JP3850813B2 - バンパスポイラ、及びその取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のフロントバンパに取付けられて、車両が走行するときの空気抵抗を減少させ、これにより車両の燃費を向上させるバンパスポイラ、及びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のフロントバンパ(以下、「バンパ」と略称することもある)にバンパスポイラ(以下、「スポイラ」と略称することもある)を取付ける構造の一つとして、前記バンパの前面に開口した取付溝を車両の幅方向に設けておいて、バンパスポイラの上端部の背面側に後方に向けて突出された取付基部を差し込んで取付けるものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−118518号公報
【0004】
しかし、車両の購買者には、嗜好の観点からバンパスポイラが装着されていない車両を望む者がある。この場合には、バンパスポイラを取付けていない車両では、フロントバンパの前面に車両の幅方向に形成されたスポイラの取付溝が目視されてしまい、違和感を与えることがある。
【0005】
このため、バンパスポイラの取付けを前提としたバンパと、その取付けを前提としないバンパとの二種類を製造して使用すれば上記問題は解決される。しかし、上記複数種類のバンパの製造のためには、バンパの成形型の数が複数個必要となるのみならず、複数種類の部品(バンパ)や、バンパのみ異なる複数種類の車両が存在することとなって、これらを管理する業務も煩雑となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題点に鑑み、一種類のバンパでバンパスポイラを取付けない車両でも違和感を与えず、バンパスポイラを取付ける車両では簡単に取付けられるバンパスポイラ、及びその取付構造の提供を課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、車両のフロントバンパの下端に沿って取付けられる長尺のバンパスポイラの取付構造であって、前記バンパスポイラは、バンパに隣接してバンパの底壁部よりも後方に配置され、バンパの底壁部の下側に延長する前縁板部とその先端に一体に形成されて前記バンパの底壁部下面に当接する起立フランジ部とを有するアンダーガードに、車両の幅方向に沿って所定間隔を保って形成された第1及び第2の各取付孔の位置で取付けられた状態でほぼ上下方向に配置されるスポイラ本体部と、ほぼ板状をなしていて前記スポイラ本体部の前面から車両前方に突出する取付基部とを備え、前記スポイラ本体部は軟質で弾性に富む材料から、前記取付基部はスポイラ本体部よりも硬質で剛性に富む材料からそれぞれ形成されて、前記スポイラ本体部と取付基部はスポイラ本体部の前面側又はその近傍で一体に接合され、前記取付基部には、部分的な除去により残余の部分で第1及び第2の各取付部がバンパスポイラの長手方向に沿って前記各取付孔に対応して所定間隔を保って形成され、前記第1取付部は、前記アンダーガードの第1取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれ、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設されて、前記第1取付孔に弾発係止することによりアンダーガードに仮固定され、前記第2取付部は、前記アンダーガードの第2取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれて、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設され、バンパの底壁部の前記第2取付孔近傍の取付具挿入孔に挿入された取付具によって本固着されることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明によれば、バンパスポイラの仮固定用の第1取付部をアンダーガードの後方側から前方に向けてアンダーガードの第1取付孔に差し込んで、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入して車両の前側に突設させることにより、前記第1取付孔に弾発係止されて仮固定した状態で、アンダーガードの第2取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれたバンパスポイラの第2取付部は、前記第1取付部と同様にして取付部挿入空間に挿入されて、バンパの底壁部における前記第2取付部近傍の取付具挿入孔に挿入された取付具によって本固着される。このため、前面に開口した取付溝をフロントバンパに形成しなくても、バンパとアンダーガードとの組み合わせによって、バンパにバンパスポイラが取付けられる。よって、フロントバンパにバンパスポイラを取付ける車両の場合には、バンパに取付溝を形成しなくても、バンパとアンダーガードとの組み合わせによってバンパにバンパスポイラを簡単に取付けられる。また、フロントバンパにバンパスポイラを取付けない車両の場合には、バンパの前面に取付溝が形成されないので、フロントバンパの外観が悪くなって、違和感を与えることがない。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記バンパスポイラの第2取付部は、バンパの底壁部とアンダーガードの前縁板部との間で挟まれた状態で前記取付具により本固着されることを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明によれば、バンパスポイラの第1及び第2の各取付部がバンパの底壁部とアンダーガードの前縁板部との間に挟まれて固着されるので、安定した取付構造となる。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、アンダーガードの前縁板部は、アンダーガードの本体部から下側に向けて形成された段差壁部を介してアンダーガードの本体部一体に形成され、前記段差壁部に第1及び第2の各取付孔が形成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明によれば、アンダーガードの前縁板部は、アンダーガードの本体部から下側に向けて形成された段差壁部を介して一体に形成されているために、バンパスポイラの取付状態において、アンダーガードの前縁板部がバンパの底壁部とほぼ平行となる。このため、バンパスポイラの第1及び第2の各取付部は、その全面でアンダーガードの前縁板部とバンパの底壁部との間で挟まれることとなって、バンパスポイラがバンパに一層しっかりと取付けられる。
【0013】
また、請求項4の発明は、車両のフロントバンパの下端に沿って取付可能な長尺のバンパスポイラであって、バンパに隣接してバンパの底壁部よりも後方に配置され、バンパの底壁部の下側に延長する前縁板部とその先端に一体に形成されて前記バンパの底壁部下面に当接する起立フランジ部とを有するアンダーガードに、車両の幅方向に沿って所定間隔を保って形成された第1及び第2の各取付孔の位置で取付けられたときにほぼ上下方向に配置されるスポイラ本体部と、ほぼ板状をなしていて前記スポイラ本体部の前面から車両前方に突出する取付基部とを備え、前記スポイラ本体部は軟質で弾性に富む材料から、前記取付基部はスポイラ本体部よりも硬質で剛性に富む材料からそれぞれ形成されて、前記スポイラ本体部と取付基部はスポイラ本体部の前面側又はその近傍で一体に接合され、前記取付基部には、部分的な除去により残余の部分で第1及び第2の各取付部がバンパスポイラの長手方向に沿って前記各取付孔に対応して所定間隔を保って形成され、前記第1取付部は、前記アンダーガードの第1取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれ、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設されて、前記第1取付孔に弾発係止することによりアンダーガードに仮固定可能とされ、前記第2取付部は、前記アンダーガードの第2取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれて、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設され、バンパの底壁部の前記第2取付孔近傍の取付具挿入孔に挿入された取付具によって本固着可能とされることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明によれば、フロントバンパの前面に開口した取付溝を形成しなくても、アンダーガードとの組み合わせによって、フロントバンパに対して確実に取付けることが可能なバンパスポイラを提供できる。
【0015】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、バンパスポイラの本体部と取付基部とは一体に共押出成形され、取付基部の厚さを超える長さを有する溶着部で接合されていることを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明によれば、バンパスポイラの本体部と取付基部とは、取付基部の板厚よりも長い寸法で接合されているので、両部の接合面積が増えて接合強度が大きくなり、車両走行中にスポイラ本体部が受ける空気の抵抗(スポイラ本体部と取付基部とを引き剥がそうとする力)が作用しても、これに抗することができて、バンパスポイラの接合状態が長期に亘り安定する。
【0017】
また、請求項6の発明は、請求項4又は5のいずれかの発明において、バンパスポイラの本体部の背面側の上端には、弾性変形してアンダーガードの下面に弾接可能なシールド片が斜後上方に向けて突出して形成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項6の発明によれば、バンパスポイラは、その取付状態において、スポイラ本体部の上端部の背面側に一体に形成されたシールド片がアンダーガードの下面に弾接するので、アンダーガードの成形寸法誤差、取付位置誤差を効果的に吸収して、アンダーガードにバンパスポイラが取付けられる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るバンパスポイラSが取付けられた車両の前部の左側面図であり、図2は、バンパスポイラS、及びアンダーガードGの左半分の分離状態を示す斜視図であり、図3は、バンパスポイラSの左半分の斜視図であり、図4ないし図6は、それぞれフロントバンパBにバンパスポイラSを取付けた状態における図2のX1 −X1 線、X2 −X2 線、及びX3 −X3 線の断面図であり、図7は、図4における一部を破断したY矢視図である。最初にフロントバンパBの取付部分との関係でバンパスポイラSについて説明し、その後にフロントバンパBにバンパスポイラSを取付ける構造について説明する。
【0020】
図2ないし図7に示されるように、バンパスポイラSは、正面の幅方向の中心線L0 に対して左右対称な長尺形状であって、アンダーガードGを介してフロントバンパBの底壁部1に取付けられた状態でほぼ上下方向に沿って配置される帯板状をしたスポイラ本体部10と、ほぼ板状をなして前記スポイラ本体部10の上端部前面から車両前方に突出する取付基部20とで構成されている。スポイラ本体部10は、車両走行時の空気の流れをスムーズにして空気抵抗を小さくするために、横断面視において前面が緩やかな凸面となるようにスポイラSの幅方向(取付状態で上下方向)に沿って湾曲されている。スポイラ本体部10は、取付基部20よりも軟質で弾性変形容易な材料、例えば、軟質のTPE樹脂(好ましくはJIS K7215によるデュロメータ硬さがHSA70°以下)等で成形され、取付基部20は、前記本体部10よりも硬質で剛性を有する弾性変形可能な合成樹脂材料、例えば、PP樹脂、硬質のTPE樹脂(好ましくはJIS K7215によるデュロメータ硬さHSD50°以上)等で成形され、両部の接合部31(図4ないし図6参照)は、両部の共押出成形時において、溶着により一体複合化されてその接合強度が高まっていることが好ましい。前述のTPE(熱可塑性エラストマー)の材質は特に限定されるものではなく、例えば、ビニル系TPE、オレフィン系TPE(以下、単に「TPO」と称する)、スチレン系TPE等が適用可能であるが、軽量化、環境保護の観点からTPOを使用することが好ましい。また、スポイラSの本体部10及び取付基部20をそれぞれTPOで成形すると、スポイラSが不要になって焼却廃棄処分される際においても、有毒ガスも発生しない利点もある。更に、TPE以外の材料としては、本体部10としては軟質のEPDM、取付基部20としては硬質のEPDMも好ましい材料の一つである。
【0021】
バンパスポイラSは、フロントバンパBに対して車両の前後方向に隣接して、フロントバンパBの底壁部1よりも車両後方に配置されるアンダーガードGを介して前記底壁部1に取付けられるので、このアンダーガードGについて簡単に説明する。アンダーガードGは、左右(車両の幅方向)の中心線L0 に対して左右対称な形状をなし、その両端部はフロントバンパBの形状に倣って車両後方に向けて湾曲されていると共に、全長は前記バンパスポイラSよりも僅かに長くなっている。また、アンダーガードGは、フロントバンパBの底壁部1の後方に配置されるアンダーガード本体部41と、該アンダーガード本体部41の前縁に下方に向けて一体に形成された段差壁部42を介して前記アンダーガード本体部41の前方に一体に形成された前縁板部43とで構成される。前縁板部43の先端には、フロントバンパBの底壁部1の下面に当接する起立フランジ部44が一体に形成され、前縁板部43がフロントバンパBの底壁部1の下方に配置されて、起立フランジ部44の上端面がフロントバンパBの底壁部1の下面に当接した状態で、フロントバンパBの底壁部1とアンダーガードGの前縁板部43との間には、バンパスポイラSの取付基部20に一体に形成された後述の第1及び第2の各取付部22,23を挿入する取付部挿入空間45が形成される。また、アンダーガードGの段差壁部42には、バンパスポイラSの第1及び第2の各取付部22,23を背面側から差し込んで前面側に突出させるための第1及び第2の各取付孔46,47がそれぞれ形成されている。また、前縁板部43における各第2取付孔47の前方に位置する部分には、後述のクリップCを差し込むためのクリップ差込孔48がそれぞれ形成されている。また、前縁板部43における左右の中心線L0 に対して左右対称の部分には、バンパBの底壁部1の下面に直接に当接する一対の当接部49が他の部分よりも上方に突出して厚肉に形成され、各当接部49には、バンパBに対してアンダーガードGを固定するための固定具の差込孔51が設けられている。なお、アンダーガード本体部41の両端部を除く後方部分に上方に隆起して設けられている部分は、全体剛性を高めるための補強部52である。
【0022】
また、バンパスポイラSの取付基部20は、前記スポイラ本体部10の上端部前面から車両前方Pに向けて全長に亘って設けられた共通取付部21と、該共通取付部21に車両前方Pに向けて一体に形成されて、その長手方向に沿って所定間隔をおいて設けられた仮固定用の第1取付部22及び本固着用の第2取付部23とで構成される。実施形態では、バンパスポイラSの左右の中心線L0 の部分に形成された第1取付部22の両側にそれぞれ別の第1取付部22が形成されている。即ち、バンパスポイラSの長手方向のほぼ中央部には、3個の第1取付部22が所定間隔を保って形成され、前記3個の第1取付部22の両側とバンパスポイラSの両端部とには、それぞれ第2取付部23が形成され、更にそれらの両端側の2個の第2取付部23の間には、それぞれ2個の第1取付部22が形成されている。即ち、バンパスポイラSには、7個の第1取付部22と4個の第2取付部23とが形成されている。バンパスポイラSの両端に形成された第1取付部22と第2取付部23の間隔は、フロントバンパBに対する仮固定、及び本固着を確実にするために、他の第1取付部22と第2取付部23との間隔、及び隣接する第1取付部22同士の間隔に比較して狭くなっている。
【0023】
ここで、仮固定用の複数の第1取付部22と本固着用の複数の第2取付部23との配置形態は、上記実施形態のものに限られず、バンパスポイラSをアンダーガードGを介してフロントバンパBに仮固定した後に本固着する際に、バンパBに対してバンパスポイラSが位置ずれすることなく本固着できれば、複数の第1及び第2の各取付部22,23の配置は種々選択できる。
【0024】
また、図7に示されるように、スポイラSの取付基部20に設けられた前記第1取付部22は、スポイラSの長手方向での弾性変形により互いに接近・離反可能な一対の弾性片22aとその根元の根元部22cとで構成されて、該一対の弾性片22aの間に弾性変形を可能にするための変形許容空間部22bが形成されている。また、第1取付部22の根元部22cの幅W1 は、アンダーガードGの第1取付孔46の幅W0 よりも僅かに小さくなっており、前記一対の弾性片22aの中間部の最大幅W2 は、前記第1取付孔46の幅W0 よりも大きくなっており、更に、前記一対の弾性片22aの先端部の幅W3 は、前記第1取付孔46の幅W0 と同等か、或いはこれよりも僅かに小さくなっている。この第1取付部22は、アンダーガードGの第1取付孔46に差し込まれて、一対の弾性片22aの基端部が前記第1取付孔46の前面側(車両の前側)の縁に弾発係止することにより、バンパBに対してスポイラSを取付ける際の仮固定(仮取付け)として機能する。なお、図7において、1aは、バンパBの底壁部1の後端面を示す。
【0025】
また、図2、図3及び図8に示されるように、前記第2取付部23は、基端から先端に向けて(車両前方Pに向けて)、その幅が徐々に狭くなった略ベロ形状をしていて、その中央部には、後述のクリップCの拡径軸部Caを差し込んで、該拡径軸部Caを拡径させることにより、前記拡径軸部Caの外周面をフロントバンパBの底壁部1のクリップ差込孔2の内周面に押圧固定させるための長手方向に僅かに長円状のクリップ差込孔23aが設けられている。略ベロ形状をした第2取付部23は、アンダーガードGの第2取付孔47に差し込まれて、前記クリップC及びアンダーガードGを介してバンパBにスポイラSを本固着するのに使用される。また、図2に示されるように、アンダーガードGの第2取付孔47の幅W12は、バンパスポイラSの第2取付部23を余裕を有して差込み可能なように、第2取付部23の基端部の幅W11よりも広く形成されている。
【0026】
また、図5に示されるように、アンダーガードGの前縁板部43は、第2取付孔47の部分において部分的に後方に延設された延設部53が形成されていて、該延設部53の上面53aは、車両後方に向けて低くなるような傾斜面となっている。一方、スポイラSの取付基部20を構成する共通取付部21の下面には、該共通取付部21をアンダーガードGの段差壁部42の後端面42aに当接させた状態(図6参照)において、アンダーガードGの前記延設部53の上面53aに弾接する弾性リップ24が車両の斜後下方に向けて長手方向の全長に亘って形成されている。この弾性リップ24は取付基部20の部分に一体に形成されているが、その材質は、取付基部20よりも軟質のスポイラ本体部10と同一の材料で形成されているために弾性変形容易である。また、スポイラSの取付基部20を構成する共通取付部21には、温度変化による伸縮を防止するためのテープ状の芯材25が、板厚方向が車両の前後方向を向いてその全長に亘って埋設されている。この芯材25は、前記スポイラ本体部10及び取付基部20の各材質よりも剛性が高くて、しかも伸縮性の小さい材質、例えば、スチールストリップ(金属帯板)等を使用することが好ましい。
【0027】
また、スポイラ本体部10は、その前面側がスポイラSの幅方向に(横断面視において前面側が)僅かに凸曲面となるように湾曲されていて、スポイラ本体部10の背面側の上端部には、アンダーガードGの本体部41の下面に弾接可能なシールド片11が車両の斜後上方に向けて一体に形成されている。シールド片11は、スポイラ本体部10と同じ材質で形成されている。また、スポイラ本体部10の前面における下端から略中央に至る部分には、スポイラSの幅方向(取付状態では、上下方向)に沿ったスジ12がスポイラSの長手方向全長に亘って所定の間隔をおいて多数形成されている。このスジ12(図9及び図10参照)を設けたのは、車両の移動中において、スポイラ本体部10の下部は、路面、或いは路面上の突起等に接触することがある。仮に前記突起等にスポイラ本体部10が接触して擦り傷が発生しても、このスポイラ本体部10の擦り傷の発生方向と同一となるように予め形成されたスジ12によって、発生した擦り傷が目立たないようにして、スポイラSの装飾性の低下を防止するためである。
【0028】
次に、上記したスポイラSの製造方法について簡単に説明する。図8は、スポイラSの左側の端部の平面図であり、図9は、中間製品状態のスポイラS’の一部の斜視図であり、図10は、製品状態のスポイラSの一部の斜視図である。まず、図9に示される中間品状態のスポイラS’を押出成形により連続成形する。この中間品状態のスポイラS’は、製品となった場合と同一形状の略帯板状のスポイラ本体部10と、車両の取付状態で前記スポイラ本体部10の上端部に車両前方Pに向けて一体成形された同じく板状をした取付基部成形予定部20’とが、それぞれ上記した異なる樹脂を用いて複合押出成形(「共押出成形」とも称される)されたものである。互いに相溶性を有する上記の異なる各樹脂で成形されるスポイラ本体部10と取付基部成形予定部20’との接合部31は、その押出成形時において一体複合化されるために、両樹脂の接合部の強度が高められる。前記接合部31は、取付基部20の厚さを超えるスポイラSの幅方向の長さを有しているために、製品であるスポイラSとなった状態で、スポイラ本体部10と取付基部20との接合面積が増えて接合強度が大きくなり、車両走行中にスポイラ本体部10が受ける空気の抵抗が作用しても、バンパスポイラSの接合状態が長期に亘り安定する。なお、取付基部成形予定部20’におけるスポイラ本体部10との接合部に近い部分には、芯材25が全長に亘って埋設された状態で押し出される。
【0029】
また、図4で2点鎖線で示されるように、スポイラ本体部10の略上半部の前面側を取付基部20と同一材料で成形すると、スポイラ本体部10と取付基部20との接合部31’のスポイラSの幅方向の長さは、取付基部20の厚さに比較して一層長くなる。これにより、スポイラ本体部10と取付基部20との接合面積が更に大きくなって両部10,20の接合強度が更に高められる。
【0030】
また、中間品状態のスポイラS’の表面側の下端部には、押出成形と同時にスポイラSの幅方向に伸びるスジ12が長手方向の全長に亘って多数形成される。このスジ12の成形方法としては、押出成形型の直後に、全周に所定間隔の凹凸条が回転方向と直交する方向に伸びるように形成された転写ローラを配置しておき、連続して押し出される中間品状態のスポイラS’のスポイラ本体部10に対して前記転写ローラを回転させながら押圧させることにより、容易に成形できる。
【0031】
次に、プレスのブランク型を使用して、所定の長さに切断した中間品状態のスポイラS’の取付基部成形予定部20’を所定形状にブランク(打抜き加工)して、その残余の部分によって、共通取付部21並びに第1及び第2の各取付部22,23を形成する。即ち、ブランクの形状は、図8に示されるように、取付基部20のスポイラ本体部10の側が全長に亘って所定幅だけ残って、芯材25が埋設された共通取付部21となり、更に共通取付部21から車両前方Pに向けて連続一体に伸びる部分が、長手方向に沿って所定間隔を保持した状態で前記車両前方Pに突出する第1及び第2の各取付部22,23となって残される。なお、図10に示されるように、スポイラ本体部10の長手方向両端部における上下方向の中央よりも下側の部分は、面取りされて切除される。
【0032】
前記共通取付部21は、スポイラSの長手方向に連続していて、その内部に、スポイラ本体部10及び取付基部20の成形材料よりも伸縮性の少ないスチールストリップ等から成る板状の芯材25が埋設されている。この実施形態では、ストリップ状の芯材25は、その幅方向の面がスポイラ本体部10とほぼ平行となるように埋設されていて、芯材25の面方向の曲がり(バンパBにスポイラSを取付けた状態で、水平面方向への曲がり)は許容するが、その厚さ方向の曲がり(同様の状態で垂直面方向への曲がり)は阻止することになる。このため、スポイラSの取付状態において、該スポイラSは、水平面方向においては、バンパBの形状に対応して曲げられるが、垂直面方向においては、曲げにくい構造となる。これにより、バンパBが両サイド部で曲率半径の小さいコーナー部を有するものであっても、スポイラSは上記コーナー部の曲りに良く追従して曲げられた状態で取付けることができる。なお、芯材は上記形状に限られず、断面円形のもの等種々のものが使用でき、材質も金属の他に硬質樹脂等も使用可能である。
【0033】
引き続いて、フロントバンパBにバンパスポイラSを取付ける順序について説明する。まず、図2に示されるように、アンダーガードGの後方にバンパスポイラSを配置しておいて、アンダーガードGの第1及び第2の各取付孔46,47の背面側から、バンパスポイラSの第1及び第2の各取付部22,23を差し込むと、図7に示されるように、バンパスポイラSの第1取付部22を構成する一対の弾性片22aの基端部がアンダーガードGの第1取付孔46の前面側の両縁に弾発係止される。これにより、バンパスポイラSは、アンダーガードGに対して複数の第1取付部22の部分で仮固定されて、両者はユニット状に仮組みされる。また、バンパスポイラSの第2取付部23は、アンダーガードGの前縁板部43の上面側に配置されて、バンパスポイラSの第2取付部23のクリップ差込孔23aとアンダーガードGの前縁板部43のクリップ差込孔48とが合致している。
【0034】
アンダーガードGにバンパスポイラSが仮固定されてユニット状となったものを車両の組立ラインに搬送して、該組立ラインにおいて流れる車両のエンジンルームの下面に取付ける。この作業のときに、アンダーガードGの前縁板部43及びバンパスポイラSの第1及び第2の各取付部22,23をフロントバンパBの底壁部1の下面に位置させて、バンパスポイラSの第2取付部23がアンダーガードGの前縁板部43とフロントバンパBの底壁部1との間で挟まれた状態にする。
【0035】
上記の状態で、アンダーガードGの前縁板部43とバンパスポイラSの第2取付部23とフロントバンパBの底壁部1とにそれぞれ設けられた各クリップ差込孔48,23a,2を合致させて、アンダーガードGの前縁板部43の下方から各クリップ差込孔48,23a,2にクリップCの拡径軸部Caを差し込んで挿通した後に、その拡径軸部Caを拡径させると、図5に示されるように、拡径された拡径軸部Caは、フロントバンパBの底壁部1に形成されたクリップ差込孔2の内周面に押圧されて強固に固定される。また、アンダーガードGの前縁板部43の長手方向の中央部においても、当該部分に形成された一対の差込孔51に別のクリップを下方から差し込んで、アンダーガードGの長手方向の中央部をフロントバンパBの底壁部1に固着する。これにより、バンパスポイラSは、複数のクリップ及びアンダーガードGを介してフロントバンパBの底壁部1に強固に本固着されて、バンパBに対するスポイラSの取付けは完了する。なお、図1において、Dは、バンパBの前端からのスポイラ本体部10の後退距離を示し、L1 及びL2 は、それぞれバンパBの下縁とスポイラ本体部10の下縁とを結ぶ線、及びバンパBの下縁とタイヤTの下縁との接線を示し、スポイラ本体部10の位置でL1 はL2 よりも下方にある。また、図4ないし図6において3は、フロントバンパBの前壁部を示す。
【0036】
このようにして、フロントバンパBに取付溝を設けることなくバンパスポイラSが本固着されると、図4ないし図6に示されるように、スポイラ本体部10の上端部背面側に斜後上方に向けて形成されたシールド片11は、バンパスポイラSの全長に亘ってアンダーガードGの本体部41の下面に弾接する。このように、バンパスポイラSは、その取付状態において、取付基部20の上面はアンダーガードGの本体部41の下面に非接触となって、前記シールド片11がアンダーガードGの本体部41の下面に弾接するので、アンダーガードGの成形寸法誤差、取付位置誤差を効果的に吸収して、アンダーガードGにバンパスポイラSをしっかりと取付けられる。また、バンパスポイラSの背面側において、バンパスポイラSとアンダーガードGとの隙間がなくなって、車両走行中においてがたつき等の発生が防止される。
【0037】
また、図5に示されるように、バンパスポイラSの各第2取付部23の部分においては、取付基部20の下面にバンパスポイラSの全長に亘って斜後下方に向けて形成された弾性リップ24が、アンダーガードGの延設部53の上面53aに部分的に弾接する。これにより、バンパスポイラSは、弾性リップ24の復元力により上方に押圧されると同時に、前記シールド片11の復元力により下方に押圧され、方向が逆の前記両押圧力が作用し合って、バンパスポイラSの共通取付部21は弾性的に強固に支持される。この結果、バンパスポイラSは、安定した取付状態となる。
【0038】
一方、フロントバンパBにバンパスポイラSを取付けない車両の場合には、フロントバンパBには、バンパスポイラSを取付けるための取付溝が車両前方の車幅方向に形成されていないので、フロントバンパBの外観が悪くなって、違和感を与えることもない。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、一種類のバンパでバンパスポイラを取付けない車両でも違和感を与えず、バンパスポイラを取付ける車両では簡単に取付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバンパスポイラSが取付けられた車両の前部の左側面図である。
【図2】 バンパスポイラS及びアンダーガードGの左半分の分離状態を示す斜視図である。
【図3】 バンパスポイラSの左半分の斜視図である。
【図4】 フロントバンパBにバンパスポイラSを取付けた状態における図2のX1 −X1 線断面図である。
【図5】 フロントバンパBにバンパスポイラSを取付けた状態における図2のX2 −X2 線断面図である。
【図6】 フロントバンパBにバンパスポイラSを取付けた状態における図2のX3 −X3 線断面図である。
【図7】 図4における一部を破断したY矢視図である。
【図8】 スポイラSの左側の端部の平面図である。
【図9】 中間製品状態のスポイラS’の一部の斜視図である。
【図10】 製品状態のスポイラSの一部の斜視図である。
【符号の説明】
B:フロントバンパ
C:クリップ(取付具)
G:アンダーガード
P:車両前方
S:バンパスポイラ
1:フロントバンパの底壁部
10:スポイラ本体部
11:シールド片
20:取付基部
22:第1取付部
23:第2取付部
23a:クリップ差込孔
31:接合部
41:アンダーガードの本体部
42:アンダーガードの段差壁部
43:アンダーガードの前縁板部
44:起立フランジ部
45:取付部挿入空間
46:第1取付孔
47:第2取付孔
Claims (6)
- 車両のフロントバンパの下端に沿って取付けられる長尺のバンパスポイラの取付構造であって、
前記バンパスポイラは、バンパに隣接してバンパの底壁部よりも後方に配置され、バンパの底壁部の下側に延長する前縁板部とその先端に一体に形成されて前記バンパの底壁部下面に当接する起立フランジ部とを有するアンダーガードに、車両の幅方向に沿って所定間隔を保って形成された第1及び第2の各取付孔の位置で取付けられた状態でほぼ上下方向に配置されるスポイラ本体部と、ほぼ板状をなしていて前記スポイラ本体部の前面から車両前方に突出する取付基部とを備え、
前記スポイラ本体部は軟質で弾性に富む材料から、前記取付基部はスポイラ本体部よりも硬質で剛性に富む材料からそれぞれ形成されて、前記スポイラ本体部と取付基部はスポイラ本体部の前面側又はその近傍で一体に接合され、
前記取付基部には、部分的な除去により残余の部分で第1及び第2の各取付部がバンパスポイラの長手方向に沿って前記各取付孔に対応して所定間隔を保って形成され、
前記第1取付部は、前記アンダーガードの第1取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれ、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設されて、前記第1取付孔に弾発係止することによりアンダーガードに仮固定され、
前記第2取付部は、前記アンダーガードの第2取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれて、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設され、バンパの底壁部の前記第2取付孔近傍の取付具挿入孔に挿入された取付具によって本固着されることを特徴とするバンパスポイラの取付構造。 - 前記バンパスポイラの第2取付部は、バンパの底壁部とアンダーガードの前縁板部との間で挟まれた状態で前記取付具により本固着されることを特徴とする請求項1に記載のバンパスポイラの取付構造。
- 前記アンダーガードの前縁板部は、アンダーガードの本体部から下側に向けて形成された段差壁部を介してアンダーガードの本体部に一体に形成され、前記段差壁部に第1及び第2の各取付孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のバンパスポイラの取付構造。
- 車両のフロントバンパの下端に沿って取付可能な長尺のバンパスポイラであって、
バンパに隣接してバンパの底壁部よりも後方に配置され、バンパの底壁部の下側に延長する前縁板部とその先端に一体に形成されて前記バンパの底壁部下面に当接する起立フランジ部とを有するアンダーガードに、車両の幅方向に沿って所定間隔を保って形成された第1及び第2の各取付孔の位置で取付けられたときにほぼ上下方向に配置されるスポイラ本体部と、ほぼ板状をなしていて前記スポイラ本体部の前面から車両前方に突出する取付基部とを備え、
前記スポイラ本体部は軟質で弾性に富む材料から、前記取付基部はスポイラ本体部よりも硬質で剛性に富む材料からそれぞれ形成されて、前記スポイラ本体部と取付基部はスポイラ本体部の前面側又はその近傍で一体に接合され、
前記取付基部には、部分的な除去により残余の部分で第1及び第2の各取付部がバンパスポイラの長手方向に沿って前記各取付孔に対応して所定間隔を保って形成され、
前記第1取付部は、前記アンダーガードの第1取付孔にアンダーガードの後方側から前方に向けて差し込まれ、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設されて、前記第1取付孔に弾発係止することによりアンダーガードに仮固定可能とされ、
前記第2取付部は、前記アンダーガードの第2取付孔にアンダーガードの後方側から前 方に向けて差し込まれて、前記バンパの底壁部と前記アンダーガードとの間に形成された取付部挿入空間に挿入されて車両の前側に突設され、バンパの底壁部の前記第2取付孔近傍の取付具挿入孔に挿入された取付具によって本固着可能とされることを特徴とするバンパスポイラ。 - 前記バンパスポイラの本体部と取付基部とは一体に共押出成形され、取付基部の厚さを超える長さを有する溶着部で接合されていることを特徴とする請求項4に記載のバンパスポイラ。
- 前記バンパスポイラの本体部の背面側の上端には、弾性変形してアンダーガードの下面に弾接可能なシールド片が斜後上方に向けて突出して形成されていることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載のバンパスポイラ。
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