JP5587262B2 - Ptpシートの結束装置 - Google Patents

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本発明は、PTPシートを複数積層した集積体をバンドで結束するための結束装置に関するものである。
一般に、PTPシートは、錠剤等が収容される複数のポケット部を備えている。かかるPTPシートは、ポケット部が形成された長尺状のフィルムを移送させつつポケット部に錠剤を投入する工程、アルミニウム等よりなるカバーフィルムを貼着する工程、PTPシート単位に打ち抜く工程等を経て製造される。
そして、このように製造されたPTPシートは、例えば2枚一組の抱き合せ状態とされた上で所定の集積装置において所定枚数ずつ集積された後、所定の搬送装置によって所定の包装機まで順次搬送され、包装される。
そして、搬送装置によって搬送される間に、PTPシートの集積体をバンドで結束することなどが行われる。例えば従来では、集積体を結束するためバンドフィルムを所定のロールから繰出し、当該バンドフィルムを集積体に巻付けた上で、当該ロールを逆回転させる等してバンドフィルムを引締めた後、当該バンドフィルムの溶着、切断等を行っていた。そのため、従来では、集積体へのバンドの巻付け、引締め、溶着、切断等の各工程を同じ位置で順次行う必要があった。
これに対し、近年では、生産効率を高めるため、例えば第1位置にて集積体へのバンドの巻付け、当該バンドの切断等の工程を行った後、第2位置に移動してバンドの引締め、溶着等の工程を行う技術も見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−68391号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、フィルムシゴキ部を集積体に押し付け、集積体の積層状態の密接度を高めつつ、当該集積体の周囲にバンドフィルムを沿わせることにより、バンドフィルムの引締めを行う構成となっているため、PTPシートが傷つき、品質が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、生産性の向上を図ると共に、PTPシートの品質低下を抑制することのできるPTPシートの結束装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.PTPシートを複数積層した集積体をバンドで結束するための結束装置であって、
前記集積体を把持する把持部を有し、前記集積体を移送する移送手段と、
前記移送手段による前記集積体の移送経路上の第1移送位置において、
長尺状の前記バンドを繰出す繰出手段と、
前記集積体の周囲に前記バンドを巻付ける巻付手段と、
前記把持部により前記集積体と共に前記バンド把持した状態で、当該バンドを所定長に切断する切断手段とを備え、
前記移送手段による前記集積体の移送経路上の第2移送位置において、
前記所定長のバンドの巻付終端側を把持し、当該バンドを前記集積体の周囲に沿って引締める引締め手段と、
前記引締め手段により引締めた状態で前記バンド溶着を行う溶着手段とを備え、
前記引締め手段は、
前記集積体の側面に沿って動き、前記バンドの巻付終端側を前記集積体の側面に沿わせる可動部材と、
所定の弾性手段により前記可動部材側へ付勢された受部とを備え、
前記可動部材と前記受部とにより前記バンドを挟持することにより当該バンドを把持すると共に、前記弾性手段の付勢力に抗して前記可動部材を押し込むことにより、当該バンドを前記集積体の周囲に沿って引締めることを特徴とするPTPシートの結束装置。
上記手段1によれば、PTPシートを複数積層した集積体が移送手段により移送されるに際し、当該集積体にバンド掛けが施される。より詳しくは、移送手段の第1移送位置において、繰出された長尺状のバンドが集積体の周囲に巻付けられた後、移送手段の把持部により集積体と共にバンド把持され、当該バンドが所定長に切断される。そして、移送手段により当該集積体が移送された第2移送位置において、引締め手段によりバンドの巻付終端側を把持し、当該バンドを集積体の周囲に沿って引っ張ることにより、バンドの引締めが行われる。併せて、バンド溶着手段により溶着されることで、バンド掛けが完了する。バンドを引締めることで、集積体の積層状態の密接度を高めることができる。
上記のとおり、本手段では、第1移送位置にて第1の集積体へのバンドの巻付け、切断等の工程を行いつつ、同時に第2移送位置にて第2の集積体に関するバンドの引締め、溶着等の工程を行うことができるため、これらの工程を同じ位置で順次行う構成に比べ、生産効率を高めることができる。
さらに、本手段では、引締め手段によりバンドの引締めが行われる際には、当該バンドの巻付終端側を把持し、当該バンドだけを集積体の周囲に沿って引っ張る構成となっているため、従来のように直接的に所定部材を集積体に押し付ける必要がない。結果として、PTPシートが傷つき、品質が低下するおそれを低減することができる。
尚、バンドの「巻付始端側」及び「巻付終端側」とは、厳密な巻付始端部や巻付終端部又はその近傍といった意味に限定されるものではなく、集積体に巻付けられるバンドの一方側と他方側といった意味を含むものである。
一般に、切断され自由となったバンドの巻付終端側をチャック等の把持手段を用いて把持するためには、当該バンドの巻付終端部を検知するセンサ等を備える必要があるが、本手段によれば、可動部材を集積体の側面に沿って動かせばよいため、センサ等によりバンドの巻付終端部を検知することなく、バンドの巻付終端側を把持し、引っ張ることができる。つまり、第1移送位置でバンド切断工程を終えた後に移動した第2移送位置において、センサ等を用いることなく、より確実にバンドの巻付終端側を把持し、引締めを行うことができる。また、センサ等を備える必要もなく、構成の簡素化を図ることができる。
加えて、本手段によれば、可動部材のストローク量によりバンドの引締め量を調整することができ、利便性の向上を図ることができる。
尚、集積体の「側面」とは、バンドにより断面略矩形状に囲まれる集積体の周囲4面のうちの一面を意味し、例えばPTPシートの裏面(カバーフィルム側)等により構成される。
手段.前記可動部材は、回転可能に設けられかつ前記集積体の側面に沿って前記バンドの巻付終端側を密着させるローラを備えていることを特徴とする手段に記載のPTPシートの結束装置。
上記手段によれば、集積体に対するバンドの密着性を高めることでき、バンド引締め時の作業性の向上や、バンド掛けに関する品質向上を図ることができる。
また、ローラの回転(停止を含む)を制御することにより、バンドの引締め具合を調整することが可能となるため、さらなる利便性の向上を図ることができる。例えば受部と共にバンドを挟持したローラに対し一定以上のトルクがかかると、当該ローラが回転し、それ以上、バンドが引き締められないような構成とすることができる。
集積装置、搬送装置及び包装装置の概略構成を示す平面図である。 結束装置の構成を示す正面図である。 結束装置において、回転機構による回転停止中の様子を示す正面図である。 結束装置において、巻付け補助部によるバンドフィルムの巻付け、及び、切断部によるバンドフィルムの切断の様子を説明するための部分正面図である。 PTPシートの構成を示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は部分断面図である。 PTPシートを複数積層した集積体にバンド掛けを施した状態を示す斜視図である。 可動部材及び受部からなるバンドの引締め機構等を示す正面図である。 可動部材及び受部からなるバンドの引締め機構等を示す側面図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず作業対象となるPTPシートについて図5を参照して説明する。
図5(a),(b)に示すように、本実施形態におけるPTPシート51は、複数のポケット部54を備えた容器フィルム53と、ポケット部54を塞ぐようにして容器フィルム53に取着されたカバーフィルム56とを有している。容器フィルム53はPP(ポロプロピレン)等の樹脂材料により構成され、カバーフィルム56はアルミニウムによって構成されている。また、各ポケット部54には被充填物としての錠剤55が1つずつ収容されている。
PTPシート51は、従来と同様、図示しないブリスタ製造装置によって錠剤投入工程、カバーフィルム貼着工程、打抜工程等を経て製造される。
ブリスタ製造装置の下流側には、図1に示すように集積装置1、搬送装置2、包装装置3が順に設置されている。集積装置1においては、ブリスタ製造装置により製造されたバラのPTPシート51が4列に渡り、所定枚数ずつ積み上げられ、集積体7とされる。
続いて、搬送装置2においては、4箇所の異なる受入れ位置から前記集積体7が受け入れられ、1箇所の受け渡し位置Tまで旋回しながら順に搬送されて、包装装置3へと受け渡される。
ここで、包装装置3の構成について説明する。包装装置3は、集積体7にバンドを掛けるための結束装置11と、集積体7の向きを変換するための方向変換装置12と、集積体7をピロー包装するためのピロー包装機13とを備えている。
図2,3に示すように、結束装置11は、集積体7を受け入れる受入れ部14と、集積体7を回転させつつ搬送するための移送手段としての回転機構15と、受入れ部14から回転機構15へと集積体7を挿入するための挿入部18と、回転機構15から集積体7を下流側へ送り出すための送出部19とを備えている。
受入れ部14は、集積体7を載置可能な載置台24を有している。回転機構15は、略垂直方向(図2,3の時計方向)に回転し、回転方向に沿って把持部としての複数のチャック26を具備しており、該チャック26は集積体7を把持可能になっている。チャック26は、可動片26aと、固定片26bとにより構成されている。
挿入部18は、載置台24上に出没可能な挿入爪27を具備しており、挿入爪27は、載置台24上に突出した状態で、チャック26に向かって移動することで、集積体7がチャック26へとスライドさせられる。
送出部19は、取出爪28を具備しており、取出爪28を移動させることで、チャック26に把持された集積体7が方向変換装置12へと押出される。なお、集積体7をチャック26に挿入する際の、載置台24の載置面とチャック26の把持面(受け側の面)がほぼ面一となるように、載置台24の位置が設定されており、これにより、スムースな受渡しが可能となっている。
また、受入れ部14の上方には、バンドフィルムロール29から結束体としてのバンドフィルム30を繰出すための繰出手段としての繰出部31が設けられている。そして、受入れ部14と回転機構15との間には、繰り出されたバンドフィルム30が介在させられると共に、該バンドフィルム30を把持するための結束体把持部32と、把持されたバンドフィルム30を切断する切断手段としての切断部33と、バンドフィルム30の巻付けを補助する巻付け補助部34とが設けられている。切断部33は、カッター33aと、切断位置までバンドフィルムを案内するフィルムガイド33bとを備えている。ここで、挿入部18、結束体把持部32、巻付け補助部34等により、本実施形態における巻付手段が構成される。
さらに、回転機構15の上方には、集積体7に巻付けられたバンドフィルム30を引締めるための可動部材35や、当該バンドフィルム30を熱溶着して貼着するための溶着手段としてのシールヒータ36が設けられている。
図7,8に示すように、可動部材35は、図示しない駆動手段により上下方向に沿って昇降可能に設けられている。可動部材35の下端部にはローラ35aが回転可能に設けられている。尚、図7では、可動部材35が降下した状態を示し、図8では、可動部材35が降下する前の状態を示している。
これに対応して、回転機構15には、可動部材35を受ける受部16が設けられている。可動部材35及び受部16により本実施形態における引締め手段が構成される。
受部16は、上記ローラ35aを受ける円弧面を有したヘッド16aと、当該ヘッド16aを上方へ付勢する弾性手段としてのコイルばね16bとを備えている。
方向変換装置12は、結束装置11から集積体7を受け入れて下流側へと送るための受渡し手段37と、集積体7の向きを変換するための旋回機構38(図1参照)とを備えている。
図2に示すように、受渡し手段37は、集積体7を移送可能なコンベア39と、コンベア39の上方に移送される集積体7をガイドするための天板40と、コンベア39上の集積体7を旋回機構38へと送出するための図示しない送出爪部を有している。なお、ここでも、スムースな受渡しを行うべく、集積体7の受渡し位置では、チャック26の把持面(受け側の面)と、コンベア39の移送面とがほぼ面一となるように、コンベア39の位置が設定されている。また、コンベア39と天板40との間は、前記チャック26で把持された際の集積体7の間隔とほぼ同等となっている。
図1に示すように、旋回機構38は、複数のチャック41を有し、該チャック41によって把持された集積体7を旋回移動し、ピロー包装機13へと送り出し可能となっている。
ピロー包装機13は、搬送されてきた集積体7に対してピロー包装を行うようになっている。ピロー包装機13は、集積体7を包装用フィルムの方へと移送する第1移送機構と、移送方向に沿って筒状に包装フィルムを貼り合わせるためのセンターシール機構と、包装フィルムごと集積シートを移送するための第2移送機構と、前記筒状にされた包装フィルムの開口部を貼り合わせるためのトップシール(エンドシール)機構とを備えている(これら各機構については、周知のため、図示及び詳細な説明を省略する)。なお、第1移送機構は、集積体7のズレを防止するためのガイドを具備している。また、ピロー包装機13は、ピロー包装を行なわない場合に、集積体7を移送するための第3移送機構を備えている。第3移送機構は、ピロー包装機13に対して着脱可能になっており、ピロー包装を行う場合には、取り外される構成となっている。なお、第1〜第3移送機構による集積体7の移送方向は、結束装置11における集積体7の移送方向と平面略同一に設定されている。
次に上記のように構成されてなる包装装置3を用いて、集積体7を包装する際の手順について説明する。
まず、結束装置11では、図2に示すように、第1移送位置P1において、受入れ部14の載置台24上に、集積体7が移送方向に対して、その長手方向に略直交する向きで受け入れられる。受け入れられた集積体7は、挿入部18の挿入爪27によって押され、回転機構15の方へと移送させられる。このとき、バンドフィルムロール29から繰出部31によって繰出されたバンドフィルム30の端部が、結束体把持部32によって把持されている(但し、図2〜4においては、便宜上、結束体把持部32を簡素化して表現している)。これにより、受入れ部14とチャック26との間に、挿入爪27による集積体7の移送方向を遮るよう介在させられる。そして、図3に示すように、挿入爪27による集積体7の移送に合わせて、繰出部31によって、バンドフィルム30が繰出される。このため、集積体7によって、バンドフィルム30が開放されているチャック26内へと押し込まれる。これにより、集積体7の長手方向に略直交して、バンドフィルム30が掛けられることとなる。集積体7のチャック26内への移送が完了すると、チャック26が閉じられる。これにより、バンドフィルム30チャック26により把持された状態となる(図4参照)。
さらに、図4に示すように、結束体把持部32によるバンドフィルム30の巻付始端部の把持が解除され、該端部が巻付け補助部34によって、集積体7の側方へ巻付けるようにと案内される。また、前記巻付始端部とは逆側の巻付終端側から、バンドフィルム30がフィルムガイド33bによって、集積体7の側方へ巻き付けられつつ、切断位置へと案内される。そして、切断位置においてカッター33aによって切断されることで、所定長のバンドフィルム30となる。
次に、上記チャック26に把持された集積体7は、回転機構15によって上方の第2移送位置P2へと回転移動させられる。ここで、回転が一旦停止され、バンドフィルム30の引締めが行われる。
詳しくは、図7に示すように、まず可動部材35が集積体7の側面に沿って下降する。ここでローラ35aは、回転しつつ、バンドフィルム30の巻付終端側を集積体7の側面密着させながら、下方へ移動していく。
そして、ローラ35aが、受部16のヘッド16aの位置に達すると、当該ローラ35aとヘッド16aとによりバンドフィルム30の巻付終端側が挟持(把持)された状態となる。
この状態で、コイルばね16bの付勢力に抗して、さらに可動部材35を下方へ押し下げると、主にバンドフィルム30とヘッド16aとの摩擦力により、バンドフィルム30の巻付終端側が集積体7の側面に沿って引っ張られる。結果として、集積体7の周囲に巻かれたバンドフィルム30が引締められる。このときローラ35aは、挟持されたバンドフィルム30の滑りに従って回転するので、滑りがなければ停止している。
このようにバンドフィルム30が引締められた状態のまま、続いてシールヒータ36が駆動し、当該バンドフィルム30熱溶着する。
その後、可動部材35及びシールヒータ36が集積体7から離間して元の位置に戻り、当該集積体7に対するバンド掛けが完了する(図6参照)。
熱溶着の完了後、集積体7は、回転移動させられ、方向転換手段12の側方の第3移送位置P3に到達させられた時点で、回転が一旦停止される。そして、チャック26によって把持された集積体7が、送出部19の送出爪28によって、方向変換装置12の方へと押出される。
続いて方向変換装置12では、取出爪28によって送出された集積体7が、受渡し手段37のコンベア39と天板40との間に挿入されることとなる。挿入された集積体7は、コンベア39によって、旋回機構38の方へと移動させられる。
さらに、送出爪部によって、コンベア39上の集積体7が旋回機構38のチャック41内へと挿入される。挿入された集積体7は、チャック41によって把持されつつ、略90度旋回移動させられる。これにより、移送方向に対して略直交していた集積体7の長手方向が、移送方向と略平行となる。前記旋回移動された集積体7は、ピロー包装機13へと送り出される。
ピロー包装機13によってピロー包装を実施する場合は、第3移送機構が取り外されている。そして、センターシール機構によって筒状に貼り合わされる包装フィルムの中に向けて、第1移送機構によって、集積体7が移送される。さらに、第2移送機構によって、集積体7を包む筒状の包装フィルムがトップシール機構の方へと移動させられる。そして、トップシール機構によって、集積体7の移送方向に対する前後で、筒状の包装用フィルムがシールされ、切断される。これにより、ピロー包装が完了される。
なお、ピロー包装が実施されない場合には、センターシール機構、トップシール機構、第1及び第2移送機構の作動が停止され、第3移送機構を設置し、作動させる。これにより、集積体7が、ピロー包装機13内をピロー包装されること無く通過させられる。
以上詳述したように、本実施形態では、結束装置11において、PTPシート51を複数積層した集積体7が回転機構15により移送されるに際し、当該集積体7にバンド掛けが施される。より詳しくは、回転機構15の第1移送位置P1において、繰出された長尺状のバンドフィルム30が集積体7周囲に巻付けられた後、チャック26により集積体7共にバンドフィルム30把持され、当該バンドフィルム30が所定長に切断される。そして、回転機構15により当該集積体7が移送された第2移送位置P2において、引締め手段たる可動部材35及び受部16によりバンドフィルム30の巻付終端側を把持し、当該バンドフィルム30を集積体7の周囲に沿って引っ張ることにより、バンドフィルム30の引締めが行われる。併せて、バンドフィルム30シールヒータ36により溶着されることで、バンド掛けが完了する。バンドフィルム30を引締めることで、集積体7の積層状態の密接度を高めることができる。
上記のとおり、本実施形態では、第1移送位置P1にて第1の集積体7へのバンドフィルム30の巻付け、切断等の工程を行いつつ、同時に第2移送位置P2にて第2の集積体7に関するバンドフィルム30の引締め、溶着等の工程を行うことができるため、これらの工程を同じ位置で順次行う構成に比べ、生産効率を高めることができる。
さらに、本実施形態では、引締め手段たる可動部材35及び受部16によりバンドフィルム30の引締めが行われる際には、当該バンドフィルム30の巻付終端側を把持し、当該バンドフィルム30だけを集積体7の周囲に沿って引っ張る構成となっているため、従来のように直接的に所定部材を集積体7に押し付ける必要がない。結果として、PTPシート51が傷つき、品質が低下するおそれを低減することができる。
一般に、切断され自由となったバンドフィルム30の巻付終端側をチャック等の把持手段を用いて把持するためには、当該バンドフィルム30の巻付終端部を検知するセンサ等を備える必要があるが、本実施形態によれば、センサ等によりバンドフィルム30の巻付終端部を検知することなく、バンドフィルム30の巻付終端側を把持し、引っ張ることができる。つまり、第1移送位置P1でバンドフィルム30の切断工程を終えた後に移動した第2移送位置P2において、センサ等を用いることなく、より確実にバンドフィルム30の巻付終端側を把持し、引締めを行うことができる。また、センサ等を備える必要もなく、構成の簡素化を図ることができる。
加えて、可動部材35のストローク量によりバンドフィルム30の引締め量を調整することができ、利便性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、被充填物が錠剤55である場合について具体化しているが、被充填物の種別、形状等については特に限定されるものではなく、例えば食品や電子部品等が被充填物として充填される構成であってもよい。
(b)容器フィルム53及びカバーフィルム56の素材、ポケット部54の数や形状など、PTPシート51の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、容器フィルム53をアルミニウムなど他の材質で形成してもよい。
(c)集積体7の集積枚数及び集積態様は、上記実施形態に例示されたものに限定されるものではない。例えば、PTPシート51を2枚一組の抱き合せ状態とせず、PTPシート51を同じ向きに所定枚数ずつ積み上げる集積形態としてもよい。
(d)上記実施形態では、可動部材35及び受部16によりバンドフィルム30の引締め機構が構成されているが、引締め機構はこれに限定されるものではない。例えば、チャック等の把持手段によりバンドフィルム30の巻付終端側を引っ張る構成としてもよい(参考例)。また、可動部材35からローラ35aを省略した構成としてもよいし、回転しないローラを備えた構成としてもよい。
(e)上記実施形態では特に言及していないが、ローラ35aの回転(停止を含む)を制御することにより、バンドフィルム30の引締め具合を調整可能な構成としてもよい。これにより、さらなる利便性の向上を図ることができる。例えば受部16と共にバンドフィルム30を挟持したローラ35aに対し一定以上のトルクがかかると、当該ローラ35aが回転し、それ以上、バンドフィルム30が引き締められない構成としてもよい。これにより、バンドフィルム30の締め過ぎ防止を図ることができる。
(f)回転機構15やチャック26など、結束装置11の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、他の構成を採用してもよい。
7…集積体、11…結束装置、15…回転機構、16…受部、16a…ヘッド、16b…コイルばね、26…チャック、30…バンドフィルム、31…繰出部、32…結束体把持部、33…切断部、34…巻付け補助部、35…可動部材、35a…ローラ、36…シールヒータ、51…PTPシート、P1…第1移送位置、P2…第2移送位置。

Claims (2)

  1. PTPシートを複数積層した集積体をバンドで結束するための結束装置であって、
    前記集積体を把持する把持部を有し、前記集積体を移送する移送手段と、
    前記移送手段による前記集積体の移送経路上の第1移送位置において、
    長尺状の前記バンドを繰出す繰出手段と、
    前記集積体の周囲に前記バンドを巻付ける巻付手段と、
    前記把持部により前記集積体と共に前記バンド把持した状態で、当該バンドを所定長に切断する切断手段とを備え、
    前記移送手段による前記集積体の移送経路上の第2移送位置において、
    前記所定長のバンドの巻付終端側を把持し、当該バンドを前記集積体の周囲に沿って引締める引締め手段と、
    前記引締め手段により引締めた状態で前記バンド溶着を行う溶着手段とを備え、
    前記引締め手段は、
    前記集積体の側面に沿って動き、前記バンドの巻付終端側を前記集積体の側面に沿わせる可動部材と、
    所定の弾性手段により前記可動部材側へ付勢された受部とを備え、
    前記可動部材と前記受部とにより前記バンドを挟持することにより当該バンドを把持すると共に、前記弾性手段の付勢力に抗して前記可動部材を押し込むことにより、当該バンドを前記集積体の周囲に沿って引締めることを特徴とするPTPシートの結束装置。
  2. 前記可動部材は、回転可能に設けられかつ前記集積体の側面に沿って前記バンドの巻付終端側を密着させるローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載のPTPシートの結束装置。
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