JPH06337103A - 給水ポンプの給水流量制御装置 - Google Patents

給水ポンプの給水流量制御装置

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JPH06337103A
JPH06337103A JP12701693A JP12701693A JPH06337103A JP H06337103 A JPH06337103 A JP H06337103A JP 12701693 A JP12701693 A JP 12701693A JP 12701693 A JP12701693 A JP 12701693A JP H06337103 A JPH06337103 A JP H06337103A
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JP
Japan
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pump
flow rate
water supply
output
rate
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JP12701693A
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Inventor
Kazuyuki Misawa
一之 三澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タービン駆動給水ポンプの他の給水ポンプと
の並列運転への移行時等における給水開始点近傍での給
水流量のハンチングを抑制する。 【構成】 タービン駆動給水ポンプ回路40の出力側に
接続されそれぞれ第1と第2のSG37,38が設けら
れた第1と第2のレート付切替器21,22と、ボイラ
側制御装置より自動信号とサービスイン信号とサービス
アウト信号を入力し上記タービン駆動給水ポンプ回路4
0より給水流量信号を入力して第1、第2、第3の駆動
信号41,42,43を出力するプログラム回路45を
備えたことによって、給水開始点近傍の給水流量が増減
する範囲は所定のプログラムに従って給水ポンプの回転
数の増減が行われるため、従来の装置のように給水流量
がハンチングすることがなく、スムースに給水開始点近
傍を通過させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電プラント等に
適用される給水ポンプの給水流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な火力発電プラントの給水ポンプ
回りの系統を図3に示し説明する。図3において、給水
ポンプは2台のタービン駆動給水ポンプ55a,55b
と1台の電動給水ポンプ57の計3台あり、それぞれ逆
止弁52を介してボイラ50へ給水し、流量計53と再
循環流量調整弁56が設けられたポンプ保護用の再循環
ラインを介して給水の一部を脱気器59に戻している。
各ポンプ55a,55b,57の流量は吸込みラインに
設けられた流量計54により計測され、全給水流量は、
流量計51により計測される。
【0003】なお、上記電動給水ポンプ57は、一般に
ボイラの起動/停止時の蒸気源の確保が難しい場合に使
用され、通常のボイラ運転時にはタービン駆動給水ポン
プ55a,55bが用いられ、後者については回転数制
御によりポンプ給水流量が制御される。
【0004】従来のタービン駆動給水ポンプの給水流量
制御について、図4により以下に説明する。なお、図4
においては、ボイラ側制御装置とポンプ側制御装置の給
水流量制御に関連する部分を示している。ポンプ側制御
装置内に設けられたタービン駆動給水ポンプ回路につい
ては、2台のポンプ55a,55b中の1台55aにつ
いての回路のみを示しており、他のポンプ55bについ
ても同様の回路が設けられている。
【0005】図4において、給水流量設定値は全給水流
量FWFとともに減算器1に入力され、その差はポンプ
台数によるゲイン補正用の乗算器2に入力され、その出
力は比例積分演算器(以下PI演算器とする)3に入力
される。同演算器3の出力は各ポンプ55a,55bの
給水流量指令となり、タービン駆動給水ポンプ55aの
回路40へ入力される。
【0006】上記ポンプ55aの給水流量指令は、ポン
プ55aの入口流量FSAと再循環流量FMAが入力された
減算器5の出力とともに減算器7に入力される。減算器
7の出力はレート付切替器8に入力され、同切替器8の
他の入力はレート付切替器19の出力であり、同切替器
19の入力は信号発生器(以下SGとする)9とSG2
0の出力である。
【0007】上記レート付切替器8の出力はポンプ55
aの給水流量指令とともに加算器4に入力されている。
加算器4の出力は減算器5の出力とともに減算器6に入
力され、減算器6の出力はPI演算器10に入力されて
いる。PI演算器10の出力はボイラ側制御装置の指令
であり、ポンプ側制御装置にポンプ回転数指令として入
力される。
【0008】ポンプ側制御装置では、この指令は切替器
13に入力され、切替器13の出力は切替器14へ、切
替器14の出力はポンプ回転数RPMとともに減算器1
5へ、減算器15の出力はPI演算器16へ入力され、
最終的にタービン調速装置(ガバナ)への指令となる。
【0009】上記ポンプ側制御装置は、ボイラ側制御装
置より上記ポンプ回転数指令の他に主蒸気圧力設定値P
set をポンプ出口の共通ラインの圧力の代替信号として
入力し、この信号から折線関数発生器17にて昇速目標
回転数を作成し、レート付切替器18にポンプ回転数R
PMとともに入力される。
【0010】上記切替器18の出力は切替器14に入力
される。切替器14の出力は、またアナログメモリ11
及びPI演算器10にトラッキング信号として入力さ
れ、アナログメモリ11の出力は切替器13に入力され
る。
【0011】なお、上記レート付切替器8、18、19
等とは、一方の値から異なる他方の値へ切替えるときに
決められた変化率にて出力を切替えていく演算器であ
る。また、アナログメモリ11に入力するトラッキング
信号とは、アナログメモリ11に対して自動状態のとき
に取るべき値を与える信号であり、自動から手動への切
替時に指令(設定)値が突変しないようにするものであ
る。
【0012】PI演算器10に入力するトラッキング信
号も同様であり、手動から自動への切替時に指令値が突
変しないように手動状態のときに取るべき値を与える信
号である。
【0013】次に、上記タービン駆動給水ポンプ55a
の起動から昇速し、自動運転/サービスインに至るまで
のプロセスにおける各構成要素の作用について、以下に
説明する。
【0014】まず、ポンプ55aの起動前においては、
レート付切替器18はポンプ回転数RPM側に、切替器
14はレート付切替器18側に、また、切替器13はア
ナログメモリ11側に接続されており、ポンプ回転数は
0のために切替器14の出力は0であり、減算器15の
出力も0である。
【0015】ポンプ55aを起動すると、レート付切替
器18が折線関数発生器17側へ切替わり、レート付切
替器18の出力が0からある変化率で増加し、切替器1
4の出力が折線関数発生器17の出力に近づく方向で増
加し、減算器15の出力が正の値となってPI演算器1
6に入力され、同演算器16がガバナ弁を開として、ポ
ンプ55aの回転数を上昇させる。このときのアナログ
メモリ11とPI演算器10の出力は切替器14の出力
と等しい。
【0016】上記レート付切替器18の出力の値が折線
関数発生器17の出力の値に到達した時点でポンプ55
aは昇速を完了するが、このときのポンプ回転数RPM
は折線関数発生器17の出力に対応するものとなってい
る。また、レート付切替器18、切替器14、アナログ
メモリ11及びPI演算器10の出力は、それぞれ上記
折線関数発生器17の出力と等しくなる。
【0017】そのため、切替器14が切替器13の出力
側に切替わっても何ら変化が起こらない状態となり、切
替器14が切替わってポンプ55aは昇速完了となり、
自動運転とサービスインの条件が同時に成立する。な
お、このときには、ポンプ55aの出口圧力は、ポンプ
出口共通ラインの圧力の4〜5Kg/cm2小さいところまで
上昇した状態となっている。
【0018】上記サービスインとは、2台目のポンプを
1台目のポンプと並列運転させるために、後発のポンプ
の流量を規定の流量配分まで増加させる操作である。既
にポンプ55bが運転状態にあり、このポンプ55bに
ポンプ55aを並列運転させるための操作について、以
下に説明する。
【0019】ポンプ55aについて上記の自動運転とサ
ービスインの条件が成立するまでは、レート付切替器8
は減算器7に接続されており、PI演算器3の出力は加
算器4と減算器6により打ち消され、PI演算器10の
出力は0である。
【0020】上記の条件が成立すると、ボイラ側制御装
置が自動ON、サービスインONの信号を発生し、この
信号によりレート付切替器8はレート付切替器19側
に、レート付切替器19は−100%のSG20から0
%のSG9へ切替わり、レート付切替器8の出力が負の
値から0まで増加する。
【0021】そのため、減算器6の出力も正の値とな
り、PI演算器10、16の出力は増加し、ガバナ弁が
開き、ポンプ55aの回転数が上昇し、ポンプ55aの
出口圧力がポンプ出口共通ラインの圧力より高くなった
時点からポンプ55aの給水流量(=入口流量─再循環
流量)が正となり、ポンプ55aによる給水が開始され
る。
【0022】上記PI演算器10、16の出力は、最終
的にPI演算器3の出力が減算器5の出力と等しくなる
まで増加し、これが等しくなった時点でポンプ55a,
55bの給水流量は等しくなり、サービスインが完了す
る。このプロセスを図示したものが図5である。なお、
ポンプ55aのサービスインが行われている間、ボイラ
50への全給水流量は一定に保たれる。
【0023】また、ポンプ55aの給水停止時は、レー
ト付切替器19の出力が0%から−100%へ一定の変
化率で減少して切替わることによりPI演算器10の入
力を負の方向とし、ポンプ55aの回転数を下げ、ポン
プ給水流量を減少させ,最後は給水停止とする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ボイラ給水に適用され
るタービン駆動給水ポンプの特性について、図6
(a)、(b)により説明する。
【0025】図6(a)において、曲線D1 、D2 は、
それぞれポンプの回転数を一定としたときの入口流量と
出口圧力の関係を示したものであり、ポンプの回転数を
増加すると、入口流量、出口圧力ともに増加する。
【0026】また、曲線Eは、ポンプの再循環ラインの
再循環弁全開時の入口流量と圧損の関係を示すものであ
り、ポンプの加熱を防止するためにポンプが吐出する全
流量を再循環ラインへ流す低流量域では、入口流量と出
口圧力の関係はこの曲線Eで示される。
【0027】この曲線E上に示されたA点は、ポンプを
昇速させた場合に到達し、ポンプ出口圧力がポンプ出口
共通ライン圧力より4〜5Kg/cm2低いポンプ昇速完了点
であり、B点は、ポンプを更に昇速させた場合のポンプ
の出口圧力がポンプ出口共通ラインの圧力と等しくなる
点であり、ポンプの回転数を更に増加させると、このポ
ンプがボイラへの給水を開始する。なお、C点は、既に
他のポンプが運転状態にあり、これに後から起動したポ
ンプを並列運転させる場合のその完了を示すポンプ追加
完了点である。
【0028】図6(b)は、ポンプ回転数に対するポン
プ入口流量の関係を図示したものであり、図中に図6
(a)におけるA点、B点、C点を示している。図6
(b)に示すように、B点付近では回転数を僅かに上昇
させただけで給水流量が大幅に増加しているが、ポンプ
追加(サービスイン)が完了するC点ではその変動は小
さい。
【0029】従来のタービン駆動給水ポンプの給水流量
制御において、ポンプ昇速開始からポンプ給水開始まで
の間、フィードバック制御用のPI演算器の入力は、指
令値が増加してもポンプ給水流量は0のままのため、増
加し続け、PI演算器の出力の増加速度が上昇する。そ
のため、ポンプ給水開始点を通過する速度が速くなる。
【0030】また、給水ポンプは、前記のように給水開
始点で給水流量の変化が大きい特性を有しているため、
この特性も加わって、ポンプ給水開始時点では、ポンプ
給水流量が急激に0から立上がり、この結果、PI演算
器が急激に出力を絞る等の現象が発生し、これが給水制
御の外乱となることが多かった。
【0031】この対策として、 (1)昇速完了点をポンプ給水開始点ぎりぎりまでとす
る。 (2)昇速完了後、ポンプの回転数を徐々に上昇させる
ため、ボイラ入口圧力を入力してポンプ側制御装置へ出
力する自動化用計算機の指令をパルスとする。 (3)低流量域におけるボイラ側制御装置のゲインを極
端に落す。等の対策が採られてきたが、いずれについて
も適切な制御は困難であった。この状況は、ポンプ給水
停止前のポンプ給水流量徐減時においても同様であっ
た。
【0032】本発明は、ポンプ昇速完了からフィードバ
ック制御及びフィードバック制御からポンプ給水停止ま
での不安定域の給水制御を改善することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の給水ポンプの給
水流量制御装置は、ボイラ側制御装置に設けられ給水流
量指令を入力しポンプ回転数指令をポンプ側制御装置へ
出力しフィードバック制御を行うタービン駆動給水ポン
プ回路を備えた給水流量制御装置において、上記タービ
ン駆動給水ポンプ回路が出力するポンプ回転数指令と第
1のSGの出力を入力して切替え出力する第1のレート
付切替器、同切替器の出力と第2のSGの出力を入力し
てポンプ側制御装置へ切替え出力する第2のレート付切
替器、および上記ボイラ側制御装置が発生する自動信号
とサービスイン信号とサービスアウト信号を入力し上記
タービン駆動給水ポンプ回路が出力する給水流量信号を
入力して上記タービン駆動給水ポンプ回路と第1、第2
のレート付切替器へそれぞれ第1、第2、第3の駆動信
号を出力するプログラム回路を備え、ポンプ追加時は、
第1のレート付切替器によりポンプの回転数を増加させ
て所定の給水流量とした後、タービン駆動給水ポンプ回
路による自動運転とし、ポンプ減台時には、タービン駆
動給水ポンプ回路により所定の給水流量まで低下させた
後、第2のレート付切替器によりポンプの回転数を低下
させて停止することを特徴としている。
【0034】
【作用】上記において、他の給水ポンプと並列運転させ
る給水ポンプを起動して昇速完了点まで達すると、ボイ
ラ側制御装置が発生する自動信号とサービスイン信号が
プログラム回路に入力される。
【0035】上記信号を入力したプログラム回路は、タ
ービン駆動給水ポンプ回路が出力する給水流量が所定の
流量以下の間は、第2の駆動信号を出力し、この信号に
より第1のレート付切替器が駆動され、上記タービン駆
動給水ポンプ回路の出力側から第1のSG側へ一定の変
化率で切替わり、ポンプ側制御装置には漸増するポンプ
回転数指令が与えられ、給水ポンプは給水を開始し、そ
の流量を漸増させる。
【0036】上記給水ポンプの給水流量が所定の流量に
達すると、上記プログラム回路は第1の駆動信号に代え
て第2の駆動信号を出力し、上記タービン駆動給水ポン
プ回路に入力し、第2のレート付切替器は同給水ポンプ
回路側に接続される。
【0037】第2の駆動信号を入力したタービン駆動給
水ポンプ回路は、更に給水ポンプの給水流量を増加さ
せ、他の給水ポンプの給水流量とほヾ等しくなるとポン
プ追加を完了し、通常の並列運転に入る。
【0038】並列運転状態にある給水ポンプを他の給水
ポンプから切離す場合には、上記タービン駆動給水ポン
プ回路により給水ポンプの回転数を低下させ、その給水
流量を所定の流量まで低下させる。
【0039】給水ポンプの給水流量が所定の流量以下に
低下すると、上記プログラム回路が第3の駆動信号を出
力し、この信号により第2のレート付切替器が駆動さ
れ、上記第1のレート付切替器の出力側から第2のSG
側へ一定の変化率で切替わり、ポンプ側制御装置には漸
減するポンプ回転数指令が与えられ、給水ポンプの給水
流量は漸減した後、0となる。
【0040】本発明においては、上記のように給水開始
点近傍の給水流量が増減する範囲は所定のプログラムに
従って給水ポンプの回転数の増減が行われるため、従来
の装置のように給水流量がハンチングすることがなく、
スムースに給水開始点近傍を通過させることが可能とな
る。
【0041】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。図1に示す
本実施例は、図3に示すタービン駆動給水ポンプ55a
の給水流量制御装置であり、従来の装置と同様に、ポン
プ側制御装置内にタービン駆動給水ポンプ回路40が設
けられている。
【0042】上記タービン駆動給水ポンプ回路40は、
従来の装置と同様に、給水流量指令を入力しポンプ側制
御装置にポンプ回転数指令を出力するものであり、上記
給水流量指令は加算器4に入力され、同加算器4の出力
は減算器6に入力される。同減算器6には、また、ポン
プ入口流量FSAとポンプ再循環流量FMAを入力して給水
流量を算出する減算器5の出力が入力され、減算器6の
出力はPI演算器10に入力される。上記減算器5の出
力は、更に上記給水流量指令とともに減算器7に入力さ
れ、同減算器7は更に給水流量指令が入力されて、SG
9、20の出力を切替え入力するレート付切替器19の
出力とともにレート付切替器8に入力され、同レート付
切替器8はその出力を上記加算器4に入力する。
【0043】本実施例におけるタービン駆動給水ポンプ
回路40においては、上記の要素に加えて下記の要素が
付加されている。
【0044】即ち、100%を出力するSG37と−1
00%を出力するSG38、上記PI演算器10が出力
する給水流量指令とSG37が出力する100%を切替
え入力するレート付切替器21、同切替器21の出力と
SG38が出力する−100%を切替え入力しその出力
をポンプ側制御装置に入力するレート付切替器22、上
記減算器5の出力を入力しポンプ給水流量がαt/h より
大きい場合、βt/h より小さい場合、γt/h より大きい
場合に出力がそれぞれONとなる高低モニタ23、2
4、25および同モニタ23、24、25の出力を入力
しボイラ側制御装置が発生する自動ON、サービスイン
ON、サービスアウトONを入力してレート付切替器8
とPI演算器10に入力する駆動信号41とレート付切
替器21に入力する駆動信号42とレート付切替器22
に入力する駆動信号43を出力するプログラム回路45
を備えている。
【0045】上記プログラム回路45においては、高低
モニタ23、24の出力を入力するフリップフロップ3
2、同フリップフロップ32の出力を入力しサービスイ
ンONを時限復帰タイマ36を介して入力するフリップ
フロップ27、同フリップフロップ27の出力と自動O
Nを入力する論理積素子28、上記高低モニタ23の出
力を論理否定素子33を介して入力しサービスアウトO
Nを入力する論理積素子34、同素子34の出力と高低
モニタ25の出力を入力するフリップフロップ35、同
フリップフロップ35の出力と自動ONを入力する論理
積素子36、同素子36と上記論理積素子28の出力を
入力する論理和素子29、および同素子29の出力を論
理否定素子30を介して入力し自動ONを入力する論理
積素子31を備え、同論理積素子31、上記論理積素子
28、論理積素子36はそれぞれ駆動信号41、42、
43を出力する。なお、上記α、β、γの間には0<β
<α<γの関係がある。
【0046】次に、本実施例の装置の作用について以下
に説明する。なお、ポンプ起動から昇速完了に至るプロ
セスは、従来の装置と同じであるため、その説明を省略
する。
【0047】ポンプ55aの昇速完了の時点では、従来
の装置における記載の通り、切替器13はPI演算器1
0側に、また、レート付切替器19はSG9側に切替わ
っている。また、自動ON、サービスインONの状態で
ある。
【0048】この状態では、ポンプ給水流量(=ポンプ
入口流量−再循環流量)はほとんど0のため、フリップ
フロップ32の出力はOFFで、フリップフロップ27
の出力はON、論理積素子28の出力もONであり、レ
ート付切替器21の駆動信号42がONのため、同切替
器21はある変化率で100%に向かって切替わり、ポ
ンプ回転数は昇速完了点より徐々に増加していく。
【0049】このとき、論理積素子31の出力はOFF
のため、レート付切替器8とPI演算器10の駆動信号
41はOFFであり、PI演算器10は比例積分演算を
行わず、これが出力するポンプ回転数指令はレート付切
替器14の出力と等しいトラッキング状態であり、減算
器6が出力するPI演算器10の入力は0である。
【0050】そのため、給水流量の増加はレート付切替
器21の切替えのみによって行われるため、この段階で
のポンプ給水流量はスムースに0から増加する。このレ
ート付切替器21によるポンプ給水流量の増加は、フィ
ードバック制御が可能な下限流量を越えるまで行われ
る。
【0051】なお、フリップフロップ32のリセットに
ついては、ポンプ給水流量がβt/hより小さいことを条
件としているが、これはポンプ給水流量の変動による駆
動信号42のふらつきを防止するためである。
【0052】ポンプ給水流量がαt/h より大きくなる
と、フリップフロップ32がON、フリップフロップ2
7がOFFとなり、論理積素子28の出力がOFFとな
るため、駆動信号42はOFFとなり、駆動信号41は
ONとなる。
【0053】上記駆動信号42がOFFとなり、駆動信
号41がONになると、レート付切替器21はPI演算
器10側に切替えられてPI演算器10のフィードバッ
ク制御が生き、レート付切替器8の出力はある変化率で
−100%から0に向かって増加してポンプ給水流量指
令が漸増し、減算器6の出力が0から増加し、PI演算
器10が出力するポンプ回転数指令が増加し、ポンプ5
5aの給水流量がポンプ55aの給水流量とほヾ等しく
なるまで増加してポンプ台数追加が完了する。
【0054】次に、ポンプ台数減台時について説明す
る。
【0055】この場合、ボイラ側制御装置は、サービス
アウトONの信号を発生するが、ポンプ給水流量はαt/
h より大きいため、論理積素子36は駆動信号43はO
Nとならず、駆動信号41はONのまヽであり、サービ
スインがOFFとなるため、レート付切替器8の出力が
0%から−100%へある変化率で減少する。これに伴
い、減算器6の出力がマイナスとなり、PI演算器10
の出力が減少し、ポンプ回転数が減少し、ポンプ給水流
量が減少していく。
【0056】ポンプ給水流量がγt/h を下回り、更にα
t/h を下回ると、駆動信号41がOFFとなり、駆動信
号43がONとなり、レート付切替器22の出力がある
変化率で減少する。そのため、ポンプ回転数指令は漸減
し、給水ポンプはポンプ給水停止点をスムースに通過
し、ポンプ台数減台が完了する。
【0057】なお、ポンプ給水流量の変動による駆動信
号43のふらつきを防止するため、フリップフロップ3
5のリセットについては、ポンプ給水流量がγt/h より
大きいことを条件としている。
【0058】上記により、図2(b)に示すように従来
の装置において生じていた給水ポンプ追加、減台時の給
水流量の大幅な変動を抑制し、図2(a)に示すように
スムースな給水流量の増減を実現した。
【0059】
【発明の効果】本発明の給水ポンプの給水流量制御装置
は、タービン駆動給水ポンプ回路の出力側に接続されそ
れぞれ第1と第2のSGが設けられた第1と第2のレー
ト付切替器と、ボイラ側制御装置より自動信号とサービ
スイン信号とサービスアウト信号を入力し上記タービン
駆動給水ポンプ回路より給水流量信号を入力して第1、
第2、第3の駆動信号を出力するプログラム回路を備え
たことによって、給水開始点近傍の給水流量が増減する
範囲は所定のプログラムに従って給水ポンプの回転数の
増減が行われるため、従来の装置のように給水流量がハ
ンチングすることがなく、スムースに給水開始点近傍を
通過させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給水流量制御装置の説
明図である。
【図2】給水流量制御装置の作用説明図で、(a)は本
実施例の場合、(b)は従来の装置の場合である。
【図3】給水ポンプ系統の説明図である。
【図4】従来の給水流量制御装置の説明図である。
【図5】給水ポンプの並列運転への移行時の説明図であ
る。
【図6】給水ポンプの特性の説明図である。
【符号の説明】
8 レート付切替器 9 SG 10 PI演算器 19 レート付切替器 20 SG 21、22 レート付切替器 23、24、25 高低モニタ 37、38 SG 40 タービン駆動給水ポンプ回路 41、42、43 駆動信号 45 プログラム回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ側制御装置に設けられ給水流量指
    令を入力しポンプ回転数指令をポンプ側制御装置へ出力
    しフィードバック制御を行うタービン駆動給水ポンプ回
    路を備えた給水流量制御装置において、上記タービン駆
    動給水ポンプ回路が出力するポンプ回転数指令と第1の
    信号発生器の出力を入力して切替え出力する第1のレー
    ト付切替器、同切替器の出力と第2の信号発生器の出力
    を入力してポンプ側制御装置へ切替え出力する第2のレ
    ート付切替器、および上記ボイラ側制御装置が発生する
    自動信号とサービスイン信号とサービスアウト信号を入
    力し上記タービン駆動給水ポンプ回路が出力する給水流
    量信号を入力して上記タービン駆動給水ポンプ回路と第
    1、第2のレート付切替器へそれぞれ第1、第2、第3
    の駆動信号を出力するプログラム回路を備え、ポンプ追
    加時は、第1のレート付切替器によりポンプの回転数を
    増加させて所定の給水流量とした後、タービン駆動給水
    ポンプ回路による自動運転とし、ポンプ減台時には、タ
    ービン駆動給水ポンプ回路により所定の給水流量まで低
    下させた後、第2のレート付切替器によりポンプの回転
    数を低下させて停止することを特徴とする給水ポンプの
    給水流量制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083050A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電システムの制御装置、発電システム、及び発電システムの制御方法
CN113685800A (zh) * 2021-08-12 2021-11-23 杭州意能电力技术有限公司 基于速率自适应的汽动给水泵自动并泵控制系统

Cited By (3)

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CN113685800B (zh) * 2021-08-12 2023-11-14 杭州意能电力技术有限公司 基于速率自适应的汽动给水泵自动并泵控制系统

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