JP5583939B2 - 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法 - Google Patents

点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5583939B2
JP5583939B2 JP2009216177A JP2009216177A JP5583939B2 JP 5583939 B2 JP5583939 B2 JP 5583939B2 JP 2009216177 A JP2009216177 A JP 2009216177A JP 2009216177 A JP2009216177 A JP 2009216177A JP 5583939 B2 JP5583939 B2 JP 5583939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
droplet
liquid
dropping nozzle
image
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009216177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011062371A (ja
Inventor
昭彦 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2009216177A priority Critical patent/JP5583939B2/ja
Publication of JP2011062371A publication Critical patent/JP2011062371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5583939B2 publication Critical patent/JP5583939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、点滴検出装置および該点滴検出装置を備えた輸液ポンプと、正確な送液を行うためのこれら装置の制御方法に関するものである。
従来より、輸液ポンプなどに接続される点滴装置では、正確な点滴を行なう場合、赤外光などにより点滴筒内を落下する液滴を検知し、落下した液滴の敵数をカウントし、各液滴の大きさが一定であるとの仮定の下で投液量及び速度を算出する点滴検出装置を備え、フィードバック制御により輸液ポンプの制御をおこなう技術が用いられてきた。
さらに一次元のラインセンサや二次元のイメージセンサを用いて落下する液滴の大きさを測定し、より精度の高い送液量及び送液速度を求めるための方法が考えられてきた。
例えば、特許文献1の技術によれば、一次元ラインセンサを用い一定時間ごとに落下する液滴の重力落下方向に対する断面の幅を計算し、液滴の断面の幅の変化から区分求積法を用いて落下する液滴の体積を求める方法が開示されている。
また特許文献2の技術では、飛行している液滴を複数回撮影し、単位時間内に移動した距離と投影された面積との関係から移動する液滴の速度と体積を算出する方法が開示されている。
また特許文献3の技術では、液滴がノズルを離れて吐出される以前のノズルに付着した液滴の体積、及びノズルから液滴が吐出された後、ノズルに残留した液滴の体積を撮影し、吐出される前の体積から残留した滴の体積を減算することでノズルから吐出された滴の体積を算出する方法が開示されている。
特開平8−229119号公報 特開2000−146993号公報 特開2001−327905号公報
しかしながら、点滴筒内の液滴を検出しようとする時、本発明者等の考察によれば、液滴の以下のような特性が問題とされることがわかってきた。
特許文献1のように、一次元のラインセンサで逐次的にスキャンをする方法の場合の問題点として点滴筒の中を落下する液滴が一定の形状を保持しておらず、落下中図11aに示すように、様々に形を変化させながら落下していることが確認されている。
この落下中の変形による影響により一次元のラインセンサを用いる方法では算出する体積の精度を高くすることが不可能である。また一度に落下する液滴が一つとは限らず、大小の二つの液滴に分かれて落下することもあり、これも液量検出の上で大きな誤差の要因となる(図11b)。
また、特許文献2のように、イメージセンサを用いて飛行中や落下中を撮影し、体積を算出する方法の場合、イメージセンサを通過する液滴を完全にとらえることが困難である。図12は、落下する液滴の形状の計時変化の様子を示しており、時間を追って自由落下をする液滴は、時間とともに重力加速度によって加速しながら空中を落下する。このため、落下途中の移動速度は大きく、液滴の落下する途中を正確に撮影することは非常に困難である。
すなわち、液滴を完全に撮影するためには高速度で撮影が可能なイメージセンサを用いる必要があるだけでなく、液滴が落下を開始するタイミングを事前に検知する必要があり、その場合、イメージセンサの撮影範囲より上方に、液滴が落下してきたことを検知するための(液滴が落下を開始したことを知るために高精度センサーの撮影開始のトリガーとなるような)別個のセンサを用いる必要があり、このことが部品の増加につながる。
また特許文献3のように、ノズルから吐出される前後の映像から体積をそれぞれ算出する方法では、いつ液滴が落下するのかが明確でないため、本来体積を計算する必要のない画像においても体積計算を行うことになり、画像処理を行うための負荷が大きくなる。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、液滴がノズルから離れて点滴筒内での落下を開始する直後の画像をとらえ、とらえた液滴の形状から体積を算出することにより、事前に液滴が落下することを検知するセンサを必要とせず、さらに画像処理を行う負荷を小さくすることで用いるプロセッサの価格を抑えて精度の高い流量を得ることが可能な点滴検出装置とこれを用いた輸液ポンプ、ならびにこれら装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、透明な点滴筒と、該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置された二次元イメージセンサとを備えており、前記イメージセンサは、少なくとも前記点滴筒内の滴下ノズル先端と、該滴下ノズルから落ちる液滴の所定落下距離分を含むように設定されている点滴検出装置であることを特徴とする。
上記構成によれば、二次元イメージセンサが滴下ノズル先端と、該滴下ノズルから落ちる液滴の所定落下距離分を視野に入れて撮像できるので、大きく変形する前のできるだけ球形に近い形状を把握でき、また液滴が複数に分割した場合においても液滴の正確な体積を求めることができるので、点滴に際してその総和である流量計測を正確に行うことができる。
また、上記問題を解決するため、本発明は、本体と、該本体内の収容される送液用のモータ等の駆動手段と、輸液動作のため各種センサと、前記駆動手段や前記センサ等が接続される制御装置と、外部の点滴装置から伸びて、前記本体の接続される輸液チューブと、前記本体内に延びる輸液チューブを収容保持して、該輸液チューブ内の液体を送液するためのポンプ部とを備え、前記点滴検出装置が、透明な点滴筒と、該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置された二次元イメージセンサとを備えており、前記イメージセンサは、少なくとも前記点滴筒内の滴下ノズル先端と、該滴下ノズルから落ちる液滴の所定落下距離分を含むように設定されている輸液ポンプであることを特徴とする。
上記構成によれば、二次元イメージセンサが滴下ノズル先端と、該滴下ノズルから落ちる液滴の所定落下距離分を視野に入れて撮像できるので、大きく変形する前のできるだけ球形に近い形状を把握でき、また液滴が複数に分割した場合においても液滴の正確な体積を求めることができるので、点滴に際してその総和である流量計測を正確に行うことができる。このため、上記点滴検出装置を上記輸液ポンプに接続することにより、計測した液滴体積を元に輸液ポンプが正確な流量を設定して点滴を行うことができる。
好ましくは、本発明は、前記点滴検出装置および/または、該点滴検出装置を接続した輸液ポンプには、撮像制御部と撮影データを保存する記録部とを備えており、該撮像制御部が、前記二次元イメージセンサを制御して、前記滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは複数枚の画面データである撮影データとして撮影して前記記録部に保存し、該撮影データに基づいて、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別することにより、該薬液の前記滴下ノズルから滴下された直後の液滴の画像データを特定して、該画像データの液滴の体積を算出する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴を正確に把握して、最も理想に近い形状の液滴から、正確な液滴の体積を求めることができる。
好ましくは、本発明によれば、前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手段として、該薬液が液滴になる際に生じるくびれを検出した直後の画像を液滴落下状態として、当該液滴落下状態の画像に基づいて液滴の体積を検出する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴を正確に把握して、最も理想に近い形状の液滴から、正確な液滴の体積を求めることができる。
好ましくは、本発明は、前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手段として、前記滴下ノズル先端に保持されている薬液が所定時間内に液滴となって落下する可能性の判別を前記記録に保持されているデータに基づいて決定し、当該時間経過後の液滴の画像に基づいて液滴の体積を検出する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴を正確に把握して、最も理想に近い形状の液滴から、正確な液滴の体積を求めることができる。さらに不要な画像データの取得を行う回数を減らすことができ、画像処理を行う負荷を小さくすることで用いるプロセッサの価格を抑えて精度の高い流量を得ることができる。
また、上記問題を解決するため、本発明は、透明な点滴筒と、該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置された二次元イメージセンサとを備えており、前記イメージセンサは、少なくとも前記点滴筒内の滴下ノズル先端と、該滴下ノズルから落ちる液滴の所定落下距離分を含むように設定されている装置を用いて、送液量を算定制御するために前記液滴の体積を求めるようにした方法であって、撮像制御部により、前記二次元イメージセンサを制御して、前記滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは複数枚の画面データである撮影データとして撮影して前記記録部に保存し、該撮影データに基づいて、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別し、該判別に基づいて、該薬液の前記滴下ノズルから滴下された直後の液滴の画像データを特定して、該画像データの液滴を用いて、該液滴の体積を算出することを特徴とする前記装置の制御方法である。
好ましくは、本発明は、前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手法として、該薬液が液滴になる際に生じるくびれを検出した直後の画像を液滴落下状態として、当該液滴落下状態の画像に基づいて液滴の体積を検出することを特徴とする。
好ましくは、本発明は、前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手法として、前記滴下ノズル先端に保持されている薬液が所定時間内に液滴となって落下したデータに基づいて決定し、前記滴下ノズル先端に蓄積された液滴を検出してから、当該時間経過後の液滴の画像に基づいて液滴の体積を検出することを特徴とする。
本発明は、液滴がノズルから離れて点滴筒内での落下を開始する直後の画像をとらえ、とらえた液滴の形状から体積を算出することにより、事前に液滴が落下することを検知するセンサを必要とせず、さらに画像処理を行う負荷を小さくすることで用いるプロセッサの価格を抑えて精度の高い流量を得ることが可能な点滴検出装置とこれを用いた輸液ポンプ、ならびにこれら装置の制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる輸液ポンプの概略斜視図。 図1の輸液ポンプのブロック構成図。 本発明の実施の形態にかかる点滴検出装置の概略構成図。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから液滴が滴下される様子を示す説明図。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める手法の説明図。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める手法の説明図。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める手法の説明図。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める場合の一例を示すフローチャート。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める場合の一例を示すフローチャート。 図3の点滴検出装置の滴下ノズルから滴下される液滴の体積を求める場合の一例を示すフローチャート。 点滴検出装置の滴下ノズルから落下する液滴の形態を説明する図。 点滴検出装置の滴下ノズルから落下する液滴の形態を経時的に示す図。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかる輸液ポンプの概略斜視図である。
図に置いて、輸液ポンプ11は、ボックス状の中空の本体15を有しており該本体15内にモータ等の駆動手段や輸液動作のための各種センサ、制御装置などを収容している。
すなわち、本体15の図1における前面部分は、ドア12とされており、左側縁部に図示しない蝶番を設けて矢印に示すように開閉されるようになっている。
この輸液ポンプ11では、ドア12と本体15との間には、図示しない輸液バッグから、後述する点滴検出装置40を介して垂下された輸液チューブ16を挟みこんで、該輸液チューブ16を本体15内に収容保持している。輸液ポンプ11の本体15内では、該本体15内で定位置にセットされた輸液チューブ16の外周面が、本体15に内蔵されたポンプ機構により個別駆動される複数のフィンガにより、ドア12の内面との間に挟まれた該輸液チューブの外周面を長さ方向に沿って順次押圧して送液を行う蠕動式輸液ポンプとされている。
ドア12を構成する輸液ポンプ11の前面には、操作パネル13が設けられており、該操作パネル13には複数もしくは多数の操作子としてのスイッチ・ボタン13aが設けられている。該操作パネル13の上方には、表示部14が形成されている。表示部14は、例えば、LED(Light Emitting Diode)(発光ダイオード))のセグメント表示や、液晶表示装置などで形成することで、表示に必要な数字や画像を表示することができる。なお、表示内容の多様性に基づいて、表示部14の面積を図示のものより大きくすることできる。輸液ポンプ11の上端には、操作インジケータ17が配置されている。
図2を参照すると、輸液ポンプ11は、動作全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)でなる制御部20、図1の輸液チューブ16と接続された点滴プローブ21、フローセンサ等でなる流量計測装置22、ドア12の開閉の有無を検出するドア部検出回路23、輸液チューブ16閉塞の有無を検出する閉塞検出回路24、輸液チューブ16内における所定長さ以上の気泡(エア)の存在の有無を検出する気泡センサを備える気泡検出回路25、輸液流量や輸液速度等を設定・入力する設定/入力部26、輸液の開始の指示を行うための開始スイッチ27、電源スイッチ28を有している。
さらに、輸液ポンプ11には、投与手段(投与部)および、該投与手段に含まれるモータと、それを駆動させるためのモータ駆動回路を備える投与駆動部30を含んでいる。
また、制御部20には、記憶部29が接続されている。記憶部29は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、もしくはハードディスク、フラッシュメモリ等を有し、これらは他のデバイスとともにバスを介して接続されている。上記した制御部20であるCPUは所定のプログラムの処理を行う他、バスに接続されたROM等を制御している。ROMは、各種プログラムや各種情報等を格納している。RAMは、プログラム処理中のメモリの内容を対比したり、プログラムを実行するためのエリアとしての機能を有する。そして、記憶部29は、後述する点滴装置の一部を構成することもできる。
また、輸液ポンプ11は、警報部32、または注意喚起部として、例えば、ブザー等を駆動するためのブザー駆動回路、例えば、液晶表示装置やLEDなどで形成される表示部31を駆動するための表示部駆動回路、動作インジケータを駆動するための動作表示部駆動回路(図示せず)を有し、輸液ポンプ11の外部装置である図示しない検査装置を外部端子を介して接続したり、ナースセンターや外部に設けたサイトのホストコンピュータ等とのデータ送受信をしたりするために、外部通信部33を有している。なお、外部通信部や外部端子は、同時に複数の機器を接続できるように、複数組設けてもよい。外部接続端子には、USB(Universal Serial Bus)端子を含んでいると好ましい。それにより、パソコン等の外部端末や通信モデム等との接続が容易となる。
さらに、輸液ポンプ11には、DC/AC電源34を有している、具体的には、内蔵バッテリ、もしくは外部バッテリによる駆動や、外部のAC電源との接続、あるいはAC電源から交流‐直流変換による直流電流による駆動ができるようにされている。
次に流量計測装置22に接続される点滴検出装置の実施形態について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る点滴検出装置40の概略構成について示しており、点滴検出装置40は、ガラスや合成樹脂により形成された、透明なやや細長い点滴筒41と、該点滴筒41の外部の一側に配置された発光部42と、該発光部42と前記点滴筒41を挟んで対向した位置に配置された二次元イメージセンサ(以下、「イメージセンサ」という)43とを備えている。
ここで、イメージセンサ43は、CCD(電荷結合素子)やCMOS(金属酸化膜半導体素子)等を利用して形成され、少なくとも各画素をマトリクス状(アレイ状)に配置して二次元画像を取り込み、画像後述する二値化画像データを生成するために広く使用されているものである。
発光部42としてはやや拡散する光を発光するように、所定のレンズを一体化したLED(発光半導体)が最も好ましく、それ以外にも、点光源を利用する場合は、点滴筒41手前の拡散光路に、コリメータレンズを介装して平行光線にしたものが好ましく、有機EL等の面光源も好適に利用できる他、通常のバルブ球などの発光ランプ等を用いてもよいが、できるだけ平行光を用いるのが好ましい。
センサ制御部44は、CPUを中心としたIC回路を用いることができ、発光部42に接続されて、点灯指令を出す。センサ制御部44は、イメージセンサ43との接続されており、後述するタイミングにより、イメージセンサ43から二値化画像の取り込みを行い保存部48に格納する。また、センサ制御部44は、後述するように、イメージセンサ43により得られた画像について、「液滴形成状態」、「液滴落下前状態」、「液滴落下状態」を判断し、演算部47に指示して、必要な体積を求め、流量を算出する。この点については、後で詳しく説明する。
保存部48はメモリであり、図2の記憶部29と兼用してもよい。タイマー49は、輸液ポンプ11の運転開始からの時間を計測するものであり、輸液ポンプ11の制御部20に一体に設けてもよい。
演算部47は、センサ制御部44と接続されており、保存部48に格納された二値化画像から、液滴の体積を後述するようにして算出する。
ポンプ制御部45は図2の制御部20であり、モータ46およびチューブ押圧部35は、図2の投与駆動部30を構成するものである。
ここで、イメージセンサ43は点滴筒41を挟んで発光部42と反対側に配置される。このとき発光部42とイメージセンサ43は点滴筒41の上方に存在する滴下ノズル51が映るように配置される。
イメージセンサ43は光源である発光部42から発光され、途中滴下ノズル51による干渉や液滴による反射が生じることなくイメージセンサ43まで到達した光を受ける。そのため滴下ノズル51や液滴60によってさえぎられた部分が影となり、その結果イメージセンサ43は液滴60や滴下ノズル51の形状(特に下端部の形状)を映すことが可能となる。
このとき図4(a)のように映る。ただし薬液によっては液面が光の方向に対して垂直に面している部分では光を透過するため薬液の輪郭のみ影となり、図4(b)の様に映し出される場合もある。いずれの場合にも輪郭を処理することで滴下ノズル51や薬液の存在、形状を認識することが可能である。
自然落下または輸液ポンプ11などを用いて輸液をおこなう場合、点滴筒41を通過する薬液は点滴筒41内の滴下ノズル51から空中を落下し、点滴筒51下方に蓄えられる。このとき薬液は表面張力の影響によってすぐには落下せずに滴下ノズル51に保持された状態で蓄えられる。
滴下ノズル51に保持された薬液の量が増加することでノズルに液だまりを形成し、液だまりの量が一定以上になると重力が表面張力より大きくなることによって薬液がノズルからはなれ液滴となって落下する。このとき薬液が滴下ノズル51の下端で蓄えられ、液だまりとなっている状態を「液滴形成状態」と呼ぶことにする。
滴下ノズル51に蓄えられた液だまりが成長し、液滴60となってノズルから離れる段階になると、この薬液は液だまりの上方、つまり滴下ノズル51に近い部分で断面の径が細くなり、くびれ61を形成する。このくびれ61が時間と共に細くなり、やがて切断されて落下する液滴62と滴下ノズル51に残った残渣63とに分断される。この液だまりに括れ61が生じ、落下する薬液が形成されるまでの状態を「液滴落下前状態」と呼ぶことにする。そしてノズルから離れて液滴が落下している状態を「液滴落下状態」と呼ぶことにする。輸液を行っている際は点滴筒41において液滴形成状態、液滴落下前状態、液滴落下状態を繰り返している。また一般的には液滴落下状態の時間は短いため、速い撮影速度が必要になるが、他の二つの状態では液滴落下状態に比べ時間が長く、変化もゆっくりとしているため遅い撮影速度でも変化を捉えることが可能である。
次に、図3の点滴検出装置40またはこれを組み込んだ輸液ポンプ11により、上記した画像に基づいて、輸液の点滴流量を正確に制御する方法の実施形態を説明する。
図5を参照する。
図5では、図3で説明したイメージセンサ43のマトリクス状の画素のうち、横方向のアレイ状所定の箇所(所定箇所の横一列)を、上方と下方の各位置においてそれぞれ選定して、これらをそれぞれラインセンサとして利用する。
具体的には、イメージセンサ43の水平方向に沿って特定されるアレイセンサのうち、符号43−1が、上部検出センサ(図3の滴下ノズル52の下端に近接し、残渣63よりやや下に位置する領域)と、下部検出センサ43−2(図3の滴下ノズル対して、より下方であって、括れ61よりもやや下方の領域)を設ける。この上部検出センサ43−1と下部検出センサ43−2の各検出画像を用いる。
上部検出センサ43−1の位置は液だまりが成長し、液滴となって落下するまでにくびれ61が生じる高さにする。検出領域の横幅は液滴や滴下ノズル52に生じる影の長さよりも大きく、高さは液滴のサイズに比べて充分小さく設定する。たとえば横幅は画像の幅と同じであり、高さは一画素分の高さとする。それぞれの領域において薬液によって影となっている長さを求め、上部検出センサ43−1における影の長さをY1、下部検出センサ43−2における影の長さをY2とする。液滴落下前状態では上部検出センサ43−1はくびれ61によって細くなり、Y1<Y2となる。ただし、薬液は液滴ノズル52とつながっているためY1、Y2ともに0より大きな値となる。
よって、Y1については、図5(a)において、くびれ61となっている状態の基準値aをもちいて0<Y1<aであり、かつY2>aのときを「液滴落下前状態」とする。そして図5(b)のように、液だまりが大きくなり落下する液滴62と滴下ノズル52に残った残渣63とに分かれた時は、上部検出センサ43−1は液滴62と滴下ノズル52との中間に存在することとになるため薬液は映らなくなる。よってY1=0であり、一方落下する液滴62による影が生じるためY2>0となる。よってY1=0かつY2>0のときを液滴落下状態とする。それ以外の図5(c)の状態は「液滴形成状態」とする。
次に、「液滴落下状態」と判別できる手法の例を説明する。
図6では画像の上端から下方向(図6のX方向)に向かって、検出に用いるラインセンサ部を43−1、43−2、43−3の位置に変化するように動かして、順次移動(走査)させ、移動する一つのラインセンサ部で、液滴ノズル52又は薬液によって形成される影を測定する。このときの影の長さ(幅寸法)をY(X)とする。Xを下方向に移動していく際におけるY(X)の変化によって画像の状態を判定する。
図6(a)に示す液滴が落下する前の状態では、薬液に括れ61が生じており、Y(X)はXの増加に伴い一旦減少し、基準値a以下の値になる。基準値aは括れの寸法Yをやや超える程度に設ける閾値である。ただしY(X)=0となる前に液滴となって落下する前の薬液によって再びY(X)は増加する。その後減少しY(X)=0となる。よってXが増加するに伴いY(X)が<Y(X)が0<Y(X)<aとなるまで減少し、その後増加、減少となるような変化をしたとき、「液滴落下前状態」とする。また、「液滴落下状態」では一旦Y(X)=0になった後に再び増加し、またY(X)=0となる。液滴ができる条件によってはY(X)=0となり、再びY(X)が増加する変化が複数回おこりうる。よって、いったんY(X)=0となり、再び増加する変化が一回以上おこり、そして画像の下端(Xが最大)でY(X)=0となっている時に「液滴落下状態」とする。
上記の条件を満たさない場合は「液滴形成状態」とする。
次に、二値化画像から体積を算出する手法の例を説明する。
図7は「液滴落下状態」と判定した画像である液滴62を用いて体積を算出する方法について説明する。
図7に示すように液滴62の画像を微小な高さhをもつn個の長方形に分割し、実際の液滴62がこの長方形の幅を直径とする円盤がn個積み重なったものと仮定する。そして長方形の幅および高さからn個の円盤の体積を計算し、その合計を液滴の体積とする(すなわち区分求積によって体積を算出する)。
次に上述のようにして取得した画像を利用して流量を算出する方法の第1実施形態について、図8ないし図10を参照しながら説明する。なお、以下の作業は、図3のセンサ制御部44の指示により、演算部47を用いて行われる。なお、センサ制御部44と演算部47は、図2の制御部20と記憶部29が兼用することもできる。
図8において、ステップ1では、図3で説明したイメージセンサ43が画像を取得する(ST1)。好ましくは、取得された画像はのちの処理を行いやすいよう二値化処理を行う(ST2)(必要がなければ行わなくてもよい)。
そして次のステップでは、画像に映し出された液滴、または薬液の状態を判定する(ST3)。
液滴の落下状態の検出の有無を行い(ST4)、無ければ一定時間S(たとえば4ms)をおいてST1に戻る。
ST4で液滴を検出した場合に、一枚前の画像の状態を調べる(ST5)。撮影した画像の状態が「液滴落下状態」であり、かつ一枚前の画像の状態が「液滴落下前状態」であった場合、今回のステップで撮影画像を用いて体積を計算し(ST6)、流量の算出を行う(ST7)。この一連のプロセスは一定時間S(たとえば4ms)ごとに繰り返し行われる(ST8)。
図9は第2実施形態の算出方法を示している。
ステップ11では、イメージセンサ43が取得する(ST11)。この取得された画像はのちの処理を行いやすいよう二値化処理を行う(ST12)(必要がなければ行わなくてもよい)。
そして次のステップ(ST13)では画像に映し出された液滴、または薬液の状態を判定する。すなわち、画像の状態が液滴落下前状態か否かを判断し(ST14)、液滴落下前状態でない場合においては一定時間S1(たとえば30ms)(ST23)後にST11へ戻る。
ST14において「液滴落下前状態である」と判断した場合、i=0(ST15)とし、イメージセンサ43にて上記と同じように画像の取り込みを行う(ST16)画像を一枚取り込む(ST17)ごとにiを1増加させる(ST18)。ST19ではiがある一定の数i’(例えば20)に達したかを判断し、まだ達していない場合一定時間S2(例えば4ms、S1に比べ充分小さな値とする)(ST20)後にST16に戻り、画像の取り込みを行う。つまりST14において液滴落下前状態と判断された場合、イメージセンサの取り込みの時間間隔をS1からS2に変更し、i’枚の画像の取り込みを行う。そしてST19においてi=i’である、つまりi’枚の撮像が完了したら体積計算プロセス(ST21)に移り、一定時間S2経過(ST22)後にST11へ戻る。
体積計算プロセスST21の詳細を図9(b)に示す。体積計算プロセスでは、記録された順番に従って画像を二値化し(ST31)、画像の状態を判定する(ST32)。二値化画像としての液滴について、液滴落下状態か否か判定し(ST33)、肯定結果が得られたら、一枚前の画像の状態を調べる(ST34)。そして一枚前の画像の状態が液滴落下前状態であるか否か判断し(ST35)、肯定結果を得た場合、判定した画像の体積を算出し(ST36)、流量の計算を行う(ST37)。ST33、ST35の各判断部で否定結果を得た場合には、次の画像の有無を確認し(ST38)、画像が存在すれば画像を更新し(ST39)、ST31へ戻る。次の画像がない場合は体積算出プロセスを終了し(ST40)、再び開始されるまで待機する。
図10は、第3の実施形態を示している。この実施形態はイメージを取り込むごとに状態を判定し、判定した状態に基づいて流量計算及び次のイメージ取り込みまでの時間間隔を決定するものである。
先ず、イメージセンサ43が画像を取得する(ST51)。この取得された画像はのちの処理を行いやすいよう二値化処理を行う(ST52)(必要がなければ行わなくてもよい)。そして次のステップでは画像に映し出された液滴、または薬液の状態を判定する(ST53)。
液滴の落下の状態の有無を検出しているか否か判断する(ST54)。肯定結果を得た場合、つまり、液滴落下状態であった場合、体積を算出するステップに移る(ST56)。得た体積に基づいて、流量及び速度の計算を行う(ST57)。そして一定時間(たとえば30ms)経過後に画像取得のステップであるST51へ戻る。
また、ST54で液滴を検出しない場合には、それが、液滴落下前状態であるか否か判断し(ST58)、液滴落下前状態であった場合は一定時間S3(たとえば4ms)経過後に(ST60)画像撮影のステップに戻り(ST51)一連の動作を繰り返す。ST58の判断結果が、「液滴形成状態」であった場合は一定時間S4(たとえば30ms)経過後に画像撮影のステップから一連の動作を繰り返す。このとき時間S4は時間S3に比べ充分大きいものとする。
(流量計算方法の一例)
液滴の体積計算終了後、上記の画像取得において、検出した液滴の順番に伴うIDをつけ液滴の画像を撮影した時間と算出された体積を図3の保存部48に記録する。新しく記録する際に今回記録を行う液滴の時間と最後に記録された液滴の時間を比較し、差が一定時間以下(たとえば50ms以内)であればその二つは同一の液滴であるものとし、記録を行わない。
液滴の体積、時間が記録されたのちに流量速度を算出する。記録された液滴が検出開始からN滴目であるとし、N滴目の体積をV(N)、時間をT(N)とすると流量Qは
Q=V(N)/(T(N)−T(N−1))
で求められる。また複数K滴の液滴を用いて
Q=(V(N)+V(N−1)+・・・V(N−K+1))/(T(N)−T(N−K))
として求めることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、点滴筒内を重力によって自由落下をする液滴をとらえる際に比較的低い速度の撮影でも確実に落下する液滴をとらえることが可能となる。また事前に液滴が落下したことを検知するためのセンサも必要としないため撮影を行うセンサの価格を抑えての体積算出が可能となる。またノズルに保持された薬液の大きさによって撮影する間隔を調整することにより撮影する回数を抑え、消費電力を抑えることが可能である。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。
本発明のさらなる構成例としてポンプ制御部45とモータ46とチューブ押圧部35の代わりにチューブを圧閉し、自然落下による送液の速度を制御するための調整弁及び調整弁の圧閉度合を制御する弁制御部を備え、算出した送液速度をもとに調整弁の圧閉度を調整することで送液速度を制御する方法でもよい。
上述の各実施形態の構成は、その一部を省略することもできるし、各実施形態の個々の構成を入れ替えて組み合わせてもよい。また、上記しない他の構成と組み合わせることもできる。
11・・・輸液ポンプ、22・・・流量計測装置、40・・・点滴装置、41・・・点滴筒、42・・・発光部、43・・・イメージセンサ、44・・・センサ制御部

Claims (7)

  1. 透明な点滴筒と、
    該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、
    該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置され、滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは所定時間間隔で画像を取り込む複数枚の撮影データを得る二次元イメージセンサと
    を備えており、
    前記二次元イメージセンサは、個々に駆動でき、水平方向の上部位置と下部位置とに分けられた上部検出センサと下部検出センサとを含んでおり、
    前記上部検出センサが、前記滴下ノズル先端から液だまりが成長し、液滴となって落下した後の残渣を超える程度の位置に設定され、前記下部検出センサは、前記滴下ノズル先端から液滴の落下に際して生じる括れを超えた程度の下の位置に設定されていて、
    撮影データに基づいて、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別することにより、該薬液の前記滴下ノズルから滴下された直後の液滴の画像データを特定して、該画像データの液滴の体積を算出する構成とした
    ことを特徴とする点滴検出装置。
  2. 本体と、
    該本体内の収容される送液用のモータ等の駆動手段と、
    輸液動作のため各種センサと、
    前記駆動手段や前記センサ等が接続される制御装置と、
    外部の点滴検出装置から伸びて、前記本体の接続される輸液チューブと、
    前記本体内に延びる輸液チューブを収容保持して、該輸液チューブ内の液体を送液するためのポンプ部と
    を備え、
    前記点滴検出装置が、
    透明な点滴筒と、
    該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、
    該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置され、滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは所定時間間隔で画像を取り込む複数枚の撮影データを得る二次元イメージセンサと
    を備えており、
    前記二次元イメージセンサは、個々に駆動でき、水平方向の上部位置と下部位置とに分けられた上部検出センサと下部検出センサとを含んでおり、
    前記上部検出センサが、前記滴下ノズル先端から液だまりが成長し、液滴となって落下した後の残渣を超える程度の下の位置に設定され、前記下部検出センサは、前記滴下ノズル先端から液滴の落下に際して生じるくびれを超えた程度の位置に設定されていて、
    撮影データに基づいて、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別することにより、該薬液の前記滴下ノズルから滴下された直後の液滴の画像データを特定して、該画像データの液滴の体積を算出する構成とした
    ことを特徴とする輸液ポンプ。
  3. 前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手段として、該薬液が液滴になる際に生じるくびれを検出した直後の画像を液滴落下状態として、当該液滴落下状態の画像に基づいて液滴の体積を検出する構成としたことを特徴とする請求項2に記載の輸液ポンプ。
  4. 前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手段として、前記滴下ノズル先端に保持されている薬液が所定時間内に液滴となって落下する可能の判別を前記記録に保持されているデータに基づいて決定し、当該時間経過後の液滴の画像に基づいて液滴の体積を検出する構成としたことを特徴とする請求項2に記載の輸液ポンプ。
  5. 透明な点滴筒と、該点滴筒の外部の一側に配置された発光部と、該発光部と前記点滴筒を挟んで対向した位置に配置され、滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは所定時間間隔で画像を取り込む複数枚の撮影データを得る二次元イメージセンサとを備えており、前記二次元イメージセンサは、個々に駆動でき、水平方向の上部位置と下部位置とに分けられた上部検出センサと下部検出センサとを含んでおり、前記上部検出センサが、前記滴下ノズル先端から液だまりが成長し、液滴となって落下した後の残渣を超える程度の位置に設定され、前記下部検出センサは、前記滴下ノズル先端から液滴の落下に際して生じる括れを超えた程度の下の位置に設定された装置を用いて、送液量を算定制御するために前記液滴の体積を求めるようにした方法であって、
    撮像制御部により、前記二次元イメージセンサを制御して、前記滴下ノズル先端から液滴が離れ、液滴となって落下するまでの様子を一連の動画もしくは複数枚の画面データである撮影データとして撮影して前記記録部に保存し、
    該撮影データに基づいて、薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別し、
    該判別に基づいて、該薬液の前記滴下ノズルから滴下された直後の液滴の画像データを特定して、該画像データの液滴を用いて、該液滴の体積を算出する
    ことを特徴とする前記装置の制御方法。
  6. 前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手法として、該薬液が液滴になる際に生じるくびれを検出した直後の画像を液滴落下状態として、当該液滴落下状態の画像に基づいて液滴の体積を検出することを特徴とする請求項5に記載の前記装置の制御方法。
  7. 前記薬液が前記滴下ノズルを離れて落下する液滴が生じたことを判別する手法として、前記滴下ノズル先端に保持されている薬液が所定時間内に液滴となって落下したデータに基づいて決定し、前記滴下ノズル先端に蓄積された液滴を検出してから、当該時間経過後の液滴の画像に基づいて液滴の体積を検出することを特徴とする請求項5に記載の前記装置の制御方法。
JP2009216177A 2009-09-17 2009-09-17 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法 Active JP5583939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216177A JP5583939B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216177A JP5583939B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011062371A JP2011062371A (ja) 2011-03-31
JP5583939B2 true JP5583939B2 (ja) 2014-09-03

Family

ID=43949273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216177A Active JP5583939B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5583939B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016114264A1 (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社村田製作所 滴下量測定装置、滴下量コントローラ、点滴装置および液滴体積測定装置

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013095459A1 (en) * 2011-12-21 2013-06-27 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for electronic patient care
US9151646B2 (en) 2011-12-21 2015-10-06 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
US9476825B2 (en) 2010-10-19 2016-10-25 Baxter International Inc. Optical imaging system with multiple imaging channel optical sensing
US10228683B2 (en) 2011-12-21 2019-03-12 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
US10488848B2 (en) 2011-12-21 2019-11-26 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
US9372486B2 (en) 2011-12-21 2016-06-21 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
US9746094B2 (en) 2011-12-21 2017-08-29 Deka Products Limited Partnership Flow meter having a background pattern with first and second portions
US9724467B2 (en) 2011-12-21 2017-08-08 Deka Products Limited Partnership Flow meter
US9746093B2 (en) 2011-12-21 2017-08-29 Deka Products Limited Partnership Flow meter and related system and apparatus
US9435455B2 (en) 2011-12-21 2016-09-06 Deka Products Limited Partnership System, method, and apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
US9759343B2 (en) 2012-12-21 2017-09-12 Deka Products Limited Partnership Flow meter using a dynamic background image
SG11201507326SA (en) * 2013-03-14 2015-10-29 Baxter Int Optical imaging system with multiple imaging channel optical sensing
US9352081B2 (en) * 2013-03-14 2016-05-31 Baxter International Inc. Drip chamber with hydrophobic interior surface
US9234850B2 (en) 2013-03-14 2016-01-12 Baxter International Inc. Drip chamber with integrated optics
USD752209S1 (en) 2013-11-06 2016-03-22 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
USD751690S1 (en) 2013-11-06 2016-03-15 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
USD745661S1 (en) 2013-11-06 2015-12-15 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
USD749206S1 (en) 2013-11-06 2016-02-09 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
USD751689S1 (en) 2013-11-06 2016-03-15 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
WO2016084080A1 (en) * 2014-11-24 2016-06-02 Art Healthcare Ltd. Drop and drip measurement
WO2016147519A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 テルモ株式会社 点滴検出装置、及びこれを利用した輸液ポンプ
AU2016304466B2 (en) 2015-08-05 2021-02-11 Art Healthcare Ltd. Point of care urine analyzer
WO2017043623A1 (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 株式会社村田製作所 滴下検出装置
JP6432690B2 (ja) * 2015-09-11 2018-12-05 株式会社村田製作所 点滴装置
JP6590317B2 (ja) * 2015-10-08 2019-10-16 国立大学法人九州工業大学 液滴量測定装置及び測定方法
WO2017069204A1 (ja) * 2015-10-23 2017-04-27 株式会社村田製作所 点滴筒および輸液セット
JP6797405B2 (ja) * 2015-11-06 2020-12-09 株式会社アイム 液滴体積推定装置及び輸液装置
US20200289749A1 (en) * 2015-11-13 2020-09-17 Icomes Lab., Co., Ltd. Droplet measurementsystem, droplet measurement method and droplet measurement program
KR101751395B1 (ko) * 2015-11-30 2017-06-27 경북대학교 산학협력단 수액 방울 검출 장치 및 방법, 이를 수행하기 위한 기록매체
USD905848S1 (en) 2016-01-28 2020-12-22 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
AU2017212657B2 (en) 2016-01-28 2022-04-14 Deka Products Limited Partnership Apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
USD854145S1 (en) 2016-05-25 2019-07-16 Deka Products Limited Partnership Apparatus to control fluid flow through a tube
KR101949705B1 (ko) * 2016-07-21 2019-02-19 대전보건대학 산학협력단 정맥수액 투약오류 예방을 위한 수액연결관 공기탐지 방법
JP6406590B2 (ja) 2017-03-09 2018-10-17 株式会社アイカムス・ラボ 液滴測定システム、液滴測定方法及びプログラム
JP7324533B2 (ja) * 2019-05-13 2023-08-10 有限会社イグノス 液滴測定システム、液滴測定方法、及びプログラム
JP7324485B2 (ja) * 2019-05-13 2023-08-10 有限会社イグノス 液滴測定システム、液滴測定方法、及びプログラム
KR102093066B1 (ko) * 2019-06-05 2020-03-24 주식회사 케이알앤디 인체 주입 액적량 측정 방법 및 시스템
KR102093067B1 (ko) * 2019-06-05 2020-03-27 주식회사 케이알앤디 인체 주입 액적량 원격제어 시스템 및 방법
WO2020246731A1 (ko) * 2019-06-05 2020-12-10 주식회사 케이알앤디 인체 주입 액적량 측정방법 및 시스템과, 이를 이용한 액적량 원격제어 시스템 및 방법
WO2021021596A1 (en) 2019-07-26 2021-02-04 Deka Products Limited Partnership Apparatus for monitoring, regulating, or controlling fluid flow
USD964563S1 (en) 2019-07-26 2022-09-20 Deka Products Limited Partnership Medical flow clamp
CN111686346A (zh) * 2020-07-22 2020-09-22 镇江市高等专科学校 一种输液过程状态监测装置及监控方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836316U (ja) * 1981-08-31 1983-03-09 株式会社京都第一科学 液滴計数式流量計
JPH01197613A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 滴下液滴の光学的定量方法
JPH0744952B2 (ja) * 1990-06-18 1995-05-17 テルモ株式会社 点滴装置
NL9101825A (nl) * 1991-10-30 1993-05-17 Academisch Ziekenhuis Vrije Un Werkwijze voor nauwkeurige uitstroomdebiet bepaling van vloeistoffen en op een inrichting voor het uitvoeren van die werkwijze.
JPH05248899A (ja) * 1992-03-04 1993-09-28 Kao Corp 滴下量計測方法と装置
JP2002191692A (ja) * 2000-12-25 2002-07-09 Tatsuhiko Matsuura 点滴監視装置及びそれを備えた点滴監視制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016114264A1 (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 株式会社村田製作所 滴下量測定装置、滴下量コントローラ、点滴装置および液滴体積測定装置
CN107106768A (zh) * 2015-01-13 2017-08-29 株式会社村田制作所 滴下量测定装置、滴下量控制器、点滴装置以及液滴体积测定装置
JPWO2016114264A1 (ja) * 2015-01-13 2017-10-05 株式会社村田製作所 滴下量測定装置、滴下量コントローラおよび点滴装置
US10300197B2 (en) 2015-01-13 2019-05-28 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dropping rate measuring device, dropping rate controller, drip infusion device, and liquid droplet volume measuring device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011062371A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5583939B2 (ja) 点滴検出装置、輸液ポンプとその制御方法
US7339575B2 (en) Optical pointing device with variable focus
JP6406590B2 (ja) 液滴測定システム、液滴測定方法及びプログラム
CN105228678B (zh) 具有oled的传感器装置
JP6590317B2 (ja) 液滴量測定装置及び測定方法
WO2017082381A1 (ja) 液滴測定システム、液滴測定方法、及び液滴測定プログラム
US20130301007A1 (en) Apparatus to measure accommodation of the eye
US10732168B2 (en) Cell imaging device, cell imaging method, and sample cell
US9089295B2 (en) Ophthalmic apparatus and storage medium
JP2017527414A (ja) 手動操作式シリンジの監視
CN105279490A (zh) 一种人机交互式虹膜图像自动采集装置
US20140257076A1 (en) Non-contact ophthalmologic apparatus, control method for the same, processing apparatus, processing method, and non-transitory tangible medium having a program recorded thereon
US20140054459A1 (en) Apparatus and method for monitoring a card slot
US9427145B2 (en) Ophthalmologic measurement apparatus, method and program of controlling the same
US20130162945A1 (en) Ophthalmologic apparatus, and ophthalmologic control method and program
CN109632653B (zh) 基于摄像头的血浆乳糜和溶血检测装置及方法
JP2005227103A (ja) 分注装置
JPH11192209A (ja) 非接触式眼圧計
JP6628003B2 (ja) 液滴流量測定装置
JPH08140942A (ja) 非接触式眼圧計
JP2023154362A (ja) 流量制御システム、点滴システム、輸液ポンプ、流量制御方法及びプログラム
JP7528840B2 (ja) 制御システム
WO2021182123A1 (ja) 検出装置及び輸液ポンプ
JP7179399B1 (ja) 点眼補助具
EP4046567A1 (en) System for non-contact measuring intraocular pressure of an eye

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5583939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250