JP5584063B2 - カウルルーバ - Google Patents

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本発明は、車両のフードとフロントガラスの下部との間に配設されるカウルルーバに関する。
一般に、車両のフード(ボンネット)とフロントガラスの下部との間には、カウルルーバが配設されている。カウルルーバは、カウルを覆うことで意匠性を高めたり、フードとカウルとの隙間から雨水等がエンジンルーム内に侵入するのを抑制したりする役割を果たす。
こうしたカウルルーバの中には、フロントガラス側の端部に溝部を設けて該溝部によってフロントガラスの下部を挟み込むようにして組み付けられるものがあるが、このようにすると車両のボディへの組み付け性が低下してしまう(例えば、特許文献1、図6参照)。このため、こうした車両のボディへの組み付け性を向上するべく、フロントガラス側の端部をフロントガラスの下部の上側に重なるようにして組み付けられる形態のカウルルーバも提案されている(例えば、特許文献1、図1参照)。
特開平6−72134号公報
ところで、特許文献1の図1に示されたような形態のカウルルーバにおいては、通常、フード側の端部は固定されているものの、フロントガラス側の端部はフロントガラスの下部の上に載せられているだけで固定されていない。このため、このカウルルーバにおけるフロントガラス近傍部分が、例えばユーザーが手をつくなどして押圧された場合には、カウルルーバのフロントガラス側の端部が反り上がるように変形して、カウルルーバのフロントガラス側の端部とフロントガラスの下部との間に隙間ができてしまうという問題がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、車両のボディへの組み付け性がよく、外力が加わった場合でも取着部とフロントガラスとの間に隙間ができることを抑制することが可能なカウルルーバを提供することにある。
上記の目的を達成するために、カウルルーバに係る請求項1に記載の発明は、車両のフードとフロントガラスの下部との間に配設されるカウルルーバであって、本体部と、前記フロントガラスの下部に対して外側から係合した状態で前記車両のボディに取着可能な取着部とを備え、前記取着部には、該取着部を前記ボディに取着した場合に、該ボディに当接する当接部と、該ボディに係止される係止部とが複数ずつ設けられ、前記当接部及び前記係止部は、前記車両の幅方向に沿って交互に配置されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、車両のフードとフロントガラスの下部との間に配設されるカウルルーバであって、本体部と、前記フロントガラスの下部に対して外側から係合した状態で前記車両のボディに取着可能な取着部とを備え、前記取着部には、該取着部を前記ボディに取着した場合に、該ボディに当接する当接部と、該ボディに係止される係止部とが複数ずつ設けられ、前記各当接部及び前記各係止部は、前記車両の幅方向に沿って互いに等間隔となるように配置されていることを要旨とする。
上記構成によれば、フロントガラスの下部に対して外側から係合した状態で車両のボディに取着可能な取着部を備えているため、車両のボディに取着するための別部品を必要とすることなく該ボディに取着部を取着することができる。したがって、カウルルーバの車両のボディへの組み付け性がよくなる。加えて、取着部を車両のボディに取着した場合に、該ボディに対して当接部が当接するとともに係止部が係止され、且つ当接部及び係止部は車両の幅方向に沿って配置される。このため、本体部におけるフロントガラス近傍部分に外力が加わった場合でも、該本体部がへこんだり反り上がったりすることが抑制されるので、取着部とフロントガラスとの間に隙間ができることを抑制することが可能となる。
さらに、上記構成によれば、本体部におけるフロントガラス近傍部分に外力が加わった場合でも、該本体部がへこんだり反り上がったりすることを効果的に抑制することが可能となる。
とくに、請求項1に記載の発明によれば、本体部におけるフロントガラス近傍部分に外力が加わった場合でも、該本体部がへこんだり反り上がったりすることを、車両の幅方向に沿ってバランスよく抑制することが可能となる。
とくに、請求項2に記載の発明によれば、本体部におけるフロントガラス近傍部分に外力が加わった場合でも、該本体部がへこんだり反り上がったりすることを、車両の幅方向に沿ってより一層バランスよく抑制することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記取着部は、前記本体部とは別で形成された後、該本体部に対して接合されることを要旨とする。
上記構成によれば、取着部を本体部とは異なる方法で形成することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、前記取着部における前記フロントガラスとの接触部分は、該取着部における他の部位よりも軟らかい材料で構成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、フロントガラスに対する取着部の密着性を向上することが可能となる。
本発明によれば、車両のボディへの組み付け性がよく、外力が加わった場合でも取着部とフロントガラスとの間に隙間ができることを抑制することが可能なカウルルーバを提供することができる。
実施形態において、車両の前側部分を示す斜視図。 同車両の要部拡大断面簡略図。 実施形態において、カウルルーバのプロテクタ部がガラス支持板に取着されたときの状態を示す断面簡略図。 図3の4−4線断面図。 図3の5−5線端面図。 (a)は本体部にプロテクタ部を接合する前の状態を示す要部拡大断面図、(b)は本体部にプロテクタ部を接合した後の状態を示す要部拡大断面図。 (a)は車両にカウルルーバを組み付けるときの状態を示す要部拡大断面図、(b)は車両にカウルルーバを組み付けた後の状態を示す要部拡大断面図。 変更例において、車両にカウルルーバを組み付けたときの状態を示す底面模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、車両11は、前方に向かって下降するように傾斜したフロントガラス12と、該フロントガラス12よりも前側の位置であって該フロントガラス12の下端部近傍から前方に向かって略水平に延びるフード(ボンネット)13とを備えている。車両11におけるフロントガラス12の下端部とフード13との間には、カウルルーバ14が配設されている。
カウルルーバ14は、車両11の幅方向に沿って延びるとともにフロントガラス12とフード13とのなす角度に合わせるように一部が湾曲した板状の本体部15と、該本体部15の後端部に取着されるとともに車両11の幅方向に沿って延びる取着部としてのプロテクタ部16とを備えている。
図2に示すように、フロントガラス12は、車両11のボディの一部を構成するとともに該フロントガラス12に沿って延びるガラス支持板18により接続部材17を介して下側から支持されている。また、カウルルーバ14の本体部15の前端部は、フード13の下側において、車両11のボディの一部を構成するとともにエンジンルームERを形成する板金部材19に対してねじ20によって固定されている。一方、カウルルーバ14の後端部に位置するプロテクタ部16は、フロントガラス12の下端部の表面に対して上側(外側)から係合した状態でガラス支持板18に取着されている。
図3〜図5に示すように、プロテクタ部16は、フロントガラス12と平行な矩形板状のベース部21を備えている。ベース部21のフロントガラス12側の端部には、プロテクタ部16における他の部位よりも軟らかい材料で構成されたリップ部22がフロントガラス12と平行に延びるように設けられている。そして、リップ部22は、プロテクタ部16をガラス支持板18に取着した場合に、プロテクタ部16におけるフロントガラス12の下端部の表面に上側から接触する接触部分となる。
ベース部21の本体部15側の端部には、該本体部15のプロテクタ部16側の端部に設けられた嵌合凸部15aと嵌合する嵌合凹部23が設けられている。そして、本体部15とプロテクタ部16とは、嵌合凸部15aを嵌合凹部23に嵌合させた状態で溶着することで接合されている。この場合、本体部15の表面(意匠面)とプロテクタ部16のベース部21の表面(意匠面)とは面一になっている。
プロテクタ部16のベース部21の裏面(非意匠面)、すなわちベース部21におけるガラス支持板18との対向面には、プロテクタ部16をガラス支持板18に取着した場合に、該ガラス支持板18に当接する複数の当接部24と、該ガラス支持板18に係止される複数の係止部25とがベース部21に対して垂直に延設されている。すなわち、各当接部24及び各係止部25は、車両11の幅方向に沿って並ぶとともに、互いに平行となるようにそれぞれガラス支持板18に向かって延びている。
この場合、各当接部24及び各係止部25は、車両11の幅方向に沿って交互に且つ互いに等間隔となるように配置されている。すなわち、各当接部24同士及び各係止部25同士は車両11の幅方向においてそれぞれ互いに等間隔に配置されるとともに、各当接部24と該各当接部24の両隣の各係止部25との間もそれぞれ同じ間隔になっている。
各係止部25は二股に分かれた一対の係止片26をそれぞれ備えるとともに、該各係止片26の先端部における外側には逆三角形状をなす返し部27がそれぞれ形成されている。そして、各返し部27におけるベース部21側の端部には、リップ部22を構成する材料と同じ材料で構成されたクッション部27aが設けられている。
ガラス支持板18におけるプロテクタ部16の各係止部25と対応する位置には、車両11の幅方向に長い長孔18aが該ガラス支持板18を貫通するようにそれぞれ設けられている。そして、プロテクタ部16の各係止部25をガラス支持板18の各長孔18aにそれぞれ押し込むことで、各係止部25の各係止片26の各返し部27が各長孔18aの短手方向の両側に掛止(係止)されるようになっている。
なお、プロテクタ部16の当接部24は、係止部25の先端部を切除することによって形成される。
次に、カウルルーバ14の製造方法について説明する。
さて、カウルルーバ14を製造する場合には、図6(a)に示すように、本体部15を射出成形によって成形するとともに、プロテクタ部16を押出成形によって成形する。すなわち、本体部15とプロテクタ部16とを別々に成形する。
この場合、本体部15及びプロテクタ部16を構成する材料には、オレフィン系の熱可塑性エラストマが用いられている。そして、本体部15と、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27a以外の部分とを構成する熱可塑性エラストマの硬度は、ショアD硬度(JIS規格:K6253−1997)で40度以上(ショアA硬度の約90度以上に相当)に設定することが好ましく、本実施形態ではショアD硬度で48度に設定されている。
一方、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27aを構成する熱可塑性エラストマの硬度は、ショアA硬度(JIS規格:K6253−1997)で60〜80度に設定することが好ましく、本実施形態ではショアA硬度で70度に設定されている。したがって、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27aは、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27a以外の部分や本体部15よりも格段に軟らかくなっている。なお、プロテクタ部16は、リップ部22及びクッション部27aと、これら以外の部位とで構成する材料が異なるため、これら異なる材料を共押出成形することによって成形される。そして、共押出成形されたプロテクタ部16は、ガラス支持板18の仕様に合わせて適宜不要部分を切除することで、各当接部24及び各係止部25がそれぞれ形成される。
続いて、図6(b)に示すように、プロテクタ部16の嵌合凹部23の端部で本体部15の嵌合凸部15aの端部を挟んだ状態で、プロテクタ部16を車両11の幅方向に沿ってスライド移動させるようにして、プロテクタ部16の嵌合凹部23と本体部15の嵌合凸部15aとをこれらの全体にわたって嵌合させる。引き続き、嵌合凸部15aと嵌合凹部23とを超音波溶着によって接合することで、カウルルーバ14が完成する。この場合、本体部15の嵌合凸部15aとプロテクタ部16の嵌合凹部23とは、車両11の幅方向における左右両端部及び中央部の3箇所で超音波溶着される。
次に、車両11のボディへのカウルルーバ14の組み付け方法について説明する。
さて、車両11のボディへカウルルーバ14を組み付ける(取着する)場合には、図7(a)に示すように、まず、プロテクタ部16の各係止部25がガラス支持板18の各長孔18aにあてがわれるようにカウルルーバ14を配置する。続いて、カウルルーバ14におけるフロントガラス12寄りの位置を上側から軽く叩くことで、プロテクタ部16の各係止部25をガラス支持板18の各長孔18aにそれぞれ押し込む。
これにより、各係止部25の各係止片26が互いに近づくように弾性変形しながら各長孔18aにそれぞれ挿入される。すると、図7(b)に示すように、各係止部25の各係止片26が弾性変形前の元の形状に戻ることで、各係止片26の各返し部27が各長孔18aの短手方向の両側に掛止される。このとき、プロテクタ部16の各当接部24は、ガラス支持板18の表面(フロントガラス12側の面)に当接(係合)する。
さらにこのとき、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27aは、フロントガラス12の下端部の上面(外側の面)及びガラス支持板18の裏面(フロントガラス12側の面とは反対側の面)にそれぞれ密着する。その後、図2に示すように、カウルルーバ14(本体部15)の前端部を、エンジンルームERを形成する板金部材19に対してねじ20によって固定することで、車両11のボディへのカウルルーバ14の組み付け作業が完了する。
このように、カウルルーバ14は、プロテクタ部16の各係止部25をガラス支持板18の各長孔18aにそれぞれ押し込んだ後に、本体部15の前端部を板金部材19に対してねじ20によって固定するだけで、車両11のボディに組み付けることができる。すなわち、カウルルーバ14は、別途部品を必要とすることなく、車両11のボディに1人でも容易に組み付けることができる。
そして、カウルルーバ14は、上述のように、各係止部25における各係止片26の各返し部27がガラス支持板18の各長孔18aにそれぞれ掛止されるとともに、各当接部24がガラス支持板18の表面にそれぞれ当接している。このため、カウルルーバ14におけるフロントガラス12近傍部分にユーザーが手をついて押圧力(外力)が加わった場合でも、特にプロテクタ部16がへこんだり反り上がったりすることが抑制されるので、プロテクタ部16のリップ部22とフロントガラス12との間に隙間ができることが抑制される。
また、車両11のボディからカウルルーバ14を取り外す場合には、カウルルーバ14の前端部を板金部材19に固定しているねじ20を取り外した後、プロテクタ部16の各係止部25の各係止片26を、該各係止片26が互いに近づくように工具などで弾性変形させた状態でガラス支持板18の各長孔18aから引き抜けばよい。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)カウルルーバ14は、フロントガラス12の下端部に対して上側(外側)から係合するリップ部22と車両11のガラス支持板18に係止する各係止部25とを有するプロテクタ部16を備えているため、別途部品を必要とすることなく車両11のガラス支持板18に組み付けることができる。したがって、カウルルーバ14の車両11のボディへの組み付け性がよくなる。加えて、カウルルーバ14は、車両11のボディに組み付けた際に、各係止部25の各返し部27がガラス支持板18の各長孔18aにそれぞれ掛止されるとともに、各当接部24がガラス支持板18の表面にそれぞれ当接し、且つ各当接部24及び各係止部25は車両11の幅方向に沿って並んで配置される。このため、カウルルーバ14におけるフロントガラス12近傍部分にユーザーが手をついて押圧力が加わった場合でも、特にプロテクタ部16がへこんだり反り上がったりすることを抑制することができる。したがって、プロテクタ部16のリップ部22とフロントガラス12との間に隙間ができることを抑制することができる。
(2)カウルルーバ14は、プロテクタ部16の各当接部24と各係止部25とが、車両11の幅方向に沿って交互に配置されている。このため、カウルルーバ14におけるフロントガラス12近傍部分にユーザーが手をついて押圧力が加わった場合でも、特にプロテクタ部16がへこんだり反り上がったりすることを車両11の幅方向に沿ってバランスよく抑制することができる。
(3)カウルルーバ14は、プロテクタ部16の各当接部24と各係止部25とが、車両11の幅方向に沿ってそれぞれ互いに等間隔となるように配置されている。このため、カウルルーバ14におけるフロントガラス12近傍部分にユーザーが手をついて押圧力が加わった場合でも、特にプロテクタ部16がへこんだり反り上がったりすることを車両11の幅方向に沿ってより一層バランスよく抑制することができる。
(4)カウルルーバ14において、プロテクタ部16は、本体部15とは別で形成された後、該本体部15に対して接合される。このため、プロテクタ部16を押出成形によって成形する一方、本体部15を射出成形によって成形することができる。すなわち、プロテクタ部16と本体部15とを異なる方法で別々に形成することができる。したがって、プロテクタ部16及び本体部15のいずれか一方を設計変更しても、他方は設計変更せずにそのまま使用することができる。
(5)カウルルーバ14のプロテクタ部16における車両11のボディとの接触部分となるリップ部22及びクッション部27aは、プロテクタ部16におけるリップ部22及びクッション部27a以外の部分や本体部15よりも軟らかい材料で構成されている。したがって、車両11のボディが振動した場合でも、該振動をリップ部22及びクッション部27aによって吸収することができるので、リップ部22及びクッション部27aと、フロントガラス12及びガラス支持板18との間で、それぞれ振動による異音が発生することを抑制することができる。加えて、リップ部22のフロントガラス12に対する密着性を向上することができるので、リップ部22とフロントガラス12との間から雨水などが浸入することを抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図8に示すように、ガラス支持板18におけるプロテクタ部16と対向する部分に切欠部28が形成されている場合には、各係止部25の一部(ここでは2つ)を切欠部28における車両11の幅方向の両側部に接触させるようにしてもよい。このようにすれば、車両11の幅方向においてカウルルーバ14を位置決めすることができる。
・プロテクタ部16は、リップ部22及びクッション部27aを含む全体を、本体部15を構成する材料と同じ材料で構成してもよい。すなわち、カウルルーバ14は、全体を1種類の材料で構成するようにしてもよい。
・カウルルーバ14は、本体部15とプロテクタ部16とを一体に形成してもよい。すなわち、カウルルーバ14は、全体を射出成形によって成形するようにしてもよい。このようにすれば、部品点数を減らすことができるので、製品のコストダウンに寄与することができる。加えて各係止部25を断面視円形にすることができるので、ガラス支持板18の各長孔18aも円形のものに変更することができる。このため、カウルルーバ14の車両11の幅方向における位置決めを精度よく行うことができる。
また、この場合、カウルルーバ14は、多色射出成形により、プロテクタ部16のリップ部22及びクッション部27aを該カウルルーバ14における他の部位よりも軟らかい材料で構成するようにしてもよい。
・カウルルーバ14におけるプロテクタ部16の各当接部24及び各係止部25は、必ずしも車両11の幅方向に沿って等間隔に配置する必要はない。
・カウルルーバ14におけるプロテクタ部16の各当接部24及び各係止部25は、必ずしも車両11の幅方向に沿って交互に配置する必要はない。
・カウルルーバ14は、プロテクタ部16の当接部24及び係止部25を、車両11の幅方向に沿って1つずつ並んで配置してもよい。
・カウルルーバ14におけるプロテクタ部16の各当接部24及び各係止部25は、必ずしも二股に形成する必要はない。
・カウルルーバ14は、本体部15とプロテクタ部16とを、接着剤によって接合してもよいし、両面粘着テープによって接合してもよい。
・カウルルーバ14におけるプロテクタ部16のベース部21の表面(意匠面)に特殊ポリオレフィンからなる光沢層を形成してもよい。このようにすれば、カウルルーバ14の意匠性を向上することができる。この光沢層は、プロテクタ部16の押出成形時に特殊ポリオレフィンコート材を共押出成形で追加することにより形成される。
11…車両、12…フロントガラス、13…フード、14…カウルルーバ、15…本体部、16…取着部としてのプロテクタ部、18…ボディの一部を構成するガラス支持板、19…車両のボディの一部を構成する板金部材、22…接触部分としてのリップ部、24…当接部、25…係止部、27a…接触部分としてのクッション部。

Claims (4)

  1. 車両のフードとフロントガラスの下部との間に配設されるカウルルーバであって、
    本体部と、前記フロントガラスの下部に対して外側から係合した状態で前記車両のボディに取着可能な取着部とを備え、
    前記取着部には、該取着部を前記ボディに取着した場合に、該ボディに当接する当接部と、該ボディに係止される係止部とが複数ずつ設けられ、
    前記当接部及び前記係止部は、前記車両の幅方向に沿って交互に配置されていることを特徴とするカウルルーバ。
  2. 車両のフードとフロントガラスの下部との間に配設されるカウルルーバであって、
    本体部と、前記フロントガラスの下部に対して外側から係合した状態で前記車両のボディに取着可能な取着部とを備え、
    前記取着部には、該取着部を前記ボディに取着した場合に、該ボディに当接する当接部と、該ボディに係止される係止部とが複数ずつ設けられ、
    前記各当接部及び前記各係止部は、前記車両の幅方向に沿って互いに等間隔となるように配置されていることを特徴とするカウルルーバ。
  3. 前記取着部は、前記本体部とは別で形成された後、該本体部に対して接合されることを特徴とする請求項1又は2に記載のカウルルーバ。
  4. 前記取着部における前記フロントガラスとの接触部分は、該取着部における他の部位よりも軟らかい材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載のカウルルーバ。
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