JP5584577B2 - 埋設部材撤去装置 - Google Patents
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Description
また、押し上げ手段は埋設部材の側部を把持しており、埋設部材の直上が空いているため、地盤から押し上げられた埋設部材の上部を切除する必要がない。
したがって、埋設部材の撤去作業を効率よく行うことができる。また、地盤から撤去した埋設部材を有効に再利用することができる。
また、ベース架台の高さを極めて低くすることができ、埋設部材撤去装置を小型化することができるため、製造および運搬作業のコストを低廉化することができる。
本実施形態の埋設部材撤去装置1は、図1に示すように、地盤2に埋設された埋設部材3を撤去するものであり、埋設部材3に押し上げ力を付与する二つの押し上げ手段20,20と、各押し上げ手段20,20を支持するベース架台10と、を備えている。
なお、埋設部材3は、地盤2に埋設される前に、表面に摩擦低減材を貼り付けたり、表面に摩擦低減塗料を塗布したりすることで、埋設部材3と地盤2との間に生じる抵抗力を低減させることが望ましい。
前側の枠部材11bは、左右二つの枠部材11d,11dからなり、左右の枠部材11d,11dの間には、埋設部材3が通過可能な開放領域11eが形成されている。
なお、左右の押し上げ手段20,20は同じ構成であるため、本実施形態では、図1において埋設部材3の右側に配置された押し上げ手段20について詳細に説明し、図1の左側に配置された押し上げ手段20については説明を省略する。
図2に示すように、シリンダ21aの下端部は、右側の枠部材11aの上面において前後方向(図2の上下方向)の中間部に連結されている。また、シリンダ21aの下端部は、枠部材11aに対して、前後方向の軸回りに回動自在に連結されている。これにより、ジャッキ21は、図1および図4に示すように、下端部を回動中心として、ベース架台10に対して左右方向に傾動可能となっている。
本体部22aには、各クランプ溝22c,22c内にピストン(図示せず)を出入させる油圧機構(図示せず)が設けられている。
なお、本体部22aの上部および下部には、フランジ部3aをクランプ溝22c内に案内する複数のガイドローラ22dが設けられている。
したがって、クランプ22は、ロッド21bの上端部を回動中心として、左右方向に傾動自在となっている。
まず、図2に示されたベース架台10を、埋設部材3の後側(図2の下側)で各ガイド部材4,4の上面に載置する。このとき、図1に示すように、左右の位置決め部13,13を各ガイド部材4,4の内側部に当接させることで、各ガイド部材4,4に対してベース架台10を左右方向に位置決めする。また、図2に示された連結部材12は、枠体11の両端部11d,11dから取り外しておく。
このとき、ベース架台10の左右方向の位置は、各ガイド部材4,4に当接した左右の位置決め部13,13(図1参照)によって位置決めされるため、ベース架台10をスムーズに移動させることができる。
また、二つの押し上げ手段20,20は埋設部材3の側部(フランジ部3a,3a)を把持しており、埋設部材3の直上が空いているため、地盤2から押し上げられた埋設部材3の上部を切除する必要がない。
したがって、本実施形態の埋設部材撤去装置1では、埋設部材3の撤去作業を効率よく行うことができるとともに、地盤2から撤去した埋設部材3を有効に再利用することができる。
また、ベース架台10の高さを極めて低くすることができ、埋設部材撤去装置1を小型化することができるため、製造および運搬作業のコストを低廉化することができる。
本実施形態では、図1に示すように、二つの押し上げ手段20,20から埋設部材3に押し上げ力を付与しているが、ベース架台10に設けられる押し上げ手段20の個数は限定されるものではなく、必要な押し上げ力に応じて、一つまたは三つ以上の押し上げ手段20をベース架台10に設けることもできる。
また、図7に示された埋設部材撤去装置1Aでは、本実施形態と同様に、ベース架台10B上に増設架台を取り付けて押し上げ手段を増設することができる。
2 地盤
3 埋設部材
3a フランジ部
4 ガイド部材
10 ベース架台
11 枠体
11e 開放領域
12 連結部材
13 位置決め部
20 押し上げ手段
21 ジャッキ
21a シリンダ
21b ロッド
22 クランプ
22a 本体部
22b 取付部
22c クランプ溝
22d ガイドローラ
Claims (4)
- 地盤に埋設された埋設部材を撤去するための埋設部材撤去装置であって、
前記埋設部材に押し上げ力を付与する押し上げ手段と、
前記押し上げ手段を支持するベース架台と、を備え、
前記押し上げ手段は、
下端部が前記ベース架台に取り付けられ、上下方向に伸縮自在なジャッキと、
前記ジャッキの上端部に取り付けられ、前記埋設部材の側部を把持するクランプと、を有し、
前記クランプには、前記埋設部材の側部が挿通されるクランプ溝が形成されていることを特徴とする埋設部材撤去装置。 - 前記ベース架台には、複数の前記押し上げ手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の埋設部材撤去装置。
- 前記ベース架台は、
前記埋設部材を囲んで配置され、周方向の一部に開放領域が形成された枠体と、
前記開放領域において前記枠体の両端部を連結する連結部材と、を備え、
前記連結部材が前記枠体に着脱自在であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の埋設部材撤去装置。 - 前記ベース架台上には、少なくとも一つの増設架台が取り付けられており、
前記増設架台には、他の前記押し上げ手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の埋設部材撤去装置。
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JP2010227108A JP5584577B2 (ja) | 2010-10-07 | 2010-10-07 | 埋設部材撤去装置 |
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JP2010227108A JP5584577B2 (ja) | 2010-10-07 | 2010-10-07 | 埋設部材撤去装置 |
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