JP5589623B2 - 燃料電池搭載車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を搭載する燃料電池搭載車両に関する。
従来、かかる燃料電池搭載車両では、漏れ水素(リーク水素)を希釈して排出する構成が種々提案されている。例えば、特許文献1では、ケーシング内に流通する換気ガスを排出する換気口に、カソードオフガス配管を近づけることにより、カソードオフガスを希釈する構成が提案されている。
特開2009−117297号公報 特開2005−347198号公報 特開2003−149071号公報
しかしながら、前記従来の燃料電池搭載車両では、車両から排出されるリーク水素の希釈には成功するが、車両をガレージや地下駐車場等の閉鎖空間に駐車した時に、結局、リーク水素は閉鎖空間内に蓄積されることになり、閉鎖空間内に、水素濃度が所定濃度を超える高濃度エリアが生じる虞があった。
本発明は、ガレージ等の閉鎖空間内に燃料電池搭載車両を駐車したときに、閉鎖空間内に水素の高濃度エリアが生じることを防止することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 燃料電池と、前記燃料電池に供給される水素燃料を貯蔵する燃料タンクとを搭載する燃料電池搭載車両であって、前記燃料電池で利用されるエアーを前記車両の外側から吸入する外気吸入装置と、前記外気吸入装置により吸入されたエアーを、前記車両の外側に開く排気口まで送るためのエアー流路と、前記車両のルーフまたはルーフ付近に設けられ、水素を検知する第1の水素検知部と、前記第1の水素検知部により水素が検知されたときに、前記外気吸入装置を動作させる第1の動作制御部とを備える燃料電池搭載車両。
適用例1に係る燃料電池搭載車両では、ガレージ等の閉鎖空間内に駐車したときに、車両から水素漏れがある場合に、第1の水素検知部によりその水素漏れが検知される。第1の水素検知部は、車両のルーフといった高い位置に設けられたものであることから、水素漏れを早い段階で検知することが可能となる。そして、第1の水素検知部により水素が検知されたときに、外気吸入装置を動作させることで、外気をエアー流路を介して排気口に導くことができることから、閉鎖空間内のエアーを撹拌し、閉鎖空間内に水素の高濃度エリアが発生することを防止することができる。
[適用例2] 適用例1に記載の燃料電池搭載車両であって、前記外気吸入装置は、前記燃料電池の冷却用のラジエータに設けられるラジエータファンである、燃料電池搭載車両。
適用例2に係る燃料電池搭載車両では、通常備えられるラジエータファンを用いることで外気(閉鎖空間内のエアー)の吸入を行うことができることから、構成が簡単に済む。
[適用例3] 適用例1または2に記載の燃料電池搭載車両であって、前記外気吸入装置、第1の水素検知部、および第1の動作制御部は、暗電流により動作を行いうる構成である、燃料電池搭載車両。
適用例3に係る燃料電池搭載車両では、燃料電池搭載車両の駐車時にあっても、外気吸入装置、第1の水素検知部、および第1の動作制御部を動作せることができる。
[適用例4] 適用例1に記載の燃料電池搭載車両であって、前記水素タンクの周辺に設けられ、水素を検知する第2の水素検知部と、駐車されるガレージの扉を開く指令を送信するための送信部と、前記第1の水素検知部と第2の水素検知部の双方により水素が検知されたときに、前記送信部に前記指令を送信させる第2の動作制御部とを備える、燃料電池搭載車両。
水素タンクの周辺から水素漏れがあるときは、漏れ量が大きく、その上で、ルーフ付近で水素漏れが検知されたということは、閉鎖空間内の広範囲に水素ガスが充満していると考えられる。適用例4に係る燃料電池搭載車両では、送信部にガレージの扉を開く指令を送信させることで、ガレージの扉を開くことができることから、閉鎖空間内のエアーを早急に換気することができる。
[適用例5] 適用例4に記載の燃料電池搭載車両であって、前記燃料電池に供給するエアーを圧縮するコンプレッサと前記燃料電池を少なくとも含む隔室内に設けられ、水素を検知する第3の水素検知部と、前記第1の水素検知部と第2の水素検知部の双方で水素が検知されず、かつ前記第3の水素検知部で水素が検知されたときに、前記コンプレッサを動作させる第3の動作制御部とを備える燃料電池搭載車両。
適用例5に係る燃料電池搭載車両では、コンプレッサと燃料電池とを含む隔室内で水素漏れがあったきに、コンプレッサを動作させることで、隔室内のエアーを燃料電池に導くことができ、燃料電池によりそのエアーに含まれる水素を消費させることができることから、隔室内の換気を行うことができる。
[適用例6] 適用例5に記載の燃料電池搭載車両であって、前記第1の動作制御部および第2の動作制御部のそれぞれは、水素ガス漏れがあった旨のログをメモリに記憶することで、前記車両の再始動時に前記ログを運転者に報知可能とする構成を備え、前記第3の動作制御部は、前記車両の再始動を不可能とする処置を実行する構成を備える、燃料電池搭載車両。
適用例6に係る燃料電池搭載車両では、ガレージ内の水素ガスの充満の程度に応じて、車両の再始動時に、ログを運転者に報知したり、再始動そのものを不可能としたりすることができる。したがって、水素ガス漏れに対する安全性をより高めることができる。
さらに、本発明は、上記適用例1ないし6以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、適用例1ないし6のうちのいずれかの燃料電池搭載車両とその燃料電池搭載車両が駐車しうるガレージとを含むシステムとしての態様で実現することができる。
本発明の一実施例としての燃料電池搭載車両10とガレージ200の概略構成図である。 パワーコントロールユニット40に対する電気的な接続を示す説明図である。 パワーコントロールユニット40で実行される換気制御処理を示すフローチャートである。 図3のステップS135にて実行されるモード1の詳細を示すフローチャートである。 図3のステップS145にて実行されるモード2の詳細を示すフローチャートである。 図3のステップS125にて実行されるモード3の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら、実施例に基づき説明する。
A.ハードウェア構成:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池搭載車両10とガレージ200の概略構成図である。図示するように、燃料電池搭載車両(以下、単に「車両」と呼ぶ)10の前方部のエンジンコンパートメント10a内には、主として燃料電池スタック20や、エアーコンプレッサ30などが配置されている。「エンジンコンパートメント」とは、従来のエンジン車において、エンジンが搭載される空間のことである。車両10のダッシュ部には、パワーコントロールユニット40が配置されている。車両10の床下部10bには、水素ガス流路(図示せず)やエアー排気用流路110などが配置され、リア部10cには、高圧水素ガスタンク(以下、単に「水素タンク」と呼ぶ)120、排気管130、および二次電池140等が配置されている。
エンジンコンパートメント(以下、単に「エンコパ」とも呼ぶ)10a内には、さらに、エアーコンプレッサ30に送るためのエアーを吸い込むエアーインテーク25、燃料電池スタック20によって発生された電力により車両10の推進力を生じさせる駆動モータ50、駆動モータ50の発生したトルクを車軸に伝えるギヤ55、燃料電池スタック20を冷却するためのラジエータ60、およびラジエータファン65などが配置されている。エアーインテーク25から流入したエアーは、連通流路70を介してエアーコンプレッサ30に送られる。
燃料電池スタック20は、燃料電池としての複数の単セルが積層されたスタック構造を備える。1つの単セルは、電解質膜(図示せず)と、それを両側から挟み込む拡散電極(図示せず)である水素極及び酸素極と、さらにそれらを両側から挟み込む2枚のセパレータ(図示せず)と、で構成されている。各セパレータと水素極および酸素極との間には、多孔質体がそれぞれ介在されており、各多孔質体により単セル内ガス流路を形成している。このうち、水素極との間で形成される単セル内ガス流路には、水素タンク120から水素ガス流路を介して供給された水素ガスが流れている。酸素極との間で形成される単セル内ガス流路には、エアーコンプレッサ30により圧縮され、エアー供給用流路75を介して供給された空気(エアー)が流れている。
燃料電池スタック20は、ケース内に収納されて、エンジンコンパートメント10a内に搭載されている。また、燃料電池スタックの酸素極側の単セル内ガス流路からの排気は、前述したエアー排気用流路110を介して排気管130まで送られる。排気管130は、車両10の外側に開いた排気口を有する。この結果、前記排気は、排気管130から車両10の外側に送られる。なお、エアー供給用流路75、燃料電池スタック20、エアー排気用流路110と順に送られるエアーの流れとは別に、燃料電池スタック20を迂回して、エアー供給用流路75とエアー排気用流路110とを結ぶバイパス流路80が設けられている。バイパス流路80は、両端に配置されたシャットバルブ82,84により連通/遮断される。
ラジエータ60は、燃料電池スタックの内部を流れる冷却媒体を冷却するための熱交換器である。ラジエータファン65は、ラジエータ60と対に設けられ、ラジエータ60へ外気を導く。ラジエータ60は、適用例1における「外気吸入装置」に相当する。
車両10には、水素の漏れを検知する3つの水素ディテクタ91,92,93が設けられている。詳しくは、車両10のルーフ10eの内側に第1の水素ディテクタ91が、水素タンク120の周辺に第2の水素ディテクタ92が、エンジンコンパートメント10a内に第3の水素ディテクタ93がそれぞれ設けられている。水素タンク120の上方は、床下パネル10fにより覆われているが、第2の水素ディテクタ92は、この床下パネル10fの水素タンク120側の面に固設されている。
なお、第2の水素ディテクタ92の取付位置は、必ずしも床下パネル10fの水素タンク120側の面である必要はなく、水素タンク120周辺の水素漏れを検知可能な水素タンク120周辺であれば、どのような位置でもよい。第3の水素ディテクタ93の取付位置は、エンジンコンパートメント10a内であればいずれの位置であってもよい。第1の水素ディテクタ91の取付位置は、ルーフ10eの内側に換えて、ルーフ10eの外側としてもよい。また、ルーフを外したり収納可能ないわゆるオープンカーにおいては、第1の水素ディテクタ91は、ルーフを設けたときにルーフ付近となる位置、例えばルーフと連結されるフロントウィンドウの枠体の上部に設けるようにすればよい。
各水素ディテクタ91〜93は、検出ガス中の水素濃度を測定し、その水素濃度が所定の閾値以上であるときに、水素漏れが発生した旨の検知信号S1,S2,S3を出力するものである。なお、第1の水素ディテクタ91は適用例1における「第1の水素検知部」に、第2の水素ディテクタ92は適用例4における「第2の水素検知部」に、第3の水素ディテクタ93は適用例5における「第3の水素検知部」にそれぞれ相当する。以下、第1の水素ディテクタ91を「ルーフ水素ディテクタ91」と、第2の水素ディテクタ92を「タンク水素ディテクタ92」と、第3の水素ディテクタ93を「エンコパ水素ディテクタ93」と、それぞれ呼ぶ。
パワーコントロールユニット40は、内部にCPU、RAM、ROMを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。
二次電池140は、充放電可能な蓄電池である。本実施例では、ニッケル水素バッテリを用いるものとした。その他、種々のタイプの二次電池を適用可能である。車両10は、二次電池140が搭載されることで、前述した各種の電気製品に暗電流を供給することが可能となっている。
車両10の客室10dのインストルメントパネル(図示せず)には、インストルメントパネル150と、始動スイッチ160(従来のエンジン車に準じて、「イグニッションスイッチ」と以下、呼ぶ。)等が配置されているインストルメントパネル150には、フューエルゲージを始めとする各種メータやランプが設けられて、また、水素ガス漏れを警告するためのディスプレイが設けられている。
図示では、車両10は、ガレージ200内に駐車されている。ガレージ200は、車両専用の密閉空間を形成するためのものであり、車両10の入退用のガレージドア210が、ガレージ200の前側に設けられている。ガレージドア210は、電動式のもので、車両10内に設置したガレージオープナ170からの電波信号を受けて開閉する。
ガレージオープナ170は、ガレージドア210を遠隔開閉するための送信機を備える周知のものである。ガレージ200には、図示しない受信機が設けられており、前記送信機から発せられる電波信号を受信することにより、ガレージドア210が開閉される。
ガレージ200内の後方の床面には、排気ダクト220が設けられている。排気ダクト220は、ガレージ200内のエアーをガレージ200の外側に排気するための導管であり、車両10が駐車されたときに、車両10の排気管130と対向するような位置に配置される。本実施例では、排気管130は、車両10のリア部10cの低い位置に設けられており、排気ダクト220はガレージ200の床面に設けられている。なお、排気ダクト220には、図示しない換気扇が設けられており、換気を効率的に行うことができる。なお、換気扇は、必ずしも必要なく、単なる導管とすることできる。また、排気ダクト220の配設位置は、必ずしも排気管130と対向する位置である必要はなく、換気をある程度効率的に行うことが可能な位置であれば、どのような位置としてもよい。
図2は、パワーコントロールユニット40に対する電気的な接続を示す説明図である。図2に示すように、パワーコントロールユニット40には、入力装置である前述した、ルーフ水素ディテクタ91、タンク水素ディテクタ92、エンコパ水素ディテクタ93、およびイグニッションスイッチ160等が接続されている。これらディテクタ91〜93以外にも、図示しない各種のディテクタやセンサ等が接続されている。さらに、パワーコントロールユニット40には、アクチュエータとして、エアーコンプレッサ30や、ラジエータファン65や、シャットバルブ82,84や、図示しないポンプ等が接続されている。また、パワーコントロールユニット40には、アクチュエータ以外にも、インストルメントパネル150や、ガレージオープナ170等が接続されている。
パワーコントロールユニット40は、前述した各種のスイッチやディテクタやセンサ等に基づいて、前述した各種のアクチュエータやインストルメントパネル150やガレージオープナ170等を駆動制御することにより、燃料電池スタック20の運転を制御する運転制御処理や、車両10の内部や周辺を自動換気する換気制御処理を実行する。図2では、運転制御処理および換気制御処理が、機能のブロックB1,B2によって示されている。換気制御処理に対応したブロックB2は、第1の動作制御部41と、第2の動作制御部42と、第3の動作制御部43とを備える。各部41,42,43の働きは後ほど詳述する。
なお、パワーコントロールユニット40、各水素ディテクタ91〜93、エアーコンプレッサ30、ラジエータファン65、シャットバルブ82,84、およびガレージオープナ170等は、イグニッションスイッチ160がオフ状態であるときに、二次電池140から暗電流の供給を受ける構成となっている。
B.ソフトウェア構成(換気制御処理):
<全体構成>
図3は、パワーコントロールユニット40で実行される換気制御処理を示すフローチャートである。この換気制御処理は、パワーコントロールユニット40に備えられるCPUにより、所定時間ごとに繰り返し実行される。なお、イグニッションスイッチ160がオンであるときもオフであるときも、所定時間ごとに繰り返し実行される。図示するように、処理が開始されると、CPUは、ルーフ水素ディテクタ91、タンク水素ディテクタ92、およびエンコパ水素ディテクタ93のそれぞれから検知信号S1,S2,S3を取り込む(ステップS110)。
次いで、CPUは、ステップS110で取り込んだ検知信号S1,S2,S3のうちのS3だけがオン状態(水素漏れを検知した状態)にあるか否か、すなわち、3つの水素ディテクタ91〜93のうちのエンコパ水素ディテクタ93だけから水素漏れが検知された状態であるか否かを判定する(ステップS120)。また、CPUは、ステップS110で取り込んだ検知信号S1,S2,S3のうちのS1だけがオン状態(水素漏れを検知した状態)にあるか否か、すなわち、3つの水素ディテクタ91〜93のうちのルーフ水素ディテクタ91だけから水素漏れが検知された状態であるか否かを判定する(ステップS130)。また、CPUは、ステップS110で取り込んだ検知信号S1,S2,S3の全てがオン状態(水素漏れを検知した状態)にあるか否か、すなわち、3つの水素ディテクタ91〜93の全てで水素漏れが検知された状態であるか否かを判定する(ステップS140)。
ステップS120で肯定判別、すなわち、エンコパ水素ディテクタ93だけから水素漏れが検知されたと判定されたときには、CPUは、後述する「モード3」の処理を実行する(ステップS125)。
ステップS130で肯定判別、すなわち、ルーフ水素ディテクタ91だけから水素漏れが検知されたと判定されたときには、CPUは、後述する「モード1」の処理を実行する(ステップS135)。
ステップS140で肯定判別、すなわち、3つの水素ディテクタ91〜93の全てで水素漏れが検知されたと判定されたときには、CPUは、後述する「モード2」の処理を実行する(ステップS145)。CPUは、ステップS125、S135、ステップS145の各処理の実行後には、「リターン」に抜けて、この換気制御処理を一旦終了する。また、ステップS120,S130,S140のいずれでも否定判別されたときにも「リターン」に抜けて、この換気制御処理を一旦終了する。
<モード1>
・条件:
モード1の処理を以下に詳述する。モード1に移行するのは、前述したように、3つの水素ディテクタ91〜93のうちのルーフ水素ディテクタ91だけから水素漏れが検知された状態のときである。この状態は、エンコパ10a内および水素タンク120周辺で水素漏れが検知されず、それでもルーフ10e付近で水素漏れが検知された状態である。
・要因:
通常、漏れが発生する初期段階では、いずれの水素ディテクタ91〜93でも漏れは検知できない。駐車時には、イグニッションスイッチ160のオフにより、水素タンク120の主止弁は閉じており、また、水素ガス流路を構成する配管内の残水素を燃料電池スタックに送ることで使い切る作業がなされているために、配管内に水素は残らない。何らかの異常により、配管内に水素が残っていたり、主止弁からわずかに水素が漏れている場合、水素タンク120周辺に設けられたタンク水素ディテクタ92では、ガス測定量が少ないことから、ガス漏れを検知するまでには至らない。
しかし、水素ガス漏れが継続していくと、ガレージ200内に水素ガスが充満してくる。ガレージ200は、例えば高さ2m〜3mで、ルーフ水素ディテクタ91の高さは、例えば1.5m〜2mなので、水素の拡散性も考慮すると、可燃化する4%に達する前に、水素ディテクタ91によりガス漏れを検知することが可能となる。すなわち、エンコパ10a内および水素タンク120周辺で水素漏れが検知されず、車両10の配管のどこかで少量の水素漏れが発生した場合に、その少量の水素漏れがガレージ200の上方に滞留し、水素濃度が次第に高くなって、ルーフ水素ディテクタ91によりガス漏れが検知されることになる。
・動作:
モード1では、次の動作を実行する。図4は、図3のステップS135にて実行されるモード1の詳細を示すフローチャートである。図示するように、処理が開始されると、CPUは、バイパス流路80が連通するようにシャットバルブ82,84を作動させ(ステップS210)、ラジエータファン65を差動させ(ステップS220)、エアーコンプレッサ30を作動させる(ステップS230)。ここでは、上記バイパス流路80の「連通」は、燃料電池スタック20方向への流通量は0であり、エアーの全部がバイパス流路80側に流れることを意味する。なお、必ずしも、エアーの全部をバイパス流路80側に流す必要はなく、一部がバイパス流路80側に流れる構成に換えることもできる。
ステップS210〜S230の動作の結果、エアーは次のように移動する。すなわち、ラジエータファン65を作動させることで、外気が車両10内に吸い込まれる。吸い込んだエアーは、図1の破線の矢印に示すように、エアーインテーク25に流入し、連通流路70を介してエアーコンプレッサ30に送られる。エアーコンプレッサ30を作動させることで、この送られてきたエアーは圧縮されて、エアーコンプレッサ30から吐出される。バイパス流路80はステップS210により連通していることから、エアーコンプレッサ30からの圧縮エアーは、バイパス流路80に送られ、その後、エアー排気用流路110を通じて、排気管130から、車両10の外側に送られる。なお、エアーインテーク25からエアーコンプレッサ30、バイパス流路80、エアー排気用流路110と向かう経路が、適用例1における「エアー流路」に相当する。
ステップS230の実行後、CPUは、水素ガス漏れがあった旨のログをメモリ等に記憶する(ステップS240)。なお、ログは、例えば、少量の水素ガス漏れがあったことを示すものであってもよいし、ガレージ200の上方に水素ガスの蓄積があったことを示すものであってもよい。このメモリ等に記憶されたログは、次回の車両10の始動時に、インストルメントパネル150に表示される。ステップS240の実行後、「リターン」に抜けて、モード1の処理、すなわち、図3のステップS135の処理を抜ける。
・モード効果:
「動作」の欄で説明したように動作させることで、水素濃度が高くなったガレージ200内のエアーは、ラジエータファン65で車両10内に吸い込まれ、排気管130から車両10の外側に送られる。「要因」の欄で説明したように、ガレージ200の上方に滞留する水素量自体は少ないことから、上記のようにしてラジエータファン65により排気管130に向かって送り出すことで、ガレージ200内のエアーを撹拌することができ、ガレージ200内で可燃濃度を上回る高濃度エリアが生じることを防止することができる。特に、本実施例では、車両10の排気管130に対向するように排気ダクト220が設けられていることから、排気管130から出た排気は、排気ダクト220からガレージの外側に送られ、ガレージ200内の換気を確実に行うことができる。
前記動作によれば、例えば3500〜4000[l/min]程度の外気を吸入し排気することができる。ガレージ200は1台用で例えば50000[l]程度の容積なので、例えば10〜15分程度でガレージ200の全体を吸入し排気することができる。この計算例程度であれば、短期間で水素ガスを拡散することができることから、水素ガスは可燃濃度になることはない。
・補足:
水素タンク120にタンク内の圧力を検出する圧力センサを設ける構成は、通常よく知られている技術である。本実施例の変形例として、この圧力センサを併用してモード1を実行するか否かの判断を行う構成としてもよい。すなわち、前記圧力センサで異常が検知されていない状態で、3つの水素ディテクタ91〜93のうちのルーフ水素ディテクタ91だけから水素漏れが検知されたときに、モード1を実行する構成とする。ここで、圧力センサで検知される「異常」とは、例えば、圧力センサの検出値の変化速度が所定値以上大きいときに異常と判断するものである。この構成によれば、圧力センサでも異常が検知できない状態で、ルーフ水素ディテクタ91だけが漏れを検知した場合に、少量の水素漏れで滞留して水素濃度が高くなったものと判断できることから、モード1の動作を実行すればよい。これにより、制御の精度をより高めることができる。
なお、前記圧力センサは、イグニッションスイッチ160がオフ状態にあるときに、水素漏れと判断する閾値を小さくする構成とするのが好ましい。運転時においては、水素タンク120内の温度との関係で、圧力センサによる圧力の測定精度は比較的低い。これに対して、駐車時は、駐車後30分ほどでタンク内の温度は一定となり、温度変化は小さい(例えば5℃以内)ことから、水素漏れと判断する閾値を小さくしても判断を誤ることがない。したがって、制御の精度を、より高めることができる。
<モード2>
・条件:
モード2の処理を以下に詳述する。モード2に移行するのは、前述したように、3つの水素ディテクタ91〜93の全てで水素漏れが検知された状態のときである。この状態は、ルーフ10e付近、エンコパ10a内、水素タンク120周辺の全てで水素漏れが検知された状態である。
・要因:
水素タンク120周辺(タンク本体や主止弁等)から水素漏れがあるときは、漏れ量が大きく、その上で、ルーフ10e付近およびエンコパ10a内で水素漏れが検知されたということは、ガレージ200内の広範囲に水素ガスが充満していると考えることができる。
・動作:
モード2では、次の動作を実行する。図5は、図3のステップS145にて実行されるモード2の詳細を示すフローチャートである。図示するように、処理が開始されると、CPUは、ガレージオープナ170に対して、ガレージドア210を開くための開信号を送信させる処理を行う(ステップS310)。前記「要因」の欄で説明したように、ガレージ200内の広範囲に水素ガスが充満していると考えられることから、早急にガレージ200内の水素濃度を下げるべく、ガレージドア210を開く。
ステップS310で、ガレージドア210の開信号の送信後、CPUは、モード1におけるステップS210ないしS230と同一の処理であるステップS320ないしS340の処理を実行する。すなわち、バイパス流路80を連通し、ラジエータファン65とエアーコンプレッサ30を作動させる処理を行う。この結果、ガレージドア210を開くとともに、ラジエータファン65とエアーコンプレッサ30を作動させて、ガレージ200内のエアーをラジエータ60から排気管130に向かって強制的に送り出すことで、ガレージ200内のエアーを撹拌することができる。
なお、ステップS320ないしS340の処理は、本実施例では必要であるとしたが、省略することも可能である。ガレージドア210を開くことで、ガレージ200内の換気が充分になされる場合には、ステップS320ないしS340の処理は不要であるためである。ガレージドア210の大きさ等を考慮して、ステップS320ないしS340の処理の要否を定めることができる。
ステップS340の実行後、CPUは、車両10の再始動を不可能とする処置を実行する(ステップS350)。例えば、車両10の再始動を不可能とする旨をメモリに記憶して、再起動を禁止する構成とする。前記「要因」の欄で説明したように、水素タンク120周辺(タンク本体や主止弁等)から水素漏れがあるということは、重大な問題が発生した可能性があることから、運転者による車両10の再始動を禁止するのである。ステップS350の実行後、「リターン」に抜けて、モード1の処理、すなわち、図3のステップS135の処理を抜ける。
・モード効果:
前記の結果、ガレージ200内の水素濃度を早急に下げることができる。
・補足:
モードにおいては、前述したように、ガレージドア210を自動的に開くことから、ガレージ200内の換気が完了した後でも、ガレージドア210は開いたままとなってします。そこで、水素タンク120のガス漏れが止まったり、水素タンク120が空になったりして、3つの水素ディテクタ91〜93の全てで水素漏れが検知されなくなったときには、CPUは、ガレージオープナ170に対して、ガレージドア210を閉じるための閉信号を送信させる処理を行う構成とすることができる。この構成により、ガレージ200の換気後のセキュリティを確保することができる。
また、モードにおいては、ガレージドア210を開けると同時に、車両10のホーンや盗難防止ブザーにて、異常を周辺に対して警報する構成としてもよい。これにより、安全性をより高めることができる。この場合、例えば、衝突が発生し、衝突後にイグニッションスイッチがオフ状態となった場合に、衝突による水素漏れを検知し、異常をホーンや盗難防止ブザーにて周囲に警報することができることから、車両周辺からの避難や、レスキュー隊の安全確保に役立てることができる。
<モード3>
・条件:
モード3の処理を以下に詳述する。モード3に移行するのは、前述したように、3つの水素ディテクタ91〜93のうちのエンコパ水素ディテクタ93だけから水素漏れが検知された状態のときである。この状態は、ルーフ10e周辺および水素タンク120周辺で水素漏れが検知されず、それでもエンコパ10a内で水素漏れが検知された状態である。
・要因:
前記状態は、エンコパ10a内、主に燃料電池スタック20周辺で水素漏れが発生したと考えられる。燃料電池スタック20周辺では、水素ガスは図示しないレギュレータ等で充分に減圧されているため、水素漏れが発生しても、漏れの総量は少ない。
・動作:
モード3では、次の動作を実行する。図6は、図3のステップS125にて実行されるモード3の詳細を示すフローチャートである。図示するように、処理が開始されると、CPUは、エアーコンプレッサ30を作動させる処理を行う(ステップS410)。エアーコンプレッサ30が動作すると、エンコパ10a内のエアーは、エアーインテーク25から強制的に吸い込まれる。吸い込まれたエアーはエアーコンプレッサ30により圧縮されて、燃料電池スタック20に送られる。駐車開始時においては、バイパス流路80は閉鎖された状態となっていることから、エアーコンプレッサ30から吐出された圧縮エアーは燃料電池スタック20に送られる。
燃料電池スタック20では、送られてきた水素を含むエアーを酸素極側の触媒で反応させる作用を起こし、水素が酸化して水を作成することにより水素は消費される。これにより、水素を除去することができる。なお、エアーコンプレッサ30のエアーの取り込み量は、例えば最大3000〜4000[l/min]であることから、エンコパ10a内の容量が例えば700〜1000[l]であるとすると、エンコパ10a内は10秒程度で換気が終了してしまうことになる。
ステップS410の実行後、CPUは、水素ガス漏れがあった旨のログをメモリ等に記憶する(ステップS420)。なお、ログは、例えば、少量の水素ガス漏れがあったことを示すものであってもよいし、エンコパ10a内で水素ガス漏れがあったことを示すものであってもよい。このメモリ等に記憶されたログは、次回の車両10の始動時に、インストルメントパネル150に表示される。ステップS420の実行後、「リターン」に抜けて、モード3の処理、すなわち、図3のステップS125の処理を抜ける。
・モード効果:
前述したように、エンコパ10a内で水素ガス漏れが発生した場合に、短時間でエンコパ10a内の換気を完了することができる。
なお、モード1の機能が第1の動作制御部41(図2)に、モード2の機能が第2の動作制御部42(図2)に、モード3の機能が第3の動作制御部43(図2)にそれぞれ相当する。
C.実施例効果:
以上詳述したように、本実施例の燃料電池搭載車両10によれば、水素漏れの要因に合致した動作でもって、種々の水素漏れに対して効果的に対処することができる。さらに、燃料電池搭載車両10では、通常備えられるラジエータファン65やエアーコンプレッサ30等を用いて、追加の装置なしにガレージ200内の換気を行うことができることから、構成が簡単で済む。また、ガレージ200側に特別装置を設ける必要もなく、すなわち、ファンや換気設備の追加や大型化等が必要なく対応できる。
なお、本実施例では、燃料電池搭載車両10がガレージ200に駐車した場合として説明したが、ガレージ以外にも、地下駐車場や立体駐車場などの他の閉ざされた空間に駐車した場合に適用可能である。
D.他の実施形態:
この発明は前記実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・第1変形例:
前記実施例では、水素ガス漏れを検知する水素検知部として、ルーフ水素ディテクタ91、タンク水素ディテクタ92、およびエンコパ水素ディテクタ93を備えていたが、これに換えて、ルーフ水素ディテクタ91とタンク水素ディテクタ92だけを備える構成とすることもできる。この構成では、図3の換気制御処理において、ステップS120およびS125を削除し、ステップS140では、S1とS2がオン状態であるときに、モード2に移行するようにすればよい。この構成によっても、少量の水素ガス漏れがあり、ガレージ200の上方に水素ガスの蓄積があったとき、および水素タンク120周辺から水素漏れがあり、ガレージ200内の広範囲に水素ガスが充満したときに、ガレージ200内の換気を効果的に行うことができる。
・第2変形例:
前記実施例における水素ディテクタ91〜93のそれぞれは、検出ガス中の水素濃度を測定し、その水素濃度が所定の閾値以上であるときに、水素漏れが発生した旨の検知信号を出力する構成としたが、これに換えて、各水素ディテクタは、検出ガス中の水素濃度を測定するだけの構成としてもよい。この場合には、パワーコントロールユニット40側で、測定して得られた水素濃度が所定の閾値以上であるか否かを判定することにより、水素漏れを検知する構成とすればよい。
・第3変形例:
前記実施例における「モード1」では、ラジエータファン65とエアーコンプレッサ30の双方を作動させる構成としていたが、必ずしも双方を作動させる必要はなく、ラジエータファン65だけを作動させて排気の流れを確保可能な場合には、ラジエータファン65だけを作動させる構成とすればよい。
・第4変形例:
前記実施例における「モード1」では、バイパス流路80を設け、ラジエータファン65により吸い込んだエアーを、燃料電池スタック20を迂回してバイパス流路80に流す構成としたが、これに換えて、ラジエータファン65により吸い込んだエアーを、バイパス流路80を通すことなく燃料電池スタック20に送る構成としてもよい。この構成によっても、排気管130までのエアー流路を確保することができることから、第1実施例と同様に、ガレージ200内のエアーを撹拌することができる。
なお、前述した実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明はこれらの実施例および各変形例になんら限定されるものではなく、例えば、燃料電池スタック、水素タンク等の搭載位置をこれら実施例と違えた構成等、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
10…燃料電池搭載車両
10a…エンジンコンパートメント
10b…床下部
10c…リア部
10d…客室
10e…ルーフ
10f…床下パネル
20…燃料電池スタック
25…エアーインテーク
30…エアーコンプレッサ
40…パワーコントロールユニット
41…第1の動作制御部
42…第2の動作制御部
43…第3の動作制御部
50…駆動モータ
55…ギヤ
60…ラジエータ
65…ラジエータファン
70…連通流路
75…エアー供給用流路
80…バイパス流路
82,84…シャットバルブ
91…ルーフ水素ディテクタ
92…タンク水素ディテクタ
93…エンコパ水素ディテクタ
110…エアー排気用流路
120…水素タンク
130…排気管
140…二次電池
150…インストルメントパネル
160…イグニッションスイッチ
170…ガレージオープナ
200…ガレージ
210…ガレージドア
220…排気ダクト

Claims (6)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池に供給される水素燃料を貯蔵する燃料タンクと
    を搭載する燃料電池搭載車両であって、
    前記車両の外側からエアーを吸入する外気吸入装置と、
    前記外気吸入装置により吸入されたエアーを、前記燃料電池内を通し、前記車両の外側に開く排気口まで送るためのエアー流路と、
    前記エアー流路における前記燃料電池部分を迂回するバイパス流路と、
    前記エアー流路における前記エアーの流れを、前記燃料電池側と前記バイパス流路側との間で切り替えるバルブと、
    前記車両のルーフまたはルーフ付近に設けられ、水素を検知する第1の水素検知部と、
    当該燃料電池搭載車両の駐車中に前記第1の水素検知部により水素が検知されたときに、前記バイパス通路側に前記エアーが流れるように前記バルブを動作させ、かつ前記外気吸入装置を動作させることによって、前記車両の外気を前記バイパス流路および前記エアー流路を介して前記排気口に導く第1の動作制御部と
    を備える燃料電池搭載車両。
  2. 請求項1に記載の燃料電池搭載車両であって、
    前記外気吸入装置は、
    前記燃料電池の冷却用のラジエータに設けられるラジエータファンである、燃料電池搭載車両。
  3. 請求項1または2に記載の燃料電池搭載車両であって、
    前記車両の始動スイッチがオフ状態であるときに、前記外気吸入装置、第1の水素検知部、および第1の動作制御部に電流を供給し得る二次電池
    を備える、燃料電池搭載車両。
  4. 請求項1に記載の燃料電池搭載車両であって、
    前記水素タンクの周辺に設けられ、水素を検知する第2の水素検知部と、
    駐車されるガレージの扉を開く指令を送信するための送信部と、
    前記第1の水素検知部と第2の水素検知部の双方により水素が検知されたときに、前記送信部に前記指令を送信させる第2の動作制御部と
    を備える、燃料電池搭載車両。
  5. 請求項4に記載の燃料電池搭載車両であって、
    前記燃料電池に供給するエアーを圧縮するコンプレッサと前記燃料電池を少なくとも含む隔室内に設けられ、水素を検知する第3の水素検知部と、
    前記第1の水素検知部と第2の水素検知部の双方で水素が検知されず、かつ前記第3の水素検知部で水素が検知されたときに、前記コンプレッサを動作させる第3の動作制御部と
    を備える燃料電池搭載車両。
  6. 請求項5に記載の燃料電池搭載車両であって、
    前記第1の動作制御部および第2の動作制御部のそれぞれは、
    水素ガス漏れがあった旨のログをメモリに記憶することで、前記車両の再始動時に前記ログを運転者に報知可能とする構成を備え、
    前記第3の動作制御部は、
    前記車両の再始動を不可能とする処置を実行する構成を備える、燃料電池搭載車両。
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