JP5589831B2 - 出力システム、出力装置、及びそのプログラム - Google Patents

出力システム、出力装置、及びそのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5589831B2
JP5589831B2 JP2010290529A JP2010290529A JP5589831B2 JP 5589831 B2 JP5589831 B2 JP 5589831B2 JP 2010290529 A JP2010290529 A JP 2010290529A JP 2010290529 A JP2010290529 A JP 2010290529A JP 5589831 B2 JP5589831 B2 JP 5589831B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
setting
output
difficulty level
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010290529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012138817A (ja
Inventor
新太郎 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2010290529A priority Critical patent/JP5589831B2/ja
Publication of JP2012138817A publication Critical patent/JP2012138817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5589831B2 publication Critical patent/JP5589831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、簡易な操作でジョブを生成する技術に関する。
プリンタなどの出力装置では、出力装置内にジョブを一旦記憶しておき、外部から出力指示が入力された場合に、その出力指示に対応したジョブに基づいてデータを出力する技術が知られている。例えば特許文献1、2には、出力装置内は、ジョブを記憶しておくメモリを有しており、新規ジョブを記憶するメモリの容量を確保するために、メモリに記憶されているジョブのいずれかを削除する技術が開示されている。
特開2003−25692号公報 特開2007−58429号公報
出力装置にジョブを記憶させる際、ユーザは、カラー印刷や両面印刷などの出力条件を設定する等のジョブを生成する操作が必要となる。出力装置のメモリから削除されたジョブのデータを出力したい場合、ユーザは出力装置に再度ジョブを記憶させるため、上記の操作を再度行う必要がある。削除されたジョブを生成する操作が複雑である場合、ユーザは複雑な操作を繰り返さなければならず、ユーザの操作負担が増大してしまう問題が生じていた。
本明細書では、出力装置に記憶するジョブを再び生成する場合に、簡易な操作でジョブを生成することができる技術を提供することを目的とする。
本明細書によって開示される出力システムは、クライアント装置と、出力装置と、を含む出力システムにおいて、画像データに関連付けられているとともに、当該画像データに設定されている設定情報を含むジョブを記憶する記憶部と、前記ジョブに対する出力指示を受け付けると、当該ジョブに含まれる設定情報に基づいて当該ジョブに関連付けられており且つ前記記憶部に記憶されている画像データを出力する出力部と、前記記憶部に記憶されている前記ジョブを削除する削除部と、を備え、前記削除部は、前記設定情報の設定操作の難易度を示す設定難易度が高いジョブを、前記設定難易度が低いジョブよりも後に削除する。
また、上記の出力システムでは、前記設定難易度を設定する設定部を備え、前記設定部は、前記ジョブに含まれる設定情報から前記設定難易度を設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブに関連付けられている前記画像データを前記出力部で出力する場合の複数の出力条件が含まれており、前記設定部は、予め定められた規定出力条件と異なる前記出力条件を多く含むジョブを、前記規定出力条件と異なる前記出力条件を少なく含むジョブよりも前記設定難易度を高く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブに関連付けられている前記画像データを前記出力部で出力する場合の複数の出力条件が含まれており、各出力条件には、設定操作の難易度を示す難易レベルが設定されており、前記設定部は、予め定められた規定出力条件と異なる前記出力条件に設定された前記難易レベルが高いジョブを、前記難易レベルが低いジョブよりも前記設定難易度を高く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記規定部は、前記規定出力条件と異なる複数の前記出力条件に設定された前記難易レベルを加算した合計難易レベルが高いジョブを、前記合計難易レベルが低いジョブよりも前記設定難易度を高く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブの種類を示す種類情報が含まれており、前記設定部は、前記ジョブに含まれる前記種類情報がFAX受信である場合に、他の種類情報を含むジョブよりも前記設定難易度を高く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記設定部は、前記記憶部に新たなジョブが記憶された場合に前記設定を行う構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記設定難易度は、前記削除部によって削除される順位が設定された優先順位であり、前記設定部は、前記設定難易度の高いジョブの優先順位を、前記設定難易度の低いジョブの優先順位よりも低く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記設定難易度は、前記削除部によって削除される期限が設定された削除期限であり、前記設定部は、前記設定難易度の高いジョブの削除期限を、前記設定難易度の低いジョブの削除期限よりも遅く設定する構成でもよい。
また、上記の出力システムでは、前記削除部によって削除される前記ジョブに設定されていた前記設定情報を通知する通知部を備える構成でもよい。
なお、この発明は、上記の出力システムを構成する出力装置やクライアント装置、これらの装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本発明によれば、出力装置の記憶部に記憶されているジョブを削除する際に、設定難易度が高いジョブを設定難易度が低いジョブよりも後に削除する。これによって、設定難易度が高く、設定操作の難しい設定情報を含むジョブを再び生成する事態の発生が抑制され、簡易な操作でジョブを生成することができる。
本実施形態に係るシステム10のブロック図 ジョブJの構成を模式的に示す図 設定画面G1を模式的に示す図 設定画面G2を模式的に示す図 操作難易度Mと難易レベルLdの関係を示す表 実施形態1の印刷処理におけるPC12の処理を示すフローチャート 実施形態1の印刷処理における複合機14の処理を示すフローチャート 操作難易度Mと優先順位Yの関係を示す表 復元困難度Hと優先順位Yの関係を示す表 操作難易度Mと蓄積期限Tの関係を示す表 実施形態3の印刷処理における複合機14の処理を示すフローチャート 操作難易度Mと保存期間蓄積期限Tの関係を示す表 実施形態3の印刷処理における複合機14の処理を示すフローチャート
<実施形態1>
実施形態1を、図1ないし図8を用いて説明する。
1.システムの構成
図1は、本実施形態のシステム10の構成例を示すブロック図である。本システム10は、複数のパーソナルコンピュータ(クライアント端末の一例、以下「PC」という)12と、複合機(出力装置の一例)14とを含む。複合機14は、少なくともファクシミリ機能、スキャナ機能及びプリンタ機能等を備えている。
PC12は、中央処理装置(以下「CPU」という)20、ROM、RAM、ハードディスク等のメモリ22、ネットワークインターフェイス24、操作部26、表示部27を含む。
メモリ22には、単数または複数のプログラムP1が記憶されており、CPU20はメモリ22から読み出したプログラムP1に従って、設定部28等として機能し、PC10を制御するとともに、複合機14等との通信を制御する。例えばCPU20は、プログラムP1に従って、ユーザからの操作指示に応じて複合機14に対するFAX送信、読み取り、印刷等のジョブJを生成する処理をする他、ネットワークインターフェイス24を介して生成したジョブJを複合機14に送信する処理等を実行する。また、メモリ22には、後述する規定出力条件P0、及び難易レベルLdが記憶されている。
ネットワークインターフェイス24は、例えばLAN(Local Area Network)によるイントラネット内の通信回線80に接続されている。この通信回線80には、複合機14が接続されており、PC12は、ネットワークインターフェイス24を介して複合機14とデータ通信及び処理要求を行うことができる。尚、上記LANは、インターネット等のWAN(Wide Area Network)内の通信回線や専用配線を用いて直接接続されていても良ければ、無線通信を用いて接続されていてもよい。
さらに、PC12には、キーボードやマウスからなり、ユーザからの操作指示を受け付ける操作部26、液晶ディスプレイモニタからなる表示部27が設けられている。
次に、複合機14について説明する。複合機14は、CPU30、メモリ32、ネットワークインターフェイス34、35、操作部36、表示部37、出力部38、読取部48を含む。
メモリ32には、単数または複数のプログラムP2が記憶されており、CPU30はメモリ32から読み出したプログラムP2に従って、削除部40、設定部42、通知部44等として機能し、複合機14を制御するとともに、PC12との通信を制御する。例えばCPU30は、プログラムP2に従って、受信したジョブJをメモリ32に記憶する処理をする他、ユーザからの出力指示に基づいてジョブJを出力する処理、及びメモリ32に記憶されたジョブJをメモリ32から削除する処理等を実行する。メモリ22には、プログラムP2、ジョブJの他、後述する操作難易度M、及び優先順位Yが記憶されている。
ネットワークインターフェイス34は、例えば、LAN I/F及びFAXモデム等の複合機14が他の装置とデータの送受信をするために必要な構成の総称である。ネットワークインターフェイス34は、PC12が接続されているLANと同一の通信回線80に接続されており、PC10とデータ通信及び処理要求を行うことができる。また、ネットワークインターフェイス35は、電話回線82に接続されている。この電話回線82には、他の複合機が接続されており、複合機14は、ネットワークインターフェイス35を介して他の複合機とFAX送受信を行うことができる。
出力部38は、ユーザからの出力指示に従って複合機14に含まれる各機能を実現するための各部を含む。出力部38には、画像データをLANを介してPC12に送信したり、FAX送信する送信部46、画像データを印刷する印刷部50等を含む。尚、本実施形態の送信部46、読取部48、印刷部50の構造は、一般のファクシミリ、スキャナ、プリンタに使用されている各部の構造と同等であり、詳しい説明を省略する。
さらに、複合機14には、各種のボタンからなり、ユーザからの操作指令を受け付ける操作部36、複合機14の状態を表示する液晶ディスプレイからなる表示部37が設けられている。
2.ジョブの構成
メモリ32に記憶されるジョブJは、例えば、セキュアプリントジョブ、リプリントジョブ、送信に失敗したFAX送信ジョブ、送信に失敗したスキャンジョブ、受信したFAXを印刷するジョブなどが考えられる。ここで、セキュアプリントジョブとは、ジョブを受信した後一旦メモリ32に記憶され、記憶されたジョブに設定されたパスワードを操作部36から入力されると印刷を行うジョブである。リプリントジョブとは、既に印刷した画像データの再印刷用のジョブである。
これらのジョブJは、図2に示すように、画像データDが関連付けられている。画像データDは、そのメモリアドレスをジョブJに指定される等して関連付けられていれば、必ずしもジョブJに含まれる必要はない。また、ジョブJには、この画像データDに対して設定情報Xが設定されている。設定情報Xは、出力条件Pと種類情報Qを含む。ここで種類情報Qとは、ジョブJの種類を示す情報であり、例えば、FAX送信、FAX受信、スキャン、印刷等の各情報である。また、出力条件Pとは、ジョブJに関連付けられている画像データDを出力部38で出力する場合の条件であり、例えば、種類情報Qが「印刷」である場合、出力条件Pは、カラー印刷、両面印刷等の各条件である。
種類情報Qが印刷である場合、ジョブJに関連付けられた画像データDは印刷部50で印刷される画像データDを意味する。また、種類情報QがFAX送信である場合、送信部46でFAX送信される画像データDを意味する。画像データDは、ジョブJに含まれて、あるいはジョブJとは別に複合機14に入力され、メモリ32に記憶される。また、画像データDは、ネットワークインターフェイス34を介して複合機14に入力されてもよければ、USB等の外部記憶装置を用いて複合機14に入力されてもよい。設定情報Xは、PC12等により設定されるとともに、ネットワークインターフェイス34を介して複合機14に入力され、メモリ32に記憶される。設定情報Xは、画像データDを指定して設定されることで、画像データDに対して設定される。
種類情報Qがスキャンである場合、ジョブJに関連付けられた画像データDは読取部48で読み取られた画像データDを意味している。画像データDは、読取部48で読み取られ、メモリ32に記憶される。設定情報Xは、PC12等により設定されるとともに、ネットワークインターフェイス34を介して複合機14に入力され、メモリ32に記憶される。画像データDは予め設定された設定情報Xに基づいて読み取られ、これによって、設定情報Xが画像データDに対して設定される。
種類情報QがFAX受信である場合、ジョブJに関連付けられた画像データDはFAX受信された画像データDを意味する。画像データDは、FAX受信され、メモリ32に記憶される。設定情報Xは、画像データDとともにFAX受信される。複合機14は、連続して受信した画像データDと設定情報Xを対応つけてメモリ32に記憶する。
3.印刷処理
図3ないし図8を用いて、出力処理の一例である印刷処理における各装置の処理を説明する。本実施形態では、複合機14のメモリ32に印刷処理のジョブJのみが記憶されている場合の例を用いて説明を行う。
(PCにおける処理)
まず、PC12におけるCPU20の処理について説明する。この処理はメモリ22に記憶されているプログラムP1に従って実行される。
印刷処理を実行する際に、ユーザは操作部26を操作して印刷指示を入力する。CPU20は、ユーザから印刷指示が入力されると、まず、図3に示す設定画面G1を表示する。設定画面G1は、基礎的な出力条件Pを設定する設定画面である。PC10のメモリ22には予め定められた規定出力条件P0(デフォルトの出力条件)が記憶されており、CPU12は設定画面G1を表示する際に、規定出力条件P0に従って設定された設定画面G1を表示する。これは後述する設定画面G2を表示する際も同様である。
ユーザは、設定しようとする出力条件Pが規定出力条件P0と異なる場合、規定出力条件P0を変更する。また、ユーザは、設定画面G1に含まれない出力条件Pを設定する際に、操作部を操作して設定画面G1のプロパティボタンタブ52を選択し、図4に示す設定画面G2を表示する。ユーザは、設定画面G2を用いて、設定画面G1では設定できない詳細な出力条件Pを設定することができる。
図3、図4に示すように、設定画面G1、G2には設定可能な出力条件Pが実線で示され、設定不能な出力条件Pが点線で示されている。また、設定画面G1、G2には、変更方式の異なる出力条件Pが含まれる。設定画面G1、G2には、例えば以下の変更方式の出力条件Pが含まれる。
(1)チェックボックス方式(例えば、図4のOrientation)
(2)プルダウンメニュー方式(例えば、図4のPage Size)
(3)数値入力方式(例えば、図4のCopies)
一般に、チェックボックス方式では、設定画面に既に選択可能な内容が全て表示されており、ユーザは設定画面に表示された内容から設定したい内容を選択すればよい点で、プルダウンメニュー方式及び数値入力方式に比べてユーザの設定操作の難易度は低い。プルダウンメニュー方式では、設定画面に選択可能な内容の全てが表示されていない点でチェックボックス方式よりもユーザの設定操作の難易度が高いものの、選択可能な内容が表示可能に構成されている点で数値入力方式よりもユーザの設定操作の難易度は低い。一方、数値入力方式では、設定画面に選択可能な内容が表示されず、ユーザは設定したい内容を自ら入力する必要がある点で、チェックボックス方式及びプルダウンメニュー方式に比べてユーザの設定操作の難易度が高い。
また、一般に、設定画面G2に含まれる出力条件Pは、プロパティボタンタブ52を選択しなければ設定することができないという点で、設定画面G1に含まれる出力条件Pに比べてユーザの設定操作の難易度は高い。PC10のメモリ22には、上記のように一般にユーザが感じる設定操作の難易度に基づき、難易レベルLdが予め設定されて記憶されている。難易レベルLdは、種類情報Q、設定画面及び変更方式毎に設定されている。
図6に示すように、ユーザによる設定画面G1、G2を用いた出力条件Pの設定が終了し、設定画面G1のOKボタンタブ54が選択されると、CPU20は処理を開始し、ユーザが設定した出力条件P、および種類情報Qから設定情報Xを生成する。CPU20は、生成した設定情報Xとユーザが指定した画像データDからジョブJを生成する(S2)。
次にCPU20は、設定部28として機能し、操作難易度(設定難易度の一例)Mを設定する(S4)。CPU20は、ユーザが設定した出力条件Pと規定出力条件P0を比較し、規定出力条件P0と異なる出力条件P(すなわち、ユーザにより変更された出力条件P)の数である変更数Nを取得する。この際、CPU20は、設定画面G1、G2及び変更方式毎に変更数Nを取得する。尚、該当する変更方式が無い場合、あるいは該当する変更方式が有る場合であっても、ユーザにより規定出力条件P0が変更されていない場合、変更数Nは「0」となる。
図5に示すように、CPU20は、設定画面G1、G2及び変更方式毎に難易レベルLdに変更数Nを乗じ、これを合計したものを操作難易度Mとして設定する。操作難易度Mは、ジョブJに含まれる設定情報Xの変更数Nを用いて設定され、ジョブJに含まれる設定情報Xから設定される。また、操作難易度Mは、一般にユーザが感じる設定操作の難易度である難易レベルLdをユーザが実際に行った設定操作の回数に亘って加算したものであり、設定情報Xの設定におけるユーザの設定操作の難易度を示すということができる。
操作難易度Mは、難易レベルLdの大きい(高い)出力条件Pが変更された場合に、難易レベルLdの小さい(低い)出力条件Pが変更された場合に比べて大きく(高く)設定される。また、操作難易度Mは、出力条件Pの変更数Nが多いほど高く設定される。つまり、操作難易度Mが大きい(高い)ジョブJほどユーザの設定操作の難易度が高く、操作難易度Mが小さい(低い)ジョブJほどユーザの設定操作の難易度が低くなるように、操作難易度Mが設定される。操作難易度Mの設定後、CPU20は、設定した操作難易度MをジョブJに付加し(S6)、当該ジョブJをネットワークインターフェイス24を介して複合機14に送信する(S8)。
後述するように、複合機14に送信されたジョブJは複合機14のメモリ32に記憶される。つまり、本実施形態のシステム10では、ユーザにより設定画面G1のOKボタンタブ54が選択されたことに起因して、ジョブJはCPU20によって生成されるとともに複合機14のメモリ32に記憶され、操作難易度MはCPU20によって算出される。そのため、複合機14のメモリ32に新たなジョブJが記憶された場合に、CPU20は操作難易度Mの設定を行うということができる。
(複合機14における処理)
次に、複合機14におけるCPU30の処理について説明する。この処理はメモリ32に記憶されているプログラムP2に従って実行される。
CPU30は、ネットワークインターフェイス34を介してPC12からジョブJを受信すると処理を開始し、そのジョブJが蓄積する必要のあるジョブJであるかを判断する(S12)。ジョブJに含まれる出力条件Pには、複合機14による受信後すぐに印刷を実行するか、セキュアプリントジョブ等のようにユーザからの出力指示を待って印刷を実行するか、を決定する出力条件Pが含まれる。CPU30は、ジョブJに含まれる当該出力条件Pを確認し、受信後すぐに印刷を実行するように設定されている場合(S12:NO)、ジョブJの印刷を実行する。
ジョブJの印刷を実行する際、CPU30は、ジョブJに含まれる出力条件Pに基づいて、ジョブJに含まれる画像データDを印刷部50を用いて印刷する。また、CPU30は、印刷が成功したか否かを確認しており(S14)、印刷が成功した場合(S14:YES)、処理を終了する。
一方、CPU30は、ジョブJの出力条件Pに出力指示を待って印刷を実行するように設定されている場合(S12:YES)、または印刷が失敗した場合(S14:NO)、設定部42として機能し、ジョブJに付加された操作難易度Mから優先順位Yを設定する(S16)。優先順位Yは、CPU30によりメモリ32からジョブJが削除される順位を示す情報である。ジョブJは、優先順位Yが高い(番号が小さい)ほどメモリ32から早く削除され、優先順位Yが低い(番号が大きい)ほどメモリ32から遅く削除される。
図8に示すように、優先順位Yを設定する際、CPU30は、当該ジョブJ及びメモリ32に記憶された他のジョブJの操作難易度Mを読み出して比較する。CPU30は、操作難易度Mが低いほど優先順位Yを高く設定し、操作難易度Mが高いほど優先順位Yを低く設定する。つまり、難易レベルLdの低い出力条件Pが変更され、または出力条件Pの変更数Nが少なく、ユーザの設定操作の難易度が低いジョブJほど優先順位Yを高く設定し、メモリ32から早く削除されるようにする。また、難易レベルLdの高い出力条件Pが変更され、または出力条件Pの変更数Nが多く、ユーザの設定操作の難易度が高いジョブJほど優先順位Yを低く設定し、メモリ32から遅く削除されるようにする。これにより、ユーザの設定操作の難易度が高いジョブJがメモリ32から削除されてしまい、ユーザが当該ジョブJを再び生成する事態の発生が抑制される。CPU30は、優先順位Yの設定後、当該ジョブJ及び設定した優先順位Yをメモリ32に記憶する(S18)。
次にCPU30は、メモリ32の空き容量と予め定められた閾値Kを比較する(S20)。CPU30は、メモリ32の空き容量が閾値K以下の場合(S20:NO)、優先順位Yが最も高いジョブJを読み出す(S22)。CPU30は、通知部44として機能し、読み出したジョブJの設定情報Xを印刷部50を用いて印刷(通知の一例)する(S24)。また、CPU30は、削除部40として機能し、読み出したジョブJをメモリ32から削除する(S26)。CPU30は、メモリ32の空き容量が閾値Kよりも多くなるまで、S22ないしS26の処理を繰り返す。
CPU30は、メモリ32の空き容量が閾値Kよりも多い場合(S20:YES)、メモリ32に記憶されたジョブJに対する優先順位Yの再設定が必要か否かを判断する(S28)。CPU30は、例えばS16の処理の後にS26の処理が実行された場合、優先順位Yの再設定が必要と判断し(S28:YES)、優先順位Yの再設定を実行する(S30)。CPU30は、例えばメモリ32に記憶された各ジョブJの優先順位Yから、S26の処理によって削除されたジョブJの数を減じ、再設定後の優先順位Yとする。
一方、CPU30は、例えばS16の処理の後にS26の処理が実行されていない場合、優先順位Yの再設定が不要と判断する(S28:NO)。CPU30は、優先順位Yの再設定の判断(S28)後、あるいは優先順位Yの再設定の実行(S30)後、処理を終了する。
CPU30はさらに、ユーザからジョブJを指定した出力指示が入力された場合に、メモリ32に含まれるジョブJを用いて印刷を実行するとともに、印刷が実行されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。また、CPU30は、ユーザからジョブJの削除指示が入力された場合に、指定されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。
CPU30は、上記の削除処理を実行した場合に、メモリ32に記憶されたジョブJの優先順位Yを再設定する処理をあわせて実行する。CPU30は、S16と同様に、メモリ32に記憶されたジョブJの操作難易度Mを読み出して比較し、優先順位Yを設定する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態のシステム10では、複合機14のメモリ32に記憶されているジョブJを削除する際に、操作難易度Mが高いジョブを操作難易度Mが低いジョブよりも後に削除する。これによって、操作難易度Mが高く、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が抑制され、簡易な操作でジョブを生成することができる。
(2)本実施形態のシステム10では、ジョブJに含まれる設定情報Xから操作難易度Mを設定する。ジョブJに基づいて操作難易度Mが適切に設定されることで、操作難易度Mが高く、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が好適に抑制される。
(3)本実施形態のシステム10では、一般にユーザが感じる設定操作の難易度に基づき難易レベルが設定されており、この設定レベルに基づいて操作難易度Mが算出される。難易レベルの高い出力条件Pが変更された場合、難易レベルの低い出力条件Pが変更された場合に比べて操作難易度Mが高く設定され、また出力条件Pの変更数Nが多い場合、出力条件Pの変更数Nが少ない場合に比べて操作難易度Mが高く設定される。これによって、一般にユーザが感じる設定操作の難易度に基づき操作難易度Mを設定することができ、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が抑制される。
(4)本実施形態のシステム10では、新たなジョブJがメモリ32に記憶された場合に操作難易度Mを設定する。複合機14では、新たなジョブJがメモリ32に記憶された場合に、メモリ32の空き容量が閾値Kを超えて少なくなり、メモリ32のジョブJを削除する必要が生じる。このシステム10では、上記のタイミングで操作難易度Mを設定するので、スムースにメモリ32からジョブJを削除してメモリ32の空き容量を確保することができる。
(5)本実施形態のシステム10では、操作難易度Mに基づいて優先順位Yが設定される。この際、操作難易度Mの低いジョブJの優先順位Yが高く設定され、操作難易度Mの高いジョブJの優先順位Yが低く設定される。これによって、操作難易度Mの低いジョブJを優先的にメモリ32から削除することができるとともに、操作難易度Mの高いジョブJがメモリ32から削除されることが抑制される。この結果、操作難易度Mが高く、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が抑制される。
(6)本実施形態のシステム10では、メモリ32からジョブJが削除される際に、削除されるジョブJに含まれる出力条件Pが印刷部50から印刷される。そのため、ユーザがメモリ32から削除されたジョブJを印刷する際に、ユーザは印刷された出力条件Pを確認しながら出力条件Pを設定してジョブJを再び生成することができ、容易に、かつ間違いなくジョブJを生成することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図9を用いて説明する。図1に点線で示すように、本実施形態のシステム10は、メモリ32に復元困難度(設定難易度の別例)Hが記憶されている点で実施形態1のシステム10と異なる。本実施形態では、複合機14のメモリ32にFAX送信処理、FAX受信処理等、各種出力処理のジョブJが記憶されている場合の例を用いて説明を行う。以下の説明では、実施形態1と同一の内容については重複した記載を省略する。
図9に示すように、復元困難度Hは、種類情報Qに基づいて設定されており、つまり、種類情報Qを含む設定情報Xから設定されているということができる。復元困難度Hは、FAX受信に対する復元困難度Hが最も小さく(高く)、その後、FAX送信、スキャン、印刷の順で大きく(低く)なるように設定されている。一般に、FAX受信に対する出力条件Pの設定は、FAX送信する相手側の装置で設定され、複合機14自体で行うことができない。そのため、他の種類情報QのジョブJにおける操作設定に比べて再び設定することが難しい。つまり、復元困難度Hは、設定情報Xの出力条件Pを再び設定する際の設定操作の難易度に基づいて設定されている。復元困難度Hは、出力条件Pを再び設定する際の設定操作の難易度が高いジョブJが、出力条件Pを再び設定する際の設定操作の難易度が低いジョブJよりも高くなるように設定されている。
1.優先順位設定処理
図9に示すように、複合機14のCPU30は、優先順位Yを設定する際に、比較対象とするジョブJの操作難易度M及び復元困難度Hから優先順位Yを読み出す(図7のS16)。CPU30は、まず、ジョブJの復元困難度Hを比較し、復元困難度Hが低いほど優先順位Yを高く設定し、復元困難度Hが高いほど優先順位Yを低く設定する。つまり、出力条件Pを再び設定する際のユーザの設定操作の難易度が低いジョブJほど優先順位Yを高く設定し、メモリ32から早く削除されるようにする。次に、出力条件Pを再び設定する際のユーザの設定操作の難易度が高いジョブJほど優先順位Yを低く設定し、メモリ32から遅く削除されるようにする。これにより、種類情報QがFAX受信であるジョブJ等、出力条件Pを再び設定する際のユーザの設定操作の難易度が高いジョブJがメモリ32から削除されてしまい、ユーザが当該ジョブJを再び生成する事態の発生が抑制される。
次にCPU30は、復元困難度Hが等しく設定されたジョブJの操作難易度Mを比較する。操作難易度Mを比較する方法は実施形態1と同様であり、重複した説明を省略する。尚、種類情報QがFAX受信であるジョブJは、PC12により操作難易度Mが設定されないため、操作難易度Mを比較することができない。CPU30は、種類情報QがFAX受信であるジョブJについて、メモリ32にジョブJが記憶された順に優先順位Yを設定する。
2.本実施形態の効果
(1)本実施形態のシステム10では、種類情報Qに基づいて復元困難度Hが設定されている。FAX受信に係るジョブJは、他の種類情報Qに係るジョブJよりも高い復元困難度Hが設定され、この復元困難度Hに基づいて優先順位Yが設定されている。これによって、FAX受信に係るジョブJを再び生成する事態の発生が抑制される。
(2)特に、種類情報QがFAX受信であるジョブJは、PC12により操作難易度Mが設定されず、操作難易度Mを用いて優先順位Yを設定することができない。そのため、種類情報QがFAX受信であるジョブJは、他の種類情報QのジョブJと異なる期限管理が必要であった。本実施形態のシステム10では、複合機14で復元困難度Hが設定されることから、種類情報QがFAX受信であるジョブJに対しても復元困難度Hを設定することができ、他の種類情報QのジョブJと一体的に期限を管理することができる。
<実施形態3>
実施形態3を、図10および図11を用いて説明する。図1に点線で示すように、本実施形態のシステム10は、メモリ32に蓄積期限(削除期限の一例)Tが記憶されている点で実施形態1のシステム10と異なる。蓄積期限Tとは、ジョブJがメモリ32から削除される最終期限を意味している。そのため、ジョブJは蓄積期限T経過前にメモリ32から削除されることがあっても、蓄積期限Tを超えてメモリ32に記憶されることはない。本実施形態では、複合機14のメモリ32に印刷処理のジョブJのみが記憶されている場合の例を用いて説明を行う。以下の説明では、実施形態1及び実施形態2と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.蓄積期限設定処理
図10に示すように、蓄積期限Tを設定する際、CPU30は、当該ジョブJに含まれる操作難易度Mから蓄積期限Tを設定する。CPU30は、第1規定数K1を有しており、操作難易度Mに第1規定数K1を乗じた値に基本蓄積期限T0を加えたものを蓄積期限Tとして設定する。そのため、操作難易度Mが低いジョブJほど蓄積期限Tが短く設定され、操作難易度Mが高いジョブJほど蓄積期限Tが長く設定される。つまり、ユーザの設定操作の難易度が低いジョブJほど蓄積期限Tが短く設定され、ユーザの設定操作の難易度が高いジョブJほど蓄積期限Tが長く設定される。
図11に示すように、CPU30は、新しいジョブJをメモリ32に記憶した場合に、メモリ32の空き容量と閾値Kを比較し(S20)、メモリ32の空き容量が閾値K以下の場合(S20:NO)、メモリ32に記憶されているジョブJの蓄積期間T1を算出(S42)する。CPU30は、新しいジョブJがメモリ32に記憶されてから各ジョブJの蓄積期限Tまでの期間を当該ジョブJの蓄積期間T1として算出する。
CPU30は、メモリ32に記憶されているジョブJの蓄積期間T1を比較し、蓄積期間T1が一番短いジョブJを読み出す(S44)。CPU30は、通知部44として機能し、読み出したジョブJの設定情報Xを印刷部50を用いて印刷する(S24)。また、CPU30は、削除部40として機能し、読み出したジョブJをメモリ32から削除する(S26)。CPU30は、メモリ32の空き容量が閾値Kよりも多くなるまで、S42、S44、S24、S26の処理を繰り返す。
CPU30はさらに、ユーザからジョブJを指定した出力指示が入力された場合に、メモリ32に含まれるジョブJを用いて印刷を実行するとともに、印刷が実行されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。また、CPU30は、ユーザからジョブJの削除指示が入力された場合、あるいはメモリ32に期限切れのジョブJが発生した場合に、指定されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。
2.本実施形態の効果
(1)本実施形態のシステム10では、操作難易度Mに基づいて蓄積期限Tが設定される。この際、操作難易度Mの低いジョブJの蓄積期限Tが短く設定され、操作難易度Mの高いジョブJの蓄積期限Tが長く設定される。これによって、操作難易度Mの低いジョブJを比較的早期にメモリ32から削除することができ、操作難易度Mの高いジョブJを比較的長期にメモリ32に記憶しておくことができる。この結果、操作難易度Mが高く、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が抑制され、簡易な操作でジョブを生成することができる。
<実施形態4>
実施形態4を、図12ないし図13を用いて説明する。図1に点線で示すように、本実施形態のシステム10は、メモリ32に復元困難度H及び保存期間(設定難易度の別例)Fが記憶されている点で実施形態1のシステム10と異なる。保存期間Fとは、メモリ32がジョブJを記憶しておくことを保証する期間を意味している。そのため、ジョブJは保存期間Fを超えてメモリ32に記憶されていることがあっても、保存期間F経過前にメモリ32から削除されることはない。本実施形態では、複合機14のメモリ32にFAX送信処理、FAX受信処理等、各種出力処理のジョブJが記憶されている場合の例を用いて説明を行う。以下の説明では、実施形態1ないし実施形態3と同一の内容については重複した記載を省略する。
1.保存期間設定処理
図12に示すように、保存期間Fを設定する際、CPU30は、比較対象とするジョブJの操作難易度M及び復元困難度Hを読み出す(図7のS16)。CPU30は、まず、復元困難度Hに対応した対応保存期間F1を算出する。CPU30は、復元困難度Hに対応した第2規定数K2及び基準保存期間F0を備えており、第2規定数K2に基準保存期間F0を乗して対応保存期間F1を算出する。また、CPU30は、第3規定数K3を有しており、操作難易度Mに第3規定数K3を乗じた値に対応保存期間F1を加えたものを保存期間Fとして設定する。そのため、操作難易度M及び復元困難度Hが低いジョブJほど保存期間Fが短く設定され、操作難易度M及び復元困難度Hが高いジョブJほど保存期間Fが長く設定される。つまり、ユーザの設定操作の難易度が低いジョブJほど保存期間Fが短く設定され、ユーザの設定操作の難易度が高いジョブJほど保存期間Fが長く設定される。
図12に示すように、CPU30は、新しいジョブJをメモリ32に記憶した場合に、メモリ32の空き容量と閾値Kを比較し(S20)、メモリ32の空き容量が閾値Kよりも少ない場合(S20:NO)、保存期間Fが切れているジョブJがメモリ32に記憶されているかを確認する(S52)。
CPU30は、メモリ32に保存期間Fが切れているジョブJが記憶されている場合(S52:YES)、保存期間Fが切れているジョブJのうち、操作難易度Mが最も高いジョブJを読み出す(S54)。CPU30は、通知部44として機能し、読み出したジョブJの設定情報Xを印刷部50を用いて印刷する(S24)。また、CPU30は、削除部40として機能し、読み出したジョブJをメモリ32から削除する(S26)。CPU30は、メモリ32の空き容量が閾値Kよりも多くなるか、あるいはメモリ32から保存期間Fが切れているジョブJがなくなるまで、S52、S54、S24、S26の処理を繰り返す。
一方、CPU30は、メモリ32に保存期間Fが切れているジョブJが記憶されていない場合(S52:YES)、最も新しくメモリ32に記憶されたジョブJを読み出す(S56)。CPU30は、通知部44として機能し、読み出したジョブJの設定情報Xを印刷部50を用いて印刷する(S58)。また、CPU30は、削除部40として機能し、読み出したジョブJをメモリ32から削除する(S60)。
CPU30はさらに、ユーザからジョブJを指定した出力指示が入力された場合に、メモリ32に含まれるジョブJを用いて印刷を実行するとともに、印刷が実行されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。また、CPU30は、ユーザからジョブJの削除指示が入力された場合に、指定されたジョブJをメモリ32から削除する処理を実行する。
2.本実施形態の効果
(1)本実施形態のシステム10では、操作難易度M及び復元困難度Hに基づいて保存期間Fが設定される。この際、操作難易度M及び復元困難度Hの低いジョブJの保存期間Fが短く設定され、操作難易度M及び復元困難度Hの高いジョブJの保存期間Fが長く設定される。これによって、操作難易度M及び復元困難度Hの低いジョブJを比較的早期にメモリ32から削除することができ、操作難易度M及び復元困難度Hの高いジョブJを比較的長期にメモリ32に記憶しておくことができる。この結果、操作難易度M及び復元困難度Hが高く、ユーザによる設定操作の難しい設定情報Xを含むジョブJを再び生成する事態の発生が抑制され、簡易な操作でジョブを生成することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、出力条件Pに難易レベルLdが設定されている例を用いて説明を行ったが、難易レベルLdは必ずしも設定されている必要はない。これは、上記実施形態において、難易レベルLdがすべて同一の値に設定されている場合に等しく、操作難易度Mの大小関係はジョブJに含まれる出力条件Pのうち、規定出力条件P0と異なる内容に設定された出力条件Pの変更数Nによって決定される。
この場合、規定出力条件P0と異なる出力条件Pを多く含むジョブJに対して、操作難易度Mを高く設定することができる。これによって、出力条件Pを設定する際に、規定出力条件P0からの多くの変更操作を必要とするジョブJを再び生成する事態の発生が抑制され、簡易な操作でジョブを生成することができる。
(2)上記実施形態では、PC12のメモリ22に規定出力条件P0が記憶されており、PC12のCPU20で操作難易度Mを設定する例を用いて説明を行ったが、複合機14のメモリ32に規定出力条件P0が記憶されており、複合機14のCPU30で操作難易度Mを設定してもよい。
(3)また逆に、複合機14がPC12の指示により、メモリ32にジョブJを記憶したり、メモリ32からジョブJを削除するように構成されていても良い。
(4)上記実施形態では、蓄積期限Tを操作難易度Mのみを用いて設定し、保存期間Fを操作難易度M及び復元困難度Hを用いて算出する例を用いて説明を行ったが、蓄積期限Tを操作難易度M及び復元困難度Hを用いて算出してもよければ、保存期間Fを操作難易度Mのみを用いて算出してもよい。
(5)上記実施形態では、優先順位Y、蓄積期限T、保存期間Fの1つが設定される例を用いて説明をおこなったが、これらの複数が同時に設定されてもよい。
(6)上記実施形態では、ジョブJに含まれる設定情報Xから操作難易度Mを設定する例を用いて説明をおこなったが、これに限られない。例えば、操作難易度Mがユーザによって入力可能に設定されていてもよい。
(7)上記実施形態では、新たなジョブJがメモリ32に記憶された場合に操作難易度Mを設定する例を用いて説明をおこなったが、これに限られない。例えば、一定期間毎に操作難易度Mを設定してもよければ、出力指示等、ユーザから操作指示が入力される度に操作難易度Mを設定してもよい。
10:システム、12:PC、14:複合機、20:CPU、22:メモリ、28:設定部、30:CPU、32:メモリ、38:出力部、40:削除部、42:設定部、44:通知部、46:送信部、48:読取部、50:印刷部、J:ジョブ、D:画像データ、X:設定情報、P:出力条件、Q:種類情報、P0:規定出力条件、Ld:難易レベル、M:操作難易度、H:復元困難度、Y:優先順位、T:蓄積期間、F:保存期間

Claims (12)

  1. クライアント装置と、出力装置と、を含む出力システムにおいて、
    画像データに関連付けられているとともに、当該画像データに設定されている設定情報を含むジョブを記憶する記憶部と、
    前記ジョブに対する出力指示を受け付けると、当該ジョブに含まれる設定情報に基づいて当該ジョブに関連付けられており且つ前記記憶部に記憶されている画像データを出力する出力部と、
    前記記憶部に記憶されている前記ジョブを削除する削除部と、を備え、
    前記削除部は、前記設定情報の設定操作の難易度を示す設定難易度が高いジョブを、前記設定難易度が低いジョブよりも後に削除する出力システム。
  2. 請求項1に記載の出力システムであり、
    前記設定難易度を設定する設定部を備え、
    前記設定部は、前記ジョブに含まれる設定情報から前記設定難易度を設定する出力システム。
  3. 請求項2に記載の出力システムであり、
    前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブに関連付けられている前記画像データを前記出力部で出力する場合の複数の出力条件が含まれており、
    前記設定部は、予め定められた規定出力条件と異なる前記出力条件を多く含むジョブを、前記規定出力条件と異なる前記出力条件を少なく含むジョブよりも前記設定難易度を高く設定する出力システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載の出力システムであり、
    前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブに関連付けられている前記画像データを前記出力部で出力する場合の複数の出力条件が含まれており、
    各出力条件には、設定操作の難易度を示す難易レベルが設定されており、
    前記設定部は、予め定められた規定出力条件と異なる前記出力条件に設定された前記難易レベルが高いジョブを、前記難易レベルが低いジョブよりも前記設定難易度を高く設定する出力システム。
  5. 請求項4に記載の出力システムであり、
    前記規定部は、前記規定出力条件と異なる複数の前記出力条件に設定された前記難易レベルを加算した合計難易レベルが高いジョブを、前記合計難易レベルが低いジョブよりも前記設定難易度を高く設定する出力システム。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の出力システムであり、
    前記ジョブに含まれる前記設定情報には、当該ジョブの種類を示す種類情報が含まれており、
    前記設定部は、前記ジョブに含まれる前記種類情報がFAX受信である場合に、他の種類情報を含むジョブよりも前記設定難易度を高く設定する出力システム。
  7. 請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載の出力システムであって、
    前記設定部は、前記記憶部に新たなジョブが記憶された場合に前記設定を行う出力システム。
  8. 請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載の出力システムであって、
    前記設定難易度は、前記削除部によって削除される順位が設定された優先順位であり、
    前記設定部は、前記設定難易度の高いジョブの優先順位を、前記設定難易度の低いジョブの優先順位よりも低く設定する出力システム。
  9. 請求項2ないし請求項7のいずれか一項に記載の出力システムであって、
    前記設定難易度は、前記削除部によって削除される期限が設定された削除期限であり、
    前記設定部は、前記設定難易度の高いジョブの削除期限を、前記設定難易度の低いジョブの削除期限よりも遅く設定する出力システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の出力システムであって、
    前記削除部によって削除される前記ジョブに設定されていた前記設定情報を通知する通知部を備える出力システム。
  11. 画像データに関連付けられているとともに、当該画像データに設定されている設定情報を含むジョブを記憶する記憶部と、
    前記ジョブに対する出力指示を受け付けると、当該ジョブに含まれる設定情報に基づいて当該ジョブに関連付けられており且つ前記記憶部に記憶されている画像データを出力する出力部と、
    前記記憶部に記憶されている前記ジョブを削除する削除部と、を備え、
    前記削除部は、前記設定情報の設定操作の難易度を示す設定難易度が高いジョブを、前記設定難易度が低いジョブよりも後に削除する出力装置。
  12. 画像データ関連付けられているとともに、当該画像データに設定されている設定情報を含むジョブを記憶する記憶部と、前記ジョブに対する出力指示を受け付けると、当該ジョブに含まれる設定情報に基づいて当該ジョブに関連付けられており且つ前記記憶部に記憶されている画像データを出力する出力部と、を備える出力装置に接続可能なクライアント装置に、
    前記ジョブを前記記憶部に記憶される記憶処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記ジョブを削除させる削除処理と、を実行させ、
    前記削除処理では、前記設定情報の設定操作の難易度を示す設定難易度が高いジョブを、前記設定難易度が低いジョブよりも後に削除させるプログラム。
JP2010290529A 2010-12-27 2010-12-27 出力システム、出力装置、及びそのプログラム Active JP5589831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010290529A JP5589831B2 (ja) 2010-12-27 2010-12-27 出力システム、出力装置、及びそのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010290529A JP5589831B2 (ja) 2010-12-27 2010-12-27 出力システム、出力装置、及びそのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012138817A JP2012138817A (ja) 2012-07-19
JP5589831B2 true JP5589831B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=46675882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010290529A Active JP5589831B2 (ja) 2010-12-27 2010-12-27 出力システム、出力装置、及びそのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5589831B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3478639B2 (ja) * 1995-07-10 2003-12-15 株式会社リコー 複写システム
JP2004171237A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP5100195B2 (ja) * 2007-04-27 2012-12-19 キヤノン株式会社 情報処理装置及びジョブ管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012138817A (ja) 2012-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4725726B2 (ja) 画像処理装置、ジョブログ管理プログラムおよび画像処理システム
US20200259965A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP2007325251A (ja) 画像形成装置及びアプリケーション実行方法
US11115548B2 (en) Image processing apparatus that executes job, control method therefor, and storage medium
US10009511B2 (en) Image processing system that performs reading and transmitting process of original image, method of controlling image processing system, and storage medium
US10306085B2 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and recording medium
JP5807363B2 (ja) ファクシミリ装置
US11652948B2 (en) Communication job record display device, control method therefor, and storage medium storing control program therefor
US20190349492A1 (en) Image forming apparatus equipped with operating unit, control method therefor, and storage medium
JP5589831B2 (ja) 出力システム、出力装置、及びそのプログラム
JP2011171825A (ja) 画像形成装置、表示管理装置、画像管理システム及び制御プログラム
JP6926826B2 (ja) 画像形成装置及び情報処理装置
JP6410051B2 (ja) サーバーおよびサーバー用プログラム
JP4923592B2 (ja) ワークフロー設定装置及び同設定方法、並びにワークフロー設定処理プログラム
JP2007043515A (ja) 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記録媒体
JP6248594B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、処理方法、および制御プログラム
JP7334530B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US10136016B2 (en) Communication apparatus having prohibited data deletion, method of controlling the same, and storage medium
JP5315919B2 (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム
JP2008245191A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の履歴制御プログラム
JP2022173646A (ja) 画像形成装置
JP6429034B2 (ja) 画像形成システム
JP4111183B2 (ja) 原稿読取装置
JP2021100178A (ja) 画像形成装置
JP5610731B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130314

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20140407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5589831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150