー(RVOT exit stopper)24aとヒンジ部27が固定されることにより、この間の三尖弁膜用チューブ24はその長さの分だけ逆C形を維持し、三尖弁膜(TV)の周辺に密着しないで浮かんでいるようになる。このような作用は、サークラージ糸10による三尖弁膜の損傷(erosion)を防止する役割を果たし、また弁膜弁尖の動きを全く制限しない役目を果たすようになる。
三尖弁膜用チューブ24は、全体的にサークラージ糸に張力が加わるとき、よじれ(kink)に抵抗することができる程度の剛性(rigidity)を持っているが、逆C形に曲がるように柔軟にデザインする。
茎部(stem)26は前記冠状静脈洞用チューブと前記三尖弁膜用チューブがそれぞれ伸びて互いに結合されている部分であり、その末端は上大静脈に位置する(図3参照)。茎部26は、冠状静脈洞用チューブ(CS tube)22と三尖弁膜用チューブ(TV tube)24が安定して定位置にあるように支える役目を果たし、冠状静脈洞用チューブ(CS tube)22と三尖弁膜用チューブ(TV tube)24が結合される部分であるヒンジ部(hinge portion)27が冠状静脈洞(CS)の入口側にかかり、組織保護器具20がそれ以上入らないようにする機能をする。茎部26は密着している二つのチューブ22、24のいずれも半剛性(semi−rigid)のカテーテル材料で構成される。
図4は本発明の好適な実施例による結節伝達器具30の概略図である。
本発明の結節伝達器具30はサークラージ糸に一定の張力を伝達して維持させるために、サークラージ糸の結節を前記組織保護器具20の上端部まで伝達した後、結節でサークラージ糸の張力を固定・維持するための器具である。
僧帽弁膜サークラージ施術(MCA)において、重要な過程の一つには僧帽弁輪を圧縮するための張力を伝達して維持する器具が必要である。このような器具は、(1)施術が容易でなければならなく、(2)各患者に合うサークラージ糸の張力を簡単に調節し、(3)これを再び簡単に固定することができなければならなく、(4)一度固定されたサークラージ糸は後に(施術後に)とけなくて常時一定の張力を維持しなければならない。
図4は結節伝達器具の一実施例を示すものであり、(a)は開閉部が閉まった形態を示し、(b)は開閉部が開かれた形態を示す。
結節伝達器具は、一側端に開閉可能な開閉部32が形成され、前記開閉部の側面に通孔34が長手方向に形成されたカテーテルである。すなわち、内腔を持っている診断用カテーテルのように作る。材質は体外から体内に挿入することができるように軟性のゴム材ないしプラスチック材が使われることができる。
(a)のように開閉部が閉まった場合には、体外でサークラージ糸を用いて開閉部に結節を作った後、結節伝達器具を体内の特定位置まで入れた後、サークラージ糸の張力を適切に調節する。その後、(b)のように開閉部を開き、サークラージ糸が張力を維持したままで結節に縛られるようにする。
図5に基づいて結節伝達器具30をより詳細に説明する。
図5は本発明の好適な実施例による僧帽弁膜サークラージ施術用装置の使用状態図である。
図5を参照すれば、まず体外に出た二本のサークラージ糸10を結節伝達器具30の末端に形成された通孔34に入れて結節を形成したサークラージ糸10の末端を結節伝達器具30の内腔に通過させる(図5(a)を参照)。
その後、結節伝達器具30を心臓側に押し入れ、結節伝達器具30の末端を組織保護器具20の上端部に位置させる。このように、結節伝達器具30は通孔34によって結節が締まり過ぎないように維持しながら伝達する機能を有する。
その後、サークラージ糸10に張力を加えて僧帽弁逆流症がなくなるまで適切な張力を調節する。すなわち、僧帽弁逆流症がなくなるまで体外でサークラージ糸の両端を適切に引くとか緩めることでサークラージ糸の張力を調節する(図5(b)を参照)。
適切な張力に到達すれば、結節伝達器具30の開閉部を開放する。開閉部の開放(open)は、開閉部をカッターなどで切断するか、あるいは以下に説明する図4のような方式などの多様な方式を使うことができる。
このようになれば、開閉部によってしっかりと締めれなかった結節が締められてサークラージ糸の張力が固定される(図5(d)を参照)。すなわち、サークラージ糸10の末端は結節12が固定される。この状態で、茎部の内腔が、結節に至る二本のサークラージ糸を'平行な形態'に保持するので、比較的高い張力にもかかわらず、結節が緩むことに対する抵抗性が極大化することになる。
この状態で、カッターで結節から一定の距離だけ離れた地点でサークラージ糸10を切断した後、サークラージ糸10の残部と結節伝達器具30を体外に取り出す(図5(e)を参照)。
これにより、サークラージ糸は一定の張力を維持しながら組織保護器具20で冠状静脈洞(CS)及び三尖弁膜(TV)を取り囲むことで、僧帽弁逆流症の施術が出来上がる(図5(f)を参照)。
図6は本発明の他の好適な実施例による結節伝達器具の概略図である。図6に示す結節伝達器具は開閉部を切断して開放する方式ではない他の方式を示す。
図6を参照すれば、結節伝達器具30は、外部の第1チューブ36と、前記第1チューブ内に挿入されて前記第1チューブ内で回転可能な第2チューブ38とからなり、第1チューブまたは第2チューブ38の回転によって開閉部32が開かれるか閉まる方式である。第1チューブ及び第2チューブは基本的にカテーテルの一種である。
図6(a)は開閉部が閉まった状態を示すもので、この状態で第1チューブを回転させるかあるいは第2チューブを回転させれば、開閉部が開かれる。図6(b)は開閉部が開かれた状態を示す。
図示のように、第1チューブ36は、一側端に開閉部の長さ(L1)と通孔の長さ(L2)の和に相当する長さの孔37が形成される。この際、孔の幅(d1)は開閉部の幅、通孔幅と同一である。
そして、第2チューブ38は前記第1チューブ孔37の長さ以上の長さを有する孔39を有し、その孔39は、長さが開閉部の長さ(L1)と同一で、幅(d2)が開閉部の幅(d1)以上である入口部39aと、長さが通孔の長さ(L2)以上で、幅(d3)が入口部の幅(d2)及び通孔の幅(d1)の和より大きい内側部39bとからなる。
これにより、開閉部が閉まった状態で第1チューブまたは第2チューブを回転させれば、開閉部が開かれた状態となるので、これを結節伝達器具20として使うことができるものである。
以上説明した内容は好適な実施例による例示に過ぎないだけで、前記の実施例に本発明の権利範囲が限定されるものではない。本発明の技術的範囲は特許請求範囲によって決められ、当該技術分野の当業者によって特許請求範囲に開示された発明の思想や範囲を逸脱しない範疇内で多様な変化、置換及び変更が可能であろう。
本発明は僧帽弁逆流症患者に施術される僧帽弁膜サークラージ施術に使われる僧帽弁膜サークラージ施術用装置に利用可能なもので、サークラージ施術において最終に要求される適切な張力を安全で効果的に伝達して維持する役目のためのものである。これは、具体的には、僧帽弁膜サークラージ施術において冠状静脈洞及び三尖弁膜及びその周辺組織を保護するための組織保護器具、サークラージ糸に一定の張力を伝達して維持させるためにサークラージ糸の結節を前記組織保護器具の上端部まで伝達する結節伝達器具、及びこれら両器具を含む僧帽弁膜サークラージ施術用装置に利用可能なものである。
10 サークラージ糸(cerclage suture)
12 結節
20 組織保護器具
22 冠状静脈洞用チューブ(coronary sinus tube、CS tube)
24 三尖弁膜用チューブ(tricuspid valve tube、TV tube)
24a ストッパー(RVOT exit stopper)
26 茎部(stem)
27 ヒンジ部(hinge portion)
30 結節伝達器具(knotdeliverydevice)
32 開閉部
34 通孔
36 第1チューブ
37 孔
38 第2チューブ
39 孔
39a 入口部
39b 内側部
40 冠状静脈洞保護具(coronary protective device)

Claims (12)

  1. 僧帽弁膜サークラージ施術において冠状静脈洞及び三尖弁膜の組織を保護するための組織保護器具において、
    冠状静脈洞組織を保護するための中空円筒状のチューブである冠状静脈洞用チューブ(22)、
    三尖弁膜及び心室中隔の組織を保護するための中空円筒状のチューブである三尖弁膜用チューブ(24)、及び
    前記冠状静脈洞用チューブと前記三尖弁膜用チューブがそれぞれ伸びて互いに固定結合されている茎部(26)を含むことを特徴とする、組織保護器具。
  2. 前記三尖弁膜用チューブ(24)の中間部位には、三尖弁膜用チューブが更に心筋内に進入することを防止するようにストッパー(24a)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の組織保護器具。
  3. 前記ストッパー(24a)は環状の突出部であることを特徴とする、請求項2に記載の組織保護器具。
  4. 前記三尖弁膜用チューブは、心室中隔内のサークラージ糸を取り囲むように、末端に行くほど細くなる構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の組織保護器具。
  5. 前記冠状静脈洞用チューブ(22)には柔らかくて柔軟性を有する材質が使われ、
    前記三尖弁膜用チューブ(24)と前記茎部(26)には前記冠状静脈洞用チューブに比べて相対的に強い材質が使われることを特徴とする、請求項1に記載の組織保護器具。
  6. 僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具において、
    サークラージ糸が内部を通過する第1チューブ及び第2チューブを含み、
    前記第1チューブ及び第2チューブは、上側部では縦方向に互いに平行に密着しており、下側部では第1チューブ及び第2チューブが互いに分離されていることを特徴とする、僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  7. 前記第2チューブの下部側には、前記第2チューブがそれ以上心筋内に進入することを防止するために、環状のストッパーが設けられることを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  8. 前記第2チューブは末端に行くほど細くなる構造を有することを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  9. 前記第1チューブ及び第2チューブは柔軟性の材質でなることを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  10. 前記第1チューブ及び第2チューブは4Fr診断カテーテルと類似した直径を有することを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  11. 前記第1チューブの下部側は、冠状静脈洞を取り囲むために、アーチ状を有することを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
  12. 前記第2チューブはストッパーをさらに含み、
    前記第1チューブと第2チューブが結合されるヒンジ部は冠状静脈洞の入口の縁部に配置し、
    前記第2チューブは前記ヒンジ部及びストッパーで心臓に固定され、
    前記第2チューブのストッパーヒンジとの間の部分は三尖弁膜に密着しないで逆C形に浮かんでいることを特徴とする、請求項6に記載の僧帽弁膜サークラージ施術用保護器具。
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