JP6248594B2 - 画像処理システム、画像処理装置、処理方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、処理方法、および制御プログラム Download PDF

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この発明は画像処理システム、画像処理装置、処理方法、および制御プログラムに関し、特に、複数の画像処理装置を含む画像処理システム、該システムに含まれる画像処理装置、該システムでの処理方法、および該画像処理装置の制御プログラムに関する。
昨今、MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像処理装置に搭載されるメモリーの大型化が進んでいる。これに伴って、複数台の画像処理装置を含む画像処理システムでは、これら複数の画像処理装置のいずれもがサーバー機能を持つことができるようになってきている。
複数の画像処理装置を含む画像処理システムを用いて印刷ジョブを印刷する方法として、印刷ジョブをスプールするための専用機としてのサーバーを必要とせず(サーバーレス)に印刷する方法へのニーズが高まっている。すなわち、ユーザーが複数の画像処理装置のうちのいずれかに対して印刷ジョブを発行して印刷ジョブをスプールさせ、その後、任意の画像処理装置にログインして該印刷ジョブの印刷を指示することで、指示した画像処理装置で当該印刷ジョブを取得して印刷する方法へのニーズが高まっている。
上記の方法でプリント可能な、サーバー機能を有する画像処理装置を複数台含んだ画像処理システムは、サーバーレスユビキタスシステムとも呼ばれる。また、上記のような印刷は、ユビキタスプリントとも呼ばれる。
一方で、画像処理装置は通常の印刷も可能である。そのため、サーバーレスユビキタスシステムに含まれる画像処理装置には、ユビキタスプリント用の印刷ジョブ(以下、ユビキタスジョブとも称する)を記憶するための記憶領域と、通常の印刷ジョブ用の記憶領域との両記憶領域が用意されている。
画像処理装置は、メモリー容量を削減するため、通常の印刷ジョブは圧縮して、圧縮データとして上記の記憶領域に格納する。ユーザーから印刷指示がなされると、画像処理装置は該当する印刷ジョブの圧縮データを伸長処理した上で印刷処理する。
これに対して、サーバーレスユビキタスシステムでサーバーとして機能する画像処理装置は、「いつでもどこでも」印刷したい、というユビキタスプリントに対するニーズに応えるため、ユビキタスジョブは圧縮せずにサーバーレスユビキタス用の記憶領域に格納する技術が提案されている。ユビキタスジョブを圧縮せずにスプールしておくことで、ユーザーが印刷指示した画像処理装置からユビキタスジョブが要求されると、ユビキタスジョブをスプールしている画像処理装置は該当するユビキタスジョブに対して伸長処理や変換処理を行なうことなくそのまま要求した画像処理装置に対して送信することができる。これにより、ユビキタスプリントを素早くすることができる。
特開2012−113372号公報 特開2010−224627号公報 特開2009−294889号公報
さらに、サーバーレスユビキタスシステムに含まれる画像処理装置に対していったん、通常の印刷ジョブとして発行しスプールした印刷ジョブを、ユビキタスプリントしたいというニーズもある。しかしながら、上記のように、通常の印刷ジョブは圧縮されて圧縮データとして格納されているため、要求した画像処理装置に対して送信する際には伸長処理をする必要がある。そのため、ユーザーが印刷指示した画像処理装置での印刷時間が長くなってしまい、ユビキタスプリントに対するという「いつでもどこでも」印刷したい、というニーズに応えることができないという問題がある。
上記の問題を回避するために、通常の印刷ジョブとしてスプールしている画像処理装置から要求した画像処理装置に対して、圧縮データのまま印刷ジョブを送信する方法も考えられる。
しかしながら、上記のようにサーバーレスユビキタスシステムに含まれる画像処理装置でユビキタスジョブを送信する機能は印刷ジョブを送信する機能であるため、圧縮データを送信するための機能を新たに搭載しなければならない、という問題がある。さらに、圧縮データを要求した画像処理装置に対して送信すると、当該画像処理装置にて圧縮データを受信し、さらに伸長処理を行なう必要があるため、印刷時間が長くなってしまうという問題もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、いわゆるサーバーレスユビキタスシステムである画像処理システムであって、通常の印刷ジョブをスムーズにユビキタスプリントすることができる画像処理システム、画像処理装置、処理方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像処理システムは相互に通信可能な複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、複数の画像処理装置のうちのいずれかの画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、第1の種類の印刷ジョブである場合に、印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するための第1の格納手段と、ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、第2の種類の印刷ジョブである場合に、印刷ジョブを複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納し、第1の画像処理装置のメモリーに第1のデータが格納されている場合に、第1のデータを複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して第2のデータを作成し、第2のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するための第2の格納手段と、ユーザーから上記印刷ジョブの印刷指示を受け付けるための指示手段と、印刷指示が複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置とは異なる第2の画像処理装置になされた場合に、印刷指示に従って第2の画像処理装置が第1の画像処理装置に対して該当する印刷ジョブを要求するための要求手段と、要求に従って第1の画像処理装置から第2の画像処理装置に対して、第1の画像処理装置のメモリーに格納されている上記第2のデータを転送するための第1の転送手段とを備える。
好ましくは、画像処理システムは第1の画像処理装置のメモリーに格納された第1のデータを第2のデータに変換するか否かを判断するための第1の判断手段をさらに備え、第2の格納手段は、第1の判断手段にて第2のデータに変換すると判断された場合に第1のデータを第2のデータに変換して第1の画像処理装置のメモリーに格納する。
より好ましくは、第1の判断手段は、ユーザーによる印刷ジョブに対する第2のデータへの変換の要否についての設定と、印刷ジョブを生成するための機能に対する設定と、印刷ジョブのジョブ名が特定のキーワードまたは特定のキーワードに類似するキーワードを含むか否か、とのいずれか1つを条件として用いて、印刷ジョブが条件を満たすか否かに基づいて判断する。
より好ましくは、第1の判断手段は、特定のキーワードを、第1の画像処理装置のメモリーに格納されている複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されているデータであって、所定期間、第1の転送手段で第2の画像処理装置に対して転送されずに第1の画像処理装置のメモリーに格納されているデータの印刷ジョブのジョブ名に基づいて決定する。
好ましくは、第1の判断手段は、複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換すると判断した第1のデータが複数、第1の画像処理装置のメモリーにある場合に、さらに、圧縮して複数の第1のデータに作成された複数の印刷ジョブそれぞれのサイズに基づいて変換する順を判断する。
好ましくは、画像処理システムは、第2の画像処理装置からの要求に応じて、第1の画像処理装置から第2の画像処理装置に対して、第2の画像処理装置のログインユーザーの発行した印刷ジョブであって、複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されて第1の画像処理装置のメモリーに格納されている印刷ジョブについてのジョブ情報を転送するための第2の転送手段と、第2の画像処理装置において、ジョブ情報に基づいて複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されて第1の画像処理装置のメモリーに格納されている印刷ジョブを第2の画像処理装置において処理可能な印刷ジョブとして提示するための提示手段とをさらに備え、第2の格納手段は、印刷ジョブが第1の格納手段に格納されてから第2の画像処理装置から要求がなされるまでの間に、上記第1のデータを変換して第2のデータを作成し、第1の画像処理装置のメモリーに格納する。
より好ましくは、画像処理システムは、第1の画像処理装置のメモリーの空き容量に基づいて、第1の画像処理装置のメモリーに格納された第1のデータを第2のデータに変換するタイミングを判断するための第2の判断手段をさらに備える。
より好ましくは、画像処理システムは、第1の画像処理装置のメモリー内のデータを管理するための管理手段をさらに備え、管理手段は、第2の転送手段で転送されたジョブ情報のうちの第1の転送手段で転送されなかった第2のデータを、第1の画像処理装置のメモリーから削除する。
より好ましくは、管理手段によって第1の画像処理装置のメモリーから第1のデータが削除された後に、指示手段によって第1の画像処理装置での印刷ジョブの印刷指示を受け付けた場合に、第1の格納手段は、第1の画像処理装置のメモリーに格納されている第2のデータを変換して第1のデータを作成して第1の画像処理装置のメモリーに格納する。
本発明の他の局面に従うと、画像処理装置は他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、当該画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、他の画像処理装置のうちのいずれかにおいて印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、第1の種類の印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータをメモリーに格納するための第1の格納手段と、ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、第2の種類の印刷ジョブである場合に、印刷ジョブを他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータをメモリーに格納し、メモリーに第1のデータが格納されている場合に、第1のデータを他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して第2のデータを作成し、第2のデータをメモリーに格納するための第2の格納手段と、ユーザーから上記印刷ジョブの印刷指示を受け付けた他の画像処理装置から、上記印刷ジョブの要求を受け付けるための要求入力手段と、要求に従ってメモリーに格納されている上記第2のデータを他の画像処理装置に対して転送するための転送手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、処理方法は相互に通信可能な複数の画像処理装置を
含む画像処理システムでのジョブの処理方法であって、複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、複数の画像処理装置のうちのいずれかの画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、入力を受け付けた印刷ジョブが、第1の種類の印刷ジョブである場合に、当該印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するステップと、入力を受け付けた印刷ジョブが、第2の種類の印刷ジョブである場合に、印刷ジョブを複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納し、第1の画像処理装置のメモリーに第1のデータが格納されている場合に、第1のデータを複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して第2のデータを作成し、第2のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するステップと、ユーザーから上記印刷ジョブの印刷指示を受け付けるステップと、印刷指示が複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置とは異なる第2の画像処理装置になされた場合に、印刷指示に従って第2の画像処理装置が第1の画像処理装置に対して上記印刷ジョブを要求するステップと、要求に従って第1の画像処理装置から第2の画像処理装置に対して、第1の画像処理装置のメモリーに格納されている上記第2のデータを転送するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、処理プログラムは他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置にジョブの処理を実行させるためのプログラムであって、当該画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、他の画像処理装置のうちのいずれかにおいて印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、入力を受け付けた印刷ジョブが、第1の種類の印刷ジョブである場合に、上記印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを当該画像処理装置のメモリーに格納するステップと、入力を受け付けた印刷ジョブが、第2の種類の印刷ジョブである場合に、印刷ジョブを他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータをメモリーに格納し、メモリーに第1のデータが格納されている場合に、第1のデータを他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して第2のデータを作成し、第2のデータをメモリーに格納するステップと、ユーザーから上記印刷ジョブの印刷指示を受け付けた他の画像処理装置から、上記印刷ジョブの要求を受け付けるステップと、要求に従ってメモリーに格納されている上記第2のデータを他の画像処理装置に対して転送するステップとを当該画像処理装置に実行させる。
この発明によると、いわゆるサーバーレスユビキタスシステムである画像処理システムにおいて、通常の印刷ジョブをスムーズにユビキタスプリントすることができる。
実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を示す図である。 システムに含まれるMFPの装置構成の具体例を示すブロック図である。 システムでの印刷ジョブの流れの一例を表わした図である。 システムでの動作概要を表わした図である。 MFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 ユビキタスデータへの変換の要否の設定の具体例を表わした図である。 MFPでの動作の流れの具体例を示すフローチャートである。 MFPでの動作の流れの具体例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を示す図である。図1を参照して、本システムは、ネットワーク500で接続された、画像処理装置の一例としての、複数のMFP(Multi-Functional Peripheral)100A〜100E(これらを代表してMFP100と称する)を含む。複数のMFP100は、ネットワーク500を介して相互に通信可能である。ネットワーク500は、LAN(Local Area Network)などが該当する。
ネットワーク500には、ユーザー端末の一例としてPC(パーソナルコンピューター)300A,300B(これらを代表してPC300と称する)が接続されている。PC300は、ネットワーク500を介してMFP100と通信可能である。なお、ユーザー端末はPCに限定されず、ネットワーク500に接続可能であって、印刷ジョブを発行可能な装置であればどのような装置であってもよい。
<装置構成>
図2は、MFP100の装置構成の具体例を示すブロック図である。本システムに含まれる画像処理装置は、通信機能と画像処理機能とを備えたものであればどのようなものであってもよい。そのため、図2では、一般的なMFPの構成が示されている。すなわち、図2を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域となったり、計算値を記憶したりするためのメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどを記憶するための大型の記憶装置の一例としてのHDD(Hard Disk Drive)13と、スキャナー14と、プリンター15と、操作パネル16と、ファクシミリ(送受信装置)17と、ネットワーク500を介した通信を制御するための通信I/F(インタフェース)18とを含む。
メモリーの一例としてのHDD13は、後述する、第1の記憶領域である通常ボックス131と第2の記憶領域であるユビキタスボックス132とを含む。
<動作概要>
図3は、本システムでの印刷ジョブの流れの一例を表わした図である。図3を参照して、ユーザーは、本システムに含まれる複数台のMFP100A〜100EのうちのいずれかのMFP100(たとえばMFP100B)を操作する、またはPC300から転送するなどして、MFP100Bに対して当該MFP100Bで印刷させるためのジョブを発行することができる(ステップS1)。以降の説明において、発行先のMFP100で印刷処理を行なうために発行されたジョブを「通常ジョブ」と称する。
MFP100Bは、通常ジョブの入力を受け付けると、当該印刷ジョブを圧縮して圧縮データを作成し、上記の第1の記憶領域である通常ボックス131に格納する(ステップS2)。通常ボックス131は、通常ジョブを保持するために用意された記憶領域を指す。
MFP100Bは、さらに、所定のタイミングで、通常ボックスに格納された上記の圧縮データをたとえばPDL(Page Description Language)形式など本システムに含まれる複数のMFP100のいずれもで処理可能な形式に変換して後述するユビキタスジョブのデータ(以下、ユビキタスデータ)を作成し、上記の第2の記憶領域であるユビキタスボックス132に格納する(ステップS3)。ユビキタスボックス132は、後述するユビキタスジョブのデータであるユビキタスデータを保持するために用意された記憶領域を指す。
なお、このとき、MFP100Bでは、圧縮データをユビキタスデータへの変換の要否や、変換するタイミングや、圧縮データが複数ある場合には変換する順などを判断し(ステップS3−1)、その判断結果に従って上記の変換がなされてもよい。
ユーザーは、上記のようにMFP100Bで印刷させるための通常ジョブとして発行したジョブを、他のMFP100Aで印刷させたいと考える場合がある。このように、複数のMFP100のうちのいずれかのMFPに対して印刷ジョブを発行して当該MFP100に印刷ジョブをスプールさせ、その後、任意のMFPにログインして該印刷ジョブの印刷を指示することで指示したMFPで当該印刷ジョブを取得して印刷する印刷方法は、ユビキタスプリントとも呼ばれる。また、上記の方法で印刷させるためにスプールさせるMFPに対して発行するジョブはユビキタスジョブとも呼ばれる。
本システムは、この方法でプリント可能な、サーバーレスユビキタスシステムとも呼ばれるシステムである。ユビキタスジョブが発行されると、当該印刷ジョブを受け付けたMFP100は上記のようにユビキタスデータに変換し、自身のユビキタスボックス132に格納する。そして、MFP100は、他のMFPからユビキタスジョブが要求されると、当該他のMFPに対して転送する。すなわち、サーバーレスユビキタスシステムである本システムでは、MFP100間のユビキタスジョブのデータをやり取りするための通信手段は、PDL形式など処理可能な形式であるデータをやり取りする機能を有する。
通常ジョブは、上記のように、発行されたMFP100においていったん圧縮されて圧縮データとして通常ボックス131に格納される。これにより、メモリー容量の圧迫を抑えることができる。しかしながら、当該MFP100において印刷処理を実行する際には、圧縮データを伸長する処理が必要となる。
これに対して、ユビキタスジョブは、上記のように、当該印刷ジョブをスプールするMFP100においてPDL形式など各MFP100において処理可能な形式に変換された上でユビキタスボックス132に格納される。そのため、後述するように、ユビキタスジョブは、印刷処理するMFP100に転送された後に当該MFP100において処理可能な形式に変換する処理がなされることがなく、そのまま、印刷を開始することができる。このため、ユビキタスプリントでは、ユーザー指示から印刷までの時間を短くすることができる。
ユーザーが、本システムに含まれる複数のMFP100のうちの所望するMFP100Aにログインすると、MFP100Aには、本システムに含まれるいずれかのMFP100にスプールされている当該ユーザーのユビキタスジョブがMFP100Aに提示される。このとき、上記ステップS1で当該ユーザーが通常ジョブとして発行した印刷ジョブも、上記ステップS2でユビキタスデータに変換されてユビキタスボックス132に格納されているため、ユビキタスジョブとして提示される。そのため、ユーザーは、提示されたユビキタスジョブの中から、上記ステップS1で通常ジョブとして発行した印刷ジョブも印刷対象として選択し、MFP100Aに対して印刷を指示することができる(ステップS4)。
MFP100Aは、ユビキタスジョブの選択を受け付けると、当該ユビキタスジョブをスプールしているMFP100Bに対してジョブを要求する(ステップS5)。この要求を受けると、MFP100Bは、ユビキタスボックス132に格納しているユビキタスデータをそのまま、MFP100Aに対して転送する(ステップS6)。
なお、MFP100Bは、MFP100Aに対して上記のユビキタスデータを転送した後、または、所定期間、MFP100Aから上記のユビキタスデータが要求されなかった場合、ユビキタスボックス132に格納しているユビキタスデータを削除してもよい(ステップS7)。このようにすることで、メモリー容量の圧迫を抑えることができる。
図4は、本システムでの動作概要を表わした図である。図4を参照して、ユーザーは、一例としてMFP100Bに対してスキャン指示を行なってMFP100Bにスキャン動作を行なわせることで(ステップS11)、MFP100Bに対して通常ジョブを発行する。
スキャン動作を行なうことでスキャン画像を得たMFP100Bは、当該画像を通常ジョブとして、上記のように圧縮して圧縮データを作成して通常ボックス131に格納する(ステップS12)。さらに、MFP100Bは、所定のタイミングで、常ボックスに格納された上記の圧縮データをたとえばPDL形式などMFP100で処理可能な形式に変換してユビキタスデータを作成し、ユビキタスボックス132に格納する(ステップS13)。
一方、ユーザーは、ユーザー端末であるPC300においてプリンタードライバーを起動してユビキタスジョブであるファイルをMFP100Cに転送することで、MFP100Cに対してユビキタスジョブを発行してスプールさせる(ステップS14)。ユビキタスジョブとするファイルを受信したMFP100Cは、当該ファイルを上記のようなMFP100で処理可能な形式に変換してユビキタスデータを作成し、ユビキタスボックス132に格納する(ステップS15)。
その後、当該ユーザーが本システムに含まれるさらに他のMFP100Aにログインすると(または当該ログインユーザーから指示を受け付けると)、MFP100Aは、ユビキタスプリントを実行させるためのプログラムであるユビキタスアプリを起動する(ステップS16)。そして、MFP100Aは、当該プログラムに従ってログインユーザーの発行したユビキタスジョブの一覧をMFP100Aにリスト表示するために必要な情報である、該当するユビキタスジョブを特定するための情報(以下、ジョブ情報とも称する)を各MFP100に対して要求する(ステップS17)。
当該ログインユーザーのユビキタスデータをユビキタスボックス132にスプールしているMFP100BおよびMFP100Cは、上記の要求に応じてジョブ情報をMFP100Aに対して転送する(ステップS18)。MFP100Aは、ジョブ情報を用いてログにユーザーのユビキタスジョブの一覧(以下、ジョブリストとも称する)を表示する(ステップS19)。
ログインユーザーから、ジョブリストの中からユビキタスジョブを指定し、当該ユビキタスジョブの印刷指示を受け付けると、MFP100Aは、指定されたユビキタスジョブをスプールしているMFP100に対してユビキタスジョブを要求する(ステップS20)。要求されたMFP100は、指定されたユビキタスジョブをMFP100Aに対して転送する(ステップS21)。ステップS21でMFP100Cは、ユビキタスボックス132に格納している、MFP100で処理可能な形式に変換したユビキタスデータをMFP100Aに転送する。また、MFP100Bは、通常ジョブから生成した圧縮データを変換して生成し、ユビキタスボックス132に格納しているユビキタスデータをMFP100Aに転送する。MFP100Aは、受信したユビキタスデータに対して印刷処理を実行する(ステップS22)。
<機能構成>
図5は、上記動作を行なうためのMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図5に表わされた各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が、図2に表わされた他の構成、または図示されていない電気回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
図5を参照して、上記のように、メモリーの一例であるHDD13は、通常ジョブから生成された圧縮データを記憶するための記憶領域である通常ボックス131と、MFP100で処理可能な形式に変換したユビキタスジョブのデータであるユビキタスデータを記憶するための記憶領域であるユビキタスボックス132とを含む。
さらに図5を参照して、CPU10は、スキャン動作などの画像形成動作、あるいはPC300からの送信などによってジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力部101と、入力された通常ジョブを圧縮部103によって圧縮して圧縮データを作成し、通常ボックス131に格納するための第1格納処理部102と、圧縮データまたは入力されたユビキタスジョブを変換部105によってMFP100で処理可能な形式に変換してユビキタスデータを作成し、ユビキタスボックス132に格納するための第2格納処理部104と、操作パネル16を介してユーザー指示の入力を受け付けるための指示入力部106と、ユーザー指示に基づいてログインしたユーザーのユビキタスジョブや、ジョブ情報を通信I/F18を介して他のMFP100に要求するための要求部107と、通信I/F18を介して他のMFP100からのジョブ情報やユビキタスジョブの要求を受け付けるための要求入力部108と、他のMFP100からの要求に応じて通信I/F18を介してジョブ情報やユビキタスジョブを転送するための転送部109と、通信I/F18を介して他のMFP100からのジョブ情報の入力を受け付けるためのジョブ情報入力部112と、ログインユーザーのユビキタスジョブの一覧であるジョブリストを操作パネル16にて提示するための提示部113とを含む。
第2格納処理部104は、入力されたジョブが通常ジョブであった場合には、通常ボックス131に格納された圧縮データをMFP100で処理可能な形式に変換してユビキタスデータを作成しユビキタスボックス132に格納する。好ましくは、CPU10は、第2格納処理部104での上記の変換およびユビキタスデータの格納の要否を判断するための判断部114を含む。
判断部114は、さらに通常ボックス131に格納された圧縮データをユビキタスデータに格納するか否かを判断するための第1判断部115と、当該MFP100のメモリーの空き容量に基づいて、通常ボックス131に格納された圧縮データをユビキタスデータに変換するタイミングを判断するための第2判断部116とを含む。
より好ましくは、第1判断部115は、ユーザーが通常ジョブに対して予め設定したユビキタスデータへの変換の設定と、通常ジョブを生成するための機能に対して予めなされている設定と、通常ジョブのジョブ名が特定のキーワードまたは特定のキーワードに類似するキーワードを含むか否か、とのいずれか1つを条件として用いて、通常ジョブが上記条件を満たすか否かに基づいてユビキタスデータに変換するか否かを判断する。
図6は、通常ジョブを生成するための機能に対して予めなされている、ユビキタスデータへの変換の要否の設定の具体例を表わした図である。MFP100において通常ジョブである印刷データを取得するための機能として、スキャン機能、ファクシミリ機能、ダウンロード機能、および印刷データとして取得する機能が挙げられる。これら各機能について、この機能で取得した通常ジョブをユビキタスデータに変換するか否かが予め設定され、メモリーに記憶されているものとする。この場合、第1判断部115は当該設定を参照して、対象の通常ジョブから生成された圧縮データをユビキタスジョブに変換するか否かを判断することができる。なお、図6の設定は、ユーザーごとになされていてもよいし、管理者等、特定のユーザーによってなされてもよい。
上記の条件に用いる特定のキーワードは、たとえば「日報」など、予め設定され、メモリーに記憶されていてもよい。または、特定のキーワードは、所定期間、他のMFP100に転送されずにユビキタスボックス132に格納されたままとなっているユビキタスデータの基の通常ジョブのファイル名に基づいて決定されてもよい。所定期間、他のMFP100に転送されずにユビキタスボックス132に格納されたままとなっているユビキタスデータは、ユビキタスジョブに変換したものの、ユビキタスプリントに用いられなかったものに該当する。従って、当該ジョブはユビキタスプリントのニーズが低いものとして、当該ファイル名と同じファイル名の通常ジョブ、または当該ファイル名を一部に含むなど類似したファイル名の通常ジョブは、予めユビキタスジョブに変換しておく必要がないものと判断することができる。同様に、第1判断部115は、通常ジョブのファイル名のうち、ユビキタスプリントされたもののファイル名に含まれる文字列を特定のキーワードとし、このキーワードをファイル名に含む通常ジョブから優先してユビキタスデータに変換するようにしてもよい。第1判断部115が上記のようにユビキタスデータへの変換の要否を判断することで、当該MFP100のメモリーの圧迫を抑えることができる。
さらに、好ましくは第1判断部115は、ユビキタスデータへ変換すると判断した圧縮データが複数、通常ボックス131に格納されている場合に、さらに、当該複数の圧縮データそれぞれのサイズに基づいて変換する順を判断する。第1判断部115が上記のようにユビキタスデータへの変換の順を判断することでも、当該MFP100のメモリーの圧迫を抑えることができる。
転送部109は、ユビキタスジョブを転送するためのジョブ転送部110と、ユビキタスジョブのジョブ情報を転送するためのジョブ情報転送部111とを含む。ジョブ転送部110およびジョブ情報転送部111は、いずれも、ユビキタスボックス132に格納されている、圧縮データを変換して作成されたユビキタスデータについての情報も、要求された他のMFP100に対して転送する。
第2格納処理部104は、第1格納処理部102が通常ジョブを圧縮データに変換して通常ボックス131に格納してから、他のFMP100から当該通常ジョブを発行したユーザーが発行したユビキタスジョブのジョブ情報が要求されるまでの間に、上記圧縮データからユビキタスデータを作成し、ユビキタスボックス132に格納する。第2判断部116は、当該MFP100のメモリーの空き容量に基づいて、上記の期間での変換のタイミングを判断する。
さらに好ましくは、CPU10は、ユビキタスボックス132内のユビキタスデータを管理するための管理部117をさらに含む。管理部117は、ジョブ情報転送部111によってジョブ情報が転送されたユビキタスデータのうちのジョブ転送部110によって転送されなかったユビキタスデータをユビキタスボックス132から削除する。すなわち、管理部117は、通常ジョブを変換して作成したユビキタスデータのうち、ジョブリストにユビキタスジョブとして提示したもののユーザーがユビキタスプリントしなかったユビキタスデータをユビキタスボックス132から削除する。管理部117が上記のようにユビキタスデータを管理することで、当該MFP100のメモリーの圧迫を抑えることができる。
なお、ユビキタスボックス132にユビキタスデータが格納されたままとなっている場合であって、通常ボックス131から圧縮データが削除された後に、当該通常ジョブの通常プリントの指示を受け付けた場合に、前記第1格納処理部102は、ユビキタスボックス132に格納されている対応するユビキタスデータを変換して圧縮データを作成して通常ボックス131に格納してもよい。
<動作フロー>
図7および図8は、MFP100での動作の流れの具体例を示すフローチャートである。図7および図8のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図5の各機能を発揮することで実現される。
図7を参照して、CPU10は、ジョブの入力を受け付け(ステップS101でYES)、それが通常ジョブであった場合(ステップS103でYES)、当該通常ジョブに対して圧縮処理を行なって圧縮データを作成し、通常ボックス131に格納する(ステップS105)。そして、CPU10は一連の動作を終了して最初に戻り、次の動作を待機する。
一方、受け付けたジョブがユビキタスジョブの場合(ステップS103でNO)、CPU10は、当該ジョブをユビキタスデータとしてユビキタスボックス132に格納する(ステップS107)。そして、CPU10は一連の動作を終了して最初に戻り、次の動作を待機する。
CPU10は、通常ボックス131に格納されている圧縮データをユビキタスデータに変換するタイミングに達したことを検出すると(ステップS101でNO、かつステップS109でYES)、通常ボックス131に圧縮データが格納されているか否かを確認する。上記のタイミングは、所定の時間間隔や所定のイベント発生時など、予め規定されたタイミングであってもよいし、通常ボックス131に圧縮データを格納したタイミング、つまり、上記ステップS105の動作に続くタイミングであってもよい。
通常ボックス131に圧縮データが格納されている場合(ステップS111でYES)、CPU10は、当該圧縮データをPDL形式など、MFP100で処理可能な形式に変換してユビキタスデータを作成し、ユビキタスボックス132に格納する(ステップS113)。このとき、変換対象の圧縮データが複数、通常ボックス131に格納されている場合には、CPU10は、データサイズや格納順や発行したユーザーに対して予め設定されている優先順位、などに基づいて変換する順を判断し、その結果に従って変換してもよい。通常ボックス131に圧縮データが格納されていない場合(ステップS111でNO)、または、未だユビキタスデータに変換していない圧縮データが格納されていない場合には、CPU10は、上記ステップS113の動作をスキップする。そして、CPU10は一連の動作を終了して最初に戻り、次の動作を待機する。
次に、図8を参照して、CPU10は、他のMFP100からジョブリストを表示するために必要な情報としてジョブ情報の要求を受け付けると(ステップS109でNO、かつステップS115でYES)、ユビキタスボックス132に指定されたユーザーのユビキタスデータが格納されているか否かを確認する。該当するユビキタスデータが格納されている場合(ステップS117でYES)、CPU10は、当該ユビキタスデータに関するジョブ情報を要求したMFP100に転送する(ステップS119)。該当するユビキタスデータがユビキタスボックス132に格納されていない場合には(ステップS117でNO)、CPU10は上記ステップS119の動作をスキップする。そして、CPU10は一連の動作を終了して最初に戻り、次の動作を待機する。
CPU10は、他のMFP100からユビキタスジョブの要求を受け付けると(ステップS115でNO、かつステップS121でYES)、ユビキタスボックス132に指定されたユビキタスデータが格納されているか否かを確認する。該当するユビキタスデータが格納されている場合(ステップS123でYES)、CPU10は、当該ユビキタスデータを要求したMFP100に転送する(ステップS125)。該当するユビキタスデータが格納されていない場合には(ステップS123でNO)、CPU10は上記ステップS125の動作をスキップする。
好ましくは、CPU10は、通常ジョブを変換して作成したユビキタスデータであって上記ステップS119で転送したジョブ情報に対応したユビキタスデータのうち、上記ステップS125でユビキタスデータを転送していないユビキタスデータがある場合(ステップS127でYES)、該当するユビキタスデータをユビキタスボックス132から削除する(ステップS129)。該当するユビキタスデータが格納されていない場合には(ステップS127でNO)、CPU10は上記ステップS129の動作をスキップする。そして、CPU10は一連の動作を終了して最初に戻り、次の動作を待機する。
また、CPU10は、いずれのイベントも検出しなかった場合には(ステップS101でNO、ステップS109でNO、ステップS115でNO、かつステップS121でNO)、上記の動作を行なうことなく、次の動作を待機する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるシステムに含まれるMFP100が以上の動作を行なうことで、ユーザーが通常ジョブとして発行した印刷ジョブが自動的に、または所定の条件を満たす場合に自動的にユビキタスジョブに変換されて、ユビキタスジョブとしてメモリーに格納される。そのため、ユーザーが通常ジョブとして発行した後に当該印刷ジョブのユビキタスプリントを指示した場合であっても、その要求に応じて素早くスムーズにユビキタスプリントを実現することができる。
その際に、MFP100は予めユビキタスジョブに変換した上でMFP100間で転送するため、通常のユビキタスプリントシステムの通信機能を用いることができる。従って、既存のユビキタスプリントシステムから本実施の形態にかかるシステムを容易に構築することができる。
なお、さらに、上述の動作をMFP100のCPU10に実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。このようなプログラムを提供することによって、すでにオフィスに設置されているような既存のMFPを用いて本システムを構築することができる。また、既存のMFPを本システムに追加することができる。そのため、容易に本システムを構築することができる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納処理部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 HDD、14 スキャナー、15 プリンター、16 操作パネル、18 通信I/F、100,100A〜100E MFP、101 ジョブ入力部、102 第1格納処理部、103 圧縮部、104 第2格納処理部、105 変換部、106 指示入力部、107 要求部、108 要求入力部、109 転送部、110 ジョブ転送部、111 ジョブ情報転送部、112 ジョブ情報入力部、113 提示部、114 判断部、115 第1判断部、116 第2判断部、117 管理部、131 通常ボックス、132 ユビキタスボックス、300 PC、500 ネットワーク。

Claims (12)

  1. 相互に通信可能な複数の画像処理装置を含む画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、前記複数の画像処理装置のうちのいずれかの画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、
    前記ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第1の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するための第1の格納手段と、
    前記ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第2の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを前記第1の画像処理装置のメモリーに格納し、前記第1の画像処理装置のメモリーに前記第1のデータが格納されている場合に、前記第1のデータを前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して前記第2のデータを作成し、前記第2のデータを前記第1の画像処理装置のメモリーに格納するための第2の格納手段と、
    ユーザーから前記印刷ジョブの印刷指示を受け付けるための指示手段と、
    前記印刷指示が前記複数の画像処理装置のうちの前記第1の画像処理装置とは異なる第2の画像処理装置になされた場合に、前記印刷指示に従って前記第2の画像処理装置が前記第1の画像処理装置に対して前記印刷ジョブを要求するための要求手段と、
    前記要求に従って前記第1の画像処理装置から前記第2の画像処理装置に対して、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている前記第2のデータを転送するための第1の転送手段とを備える、画像処理システム。
  2. 前記第1の画像処理装置のメモリーに格納された前記第1のデータを前記第2のデータに変換するか否かを判断するための第1の判断手段をさらに備え、
    前記第2の格納手段は、前記第1の判断手段にて前記第2のデータに変換すると判断された場合に前記第1のデータを前記第2のデータに変換して前記第1の画像処理装置のメモリーに格納する、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1の判断手段は、ユーザーによる前記印刷ジョブに対する前記第2のデータへの変換の要否についての設定と、前記印刷ジョブを生成するための機能に対する設定と、前記印刷ジョブのジョブ名が特定のキーワードまたは前記特定のキーワードに類似するキーワードを含むか否か、とのいずれか1つを条件として用いて、前記印刷ジョブが前記条件を満たすか否かに基づいて判断する、請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記第1の判断手段は、前記特定のキーワードを、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されているデータであって、所定期間、前記第1の転送手段で前記第2の画像処理装置に対して転送されずに前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されているデータの印刷ジョブのジョブ名に基づいて決定する、請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記第1の判断手段は、前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換すると判断した前記第1のデータが複数、前記第1の画像処理装置のメモリーにある場合に、さらに、圧縮して前記複数の第1のデータに作成された複数の前記印刷ジョブそれぞれのサイズに基づいて変換する順を判断する、請求項2〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記第2の画像処理装置からの要求に応じて、前記第1の画像処理装置から前記第2の画像処理装置に対して、前記第2の画像処理装置のログインユーザーの発行した印刷ジョブであって、前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されて前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている印刷ジョブについてのジョブ情報を転送するための第2の転送手段と、
    前記第2の画像処理装置において、前記ジョブ情報に基づいて前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換されて前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている印刷ジョブを前記第2の画像処理装置において処理可能な印刷ジョブとして提示するための提示手段とをさらに備え、
    前記第2の格納手段は、前記印刷ジョブが前記第1の格納手段に格納されてから前記第2の画像処理装置から前記要求がなされるまでの間に、前記第1のデータを変換して前記第2のデータを作成し、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記第1の画像処理装置のメモリーの空き容量に基づいて、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納された前記第1のデータを前記第2のデータに変換するタイミングを判断するための第2の判断手段をさらに備える、請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記第1の画像処理装置のメモリー内のデータを管理するための管理手段をさらに備え、
    前記管理手段は、前記第2の転送手段で転送されたジョブ情報のうちの前記第1の転送手段で転送されなかった前記第2のデータを、前記第1の画像処理装置のメモリーから削除する、請求項6に記載の画像処理システム。
  9. 前記管理手段によって前記第1の画像処理装置のメモリーから前記第1のデータが削除された後に、前記指示手段によって前記第1の画像処理装置での前記印刷ジョブの印刷指示を受け付けた場合に、前記第1の格納手段は、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている前記第2のデータを変換して前記第1のデータを作成して前記第1の画像処理装置のメモリーに格納する、請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置であって、
    当該画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、前記他の画像処理装置のうちのいずれかにおいて印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるためのジョブ入力手段と、
    前記ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第1の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータをメモリーに格納するための第1の格納手段と、
    前記ジョブ入力手段により入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第2の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを前記他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを前記メモリーに格納し、前記メモリーに前記第1のデータが格納されている場合に、前記第1のデータを前記他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して前記第2のデータを作成し、前記第2のデータを前記メモリーに格納するための第2の格納手段と、
    ユーザーから前記印刷ジョブの印刷指示を受け付けた前記他の画像処理装置から、前記印刷ジョブの要求を受け付けるための要求入力手段と、
    前記要求に従って前記メモリーに格納されている前記第2のデータを前記他の画像処理装置に対して転送するための転送手段とを備える、画像処理装置。
  11. 相互に通信可能な複数の画像処理装置を含む画像処理システムでのジョブの処理方法であって、
    前記複数の画像処理装置のうちの第1の画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、前記複数の画像処理装置のうちのいずれかの画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
    入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第1の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを第1の画像処理装置のメモリーに格納するステップと、
    入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第2の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを前記第1の画像処理装置のメモリーに格納し、前記第1の画像処理装置のメモリーに前記第1のデータが格納されている場合に、前記第1のデータを前記複数の画像処理装置で処理可能な形式に変換して前記第2のデータを作成し、前記第2のデータを前記第1の画像処理装置のメモリーに格納するステップと、
    ユーザーから前記印刷ジョブの印刷指示を受け付けるステップと、
    前記印刷指示が前記複数の画像処理装置のうちの前記第1の画像処理装置とは異なる第2の画像処理装置になされた場合に、前記印刷指示に従って前記第2の画像処理装置が前記第1の画像処理装置に対して前記印刷ジョブを要求するステップと、
    前記要求に従って前記第1の画像処理装置から前記第2の画像処理装置に対して、前記第1の画像処理装置のメモリーに格納されている前記第2のデータを転送するステップとを備える、処理方法。
  12. 他の画像処理装置と通信可能な画像処理装置にジョブの処理を実行させるためのプログラムであって、
    当該画像処理装置において印刷処理を行うために発行された第1の種類の印刷ジョブ、及び、前記他の画像処理装置のうちのいずれかにおいて印刷処理を行うために発行された第2の種類の印刷ジョブの入力を受け付けるステップと、
    入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第1の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを圧縮して作成される第1のデータを当該画像処理装置のメモリーに格納するステップと、
    入力を受け付けた印刷ジョブが、前記第2の種類の印刷ジョブである場合に、前記印刷ジョブを前記他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して作成される第2のデータを前記メモリーに格納し、前記メモリーに前記第1のデータが格納されている場合に、前記第1のデータを前記他の画像処理装置で処理可能な形式に変換して前記第2のデータを作成し、前記第2のデータを前記メモリーに格納するステップと、
    ユーザーから前記印刷ジョブの印刷指示を受け付けた前記他の画像処理装置から、前記印刷ジョブの要求を受け付けるステップと、
    前記要求に従って前記メモリーに格納されている前記第2のデータを前記他の画像処理装置に対して転送するステップとを当該画像処理装置に実行させる、制御プログラム。
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