JP6926826B2 - 画像形成装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び情報処理装置に関する。
近年、ユーザは、PC(Personal Computer)の代わりに高機能化したスマートフォン等の携帯型の端末装置を所有している。この端末装置は業務や生活の様々な場面で用いられている。端末装置の高機能化に伴い、画像形成装置と端末装置とを備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置と端末装置の連携が求められている。このような連携の一つとして、画像形成装置にリモート接続された端末装置が、この画像形成装置を操作する技術が提案されていた。
特許文献1には、端末装置への描画処理の遅延の有無を判断した場合、端末装置の接続先を他のMFP(Multifunction Peripheral)に切り替えアクセスするようユーザーに促し、ユーザに切り替えが承諾されると、切り替えたMFPに操作情報を送ることで、端末装置のアクセス先を他のMFPに切り替える技術が開示されている。
特許文献2には、MFPがリモート制御のための画面データを送信することにより高負荷となり、ジョブ処理のスループットが低下して印刷速度が低下してしまうことを避けるため、印刷、スキャン、ファックス機能が実行中の場合は、リモート制御のための画面データの送信の更新周期を下げる技術が開示されている。
特開2013−157653号公報 特開2015−188128号公報
MFP等の画像形成装置は、操作画面の表示データを生成して、この表示データを、リモート接続された端末装置に送信することで、端末装置に操作画面を表示させている。端末装置の操作画面を通じて操作が行われると、画像形成装置は操作に対応する表示データを生成し、端末装置に操作画面を表示させる。これにより、端末装置の操作画面は、操作に応じて表示内容が更新される。
しかし、画像形成装置に多くの端末装置が同時にアクセスした場合、画像形成装置による表示データの生成処理が増加する。このとき、画像形成装置から端末装置に送信する表示データの遅延が発生し、端末装置に表示される操作画面の更新が遅くなる。そして、端末装置で行われる操作に対して、操作画面の更新が追いつかなくなると、端末装置の操作性が悪化する。この場合、ユーザが画像形成装置にアクセスしていても、操作画面の更新が遅れるため、ユーザが目的とする機能の実行を画像形成装置に指示することができず、ユーザの快適性が損なわれていた。
ここで、特許文献1に開示された技術は、MFPが1台しかない環境では他のMFPが無いため、MFPの切り替え自体ができなかった。また、複数のMFPがある環境において、ユーザが始めにアクセスしているMFPで引き続きスキャンやコピーをしたくても、他のMFPへの切り替えが促されるとユーザに不便が生じてしまう。
また、特許文献2に開示された技術は、MFPのジョブ実行状態により、全ての端末に表示されるリモート操作の操作画面の更新周期を一斉に下げてしまうため、優先すべき操作をしている端末装置からの操作に遅延が発生してしまう。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、MFP等の画像形成装置に対して、多くの端末装置が同時にアクセスした場合であっても、ユーザの快適性を損なわないことを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、リモート接続された端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、端末装置にデータを送信する送信部と、データに基づいて表示部に表示される画面に入力された操作情報を端末装置から受信する受信部と、データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、遅延判断部によりデータに対する処理が遅延有りと判断された場合に、データに基づいて端末装置から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能な機能であるかを自装置の状態から判断する実行可能判断部と、自装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、データに対する処理の優先度を下げ、遅延判断部により遅延がないと判断され、かつ、実行可能判断部により実行可能であると判断された場合に、優先度を元に戻す優先度変更部と、を備え、優先度変更部が優先度を下げる場合に、自装置が機能を実行可能でないことを示す情報が表示部に表示される。
また、本発明に係る画像形成装置は、リモート接続された端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、端末装置にデータを送信する送信部と、データに基づいて表示部に表示される画面に入力された操作情報を端末装置から受信する受信部と、データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、遅延判断部によりデータに対する処理が遅延有りと判断された場合に、データに基づいて端末装置から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能な機能であるかを自装置の状態から判断する実行可能判断部と、自装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え、優先度変更部は、端末装置に応じて優先度を変更する。
また、本発明に係る情報処理装置は、画像形成装置の状態を示す状態情報を画像形成装置から取得し、リモート接続された端末装置からの操作情報に基づいて画像形成装置に機能を実行させるための機能実行を出力する中継部と、端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、端末装置にデータを送信する送信部と、データに基づいて表示部に表示される画面に入力された操作情報を端末装置から受信する受信部と、データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、遅延判断部によりデータに対する処理が遅延有りと判断された場合に、データに基づいて端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを画像形成装置の状態から判断する実行可能判断部と、実行可能な機能でないと判断された場合に、データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え、データ生成部は、データとして表示部に表示される表示データを生成する表示データ生成部であり、遅延判断部は、データに対する処理として、表示データ生成部が表示データを生成する処理の遅延を判断し、実行可能判断部は、遅延判断部により表示データを生成する処理が遅延有りと判断された場合に、表示データにより端末装置に表示される内容に基づいて端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、優先度変更部は、端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、表示データを生成する処理の優先度を下げる
また、本発明に係る情報処理装置は、画像形成装置の状態を示す状態情報を画像形成装置から取得し、リモート接続された端末装置からの操作情報に基づいて画像形成装置に機能を実行させるための実行指示を出力する中継部と、端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、端末装置にデータを送信する送信部と、データに基づいて表示部に表示される画面に入力された操作情報を端末装置から受信する受信部と、データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、遅延判断部によりデータに対する処理が遅延有りと判断された場合に、データに基づいて端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを状態情報により判断する実行可能判断部と、実行可能な機能でないと判断された場合に、データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え、データ生成部は、表示部に表示される表示データの生成を指示するための表示指示データを生成する表示指示データ生成部であり、遅延判断部は、データに対する処理として、送信部が端末装置に表示指示データを送信する処理の遅延を判断し、実行可能判断部は、遅延判断部により表示指示データを送信する処理が遅延有りと判断された場合に、端末装置にて生成された表示データにより端末装置に表示される内容に基づいて端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、優先度変更部は、端末装置から実行が指示される機能が画像形成装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、表示指示データを送信する処理の優先度を下げる。
本発明によれば、例えば、画像形成装置に同時に複数の端末装置がアクセスした場合に、後からアクセスした端末装置のアクセスに対して、自装置の状態に応じてデータに対する処理の優先度を下げる。このため、優先すべき操作が行われている端末装置へのデータに対する処理が支障なく行えるようになり、多くの端末装置が画像形成装置にアクセスした場合でも、端末装置を操作するユーザの快適性を損なわない。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1及び第3の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムのメイン処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る表示データ送信処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る実行可能判断処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る遅延判断処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2及び第4の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムのメイン処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る表示指示データ送信処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る実行可能判断処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る遅延判断処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成システムを構成する各装置の機能構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
始めに、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムについて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成例を示す説明図である。なお、図1は、後述する第3の実施の形態に係る画像形成システム1Bの全体構成例を示す説明図も兼ねている。
第1の実施の形態に係る画像形成システム1は、画像形成装置2、操作パネル3、タブレット端末4、ノートPC5、タブレット端末6、及びスマートフォン7を備える。各装置は、有線又は無線のネットワークNに接続されており、各種のデータ及び情報を互いに送受信可能である。
画像形成装置2は、無線接続された操作パネル3からの無線通信による指示に従って、画像形成等の機能(ジョブ)を実行する。
操作パネル3は、画像形成装置2と無線接続されている。この操作パネル3は、例えば、画像形成装置2から取り外し可能な操作パネルである。このため、操作パネル3が画像形成装置2に取付けられていれば、ユーザは、画像形成装置2の前で操作パネル3を操作することとなる。
操作パネル3と同様に画像形成装置2から表示データを受信し、画像形成装置2に操作情報を送信可能な端末装置の一例として、タブレット端末4、ノートPC5、タブレット端末6、及びスマートフォン7が用いられる。タブレット端末4は、画像形成装置2と無線接続されている。ノートPC5は、画像形成装置2とネットワークNで接続されている。また、タブレット端末6、及びスマートフォン7は、ネットワークNに接続されたアクセスポイント8と無線接続されている。その他にもネットワークNに接続されたサーバ等が画像形成装置2に対して各種のデータ及び情報を送受信可能としてもよい。以下の説明で操作パネル3、タブレット端末4、ノートPC5、タブレット端末6、及びスマートフォン7を区別しないときには、「端末装置」と呼ぶ。
図2は、画像形成システム1を構成する各装置の機能構成例を示すブロック図である。ここで、画像形成装置2と通信する端末装置の一例として操作パネル3について例示する。操作パネル3と同様の構成としたタブレット端末4、ノートPC5、タブレット端末6、及びスマートフォン7については詳細な説明を省略する。
(画像形成装置)
画像形成装置2は、表示データ生成部21、送信部22、受信部23、遅延判断部24、実行可能判断部25、優先度変更部26、及び機能実行部27とを備える。この画像形成装置2は、これらの機能部(表示データ生成部21〜機能実行部27)を備えていれば、複数の機能をもったMFPであってもよい。
表示データ生成部21(データ生成部の一例)は、画像形成装置2にリモート接続された操作パネル3が有する表示部31に表示される表示データを生成する。表示データは、例えば、ユーザが画像形成装置2を操作したり、画像形成装置2の機能を実行するための設定等を入力したりするための操作画面を表示部31に表示する。表示データとして、例えば、操作画面を規定するjpeg(Joint Photographic Experts Group)等の画像データ、操作パネル3で起動するブラウザで解釈され、操作画面を表示可能なHTML(HyperText Markup Language)データやXHTML(Extensible HyperText Markup Language)データがある。操作パネル3は、画像形成装置2から受信する表示データにより操作画面を表示することができる。
送信部22は、表示データ生成部21により生成された表示データを操作パネル3に送信する。
受信部23は、データに基づいて表示部31に表示される操作画面に対して、操作パネル3が有する操作部32を通じて入力された操作情報を操作パネル3から受信する。ここで、第1の実施の形態では、表示部31には、画像形成装置2から受信した表示データにより操作画面が表示される。
遅延判断部24は、データに対する処理の遅延を判断する。第1の実施の形態では、データに対する処理を、「表示データ生成部21による表示データを生成する処理(以下、「表示データ生成処理」と呼ぶ)」とする。そして、遅延判断部24は、表示データ生成処理の処理時間が所定時間より長い場合に、表示データ生成処理を遅延有りと判断する。
実行可能判断部25は、遅延判断部24によりデータに対する処理が遅延有りと判断された場合に、操作パネル3からの操作情報が、画像形成装置2で直ちに実行可能な機能に関するものかを判断する。このため、実行可能判断部25は、データに基づいて操作パネル3から実行が指示される機能が画像形成装置2(自装置)で直ちに実行可能な機能であるかを画像形成装置2(自装置)の状態から判断する。第1の実施の形態では、実行可能判断部25は、遅延判断部24により表示データ生成処理が遅延有りと判断された場合に、表示データにより操作パネル3に表示される内容に基づいて操作パネル3から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能な機能であるかを画像形成装置2の状態で判断する。
画像形成装置2の状態とは、例えば、画像形成装置のスキャナ、プリントエンジン、ファクシミリ回線の使用状態、給紙トレイの用紙有無、排紙トレイの排紙可能状態、各メカ部の故障状態、ファームウェアのトラブル発生状態、消耗品交換等でのメンテナンス状態のうち、少なくともいずれか一つの状態である。第1の実施の形態では、画像形成装置2の状態を画像形成装置2(自装置)が判断することができる。
優先度変更部26は、どの端末装置に送信する表示データを優先して生成するかを規定する優先度を変更する。そして、優先度変更部26は、操作パネル3から実行が指示される機能が、画像形成装置2(自装置)で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、データに対する処理の優先度を下げる。第1の実施の形態では、優先度変更部26により表示データ生成処理の優先度が下げられる。
表示データ生成処理の優先度は、低又は高に設定される。優先度は、画像形成装置2に操作情報を送信する端末装置毎に設定される。優先度低とされた端末装置は、優先度高とされた端末装置よりも後に表示データ生成処理が行われる。例えば、画像形成装置2が操作パネル3以外の端末装置から操作情報を受信し、現在、画像形成装置2の機能が実行中である場合には、操作パネル3を優先度低に下げる。これにより操作パネル3に表示される表示データの生成は、優先度高の端末装置よりも遅い時間に開始される。一方、画像形成装置2が、優先すべき操作が行われている端末装置から操作情報を受信した際には、優先度変更部26がこの端末装置を優先度高に上げる。そして、優先度高であれば、優先度低の端末装置よりも先に、優先度高の端末装置に表示される表示データが表示データ生成部21により生成される。
なお、優先度変更部26は、遅延判断部24にて遅延がないと判断され、かつ、実行可能判断部25により、操作パネル3から実行が指示される機能が、画像形成装置2(自装置)で直ちに実行可能な機能であると判断された場合、表示データ生成処理の優先度を変更しない。また、一旦、優先度低に変更した場合であっても、一定の時間が経過した後、表示データ生成処理の遅延がないと判断され、かつ、画像形成装置2(自装置)で直ちに実行可能となれば、優先度変更部26は、表示データ生成処理の優先度を元に戻す。
ここで、優先度変更部26が優先度を下げた端末装置には、現在、画像形成装置2が使用中のため、端末装置から送られる機能を実行できない旨を端末装置に表示するための表示データが送信部22から端末装置に送信される。この表示データは、表示データ生成部21への負荷を加えないようにするため、表示データ生成部21が毎回生成するものでなく、予め用意したものでよい。この表示データを受信した端末装置の表示部31には、画像形成装置2が機能を実行可能でないことを示す情報が表示される。このため、ユーザは、画像形成装置2を直ちに使用できないことを把握できる。
機能実行部27は、画像形成装置2で実行可能な機能として、例えば、画像形成機能、スキャン機能、ファックス機能等の実行を制御する。
(操作パネル)
操作パネル3は、表示部31、操作部32、及び通信部33を備える。操作パネル3は、画像形成装置2と通信可能な端末装置の一例として用いられる。
表示部31は、操作パネル3が画像形成装置2から受信した表示データに基づいて操作画面を表示する。表示データに基づいて表示部31の操作画面には、例えば、画像形成装置2(自装置)が実行可能な機能に対して、操作パネル3から設定又は実行を指示する内容が表示される。このため、操作画面には、例えば、スキャン、コピー、ファクシミリ送信、BOXプリント等の画像形成装置2がサポートする機能に対してジョブの設定や実行を行うための表示内容が表示される。
操作部32は、表示データに基づいて表示部31に表示された操作画面を通じて、ユーザが所定の操作入力を行うために用いられる。表示部31と操作部32とは、重ねて一体化されたタッチパネル3e(後述する図3を参照)として用いられる。
通信部33は、画像形成装置2から表示データを受信して表示部31に渡し、操作部32から入力された操作情報を画像形成装置2に送信する。
図3は、第1の実施の形態に係る画像形成システム1を構成する各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、端末装置として、操作パネル3のハードウェア構成例ついて詳細を説明し、操作パネル3と同様のハードウェア構成例とした他の端末装置について詳細な説明を省略する。
(画像形成装置)
画像形成装置2は、バスを介して互いに接続された、通信I/F(Interface)2a、CPU(Central Processing Unit)2b、揮発性記録媒体のメモリ2c、不揮発性記録媒体の補助記憶部2d、及び画像形成部2eを備える。
通信I/F2aには、例えばNIC(Network Interface Card)等が用いられ、無線LAN(Local Area Network)等を介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。
CPU2bは、画像形成装置2の各部の動作の制御及び演算処理を行う中央処理装置であり、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを補助記憶部2dから読み出して実行する。なお、画像形成装置2は、CPU2bの代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えるようにしてもよい。
メモリ2cは、主記憶部であり、メモリ2cには演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。メモリ2cには、RAM(Random Access Memory)等が適用される。
補助記憶部2dは、メモリ2cの補助的な役割を担う記憶部であり、通常長時間データを保存することが可能な仕組みを有する。補助記憶部2dには、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この補助記憶部2dには、OS(Operating System)及び各種のパラメータの他に、画像形成装置2を機能させるためのプログラムが記録されている。このように補助記憶部2dは、画像形成装置2にて実行される各種のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、補助記憶部2dには、このプログラムが永続的に記録される。
画像形成部2eは、不図示の画像形成ユニットを備えており、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成することで、用紙にカラー印刷を行うことが可能である。
スキャナ2fは、画像形成装置2上部のプラテンガラスに置かれた原稿や、自動原稿給送装置で自動搬送される原稿の画像を読み取る。
ファクシミリ2gは、スキャナ2fによって読取られた原稿の画像をファクシミリ回線を通じて所定の連絡先に伝送する。
(操作パネル)
操作パネル3は、バスを介して互いに接続された、通信I/F3a、CPU3b、揮発性記録媒体のメモリ3c、不揮発性記録媒体の補助記憶部3d、及びタッチパネル3eを備える。
通信I/F3aは、例えばNIC等が用いられ、無線LAN等を介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。
CPU3bは、操作パネル3の各部の動作の制御及び演算処理を行う中央処理装置であり、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを補助記憶部3dから読み出して実行する。なお、操作パネル3は、CPU3bの代わりに、MPU等の処理装置を備えるようにしてもよい。
メモリ3cは、主記憶部であり、メモリ3cには演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。メモリ3cには、RAM等が適用される。
補助記憶部3dは、メモリ3cの補助的な役割を担う記憶部であり、通常長時間データを保存することが可能な仕組みを有する。補助記憶部3dには、HDD、SSD、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、又は不揮発性のメモリカード等が用いられる。この補助記憶部3dには、OS及び各種のパラメータの他に、操作パネル3を機能させるためのプログラムが記録されている。このように補助記憶部3dは、操作パネル3にて実行される各種のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、補助記憶部3dには、このプログラムが永続的に記録される。
タッチパネル3eは、表示部31及び操作部32の機能を有しており、ユーザが画面を確認可能な液晶ディスプレイ装置等によって構成されている。ユーザは、タッチパネル3eを通じてタッチ入力することで、各種の操作を指示することができる。
次に、第1の実施の形態に係る画像形成システム1の処理例について、図4〜図7を参照して説明する。
図4は、画像形成システム1のメイン処理の例を示すフローチャートである。
始めに、遅延判断部24は、遅延判断結果を遅延無しに設定し(S1)、実行可能判断部25は実行可能状態を実行可能に設定する(S2)。
次に、表示データ生成部21は、端末装置から受信部23が操作情報を受信したことにより、操作情報があるか否かを判断する(S3)。受信部23が操作情報を受信していなければ、操作情報が無いため(S3のNO)、表示データ生成部21は、所定時間後に、再びステップS3の操作情報の受信判断を繰り返す。
一方、受信部23が操作情報を受信していれば、操作情報があるため(S3のYES)、表示データ生成部21は、図5に示す表示データ送信処理を行った後(S4)、再びステップS3に戻って操作情報の有無の判断を繰り返す。
図5は、表示データ送信処理の例を示すフローチャートである。
始めに、優先度変更部26は、端末装置の優先度を優先度高に設定する(S11)。次に、遅延判断部24は、遅延判断結果が遅延有りか否かを判断する(S12)。
遅延判断結果が遅延無しと判断された場合(S12のNO)、ステップS21に処理が移る。そして、表示データ生成部21は、端末装置の操作情報に対応した表示データを生成する(S21)。例えば、端末装置が画像形成装置2に対して初めて操作情報を送信した際には、図4のステップS1で設定されたように遅延判断結果が遅延無しである。
一方、遅延判断結果が遅延有りと判断された場合(S12のYES)、ステップS13に処理が移る。例えば、操作パネル3以外の端末装置が画像形成装置2に対して操作情報を送信したことで、操作パネル3以外の端末装置に操作画面が表示されている状態で、操作パネル3が画像形成装置2に対して操作情報を送信すると、操作パネル3に送信する表示データの生成に時間がかかる。この場合、操作パネル3に対して、遅延判断結果が遅延有りとなる。
ステップS12にて遅延判断結果が遅延有りと判断された場合に、実行可能判断部25は、画像形成装置2が機能を実行可能であるか判断するための実行可能判断処理を行う(S13)。ここで、実行可能判断処理について、図6を用いて説明する。
図6は、実行可能判断処理の例を示すフローチャートである。
始めに、実行可能判断部25は、画像形成装置2の状態を検出する(S31)。次に、実行可能判断部25は、表示データ生成部21が生成する表示データに関する画像形成装置2の機能を確認する(S32)。
次に、実行可能判断部25は、表示データ生成部21が生成する表示データが、画像形成装置2で直ちに実行可能な機能であるか否かを判断する(S33)。実行可能判断部25は、画像形成装置2が直ちに実行可能な機能であると判断すると(S33のYES)、実行可能状態を実行可能に設定する(S35)。一方、実行可能判断部25は、画像形成装置2が直ちに実行可能な機能でないと判断すると(S33のNO)、実行可能状態を実行不可に設定する(S34)。その後、図5のステップS14に処理が戻る。
再び図5の説明を続ける。
ステップS13の実行可能判断処理の後、実行可能判断部25は、実行可能状態が実行不可であるか否かを判断する(S14)。実行可能状態が実行不可と判断された場合、表示データ生成部21は、『選択している機能が現在使用中のため、直ちに実行できない』という警告メッセージを含む表示データを生成し、この表示データを端末装置に送信する(S15)。上述したようにこの警告メッセージを含む表示データは、予め補助記憶部2dに記憶されていてもよい。表示データを受信した端末装置は、この警告メッセージを表示し、ユーザに注意を促す。
次に、優先度変更部26は、警告メッセージを含む表示データが送信された端末装置の優先度を優先度低に設定する(S16)。次に、優先度変更部26は、他の端末装置からの操作情報が有るか否かを判断する(S17)。例えば、他の端末装置が画像形成装置2にアクセスしたことにより、他の端末装置から画像形成装置2に操作情報が既に送信されていれば、他の端末装置からの操作情報が有る(S17のYES)。このため、優先度変更部26は、優先度低の送信処理キューに、操作情報が有った端末装置の処理情報を保存する(S18)。
送信処理キューは、複数の処理情報を端末装置毎に格納可能であり、先に入った処理情報を先に出す先入れ先出し(FIFO:First In, First Out)方式で管理されている。この送信処理キューには、端末装置を識別するための端末情報と、この端末装置から送信された操作情報とを紐付けた処理情報が端末装置毎に格納される。そして、再帰呼び出しされるステップS19の表示データ送信処理が実行される度に、送信処理キューに処理情報が格納される。
そして、送信部22が表示データ送信処理を行う(S19)。この表示データ送信処理は、図5で説明する表示データ送信処理を再帰呼び出しする処理である。すなわち、表示データ送信処理は、ステップS19で入れ子構造となっており、画像形成装置2に操作情報を送信した端末装置毎に表示データ送信処理が行われる。
ステップS19の表示データ送信処理にて端末装置に表示データが送信された後、送信部22は、優先度低の送信処理キューから一番古い処理情報を復帰させる(S20)。処理情報を復帰させるとは、送信処理キューに保存していた端末装置の処理情報のうち、最も古い処理情報を送信処理キューから取出すことである。
ステップS12にて遅延判断結果が遅延無しの場合(S12のNO)、ステップS14にて実行可能状態が実行可能である場合(S14のNO)、他の端末装置からの操作情報が無い場合(S17のNO)、又はステップS20の後、表示データ生成部21は、端末装置の操作情報に対応した表示データを作成する(S21)。そして、遅延判断部24は、遅延判断処理を行う(S22)。ここで、遅延判断処理について、図7を用いて説明する。
図7は、遅延判断処理の例を示すフローチャートである。
始めに、遅延判断部24は、表示データ生成部21が表示データの生成にかかった処理時間(以下、「表示データ生成時間」と呼ぶ)を取得する(S41)。次に、遅延判断部24は、取得した表示データ生成時間が所定時間よりも長いか否かを判断する(S42)。
表示データ生成時間が所定時間よりも長い場合(S42のYES)、遅延判断部24は、表示データ生成処理が遅延したと判断し、遅延判断結果を遅延有りに設定する(S44)。一方、表示データ生成時間が所定時間以下である場合(S42のNO)、遅延判断部24は、表示データ生成処理が遅延していないと判断し、遅延判断結果を遅延無しに設定する(S43)。その後、図5のステップS23に処理が戻る。
再び図5の説明を続ける。
ステップS22の遅延判断処理の後、送信部22は、表示データ生成部21により生成された表示データを端末装置に送信する(S23)。
図5の表示データ送信処理が、図4のメイン処理のステップS4にて呼び出されていた場合、図4のメイン処理に戻る。一方、図5の表示データ送信処理が、図5のステップS19にて再帰呼び出しされていた場合、呼び出し元の表示データ送信処理におけるステップS20に戻る。そして、ステップS20以降の処理が続けられる。
以上説明した第1の実施の形態に係る画像形成システム1では、画像形成装置2に多数の端末装置からアクセスがあったことにより、端末装置からの要求に対する表示データ生成時間が所定時間より長くなった場合には、表示データ生成処理が遅延有りと判断され、この端末装置の優先度が優先度低に変更される。このため、画像形成装置2が実行可能な機能について優先すべき操作が行われている端末装置(例えば、初めにアクセスしていた端末装置)に送信される表示データ生成処理が遅れない。そして、表示データが送信された端末装置では、ユーザの操作に合わせて操作画面が速やかに更新されるため、ユーザの操作に遅延が発生せず、ユーザの快適性を損なわない。
ここで、優先度は、画像形成装置2の状態と、端末装置にて生成される表示データが直ちに画像形成装置2で実行可能な機能に関するものかにより変更される。そして、端末装置から実行が指示された機能が実行可能判断部25により実行不可と判断された場合、その機能を実行を指示する操作画面を操作している端末装置に対して、スキャナやエンジンが使用中であるメッセージを表示させ、表示データ生成処理の優先度が下げられる。端末装置にこのメッセージが表示されると、ユーザは、端末装置の画面更新が遅くなったときに、他の端末装置によるスキャナやエンジンの使用が終わって、画像形成装置2が機能を実行できるようになるまで待たなければならないことが分かる。この場合、優先度が下がった端末装置を操作するユーザは、他の画像形成装置2に対して機能の実行を指示する等の対処が可能となる。
また、例えば、画像形成装置2が1台しかない環境であっても、ユーザが始めにアクセスした画像形成装置2で作業を継続することができ、他の画像形成装置2に作業が飛ばされることがない。
そして、画像形成装置2にアクセスしていた端末装置の数が減り、表示データ生成時間が所定時間以下になると、優先度変更部26により、優先度低から元の優先度高に戻される。このため、後から画像形成装置2にアクセスした端末装置に対する表示データ生成処理も速やかに行われる。優先度高に戻された端末装置においても、ユーザの操作に合わせて操作画面が速やかに更新されるため、操作の快適性を損なわない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムについて説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る画像形成システム1Aの全体構成例を示す説明図である。なお、図8は、後述する第4の実施の形態に係る画像形成システム1Cの全体構成例を示す説明図も兼ねている。
画像形成システム1Aは、画像形成装置2Aと操作パネル3とに加えて、情報処理装置9を備える。画像形成装置2A、操作パネル3、及び情報処理装置9は、ネットワークNで接続されている。
第2の実施の形態において、画像形成装置2Aと操作パネル3は、情報処理装置9を介して各種のデータ及び情報を送受信可能である。また、情報処理装置9は、操作パネル3の他に、タブレット端末4、ノートPC5、タブレット端末6、及びスマートフォン7とも接続されており、各種のデータ及び情報を送受信可能である。
図9は、画像形成システム1Aの機能構成例を示すブロック図である。
(画像形成装置)
画像形成装置2Aは、情報処理装置9に対して状態情報を送信し、情報処理装置9から機能実行を受け付ける。状態情報とは、画像形成装置2Aの状態を示す情報である。そして、画像形成装置2Aから情報処理装置9に画像形成装置2Aの状態情報が送信され、情報処理装置9にて画像形成装置2Aの状態が判断される。
画像形成装置2Aは、送信部22、受信部23、及び機能実行部27を備える。この画像形成装置2Aは、これらの機能部(送信部22、受信部23、及び機能実行部27)を備えていれば、単一の画像形成機能しか持たなくてもよいし、複数の機能をもったMFPでもよい。
送信部22は、情報処理装置9に画像形成装置2Aの状態情報を送信する。
受信部23は、情報処理装置9から状態情報の取得要求及び機能の実行指示を受信する。
機能実行部27は、情報処理装置9から指示された機能を実行する。
第1の実施の形態に係る画像形成装置2が備えていた表示データ生成部21、遅延判断部24、実行可能判断部25、優先度変更部26の機能は、情報処理装置9が備えている。このため、画像形成装置2Aは、画像形成装置2と比べて処理負荷が小さくなり、必要とする機能の実行だけを行うことができる。
(操作パネル)
操作パネル3は、上述したように表示部31、操作部32、及び通信部33を備える。操作パネル3は、これらの機能部(表示部31、操作部32、及び通信部33)を備えていれば、PC、サーバ、タブレット、又はスマートフォン等であってもよい。
表示部31は、情報処理装置9から受信した表示データに基づく操作画面を表示する。
操作部32は、ユーザにより操作画面を通じた操作入力が行われる。
通信部33は、情報処理装置9に操作情報を送信する。
(情報処理装置)
情報処理装置9は、表示データ生成部91、送信部92、受信部93、遅延判断部94、実行可能判断部95、優先度変更部96、及び中継部97を備える。この情報処理装置9は、これらの機能部(表示データ生成部91〜中継部97)を備えていれば、ネットワークNに接続されたPC、サーバ、クラウドサーバ等であってもよい。
表示データ生成部91は、操作パネル3が有する表示部31に表示される表示データを生成する。
送信部92は、表示データ生成部91により生成された表示データを操作パネル3に送信する。
受信部93は、操作パネル3から表示データに基づいて表示部31に表示される画面に対して、操作パネル3が有する操作部を通じて入力された操作情報を受信する。
遅延判断部94では、データに対する処理を、「表示データ生成部91による表示データを生成する処理(以下、「表示データ生成処理」と呼ぶ)」とする。そして、遅延判断部94は、表示データ生成処理の処理時間が所定時間より長い場合に、表示データ生成処理を遅延有りと判断する。
実行可能判断部95は、遅延判断部94により表示データ生成処理が遅延有りと判断された場合に、表示データにより操作パネル3に表示される内容に基づいて操作パネル3から実行が指示される機能が画像形成装置2Aで直ちに実行可能な機能であるかを、中継部97が取得した画像形成装置2Aの状態情報により判断する。
優先度変更部96は、操作パネル3から実行が指示される機能が画像形成装置2Aで直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に表示データ生成処理の優先度を下げる。また、優先度変更部96は、遅延判断部94にて遅延がないと判断された場合、又は、実行可能判断部95で実行可能であると判断された場合、表示データ生成処理の優先度を元に戻す。
中継部97は、画像形成装置2Aの状態を示す状態情報を画像形成装置2Aから取得する。また、中継部97は、情報処理装置9にリモート接続された操作パネル3からの操作情報に基づいて画像形成装置2Aに機能を実行させるための実行指示を出力する。
図10は、第2の実施の形態に係る画像形成システム1Aを構成する各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。ここで、操作パネル3と画像形成装置2Aのハードウェア構成例は、上述した図3を参照して説明した操作パネル3と画像形成装置2と同様であるため、情報処理装置9のハードウェア構成例について詳細を説明する。
(情報処理装置)
情報処理装置9は、バスを介して互いに接続された、通信I/F9a、CPU9b、揮発性記録媒体のメモリ9c、及び不揮発性記録媒体の補助記憶部9dを備える。
通信I/F9aは、例えばNIC等が用いられ、ネットワークNを介して各装置間で各種のデータを送受信することが可能である。
CPU9bは、情報処理装置9の各部の動作の制御及び演算処理を行う中央処理装置であり、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを補助記憶部9dから読み出して実行する。なお、情報処理装置9は、CPU9bの代わりに、MPU等の処理装置を備えるようにしてもよい。
メモリ9cは、主記憶部であり、メモリ9cには演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。メモリ9cには、RAM等が適用される。
補助記憶部9dは、メモリ9cの補助的な役割を担う記憶部であり、通常長時間データを保存することが可能な仕組みを有する。補助記憶部9dには、HDD、SSD、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等が用いられる。この補助記憶部9dには、OS及び各種のパラメータの他に、情報処理装置9を機能させるためのプログラムが記録されている。このように補助記憶部9dは、情報処理装置9にて実行される各種のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、補助記憶部9dには、このプログラムが永続的に記録される。
第2の実施の形態に係る画像形成システム1Aでは、画像形成システム1の画像形成装置2が備える各機能部に対応して設けられた、情報処理装置9の各機能部が図4〜図7の処理を行う。
以上説明した第2の実施の形態に係る画像形成システム1Aでは、情報処理装置9を介して各端末装置が画像形成装置2Aの操作を行う。そして、情報処理装置9が表示データを生成し、表示データ生成処理の遅延と、画像形成装置2Aが有する機能の実行可否の判断と、端末装置毎の優先度の変更を行う。このため、画像形成装置2Aの処理負荷が軽減する。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムについて説明する。
第3の実施の形態に係る画像形成システムでは、端末装置に表示データの生成を指示する表示指示データが送信される。一般的に表示指示データは、表示データよりもデータ容量が少ないテキストデータで表される画面識別情報、又はパラメータ等であるため、端末装置に表示指示データを送信することで、ネットワークNの回線容量を低減することができる。しかし、端末装置の通信部に不良が生じたり、端末装置の動作遅延が起きたりした場合に、表示指示データが送信完了するまでに時間がかかる。このような場合に、この端末装置に表示指示データを送信する優先度を下げる処理が行われる。以下に、この処理の詳細について説明する。
図11は、第3の実施の形態に係る画像形成システム1Bの機能構成例を示すブロック図である。画像形成システム1Bの全体構成例は、上述した図1に示している。また、画像形成システム1Bのハードウェア構成例は、上述した図3に示した画像形成システム1と同様である。
画像形成システム1Bは、ネットワークNにより互いに接続された画像形成装置2Bと操作パネル3Aを備える。画像形成装置2Bは、操作パネル3Aによってリモート操作が行われる。第3の実施の形態に係る画像形成装置2Bは、第1の実施の形態に係る画像形成装置2から表示データ生成部21を除いた代わりに表示指示データ生成部28を備える。
表示指示データ生成部28(データ生成部の一例)は、操作パネル3Aの表示部31に表示される表示データの生成を指示するための表示指示データを生成する。
送信部22は、操作パネル3Aに対して、表示指示データを送信する。
受信部23は、操作パネル3Aから操作情報を受信する。
機能実行部27は、受信部23が受信した操作情報に従って画像形成装置2Bの機能を実行する。
遅延判断部24では、データに対する処理を、「送信部22が操作パネル3Aに表示指示データを送信する処理(以下、「表示指示データ送信処理」と呼ぶ)」とする。そして、遅延判断部24は、表示指示データ送信処理の処理時間が所定時間より長い場合に、表示データ送信処理を遅延有りと判断する。表示指示データ送信処理の遅延が発生するのは、例えば、表示指示データの送信先の端末装置にネットワーク異常が発生しているような状況である。
実行可能判断部25は、遅延判断部24により表示指示データ送信処理が遅延有りと判断された場合に、画像形成装置2Bの状態で実行可能な機能を判断する。このとき、実行可能判断部25は、表示指示データにより操作パネル3Aが生成した表示データにより操作パネル3Aに表示される内容に基づいて操作パネル3Aから実行が指示される機能が画像形成装置2B(自装置)で直ちに実行可能な機能であるかを判断する。
優先度変更部26は、実行可能判断部25によって、操作パネル3Aから実行が指示される機能が、画像形成装置2Bが実行可能な機能でないと判断された場合に、表示指示データ送信処理の優先度を下げる。
操作パネル3Aは、第1の実施の形態に係る操作パネル3に表示データ生成部34を追加した構成である。
そして、操作パネル3Aの表示データ生成部34は、及び通信部33が画像形成装置2Bから受信した表示指示データに基づいて表示データを生成し、表示部31に操作画面を表示させる。この操作画面は、第1の実施の形態に係る操作パネル3Aの表示部31に表示された操作画面と同じ内容である。
ユーザが操作パネル3Aの操作部32を操作して入力した操作情報は、通信部33から画像形成装置2Bに送信される。
次に、第3の実施の形態に係る画像形成システム1Bの処理例について、図12〜図15を参照して説明する。
図12は、画像形成システム1Bのメイン処理の例を示すフローチャートである。
始めに、遅延判断部24は、遅延判断結果を遅延無しに設定し(S51)、実行可能判断部25は実行可能状態を実行可能に設定する(S52)。
次に、表示指示データ生成部28は、端末装置から受信部23が操作情報を受信したことにより、操作情報があるか否かを判断する(S53)。受信部23が操作情報を受信していなければ、操作情報が無いため(S53のNO)、表示指示データ生成部28は、所定時間後に、再びステップS53の操作情報の受信判断を繰り返す。
一方、受信部23が操作情報を受信していれば、操作情報があるため(S53のYES)、表示指示データ生成部28は、図13に示す表示指示データ送信処理を行った後(S54)、再びステップS53に戻って操作情報の有無の判断を繰り返す。
図13は、表示指示データ送信処理の例を示すフローチャートである。
始めに、優先度変更部26は、端末装置の優先度を優先度高に設定する(S61)。次に、遅延判断部24は、遅延判断結果が遅延有りか否かを判断する(S62)。
遅延判断結果が遅延無しと判断された場合(S62のNO)、ステップS71に処理が移る。そして、表示指示データ生成部28は、端末装置の操作情報に対応した表示指示データを生成する(S71)。一方、遅延判断結果が遅延有りと判断された場合(S62のYES)、ステップS63に処理が移る。
ステップS62にて遅延判断結果が遅延有りと判断された場合に、実行可能判断部25は、画像形成装置2Bが機能を実行可能であるか判断するための実行可能判断処理を行う(S63)。ここで、実行可能判断処理について、図14を用いて説明する。
図14は、実行可能判断処理の例を示すフローチャートである。
始めに、実行可能判断部25は、画像形成装置2Bの状態を検出する(S81)。次に、実行可能判断部25は、表示指示データ生成部28が生成する表示指示データに関する画像形成装置2Bの機能を確認する(S82)。
次に、実行可能判断部25は、表示指示データ生成部28が生成する表示指示データが、画像形成装置2Bで直ちに実行可能な機能であるか否かを判断する(S83)。実行可能判断部25は、画像形成装置2Bが直ちに実行可能な機能であると判断すると(S83のYES)、実行可能状態を実行可能に設定する(S85)。一方、実行可能判断部25は、画像形成装置2Bが直ちに実行可能な機能でないと判断すると(S83のNO)、実行可能状態を実行不可に設定する(S84)。その後、図13のステップS64に処理が戻る。
再び図13の説明を続ける。
ステップS63の実行可能判断処理の後、実行可能判断部25は、実行可能状態が実行不可であるか否かを判断する(S64)。実行可能状態が実行不可と判断された場合(S64のYES)、表示指示データ生成部28は、『選択している機能が現在使用中のため、直ちに実行できない』という警告メッセージを含む表示データを端末装置に生成させる表示指示データを端末装置に送信する(S65)。この表示指示データを受信した端末装置は、この警告メッセージを生成して表示し、ユーザに注意を促す。
次に、優先度変更部26は、この表示指示データが送信された端末装置の優先度を優先度低に設定する(S66)。次に、優先度変更部26は、他の端末装置からの操作情報が有るか否かを判断する(S67)。例えば、既に他の端末装置から画像形成装置2Bに操作情報が送信されていれば、他の端末装置からの操作情報が有るため(S67のYES)、優先度変更部26は、優先度低の送信処理キューに、操作情報が有った端末装置の処理情報を保存する(S68)。
そして、送信部22が表示指示データ送信処理を行う(S69)。この表示指示データ送信処理は、図13で説明する表示指示データ送信処理と同じである。すなわち、表示指示データ送信処理は、ステップS69で入れ子構造となっており、画像形成装置2Bに操作情報を送信した端末装置毎に表示指示データ送信処理が行われる。
ステップS69の表示指示データ送信処理にて端末装置に表示指示データが送信された後、送信部22は、優先度低の送信処理キューから一番古い処理情報を復帰させる(S70)。
ステップS62にて遅延判断結果が遅延無しの場合(S62のNO)、ステップS64にて実行可能状態が実行可能である場合(S64のNO)、他の端末装置からの操作情報が無い場合(S67のNO)、又はステップS70の後、表示指示データ生成部28は、端末装置の操作情報に対応した表示指示データを作成する(S71)。そして、遅延判断部24は、遅延判断処理を行う(S72)。ここで、遅延判断処理について、図15を用いて説明する。
図15は、遅延判断処理の例を示すフローチャートである。
始めに、遅延判断部24は、送信部22が表示指示データの送信の完了までにかかった処理時間(以下、「表示指示データ送信時間」と呼ぶ)を取得する(S91)。次に、遅延判断部24は、取得した表示指示データ送信時間が所定時間よりも長いか否かで判断される(S92)。
表示指示データ送信時間が所定時間よりも長い場合(S92のYES)、遅延判断部24は、表示指示データ送信処理が遅延したと判断し、遅延判断結果を遅延有りに設定する(S94)。一方、表示指示データ送信時間が所定時間以下である場合(S92のNO)、遅延判断部24は、表示指示データ送信処理が遅延していないと判断し、遅延判断結果を遅延無しに設定する(S93)。その後、図13のステップS73に処理が戻る。
再び図13の説明を続ける。
ステップS72の遅延判断処理の後、送信部22は、表示指示データ生成部28により生成された表示指示データを端末装置に送信する(S73)。
図13の表示指示データ送信処理が、図12のメイン処理のステップS54にて呼び出されていた場合、図12のメイン処理に戻る。一方、図13の表示指示データ送信処理が、図13のステップS69にて呼び出されていた場合、呼び出し元の表示指示データ送信処理におけるステップS70に戻る。
一方、優先度低の送信処理キューに処理情報がある場合(S73のYES)、結合子Bに従ってステップS70に移動し、優先度低の送信処理キューから一番古い処理情報を復帰させる処理を行い、以降の処理を続ける。
以上説明した第3の実施の形態に係る画像形成システム1Bでは、表示指示データ送信時間が所定時間より長くなった場合には、遅延有りと判断され、この端末装置に対する表示指示データ送信処理の優先度が低く設定される。このため、画像形成装置2が実行可能な機能について優先すべき操作が行われている端末装置に送信される表示指示データ送信処理は遅れない。そして、表示指示データが送信された端末装置では、ユーザの操作に合わせて操作画面が速やかに更新されるため、ユーザの快適性を損なわない。
また、表示指示データは、表示データと比べてデータ容量が少ない。このため、表示指示データの送信遅延に基づいて、端末装置のネットワーク異常等を直ちに把握することができる。この結果、ネットワーク異常等が発生した端末装置に対する表示指示データの送信を待機し、ネットワーク異常等が発生していない他の端末装置に対して表示指示データを優先して送信することができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態に係る画像形成システムについて説明する。
図16は、第4の実施の形態に係る画像形成システム1Cの機能構成例を示すブロック図である。画像形成システム1Cの全体構成例は、上述した図8に示している。また、画像形成システム1Cのハードウェア構成例は、上述した図10に示した画像形成システム1Aと同様である。
画像形成システム1Cは、ネットワークNにより互いに接続された画像形成装置2Aと操作パネル3Aと情報処理装置9Aとを備える。画像形成装置2Aは、操作パネル3Aによって情報処理装置9Aを介したリモート操作が行われる。第4の実施の形態に係る情報処理装置9Aは、第2の実施の形態に係る情報処理装置9から表示データ生成部91を除いた代わりに表示指示データ生成部98を備える。
表示指示データ生成部98は、操作パネル3Aの表示部31に表示される表示データの生成を指示するための表示指示データを生成する。
送信部92は、操作パネル3Aに対して、表示指示データを送信する。また、送信部92は、画像形成装置2Aに対して状態情報の取得要求を送信し、画像形成装置2Aの機能の実行指示も送信する。
受信部93は、操作パネル3Aから操作情報を受信する。また、受信部93は、画像形成装置2Aから状態情報を受信する。
遅延判断部94では、データに対する処理を、「送信部92が操作パネル3Aに表示指示データを送信する処理(以下、「表示指示データ送信処理」と呼ぶ)」とする。そして、遅延判断部94は、表示指示データ送信処理の処理時間が所定時間より長い場合に、表示データ送信処理を遅延有りと判断する。
実行可能判断部95は、遅延判断部94により表示指示データ送信処理が遅延有りと判断された場合に、操作パネル3Aにて生成された表示データにより操作パネル3Aに表示される内容に基づいて操作パネル3Aから実行が指示される機能が画像形成装置2Aで直ちに実行可能な機能であるかを画像形成装置2Aの状態で判断する。このとき、実行可能判断部95により、画像形成装置2Aの状態と、表示指示データにより生成される表示データの表示内容とが用いられる。
優先度変更部96は、操作パネル3Aから実行が指示される機能が画像形成装置2Aで直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に表示指示データ送信処理の優先度を下げる。
また、第4の実施の形態に係る画像形成システム1Cでは、情報処理装置9Aを介して各端末装置が画像形成装置2Aの操作を行う。そして、情報処理装置9Aが表示指示データを生成し、表示指示データ送信処理の遅延と、画像形成装置2Aが有する機能の実行可否の判断と、端末装置毎の優先度の変更を行う。このため、画像形成装置2Aの処理負荷が軽減する。
第4の実施の形態に係る画像形成システム1Cでは、画像形成システム1Bの画像形成装置2Bが備える各機能部に対応して設けられた、情報処理装置9Aの各機能部が図12〜図15の処理を行う。
[変形例]
なお、上述した各実施の形態では、端末装置として、例えば、画像形成装置2に操作パネル3が取り付けられている場合、操作パネル3は、画像形成装置2の操作専用であり、かつ、操作を行うためには画像形成装置2の前にユーザがいなければならない。そして、画像形成装置2の前にいるユーザが操作パネル3を操作する際には、画像形成装置2の機能が実行中であっても、このユーザの操作を優先した方が良いと考えられる。このため、優先度変更部26は、遅延判断部24により遅延有りと判断された場合や、実行可能判断部25により操作パネル3から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能でないと判断された場合であっても、優先度低に変更しないようにしてもよい。これにより、操作パネル3の応答が速やかに行われるため、画像形成装置2の前にいるユーザの操作性を快適にすることができる。
また、上述した各実施の形態では、優先度変更部26が、表示データ生成処理及び表示指示データ送信処理の優先度を端末装置毎に変更している。しかし、特定の端末装置からの操作情報を受信した場合には、この特定の端末装置に対して優先度を下げてもよい。このように優先度変更部26は、端末装置に応じて優先度を変更することで、特定の端末装置以外の端末装置を用いて操作するユーザの操作性を損なわない。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…画像形成システム、2…画像形成装置、3…操作パネル、9…情報処理装置、21…表示データ生成部、22…送信部、23…受信部、24…遅延判断部、25…実行可能判断部、26…優先度変更部、27…機能実行部、31…表示部、32…操作部、33…通信部、91…表示データ生成部、92…送信部、93…受信部、94…遅延判断部、95…実行可能判断部、96…優先度変更部

Claims (10)

  1. リモート接続された端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、
    前記端末装置に前記データを送信する送信部と、
    前記データに基づいて前記表示部に表示される画面に入力された操作情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、
    前記遅延判断部により前記データに対する処理が遅延有りと判断された場合に、前記データに基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能な機能であるかを前記自装置の状態から判断する実行可能判断部と、
    前記自装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、前記データに対する処理の優先度を下げ、前記遅延判断部により遅延がないと判断され、かつ、前記実行可能判断部により実行可能であると判断された場合に、前記優先度を元に戻す優先度変更部と、を備え
    前記優先度変更部が前記優先度を下げる場合に、前記自装置が前記機能を実行可能でないことを示す情報が前記表示部に表示される
    画像形成装置。
  2. 前記データ生成部は、前記データとして前記表示部に表示される表示データを生成する表示データ生成部であり、
    前記遅延判断部は、前記データに対する処理として、前記表示データ生成部が前記表示データを生成する処理の遅延を判断し、
    前記実行可能判断部は、前記遅延判断部により前記表示データを生成する処理が遅延有りと判断された場合に、前記表示データにより前記端末装置に表示される内容に基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記自装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、
    前記優先度変更部は、前記端末装置から実行が指示される機能が前記自装置が実行可能な機能でないと判断された場合に、前記表示データを生成する処理の優先度を下げる
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示データは、前記画面を規定する画像データ、前記端末装置で起動するブラウザが表示可能なHTMLデータ、又はXHTMLデータのいずれかであり、
    また、前記表示データにより前記画面には、前記自装置が実行可能な機能に対して、前記端末装置から設定又は実行を指示するための内容が表示される
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記データ生成部は、前記表示部に表示される表示データの生成を指示するための表示指示データを生成する表示指示データ生成部であり、
    前記遅延判断部は、前記データに対する処理として、前記送信部が前記端末装置に前記表示指示データを送信する処理の遅延を判断し、
    前記実行可能判断部は、前記遅延判断部により前記表示指示データを送信する処理が遅延有りと判断された場合に、前記表示指示データにより前記端末装置が生成した表示データにより前記端末装置に表示される内容に基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記自装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、
    前記優先度変更部は、前記端末装置から実行が指示される機能が前記自装置が実行可能な機能でないと判断された場合に、前記表示指示データを送信する処理の優先度を下げる
    請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記優先度変更部は、前記端末装置に応じて前記優先度を変更する
    請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記端末装置は、前記自装置の操作専用の操作パネルであり、
    前記優先度変更部は、前記操作パネルが前記自装置に設置され、かつ、前記自装置の前にいるユーザが前記操作パネルを操作している場合に、前記操作パネルから実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能でないと判断された場合であっても、前記優先度を下げない
    請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記自装置の状態は、前記自装置で用いられるスキャナ、プリントエンジン、ファクシミリ回線の使用状態、給紙トレイの用紙有無、排紙トレイの排紙可能状態、メカ部の故障状態、ファームウェアトラブルの発生状態、又は、消耗品交換のメンテナンス状態のうち、少なくともいずれか一つの状態である
    請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. リモート接続された端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、
    前記端末装置に前記データを送信する送信部と、
    前記データに基づいて前記表示部に表示される画面に入力された操作情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、
    前記遅延判断部により前記データに対する処理が遅延有りと判断された場合に、前記データに基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が自装置で直ちに実行可能な機能であるかを前記自装置の状態から判断する実行可能判断部と、
    前記自装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、前記データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え、
    前記優先度変更部は、前記端末装置に応じて前記優先度を変更する
    画像形成装置。
  9. 画像形成装置の状態を示す状態情報を前記画像形成装置から取得し、リモート接続された端末装置からの操作情報に基づいて前記画像形成装置に機能を実行させるための実行指示を出力する中継部と、
    前記端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、
    前記端末装置に前記データを送信する送信部と、
    前記データに基づいて前記表示部に表示される画面に入力された前記操作情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、
    前記遅延判断部により前記データに対する処理が遅延有りと判断された場合に、前記データに基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを前記状態情報により判断する実行可能判断部と、
    実行可能な機能でないと判断された場合に、前記データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え
    前記データ生成部は、前記データとして前記表示部に表示される表示データを生成する表示データ生成部であり、
    前記遅延判断部は、前記データに対する処理として、前記表示データ生成部が前記表示データを生成する処理の遅延を判断し、
    前記実行可能判断部は、前記遅延判断部により前記表示データを生成する処理が遅延有りと判断された場合に、前記表示データにより前記端末装置に表示される内容に基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、
    前記優先度変更部は、前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、前記表示データを生成する処理の優先度を下げる
    情報処理装置。
  10. 画像形成装置の状態を示す状態情報を前記画像形成装置から取得し、リモート接続された端末装置からの操作情報に基づいて前記画像形成装置に機能を実行させるための実行指示を出力する中継部と、
    前記端末装置が有する表示部に表示されるデータを生成するデータ生成部と、
    前記端末装置に前記データを送信する送信部と、
    前記データに基づいて前記表示部に表示される画面に入力された前記操作情報を前記端末装置から受信する受信部と、
    前記データに対する処理の遅延を判断する遅延判断部と、
    前記遅延判断部により前記データに対する処理が遅延有りと判断された場合に、前記データに基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを前記状態情報により判断する実行可能判断部と、
    実行可能な機能でないと判断された場合に、前記データに対する処理の優先度を下げる優先度変更部と、を備え、
    前記データ生成部は、前記表示部に表示される表示データの生成を指示するための表示指示データを生成する表示指示データ生成部であり、
    前記遅延判断部は、前記データに対する処理として、前記送信部が前記端末装置に前記表示指示データを送信する処理の遅延を判断し、
    前記実行可能判断部は、前記遅延判断部により前記表示指示データを送信する処理が遅延有りと判断された場合に、前記端末装置にて生成された前記表示データにより前記端末装置に表示される内容に基づいて前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能であるかを判断し、
    前記優先度変更部は、前記端末装置から実行が指示される機能が前記画像形成装置で直ちに実行可能な機能でないと判断された場合に、前記表示指示データを送信する処理の優先度を下げる
    情報処理装置。
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