JP5586872B2 - 三相単相直接電力変換器回路 - Google Patents
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Description
図1は、本願のある実施の形態において用いる三相単相直接電力変換器1の回路図であり、図2は、三相単相直接電力変換器1の主回路10を制御するための制御回路のブロックダイヤグラムである。
主回路10(図1)には、スイッチ部102〜124が備えられる。主回路10は、電源VPのU相、V相、およびW相の3本のラインのそれぞれと、単相交流出力の正側および負側の2本のラインのそれぞれとの間にスイッチ部を配置しているため、主回路10には、6つのスイッチ部102、104、112、114、122、124がある。スイッチ部102〜124は、典型的には、スイッチ素子S1〜S12によって構成される。すなわち、スイッチ部102には、スイッチ素子S1とS8が含まれ、スイッチ部112には、スイッチ素子S3とS10が含まれ、というように各スイッチ部には、2つのスイッチ素子が含まれる。ここで、この実施形態では、各スイッチ素子は、図示したように互いに直列に接続されている。各スイッチ素子は、典型的には、制御する電流ラインにエミッタおよびコレクタを挿入するように接続されるIGBTなどのスイッチ素子を有しており、さらに、そのスイッチ素子に逆電圧が印加されて破壊するのを防止するための還流ダイオードがIGBTのエミッタおよびコレクタに並列接続されるものとすることができる。この典型例では、各スイッチ部が直列に接続された二つのスイッチ素子によって構成される。スイッチ部102、104、112、114、122、124は、この目的を達成する他の要素、例えば逆阻止IGBTなどによって構成することも可能である。
主回路10は、スイッチ部102、104、112、114、122、124の開閉状態の組み合わせによって、単相交流出力の正側および負側の2本に生じる電圧波形(出力電圧波形)と、三相交流電源の電流(電源電流)とを制御する。すなわち、出力側電圧の電圧と周波数とを制御して、一般にはインダクタLと、キャパシタCと、抵抗Rとを有する負荷100に印加される電圧波形を所望のものになるように制御し、その際に、三相交流電源のラインに、従来のAC/DC/AC回路によってしばしば観測されるような高調波ひずみ電流ができるだけ流れないようにする。電源電流の位相差は、三相交流電源からみた装置全体の力率が高まるように、三相交流電源の各相の電圧波形との間での位相差が可能な限り0となるように調整する。
上記の電源側の電流を制御するための構成について以下説明する。電流制御回路は、機能的に大別すると、コンバータ相当部22と、インバータ相当部24と、フリーホイーリングロジック部26とに分かれる。
図2に示したように、電源側の電流を制御するためには、電流検知部12(図1)からの測定値によって、U相、V相およびW相の電流信号Iu、Iv、Iwを生成する。ここでは、三相交流の性質を利用して、U相、V相電源側の測定値Iu、IvからW相の電流値Iwを求めるように演算しているが、他の構成とすることもできる。そして、その各相の電流値Iu、Iv、Iwから、電源側フィルタ部14(図1)の遅れ補償する演算をおこない、Iu、Iv、Iw各相の電流指令値を作り出す。ここでは、微分要素sTと、定数要素kpとによってその成分を生成している。
インバータ相当部24は,コンバータ相当部22の出力とキャリア信号とによって、各スイッチ素子を制御するための信号を生成する。したがって、典型的には、図1に示した主回路のスイッチ素子の数だけの信号を生成する。
そして、インバータ相当部24の出力は、フリーホイーリングロジック部26によって主回路の転流が適切に処理されるようにタイミングが調整される。このとき、位相検出部222による位相を利用する。ここでの転流の処理は主回路の構成に依存する。すなわち、図1に示したようなスイッチ部では、電圧を切り替えるためのスイッチ部(電圧型のスイッチという)を用いるため、電源の各相のライン間に短絡の生じるタイミングがないようにする必要がある。また、ここには図示しないが、電流を切り替えるためのスイッチ部(電流型のスイッチ部)を用いても本願の発明を実施し得る。このときには、電流の断絶によって高い電圧がスイッチ素子に発生するのを防止するために、電流の経路を確保しながらスイッチングする必要がある。以上のような転流の処理を行なうために、フリーホイーリングロジック部26では、インバータ相当部24からの信号に対して、タイミングを調整する処理を行う。
ここで、本発明の三相単相直接電力変換器によって駆動される負荷が共振形負荷である点について、その技術的特徴を詳細に説明する。図1においては、三相単相直接電力変換器1によって駆動される負荷は、キャパシタC、リアクタL、抵抗Rの等価回路の負荷100によって表現している。説明のために、ここでは、三相単相直接電力変換器ではなく、従来のAC/DC/AC回路によって共振形負荷を駆動する動作を説明する。
従来のAC/DC/AC回路の例を図3および5に示し、それぞれの回路によって用いられる電流または電圧波形を図4および6に示す。AC/DC/AC回路は、上述のように、コンバータ部とインバータ部とによって構成される。
コンバータ部は蓄積キャパシタを有してDC電圧を生成して維持する回路とし、インバータ部をそのDC電圧から交流電力を生成する電圧型インバータ30とする。この回路によって用いられる電流または電圧の波形を図4に示す。
共振形負荷を駆動する際のAC/DC/AC回路の動作を図を用いて説明する。図3の電圧型インバータ30に対してコンバータ部の動作は等価的に電圧源32として表現される。この蓄積コンデンサCdには、電荷によって静電的エネルギーが蓄積される。互いに直列接続された抵抗RS316とインダクタLS314とキャパシタCS312とからなる負荷に振動電圧Vinvを印加するためには、トランジスタ302と304のゲート電位Gaを図4のGa波形となるように制御し、トランジスタ306と308のゲート電位Gbを図4のGb波形となるように制御する。なお、トランジスタ302〜308は、ゲート電位がHIのときにエミッタ−コレクタ間を導通させてONにし、ゲート電位がHIのときにエミッタ−コレクタ間を遮断してOFFにするIGBTとして説明する。Ga波形とGb波形には、同時にトランジスタをONにしないような期間を設けて、電源側から見た短絡を防止する。その結果、振動電圧Vinvは図4の電圧信号Vinvのようになり、また、負荷電流Irは、電流信号Irのようになる。ここで、負荷電流Irは、振動電圧Vinvよりもわずかに位相が遅れるように動作させる。この理由は後述する。そのため、電圧源32および蓄積コンデンサCd34から流出する電流idcには、負荷電流Irの値が負になる期間、すなわち、蓄積コンデンサCd34に向かって電流が戻る期間が生じ、力率が1とはなってはいない。この電流が戻る期間においては、電流は、トランジスタ302、304、306、308(IGBT)に並列に接続された還流ダイオードを流れる。
上述のように若干の力率の低下を生じさせてまで負荷電流Irの位相を振動電圧Vinvよりも遅らせるのは、もし負荷電流Irの位相を振動電圧Vinvよりも進ませると、負荷全体のインピーダンスが容量性となってしまい、スイッチ素子がONになる各瞬間に、負荷が容量性つまり電流を呼び込むような動作をしてしまうためである。この場合、電圧型インバータのスイッチ素子が半導体素子である場合に、半導体素子に過大な突入電流が流入して破損する。これを防止するために、負荷電流Irの位相を振動電圧Vinvよりも遅らせる。
以上のAC/DC/AC回路における負荷の性質とその駆動周波数の関係は、AC/DC/AC回路ではなく三相単相直接電力変換器においても同様である。以下、その点について詳述する。
三相単相直接電力変換器においても、共振周波数よりも若干高い周波数になるように駆動周波数を調整する。以下、負荷をRLC直列共振回路として構成し、それに応じて三相単相直接電力変換器を動作させる場合を想定して駆動周波数の設定について説明する。
となる。これにより、電圧と電流の位相差(位相角)
を得る。ここで、fsは三相単相直接電力変換器が駆動する駆動周波数である。
である。ここに、
となるqを導入して式を整理すると、位相角
を得る。以上のようにして得られた位相角を、qの値ごとに駆動周波数fsに対してプロットすると、図7のようになる。
本発明のある態様においては、三相単相直接電力変換器の負荷の状態を反映するように三相単相直接電力変換器の駆動周波数を制御する。その周波数制御装置について説明する。
上述の共振形負荷を用いる応用分野に誘導加熱装置がある。誘導加熱装置において共振回路を用いる必要性は、誘導コイルは、電流を流して対象物に渦電流を発生させるため、大きなインダクタンス成分を有して力率が低下するためである。すなわち、単に誘導コイルのみを用いると、誘導コイルがインダクタンス成分と抵抗成分とを直列接続した等価回路となる。その場合、インダクタンス成分が電流の位相を遅らせるため、インバータ部の出力電圧が反転しても、誘導コイルに流れる電流の位相が遅れ、出力側の力率が低下してしまう。このため、上記のように、キャパシタを用いてRLC直列共振回路またはRLC並列共振回路として、共振を利用して力率を改善する。
上記のような制御を行うより具体的な構成を図9に示す。図9には、発振回路部、周波数可変回路部、フィルタ部、および、位相比較部が記載されており、さらに、マトリクス・コンバータ部とそのマトリクス・コンバータ部によって駆動される共振負荷部が記載されている。なお、ここでのマトリクス・コンバータ部は、三相単相直接電力変換器のことである。
以下、上記実施の形態に係る実施例について、より具体的な回路構成および動作を説明する。この実施例は、回路シミュレータ(POWERSIM社製回路シミュレータ、製品名PSIM)によって特性を予測した結果を示している。
図11の全体回路は、電源1102が三相交流電源となっていて、その電圧値を電圧検出部1104によって測定している。この電圧検出部1104の出力は、図12のコンバータ相当部分に入力される。三相交流電源は、U相およびV相の電流量が測定部1108、1110において検出される。この電流の値は、減算器1114によって減算されたのち、電流測定値Iu、Iv、Iwとしてから出力される。ここでの微分減算処理は、リアクタンス1118による位相遅れに合わせ、発振を防止するためのものである。なお、W相の電流測定値は、U相およびV相の測定値から差を演算して得ている。なお電流測定値の微分減算処理、および、W相の電流測定値のU相およびV相の測定値から差の演算の部分は、図2におけるコンバータ部分の一部として記載されている。
図12に示したコンバータ相当部は、電圧検出部1104(図11)からの電圧と電流信号部1114(図11)からの検出電流と、キャリア信号を受けて、インバータ相当部(図13)への出力を生成する。コンバータ相当部は、電圧値端子1202より三相交流電源の電圧値を受ける。ここで、乗算器1204では、電流指令値(図2のIref *)の値に相当する電圧源の値を各相の電圧に乗じて、電流指令値を電源の周波数で振動させて交流電流指令値信号としている。そこから、図11の電流測定値Iu、Iv、Iwを加算器1206によって減算した後、比例積分レギュレータ1208に通している。また、この比較は連続して行なわれるので、振幅の違いだけではなく位相の違いに応じても電源周波数に応じた出力が得られる。
図13に示したインバータ相当部では、上述のように、三角波信号源1314によって生成されたキャリアが、キャリア出力1312からコンバータ相当部のキャリア入力1210に出力される。インバータ相当部は、コンバータ相当部の出力(Conv1〜6)を入力部1302によって受け、最終的には、スイッチ素子S1〜S12へのゲート信号を出力して各スイッチ部1120〜1130の各スイッチ素子を制御する。
なお、図12及び図13においては、図2にある位相検出部222とフリーホイーリングロジック部26につながる位相検出部222の出力に相当するものが記載されていないが、スイッチ素子102,112,122,104,114,124が理想的なスイッチの場合はこのフリーホイーリングロジック部が必要ないためである。
以上のような回路構成によって実現する電気的な波形を図14にまとめている。図14(a)は、電源の3相交流の電圧信号であり、図14(b)は、その電圧と位相差のない交流電流指令値信号である。この交流電流指令値信号は、乗算器1204によって生成される。ここでは、電源周波数よりも十分に大きい周波数のキャリアを用いるため、図14(c)には、図14(b)の一部を時間的に拡大し、三角波のキャリアを重ねて描いている。なお、電源周波数は、例えば、商用電源周波数(たとえは50Hzまたは60Hz)とし、駆動周波数は、例えば、誘導加熱装置を想定した、任意の周波数とすることができる。
以上の回路と同等の回路において、表1のような主回路のパラメータを用いて回路シミュレーションを実施して得られた誘導加熱用駆動回路の入出力の例を図15および16にまとめている。図15には、電源のほぼ2周期分の期間にわたって、三相交流電源のU相の電圧の波形vu、同じくU相の電流波形iu、出力の電圧波形vout、出力の電流波形iout、および、出力の瞬時電力波形Poutを示している。図15のように、電源側電流波形iuは、ほぼ正弦波となり、位相も電圧波形vuとほぼ一致していた。
10 主回路
12 電圧検知部
14 電源側フィルタ部
16 高周波トランス
100 負荷
20 制御回路
22 コンバータ相当部
24 インバータ相当部
26 フリーホイーリングロジック部
222 位相検出部
32 電圧源
34 蓄積コンデンサ
302〜308 スイッチ(トランジスタ)
316 抵抗RS
314 インダクタLS
312 キャパシタCS
50 電流型インバータ回路
502〜508 スイッチ(トランジスタ)
516 抵抗RP
514 インダクタLP
512 キャパシタCP
Claims (6)
- 共振形負荷に単相交流電流を流す一対の出力ラインと、
該一対の出力ラインのそれぞれと三相交流電源の3つの電源ラインのそれぞれとの間における電気的接続状態を制御し、開閉用の制御入力端子を有する6個のスイッチ部であって、そのそれぞれが、電流経路の順方向の向きを反転させて互いに直接に接続された2つのスイッチ素子と、該スイッチ素子の逆電流をバイパスする向きになるよう各スイッチ素子に並列に接続された還流ダイオードとを備え、各スイッチ素子が前記制御入力端子である開閉制御端子を有するものであるスイッチ部と、
該スイッチ部それぞれの開閉を制御するために各スイッチ部の前記開閉制御入力端子へ入力される開閉制御信号を生成する制御回路と
を備えてなり、前記制御回路は、キャリア信号の周波数を制御する周波数可変回路と、前記三相交流電源の3つの電源ラインの電圧値と電流値に応じたスイッチ部制御信号を生成するコンバータ相当部と、該スイッチ部制御信号と前記キャリア信号とから、前記開閉制御信号を生成するインバータ相当部とを有し、前記コンバータ相当部の働きにより制御されている前記インバータ相当部が、前記三相交流電源の各相の電圧と電流の位相差をゼロに近づけるように調整しつつ、前記一対の出力ラインが出力する単相交流における電流の位相を該単相交流における電圧の位相からみて所定の範囲の位相遅れ量または所定の値の位相遅れ量となるように前記開閉制御信号を生成して該単相交流の駆動周波数を制御するものである、三相単相直接電力変換器。 - 前記所定の範囲が、0度より大きく90度未満の範囲に含まれるか、または、前記所定の値が0度より大きく90度未満の範囲にある、請求項1に記載の三相単相直接電力変換器。
- 前記制御回路のコンバータ相当部が、前記三相交流電源の3つの電源ラインのうちの少なくとも二つの電圧測定値から、該三相交流電源の3つの電源ラインそれぞれの電圧値の位相にあわせた位相によって振動する電流指令値信号を生成する電流指令値生成部を有するとともに、該電流指令値生成部からの前記電流指令値信号と、前記駆動周波数と同じ周波数のキャリア信号との比較演算によって、前記駆動周波数と同じ周波数を有し、前記三相交流電源の3つの電源ラインの電圧値に応じたスイッチ部制御信号を生成するものである、請求項1または2に記載の三相単相直接電力変換器。
- 前記三相交流電源の3つの電源ラインのそれぞれの間において該三相交流電源の周波数より高い周波数の成分を低減させるフィルタを前記スイッチ部に入力する前に有する、請求項1に記載の三相単相直接電力変換器。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の三相単相直接電力変換器を用い、前記共振形負荷として共振キャパシタと誘導コイルとを含んでいる誘導加熱装置に用いられる電源装置。
- 共振形負荷に単相交流電流を流す一対の出力ラインと、該出一対の力ラインのそれぞれと三相交流電源の3つの電源ラインのそれぞれとの間における電気的接続状況を制御し、開閉用の制御入力端子を有する少なくとも6個のスイッチ部であって、そのそれぞれが、電流経路の順方向の向きを反転させて互いに直接に接続された2つのスイッチ素子と、該スイッチ素子の逆電流をバイパスする向きになるよう各スイッチ素子に並列に接続された還流ダイオードとを備え、各スイッチ素子が前記制御入力端子である開閉制御端子を有するものであるスイッチ部と、該スイッチ素子のそれぞれの開閉を制御するために各スイッチ素子の開閉制御端子へ入力される開閉制御信号を生成する制御回路であって、キャリア信号の周波数を制御する周波数可変回路と、前記三相交流電源の3つの電源ラインの電圧値と電流値に応じたスイッチ部制御信号を生成するコンバータ相当部と、該スイッチ部制御信号と前記キャリア信号とから前記開閉制御信号を生成するインバータ相当部とを備えた制御回路とを備えた三相単相直接電力変換器において、
単相交流の一対の出力ラインに接続された共振形負荷を流れる電流を検出するステップと、
該単相交流の出力の電圧の符号または位相を検出し、前記単相交流の電流と比較可能な電流指令信号と、共振形負荷を流れる前記電流とを比較して、該電流指令信号と前記電流との差を表わす差信号を得るステップと、
該差信号を低域通過フィルタによって処理するステップと、
低域通過フィルタによって処理された差信号に応じて、前記電流指令信号の周波数を変更するステップと、
前記三相交流電源の各相の電圧と電流の位相差をゼロに近づけるように調整しつつ、前記一対の出力ラインが出力する単相交流における電流の位相を該単相交流における電圧の位相からみて所定の範囲の位相遅れ量または所定の値の位相遅れ量となるように、周波数が変更された前記電流指令信号に応じて、前記一対の出力ラインのそれぞれと、三相交流電源の3つの電源ラインのそれぞれとの間における電気的接続状態を制御する前記少なくとも6個のスイッチ部の開閉を、前記コンバータ相当部により制御される前記インバータ相当部が制御して前記三相交流電源から前記出力ラインへの出力を生成するステップと
を含む三相交流電源を用いた誘導加熱装置の単相交流駆動方法。
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