JP5588778B2 - シーソースイッチ - Google Patents

シーソースイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP5588778B2
JP5588778B2 JP2010172683A JP2010172683A JP5588778B2 JP 5588778 B2 JP5588778 B2 JP 5588778B2 JP 2010172683 A JP2010172683 A JP 2010172683A JP 2010172683 A JP2010172683 A JP 2010172683A JP 5588778 B2 JP5588778 B2 JP 5588778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact portion
fixed contact
housing
pair
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010172683A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012033410A (ja
Inventor
俊晴 森
英樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2010172683A priority Critical patent/JP5588778B2/ja
Priority to CN201110203673.3A priority patent/CN102347162B/zh
Publication of JP2012033410A publication Critical patent/JP2012033410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5588778B2 publication Critical patent/JP5588778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tumbler Switches (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

本発明は、シーソースイッチに関し、特に、液晶テレビやプラズテレビ等の各種電子機器の電源スイッチとして用いられる薄型のシーソースイッチに関する。
従来、各種電子機器の電源スイッチとして用いられるシーソースイッチとして、操作部の揺動により電源のON、OFFを切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシーソースイッチは、上面を開口したハウジング内に、可動接点部を操作する操作部を揺動可能に配置して構成される。可動接点部は、ハウジングの底壁部に設けられた固定接点部に対して離接可能に配置されている。そして、操作部が揺動操作されることで、可動接点部と固定接点部とが離接され、電源のON、OFFが切り替えられる。
また、このようなシーソースイッチにおいては、ハウジングの側壁部と可動接点部との間のクリアランスを広くとることで、電源のOFF時の絶縁耐久性が高められている。すなわち、可動接点部と固定接点部との離接時にアーク放電等により発生する微小な金属粉が、ハウジングの側壁に飛着するのを防止して、ハウジングに見かけの導通経路が形成されることが防止される。
特許第3064821号公報
ところで、近年、電子機器の小型化に伴い、シーソースイッチの薄型化が求められている。しかしながら、上記した特許文献1に記載のシーソースイッチにおいて、ハウジングの側壁部間を狭めた場合には、側壁部と可動接点部とのクリアランスが十分に得られず、絶縁耐久性を維持した状態で薄型化をすることが困難となっていた。すなわち、側壁部と可動接点部とが近接されるため、可動接点部と固定接点部との離接によって発生した金属粉が側壁部に飛着し、電源のOFF時(スイッチOFF時)に見かけの導通経路が形成されるおそれがあった。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、絶縁耐久性を維持した状態で、薄型化が可能なシーソースイッチを提供することを目的とする。
本発明のシーソースイッチは、固定接点部が配置されたハウジングと、前記ハウジング内に揺動可能に配置され、前記固定接点部に対して可動接点部を離接可能に操作する操作部とを備え、前記操作部は、前記ハウジングの短手方向で対向する一対の側壁部の内側に沿うように設けられた一対の対向壁部を有し、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記一対の対向壁部の一部を、前記ハウジングの一対の側壁部と前記可動接点部との間に介在させるものであり、前記一対の対向壁部には、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記固定接点部との干渉を避ける切欠部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、可動接点部と固定接点部との離間時(スイッチOFF時)に、一対の対向壁部の一部がハウジングの一対の側壁部と可動接点部との間に介在されるため、金属粉がハウジングの一対の側壁部に飛着していても可動接点部と側壁部に飛着した金属粉とが近接することがないものとなる。このため、側壁部と可動接点部とのクリアランスを小さくしても、スイッチOFF時に見かけの導通経路が形成されることがない。よって、絶縁耐久性を維持した状態でシーソースイッチの薄型化を図ることができる。
またこの構成によれば、スイッチOFF時に一対の対向壁部の一部を固定接点側に近付けつつ、一対の対向壁部の一部と固定接点部との接触を防止することができる。
また本発明は、上記シーソースイッチにおいて、前記操作部は、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記一対の対向壁部の一部を前記固定接点部側に近付けるように揺動することを特徴とする。
また本発明は、上記シーソースイッチにおいて、前記ハウジングは、一面が開口され、前記固定接点部を底壁部に設けて形成され、前記一対の対向壁部は、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記固定接点部に対して、前記固定接点部から前記ハウジングの開口までの距離の1/10の距離に近づくことを特徴とする。
これらの構成によれば、スイッチOFF時に一対の対向壁部の一部が固定接点部側に近づくことで、可動接点部と固定接点部との離接時に発生した金属粉がハウジングに対して固定接点部の近傍にのみ飛着される。このため、ハウジングに対する金属粉の飛着位置を、絶縁耐久性に影響のない位置に抑えることができる。
また本発明は、上記シーソースイッチにおいて、前記可動接点部は、前記操作部によって操作される導体板に設けられており、前記導体板には、前記一対の対向壁部の内面に接するガイド片が設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、可動接点部の可動時に、導体板がガイド片を介して一対の対向壁部の内面にガイドされるため、導体板が傾いてハウジングに干渉することが防止される。
また本発明は、上記シーソースイッチにおいて、前記ハウジングは、短手方向に位置する一対の側壁部のそれぞれに対向し、前記ハウジング内を仕切る仕切壁部を有し、前記固定接点部および前記可動接点部は、前記仕切壁部によって仕切られたハウジング内のそれぞれに配置され、前記操作部は、前記仕切壁部の外面に沿うように設けられた別の一対の対向壁部を有し、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記別の一対の対向壁部の一部を、前記ハウジングの一対の側壁部と前記可動接点部との間に介在させることを特徴とする。
この構成によれば、2つの可動接点部および2つの固定接点部を有する双極型(2回路)のシーソースイッチにおいても、絶縁耐久性を維持した状態で薄型化を図ることができる。
本発明によれば、スイッチOFF時の絶縁耐久性を維持した状態で、薄型化が可能なシーソースイッチを提供することを目的とする。
本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、シーソースイッチの斜視図である。 本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、シーソースイッチの分解斜視図である。 本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、操作部の下面側から見た斜視図である。 本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、シーソースイッチを長手方向に沿う鉛直面で切断した断面図である。 本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、シーソースイッチを短手方向に沿う鉛直面で切断した断面図である。 本発明に係るシーソースイッチの実施の形態を示す図であり、シーソースイッチによるスイッチ動作の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明を2つの電源回路に対応した双極型のシーソースイッチに適用する場合について説明する。しかしながら、本実施の形態に係るシーソースイッチの適用対象については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
図1および図2を参照して、シーソースイッチの全体構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシーソースイッチの斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るシーソースイッチの分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係るシーソースイッチ1は、上面が開口されたハウジング2に操作部3を揺動可能に装着し、操作部3の揺動により電源回路のON、OFFが切替可能に構成されている。また、シーソースイッチ1は、固定端子4、中央端子5、固定端子4および中央端子5を導通させる導体板6をそれぞれ一対有しており、双極型の電源スイッチとして機能する。
ハウジング2は、絶縁性の樹脂により薄幅の収容空間を有する略直方体状に形成されている。ハウジング2の短手方向で対向する一対の側壁部11には、それぞれ操作部3を揺動可能に支持する軸孔12が形成されている。ハウジング2の長手方向で対向する一対の側壁部13の外面には、図示しない電子機器に対する装着用の係合バネ14が設けられている。また、ハウジング2内には、収容空間の略下半部を長手方向に沿うように仕切る仕切壁部15が設けられている。
ハウジング2の底壁部16には、仕切壁部15により仕切られた両側に、それぞれ固定端子4と中央端子5とが取り付けられている。固定端子4および中央端子5は、長手方向に離間して取り付けられ、底壁部16に設けられた図示しない挿通孔を介してハウジング2外に外部端子部43、52を突出させている。また、ハウジング2内には、仕切壁部15により仕切られた両側に、それぞれ巻きバネ7を保持した導体板6が収容されている。
固定端子4は、導電性を有する金属板により形成され、固定接点部42を保持する固定接点保持部41と、固定接点保持部41から略直角に折り曲げられた上記した外部端子部43とを有している。固定接点保持部41は、ハウジング2の底壁部16に配置されており、ハウジング2の収容空間内に固定接点部42を露出させている。
中央端子5は、導電性を有する金属板により形成され、導体板6を支持する支持部51と、支持部51から略直角に折り曲げられた上記した外部端子部52とを有している。支持部51は、ハウジング2の長手方向に延在し、延在方向の一端側で導体板6を支持し、他端側に外部端子部52が設けられている。また、支持部51の延在方向の一端側には、側方から導体板6の可動をガイドする一対のガイド片53が設けられている。
導体板6は、導電性を有する金属板により形成され、巻きバネ7を保持する側面視略U字状のバネ保持部61と、バネ保持部61の一端側において可動接点部63を保持する可動接点保持部62とを有している。バネ保持部61は、巻きバネ7を保持した状態で、支持部51の一端側に載置されている。この場合、ハウジング2の底壁部16には、中央端子5と固定端子4との間にバネ保持部61の揺動を受け入れ可能な窪み部17が形成されている(図4参照)。
すなわち、バネ保持部61は、窪み部17の上方に略半部を浮かした状態で支持部51の一端側に載置される。この状態で、バネ保持部61の略半部が窪み部17に入り込むことで、導体板6全体が傾動される。可動接点保持部62は、固定接点部42の上方に可動接点部63を保持している。可動接点保持部62は、導体板6全体が揺動されることで、可動接点部63を固定接点部42に対して離接させる。
操作部3は、下面を開口し、絶縁性の樹脂により薄幅の収容空間を有する略直方体状に形成されている。操作部3の短手方向に位置する外壁部31には、ハウジング2に形成された軸孔12に支持される支軸部33が外面から突出して形成されている。操作部3は、ハウジング2に装着されることで、巻きバネ7を介して導体板6の可動接点部63を固定接点部42に対して離接可能に操作する。また、操作部3の長手方向の一端側には、シーソースイッチ1のスイッチOFF時(電源回路のOFF時)の絶縁耐久性を向上させるための延長部34が設けられている。
図3を参照して、操作部の詳細構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る操作部の下面側から見た斜視図である。
図3に示すように、操作部3は、短手方向に対向する一対の外壁部31と、長手方向で対向する一対の円弧状の外壁部32とを有している。操作部3内には、一対の外壁部31の長手方向の略半部のそれぞれに対向して一対の内壁部35が設けられている。一対の内壁部35間には、ハウジング2の仕切壁部15が挿入されるスリット36が形成されている。また、操作部3の長手方向の中間部には、スリット36を挟んで短手方向に並んで一対の支柱部37が設けられている。
一対の支柱部37は、巻きバネ7に摺動可能に当接する当接面38を有している。当接面38は、操作部3の揺動により巻きバネ7の外周面上を摺動して、導体板6に対し巻きバネ7を介して異なる方向から押圧力を付与する。導体板6は、巻きバネ7を介して操作部3から付与された押圧力により、可動接点部63を固定接点部42に対して離接させるように操作される。
操作部3は、一対の外壁部31をハウジング2の一対の側壁部11の内面に沿わせ、一対の内壁部35をハウジング2の仕切壁部15の外面に沿わせるようにして、ハウジング2に装着される。なお、一対の外壁部31は、一対の対向壁部を構成し、一対の内壁部35は、別の一対の対向壁部を構成する。このように、一対の外壁部31とこれに対向する一対の内壁部35とにより、ハウジング2の側壁部11および仕切壁部15の内側に沿う2組の対向壁部が形成される。一対の外壁部31の略半部および内壁部35には、開口側に向かって延在する延長部34が設けられている。
外壁部31および内壁部35は、各延長部34において導体板6(可動接点部63)が侵入可能なように薄肉に形成されている。各延長部34の先端側(開口側)は、先端に向かってさらに薄肉となる傾斜部39が形成されている。傾斜部39は、導体板6を操作部3内に侵入可能にガイドする。各延長部34は、シーソースイッチ1のスイッチOFF時に、可動接点部63とハウジング2の側壁部11との間、および可動接点部63とハウジング2の仕切壁部15との間に介在し、絶縁耐久性を向上させている。
このとき、各延長部34は、外壁部31および内壁部35の各延長部34以外の部分の厚さよりも薄肉に形成されるため、ハウジング2の側壁部11と可動接点部63とのクリアランス、ハウジング2の仕切壁部15と可動接点部63とのクリアランスを、それぞれ狭めた状態で絶縁することが可能となっている。したがって、操作部3の短手方向の幅寸法を小さくして、シーソースイッチ1の絶縁耐久性を向上させつつ、薄型化することが可能となっている。
ここで、図4および図5を参照して、シーソースイッチの絶縁構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るシーソースイッチを、長手方向に沿う鉛直面で切断した断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係るシーソースイッチを、短手方向に沿う鉛直面で切断した断面図である。なお、図4および図5は、シーソースイッチのスイッチOFF時を示す断面図である。
図4および図5に示すように、シーソースイッチ1のスイッチOFF時には、操作部3は、長手方向における一端側の略半部が下がると共に他端側の略半部が上がるように揺動される。このとき、操作部3の支柱部37は、巻きバネ7に対して図示右上側から当接する。よって、導体板6は、支柱部37により巻きバネ7を介して中央端子5の支持部51上に押し付けられ、窪み部17から浮いた状態で保持される。また、導体板6の一端側に保持された可動接点部63は、固定接点部42の上方に離間されている。
また、このとき、操作部3は、各延長部34をハウジング2の側壁部11(仕切壁部15)と可動接点部63との間に介在させると共に、各延長部34の先端に位置する傾斜部39を固定接点部42の近傍に近付ける。このように、シーソースイッチ1のスイッチOFF時には、可動接点部63は、固定接点部42に対して離間方向に移動され、延長部34は、可動接点部63とは逆の固定接点部42に対して接近する方向に揺動される。
このため、可動接点部63が、延長部34の奥側まで入り込み、固定接点部42から離れた上方位置において絶縁される。すなわち、可動接点部63と固定接点部42との離間時に飛散した金属粉が、各延長部34の介在によりハウジング2の側壁部11や仕切壁部15の固定接点部42から離れた位置において飛着することが抑制される。言い換えると、各延長部34は、固定接点部42の近傍位置まで延在しているため、ハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に対する金属粉の飛着を固定接点部42の近傍に制限できる。
このように、可動接点部63と固定接点部42との離間時に発生した金属粉が、固定接点部42から遠い位置に飛着することなく、絶縁耐久性に影響の少ない固定接点部42の近接位置にのみ飛着される。よって、シーソースイッチ1のスイッチOFF時に、ハウジング2に見かけの導通経路が形成されることがなく、絶縁耐久性が向上される。なお、この場合、可動接点部63は、固定接点部42からハウジング2の開口までの距離の1/10の距離まで固定接点部42に近づくことが好ましいが、金属粉の飛着位置を絶縁耐久性に影響のない位置に抑えることができれば、この距離に限定されない。
また、各延長部34の先端側に位置する傾斜部39は、固定接点部42に対する接近位置において、固定接点部42を避けるように切欠部46が形成されている。各延長部34は、この傾斜部39に形成された切欠部46により、固定接点部42に接近しつつ、固定接点部42との干渉を防止することが可能となっている。
一方、シーソースイッチ1のスイッチON時(電源回路のON時)には、操作部3は、長手方向における一端側の略半部が上がると共に、他端側の略半部が下がるように揺動される。このとき、操作部3の支柱部37は、巻きバネ7に対して図示左上側から当接する。よって、導体板6は、操作部3の支柱部37により巻きバネ7を介して窪み部17に向けて押し付けられ、バネ保持部61の略半部を窪み部17に入れ込むように傾倒する。この場合、導体板6が、中央端子5の支持部51の一端側のエッジ54を支点として傾倒され、可動接点部63を固定接点部42に接触させる。
また、このとき、操作部3は、各延長部34を固定接点部42から離間させる。このように、シーソースイッチ1のスイッチON時には、可動接点部63は、固定接点部42に対して接近方向に移動され、延長部34は、可動接点部63とは逆の固定接点部42に対する離間する方向に揺動される。
このため、可動接点部63が、延長部34から外れた位置において、固定接点部42に接触される。したがって、可動接点部63と固定接点部42との接触時に飛散した金属粉が、固定接点部42の近傍において、ハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に飛着される。この場合、金属粉は、固定接点部42側から積み上がる場合があるが、延長部34が所定の高さに位置されているため、絶縁耐久性に影響が生じる位置以上に積み上がることがない。
また、導体板6は、対向する一対の延長部34の内側に接する一対のガイド片64を有している。ガイド片64は、可動接点部63が延長部34から外れるシーソースイッチ1のスイッチON時においても、延長部34の傾斜部39に接している(図6(b)参照)。導体板6は、一対のガイド片64を介して一対の延長部34にガイドされた状態で可動されるため、可動接点部63を延長部34の奥方にスムーズに侵入させることができる。また、導体板6が一対の延長部34間で位置決めされるため、可動接点部63がハウジング2に接して干渉することが防止され、操作部3の操作性を向上させることができる。
図6を参照して、シーソースイッチによるスイッチ動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るシーソースイッチによるスイッチ動作の説明図である。なお、図6において、(a)がシーソースイッチのスイッチOFF時、(b)がシーソースイッチのスイッチON時をそれぞれ示す。
図6(a)に示すシーソースイッチ1のスイッチOFF時には、操作部3の長手方向の一端側が押し下げられており、導体板6が可動接点部63を固定接点部42から離間させた状態で保持されている。また、操作部3の各延長部34は、ハウジング2の側壁部11と可動接点部63との間、ハウジング2の仕切壁部15と可動接点部63との間に入り込み、ハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に対する金属粉の飛着を抑制している。
このスイッチOFF状態から、図6(b)に示すように、操作部3の長手方向の他端側が押し下げられると、支柱部37による巻きバネ7に対する押圧位置が移動され、導体板6のバネ保持部61の略半部が窪み部17に押し込まれる。このとき、導体板6は、中央端子5の支持部51のエッジ54を支点として時計回りに傾動し、可動接点部63を下方に可動させて固定接点部42に接触させる。そして、固定端子4と中央端子5とが、導体板6を介して導通され、シーソースイッチ1がスイッチONされる。
また、操作部3の各延長部34は、可動接点部63とは逆に上方に可動され、可動接点部63と固定接点部42との接触位置から離間される。この場合、可動接点部63と固定接点部42との接触によって発生した金属粉が、固定接点部42の近傍に積み上がる場合があるが、各延長部34により所定の高さ以上に積み上がることが防止されている。
スイッチON状態から、図6(a)に示すように、再び操作部3の長手方向の一端側が押し下げられると、支柱部37による巻きバネ7に対する押圧位置が移動され、導体板6のバネ保持部61が窪み部17から抜け出される。このとき、導体板6は、中央端子5の支持部51のエッジ54を支点として反時計回りに傾動し、可動接点部63を上方に可動させて固定接点部42から離間させる。そして、固定端子4と中央端子5とが非導通となりシーソースイッチ1がスイッチOFFされる。
また、操作部3の各延長部34は、可動接点部63とは逆に下方に可動され、固定接点部42に近付けられる。この場合、可動接点部63が固定接点部42から離れた各延長部34の奥側に位置される。よって、可動接点部63と固定接点部42との離間時に飛散した金属粉が、ハウジング2の開口に近い上方位置において、ハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に飛着することが抑制される。また、延長部34は、固定接点部42に近付けられるため、ハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に対する金属粉の飛着を固定接点部42の近傍に制限する。
このように、シーソースイッチ1は、操作部3を揺動させることで、導体板6に設けられた可動接点部63が固定接点部42に対して離接可能に操作され、スイッチON、OFFが切り替えられる。また、シーソースイッチ1は、操作部3に設けた各延長部34により、スイッチON、OFFの切替時に発生する金属粉の飛着を、絶縁耐久性に影響のない固定接点部42の近傍に制限している。
以上のように、本実施の形態に係るシーソースイッチ1によれば、可動接点部63と固定接点部42との離間時に、可動接点部63とハウジング2の側壁部11との間、および可動接点部63とハウジング2の仕切壁部15との間に各延長部34が介在される。このため、金属粉がハウジング2の側壁部11や仕切壁部15に飛着することが抑制され、可動接点部63とハウジング2の側壁部11とのクリアランス、および可動接点部63とハウジング2の仕切壁部15とのクリアランスを小さくしても、スイッチOFF時に見かけの導通経路が形成されることがない。よって、絶縁耐久性を維持した状態でシーソースイッチ1の薄型化を図ることが可能となる。
なお、上記した実施の形態においては、本発明を2つの電源回路に対応した双極型のシーソースイッチに適用する構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。本発明は、1つの電源回路に対応した単極型のシーソースイッチに適用されてもよいし、3つ以上の電源回路に対応したシーソースイッチに適用されてもよい。
本発明が単極型のシーソースイッチに適用される場合には、ハウジングが仕切壁部を有さず、操作部が内壁部を有さない構成とする。操作部は、ハウジングの短手方向で対向する一対の側壁部の内側に沿うように設けられた一対の外壁部を有し、この一対の外壁部に延長部を設けるようにする。延長部は、上記した実施の形態と同様に、可動接点部と固定接点部との離間時(スイッチOFF時)に可動接点部とハウジングの一対の側壁部との間に介在されるようにする。
また、上記した実施の形態においては、操作部が、巻きバネを介して可動接点部を固定接点部に対して離接可能に操作したが、この構成に限定されるものではない。操作部は、可動接点部を固定接点部に対して離接可能に操作する構成であればよく、例えば、巻きバネを設けずに導体板を直に操作する構成としてもよい。
また、上記した実施の形態においては、延長部が薄肉に形成される構成としたが、この構成に限定されるものではない。可動接点部が、対向する延長部間に侵入可能であれば、シーソースイッチの薄型化に影響を与えない程度に厚肉に形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態においては、延長部の先端側に、傾斜部が設けられる構成としたが、この構成に限定されるものではない。延長部は、導体板が操作部に対してスムーズに可動可能であれば、傾斜部を設けない構成としてもよい
また、上記した実施の形態においては、本発明のシーソースイッチが、電源スイッチとして使用される構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。本発明のシーソースイッチは、電気回路の一部に用いられればよく、例えば、回路の切り替え等に用いられてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、絶縁耐久性を維持した状態で、薄型化を図ることができるという効果を有し、特に、液晶テレビやプラズマテレビ等の各種電子機器の電源スイッチとして用いられる薄型のシーソースイッチに有用である。
1 シーソースイッチ
2 ハウジング
3 操作部
4 固定端子
5 中央端子
6 導体板
7 巻きバネ
11 側壁部
12 軸孔
15 仕切壁部
17 窪み部
31 外壁部(一対の対向壁部)
33 支軸部
34 延長部(一対の対向壁部の一部、別の一対の対向壁部の一部)
35 内壁部(別の一対の対向壁部)
36 スリット
39 傾斜部
42 固定接点部
46 切欠部
61 バネ保持部
63 可動接点部
64 ガイド片

Claims (5)

  1. 固定接点部が配置されたハウジングと、
    前記ハウジング内に揺動可能に配置され、前記固定接点部に対して可動接点部を離接可能に操作する操作部とを備え、
    前記操作部は、前記ハウジングの短手方向で対向する一対の側壁部の内側に沿うように設けられた一対の対向壁部を有し、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記一対の対向壁部の一部を、前記ハウジングの一対の側壁部と前記可動接点部との間に介在させるものであり、
    前記一対の対向壁部には、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記固定接点部との干渉を避ける切欠部が形成されていることを特徴とするシーソースイッチ。
  2. 前記操作部は、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記一対の対向壁部の一部を前記固定接点部側に近付けるように揺動することを特徴とする請求項1に記載のシーソースイッチ。
  3. 前記ハウジングは、一面が開口され、前記固定接点部を底壁部に設けて形成され、
    前記一対の対向壁部は、前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記固定接点部に対して、前記固定接点部から前記ハウジングの開口までの距離の1/10の距離に近づくことを特徴とする請求項2に記載のシーソースイッチ。
  4. 前記可動接点部は、前記操作部によって操作される導体板に設けられており、前記導体板には、前記一対の対向壁部の内面に接するガイド片が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のシーソースイッチ。
  5. 前記ハウジングは、短手方向に位置する一対の側壁部のそれぞれに対向し、前記ハウジング内を仕切る仕切壁部を有し、
    前記固定接点部および前記可動接点部は、前記仕切壁部によって仕切られたハウジング内のそれぞれに配置され、
    前記操作部は、前記仕切壁部の外面に沿うように設けられた別の一対の対向壁部を有し、
    前記固定接点部と前記可動接点部との離間時に、前記別の一対の対向壁部の一部を、前記仕切壁部と前記可動接点部との間に介在させることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のシーソースイッチ。
JP2010172683A 2010-07-30 2010-07-30 シーソースイッチ Active JP5588778B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172683A JP5588778B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 シーソースイッチ
CN201110203673.3A CN102347162B (zh) 2010-07-30 2011-07-20 交互转换开关

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010172683A JP5588778B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 シーソースイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012033410A JP2012033410A (ja) 2012-02-16
JP5588778B2 true JP5588778B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=45545736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010172683A Active JP5588778B2 (ja) 2010-07-30 2010-07-30 シーソースイッチ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5588778B2 (ja)
CN (1) CN102347162B (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648718Y2 (ja) * 1989-03-28 1994-12-12 松下電工株式会社 シーソスイッチ
JP3066258B2 (ja) * 1994-09-19 2000-07-17 アルプス電気株式会社 シーソスイッチ
JP3064821B2 (ja) * 1994-09-27 2000-07-12 アルプス電気株式会社 シーソスイッチ
JP4792350B2 (ja) * 2006-08-10 2011-10-12 東洋電装株式会社 スイッチ
JP2009123595A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Calsonic Kansei Corp スイッチ機構
FR2935192B1 (fr) * 2008-08-21 2010-09-17 Legrand France Ensemble articule a basculement

Also Published As

Publication number Publication date
CN102347162A (zh) 2012-02-08
JP2012033410A (ja) 2012-02-16
CN102347162B (zh) 2014-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4446925B2 (ja) スライド操作式スイッチ
JP2012204341A (ja) スライド式ボタン
JP4862697B2 (ja) スイッチ装置
JP2001297660A (ja) レバースイッチ
JP5588778B2 (ja) シーソースイッチ
JP5428890B2 (ja) プッシュオンスイッチ
JP6388341B2 (ja) スイッチおよびスイッチユニット
WO2019176689A1 (ja) マイクロスイッチ及び操作装置
JP6729360B2 (ja) スイッチ
EP3582243B1 (en) Four-way switch including malfunction prevention structure
JP2011222207A (ja) シーソースイッチ
KR102177144B1 (ko) 트리거 스위치
JP2010272371A (ja) テーブルタップ
JP2006228467A (ja) スイッチの接点構造
JP2012009261A (ja) 配線ダクト用プラグ
US9117606B2 (en) Multi-instruction switch for enhancing electrical insulation
JP2011108429A (ja) 押圧スイッチ
JP2008277304A (ja) レバースイッチ
JP2009076254A (ja) タクトスイッチのクリック感発生構造
JP6838484B2 (ja) スイッチ
JP2009170125A (ja) 電子機器のスイッチ構造
JP4030000B2 (ja) 高周波スイッチ
JP2012138221A (ja) スイッチ装置
JP2004311121A (ja) スイッチ装置
JP3148859U (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130307

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130620

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140708

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5588778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350