JP2012009261A - 配線ダクト用プラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の配線ダクトに対して接続することのできる配線ダクト用プラグを提供する。
【解決手段】プラグ1は、配線ダクト2の開口部74を通して同ダクト2内に挿入される差込部11Aを有するプラグ本体部10と、配線ダクト2内の電力用導体81に先端部27が接触および非接触が切り替え可能な電力用栓刃20Aとを備える。そしてプラグ本体部10内には、上下方向に昇降するスライダ31が設けられ、電力用栓刃20Aは、スライダ31が上昇して電力用栓刃20Aに接触することにより非接触位置から接続位置に切り替えられる。
【選択図】図5
【解決手段】プラグ1は、配線ダクト2の開口部74を通して同ダクト2内に挿入される差込部11Aを有するプラグ本体部10と、配線ダクト2内の電力用導体81に先端部27が接触および非接触が切り替え可能な電力用栓刃20Aとを備える。そしてプラグ本体部10内には、上下方向に昇降するスライダ31が設けられ、電力用栓刃20Aは、スライダ31が上昇して電力用栓刃20Aに接触することにより非接触位置から接続位置に切り替えられる。
【選択図】図5
Description
本発明は、配線ダクトの開口部を通して同ダクト内に挿入される差込部を有する本体部と、配線ダクト内の導体に先端部が接触および非接触が切り替え可能な栓刃とを備える配線ダクト用プラグに関する。
上記配線ダクト用プラグとして、特許文献1のものが知られている。
この配線ダクト用プラグには、配線ダクトの導体に接続するための電極を備えた接続保持手段が設けられている。接続保持手段には、操作レバーの操作に伴い回転するとともに、配線ダクトに挿入される挿入部が設けられている。電極は、挿入部と一体に設けられている。
この配線ダクト用プラグには、配線ダクトの導体に接続するための電極を備えた接続保持手段が設けられている。接続保持手段には、操作レバーの操作に伴い回転するとともに、配線ダクトに挿入される挿入部が設けられている。電極は、挿入部と一体に設けられている。
このような配線ダクト用プラグを配線ダクトに接続するとき、使用者が操作レバーを操作することにより、接続保持手段の挿入部が回転する。これにより、電極が配線ダクトの導体に接続される。
ところで、上記配線ダクト用プラグでは、挿入部の回転により電極と配線ダクトの導体との接続が行われるため、配線ダクト内に挿入部および電極が回転するためのスペースが必要となる。これにより、配線ダクト用プラグの挿入方向および配線ダクトの延設方向の両方に直交する配線ダクトの幅方向において配線ダクトを小型化した場合、上記スペースを確保することが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型の配線ダクトに対して接続することのできる配線ダクト用プラグを提供することにある。
本発明の配線ダクト用プラグは、配線ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口部を通して同ダクト内に挿入される差込部を有する本体部と、この本体部に設けられるとともに、前記配線ダクト内の長手方向に向けて設けられた導体に先端部が接触することによりこの導体と電気的に接続される接続位置と前記導体に対して前記先端部が離間することにより前記導体との電気的な接続が遮断される離間位置とを切り替え可能な栓刃とを備え、前記長手方向と直交する方向のうちの前記開口部が開口する方向を上下方向とし、前記本体部内には、上下方向に昇降するスライダが設けられ、前記栓刃は、前記スライダが上昇して同栓刃に接触することにより前記離間位置から前記接続位置に切り替えられることを特徴とする。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記本体部には、前記スライダの昇降を操作することにより前記栓刃の前記離間位置と前記接続位置との切り替えを操作する操作レバーと、前記差込部を前記開口部に挿入させた状態において当該プラグを前記配線ダクトに保持させるための保持部材とが設けられ、前記保持部材は、前記操作レバーの操作により、当該プラグを前記配線ダクトに保持する保持位置と、当該プラグを前記配線ダクトに保持しない非保持位置との間を回転移動可能であり、前記保持部材には、同保持部材の回転軸を含む軸体が設けられ、前記軸体には、螺旋状のガイドが設けられ、前記スライダには、前記ガイドと係合する突起が設けられ、前記軸体の回転に伴い、前記スライダの突起が前記ガイド内を移動することにより、前記スライダが昇降することが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記スライダに固定される接地用ピンを有し、前記配線ダクトに前記差込部が差し込まれた状態において、前記スライダの上昇に伴い前記接地用ピンは、同接地用ピンの先端部が前記配線ダクトに設けられた接地用導体よりも下方に離間して位置する離間位置から前記接地用導体と接触する接続位置に切り替えられることが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記栓刃は、栓刃本体部と、この栓刃本体部から分岐するとともに各別の先端部を有する分岐栓刃とを含むことが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記長手方向および前記上下方向の両方に直交する方向を左右方向とし、前記栓刃には、前記本体部に固定される固定部と、この固定部より上方に位置するとともに同栓刃を左右方向において前記導体から離れる離間方向に屈曲する第1屈曲部と、この第1屈曲部から離間方向に向けて延びる中間部と、この中間部から同栓刃を上方に屈曲する第2屈曲部と、この第2屈曲部から上方に向けて延びるとともに前記先端部を有する作用部とが設けられ、前記スライダの下降したときには、同スライダは前記中間部より下方に位置し、前記スライダが上昇したときには、前記中間部を介して前記作用部と接触することにより、前記作用部が前記導体に向けて倒れることにより前記先端部が前記導体に接触することが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記長手方向および前記上下方向の両方に直交する方向を左右方向とし、前記栓刃には、前記本体部に固定される固定部と、この固定部より上方に位置するとともに同栓刃を左右方向において前記導体から離れる離間方向に屈曲する第1屈曲部と、この第1屈曲部から離間方向に向けて延びる中間部と、この中間部から同栓刃を上方に屈曲する第2屈曲部と、この第2屈曲部から上方に向けて延びるとともに前記先端部を有する作用部とが設けられ、前記スライダの下降したときには、同スライダは前記中間部より下方に位置し、前記スライダが上昇したときには、前記中間部を介して前記作用部と接触することにより、前記作用部が前記導体に向けて倒れることにより前記先端部が前記導体に接触することが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記本体部には、前記差込部よりも下方に延びるとともに前記配線ダクトの開口部よりも下方に位置する部位が設けられ、前記スライダは、同スライダが上昇した状態において、前記配線ダクトの開口部よりも下方に位置することが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記長手方向および前記上下方向の両方と直交する方向を左右方向とし、前記配線ダクトの導体は、電力を供給するための一対の電力用導体と、この電力用導体と左右方向に対向するとともに通信信号を送るための一対の通信用導体とを含み、前記栓刃は、前記一対の電力用導体に電気的に接続する一対の電力用栓刃と、前記一対の通信用導体に電気的に接続する一対の通信用栓刃とを含み、前記一対の電力用栓刃と前記一対の通信用栓刃とは、前記本体部に対して点対称または線対称となるところに配置されることが好ましい。
この配線ダクト用プラグにおいて、前記本体部には、前記栓刃が前記接続位置となる位置に前記操作レバーが位置するときに同操作レバーの一部を収容する凹部が設けられ、前記栓刃が接続位置となる前記操作レバーの位置を接続操作位置とし、前記栓刃が離間位置となる前記操作レバーの位置を非接続操作位置として、前記操作レバーには、前記接続操作位置の状態を保持するためのストッパ部材が設けられ、前記ストッパ部材は、樹脂成形により成形されるとともに同ストッパ部材のばね性により弾性変形し、前記操作レバーが前記非接続操作位置に位置するとき、前記ストッパ部材が前記凹部と接触することにより押圧され、前記操作レバーが前記接続操作位置に位置するとき、前記ストッパ部材は、前記凹部による押圧から解放されることにより前記凹部の一部と係合して前記接続操作位置を保持することが好ましい。
本発明によれば、小型の配線ダクトに対して接続することのできる配線ダクト用プラグを提供することができる。
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、配線ダクト用プラグ(以下、「プラグ1」)は、配線ダクト2に接続されることにより、配線ダクト2の電力および通信信号をプラグ1に接続された機器3にそれぞれ供給する。機器3としては、例えば照明器具が挙げられる。以降では、配線ダクト2にプラグ1が接続される方向を「上下方向Z」とし、プラグ1から配線ダクト2に向かう方向を「上方」とし、配線ダクト2からプラグ1に向かう方向を「下方」とする。また配線ダクト2が延びる方向、すなわち配線ダクト2の長手方向を「前後方向X」とする。また上下方向Zおよび前後方向Xの両方に直交する方向を「左右方向Y」とする。
図1に示すように、配線ダクト用プラグ(以下、「プラグ1」)は、配線ダクト2に接続されることにより、配線ダクト2の電力および通信信号をプラグ1に接続された機器3にそれぞれ供給する。機器3としては、例えば照明器具が挙げられる。以降では、配線ダクト2にプラグ1が接続される方向を「上下方向Z」とし、プラグ1から配線ダクト2に向かう方向を「上方」とし、配線ダクト2からプラグ1に向かう方向を「下方」とする。また配線ダクト2が延びる方向、すなわち配線ダクト2の長手方向を「前後方向X」とする。また上下方向Zおよび前後方向Xの両方に直交する方向を「左右方向Y」とする。
配線ダクト2は、ダクト本体部70と、ダクト本体部70内に設けられるとともに前後方向Xに延びる導体80とを含む。
ダクト本体部70は、磁性体によって形成されたコアと、このコアの外側を覆う絶縁体とを含む。このダクト本体部70には、前後方向Xに延びるとともに左右方向Yにおいて互いに対向する一対の側壁71と、これら側壁71を連結する上壁72と、上壁72の左右方向Yの中央から下方に向けて延びる隔壁73とが設けられている。各側壁71の下端部には、対となる側壁71に向けて左右方向Yに延びる保持部71Aが設けられている。保持部71Aの左右方向Yの間の空間として開口部74が設けられている。すなわち、開口部74は、上下方向Zに沿って開口するとともに前後方向Xに沿って形成されている。
ダクト本体部70は、磁性体によって形成されたコアと、このコアの外側を覆う絶縁体とを含む。このダクト本体部70には、前後方向Xに延びるとともに左右方向Yにおいて互いに対向する一対の側壁71と、これら側壁71を連結する上壁72と、上壁72の左右方向Yの中央から下方に向けて延びる隔壁73とが設けられている。各側壁71の下端部には、対となる側壁71に向けて左右方向Yに延びる保持部71Aが設けられている。保持部71Aの左右方向Yの間の空間として開口部74が設けられている。すなわち、開口部74は、上下方向Zに沿って開口するとともに前後方向Xに沿って形成されている。
導体80は、プラグ1に電力を供給するための一対の電力用導体81と、プラグ1に通信信号を出力するための一対の通信用導体82と、接地極となるための一対の接地用導体83とを含む。一対の電力用導体81は、上下方向Zに配列するように右方の側壁71に固定されている。一対の通信用導体82は、上下方向Zに配列するように左方の側壁71に固定されている。一対の接地用導体83は、隔壁73を挟むように上壁72に固定されている。
図2および図3を参照して、プラグ1の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、プラグ1は、同プラグ1の本体部を構成するプラグ本体部10と、導体80(図1参照)と電気的に接続する栓刃20と、栓刃20と導体80との電気的な導通および遮断を行う昇降機構30と、昇降機構30を操作する操作部40とを含む。プラグ本体部10内には、栓刃20と機器3(図1参照)とを電気的に接続するための配電部50と、栓刃20を保持するための栓刃保持部材60とが設けられている。
図2に示すように、プラグ1は、同プラグ1の本体部を構成するプラグ本体部10と、導体80(図1参照)と電気的に接続する栓刃20と、栓刃20と導体80との電気的な導通および遮断を行う昇降機構30と、昇降機構30を操作する操作部40とを含む。プラグ本体部10内には、栓刃20と機器3(図1参照)とを電気的に接続するための配電部50と、栓刃20を保持するための栓刃保持部材60とが設けられている。
プラグ本体部10は、一対のケースが2本のボルト14によって左右方向Yに組み合わされることにより構成される本体ケース11と、本体ケース11の上方に固定される上部ケース12と、本体ケース11の下方に固定される下部ケース13とを含む。
本体ケース11の上部には、同ケース11の下部よりも左右方向Yの幅が小さく形成されるとともに、配線ダクト2の開口部74(ともに図1参照)に差し込まれる差込部11Aが形成されている。差込部11Aには、同差込部11Aの上端面から下方に向けて凹む凹部11Bが形成されている。凹部11Bは、差込部11Aの前後方向Xの全体にわたり形成されている。この本体ケース11には、栓刃20が挿通するための第1挿通孔11C〜第3挿通孔11Eが設けられている(図1参照)。第1挿通孔11Cは、差込部11Aの右方の側面を左右方向Yに貫通するように設けられている。第2挿通孔11Dは、差込部11Aの左方の側面を左右方向Yに貫通するように設けられている。第3挿通孔11Eは、上部ケース12の上面を上下方向Zに貫通するように設けられている。
上部ケース12には、凹部11Bと嵌合する嵌合部12Aが設けられている。この嵌合部12Aは、上方および前後方向Xに向けてそれぞれ開口する凹形状に形成されている。上部ケース12は、差込部11Aの上端面に当接するとともに、凹部11Bに嵌合部12Aが嵌合することにより差込部11Aに取り付けられている。
栓刃20は、電力用導体81(図1参照)と電気的に導通および遮断する電力用栓刃20Aと、通信用導体82(図1参照)と電気的に導通および遮断する通信用栓刃20Bと、接地用導体83(図1参照)と電気的に導通および遮断する接地用ピン20Cとを含む。電力用栓刃20A、通信用栓刃20Bおよび接地用ピン20Cは、電力用導体81、通信用導体82および接地用導体83に対応して、それぞれ一対の栓刃として形成されている。
電力用栓刃20Aは、その先端部が第1挿通孔11Cに対して挿通可能に配置されている。通信用栓刃20Bは、その先端部が第2挿通孔11Dに対して挿通可能に配置されている。接地用ピン20Cは、その先端部が第3挿通孔11Eに対して挿通可能に配置されている。
昇降機構30は、上下方向Zに昇降するスライダ31と、プラグ1を配線ダクト2(図1参照)の保持するための保持部材を構成するとともにスライダ31に係合する回転カム32とを含む。スライダ31には、一対の接地用ピン20Cが固定されている。すなわち接地用ピン20Cは、スライダ31と一体に上下方向Zに昇降する。
操作部40は、回転カム32に接続される操作レバー41と、操作レバー41の上面に固定されるストッパ部材42とを含む。操作レバー41の回転操作により、回転カム32は操作レバー41の回転中心を中心として、操作レバー41の回転方向と同方向に回転する。
配電部50は、回路基板51と、回路基板51に接続されるとともに機器3に電気的に接続するためのコネクタ52と、栓刃20と回路基板51とを電気的に接続するためのリード線53と、リード線53を保持する配線保持部材54とを含む。回路基板51は、下部ケース13に取り付けられるとともに左右方向Yが板厚方向となるように配置されている。コネクタ52は、下部ケース13に設けられた開口穴13Aに嵌合される。このコネクタ52には、機器3(図1参照)のケーブル(不図示)が接続される。
栓刃保持部材60には、前後方向Xにおいて互いに離間した一対の支柱部61と、これら支柱部61の上部同士を連結する連結部62とが設けられている。各支柱部61には、連結部62よりも上方に向けて突出する支柱上部63が設けられている。この支柱上部63には、左右方向Yに貫通する貫通孔が設けられている。この貫通孔にボルト14が挿通されることにより、栓刃保持部材60が本体ケース11に取り付けられている。また支柱部61の下端部は、下部ケース13の下方から挿通されるボルト15によって下部ケース13に固定されている。
図3(a)に示すように、電力用栓刃20Aは、銅板をプレス加工することにより成形されるとともに、栓刃本体部21と、固定部22と、第1屈曲部23と、中間部24と、第2屈曲部25と、作用部26と、先端部27とを含む。
固定部22は、栓刃本体部21よりも下方に延びるとともに栓刃保持部材60に固定される。第1屈曲部23は、栓刃本体部21の上端部から左方に向けて屈曲している。中間部24は、上方に向かうにつれて左方に延びている。第2屈曲部25は、中間部24の上端部から上方に向けて屈曲している。作用部26は、上方に向けて延びている。先端部27は、作用部26の上端部から右方に向けて屈曲するとともに右方に向けて延びている。
電力用栓刃20Aには、栓刃本体部21の上下方向Zの中央付近から分岐する一対の分岐栓刃28が設けられている。各分岐栓刃28は、栓刃本体部21の一部と、第1屈曲部23と、中間部24と、第2屈曲部25と、作用部26と、先端部27とを含む。なお、通信用栓刃20Bは、電力用栓刃20Aと概ね共通の構成であるため、その説明を省略する。
図3(b)に示すように、プラグ1の前後方向Xおよび左右方向Yの中央点を基準点CPとして、一対の電力用栓刃20Aと一対の通信用栓刃20Bとが基準点CPに対して点対称となる関係に設けられている。一対の電力用栓刃20Aおよび一対の通信用栓刃20Bのそれぞれは、前後方向Xに配列されている。
接地用ピン20Cは、基準点CPに対して点対称となる関係に設けられている。接地用ピン20Cは、一対の電力用栓刃20Aの前後方向Xの間および一対の通信用栓刃20Bの前後方向Xの間にそれぞれ配置されるとともに、電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bとは左右方向Yの反対側にそれぞれ配置されている。
図4を参照して、昇降機構30の詳細な構成および操作レバー41による昇降機構30の動作について説明する。
図4(a)に示すように、スライダ31には、回転カム32が挿通されるカム挿通部33と、カム挿通部33の前後方向Xの両側にそれぞれ設けられるとともにスライダ31の昇降をガイドする一対のガイド部34とが設けられている。カム挿通部33と各ガイド部34とは、連結部35により互いに連結されている。カム挿通部33の内周面には、互いに離間した一対の突起33Aが設けられている。
図4(a)に示すように、スライダ31には、回転カム32が挿通されるカム挿通部33と、カム挿通部33の前後方向Xの両側にそれぞれ設けられるとともにスライダ31の昇降をガイドする一対のガイド部34とが設けられている。カム挿通部33と各ガイド部34とは、連結部35により互いに連結されている。カム挿通部33の内周面には、互いに離間した一対の突起33Aが設けられている。
回転カム32は、操作レバー41に固定されるレバー固定部32Aと、保持部材の軸体を構成するとともにカム挿通部33に挿通される昇降部32Bと、配線ダクト2(図1参照)にプラグ1を保持するためのプラグ保持部32Cとを含む。プラグ保持部32Cは、差込部11Aの左右方向Yの幅の大きさよりも小さい短手辺X1と、差込部11Aの左右方向Yの幅の大きさよりも大きい長手辺X2とを有する平面視にて長方形の平板にて形成されている。
プラグ保持部32Cは、図4(a)の状態において短手辺X1が左右方向Yに沿うように配置され、図4(b)の状態において長手辺X2が左右方向Yに沿うように配置される。すなわち、プラグ保持部32Cは、図4(a)の状態において差込部11Aの左右方向Yの幅よりも小さくなるため、配線ダクト2の開口部74に挿通可能となる。一方、図4(b)の状態において差込部11Aの左右方向Yの幅よりも大きくなるため、開口部74から差込部11Aが下方に抜けることが抑制される。
操作レバー41とレバー固定部32Aとはボルト36により互いに固定されている。これにより、操作レバー41と回転カム32とは一体に回転する。昇降部32Bの外周面には、突起33Aと係合する螺旋状のガイドである案内溝32Dが設けられている。案内溝32Dは、図中の矢印Y1の方向に向かうにつれて上方に傾斜する形状にて形成されている。
使用者が図4(a)の操作レバー41の位置(以下、「非接続操作位置」)から図4(b)の操作レバー41の位置(以下、「接続操作位置」)に操作レバー41を矢印Y1の方向に操作することに伴い回転カム32が矢印Y1の方向に回転する。これにより、案内溝32Dも矢印Y1の方向に回転するため、突起33Aが案内溝32Dによって上方に案内される。その結果、スライダ31は回転カム32に対して上昇する。
一方、使用者が接続操作位置から非接続操作位置に操作レバー41を矢印Y2の方向に操作することに伴い回転カム32が矢印Y2の方向に回転する。これにより、案内溝32Dも矢印Y2の方向に回転するため、突起33Aが案内溝32Dによって下方に案内される。その結果、スライダ31は回転カム32に対して下降する。
図5および図6を参照して、プラグ1の内部構造およびプラグ1と配線ダクト2との接続態様について説明する。図5は操作レバー41が非接続操作位置に位置するときのプラグ1の断面構造を示し、図6は操作レバー41が接続操作位置に位置するときのプラグ1の断面構造を示している。
プラグ1の内部構造について説明する。
図5に示すように、昇降機構30は、差込部11Aよりも下方に配置されている。昇降機構30のスライダ31の左右方向Yの幅の大きさは、差込部11Aの左右方向Yの幅の大きさよりも小さい。
図5に示すように、昇降機構30は、差込部11Aよりも下方に配置されている。昇降機構30のスライダ31の左右方向Yの幅の大きさは、差込部11Aの左右方向Yの幅の大きさよりも小さい。
スライダ31の前後方向Xの両端部には、電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20B(図2参照)のそれぞれに設けられた中間部24に当接するための当接部37が設けられている。図5に示す操作レバー41が非接続操作位置のときには、当接部37は、中間部24よりも下方に位置している。
図中の電力用栓刃20Aは、上下方向Zに向けて延びる。具体的には、電力用栓刃20Aは、前後方向Xよりも上下方向Zが長手となるとともに左右方向Yが板厚方向となる、いわゆる縦置きとなる。
電力用栓刃20Aの第2屈曲部25は、当接部37の当接面37Aよりも左方に位置している。作用部26は、当接面37Aよりも左方に位置するとともに、上方に向かうにつれて左方に傾斜している。先端部27は、差込部11Aの内部に収容されている。詳細には、上下方向Zにおいて差込部11Aに対応する作用部26の上部および先端部27は、左右方向Yにおいて差込部11Aと凹部11Bとの間に配置されている。
なお他の電力用栓刃20Aも左方と右方とが逆の関係にある点が異なるのみで概ね共通した構造であるため、その説明を省略する。また一対の通信用栓刃20Bも一対の電力用栓刃20Aと概ね共通した構造であるため、その説明を省略する。
プラグ1と配線ダクト2との接続態様について説明する。
図5に示すように、使用者が配線ダクト2にプラグ1を接続するとき、配線ダクト2の開口部74には、プラグ本体部10の差込部11Aが挿通される。この状態において、電力用栓刃20Aの先端部27、通信用栓刃20Bの先端部27(図6参照)および接地用ピン20Cの先端部はともにプラグ本体部10内に収容されている。すなわち、電力用栓刃20Aの先端部27は、電力用導体81に対して離間する離間位置に位置している。これにより、電力用栓刃20Aと電力用導体81とは、電気的に遮断された状態となる。また他の電力用栓刃20A、一対の通信用栓刃20Bおよび一対の接地用ピン20Cも同様に離間位置に位置している。
図5に示すように、使用者が配線ダクト2にプラグ1を接続するとき、配線ダクト2の開口部74には、プラグ本体部10の差込部11Aが挿通される。この状態において、電力用栓刃20Aの先端部27、通信用栓刃20Bの先端部27(図6参照)および接地用ピン20Cの先端部はともにプラグ本体部10内に収容されている。すなわち、電力用栓刃20Aの先端部27は、電力用導体81に対して離間する離間位置に位置している。これにより、電力用栓刃20Aと電力用導体81とは、電気的に遮断された状態となる。また他の電力用栓刃20A、一対の通信用栓刃20Bおよび一対の接地用ピン20Cも同様に離間位置に位置している。
図6に示すように、操作レバー41の操作により非接続操作位置から接続操作位置に切り替えられたとき、スライダ31の上昇に伴い、電力用栓刃20Aは次のように変化する。すなわち、スライダ31の上昇に伴い、当接部37は中間部24と当接する。そして当接部37は中間部24に対して上方に向けて摺動した後、中間部24よりも上方に移動するとともに当接面37Aが作用部26に当接する。これにより、作用部26は右方に付勢されるとともに固定部22を支点として右方に弾性変形する。その結果、先端部27が差込部11Aよりも右方に突出するとともに電力用栓刃20Aは電力用導体81と接触する接続位置に位置する。なお、通信用栓刃20Bについても左右方向Yの弾性変形方向は異なるが、概ね同様に弾性変形して通信用導体82と接触する接続位置に位置する。
一方、スライダ31の上昇に伴い、接地用ピン20Cは上方へ移動する。これにより、接地用ピン20Cは差込部11Aの上端面よりも上方に突出するとともに接地用導体83と接触する接続位置に位置する。
また、プラグ保持部32Cは、操作レバー41の回転操作に伴い回転することにより、差込部11Aよりも左右方向Yに突出する。そしてプラグ保持部32Cは、配線ダクト2の保持部71Aと上下方向Zにおいて重なる。すなわちプラグ保持部32Cは、操作レバー41の回転操作に伴い、図5に示すプラグ1を配線ダクト2に保持しない非保持位置からプラグ1を配線ダクト2に保持する保持位置に移動する。これにより、配線ダクト2に対してプラグ1が下方に移動しようとしても、プラグ保持部32Cが保持部71Aに接触するため、配線ダクト2に対してプラグ1が下方に移動することが規制される。
図7を参照して、操作レバー41の保持態様について説明する。図7(a)は操作レバー41が非接続操作位置に位置するときのプラグ1の側面構造を示し、図7(b)は操作レバー41が接続操作位置に位置するときのプラグ1の側面構造を示している。
図7(a)に示すように、プラグ本体部10の本体ケース11には、操作レバー41およびストッパ部材42の一部を収容するための凹部である収容凹部16が設けられている。収容凹部16は、前後方向Xに沿って延びるレバー収容部16Aと、レバー収容部16Aの前方から上方に向けて延びるレバー規制部16Bとを含む。操作レバー41が非接続操作位置のとき、ストッパ部材42は、レバー収容部16Aにより下方に押圧された状態が維持されている。
図7(b)に示すように、操作レバー41が非接続操作位置から接続操作位置に切り替えられたとき、操作レバー41の一部が収容される。このとき、ストッパ部材42はレバー規制部16Bに収容される。そして、ストッパ部材42はレバー収容部16Aによる押圧から解放されるとともに、ストッパ部材42のばね性に起因した復元力により上方に変位する。これにより、操作部40が接続操作位置から非接続操作位置に切り替えられるとき、ストッパ部材42と凹部の一部となるレバー規制部16Bの後面16Cとが係合する。その結果、操作部40の移動が規制される。すなわち使用者は、操作部40を接続操作位置から非接続操作位置に切り替えるときに、操作レバー41のみを操作するだけでは操作部40を接続操作位置から非接続操作位置に切り替えることはできない。
このため、使用者は、操作部40を接続操作位置から非接続操作位置に切り替えるときに、ストッパ部材42を下方に押圧することによりストッパ部材42とレバー規制部16Bとの係合を外した状態で操作部40を操作する。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、スライダ31が上昇して電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bに接触することによりこれら栓刃20A,20Bが非接続位置から接続位置に切り替えられる。これにより、従来の回転式のプラグのように接続部材を回転させるためのスペースをプラグ1から省略することができる。したがって、プラグ1の小型化を図ることができる。これにより、従来の回転式のプラグと比較して、小型の配線ダクトに対してプラグ1を接続することができる。
(1)本実施形態では、スライダ31が上昇して電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bに接触することによりこれら栓刃20A,20Bが非接続位置から接続位置に切り替えられる。これにより、従来の回転式のプラグのように接続部材を回転させるためのスペースをプラグ1から省略することができる。したがって、プラグ1の小型化を図ることができる。これにより、従来の回転式のプラグと比較して、小型の配線ダクトに対してプラグ1を接続することができる。
また、本実施形態の配線ダクト2には隔壁73が設けられている。これにより、配線ダクト2の左右方向Yを小型化したとしても、電力用導体81と通信用導体82との沿面距離を確保することができるため、電力用導体81と通信用導体82との短絡の抑制およびノイズの影響の抑制をそれぞれ図ることができる。
このような配線ダクト2の構成に対して、従来の回転式のプラグでは、電力用栓刃および通信用栓刃の先端部がそれぞれ隔壁73に対応するところに設けられるため、接続部材は、隔壁73に対応するところに配置する必要がある。そのため、従来の回転式のプラグでは隔壁73を収容するための凹部11Bを形成することが困難であるため、隔壁73が設けられた配線ダクト2には適用することが困難であった。
その点、本実施形態では、スライダ31の上昇により電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bの先端部27を接続位置に移動させるため、スライダ31は凹部11Bに対応するところに配置する必要はない。したがって、凹部11Bを容易に形成することができるため、隔壁73が設けられた配線ダクト2に容易に適用することができる。
(2)本実施形態では、操作レバー41により電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bの非接続位置と接続位置との切替操作が可能である。したがって、操作レバー41の操作によって、電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bと電力用導体81および通信用導体82との電気的な導通および遮断を容易に切り替えることができる。
加えて、昇降機構30の回転カム32の回転に伴いスライダ31の昇降およびプラグ保持部32Cの回転の両方を行う。これにより、スライダ31による電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bの接続位置への移動および配線ダクト2に対するプラグ1の保持の両方を行うことができる。その結果、スライダ31の昇降およびプラグ保持部32Cの回転を各別の機構により行う場合と比較して、プラグ1を構成する部品点数を省略することができる。
(3)接地用ピンを有するプラグとして、プラグの本体部より予め突出した状態に設けられる構成が考えられる。このようなプラグでは、配線ダクトにプラグを取り付ける作業期間にわたり同ダクトの接地用導体に押し付けた状態を維持する必要がある。
その点、本実施形態は、スライダ31に接地用ピン20Cを固定するとともにスライダ31の昇降に伴い接地用導体83との非接続位置と接続位置とを切り替えている。したがって、使用者は、配線ダクト2にプラグ1を取り付ける作業期間にわたり接地用導体83に接地用ピン20Cを押し付けた状態を維持する必要がなくなる。したがって、配線ダクト2にプラグ1を取り付ける作業を容易に行うことができる。
(4)本実施形態では、電力用栓刃20Aに一対の分岐栓刃28が設けられている。したがって、電力用栓刃20Aの先端部27が単一である構成と比較して、電力用導体81と電力用栓刃20Aの先端部27とが接触する頻度が高くなる。したがって、電力用栓刃20Aと電力用導体81との接続の信頼性を向上することができる。これは通信用栓刃20Bおよび通信用導体82に対しても同様である。
(5)本実施形態では、操作レバー41が接続位置において、スライダ31が配線ダクト2の開口部74よりも下方に位置している。したがって、開口部74よりもスライダ31が大きい場合においてもプラグ1は配線ダクト2に接続することができる。したがって、小型の配線ダクトに対しても当該プラグ1を適用することができる。
(6)本実施形態では、基準点CPを中心として一対の電力用栓刃20Aと一対の通信用栓刃20Bとを点対称となるように配置している。したがって、一対の電力用栓刃20Aと一対の通信用栓刃20Bとの距離を大きくすることができるため、電力用栓刃20Aと通信用栓刃20Bとの距離が小さいことに起因する信号伝送への悪影響を抑制することができる。これにより、配線ダクト2の小型化に伴いプラグ1を小型化したときでも上記信号伝送への悪影響を抑制することができる。
(7)本実施形態では、ストッパ部材42のばね性によってストッパ部材42がレバー規制部16Bの後面16Cと係合することにより操作レバー41を接続操作位置に保持している。したがって、ストッパ部材42に同ストッパ部材42とは各別に設けられたばね部材を用いて操作レバー41を接続操作位置に保持する構成と比較して、プラグ1の部品点数を少なくすることができる。
(その他の実施形態)
本発明の配線ダクト用プラグの具体的な構成は、上記実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
本発明の配線ダクト用プラグの具体的な構成は、上記実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また、以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態では、図3に示すように、基準点CPを中心とする点対称となるように電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bを配置したが、電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bの配置態様はこれに限られない。例えば、図8(a)に示すように、基準点CPを含む前後方向Xに沿った第1基準線KL1を中心とする線対称となるように電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bを配置することもできる。また図8(b)に示すように、基準点CPを含む左右方向Yに沿った第2基準線KL2を中心とする線対称となるように電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bを配置することもできる。要するに、電力用栓刃20Aおよび通信用栓刃20Bは、点対称または線対称となるように配置されていればよい。
・上記実施形態では、ストッパ部材42の下方への押圧に対する上方への復元力によりレバー規制部16Bの後面16Cと係合することにより操作レバー41の移動を規制する構成であったが、操作レバー41の移動を規制する構成はこれに限られない。例えば、操作レバー41とストッパ部材42との間にコイルばね等のばね部材を圧縮した状態にて設けることもできる。このときばね部材の復元力がストッパ部材42を上方に押し上げるため、ストッパ部材42をレバー規制部16Bの後面16Cに係合することができる。
・上記実施形態では、図6に示すように、操作レバー41が接続操作位置において、昇降機構30のスライダ31が差込部11Aよりも下方に位置したが、昇降機構30は差込部11Aと上下方向Zにおいて同じところに設けることができる。この場合、差込部11Aの左右方向Yの幅を昇降機構30が収納可能な大きさに変更する。
・上記実施形態では、図5に示すように、電力用栓刃20Aの中間部24が上方に向かうにつれて左方に傾斜する形状であったが、中間部24の形状はこれに限られない。例えば、中間部24は、左右方向Yに沿って延びる形状とすることもできる。この場合、スライダ31の当接部37の当接面37Aは上方に向かうにつれて左方に傾斜する形状となる。要するに、中間部24は、スライダ31の当接部37が円滑に摺動可能な形状であればよい。なお、他の電力用栓刃20Aおよび一対の通信用栓刃20Bの各中間部24についても同様である。
・上記実施形態では、電力用栓刃20Aには、一対の分岐栓刃28が設けられたが、電力用栓刃20Aの形状はこれに限定されることはない。例えば、電力用栓刃20Aを3つ以上の分岐栓刃28により構成することもできる。また電力用栓刃20Aから分岐栓刃28を省略することもできる。なお、一対の通信用栓刃20Bの形状も同様である。
・上記実施形態では、接地用ピン20Cがスライダ31に固定されるとともに、スライダ31の上昇に伴い上方に移動したが、接地用ピン20Cの取付態様はこれに限られない。例えば、接地用ピン20Cは、栓刃保持部材60に固定することもできる。この場合、接地用ピン20Cの上端部は、プラグ本体部10よりも上方に突出している。また接地用ピン20Cを省略することもできる。
・上記実施形態では、回転カム32の案内溝32Dが螺旋状に形成されるとともにスライダ31の突起33Aが係合される構成であるとともに回転カム32の回転に伴いスライダ31が昇降する構成であったが、スライダ31が昇降する構成はこれに限られない。要するに、操作レバー41の操作によってスライダ31が昇降する構成であれば、他の構成を適用することもできる。
・上記実施形態では、配線ダクト2に隔壁73が設けられたが、隔壁73を省略することもできる。この場合、プラグ1の凹部11Bも省略することもできる。
・上記実施形態では、配線ダクト2に電力用導体81と通信用導体82とが設けられたが、電力用導体81および通信用導体82の一方を省略することができる。この場合、配線ダクト2の構成に応じて、プラグ1の電力用栓刃20A通信用栓刃20Bの一方も省略することができる。
・上記実施形態では、配線ダクト2に電力用導体81と通信用導体82とが設けられたが、電力用導体81および通信用導体82の一方を省略することができる。この場合、配線ダクト2の構成に応じて、プラグ1の電力用栓刃20A通信用栓刃20Bの一方も省略することができる。
1…プラグ(配線ダクト用プラグ)、2…配線ダクト、10…プラグ本体部(本体部)、11A…差込部、16…収容凹部(凹部)、20…栓刃、20A…電力用栓刃(栓刃)、20B…通信用栓刃(栓刃)、20C…接地用ピン(栓刃)、21…栓刃本体部、22…固定部、23…第1屈曲部、24…中間部、25…第2屈曲部、26…作用部、27…先端部、28…分岐栓刃、31…スライダ、32…回転カム(保持部材)、32B…昇降部(軸体)、32C…プラグ保持部(保持部材)、32D…案内溝(ガイド)、33A…突起、41…操作レバー、42…ストッパ部材、74…開口部、80…導体、81…電力用導体(導体)、82…通信用導体(導体)、83…接地用導体(導体)。
Claims (8)
- 配線ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口部を通して同ダクト内に挿入される差込部を有する本体部と、この本体部に設けられるとともに、前記配線ダクト内の長手方向に向けて設けられた導体に先端部が接触することによりこの導体と電気的に接続される接続位置と前記導体に対して前記先端部が離間することにより前記導体との電気的な接続が遮断される離間位置とを切り替え可能な栓刃とを備える配線ダクト用プラグにおいて、
前記長手方向と直交する方向のうちの前記開口部が開口する方向を上下方向とし、
前記本体部内には、上下方向に昇降するスライダが設けられ、
前記栓刃は、前記スライダが上昇して同栓刃に接触することにより前記離間位置から前記接続位置に切り替えられる
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記本体部には、前記スライダの昇降を操作することにより前記栓刃の前記離間位置と前記接続位置との切り替えを操作する操作レバーと、前記差込部を前記開口部に挿入させた状態において当該プラグを前記配線ダクトに保持させるための保持部材とが設けられ、
前記保持部材は、前記操作レバーの操作により、当該プラグを前記配線ダクトに保持する保持位置と、当該プラグを前記配線ダクトに保持しない非保持位置との間を回転移動可能であり、
前記保持部材には、同保持部材の回転軸を含む軸体が設けられ、
前記軸体には、螺旋状のガイドが設けられ、
前記スライダには、前記ガイドと係合する突起が設けられ、
前記軸体の回転に伴い、前記スライダの突起が前記ガイド内を移動することにより、前記スライダが昇降する
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1または2に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記スライダに固定される接地用ピンを有し、
前記配線ダクトに前記差込部が差し込まれた状態において、前記スライダの上昇に伴い前記接地用ピンは、同接地用ピンの先端部が前記配線ダクトに設けられた接地用導体よりも下方に離間して位置する離間位置から前記接地用導体と接触する接続位置に切り替えられる
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記栓刃は、栓刃本体部と、この栓刃本体部から分岐するとともに各別の先端部を有する分岐栓刃とを含む
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記長手方向および前記上下方向の両方に直交する方向を左右方向とし、
前記栓刃には、前記本体部に固定される固定部と、この固定部より上方に位置するとともに同栓刃を左右方向において前記導体から離れる離間方向に屈曲する第1屈曲部と、この第1屈曲部から離間方向に向けて延びる中間部と、この中間部から同栓刃を上方に屈曲する第2屈曲部と、この第2屈曲部から上方に向けて延びるとともに前記先端部を有する作用部とが設けられ、
前記スライダの下降したときには、同スライダは前記中間部より下方に位置し、
前記スライダが上昇したときには、前記中間部を介して前記作用部と接触することにより、前記作用部が前記導体に向けて倒れることにより前記先端部が前記導体に接触する
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記本体部には、前記差込部よりも下方に延びるとともに前記配線ダクトの開口部よりも下方に位置する部位が設けられ、
前記スライダは、同スライダが上昇した状態において、前記配線ダクトの開口部よりも下方に位置する
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記長手方向および前記上下方向の両方と直交する方向を左右方向とし、
前記配線ダクトの導体は、電力を供給するための一対の電力用導体と、この電力用導体と左右方向に対向するとともに通信信号を送るための一対の通信用導体とを含み、
前記栓刃は、前記一対の電力用導体に電気的に接続する一対の電力用栓刃と、前記一対の通信用導体に電気的に接続する一対の通信用栓刃とを含み、
前記一対の電力用栓刃と前記一対の通信用栓刃とは、前記本体部に対して点対称または線対称となるところに配置される
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。 - 請求項2に記載の配線ダクト用プラグにおいて、
前記本体部には、前記栓刃が前記接続位置となる位置に前記操作レバーが位置するときに同操作レバーの一部を収容する凹部が設けられ、
前記栓刃が接続位置となる前記操作レバーの位置を接続操作位置とし、前記栓刃が離間位置となる前記操作レバーの位置を非接続操作位置として、
前記操作レバーには、前記接続操作位置の状態を保持するためのストッパ部材が設けられ、
前記ストッパ部材は、樹脂成形により成形されるとともに同ストッパ部材のばね性により弾性変形し、
前記操作レバーが前記非接続操作位置に位置するとき、前記ストッパ部材が前記凹部と接触することにより押圧され、前記操作レバーが前記接続操作位置に位置するとき、前記ストッパ部材は、前記凹部による押圧から解放されることにより前記凹部の一部と係合して前記接続操作位置を保持する
ことを特徴とする配線ダクト用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143821A JP2012009261A (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | 配線ダクト用プラグ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012238517A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Panasonic Corp | 配線ダクト接続部材 |
JP2017511575A (ja) * | 2014-04-01 | 2017-04-20 | ネクステック パワー システムズ インコーポレイテッド | 電気的機能を有する天井グリッドへの送電または当該天井グリッドからの受電のためのアセンブリ |
-
2010
- 2010-06-24 JP JP2010143821A patent/JP2012009261A/ja active Pending
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