JP5589402B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転がり軸受装置に関し、例えば、圧延機のバックアップロール等に使用すると好ましい転がり軸受装置に関する。
従来、転がり軸受装置としては、実開平1−72902号公報(特許文献1)に記載されているものがある。この転がり軸受装置は、ハウジングと、軸体と、外輪と、内輪と、複数の円錐ころと、保持器と、環状のシールカバーと、環状のシール部材とを備える。上記外輪は、ハウジングの内周面に内嵌される一方、上記内輪は、軸体の外周面に外嵌されている。上記複数の円錐ころは、外輪の内周円錐軌道面と、内輪の外周円錐軌道面との間に、保持器に保持された状態で、互いに間隔をおいて配置されている。
上記シールカバーは、上記外輪の内周円錐軌道面の大径側に位置している。上記シールカバーは、ハウジングの内周面に内嵌されて固定されている。上記シールカバーは、径方向の内方側に延在する延在部を有し、その延在部は、シールカバーの軸方向の外輪側の端部から径方向の内方側に延在している。上記延在部は、上記保持器に対して径方向に間隔をおいて位置している。また、上記シール部材は、上記延在部の上記外輪側とは反対側に位置している。上記シール部材は、シールカバーの内周面に内嵌されて固定されている。
上記シールカバーの上記延在部は、上記シール部材が上記外輪側へ移動して、上記シールカバーから離脱するのを防止している。
実開平1−72902号公報(第2図)
本発明者は、上記従来の転がり軸受装置において、次の問題が存在することを見出した。すなわち、上記転がり軸受装置が、その中心軸が鉛直方向に平行な状態で配置された場合、組立時や、メンテナンス時に、内輪、円錐ころおよび保持器からなる円錐ころアッセンブリが、自重で、鉛直方向に落下する場合がある。このような場合、シール部材よりも相当重い円錐ころアッセンブリの保持器の環状部が、シール部材に勢いよく衝突することによって、シール部材が破損することがあることを見出した。
そこで、本発明の課題は、シール部材の破損を防止できる転がり軸受装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の転がり軸受装置は、
内周面を有するハウジングと、
上記内周面に内嵌される外周面と、内周円錐軌道面とを有する外輪と、
外周円錐軌道面と、上記外周円錐軌道面の大径側に位置する鍔部とを有する内輪と、
上記外輪の上記内周円錐軌道面と、上記内輪の上記外周円錐軌道面との間に配置された複数の円錐ころと、
上記円錐ころの軸方向の上記鍔部側に位置する環状部と、その環状部から延在すると共に、周方向に互いに間隔をおいて位置する複数の柱部とを有し、周方向に隣接する上記柱部の間に形成されるポケットに上記円錐ころを収容する保持器と、
上記外輪の上記内周円錐軌道面の大径側に位置すると共に、上記ハウジングの上記内周面に内嵌された外周面を有する環状の本体部と、その本体部から径方向の内方側に延在する延在部とを有するシールカバーと、
上記延在部に対して上記本体部の軸方向の上記保持器側とは反対側に位置すると共に、上記本体部の内周面に内嵌されるシール部材と
を備え、
上記保持器の上記環状部と、上記シールカバーの上記延在部とは、上記外輪の軸方向に重なっており、
上記ハウジングは、外筒であり、
上記内輪、上記円錐ころおよび上記保持器からなる円錐ころアッセンブリが自重で落下したとしても、上記延在部で支えることができ、
さらに、軸体と、
上記外筒と、上記軸体との間における軸方向の一端側に配置される第1円錐ころ軸受と、
上記外筒と、上記軸体との間における上記軸方向の他端側に配置される第2円錐ころ軸受と
を備え、
上記軸体の中心軸は、鉛直方向に略平行な状態に配置されるようになっており、
上記第1円錐ころ軸受は、上記第2円錐ころ軸受よりも鉛直方向上方に位置するようになっており、
上記第2円錐ころ軸受は、上記外輪と、上記内輪と、上記複数の円錐ころと、上記保持器とを有していることを特徴としている。
本発明によれば、シールカバーの延在部が、保持器の環状部に外輪の軸方向に重なり、かつ、シール部材が、延在部に対してシールカバーの本体部の軸方向の保持器側とは反対側に位置しているから、組立時や、メンテナンス時に、内輪、円錐ころおよび保持器からなる円錐ころアッセンブリが、自重で、鉛直方向に落下したとしても、円錐ころアッセンブリの保持器が、延在部に衝突することになって、シール部材に衝突することがない。また、円錐ころアッセンブリの延在部への衝突後においても、円錐ころアッセンブリの自重を、延在部で支えることができて、円錐ころアッセンブリの自重が、シール部材にかかることがない。したがって、シール部材の破損を防止できて、シール部材の寿命を長くすることができる。
また、一実施形態では、上記環状部の上記外輪の軸方向の上記延在部側の端面の全面が、上記延在部に軸方向に重なっている。
上記実施形態によれば、上記保持器との衝突による延在部の衝撃力を、延在部のより広範な部分で吸収することができる。したがって、環状部との衝突に起因する延在部の変形を抑制でき、このことにより、シール部材の破損を更に確実に防止することができる。
また、一実施形態では、
上記シール部材は、
環状の径方向延在部を有する芯金部と、
上記径方向延在部の径方向の内方側の端部に固着される弾性部と
を有し、
上記シールカバーの上記延在部と、上記芯金部の上記径方向延在部との間には、隙間が存在し、
上記弾性部の一部が、上記延在部および上記径方向延在部の両方に接触した状態でその隙間に入り込んでいる。
本発明の転がり軸受装置によれば、シールカバーの延在部が、保持器の環状部に外輪の軸方向に重なり、かつ、シール部材が、延在部に対してシールカバーの本体部の軸方向の保持器側とは反対側に位置しているから、組立時や、メンテナンス時に、内輪、円錐ころおよび保持器からなる円錐ころアッセンブリが、自重で、鉛直方向に落下したとしても、円錐ころアッセンブリの保持器が、延在部に衝突し、シール部材に衝突することがない。したがって、シール部材の破損を防止できる。
本発明の一実施形態の転がり軸受装置の軸方向の模式断面図である。 図1におけるシール部材周辺の拡大断面図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の転がり軸受装置の軸方向の模式断面図である。
この転がり軸受装置は、圧延機のバックアップロールである。この転がり軸受装置は、その中心軸が、鉛直方向に略平行な状態で、圧延ロール(図示せず)の周辺に配置されている。
この転がり軸受装置は、ハウジングの一例としての外筒1と、軸体2と、第1円錐ころ軸受3と、第2円錐ころ軸受4と、複数の第1円筒ころ15と、複数の第2円筒ころ16と、複数の第3円筒ころ17と、複数の第4円筒ころ18と、環状の外輪間座6と、環状の第1スペーサ7と、環状の第2スペーサ8と、第1シール装置10と、第2シール装置11とを備え、第1円筒ころ15、第2円筒ころ16、第3円筒ころ17および第4円筒ころ18は、軸方向に互いに間隔をおいて軸方向に4列に配置されている。
上記第1円錐ころ軸受3は、外筒1と軸体2との間における軸方向の一端側に配置されている一方、第2円錐ころ軸受4は、外筒1と軸体2との間における軸方向の他端側に配置されている。上記第1円錐ころ軸受3は、第2円錐ころ軸受4よりも鉛直方向の上方に位置している。
上記軸体2は、第1円錐ころ軸受3よりも軸方向の外方に段部9を有している。上記第1スペーサ7は、軸体2の外周面に外嵌されている。上記第1スペーサ7は、第1円錐ころ軸受3と、軸体2の段部9との間に配置されている。上記第1シール装置10は、外筒1の内周面と、第1スペーサ7の外周面との間をシールしている。
上記軸体2は、第2円錐ころ軸受4よりも軸方向の外方に環状溝を有し、止め輪19が、その環状溝に嵌入されて固定されている。上記第2スペーサ8は、軸体2の外周面に外嵌されている。上記第2スペーサ8は、第2円錐ころ軸受4と、止め輪19との間に配置されている。上記第2シール装置11は、外筒1の内周面と、第2スペーサ8の外周面との間をシールしている。
上記第1円筒ころ15は、第1円筒ころ15、第2円筒ころ16、第3円筒ころ17および第4円筒ころ18のうちで、最も、第1円錐ころ軸受3側に位置する一方、第4円筒ころ18は、第1円筒ころ15、第2円筒ころ16、第3円筒ころ17および第4円筒ころ18のうちで、最も、第2円錐ころ軸受4側に位置している。上記複数の第1円筒ころ15と、複数の第2円筒ころ16とは、第1櫛型保持器12で、保持される一方、複数の第3円筒ころ17と、複数の第4円筒ころ18とは、第2櫛型保持器13で保持されている。上記第1および第2櫛型保持器12,13の夫々は、一つの環状部の両側から柱部が櫛状に突出してなる構造をしている。また、第2円筒ころ16と、第3円筒ころ17とは、外輪間座6を介して連なっている。また、上記第1円筒ころ15は、第1円錐ころ軸受3の外輪の軸方向の端面に接触し、第4円筒ころ18は、第2円錐ころ軸受4の外輪の軸方向の端面に接触している。
この転がり軸受装置は、軸体2の段部9、第1スペーサ7、第1円錐ころ軸受3の内輪、第1円錐ころ軸受3の円錐ころ、第1円錐ころ軸受3の外輪、第1円筒ころ15、第1櫛型保持器12、第2円筒ころ16、外輪間座6、第3円筒ころ17、第2櫛型保持器13、第4円筒ころ18、第2円錐ころ軸受4の外輪、第2円錐ころ軸受4の円錐ころ、第2円錐ころ軸受4の内輪、第2スペーサ8、止め輪19の順に、アキシアル荷重をつたえることにより、各部材の軸方向の位置決めを行っている。
図2は、図1における第2シール装置11の周辺の拡大断面図である。
図2に示すように、第2円錐ころ軸受4は、外輪60と、内輪61と、複数の円錐ころ62と、保持器65とを有する。上記外輪60は、外筒1の円筒内周面に内嵌されている一方、内輪61は、軸体2の円筒外周面に外嵌されている。上記外輪60は、内周円錐軌道面70を有する一方、内輪61は、外周円錐軌道面71と、大鍔部72とを有し、大鍔部72は、外周円錐軌道面71の大径側に位置している。また、上記複数の円錐ころ62は、外輪60の内周円錐軌道面70と、内輪61の外周円錐軌道面71との間に、保持器65に保持された状態で、互いに間隔をおいて配置されている。
上記保持器65は、大径環状部73と、小径環状部(図示せず)と、複数の柱部(図示せず)とを有し、大径環状部73の内径は、小径環状部の外径よりも大きくなっている。上記各柱部は、大径環状部73と、小径環状部との間を連結している。上記複数の柱部は、大径環状部73の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。上記大径環状部73は、円錐ころ62の軸方向の大鍔部72側に位置している。上記保持器65は、周方向に隣接する上記柱部の間にポケット75を有し、上記円錐ころ62は、ポケット75に収容されている。
上記第2シール装置11は、環状のシールカバー20と、環状のシール部材21とを有する。上記外筒1は、その内周側の軸方向の他方側に、段部23と、環状溝24とを有し、止め輪25が、環状溝24に嵌入されている。上記シールカバー20は、段部23と、止め輪25との間に配置されている。
上記シールカバー20は、断面略矩形状の環状の本体部30と、環状の延在部31とを有し、本体部30は、円筒外周面27と、円筒内周面28とを有する。上記本体部30の円筒外周面27は、すきま嵌めにより、外筒1の内周面に内嵌されて固定されている。また、上記延在部31は、断面略矩形状の形状を有している。上記延在部31は、本体部30の軸方向の第2円錐ころ軸受4側の端部から径方向の内方に延在している。
上記シール部材21は、シールカバー20の延在部31に対してシールカバー20の本体部30の軸方向の保持器65側とは反対側に位置している。上記シール部材21は、第1芯金部40と、第2芯金部41と、第1弾性部42と、第2弾性部43と、スリンガ44とを有する。上記第1芯金部40は、断面略L字状の形状を有し、円筒部と、環状の径方向延在部とを有する。上記第1芯金部40は、本体部30の円筒内周面28と、延在部31の軸方向の第2円錐ころ軸受4側とは反対側の端面とに当接するように、上記円筒内周面28の径方向の内方側に配置されている。上記第1芯金部40の円筒部は、締まり嵌めにより、シールカバー20の円筒内周面28に内嵌されて固定されている。また、第1芯金部40の径方向延在部は、シールカバー20の延在部31の軸方向の第2円錐ころ軸受4側とは反対側の端面に当接している。
上記第2芯金部41は、断面略L字状の形状を有し、円筒部と、環状の径方向延在部とを有する。上記第2芯金部41の円筒部の外周面は、第1芯金部41の円筒部の内周面に圧入により内嵌されて固定されている。また、上記第2芯金部41の径方向延在部は、第2芯金部41の円筒部の軸方向の第2円錐ころ軸受4側とは反対側の端部から径方向の内方側に延在している。上記第1芯金部40の径方向延在部と、第2芯金部41の径方向延在部とは、間隔をおいて軸方向に対向している。
上記スリンガ44は、円筒部50と、環状のフランジ部51とを有し、円筒部50は、第2スペーサ8の外周面に締まり嵌めにより外嵌されて固定されている。また、上記フランジ部51は、円筒部50の軸方向の第2円錐ころ軸受4側とは反対側の端部から径方向の外方に延在している。上記フランジ部51は、外筒1に係止されている止め輪25の軸方向の外方に位置している。上記第2スペーサ8は、軸体2の外周面にすきま嵌めにより外嵌されて固定されている。
上記第1弾性部42は、第1芯金部40の径方向延在部の径方向の内方側の端部に固着される一方、第2弾性部43は、第2芯金部41の径方向延在部の径方向の内方側の端部に固着されている。上記第1弾性部42は、ラジアルリップを有し、そのラジアルリップは、スリンガ44の円筒部50の外周面に摺接している。また、上記第2弾性部43は、アキシアルリップを有し、そのアキシアルリップは、スリンガ44のフランジ部51の軸方向の第2円錐ころ軸受4側の端面に摺接している。
図2に示すように、保持器65の大径環状部73は、シールカバー20の延在部31に外輪60の軸方向に重なっている。尚、図2において、参照番号80,82は、Oリングを示している。上記Oリング80は、シールカバー20の外周面と、外筒1の内周面との間をシールし、Oリング82は、第2スペーサ8の内周面と、軸体2の外周面との間をシールしている。また、参照番号88は、環状部材を示している。上記環状部材88は、止め輪19の軸方向の外方に位置している。上記環状部材88は、軸体2の外周面にすきま嵌めにより外嵌されて固定されている。
上記構成において、この転がり軸受装置は、外筒1が、圧延ロールの外筒または他のバックアップロールの外筒に接触することにより、外筒1が、軸体2に対して回転するようになっている。このようにして、圧延ロールまたは他のバックアップロールをバックアップするようになっている。
上記実施形態の転がり軸受装置によれば、シールカバー20の延在部31が、保持器65の大径環状部73に外輪60の軸方向に重なり、かつ、シール部材21が、シールカバー20の延在部31に対してシールカバー20の本体部30の軸方向の保持器65側とは反対側に位置している。したがって、組立時や、メンテナンス時に、第2スペーサ8、止め輪19、環状部材88が取り外された状態において、内輪61、円錐ころ62および保持器65からなる円錐ころアッセンブリが、自重で、鉛直方向に落下したとしても、円錐ころアッセンブリの保持器65が、延在部31に衝突することになって、円錐ころアッセンブリが、シール部材21に衝突することがない。また、円錐ころアッセンブリの延在部31への衝突後においても、円錐ころアッセンブリの自重を、延在部31で支えることができて、円錐ころアッセンブリの自重が、シール部材21にかかることがない。したがって、シール部材21の破損を防止できて、シール部材21の寿命を長くすることができる。
尚、上記保持器65の大径環状部73の軸方向のシール部材21側の端面の全面が、延在部31に外輪60の軸方向に重なっていても良く、保持器65の大径環状部73の軸方向のシール部材21側の端面の一部のみが、延在部31に外輪60の軸方向に重なっていても良い。
また、上記実施形態では、転がり軸受装置の軸方向の他端側において、第2円錐ころ軸受4の保持器65の大径環状部73が、シールカバー20の延在部31に軸方向に重なっていた。ここで、転がり軸受装置の軸方向の一端側においても、転がり軸受装置の軸方向の他端側と同様に、第1円錐ころ軸受3の保持器の大径環状部が、シールカバーの延在部に軸方向に重なって、保持器が、シール部材に接触しない構成でも良い。このようにすると、どちらの軸方向の端部を鉛直方向上方に配置しても良くなり、転がり軸受装置の配置の自由度を、大きくすることができて、好ましい。尚、転がり軸受装置の軸方向の一端側において、第1円錐ころ軸受3の保持器の大径環状部が、シールカバーの延在部に径方向に間隔をおいて配置されても良いことは、言うまでもない。
また、上記実施形態の転がり軸受装置では、円筒ころ15,16,17,18が、軸方向に4列に亘って配置されたが、この発明では、円筒ころは、軸方向に2列、3列、または、5列以上に亘って配置されても良い。
また、上記実施形態の転がり軸受装置では、シール部材21の弾性部42,43が、軸体2に間接的に固定された部材(この実施形態では、軸体2に直接固定された第2スペーサ8に固定されて、軸体2に間接的に固定されたスリンガ44のこと)に摺接する構成であったが、この発明では、シール部材の弾性部が、軸体に直接固定された部材の外周面または軸体の外周面に摺接する構成であっても良い。
また、上記実施形態の転がり軸受装置は、バックアップロールであったが、この発明の転がり軸受装置は、圧延ロール等、バックアップロール以外の転がり軸受装置であっても良く、圧延機に使用される転がり軸受装置以外の転がり軸受装置であっても良い。
1 外筒
2 軸体
4 第2円錐ころ軸受
20 シールカバー
21 シール部材
30 シールカバーの本体部
31 シールカバーの延在部
60 外輪
61 内輪
62 円錐ころ
65 保持器
70 内周円錐軌道面
71 外周円錐軌道面
72 大鍔部
73 大径環状部
75 ポケット

Claims (2)

  1. 内周面を有するハウジングと、
    上記内周面に内嵌される外周面と、内周円錐軌道面とを有する外輪と、
    外周円錐軌道面と、上記外周円錐軌道面の大径側に位置する鍔部とを有する内輪と、
    上記外輪の上記内周円錐軌道面と、上記内輪の上記外周円錐軌道面との間に配置された複数の円錐ころと、
    上記円錐ころの軸方向の上記鍔部側に位置する環状部と、その環状部から延在すると共に、周方向に互いに間隔をおいて位置する複数の柱部とを有し、周方向に隣接する上記柱部の間に形成されるポケットに上記円錐ころを収容する保持器と、
    上記外輪の上記内周円錐軌道面の大径側に位置すると共に、上記ハウジングの上記内周面に内嵌された外周面を有する環状の本体部と、その本体部から径方向の内方側に延在する延在部とを有するシールカバーと、
    上記延在部に対して上記本体部の軸方向の上記保持器側とは反対側に位置すると共に、上記本体部の内周面に内嵌されるシール部材と
    を備え、
    上記保持器の上記環状部と、上記シールカバーの上記延在部とは、上記外輪の軸方向に重なっており、
    上記ハウジングは、外筒であり、
    上記内輪、上記円錐ころおよび上記保持器からなる円錐ころアッセンブリが自重で落下したとしても、上記延在部で支えることができ、
    さらに、軸体と、
    上記外筒と、上記軸体との間における軸方向の一端側に配置される第1円錐ころ軸受と、
    上記外筒と、上記軸体との間における上記軸方向の他端側に配置される第2円錐ころ軸受と
    を備え、
    上記軸体の中心軸は、鉛直方向に略平行な状態に配置されるようになっており、
    上記第1円錐ころ軸受は、上記第2円錐ころ軸受よりも鉛直方向上方に位置するようになっており、
    上記第2円錐ころ軸受は、上記外輪と、上記内輪と、上記複数の円錐ころと、上記保持器とを有していることを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 請求項1に記載の転がり軸受装置において、
    上記シール部材は、
    環状の径方向延在部を有する芯金部と、
    上記径方向延在部の径方向の内方側の端部に固着される弾性部と
    を有し、
    上記シールカバーの上記延在部と、上記芯金部の上記径方向延在部との間には、隙間が存在し、
    上記弾性部の一部が、上記延在部および上記径方向延在部の両方に接触した状態でその隙間に入り込んでいることを特徴とする転がり軸受装置。
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