JP5590426B2 - 電球形ランプおよび照明器具 - Google Patents

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本発明は、光源として半導体発光素子を用いた電球形ランプおよびこの電球形ランプを装着する照明器具に関する。
従来、半導体発光素子として発光ダイオードを用いた電球形ランプは、金属製のホルダの一端側にLEDチップを用いた発光部およびこの発光部を覆うグローブがそれぞれ取り付けられ、ホルダの他端側に絶縁部材を介して口金が取り付けられているとともに、絶縁部材の内側に点灯回路が収納されている(例えば、特許文献1参照。)。
この従来技術の電球形ランプにおいて、絶縁部材は、合成樹脂例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂からなり、円筒状部を有するカップ状に形成されて、点灯回路を収納する樹脂ケースとなっている。そして、絶縁部材は、その外周面をホルダの内側に形成された凹部の内周面に接触させて、当該凹部に設けられている。
特開2009−37995号公報(第6−7頁、第2図)
ミニクリプトン電球などのE17形の口金を有する電球形ランプは、ホルダ内のスペースが小さく、口金部分にも点灯回路部品を収納する必要がある。しかし、当該口金部分には、部品を収納しにくく、収納される部品が限定されるという欠点を有する。そして、ホルダ内に収納スペースを確保するためにホルダが大型化することにより、電球形ランプを小型化しにくく、電球形ランプがコストアップするという欠点を有する。
本発明は、点灯回路を収納する樹脂ケースの収納スペースを確保するとともに樹脂ケースの固定を簡易な構成で容易に行えてコスト低減が図られる電球形ランプおよびこの電球形ランプを用いる照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電球形ランプの発明は、一端側に第1開口、他端側に第2開口、内部に第1開口と第2開口に貫通し、かつ一端側から他端側に向かって縮径する形状の部分を有する収容部が設けられているとともに、内側かつ少なくとも一端側に第1嵌合部が設けられた本体と;基板およびこの基板の一端側に実装された半導体発光素子を有し、本体の一端側に、第1開口を塞ぐよう設けられた発光モジュールと;外側に本体の縮径部分に沿う縮径形状の部分、他端側に一体形成された突出部、および外側かつ少なくとも一端側に第2嵌合部が設けられ、本体の縮径部分と絶縁ケースの縮径部分とが面接触、かつ第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合するとともに、突出部が本体の他端側の第2開口から外方に突出するように、本体内の収容部に設けられる絶縁ケースと;絶縁ケースの内部に収容され、半導体発光素子を点灯する点灯回路と;絶縁ケースの突出部に設けられた口金と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
半導体発光素子は、LED素子やEL素子などのいずれであってもよい。LED素子の場合には、LEDチップが搭載された端子付き発光素子を基板に実装するSMD(Surface Mount Device)や、LEDチップを基板に直接実装し、蛍光体を混合した透明樹脂を塗布して封止樹脂層を形成したCOB(Chip On Board)などのいずれであってもよい。また、基板に実装される半導体発光素子の数量は、1個でも複数個のいずれであってもよい。
基板は、金属板または樹脂板のいずれであってもよい。金属板の場合、その一方の面側に高熱伝導性を有する絶縁膜が形成され、この絶縁膜上に半導体発光素子が実装される。
そして、基板は、放熱板に取り付けられ、この放熱板を介して装置本体の取付け部に取り付けられてもよい。すなわち、基板が薄板であるときには、基板を放熱板に取り付けることにより、基板の強度が確保される。放熱板は、比較的板厚が大きいアルミニウム(Al)板やニッケル(Ni)板など、高熱伝導性を有する金属板で形成することができる。「発光モジュールが間接的に取付け部に取り付けられる」とは、基板の他方の面が放熱板等を介して取付け部に取り付けられることを意味する。また、「発光モジュールが直接的に取付け部に取り付けられる」とは、基板が放熱板等を介さずに取付け部に取り付けられることを意味する。このとき、基板は、板厚が比較的大きいものである。
発光モジュールは、直接的または間接的に、嵌合凹部の全体を被さっていてもよく、嵌合凹部の一部を被さっていてもよい。これにより、樹脂ケースが発光モジュールによって取付け部側への移動が規制されるものである。
孔は、装置本体の一端側の取付け部から他端側の外面に貫通する貫通孔であってもよく、所定の深さを有する穴であってもよい。当該穴の場合には、口金は、装置本体の他端側に絶縁材を介して設けられる。
装置本体は、一端側に、発光モジュールを覆うグローブを取り付けるものであってもよく、グローブを有しないものであってもよい。グローブを有しないときには、少なくとも発光モジュールの半導体発光素子を透光性樹脂で被覆して保護するとよい。そして、グローブは、半導体発光素子から放射される光を透過する材料、例えばガラスや合成樹脂で形成することができる。
また、装置本体は、その外面に放熱フィンが設けられていてもよい。
樹脂ケースは、金属製の装置本体と点灯回路との間に介在して両者を電気絶縁させるものであり、外周面を有する部分が筒状に形成されていればよい。また、樹脂ケースは、外周面と装置本体の孔の内壁面との隙間が小さいほどよく、好ましくは、外周面が孔の内壁面に接触するように形成されているとよい。そして、外周面の一端側は、樹脂ケースの一端側を意味する。
外周面は、装置本体の孔の内壁面の形状と相似した略円錐台状の形状であるのが好ましいが、これに限らず、例えば多面体の略円錐台状の形状であってもよい。
嵌合凸部および嵌合凹部は、それぞれ樹脂ケースおよび装置本体のいずれに設けられてもよく、一方が樹脂ケースに設けられたときは、他方は装置本体に設けられ、逆に、一方が装置本体に設けられたときは、他方は樹脂ケースに設けられる。
口金は、E17形やE26形などの一般照明用の電球用ソケットに接続可能なものが含まれる。
点灯回路は、例えば、定電流の直流電流を出力する電源回路を有し、配線などによって半導体発光素子に電力を供給する。点灯回路は、樹脂ケースまたは装置本体のいずれに支持、固定されてもよい。
口金は、装置本体と所定の絶縁距離を有して突出部に設けられる。
そして、装置本体の他端側の外面において、貫通孔の縁部と樹脂ケースとの間に隙間があるときには、当該隙間に例えば合成樹脂を塗布して当該隙間を閉塞するとよい。これにより、装置本体の孔の内部に水分や埃などが侵入することが防止され、電球形ランプを屋外、浴室などの湿気の多い場所や工場などの埃の多い場所などで使用することができる。
本発明によれば、第1の嵌合部と第2の嵌合部が互いに嵌合しているので、樹脂ケースは、装置本体の孔の内壁面に沿う方向に回動することが阻止される。これにより、樹脂ケースは、装置本体の孔に収納された状態で、装置本体に固定される。
また、本発明によれば、本体の収容部の形状は一端側から他端側に縮径する形状、絶縁ケースの外側の形状は本体の収容部に沿う形状に形成されているので、樹脂ケースの内部空間が大きくされて、点灯回路を収納する空間が確保される。
請求項2に記載の電球形ランプの発明は、絶縁ケースは、発光モジュールによって直接または間接に一端側への移動が規制されることを特徴とする。
請求項3に記載の電球形ランプの発明は、本体の第1嵌合部は凸部、絶縁ケースの第2嵌合部は凹部であることを特徴とする。
請求項4に記載の電球形ランプの発明は、本体は金属材料で構成され、絶縁ケースは樹脂で構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の電球形ランプの発明は、本体の一端側には、第1開口を塞ぐように放熱板が設けられ、発光モジュールは放熱板の一端側に設けられていることを特徴とする
請求項に記載の照明器具の発明は、請求項1〜請求項の何れか一に記載の電球形ランプと;この電球形ランプの口金が装着される電球用ソケットを有する器具本体と;を具備していることを特徴とする。
照明器具は、天井埋込形、天井直付形および天井吊下げ形の照明器具など、光源として半導体発光素子を用いる照明器具であればよい。
本発明によれば、請求項1〜請求項の何れか一に記載の電球形ランプを用いることのできる照明器具が提供される。
請求項1の発明によれば、第1の嵌合部と第2の嵌合部が互いに嵌合しているので、樹脂ケースの装置本体の孔の内壁面に沿う方向の回動を阻止することができ、これにより、樹脂ケースを装置本体の孔に収納された状態で、装置本体に固定することができる。
請求項の発明によれば、樹脂ケースの内部に点灯回路の収納空間が確保されて安価に形成可能な電球形ランプを装着するので、小型で安価に形成可能な照明器具を提供することができる。
本発明の実施例1を示す電球形ランプの概略縦断面図。 同じく、電球形ランプの概略側面図。 同じく、電球形ランプの装置本体および点灯回路を一端側から見た概略正面図。 同じく、電球形ランプの概略分解斜視図。 本発明の実施例2を示す照明器具の概略縦断面図。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態において、装置本体は、その孔が略円錐台状に形成され、点灯回路を収納する樹脂ケースは、装置本体の孔の内壁面に沿う外周面を有する略円錐台状の筒状に形成されている。そして、装置本体の孔の内壁面および樹脂ケースの外周面のそれぞれに嵌合凸部および嵌合凹部が形成されている。嵌合凸部を嵌合凹部に嵌め込んで嵌合させることにより、樹脂ケースは、装置本体に対して回転や前後移動することなく装置本体に固定されるとともに、その内部に点灯回路を収納する大きい収納空間を確保するものである。
図1ないし図4は、本発明の実施例1を示し、図1は電球形ランプの概略縦断面図、図2は電球形ランプの概略側面図、図3は電球形ランプの装置本体および点灯回路を一端側から見た概略正面図、図4は電球形ランプの概略分解斜視図である。
図1において、電球形ランプ1は、発光モジュール2、装置本体3、樹脂ケース4、点灯回路5および口金6を有して構成されている。そして、後述するように、嵌合凹部18が装置本体3に形成され、嵌合凸部25が樹脂ケース4に形成されている。
発光モジュール2は、基板7およびこの基板7に設けられた複数個の発光部8を有して形成されている。基板7は、例えばアルミニウム(Al)の金属板からなり、外形が例えば略四角形状に形成され、一方の面7a側の中央部に段差を有する円状の実装部7cが突出形成されている。そして、実装部7cの表面に複数個の発光部8が実装されている。なお、図1には、1個の発光部8のみを図示している。
発光部8は、半導体発光素子としての例えば青色光を発するLEDチップ9を有し、このLEDチップ9がCOB(Chip On board)方式によって基板7に実装されている。すなわち、LEDチップ9が基板7の実装部7cに図示しない高熱伝導性を有する絶縁層を介して実装され、このLEDチップ9をドーム状に覆って封止する例えばシリコーン樹脂などの封止樹脂10が形成されている。封止樹脂10には、LEDチップ9からの青色光の一部により励起されて黄色光を放射する黄色蛍光体が混入されている。したがって、封止樹脂10の表面が発光部8の発光面となり、この発光面から白色光が放射される。
そして、基板7は、その他方の面7bに放熱板11を取り付けている。放熱板11は、高熱伝導性を有する金属板例えばアルミニウム(Al)板からなり、例えば円形に形成され、高熱伝導性の接着材により基板7に固着されている。放熱板11は、LEDチップ9の点灯(発光)に伴って発生した熱が基板7から伝熱され、当該熱を装置本体3に伝熱させる。
装置本体3は、高熱伝導性を有する例えばアルミニウム(Al)など金属材料からなり、中央域に他端側12bから一端側12aに向かって拡径する胴体部12が形成され、この胴体部12の外面12cに一端側12aから他端側12bの方向に沿った複数の放熱フィン13が放射状に突出形成されている。胴体部12の一端側12aの面には、放熱板11が面接触して取り付けられる発光モジュール2の取付け部14が形成されているとともに、グローブ15を取り付ける環状の周壁部としてのグローブ取付部16が取付け部14よりも外方に突出するように形成されている。なお、胴体部12の一端側12aおよび他端側12bは、装置本体3の一端側3aおよび他端側3bとなっている。
そして、胴体部12の取付け部14の中央部には、取付け部14から他端側12bの外面12cに貫通する孔としての貫通孔17が形成されている。この貫通孔17は、取付け部14から他端側12bに向かうにつれ次第に縮径する先細りの略円錐台状に形成されている。そして、取付け部14の貫通孔17の縁部には、四角状の嵌合凹部18が形成されている。嵌合凹部18は、貫通孔17の周回に等間隔に複数個が形成されている。例えば、図3に示すように、貫通孔17の周回で180°間隔で、互いに対向するように2個の嵌合凹部18が形成されている。また、取付け部14には、放熱板11をねじ止めするためのねじ孔19が複数個形成されている。さらに、取付け部14には、グローブ取付部16の周壁部に沿う環状の溝20が形成されている。
図1において、取付け部14の図示しないねじ孔19には、図示しないねじが放熱板11を介して螺着されている。これにより、取付け部14に放熱板11が取り付けられている。ここで、放熱板11は、貫通孔17を塞ぐとともに、嵌合凹部18に被さる大きさに形成されている。すなわち、取付け部14には、放熱板11を介して発光モジュール2の基板7の他方の面7bが取り付けられて、発光モジュール2が取り付けられている。なお、放熱板11は、嵌合凹部18の全域を被さる大きさに形成されていることが好ましいが、嵌合凹部18の一部に被さる大きさに形成されていてもよい。
また、取付け部14の溝20には、発光モジュール2および放熱板11を包囲する取付板21が嵌合されている。取付板21とグローブ取付部16の周壁部との間には、隙間22が形成されている。取付板21の上面とグローブ取付部16の上面は、同一面状となっている。
放熱フィン13は、装置本体3の他端側3bから一端側3aへと径方向の突出量が大きくなるように滑らかに傾斜して形成されている。また、放熱フィン13は、図2に示すように、装置本体3の周方向に互いに略等間隔で放射状に形成され、放熱フィン13間に間隙23が形成されている。間隙23は、装置本体3の他端側3bおよび周囲へ向けて開口され、装置本体3の一端側3aでは閉塞されている。放熱フィン13および隙間23の一端側には、胴体部12の周囲にその胴体部12に連続する環状のグローブ取付部16が形成されている。
グローブ取付部16には、グローブ15が取り付けられている。グローブ15は、透光性および光拡散性を有するガラスあるいは合成樹脂からなり、図1に示すように、発光モジュール2を覆うように略球面状に形成されている。グローブ15の他端側15bは開口され、この開口縁部に装置本体3のグローブ取付部16および取付板21の間の隙間22に嵌合される嵌合部24が形成されている。グローブ15は、その嵌合部24が前記隙間22に嵌合されているとともに、接着材などで固定されている。
樹脂ケース4は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂などの電気絶縁性の合成樹脂により形成されている。そして、外周面4cが貫通孔17の内壁面17aに近接するようにかつ貫通孔17の内壁面17aに沿う形状に形成されている。すなわち、外周面4cを有する部分が略円錐台状の筒状に形成されている。そして、外周面4cの一端側4aの縁部に、外周面4cから外方に突出する嵌合凸部25が形成されている。この嵌合凸部25は、図4に示すように、所定の厚さを有する例えば四角形に形成され、外周面4cの開口縁部の周回で180°間隔で、互いに対向するように2個が形成されている。すなわち、嵌合凸部25は、装置本体3の嵌合凹部18に対応して設けられ、図3に示すように、嵌合凹部18に嵌め込まれている。嵌合凸部25および嵌合凹部18が互いに嵌合することにより、樹脂ケース4は、装置本体3の貫通孔17の内部に配置される。
嵌合凸部25は、嵌合凹部18に嵌め込まれる形状や大きさに形成されているとともに、図1に示すように、放熱板11が乗り上げないように形成されている。すなわち、嵌合凸部25が嵌合凹部18から取付け部14に突出しない形状や大きさに形成されている。樹脂ケース4は、嵌合凸部25が装置本体3の嵌合凹部18に嵌め込まれ、嵌合凸部25および嵌合凹部18が互いに嵌合して相互の回動を規制することにより、装置本体3に固定される。
そして、樹脂ケース4は、外周面4cの他端側4bが装置本体3の他端側3bの外面12cから外方に突出しているとともに、他端側4bに有底の円筒状の突出部26が形成されている。突出部26の外径は、樹脂ケース4の他端側4bよりも幾分縮径している。突出部26には、例えばカシメにより口金6が設けられている。また、突出部26の底板部27には、溝28が形成されており、この溝28に点灯回路5が支持されている。また、底板部27には、図3に示すように、点灯回路5および口金6を電気接続する図示しないリード線が挿通される挿通孔29,29が設けられている。
点灯回路5は、樹脂ケース4の内部に収納されており、基板30およびこの基板30に実装されたトランスT1や電子部品31などの電気部品を有して形成されている。基板30は、ガラスエポキシ材などの合成樹脂板やアルミニウム(Al)などの金属板からなっている。金属板の場合、絶縁層が形成されて、電気部品が実装されている。そして、樹脂ケース4の外周面4cに対応する部分が一端側4aから他端側4bに向かうにつれ次第に縮径する先細りの略円錐台状に形成されているので、基板30は、図4に示すように、一端側30aから他端側30bに向かうにつれ段階的に幅狭に形成されている。
そして、基板30は、図1に示すように、樹脂ケース4の底板部27の溝28に嵌入されて底板部27に支持されている。また、基板30には、図3に示すように、支持板32a〜32cが取り付けられている。支持板32a〜32cは、樹脂ケース4の内壁面4dに接着材により固着されている。こうして、点灯回路5は、図1に示すように、樹脂ケース4の内部に収納されているとともに、樹脂ケース4に固定されている。点灯回路5は、口金6および発光モジュール2の基板7にそれぞれ図示しないリード線で接続されている。
そして、点灯回路5は、交流電圧を整流平滑して、定電流を発光モジュール2に供給するように構成されている。発光モジュール2のLEDチップ9は、定電流が供給されることにより点灯(発光)する。そして、発光部8から白色光が放射され、この白色光は、グローブ15で光拡散されて外部空間に放射される。
口金6は、例えば、E17形やE26形などの一般照明電球用のソケットに接続可能なものである。そして、口金6は、樹脂ケース4の突出部26に嵌合されてかしめられて固定されるシェル部33、このシェル部33の他端側に設けられる絶縁部34およびこの絶縁部34の頂部に設けられるアイレット部35を有して構成されている。シェル部33およびアイレット部35には、図示しないリード線が接続されている。このリード線は、突出部26の底板部27に設けられた挿通孔29,29から樹脂ケース4の内部に導入されて、点灯回路5の基板30に電気接続されている。
こうして構成された電球形ランプ1は、照明器具の電球用ソケットに装着して通電すると、点灯回路5が動作し、発光モジュール2の複数個のLEDチップ9に定電流(電力)が供給され、複数個のLEDチップ9が点灯(発光)し、発光部8から放射された白色光がグローブ15で拡散されてグローブ15から外部空間に放射される。
次に、本発明の実施例1の作用について述べる。
樹脂ケース4は、その内部に点灯回路5を収納し固定するとともに突出部26に口金6を設けた状態で、装置本体3の貫通孔17に、装置本体3の一端側3a側から他端側3bに向かって挿入される。そして、樹脂ケース4の一端側4aの縁部に形成された嵌合凸部25を装置本体3の嵌合凹部18に嵌め込む。このとき、嵌合凸部25は、装置本体3の取付け部14から突出しなく嵌め込まれる。樹脂ケース4は、嵌合凸部25および嵌合凹部18が互いに嵌合して相互の移動を規制することにより、装置本体3の貫通孔17に収納された状態で装置本体3に固定されるとともに、他端側4bおよび突出部26が装置本体3の他端側3bから外方に突出する。
そして、点灯回路5と発光モジュール2をリード線で電気接続した後、発光モジュール2に一体化されている放熱板11を装置本体3の取付け部14に形成したねじ孔19にねじ止めする。発光モジュール2は、放熱板11が装置本体3の凹部13に被さるようにして取付け部14に取り付けられる。
この後、グローブ15の嵌合部24をグローブ取付部16および取付板21の間の隙間22に嵌合し、接着材を塗布する。これにより、発光モジュール2を覆うようにして、装置本体3の一端側3aにグローブ15が取り付けられる。
上述したように、樹脂ケース4の嵌合凸部25は、装置本体3の嵌合凹部18に嵌め込まれ、発光モジュール2に一体化された放熱板11が嵌合凹部18に被さっている。これにより、嵌合凸部25は、嵌合凹部18内に留まり、樹脂ケース4は、装置本体3の貫通孔17の内壁面17aに沿う方向に回動(回転)することが阻止されるとともに、他端側4bから一端側4aの方向すなわち前後方向に移動することが阻止される。したがって、樹脂ケース4を接着材により装置本体3に固定する必要がなく、樹脂ケース4の嵌合凸部25が装置本体3の嵌合凹部18に嵌め込まれて、嵌合凸部25および嵌合凹部18が互いに嵌合する簡素な構成で、樹脂ケース4を装置本体3の貫通孔17に収納するとともに装置本体3に固定することができる。これにより、樹脂ケース4の固定に対するコスト低減を図ることができて、電球形ランプ1を安価に形成することができる。
また、装置本体3の貫通孔17は、略円錐台状の形状に形成され、樹脂ケース4は、その外周面4cが貫通孔17の内壁面17aに沿うようにした略円錐台状の筒状に形成されているので、樹脂ケース4の内部空間が大きくなり、点灯回路5を収納する収納空間が確保される。これにより、樹脂ケース4および装置本体3の胴体部12のそれぞれの外形を大きくする必要がなく、例えばミニクリプトン電球の大きさに形成することができ、電球形ランプ1の小型化を図ることができる。
そして、樹脂ケース4の他端側4bおよびこの他端側4bに設けた突出部26が装置本体3の他端側3bの外面12cから外方に突出していて、当該突出部26に口金6が設けられているので、口金6の取付けを金属製の装置本体3との間で絶縁材を介さずに容易に行うことができる。したがって、絶縁材のコストが削減され、口金6の取付け時間が削減されるので、電球形ランプ1を安価に形成することができる。
なお、電球形ランプ1は、嵌合凹部18を装置本体3に形成し、嵌合凸部25を樹脂ケース4に形成しているが、嵌合凹部18が樹脂ケース4側に、嵌合凸部25が装置本体3側にそれぞれ形成されたものであってもよい。
また、装置本体3の孔は、貫通孔17に形成したが、当該孔は、凹部であってもよい。この場合であっても、樹脂ケース4の嵌合凸部25を装置本体3の嵌合凹部18に嵌め込むことにより、樹脂ケース4を装置本体3の前記凹部に収納して固定することができる。そして、口金6は、装置本体3の他端側3bに絶縁材を介して取り付けられる。
図5は、本発明の実施例2を示す照明器具の概略縦断面図である。なお、図2と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図5に示す照明器具36は、図2に示す電球形ランプ1を使用するダウンライトであり、天井37に埋設されている。そして、外形が有底の略円筒状に形成された器具本体38に電球用ソケット39が配設されている。器具本体38は、器具本体38と一体的に設けられているカバー体40と板バネ41,41により、天井37に挟持されて、天井37に固定されている。そして、電球用ソケット39に、電球形ランプ1が取り付けられている。
電球用ソケット39が通電されると、電球形ランプ1の点灯回路5が動作し、発光モジュール2の各発光部8のLEDチップ9に電力が供給される。これにより、LEDチップ9が点灯して、各発光部8から白色光が放射され、グローブ15の外面から光拡散された白色光が放射される。当該拡散光は、直接光および器具本体38の内面で反射された反射光となって、カバー体40の開口41から下面側に出射される。
電球形ランプ1は、小型のものに形成可能であり、安価に形成可能である。したがって、照明器具36は、設置スペースの狭い天井37等の造営物に配設することができるとともに、安価に提供することができる。
本発明は、電球用ソケットに装着される電球形ランプおよびこの電球形ランプを使用する天井埋込形、天井直付形および天井吊下げ形などの照明器具に適用することができる。
1…電球形ランプ、 2…発光モジュール、 3…装置本体、 4…樹脂ケース、 4c…外周面、 5…点灯回路、 6…口金、 7…基板、 9…半導体発光素子としてのLEDチップ、 14…取付け部、 17…孔としての貫通孔、 17a…孔の内壁面、 18…嵌合凹部、 25…嵌合凸部、 26…突出部、 36…照明器具、 38…器具本体、 39…電球用ソケット

Claims (6)

  1. 一端側に第1開口、他端側に第2開口、内部に第1開口と第2開口に貫通し、かつ一端側から他端側に向かって縮径する形状の部分を有する収容部が設けられているとともに、内側かつ少なくとも一端側に第1嵌合部が設けられた本体と;
    基板およびこの基板の一端側に実装された半導体発光素子を有し、本体の一端側に、第1開口を塞ぐよう設けられた発光モジュールと;
    外側に本体の縮径部分に沿う縮径形状の部分、他端側に一体形成された突出部、および外側かつ少なくとも一端側に第2嵌合部が設けられ、本体の縮径部分と絶縁ケースの縮径部分とが面接触、かつ第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合するとともに、突出部が本体の他端側の第2開口から外方に突出するように、本体内の収容部に設けられる絶縁ケースと;
    絶縁ケースの内部に収容され、半導体発光素子を点灯する点灯回路と;
    絶縁ケースの突出部に設けられた口金と;
    を具備していることを特徴とする電球形ランプ。
  2. 絶縁ケースは、発光モジュールによって直接または間接に一端側への移動が規制されることを特徴とする請求項1記載の電球形ランプ。
  3. 本体の第1嵌合部は凸部、絶縁ケースの第2嵌合部は凹部であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電球形ランプ。
  4. 本体は金属材料で構成され、絶縁ケースは樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一に記載の電球形ランプ。
  5. 本体の一端側には、第1開口を塞ぐように放熱板が設けられ、発光モジュールは放熱板の一端側に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一に記載の電球形ランプ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一に記載の電球形ランプと;
    この電球形ランプの口金が装着される電球用ソケットを有する器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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