JP5590573B2 - 酸素センサー - Google Patents
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Description
[2] 前記スピロ化合物が、アクリジン骨格、フルオレン骨格およびアントロン骨格からなる群より選択される少なくとも1つの骨格を含む化合物であることを特徴とする[1]に記載の酸素センサー。
[4] 一般式(1)のZが単結合であることを特徴とする[3]に記載の酸素センサー。
[5] 一般式(1)のR17がアリール基であることを特徴とする[3]または[4]に記載の酸素センサー。
[6] 一般式(1)のR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが、シアノ基、または下記一般式(6)〜(9)のいずれかで表される構造を有することを特徴とする[3]〜[5]のいずれか一項に記載の酸素センサー。
[7] 一般式(1)のR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが、下記のいずれかの構造を有することを特徴とする[3]〜[5]のいずれか一項に記載の酸素センサー。
[9] 一般式(21)のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが電子供与基であることを特徴とする[8]に記載の遅延蛍光材料。
[10] 一般式(21)のR1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが電子供与基であって、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが電子供与基であることを特徴とする[8]に記載の遅延蛍光材料。
[11] 一般式(21)のR2およびR3の少なくとも1つが電子供与基であって、R6およびR7の少なくとも1つが電子供与基であることを特徴とする[8]に記載の遅延蛍光材料。
[12] 一般式(21)のR2またはR3が電子供与基であって、R6またはR7が電子供与基であることを特徴とする[8]に記載の遅延蛍光材料。
[13] R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つは、下記一般式(22)〜(24)のいずれかで表される骨格を含む電子供与基であることを特徴とする[8]〜[12]のいずれか一項に記載の遅延蛍光材料。
[14] 一般式(21)のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つは、下記のいずれかの骨格を含む電子供与基であることを特徴とする[8]〜[12]のいずれか一項に記載の遅延蛍光材料。
[16] 一般式(21)のR9、R10、R11およびR12の少なくとも1つが電子吸引基であって、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが電子吸引基であることを特徴とする[8]〜[14]のいずれか一項に記載の遅延蛍光材料。
[17] 一般式(21)のR10またはR11が電子吸引基であって、R14またはR15が電子吸引基であることを特徴とする[8]〜[14]のいずれか一項に記載の遅延蛍光材料。
[18] 一般式(21)のR10またはR11がシアノ基であって、R14またはR15がシアノ基であることを特徴とする[8]〜[14]のいずれか一項に記載の遅延蛍光材料。
(遅延蛍光材料)
本発明の酸素センサーは、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含むことを特徴とする。ここでいうスピロ化合物とは、化合物中に存在する2個の環骨格が互いに1つの原子を共有していて、その2個の環骨格は前記1つの共有原子以外の連結基や単結合によって互いに結合していない構造を含む化合物を意味する。本発明では、特に芳香環を有するスピロ化合物からなる遅延蛍光材料を用いることが好ましく、芳香環を4つ以上有するスピロ化合物からなる遅延蛍光材料を用いることがより好ましく、アクリジン骨格、フルオレン骨格およびアントロン骨格からなる群より選択される少なくとも1つの骨格を含むスピロ化合物からなる遅延蛍光材料を用いることがさらに好ましい。そのようなスピロ化合物として、スピロ[アクリジン−9,9’−フルオレン]骨格を有する化合物、スピロ[アクリジン−9,9’−アントロン]骨格を有する化合物、スピロビフルオレン骨格(スピロ[フルオレン−9,9’−フルオレン]骨格)を有する化合物などを挙げることができる。なかでも、後述する一般式(1)で表される構造を有する化合物からなる遅延蛍光材料や、一般式(21)で表される構造を有する化合物からなる遅延蛍光材料を好ましく用いることができる。
本発明の酸素センサーは、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料を用いて様々な形態に構成することができる。
典型的な酸素センサーは、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含む薄膜を有する酸素センサーである。例えば、そのような薄膜は基材上に形成することが可能であり、蒸着法や塗布法などにより薄膜を形成することができる。これらの蒸着法や塗布法については、通常用いられている方法を適宜アレンジすることにより実施することができる。形成する薄膜は、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料以外の材料を含むものであってもよい。例えば、ホスト材料やバインダーなどを適宜選択して使用することができる。遅延蛍光材料以外の材料も使用して薄膜を形成する場合、薄膜中には遅延蛍光材料を0.01重量%以上含有させることが好ましく、0.1重量%以上含有させることがより好ましい。例えば、1〜10重量%の範囲内で遅延蛍光材料を用いる態様を例示することができる。
また、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含む薄膜と基材との間には、スピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含まない中間層を設けることも可能である。そのような中間層は、例えば外部からの物理的な衝撃を和らげるためのクッション層の機能を持つものであってもよいし、基材表面の凹凸を平坦化するための平坦化層であってもよい。
本発明の酸素センサーにより酸素を検出する際には、励起光を照射することが好ましい。例えば、紫外線などの励起光を連続的に酸素センサーに照射し、その発光強度の強弱により酸素を検出することができる。本発明の酸素センサーは、大気中において励起光を照射すると図2に示すように例えば緑色の蛍光を発光する。図2では、酸素センサーの中央部に窒素ガスを吹き付けているが、窒素ガスを吹き付けた中央部では発光強度が高くなって明るく見える。これは窒素ガスを吹き付けることにより酸素濃度を下げた部位では明るくなり、酸素濃度が高い部位では暗く発光することを示している。このため、本発明の酸素センサーを用いれば、発光強度により酸素を検出することができる。
本発明の酸素センサーは、酸素の検出や濃度測定が必要とされる様々なガスや液体に用いることが可能である。例えば、工業的な用途に限らず、食品や環境や医療や研究の分野においても応用することが可能であり、その対象は極めて広い。また、本発明の酸素センサーは、酸素濃度の経時的な変化を検出したり測定したりすることにも利用することが可能であり、検出や測定が必要なときに限って励起光を照射して記録すれば、効率良く検出や測定を行うことができる。さらに、本発明の酸素センサーは設置場所を移動させながら検出や測定を行うことも可能である。
以下において、本発明の酸素センサーに用いる典型的な遅延蛍光材料について詳しく説明する。
本発明の酸素センサーには、下記一般式(1)で表される遅延蛍光材料を好ましく用いることができる。
R41およびR42、R42およびR43、R51およびR52、ならびにR52およびR53が一緒になって形成する環構造は、芳香環、ヘテロ芳香環、脂肪環のいずれであってもよいが、芳香環またはヘテロ芳香環であることが好ましく、芳香環であることがより好ましい。環構造の具体例として、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナントレン環などを挙げることができる。
本明細書でいうアルキル基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルキル基である。アルキル基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基)がさらにより好ましい。環状のアルキル基としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基を挙げることができる。
アリール基やアルキル基の置換基としては、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基を挙げることができる。置換基として採用しうるアルキル基とアリール基の説明と好まし範囲は、上記と同じである。また、置換基として採用しうるアルコキシ基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルコキシ基である。アルコキシ基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基)がさらにより好ましい。環状のアルコキシ基としては、例えばシクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基を挙げることができる。また、置換基として採用しうるアリールオキシ基は、1つの芳香環からなるものであってもよいし、2以上の芳香環が融合した構造を有するものであってもよい。アリールオキシ基の炭素数は、6〜22であることが好ましく、6〜18であることがより好ましく、6〜14であることがさらに好ましく、6〜10であること(すなわちフェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基)がさらにより好ましい。
一般式(3)〜(5)中のアルキル基とアリール基の置換基としては、電子供与性を示す基も挙げることができる。
ここでいうアリール基とアルキル基の説明と好ましい範囲については、R41、R42、R43、R51、R52およびR53が採りうるアリール基とアルキル基の説明と好ましい範囲を参照することができる。ただし、一般式(6)〜(9)におけるアリール基やアルキル基の置換基としては、アルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基の他に、電子吸引性を示す基も挙げることができる。
例えば、好ましい合成法として、下記のスキームで表される合成法を挙げることができる。ここでは、アクリジン骨格に電子供与基Dが1つ置換し、アクリジン骨格の窒素原子にR17が置換し、フルオレン骨格に電子吸引基Aが1つ置換した一般式(15)の化合物の合成法を典型例として挙げている。
これらの反応の詳細については、後述の合成例を参考にすることができる。また、一般式(1)で表される化合物は、その他の公知の合成反応を組み合わせることによっても合成することができる。
本発明の酸素センサーには、下記一般式(21)で表される遅延蛍光材料を好ましく用いることもできる。
一般式(22)のA1およびA2が環構造を形成しているとき、その環構造は複数の環が融合した融合環構造であってもい。そのような融合環は、芳香環どうしが融合したものであってもよいし、ヘテロ芳香環どうしが融合したものであってもよいし、脂肪環どおりが融合したものであってもよいし、さらには芳香環とヘテロ芳香環のように異なる種類の環が融合したものであってもよく、特に制限されない。また、融合する環どうしは同一であっても異なっていてもよい。例えば、Z1が硫黄原子であるとき、A1がフラン環がベンゼン環に融合した環構造を形成していて、A2が環構造を形成していない場合は、一般式(22)はベンゾジフラン骨格を表す。
一般式(22)のA1およびA2が形成しうる環構造は、芳香環または複素芳香環であることが好ましく、芳香環であることがより好ましい。
本明細書でいうアルキル基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルキル基である。アルキル基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基)がさらにより好ましい。環状のアルキル基としては、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基を挙げることができる。
本明細書でいうアリール基は、1つの芳香環からなるものであってもよいし、2以上の芳香環が融合した構造を有するものであってもよい。アリール基の環構成炭素数は、6〜22であることが好ましく、6〜18であることがより好ましく、6〜14であることがさらに好ましく、6〜10であること(すなわちフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基)がさらにより好ましく、フェニル基が最も好ましい。
本明細書でいうアルコキシ基は、直鎖状であっても、分枝状であっても、環状であってもよい。好ましいのは直鎖状または分枝状のアルコキシ基である。アルコキシ基の炭素数は、1〜20であることが好ましく、1〜12であることがより好ましく、1〜6であることがさらに好ましく、1〜3であること(すなわちメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基)がさらにより好ましい。環状のアルコキシ基としては、例えばシクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基を挙げることができる。
本明細書でいうアリールオキシ基は、1つの芳香環からなるものであってもよいし、2以上の芳香環が融合した構造を有するものであってもよい。アリールオキシ基の炭素数は、6〜22であることが好ましく、6〜18であることがより好ましく、6〜14であることがさらに好ましく、6〜10であること(すなわちフェニルオキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基)がさらにより好ましい。
一般式(21)で表される化合物の別の集合体として、例えば、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16のうちの11〜14個が水素原子である化合物群を挙げることもできる。このとき、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの4〜7個が水素原子であることが好ましく、6または7個が水素原子であることがより好ましい。また、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16のうちの4〜7個が水素原子であることが好ましく、6または7個が水素原子であることがより好ましい。好ましい例として、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの7個が水素原子であって、なおかつR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16のうちの7個が水素原子である化合物や、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8のうちの6個が水素原子であって、なおかつR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16のうちの6個が水素原子である化合物を挙げることができる。
一般式(21)で表される化合物のさらに別の集合体として、例えば、モノスピロビフルオレン化合物群を挙げることもできる。この化合物群では、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16が、スピロビフルオレン環を含む基であることはない。
本合成例において、以下のスキームにしたがって化合物1を合成した。
1H-NMR (500 MHz, CDCl3, TMS, δ): 6.26 (dd, J=7.8Hz, 1.5Hz, 2H), 6.42 (dd, J=8.4Hz, 0.8Hz, 2H), 6.62 (td,J=7.4Hz, 1.1Hz, 2H), 7.01 (td, J=7.8Hz, 1.5Hz, 2H), 7.49 (d, J=7.8Hz, 2H), 7.61 (t, J=7.5Hz, 1H), 7.73-7.76 (m, 6H), 7.94 (d, J=8.3Hz, 2H)
13C-NMR (125MHz, CDCl3, δ): 157.49, 141.50, 141.12, 140.30, 132.20, 131.32, 130.91, 129.97, 128.87, 128.36, 127.11, 121.62, 121.29, 120.96, 118.72, 115.48, 113.20, 57.25
TOF-Mass [M+]: Anal. Calcd for C33H19N3: 458.16, found: 458.24
元素分析: Anal. Calcd for C33H19N3:C 86.63, H 4.19, N 9.18%; found:C 86.82, H 4.23, N 9.16%.
本実施例において、合成例1で合成した化合物1を用いて酸素センサーを作製し、評価した。
45mm四方のシリコン基板上に、6重量%の化合物1とTPSi−Fを共蒸着することによって発光層を80nmの厚さで製膜し、酸素センサーを作製した。
図1に示すように、この酸素センサー1を25℃の大気が入っているチャンバ−2内に入れ、チャンバ−の外に設置したUVランプ3から254nmの紫外線を連続的に照射した。酸素センサー1は緑色に発光した。次に窒素ボンベ4に接続した窒素導入ノズル5から窒素ガスを酸素センサー1の中央部に向けて吹き付けた。その結果、図2に示すように酸素センサーの中央部の発光強度が高くなることが確認された。この結果は、窒素ガスを吹き付けることにより、酸素センサー中央部の酸素が除去されたため、遅延蛍光が効率良く起こるようになって、発光強度が高まったことを示している。逆に、窒素ガスを吹き付けていない周縁部は、酸素により発光が消光されているため発光強度が低くなっている。このことは、発光強度(発光の明暗)により、チャンバ−内の酸素の存在を検出できることを示している。
図3に、窒素ガスを吹き付けた場合と吹き付けなかった場合の量子効率−波長特性を示す。窒素ガスを吹き付けた場合は量子効率が最大67.3%であり、窒素ガスを吹き付けなかった場合は量子効率が最大9.7%であり、その差が大きいことが確認された。
また、ストリークカメラを用いてPL過渡減衰を測定した結果を図4に示す。2〜5Paの減圧下では発光寿命が3ms以上であり、大気中でも発光寿命が400μsもの長さになっていることが確認された。
本実施例において、化合物141を用いて試験を行った。
10重量%の化合物141とDPEPOまたはUGH2を共蒸着することにより石英基板上に製膜し、PL発光スペクトル、PL量子収率、PL過渡減衰を測定した。図5に励起波長339nmにおけるPL発光スペクトルを示し、図6にPL過渡減衰曲線を示す。化合物141によって、短寿命の蛍光に加え、長寿命成分に由来する遅延蛍光が観測された。PL量子収率はDPEPOと共蒸着した場合が74%、UGH2と共蒸着した場合が80%と高いことが確認された。遅延蛍光を示す化合物141を用いて、実施例1と同様に酸素センサーを作製し、窒素ガスを吹き付けた場合と吹き付けなかった場合の発光強度の違いを確認することができる。
本実施例において、化合物201を用いて試験を行った。
6重量%の化合物201とmCPを共蒸着することにより石英基板上に製膜し、PL発光スペクトル、PL量子収率、PL過渡減衰を測定した。図7に励起波長339nmにおけるPL発光スペクトルを示し、図8にPL過渡減衰曲線を示す。化合物201によって、短寿命の蛍光に加え、長寿命成分に由来する遅延蛍光が観測された。PL量子収率は27%であることが確認された。遅延蛍光を示す化合物201を用いて、実施例1と同様に酸素センサーを作製し、窒素ガスを吹き付けた場合と吹き付けなかった場合の発光強度の違いを確認することができる。
2 チャンバ−
3 UVランプ
4 窒素ボンベ
5 窒素導入ノズル
Claims (16)
- 下記一般式(1)で表されるスピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含むことを特徴とする酸素センサー。
- 一般式(1)のZが単結合であることを特徴とする請求項1に記載の酸素センサー。
- 一般式(1)のR17がアリール基であることを特徴とする請求項1または2に記載の酸素センサー。
- 一般式(1)のR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが、シアノ基、または下記一般式(6)〜(9)のいずれかで表される構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(1)のR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが、下記のいずれかの構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 下記一般式(21)で表されるスピロ化合物からなる遅延蛍光材料を含むことを特徴とする酸素センサー。
- 一般式(21)のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも2つが電子供与基であることを特徴とする請求項6に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR1、R2、R3およびR4の少なくとも1つが電子供与基であって、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つが電子供与基であることを特徴とする請求項6に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR2およびR3の少なくとも1つが電子供与基であって、R6およびR7の少なくとも1つが電子供与基であることを特徴とする請求項6に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR2またはR3が電子供与基であって、R6またはR7が電子供与基であることを特徴とする請求項6に記載の酸素センサー。
- R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つは、下記一般式(22)〜(24)のいずれかで表される骨格を含む電子供与基であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1つは、下記のいずれかの骨格を含む電子供与基であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも2つが電子吸引基であることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR9、R10、R11およびR12の少なくとも1つが電子吸引基であって、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが電子吸引基であることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR10またはR11が電子吸引基であって、R14またはR15が電子吸引基であることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の酸素センサー。
- 一般式(21)のR10またはR11がシアノ基であって、R14またはR15がシアノ基であることを特徴とする請求項6〜12のいずれか一項に記載の酸素センサー。
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