JP6274160B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および管理方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および管理方法 Download PDF

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Description

この開示は画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および管理方法に関し、特に、複数台の画像形成装置からなる画像処理システムで用いられる画像形成装置、画像形成装置の制御プログラム、および管理方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置を複数台、ネットワークに接続し、ユビキタスでプリント等の画像処理が可能なシステムが提案されている。このシステムは、ユビキタスプリントシステムなどとも呼ばれる。たとえば、特開2014−119795号公報(以下、特許文献1)、および特開2013−192797号公報(以下、特許文献2)などが、複数台のプリンターを含んだ印刷システムに関する様々な技術を開示している。また、特開2000−347817号公報(以下、特許文献3)などが、ジョブの保管期間に関する技術を開示している。
さらに、画像形成装置の高機能化に伴って画像形成装置がサーバー機能を持つようになったことから、該システムにはサーバーが含まれないようになってきている。このようなシステムは、サーバーレスユビキタスシステムなどとも呼ばれる。
サーバーレスユビキタスシステムでは、いずれかの画像形成装置がサーバーとして機能し、ユーザーがログインした画像形成装置にジョブ一覧を渡す。これにより、ユーザーはログインした画像形成装置で、自身が発行し、サーバーとして機能する画像形成装置にスプールされたジョブを確認し、プリントを指示することができる。
特開2014−119795号公報 特開2013−192797号公報 特開2000−347817号公報
ユーザーの中には、いったんプリントし、別の機会にさらにプリントしたり他の装置に送信したりするなどと、当該ジョブの処理を複数回行なう場合がある。サーバーレスユビキタスシステムでは、ユーザーがログインするたびにジョブを保持している画像形成装置からユーザーがログインした画像形成装置にジョブが渡される。そのため、上記のように同一の画像形成装置を利用して複数回、同一のジョブを処理する場合には、当該ジョブを保持している画像形成装置からユーザーがログインした画像形成装置へのジョブの転送がジョブ処理の度に行なわれることになる。これは、システム全体の通信負荷を増加させ、システム全体の処理能力の低下を招く。
本開示のある局面における目的は、ユーザーの利便性を損なうことなくシステムでの処理能力の低下を防ぐことのできる画像形成装置を提供することである。また、本開示のある局面における目的は、ユーザーの利便性を損なうことなくシステムでの処理能力の低下を防ぐことのできる画像形成装置の制御プログラムを提供することである。また、本開示のある局面における目的は、ユーザーの利便性を損なうことなくシステムでの処理能力の低下を防ぐことのできる管理方法を提供することである。
ある実施の形態に従うと、画像形成装置は、ログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブを他の画像形成装置から取得するための第1の取得手段と、ジョブを保存するためのメモリーと、予め規定された保存期間が経過すると、ジョブをメモリーから削除するための削除手段と、ジョブを実行するための実行手段とを備える。第1の取得手段は、ジョブと共に、他の画像形成装置でのジョブの保存期間を特定し得る情報を取得し、メモリーには、前記ジョブが実行された後も当該ジョブが保存され、削除手段は、ジョブと共に取得された他の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過すると、削除手段は、第1の取得手段によって他の画像形成装置から取得され、メモリーに保存されたジョブを、メモリーから削除する。
好ましくは、画像形成装置は、他の画像形成装置からジョブの要求を受け付けると、要求に該当するジョブと共に当該ジョブの保存期間を特定し得る情報をジョブを要求した他の画像形成装置に送信するための送信手段をさらに備える。
より好ましくは、画像形成装置は、ジョブを要求した他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、ジョブを要求した他の画像形成装置が削除手段を有する場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
より好ましくは、画像形成装置は、ジョブを要求した他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、ジョブを要求した他の画像形成装置の記憶容量が予め規定された容量よりも大きい場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
より好ましくは、画像形成装置は、他の画像形成装置によるジョブの要求履歴を記憶するための記憶手段をさらに備え、他の画像形成装置から前記ジョブの要求を受け付け、他の画像形成装置によるジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高い場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
好ましくは、送信手段がジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信すると、削除手段は、ジョブをメモリーから削除する。
好ましくは、他の画像形成装置に対して設定されている前記ジョブの保存期間に基づいた期間、前記ジョブを前記メモリーに保存する。
他の実施の形態に従うと、制御プログラムは、コンピューターとメモリーとを備える画像形成装置に搭載されたコンピューターの制御プログラムである。このプログラムはコンピューターに、ログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブがメモリーに保存されていない場合に、他の画像形成装置にジョブを要求するステップと、ジョブと共に、他の画像形成装置でのジョブの保存期間を特定し得る情報を取得するステップと、他の画像形成装置から取得されたジョブを、メモリーに保存するステップと、取得されたジョブを実行するステップと、ジョブが実行されてから、ジョブと共に取得された他の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過するまで、メモリー内の当該ジョブを削除せず、当該期間が経過すると、他の画像形成装置から取得されたジョブをメモリーから削除するステップとを実行させる。
他の実施の形態に従うと、管理方法は2台以上の画像形成装置を含むシステムにおけるジョブの管理方法である。この管理方法は、2台以上の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置のメモリーに第1の画像形成装置のログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブが保存されていない場合に、第1の画像形成装置が2台以上の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置にジョブを要求するステップと、第2の画像形成装置が第1の画像形成装置に、ジョブと共に、第2の画像形成装置でのジョブの保存期間を特定し得る情報を送信するステップと、第1の画像形成装置が第2の画像形成装置から取得したジョブをメモリーに保存するステップと、第1の画像形成装置が取得したジョブを実行するステップと、ジョブが実行されてから、ジョブと共に取得された第2の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過するまで、メモリー内の当該ジョブを削除せず、当該期間が経過すると、第1の画像形成装置が、第2の画像形成装置から取得したジョブをメモリーから削除するステップとを備える。
さらに他の実施の形態に従うと、画像形成装置は、ジョブを保存するためのメモリーと、予め規定された保存期間が経過すると、ジョブをメモリーから削除するための削除手段と、ユーザによってログインされた他の画像形成装置の要求に応じて、ログインユーザーに関連付けられたジョブであって、保存期間に関する情報が関連づけられているジョブを他の画像形成装置に送信するための送信手段と、を備える。送信手段は、ジョブと共に、当該画像形成装置でのジョブの保存期間を特定し得る情報を送信する。送信手段がジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信すると、削除手段は、ジョブをメモリーから削除する。
好ましくは、画像形成装置は、他の画像形成装置からジョブの要求を受け付けると、要求に該当するジョブと共に当該ジョブの保存期間を特定し得る情報をジョブを要求した他の画像形成装置に送信するための送信手段をさらに備える。
好ましくは、画像形成装置は、ジョブを要求した他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備える。ジョブを要求した他の画像形成装置が削除手段を有する場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
好ましくは、画像形成装置は、ジョブを要求した他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備える。ジョブを要求した他の画像形成装置の記憶容量が予め規定された容量よりも大きい場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
好ましくは、画像形成装置は、他の画像形成装置によるジョブの要求履歴を記憶するための記憶手段をさらに備える。他の画像形成装置からジョブの要求を受け付け、他の画像形成装置によるジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高い場合に、送信手段は、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信する。
さらに他の実施の形態に従うと、コンピューターとメモリーとを備える画像形成装置に搭載されたコンピューターの制御プログラムが提供される。制御プログラムはコンピューターに、ジョブをメモリーに保存するステップと、予め規定された保存期間が経過すると、ジョブをメモリーから削除するステップと、ユーザによってログインされた他の画像形成装置の要求に応じて、ログインユーザーに関連付けられたジョブであって、保存期間に関する情報が関連づけられているジョブと、画像形成装置でのジョブの保存期間を特定し得る情報とを他の画像形成装置に送信するステップと、ジョブと共に保存期間を特定し得る情報を送信すると、ジョブをメモリーから削除するステップとを、実行させる。
この開示によると、MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置を複数台ネットワークに接続し、ユビキタスでプリント等の画像処理が可能なシステムにおいて、ユーザーの利便性を損なうことなくシステムでの処理能力の低下を防ぐことができる。
実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を表わした図である。 システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の一例を表わしたブロック図である。 システムの動作概要を説明するための図である。 MFPの画面例を表わした図である。 MFPの画面例を表わした図である。 MFPの機能構成の一例を表わしたブロック図である。 MFPの動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システム(以下、システム)の構成の具体例を表わした図である。図1を参照して、本実施の形態にかかるシステムは、通信ネットワークに接続された、画像形成装置の一例であるMFP(Multi-Functional Peripheral)を複数台含む。複数台のMFP100A〜100Cを代表させてMFP100ともいう。MFP100間の通信ネットワークは有線であっても無線であってもよい。
該通信ネットワークには、PC(パーソナルコンピューター)300などの情報処理装置が接続可能である。
<装置構成>
図2は、MFP100の装置構成の一例を表わしたブロック図である。図2を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10がプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)12と、画像データなどの各種データを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)13とを含む。
さらに、MFP100は、プリンター14、スキャナー15、および操作パネル16を含む。また、MFP100は、他のMFPやPC300と通信するためのネットワークコントローラー17を含む。
<動作概要>
本システムは、ユビキタスでプリント可能なシステムである。図3は、本システムの動作概要を説明するための図である。複数台のMFPのうちの少なくとも1台のMFPはサーバーの機能を有する。そして、サーバー機能を有するMFPは当該システムにおいて文書サーバーとして機能して、PC300から発行されたジョブを保存(スプール)する。ジョブを保存するMFPはストレージMFPとも称される。サーバー機能を有するMFPを含むシステムは、図1に示されたように専用の文書サーバーを含まなくてもよい。ユビキタスでプリント可能なシステムであって、文書サーバーを含まないシステムは、サーバーレスユビキタスシステムとも称される。本システムは、サーバーレスユビキタスシステムである。
図3を参照して、本システムに接続可能なPCは、ユーザー操作に従って、本システムに対してジョブを発行する(ステップS1)。当該ジョブは複数台のMFP_A〜MFP_CのうちのいずれかのMFP(たとえばMFP_B)に保存される(ステップS2)。MFP_BがストレージMFPに相当する。
ストレージMFPは、複数台のMFP_A〜MFP_Cのうちの少なくとも1台のMFPである。MFP_A〜MFP_Cの中のどのMFPをストレージMFPとして発行されたジョブを保存させるかは、ユーザーに対して予め設定されていてもよいし、本システムがジョブを受け付けたときの各MFPのメモリーの空き容量(残容量)に基づいて動的に決定されてもよい。
複数台のMFP_A〜MFP_Cのうちの1台のMFP(たとえばMFP_A)がユーザーのログインを受け付けると(ステップS3)、MFP_Aは各MFPにログインユーザーに関連付けられたジョブの有無を確認する(ステップS4)。ユーザーのログインを受け付けたMFPはクライアントMFPとも称される。
ステップS4においてクライアントMFPであるMFP_Aは、各MFPに該当するジョブについての情報の一覧であるジョブリストを要求する。ジョブリストは、ジョブごとの、たとえば、ジョブ名、作成日時、データサイズなどの情報を含む。
上記要求を受けたMFPのうちの該当するジョブを保存しているストレージMFPであるMFP_Bは、ジョブリストをMFP_Aに送信する(ステップS5)。
MFP_Aは、受信したジョブリストに基づいてジョブを選択するための画面を表示する(ステップS6)。表示されたジョブの中からログインユーザーによってジョブが選択されると(ステップS7)、MFP_Aは、選択されたジョブを保存しているMFP_Bに当該ジョブを要求する(ステップS8)。MFP_Aは、選択されたジョブをMFP_Bから取得し(ステップS9)、ユーザーの指示に従って印刷などの処理を実行する(ステップS12)。
ユーザーは、上記のようにしてMFP_Aにログインしてジョブを処理させた後、再度、MFP_Aにログインしてジョブ処理を指示する場合がある。たとえば本システムがオフィス環境に構築されているシステムである場合、クライアントMFPはユーザーのデスクから一番近いMFPなどと固定される場合があり得る。
上記のようにジョブを保存するストレージMFPとクライアントMFPとが異なる場合、ユーザーが同じクライアントMFPからジョブの処理を指示するたびにストレージMFPからクライアントMFPに対してジョブを転送する処理が繰り返し行なわれることになる。ジョブを転送する処理は、システム内の通信を圧迫し、システム全体の処理能力を低下させる可能性がある。特に、ジョブがデータサイズの大きい場合にはこの影響は顕著である。
そこで、本システムでは、ストレージMFPからクライアントMFPに対してジョブが転送されると、クライアントMFP(たとえばMFP_A)に当該ジョブが保存される(ステップS11)。このようにすることで、ユーザーが再度、当該MFP_Aにログインして同一のジョブの処理を指示した場合に、ストレージMFPから当該クライアントMFP_Aへのジョブの転送処理を不要とすることができる。好ましくは、ストレージMFPであるMFP_Bは、クライアントMFPであるMFP_Aに対してジョブを転送した後に当該ジョブをメモリーから削除する(ステップS10)。このようにすることで、複数のMFPに同一のジョブが保存されることを防ぐことができるため、システム全体でのメモリー容量の圧迫を抑えることができる。なお、メモリーからの削除は、削除の要否をユーザーに問い合わせてから行なわれてもよい。または、MFP_Bでのジョブのメモリーからの削除は、当該ジョブがクライアントMFPであるMFP_Aにおいて保存されたことがMFP_AからMFP_Bに通知された上で行なわれてもよい。
ところで、システムに含まれる各MFPに対して、メモリーによってジョブを保持する期間である保存期間が設定されている場合がある。保存期間は、一般的に、MFPがジョブを受領してからの期間であって、当該MFPにおいてジョブを受信してから保存期間が経過すると、当該ジョブがメモリーから削除される。これにより、不必要に長期間、ジョブが保存されることを防止でき、システム全体でのメモリー容量の圧迫を抑えることができる。
たとえば、MFP_AおよびMFP_Bのそれぞれに対して、保存期間が30日と設定されているとする。あるジョブが、ストレージMFPであるMFP_Bに保存されてから10日目にクライアントMFPであるMFP_Aに転送されたとすると、当該ジョブは、MFP_Aにおいてさらに30日間、保存されることになる。つまり、当該ジョブは、本システムにおいて40日間、保存されることになる。
またたとえば、MFP_Aに対して保存期間が30日、MFP_Bに対して保存期間が10日とそれぞれ設定されているとする。あるジョブが、ストレージMFPであるMFP_Bに保存されてから10日目にクライアントMFPであるMFP_Aに転送されたとすると、当該ジョブは、MFP_Aにおいてさらに10日間、保存されることになる。つまり、当該ジョブは、本システムにおいて20日間、保存されることになる。
前者の例の場合には、ジョブはストレージMFPであるMFP_Bに対して設定されている保存期間30日よりも長い期間、本システムにおいて保存されることになるため、システム全体のメモリーの圧迫につながる。後者の例の場合には、ジョブはストレージMFPであるMFP_Bに対して設定されている保存期間30日よりも短い期間で削除されてしまうため、再度の利用が不可能になる場合もある。
そこで、本システムは、ストレージMFPからクライアントMFPに対してジョブが転送されてクライアントMFPで保存される場合において、当該ジョブをストレージMFPに対して設定されている保存期間、保存する。このようなジョブの管理を実現するために、上記ステップS9でストレージMFPであるMFP_Bは、クライアントMFPであるMFP_Aに対して、ジョブと共に、MFP_Bにおける当該ジョブの保存期間を特定し得る情報を送信する。上記の保存期間を特定し得る情報を保存期間情報とも称する。
保存期間情報は、クライアントMFPであるMFP_Aにおいて当該ジョブを削除するタイミングが決定可能な情報であればどのような情報であってもよい。たとえば、保存期間情報は、ストレージMFPであるMFP_Bにおいて当該ジョブを削除するタイミング(日時等)を示す情報であってもよい。また、たとえば、保存期間情報は、ストレージMFPであるMFP_Bにおいて当該ジョブを受信したタイミングを示す情報およびMFP_Bに対して設定されている保存期間を示す情報であってもよい。なお、MFP_Bに対して設定されている保存期間を示す情報は、MFP_Aが予め記憶していてもよい。また、たとえば、保存期間情報は、ストレージMFPであるMFP_BからMFP_Aに当該ジョブを送信するタイミングからMFP_Bにおいて当該ジョブを削除するタイミングまでの期間(残保存期間)を示す情報であってもよい。
ストレージMFPであるMFP_Bからジョブと共に上記の保存期間情報を受け取ったクライアントMFPであるMFP_Aは、保存期間情報からMFP_Aで当該ジョブを受信してから削除するまでの保存期間を決定する(ステップS11−1)。そして、MFP_Aは、メモリーに保存した当該ジョブを、上記保存期間が経過すると削除する(ステップS13)。これにより、たとえジョブがMFP間で転送されたとしても、本システム全体では、当初のストレージMFPが当該ジョブを受信してから当該MFPに対して設定されている保存期間と同じ期間、保存されることになる。
好ましくは、クライアントMFPであるMFP_Aは、上記ステップS8でジョブを要求する際に、MFP_Aがジョブを保存する機能を有するか否かを示す情報、または、保存可能なメモリー容量を示す情報をMFP_Bに送信する。この情報を取得したMFP_Bは、MFP_Aが当該ジョブの保存が可能である場合に、ジョブと共に保存期間情報をMFP_Aに送信する。また、MFP_Bは、MFP_Aが当該ジョブの保存が可能でない場合には保存期間情報をMFP_Aに送信せずにジョブのみをMFP_Aに送信し、さらに、その後に当該ジョブをメモリーから削除しない。MFP_Aは、MFP_Bからジョブと共に保存期間情報を受信した場合には当該ジョブをメモリーに保存し、保存期間情報を受信しない場合には当該ジョブをメモリーに保存しない。このようにすることで、本システムにストレージ機能を有さないMFPが含まれ、かつ、当該MFPがクライアントMFPとなった場合にも対応することができる。
好ましくは、ストレージMFPであるMFP_Bは、ジョブごとに、当該ジョブのクライアントMFPに対する送信履歴を記憶しておく。そして、MFP_Bは、MFP_Aに対する当該ジョブの送信頻度が予め設定されている頻度より高い場合に、ジョブと共に保存期間情報をMFP_Aに送信する。MFP_Aは、MFP_Bからジョブと共に保存期間情報を受信した場合には当該ジョブをメモリーに保存し、保存期間情報を受信しない場合には当該ジョブをメモリーに保存しない。または、好ましくは、クライアントMFPであるMFP_Aは、ジョブごとに、MFP_Bに対する要求履歴を記憶しておく。そして、MFP_Aは、MFP_Bに対する当該ジョブの要求頻度が予め設定されている頻度より高い場合に当該ジョブをメモリーに保存し、低い場合には当該ジョブをメモリーに保存しない。上記頻度は、ユーザーがMFP_Aにログインして当該ジョブの処理を指示する頻度に相当する。該頻度が高い場合、当該ユーザーがさらにMFP_Aにログインして当該ジョブの処理を指示する可能性が高いため、MFP_Aが当該ジョブを保存しておくことによってジョブを送信する処理を不要とできる可能性が高くできる。
好ましくは、クライアントMFPであるMFP_Aは、たとえば図4の画面を操作パネル16に表示して、MFP_Bから取得したジョブをMFP_Aのメモリーに保存するか否かのユーザーの指示を受け付ける。そして、MFP_Aは、ユーザーから保存が指示された場合にMFP_Bから受信したジョブをメモリーに保存し、保存が指示されなかった場合には当該ジョブをメモリーに保存しない。この場合、ジョブの保存が指示された場合にMFP_Aが保存期間情報をMFP_Bに要求してもよい。たとえば、ユーザーが出張先にあるMFP_Aにログインしてジョブの処理を指示した場合などには、再度MFP_Aにログインして当該ジョブの処理を指示する可能性が低い。この場合に、ユーザーの指示に応じてジョブをメモリーに保存することで、ジョブが再度利用する可能性の低いMFP_Aのメモリーに保存されてしまうことを回避できる。
好ましくは、クライアントMFPであるMFP_Aは、たとえば図5の画面を操作パネル16に表示して、MFP_Bから取得したジョブの保存期間の指定を受け付ける。MFP_Aは、保存期間として、たとえば、ストレージMFPであるMFP_Bでの残保存期間、当該MFP_Aに対して設定されている保存期間、または任意の保存期間の指定を受け付ける。そして、MFP_Aは、ユーザーから指定された保存期間を当該ジョブの保存期間として当該ジョブをメモリーに保存する。
<機能構成>
図6は、上記動作を行なうためのMFP100の機能構成の一例を表わしたブロック図である。図6の各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することによって、主にCPU10において実現される。しかしながら、少なくとも一部機能が図2に表わされた他のハードウェア、または電気回路などの図示されていない他のハードウェアによって実現されてもよい。
図6を参照して、MFP100のCPU10は、ユーザー認証を行なうための認証部101と、ログインユーザーに関連付けられたジョブのジョブリストおよびユーザー操作によって指定されたジョブを他のMFPに要求するための要求部102とを含む。
さらに、CPU10は、第1取得部103と、決定部104と、削除部105とを含む。第1取得部103は、ログインユーザーに関連付けられたジョブを他のMFPから取得する。取得されたジョブは、HDD13に含まれる記憶領域であるジョブ記憶部131に保存される。また、第1取得部103は、上記ジョブと共に、当該ジョブを記憶していた他のMFPでの当該ジョブの保存期間を特定し得る情報である保存期間情報を取得する。
決定部104は、上記他のMFPから取得された保存期間情報に基づいて当該MFP100において当該ジョブを保存する期間を決定する。決定部104によって決定された当該ジョブを保存する期間を示す情報は、HDD13に含まれる記憶領域である保存期間情報記憶部132に保存される。決定部104で決定された期間が経過すると、削除部105は、当該ジョブをジョブ記憶部131から削除する。
さらに、CPU10は送信部106を含む。送信部106は、他のMFPからジョブの要求を受け付けると、当該要求に該当するジョブと共に当該ジョブについての保存期間情報を当該ジョブを要求した他のMFPに送信する。
好ましくは、CPU10は、第2取得部107をさらに含む。第2取得部107は、ジョブを要求した他のMFPの機能を特定する情報を取得する。具体的には、第2取得部107は、他のMFPの機能の機能として上記削除部105を有するか否かを示す情報を取得する。そして、送信部106は、上記他のMFPが削除部105を有する場合に、ジョブと共に当該ジョブの保存期間情報を送信する。または、具体的には、第2取得部107は、他のMFPがジョブを記憶する機能を有するか否か、ジョブが保存可能な、予め規定された容量以上のメモリーの残容量を有するか否か、などの情報を取得する。そして、送信部106は、上記他のMFPがジョブを記憶する機能を有する場合や、記憶容量が予め規定された容量よりも大きい場合に、ジョブと共に当該ジョブの保存期間情報を送信する。
好ましくは、HDD13には、他のMFPによるジョブの要求履歴を記憶するための記憶領域である要求履歴記憶部133がさらに含まれる。そして、送信部106は、他のMFPによるジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高い場合に、ジョブと共に当該ジョブの保存期間情報を送信する。
好ましくは、削除部105は、送信部106がジョブと共に当該ジョブの保存期間情報を送信すると、当該ジョブをジョブ記憶部131から削除する。
<動作フロー>
図7は、MFP100の動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図7のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し図6の各機能を発揮することによって実現される。
図7を参照して、MFP100のCPU10は、当該MFP100のログインユーザーからジョブを選択する操作を受け付けた場合には(ステップS101でYES)、ジョブ記憶部131に選択されたジョブが保存されているか否かを確認する。そして、選択するジョブが保存されていない場合には8ステップS103でNO)、当該ジョブを保存している他のMFPに当該ジョブを要求する(ステップS105)。CPU10は、その要求に応じた他のMFPから、当該ジョブと当該ジョブについての保存期間情報を取得する(ステップS107)。
CPU10は、上記ステップS107で他のMFPから取得したジョブをジョブ記憶部131に保存する(ステップS109)。ステップS109においてCPU10は、ステップS107でジョブと共に当該ジョブについての保存期間情報を取得した場合には当該ジョブをジョブ記憶部131に保存し、保存期間情報を取得していない場合には当該ジョブをジョブ記憶部131に保存しないようにしてもよい。
また、CPU10は、上記ステップS107で他のMFPから取得した保存期間情報に基づいて、MFP100において当該ジョブを保存する期間を決定する(ステップS111)。ステップS111で一例として、CPU10は、上記他のMFPにおいて当該ジョブが削除されるタイミングまでの期間を、MFP100で当該ジョブを保存する期間として決定する。または、ステップS111でCPU10は、当該ジョブをMFP100において保存する期間を、他のMFPでの保存期間と同じ期間とするか、当該MFP100に対して設定されている保存期間に基づく期間とするか、ユーザーの任意の期間とするか、についてのユーザー指示を受け付けてもよい。CPU10は、ステップS111で決定した当該ジョブをMFP100で保存する期間を保存期間情報記憶部132に保存する(ステップS113)。
他のMFPからジョブの要求を受けた場合には(ステップS101でNO、ステップS115でYES)、CPU10は、上記他のMFPに対して要求されたジョブと当該ジョブについての保存期間情報とを送信する(ステップS119)。好ましくは、CPU10は、上記他のMFPが保存期間情報を送信する条件を満たすMFPである場合に(ステップS117でYES)、ジョブと共に当該ジョブについての保存期間情報とを送信し(ステップS119)、上記条件を満たさない場合には(ステップS117でNO)保存期間情報を送信せずにジョブのみを送信する(ステップS123)。上記条件は、たとえば、上記他のMFPがジョブを保存する機能を有すること、保存期間の経過の後に当該ジョブをメモリーから削除する機能を有すること、メモリーの残容量が予め規定された容量よりも大きいこと、当該MFPによるジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高いこと、およびこれらの組み合わせなどである。
好ましくは、CPU10は、上記ステップS119でジョブと共に当該ジョブについての保存期間情報を他のMFPに送信した場合に、当該ジョブをジョブ記憶部131から削除する(ステップS121)。
CPU10は、以上の動作と並行して、ジョブ記憶部131に保存されている各ジョブについて当該ジョブを保存する期間が経過していないか監視している。そして、上記期間の経過したジョブがある場合(ステップS125でYES)、CPU10は該当するジョブをジョブ記憶部131から削除する(ステップS127)。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるMFP100が以上の動作を行なうことで、サーバーレスユビキタスシステムにおいて、ジョブが、当該ジョブに関連付けられたユーザーのログインする可能性の高いMFPに保存されることになる。これによって、ストレージMFPからクライアントMFPへジョブを送信する処理を不要とできる可能性が高くなり、システム全体として処理負荷を軽減できる。
さらに、MFP100は、当該ジョブを先に保存していた他のMFPに対して設定されているジョブの保存期間に基づいた期間、受信したジョブを当該MFPで保存することができる。これにより、ジョブが転送されることによって保存期間が不必要に長くなりメモリーが圧迫されてしまったり、保存期間が当初の保存期間よりも短くなりユーザーの再度の利用ができなくなったり、という不都合が回避される。
したがって、本実施の形態にかかるMFP100は、ユーザーの利便性を損なうことなくシステムでの処理能力の低下を防ぐことができる。
<他の例>
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
上述の動作をMFPなどの画像形成装置に搭載されたコンピューターに実行させるための、1つ以上のソフトウェアモジュールの組み合わせであるプログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 HDD、14 プリンター、15 スキャナー、16 操作パネル、17 ネットワークコントローラー、100,100A〜100C MFP、101 認証部、102 要求部、103 第1取得部、104 決定部、105 削除部、106 送信部、107 第2取得部、131 ジョブ記憶部、132 保存期間情報記憶部、133 要求履歴記憶部、300 PC。

Claims (15)

  1. 画像形成装置であって、
    ログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブを他の画像形成装置から取得するための第1の取得手段と、
    前記ジョブを保存するためのメモリーと、
    予め規定された前記保存期間が経過すると、前記ジョブを前記メモリーから削除するための削除手段と、
    前記ジョブを実行するための実行手段と、を備え、
    前記第1の取得手段は、前記ジョブと共に、前記他の画像形成装置での前記ジョブの保存期間を特定し得る情報を取得し、
    前記メモリーには、前記ジョブが実行された後も当該ジョブが保存され、
    前記削除手段は、前記ジョブと共に取得された前記他の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過すると、前記第1の取得手段によって前記他の画像形成装置から取得され、前記メモリーに保存された前記ジョブを、前記メモリーから削除する、画像形成装置。
  2. 他の画像形成装置からジョブの要求を受け付けると、前記要求に該当するジョブと共に当該ジョブの前記保存期間を特定し得る情報を前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置に送信するための送信手段をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、
    前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置が前記削除手段を有する場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、
    前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の記憶容量が予め規定された容量よりも大きい場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記他の画像形成装置による前記ジョブの要求履歴を記憶するための記憶手段をさらに備え、
    前記他の画像形成装置から前記ジョブの要求を受け付け、前記他の画像形成装置による前記ジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高い場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記送信手段が前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信すると、前記削除手段は、前記ジョブを前記メモリーから削除する、請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記他の画像形成装置に対して設定されている前記ジョブの保存期間に基づいた期間、前記ジョブを前記メモリーに保存する、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. コンピューターとメモリーとを備える画像形成装置に搭載された前記コンピューターの制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは前記コンピューターに、
    ログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブが前記メモリーに保存されていない場合に、他の画像形成装置に前記ジョブを要求するステップと、
    前記ジョブと共に、前記他の画像形成装置での前記ジョブの保存期間を特定し得る情報を取得するステップと、
    前記他の画像形成装置から取得された前記ジョブを、前記メモリーに保存するステップと、
    取得された前記ジョブを実行するステップと、
    前記ジョブが実行されてから、前記ジョブと共に取得された前記他の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過するまで、前記メモリー内の当該ジョブを削除せず、当該期間が経過すると、前記他の画像形成装置から取得された前記ジョブを前記メモリーから削除するステップと、を実行させる、制御プログラム。
  9. 2台以上の画像形成装置を含むシステムにおけるジョブの管理方法であって、
    前記2台以上の画像形成装置のうちの第1の画像形成装置のメモリーに前記第1の画像形成装置のログインユーザーに関連付けられるとともに、ジョブの保存期間に関する情報が関連づけられている当該ジョブが保存されていない場合に、前記第1の画像形成装置が前記2台以上の画像形成装置のうちの第2の画像形成装置に前記ジョブを要求するステップと、
    前記第2の画像形成装置が前記第1の画像形成装置に、前記ジョブと共に、前記第2の画像形成装置での前記ジョブの保存期間を特定し得る情報を送信するステップと、
    前記第1の画像形成装置が前記第2の画像形成装置から取得した前記ジョブをメモリーに保存するステップと、
    前記第1の画像形成装置が取得した前記ジョブを実行するステップと、
    前記ジョブが実行されてから、前記ジョブと共に取得された前記第2の画像形成装置での当該ジョブの保存期間を特定し得る情報に基づいた期間が経過するまで、前記メモリー内の当該ジョブを削除せず、当該期間が経過すると、前記第1の画像形成装置が、前記第2の画像形成装置から取得した前記ジョブを前記メモリーから削除するステップと、を備える、管理方法。
  10. 画像形成装置であって、
    ジョブを保存するためのメモリーと、
    予め規定された保存期間が経過すると、前記ジョブを前記メモリーから削除するための削除手段と、
    ユーザによってログインされた他の画像形成装置の要求に応じて、ログインユーザーに関連付けられたジョブであって、前記保存期間に関する情報が関連づけられているジョブを前記他の画像形成装置に送信するための送信手段と、を備え、
    前記送信手段は、前記ジョブと共に、当該画像形成装置での前記ジョブの保存期間を特定し得る情報を送信し、
    前記送信手段が前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信すると、前記削除手段は、前記ジョブを前記メモリーから削除する、画像形成装置。
  11. 他の画像形成装置からジョブの要求を受け付けると、前記要求に該当するジョブと共に当該ジョブの前記保存期間を特定し得る情報を前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置に送信するための送信手段をさらに備える、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、
    前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置が前記削除手段を有する場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の機能を特定する情報を取得するための第2の取得手段をさらに備え、
    前記ジョブを要求した前記他の画像形成装置の記憶容量が予め規定された容量よりも大きい場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記他の画像形成装置による前記ジョブの要求履歴を記憶するための記憶手段をさらに備え、
    前記他の画像形成装置から前記ジョブの要求を受け付け、前記他の画像形成装置による前記ジョブの要求頻度が予め規定された頻度よりも高い場合に、前記送信手段は、前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信する、請求項11に記載の画像形成装置。
  15. コンピューターとメモリーとを備える画像形成装置に搭載された前記コンピューターの制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは前記コンピューターに、
    ジョブを前記メモリーに保存するステップと、
    予め規定された保存期間が経過すると、前記ジョブを前記メモリーから削除するステップと、
    ユーザによってログインされた他の画像形成装置の要求に応じて、ログインユーザーに関連付けられたジョブであって、前記保存期間に関する情報が関連づけられているジョブと、前記画像形成装置での前記ジョブの保存期間を特定し得る情報とを前記他の画像形成装置に送信するステップと、
    前記ジョブと共に前記保存期間を特定し得る情報を送信すると、前記ジョブを前記メモリーから削除するステップとを、実行させる、制御プログラム。
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