JP5586020B2 - タービン制御装置、ポンプ制御装置及び原子炉隔離時冷却系制御システム - Google Patents

タービン制御装置、ポンプ制御装置及び原子炉隔離時冷却系制御システム Download PDF

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Description

本発明は、原子炉隔離時冷却系(以下、「RCIC」と称す)のタービン等におけるように、急速起動を必要とするタービンを制御するタービン制御装置、そのタービンによって駆動されるポンプを制御するポンプ制御装置、及び原子炉隔離時冷却系制御システムに関する。
従来の原子力発電所におけるタービン制御は、ポンプの吐出流量と該ポンプの要求流量の偏差に応じて、タービン回転速度の要求値を出力する第一の調節器と、タービン回転速度の要求値と実回転速度の偏差および起動時におけるタービン回転速度の上昇率を定める設定加速度とのいずれか低値に応じて加減弁開度を制御する第二の調節器とを備えるタービン制御装置により行う(例えば、特許文献1参照。)。それにより、タービン回転速度の上昇率を一定に保つことができる。
RCICタービンを例に説明すると、原子炉の異常状態で起動する装置は非常用の電源のみで制御する必要があることから、タービンを制御する加減弁の制御油はタービンの回転自体を駆動力とするポンプで油圧確立される構成のものである。したがって、発電所内の主タービンや原子炉給水ポンプタービンのように、タービン起動前から加減弁制御用の制御油駆動するポンプに、通常プラント運転用の電源を用いることはできない。このため、RCICタービンの起動は、入口弁の後段の加減弁が全開待機で、前段の入口弁が閉した状態から起動指令信号により入口弁が開となることで開始される。このとき、タービンは原子炉からの広範囲な蒸気圧力条件(約1MPa〜7MPa)のもとで、急速に起動し大きなトルクを発生する。
特開平7−34806号公報
つまり、タービン起動の初期段階においては、原子炉からの広範囲な蒸気圧力が入口弁(微妙な調整制御用でなく開/閉のみ行う弁)からそのままタービンまで流入し、回転が開始し起動する。そして、起動初期の段階では、加減弁の制御用油ポンプがタービンの回転速度上昇に伴い所定の回転速度に達するまでは、加減弁による微妙な調整制御が不可能である。そのため、加減弁の制御用油ポンプの油圧確立が遅れると、加減弁での制御が遅れ、タービンの起動初期段階での加速率が高くなる恐れがある。
例えばRCICタービンは、約1MPa〜7MPaまでの蒸気圧力で原子炉へ所定の時間内に所定の要求流量を給水する機能を要求される。そのため、広範囲の蒸気圧力の条件下において、起動初期段階においては、タービンが過速度に至らないように、早期に加減弁を絞り込むとともに、初期の加減弁絞込みの後は、適切に加減弁を調整し、所定の起動時間内にタービンを起動完了にしなければならない。しかし、蒸気圧力が低ければタービンを起動時間内に起動できず、逆に高ければ必要以上に加速する恐れがある。
このため、蒸気圧力を圧力検出器で検出し、その蒸気圧力をもとに制御設定値への補正を加える構成とすることが考えられる。この場合、タービン制御装置設置時において、制御設定値への補正値を確認するには、原子炉圧力上昇過程において、各蒸気圧力についてサーベランスを行うため複数回のタービン起動が必要になる。しかし、この作業は残留熱除却系統(以下、「RHR」と称す)の作動による原子炉内の冷却を必要とし、起動試験時間(テストループ)が長くなるとの問題がある。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、急速起動を必要とするタービンを制御するときに、タービン回転速度の上昇を異常過速させずに急速起動を安全に実行するとともに、所定の時間内のタービン起動完了を確実に実行できるようにする。
本発明の一側面は、所定の回転速度で駆動されて所定の要求流量を吐出するポンプの駆動用タービンを、流入する蒸気の加減弁開度を調節して前記所定の回転速度に制御するタービン制御装置において、ポンプからの吐出流量と前記要求流量の偏差に応じてタービン回転速度の要求値を出力する第一の調節器と、前記蒸気の圧力の値、並びに前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度の百分率値の偏差又は起動時におけるタービン回転速度の上昇率を定める設定速度の百分率値のいずれか低値に応じて、前記加減弁開度を制御する第二の調節器と、前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度との間に差があるとき、第二の調節器に対し、前記差に応じて前記加減弁開度の制御を補正するための補正信号を出力する補正回路と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、他の制御回路が制御を実行する前に演算を行う制御定数自動補正手穀の補正信号により、タービン制御装置内で制御設定値が自動的に補正される。それにより、圧力検出器の信号(蒸気の圧力の値)による補正のみでは必要になる、タービン制御装置設置時の原子炉圧力上昇過程でのサーベランス試験も不要となる。また、上記構成によれば、蒸気の圧力条件が広範囲でも、圧力検出器の信号により、適切な制御設定値に補正設定された、第二の調節器による加減弁開度の制御に補正を加えることができる。それゆえ、タービン回転速度の上昇率を調整制御し、異常な加速率上昇と加速率不足による起動時間内のタービン起動完了の遅延に伴う要求流量の未到達が防止される。
本発明によれば、タービン回転速度の上昇を異常過速させずに急速起動を安全に実行するとともに、所定の時間内のタービン起動完了を確実に実行することができる。
本発明の一実施の形態におけるタービン制御装置を適用した原子炉隔離時冷却系の全体構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるタービン制御装置を適用した原子炉隔離時冷却系の全体構成例を示したものである。図1のタービン制御装置13は、特許文献1に示すタービン制御装置(図2のタービン回転速度調整器13)に対し、原子炉1からの蒸気圧力を検出する圧力検出器21及び制御定数自動補正手段22(補正回路)を新たに設けている。圧力検出器21の信号及び制御定数自動補正手段22の補正信号は、弁開度制御信号出力手段18へ入力される。
原子炉隔離時冷却系においては、原子炉1の緊急冷却時に、貯水プール2に溜めた水をポンプ4で吸い上げ、原子炉1へ給水する。ポンプ4は回転軸を機械的に結合したタービンに5の回転により駆動される。タービン5は、原子炉1で発生した蒸気を、開/閉弁である入口弁6、開度制御される加減弁7を経由して取込み、これを駆動源として回転する。
原子炉1が正常に運転されている場合には、原子炉隔離時冷却系は待機状態にあり、入口弁6は全閉、加減弁7は全開で、タービン5は停止し、ポンプ4の吐出流量Qはゼロである。
この待機状態にあっては、タービン制御装置13は、原子炉1からの蒸気圧力を示す圧力検出器21の信号と、各制御回路(符号14〜20に相当)が制御を実行する前に演算する、制御定数自動補正手段22の補正信号とに基づいて、弁開度制御信号出力手段18に補正を加えた状態で待機する。
本実施の形態のタービン制御装置13は、圧力検出器21及び制御定数自動補正手段22を有するが、これらの制御回路が存在しない場合は、特許文献1に記載される次の動作をする。すなわち、原子炉隔離時に、入口弁6が図示しないインターロックを構成する装置から起動要求を受信して開弁を開始すると、流入する蒸気でタービン5が回転をはじめ、その回転速度に応じてポンプ4の吐出流量Qが増加する。この流量Qは流量検出器3によって検出される。
流量調節器10は、流量検出器3の出力信号Qと吐出流量要求値Qdとの偏差を比例積分する回転速度要求値出力手段12(PI調節器)を有し、この回転速度要求値出力手段12の出力であるタービン回転速度要求値Ndをタービン制御装置13に与える。
タービン制御装置13は、タービン回転速度要求値Ndとタービン回転速度検出器8による実回転速度Nとの偏差△nをとる加算器14と、加速度設定器15からの設定速度dNo又は加算機14からの偏差△nのうち低値の信号を優先して出力する低値優先手段16と、タービン回転速度Nから実加速度dNを求める微分器17と、低値優先手段16の出力と微分器17からの実加速度dNとの偏差により加減弁7の弁開度を制御する弁開度制御信号出力手段18を備えている。なお、上記演算に用いられるタービン回転速度Nの値はその要求値Ndの100%値で、また実加速度dNや設定速度dNの値は所定の最高速度値で各々ノーマルライズ(百分率値を演算)されている。
ポンプ吐出流量Qが要求値Qdに到達するまでは、正の偏差による回転速度要求値出力手段12の動作により、流量調節器10からは回転速度要求値Ndの100%値(飽和値)が出力されるので、低値優先手段16は設定速度dNoを出力し続ける。したがって、弁開度制御信号出力手段18は、設定速度dNoと実速度dNの偏差を0にするようにしながら加減弁7を開方向に制御する弁開度制御信号を出力する。
これにより、タービン5の回転速度Nは、設定速度に従いながら一定の上昇率で増加するので、初期ピークなど回転速度の異常上昇率によるトリップは回避できる。
さらに、絞り込み検出器19は、流量調節器10から回転速度要求値Ndが入力され、100%値からの絞り込みを検出すると、切替信号を切替手段20に出力する。切替手段20は、切替信号によって低値優先手段16の入力端を加算器14の出力端から切離し、接地入力端に切替え、入力ゼロとする。
これにより、低値優先手段16からは、それまでの設定速度dNに代わり出力ゼロとなるので、弁開度制御信号出力手段18は、過速度ゼロ、すなわち、タービン回転速度Nが所定回転速度Noになるように加減弁7を制御し、この結果、回転速度Nと流量Qは各々、NoとQdに整定される。
回転速度要求値NdがNまで絞り込まれた後は、Ndの減少は停止するので、絞り込み検出器19の切替信号がなくなり、切替手段20は再び加算器14側に切り替わる。これにより低値優先手段16は、流量Qまたは実回転速度Nのずれを、偏差△nとして弁開度制御信号出力手段18に出力し、上記のNとQdの一定制御を維持する。
それにより、流量Qが要求値Qdに達した以降は、タービン回転速度Nは一定の回転速度Nに制御されるので、従来のように過回転によるトリップを生じることがない。また、流量要求値からのオーバーシュートも防止できる。したがって、急速起動が求められる一方、流量オーバが許されないタービン・ポンプシステムに好適である。
ところで、入口弁6が開弁を開始すると、原子炉1からの蒸気はタービン5へ導かれるが、ここで圧力検出器21及び制御定数自動補正手段22が存在しない場合を想定する。この場合、タービン5へ導かれた蒸気は、原子炉1の運転状況に応じて約1MPa〜7MPaと広範囲を変動するため、開/閉の機能のみであって微妙な調整ができない入口弁6が全開すると、原子炉1からの圧力の蒸気が直接制御されずにタービン5に流入されるため、タービン5は想定以上に加速してしまうことが考えられる。
そこで、本実施の形態のタービン制御装置13は、圧力検出器21及び制御定数自動補正手段22を有している。制御定数自動補正手段22は、タービン回転速度要求値Ndと実回転速度Nとの間に差があるとき、弁開度制御信号出力手段18に対して制御設定値(制御ゲインと時定数)を補正するための補正信号dN´を出力する。起動時前から弁開度制御信号出力手段18は、閉方向の加減弁指令を出力するとともに、圧力検出器21の信号により、適切な制御設定値に補正設定されている。かつ、制御定数自動補正手段22へ入力される実回転速度Nが高い実回転速度となった場合は、弁開度制御信号出力手段18の出力信号の値を装置動作中に制御定数自動補正手段22の補正信号dN´で補正し、タービン回転速度の上昇を抑制する制御信号を出力するようにする。この状況にて、タービン回転を駆動源とする制御油ポンプ23により制御油圧が確立すると、弁開度制御信号出力手段18からの信号により急速に加減弁7を閉することで起動初期のタービン過速度トリップを防止する。
以上のとおり、本実施の形態のタービン制御装置13では、待機状態から原子炉が冷却されるべき条件が成立した状態になると、図示しないインターロックを構成する装置から起動信号は発信され、入口弁6が全開し、原子炉1からの蒸気はタービン5へ導かれる。タービン5へ導かれた蒸気は、入口弁6が全開すると、適切に制御された原子炉1からの圧力の蒸気がタービン5に流入される。そして、タービン回転を駆動源とする制御油ポンプ23により制御油圧が確立すると、弁開度制御信号出力手段18からの信号により急速に加減弁7を閉することで、タービン5の回転速度が適切に制御される。
流量調節器10は、回転速度要求値出力手段12により、タービン5の回転速度の上昇に伴い増加する流量検出器3の出力信号Qにより、回転速度要求値出力手段12の出力信号を絞り込み、その信号に従いタービン5の回転速度は制御される。
また、制御回路側の前に演算する制御定数自動補正手段22の補正信号により、タービン制御装置13内で制御設定値を自動的に捕正する。それにより、圧力検出器21の信号による補正のみでは必要になる、タービン制御装置13設置時の原子炉1圧力上昇過程でのサーベランス試験が不要となり、結果としてタービン5を複数回起動する必要がないことから、プラント起動時間を短縮することができる。
上述した実施の形態によれば、原子炉からの蒸気の圧力条件が広範囲でも、圧力検出器21の信号により、適切な制御設定値に補正設定された、弁開度制御信号出力手段18により、加減弁7の弁制御に補正を加えることができる。
また、各制御回路(符号14〜20に相当)が制御を実行する前に演算する、制御定数自動補正手段22の補正信号により、タービン制御装置13内で制御設定値を自動的に捕正する。それにより、圧力検出器21の信号による補正のみでは必要になる、タービン制御装置13設置時の原子炉1圧力上昇過程でのサーベランス試験が不要となり、結果としてタービン5を複数回起動する必要がないことから、プラント起動時間を短縮することができる。
また、圧力検出器21の信号による補正に加え、タービン回転速度が実機の値と制御定数自動補正手段22への回転速度の値とで差があるときには、制御定数自動補正手段22の補正信号にて、弁開度制御信号出力手段18へ供給する制御ゲインと時定数を補正する。それにより、蒸気圧力の変化以外の外乱条件での回転速度の変化にも対応した適切な加減弁7の制御が可能となるので、タービン5は過速度トリップせずに、所定の時間内に安全に昇速完了し、要求流量Qdを原子炉へ給水することができる。
すなわち、本実施の形態によれば、タービン起動の度に異なる原子炉からの蒸気圧力の違いによって発生するタービン昇速率の違い(1)と、タービン昇速率の違いによって発生する加減弁を駆動するための制御油の油圧を作り出すタービン軸の回転を駆動力とする加減弁用制御油ポンプ回転速度の昇速率の違い(2)と、起動直前での加減弁開度の開位置、油温度の違いにより発生する、加減弁初期の絞り始めのタービンおよび油ポンプの回転速度および速度上昇を抑制する加減弁の閉動作速度の違い(3)に関して、弁開度制御信号出力手段に対し、圧力検出器の信号と制御定数自動補正手段の補正信号を用いて、弁開度制御信号出力手段に設定する制御設定値の補正を行う。タービン回転速度の上昇率を調整制御し、異常な加速率上昇によるタービン過速度トリップと加速率不足による起動時間内のタービン起動完了の遅延に伴う要求流量の未到達を防止できる。
さらに、従来、例えば下記(1),(2)のような場合に、タービン5の回転速度は初期の起動段階にて必要以上に加速する恐れがあったが、このようなタービン5の加速を抑えられるので過速度トリップを防止できる。
(1)タービン起動前に、加減弁が必要以上に開方向にあったがために、目標の開度まで蒸気を絞り込みするのに時間を必要とした場合
(2)タービン起動前における制御用油温度の違いに加え、加減弁の開閉用に使用する制御油ポンプの油圧がタービン回転速度の上昇により確立されことから、起動初期のタービン回転速度上昇率が原子炉からの蒸気圧力により異なる度に違うことで、加減弁が閉できるようになるまでの時間が長くなる場合
以上、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
1…原子炉、2…貯水プール、3…流量検出器、4…ポンプ、5…タービン、6…入口弁、7…加減弁、8…回転速度検出器、10…流量調節器、11…流量要求値設定手段、12…回転速度要求値出力手段(PI調節器)、13…タービン制御装置、14…加算器、15…速度設定手段、16…低値優先手段、17…微分器、18…弁開度制御信号出力手段、19…しぼり込み検出手段、20…切替手段、21…圧力検出器、22…制御定数自動補正手段、23…制御油ポンプ

Claims (3)

  1. 所定の回転速度で駆動されて所定の要求流量を吐出するポンプの駆動用タービンを、流入する蒸気の加減弁開度を調節して前記所定の回転速度に制御するタービン制御装置において、
    ポンプからの吐出流量と前記要求流量の偏差に応じてタービン回転速度の要求値を出力する第一の調節器と、
    前記蒸気の圧力の値、並びに前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度の百分率値の偏差又は起動時におけるタービン回転速度の上昇率を定める設定速度の百分率値のいずれか低値に応じて、前記加減弁開度を制御する第二の調節器と、
    前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度との間に差があるとき、第二の調節器に対し、前記差に応じて前記加減弁開度の制御を補正するための補正信号を出力する補正回路と、
    を備えるタービン制御装置。
  2. 流入する蒸気の加減弁開度を調節しその回転速度が制御されるタービンによって駆動されるポンプを、前記回転速度に従って定まるポンプの吐出流量が予め定められた所定の要求流量となるように制御するポンプ制御装置において、
    ポンプからの吐出流量と前記要求流量の偏差に応じてタービン回転速度の要求値を出力する第一の調節器と、
    前記蒸気の圧力の値、並びに前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度の百分率値の偏差又は起動時におけるタービン回転速度の上昇率を定める設定速度の百分率値のいずれか低値に応じて、前記加減弁開度を制御し、かつ、前記吐出流量が前記要求流量に到達したときに開始される前記タービン回転速度の要求値のしぼり込みを検出し前記低値をゼロとして前記加減弁開度を制御する第二の調節器と、
    前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度との間に差があるとき、第二の調節器に対し、前記差に応じて前記加減弁開度の制御を補正するための補正信号を出力する補正回路と、
    を備えるポンプ制御装置。
  3. 貯水プールと、このプールから水を汲み上げて原子炉に注水するポンプと、加減弁を介して原子炉の蒸気を流入して起動し前記ポンプを駆動するタービンと、原子炉隔離時を示す信号によって前記タービンの起動を開始しその運転を制御するタービン制御装置を具備する原子炉隔離時冷却系制御システムにおいて、
    前記タービン制御装置は、
    ポンプからの吐出流量とその要求流量の偏差に応じてタービン回転速度の要求値を出力する第一の調節器と、
    前記蒸気の圧力の値、並びに前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度の百分率値の偏差又は起動時におけるタービン回転速度の上昇率を定める設定速度の百分率値のいずれか低値に応じて、前記加減弁開度を制御する第二の調節器と、
    前記タービン回転速度の要求値とその実回転速度との間に差があるとき、第二の調節器に対し、前記差に応じて前記加減弁開度の制御を補正するための補正信号を出力する補正回路と、
    を備える原子炉隔離時冷却系制御システム。
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