JP5577620B2 - 粘着剤、粘着フィルム、及び光学部材用表面保護フィルム - Google Patents

粘着剤、粘着フィルム、及び光学部材用表面保護フィルム Download PDF

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本発明は、主に光学部材の表面保護フィルムに使用可能な粘着剤に関する。
液晶テレビ等の液晶表示装置に設けられている液晶ディスプレイは、偏光板をはじめとする各種の光学部材から構成されている。前記光学部材には、その表面に埃等が付着するのを防止し、かつ輸送等の際に傷が発生するのを防止するために、通常、表面保護フィルムが貼付されている。
前記表面保護フィルムとしては、一般にポリエチレンテレフタレート等の透明なプラスチックフィルムの表面に、粘着層を有するものが使用される。前記表面保護フィルムは、通常、偏光板等の光学部材の輸送時に加え、液晶ディスプレイ等の製造工程においても、光学部材に貼付されているが、液晶ディスプレイ等が最終製品として出荷される際には、光学部材の表面から剥離され、処分される。
そのため、前記表面保護フィルムを構成する粘着層には、光学部材表面に貼付されている状態では前記フィルムのズレ等を引き起こさないレベルの優れた粘着力を有するが、それを剥離する際には、糊残りを生じることなく比較的弱い力で容易に剥離可能なものが求められている。とりわけ、前記容易に剥離可能な粘着層を開発することは、光学部材の生産効率の低下を防止するうえで強く求められている。
前記容易に剥離可能な粘着層を形成可能な粘着剤としては、様々なものが知られており、例えば、2−エチルヘキシルアクリレートを主成分とするアクリル酸エステル共重合体とイソシアネート系架橋剤とトリブトキシエチルホスフェート等の可塑剤を含む、水との接触角が40〜100°である粘着層を形成可能な粘着剤が知られている(例えば特許文献1参照。)
前記粘着剤であれば、比較的弱い力であっても、被着体表面から粘着シートを剥離可能な粘着層を形成することが可能である。
しかし、前記粘着シートと被着体との間に気泡が入った状態でそれらを貼り合わせた場合に、前記気泡周辺の被着体表面に粘着剤由来の成分が付着し、被着体表面を汚染する場合があった。とりわけ、前記表面保護フィルムの貼付された液晶ディスプレイ等が、その生産工程や輸送工程で様々な温度環境下におかれるなかで、前記被着体表面の汚染は、比較的高温条件下に長期間放置された場合に、著しく生じる場合があった。
特開平10−310745号公報
本発明が解決しようとする課題は、被着体に貼付されている状態では優れた粘着力を有する一方で、被着体表面から粘着フィルムを剥離する際には、比較的弱い力で剥離することができ、かつ、比較的高温条件下に長時間放置された場合であっても、被着体表面の汚染を引き起こさない粘着剤を提供することである。
本発明者等は、前記粘着フィルムの剥離を容易に可能とする方法として、光学部材の表面保護フィルムの粘着層の形成に従来から使用されているアルキレンオキサイド鎖を有するアクリル重合体含有の粘着剤を使用することが効果的ではないかと考え、検討を進めた。
前記粘着剤であれば、比較的弱い力であっても、被着体表面から粘着シートを剥離可能な粘着層を形成できたものの、やはり、前記粘着シートと被着体との間に気泡が存在すると、前記気泡周辺の被着体表面に粘着剤由来の成分が付着し、被着体表面を汚染する場合があった。
一方、前記特許文献1に記載のように、粘着剤に様々な可塑剤を混合することによってその粘着力や汚染性を制御することを検討した。具体的には、前記アルキレンオキサイド鎖を有するアクリル重合体と前記特許文献1記載の可塑剤やその他エポキシ化脂肪酸エステルをはじめとする様々な可塑剤の組み合わせを検討した。
しかし、前記粘着剤であっても、依然として汚染性を十分に防止することができず、とりわけ、高温条件下に長期間放置された場合に、被着体表面に著しい汚染の生じる場合があった。
本発明者等は、前記粘着剤を構成するアクリル重合体の構造と、可塑剤等の添加剤の選択との組み合わせを検討したところ、アルキレンオキサイド鎖を有さないアクリル重合体と、エポキシ化脂肪酸エステルと有機溶剤とを含む粘着剤であれば、本発明の課題を解決できることを見いだした。特に、被着体表面の汚染性防止については、アルキレンオキサイド鎖を有さないアクリル重合体の使用及びエポキシ化脂肪酸エステルの使用のいずれか一方の要件のみを満たす粘着剤では実現できなかったにも関らず、それらを組み合わせた場合に基材表面の汚染を十分に防止可能となったことは予想外の効果である。
即ち、本発明は、アクリル重合体(A)、エポキシ化脂肪酸エステル(B)、及び有機溶剤(C)を含有してなる粘着剤であって、前記アクリル重合体(A)がポリアルキレンオキサイド鎖を有さないものであることを特徴とする粘着剤に関する。
また、本発明は、前記粘着剤からなる粘着層がプラスチック基材の片面または両面に形成された粘着フィルム及び光学部材用表面保護フィルムに関する。
本発明の粘着剤は、粘着フィルムを被着体から剥離した際に、粘着剤の糊残りに起因した被着体表面の汚染を十分に防止可能であることから、例えば偏光板や光学補償フィルム、位相差板等の光学部材等の表面保護フィルムに使用することができる。
本発明の粘着剤は、アクリル重合体(A)、エポキシ化脂肪酸エステル(B)、有機溶剤(C)、及び必要に応じてその他の添加剤を含有してなる粘着剤であって、前記アクリル樹脂(A)がポリアルキレンオキサイド鎖を有さないものであることを特徴とするものである。前記粘着剤は、有機溶剤(C)中に前記アクリル重合体(A)や前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)等が溶解または分散したものであることが好ましい。
はじめに、本発明で使用するアクリル重合体(A)について説明する。
本発明で使用するアクリル重合体(A)は、本発明の粘着剤を構成する主成分となりうるものである。
前記ポリアルキレンオキサイド鎖は、従来より、粘着剤の帯電防止性能を向上する観点からアクリル重合体中に好ましく導入されているが、ポリアルキレンオキサイド鎖の導入量が増加するにつれて、得られる粘着剤は被着体表面の汚染を引き起こしやすくなる。
一方、本願発明の粘着剤であれば、被着体と粘着フィルムとの積層体を、比較的高温下に長期間放置した場合であっても、前記粘着剤に起因した被着体表面の汚染を十分に防止可能である。
前記アクリル重合体(A)が有さないポリアルキレンオキサイド鎖は、アルキレンオキサイドが1〜100モル付加したものであって具体的には、ポリエチレンオキサイド鎖やポリプロピレンオキサイド鎖、ポリブチレンオキサイド鎖、及びそれらの共重合体からなる鎖状構造である。
また、前記アクリル重合体(A)は、被着体に貼付された状態では粘着フィルムの浮きや剥がれを引き起こさないレベルの優れた粘着力と、該被着体から粘着フィルムを剥離する際には比較的弱い力で容易に剥離できるレベルの再剥離性とを両立する観点から、20万〜200万の範囲の重量平均分子量を有するものを使用することが好ましい。
また、前記アクリル重合体(A)は、−25℃以下のガラス転移温度を有することが、被着体に貼付された状態では粘着フィルムの浮きや剥がれを引き起こさないレベルの優れた粘着力と、該被着体から粘着フィルムを剥離する際には比較的弱い力で容易に剥離できるレベルの再剥離性とを両立するうえで好ましい。
また、前記アクリル重合体(A)としては、粘着層形成後に前記エポキシ化脂肪酸エステルの有するエポキシ基と反応しうる官能基を有するものを使用することが、粘着フィルムと被着体とを貼り合わせた積層体を比較的高温下に長期間保存等した場合に生じうる前記被着体表面の汚染を十分に防止できるため好ましい。前記官能基としては、例えばカルボキシル基が挙げられる。
また、本発明の粘着剤に後述する架橋剤を併用する場合には、前記アクリル重合体(A)は架橋剤と反応しうる官能基を有することが好ましい。かかる官能基としては、例えば水酸基であることが好ましい。
前記架橋剤と反応しうる官能基は、アクリル重合体(A)の全量に対して、1〜15質量%存在することが好ましく、3〜10質量%存在することが、架橋剤と良好に架橋反応し、良好な再剥離性を付与できるため好ましい。
以上のことから、前記アクリル重合体(A)としては、水酸基とカルボキシル基とを有するものを使用することが好ましい。
前記アクリル重合体(A)は、各種アクリル単量体の有する重合性不飽和二重結合に起因したラジカル重合によって製造することができる。
前記アクリル単量体としては、例えば水酸基含有アクリル単量体、カルボキシル基含有アクリル単量体、アルキル基含有アクリル単量体等の、従来より知られている各種アクリル単量体を単独または組み合わせ使用することができる。
前記アクリル重合体(A)の製造に使用可能な水酸基含有アクリル単量体としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリル、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリル(メタ)アクリレート等を使用することができ、なかでも2−ヒドロキシエチルアクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、及び4−ヒドロキシブチルアクリレートを使用することが好ましい。
前記水酸基含有アクリル単量体は、前記アクリル重合体(A)の製造に使用するアクリル単量体の全量に対して5〜15質量%使用することが好ましく、5〜10質量%使用することが特に好ましい。前記範囲の水酸基含有アクリル単量体を使用することによって、粘着層の架橋を好適に進行させ、光学部材等の被着体表面から本発明の粘着フィルムや表面保護フィルムを剥離した際に生じうる、被着体表面の汚染を防止することができる。
また、前記アクリル重合体(A)の製造に使用可能なカルボキシル基含有アクリル単量体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボキシペンチル(メタ)アクリレート、(無水)イタコン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、クロトン酸等を使用することができ、なかでも、アクリル酸やメタクリル酸を使用することが好ましい。
前記カルボキシル基含有アクリル単量体は、アクリル重合体(A)の製造に使用するアクリル単量体の全量に対して0.01〜1質量%使用することが好ましく、更には0.05〜0.5質量%使用することが特に好ましい。
また、前記アクリル重合体(A)の製造に使用可能なアルキル基含有アクリル単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、s−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ウンデシル(メタ)アクリレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)アクリレート、n−テトラデシル(メタ)アクリレート等を使用することができ、なかでもn−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートを使用することが、被着体に貼付された状態では粘着フィルムの浮きや剥がれを引き起こさないレベルの優れた粘着力を付与できるため好ましい。
前記アルキル基含有アクリル単量体は、アクリル重合体(A)の製造に使用するアクリル単量体の全量に対して50〜99質量%使用することが好ましい。かかる範囲内のアルキル基含有アクリル単量体を使用することによって、被着体から粘着フィルムを剥離する際には、比較的弱い力で容易に剥離できるレベルの再剥離性を有する粘着剤を得ることができる。
また、前記アクリル重合体(A)の製造には、前記したものの他にアミド基含有アクリル単量体、アミノ基含有アクリル単量体、イミド基含有アクリル単量体等の窒素原子含有アクリル単量体を使用することができる。
前記アミド基含有アクリル単量体としては、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、ジエチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジエチルメタクリルアミド、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等を使用することができる。
前記アミノ基含有アクリル単量体としては、例えばアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等を使用することができる。
前記イミド基含有アクリル単量体としては、例えばシクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、イタコンイミド等を使用することができる。
また、その他のアクリル単量体としては、前記した以外にも、例えばスチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸、スルホプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルオキシナフタレンスルホン酸、ビニルスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸基含有アクリル単量体や、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート基含有リン酸基含有アクリル単量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノ基含有単量体、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル等のグリシジル基含有アクリル単量体をはじめ、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、スチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、α−メチルスチレン、その他の置換スチレン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテルなどを併用しても良い。
前記した各種アクリル単量体を用いてアクリル重合体(A)を製造する方法としては、例えば前記アクリル単量体の有する重合性二重結合に起因したラジカル重合法が挙げられる。具体的には、前記した各種アクリル単量体と重合開始剤と、有機溶剤(C)とを、好ましくは40〜90℃の温度下で混合、攪拌し、ラジカル重合を進行させる方法が挙げられる。
前記重合開始剤としては、例えば過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過酸化物や、2,2'−アゾビス−(2−アミノジプロパン)2塩酸塩、2,2'−アゾビス−(N,N'−ジメチレンイソブチルアミジン)2塩酸塩、2,2'−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}等のアゾ化合物等を使用することができる。前記重合開始剤の使用量は、前記アクリル単量体の全量100質量部に対して0.01〜5質量部であることが好ましい。
前記方法で得られたアクリル重合体(A)は、本発明の粘着剤全体に対して、20〜60質量%の範囲で使用することが好ましく、30〜50質量%の範囲で使用することが好ましい。
次に、本発明で使用するエポキシ化脂肪酸エステル(B)について説明する。
前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)は、被着体表面の粘着剤に起因した汚染を防止するうえで必須の成分である。ここで、前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)の代わりに、例えばトリブトキシエチルホスフェート等の添加剤を使用した粘着剤では、とりわけ、高温環境下に放置された場合に被着体表面を汚染する場合があった。
一方、本発明のようにエポキシ化脂肪酸エステル(B)を使用すれば、被着体表面からの粘着フィルムの剥離を比較的弱い力で行うことができ、かつ、比較的高温条件下に長時間放置された場合であっても、被着体表面の汚染を引き起こさない粘着剤を提供することである。
前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)としては、9,10−エポキシオクタデカン酸メチル、9,10−エポキシオクタデカン酸2−エチルヘキシル、及び、9,10−エポキシオクタデカン酸ブチルを使用することができる。
前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)は、本発明の粘着剤全体に対して、0.01〜10質量%の範囲で使用することが好ましく、0.1〜3質量%の範囲で使用することが好ましい。
次に、本発明で使用する有機溶剤(C)について説明する。
本発明で使用する有機溶剤(C)は、前記アクリル重合体(A)や及前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)を溶解または分散できるものであればいずれのものも使用することができる。具体的には、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ヘキサン、アセトン、シクロヘキサノン、3−ペンタノン、アセトニトリル、プロピオニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドなどを使用することができ、なかでもトルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトンを使用することが好ましい。
前記有機溶剤(C)は、本発明の粘着剤の全量に対して40〜75質量%の範囲で含まれることが好ましい。
本発明の粘着剤は、前記した必須成分の他に、必要に応じて架橋剤を含有していても良い。
架橋剤は、前記アクリル重合体(A)と3次元の架橋構造を形成することで適度な粘着力を粘着剤に付与する。架橋剤を使用する場合には、前記アクリル重合体(A)として、架橋剤と反応しうる官能基、具体的には、前記した水酸基やカルボキシル基等を有するものを使用することが好ましい。
前記架橋剤としては、例えばトリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物等のイソシアネート基含有架橋剤や、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル等のエポキシ基含有架橋剤等の従来知られているものを使用することができるが、なかでもイソシアネート基含有架橋剤(D)を使用することが好ましい。
前記イソシアネート基含有架橋剤(D)は、前記アクリル重合体(A)の全量に対して5〜25質量%の範囲で使用することが、粘着フィルムを構成する基材への濡れ性の向上や良好な再剥離性を付与する上で好ましい。
また、本発明の粘着剤は、前記成分の他に必要に応じてその他の添加剤を含んでいてもよい。
また、前記添加剤としては、例えば架橋触媒、着色剤、顔料などの粉体、界面活性剤、可塑剤、粘着性付与剤、低分子量ポリマー、表面平滑剤、レベリング剤、酸化防止剤、腐食防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、シランカップリング剤、無機または有機の充填剤、金属粉、粒子状、箔状物などを使用する用途に応じて適宜添加することができる。
次に、本発明の粘着剤の製造方法について説明する。
本発明の粘着剤は、例えば、前記方法で製造したアクリル重合体(A)の有機溶剤(C)溶液及び前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)等を予め混合したものと、必要に応じて前記架橋剤等とを混合、攪拌することによって製造することができる。前記架橋剤を使用する場合には、混合後、直ちに粘着剤の架橋反応が進行するため、粘着剤製造後は速やかに塗工等を行うことが好ましい。
前記方法で得られた粘着剤は、塗工作業性を損なうことなく、被着体表面からの粘着フィルムの剥離を比較的弱い力で行うことができ、かつ、比較的高温条件下に長時間放置された場合であっても、被着体表面の汚染を引き起こさないことから、各種粘着フィルムを構成する粘着層に使用することができる。
前記粘着フィルムは、例えば偏光板や光学補償フィルム、位相差板等の光学部材の表面を保護するための表面保護フィルムや、ダイシング用フィルム、バックグラインドフィルム等に使用することができる。特に前記光学部材用の表面保護フィルムとして使用することが好ましい。
前記粘着フィルムは、例えばポリエチレンテレフタレート等のプラスチックからなるフィルムまたはシートの片面または両面に粘着層を有する。
かかる粘着フィルムの粘着層の厚みは特に制限はないが、1〜100μm好ましい。特に光学部材の表面保護フィルムとして使用する場合には、5〜30μmが好ましい。
前記粘着フィルムまたは光学部材表面保護フィルムを製造する方法としては、例えば有機溶剤(C)中に前記アクリル重合体(A)及び前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)が溶解または分散した混合物と、必要に応じて前記架橋剤とを混合して本発明の粘着剤を製造した後、速やかに該粘着剤をプラスチック基材上に塗工し、硬化を進行させる方法がある。
また、前記粘着フィルムまたは光学部材表面保護フィルムが、予め作成した粘着層を、プラスチック基材表面に転写する方法によって製造することもできる。
前記プラスチック基材としては、シート状又はフィルム上のものを使用することが好ましく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルをはじめ、ポリオレフィン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンエチレンビニルアルコール、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミドからなるシート又はフィルムを使用することが好ましい。前記プラスチック基材は、粘着フィルムを使用する用途に応じて異なるが、概ね10〜100μmの厚みであることが好ましい。
また、本発明の粘着剤を光学部材用表面保護フィルムに使用する場合には、フィルムとして更に高いレベルの帯電防止性を求められることから、前記プラスチック基材として帯電防止処理の施されたものを使用することが好ましい。
前記プラスチック基材の片面又は両面に本発明の粘着剤を塗工する方法としては、例えばロールコーター、グラビアコーター、リバースコーター、スプレーコーター、エアーナイフコーター、ダイコーター等を用いる方法が挙げられる。
また、前記プラスチック基材上に粘着剤を塗工した後、その粘着剤が所定のゲル分率となるまで硬化させ粘着層を形成する方法としては、常温下で一定期間養生する方法であっても良いが、硬化反応を促進する観点から20℃〜50℃の範囲で養生しても良い。
本発明の粘着剤を用いて形成された粘着層のゲル分率としては、85質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。かかる範囲のゲル分率を有する粘着層は、良好な粘着力と再剥離性とを有する。
以下、本発明を実施例と比較例により、一層、具体的に説明する。
[アクリル重合体(P−1)の製造方法]
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアクリレート942質量部、4−ヒドロキシブチルアクリレート56質量部、アクリル酸2質量部、酢酸エチル730質量部、及びメチルエチルケトン250質量部を仕込み、攪拌下、窒素を吹き込みながら72℃まで昇温した。その後、予め酢酸エチルにて溶解した2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)溶液20質量部(固形分0.5質量%)を添加した。
次いで、攪拌下72℃にて4時間ホールドした後、75℃で5時間ホールドした。次いで、酢酸エチルで希釈し、200メッシュ金網でろ過することによって、不揮発分45質量%のアクリル重合体(P−1)溶液を得た。
[アクリル重合体(P−2)の製造方法]
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアクリレート944質量部、4−ヒドロキシブチルアクリレート56質量部、酢酸エチル730質量部、メチルエチルケトン250質量部を仕込み、攪拌下、窒素を吹き込みながら72℃まで昇温した。
次いで、予め酢酸エチルにて溶解した2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)溶液20質量部(固形分0.5質量%)を添加した後、攪拌下72℃にて4時間ホールドし、更に、75℃で5時間ホールドした。
次いで、酢酸エチルで希釈し、200メッシュ金網でろ過することによって、不揮発分45質量%のアクリル重合体(P−2)溶液を得た。
[アクリル重合体(P−3)の製造方法]
攪拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応容器に、2−エチルヘキシルアクリレート478質量部、ブチルアクリレート300質量部、メトキシエチレングリコールメタクリレート(エチレンオキサイドの9mol付加物)150質量部及び2−ヒドロキシエチルアクリレート70質量部、酢酸エチル180質量部、メチルエチルケトン800質量部を仕込み、攪拌下、窒素を吹き込みながら72℃まで昇温した。
次いで、予め酢酸エチルにて溶解した2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)溶液20質量部(固形分0.5質量%)を添加した後、72℃で4時間ホールドし、更に75℃で5時間ホールドした。
次いで、酢酸エチルで希釈し、200メッシュ金網でろ過することによって、不揮発分45質量%のアクリル重合体(P−3)溶液を得た。
[実施例1]
容器に、前記アクリル重合体(P−1)溶液100質量部と、9,10−エポキシオクタデカン酸−2−エチルヘキシル2質量部とを仕込み、攪拌混合した。
次いで、架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)2.2質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[実施例2]
容器に、前記アクリル重合体(P−1)溶液100質量部と、9,10−エポキシオクタデカン酸ブチル2質量部を仕込み、攪拌混合した。
次いで、架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)2.2質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[実施例3]
容器に、前記アクリル重合体(P−1)溶液100質量部と、9,10−エポキシオクタデカン酸メチル2質量部を仕込み、攪拌混合した。
次いで、架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)2.2質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[実施例4]
容器に、前記アクリル重合体(P−2)溶液100質量部と、9,10−エポキシオクタデカン酸2−エチルヘキシル2質量部を仕込み、攪拌混合した。
次いで、架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)2.2質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[比較例1]
容器に、前記アクリル重合体(P−1)溶液100質量部に架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)2.2質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[比較例2]
容器に、前記アクリル重合体(P−3)溶液100質量部に架橋剤としてバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート。DIC(株)製。イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)3.4質量部を添加し、均一になるよう攪拌混合した後、100メッシュ金網で濾過することによって粘着剤を得た。
[表面保護フィルムの作製方法]
表面に離型処理された厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面に、乾燥後における膜厚が20μmとなるように、前記粘着剤を塗布し、100℃で2分間乾燥した後、その粘着剤からなる面に厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、23℃の環境下で7日間エージングすることによって表面保護フィルムを得た。
[粘着力及び再剥離性の評価方法]
前記方法で作成した表面保護フィルムから離型紙を剥離し、偏光板の表面に貼付けしたものを、JIS Z−0237に準じて180度剥離強度を測定した。前記剥離強度が、概ね0.040〜0.065N/25mmであることが、実用上好ましい。具体的には、前記剥離強度が0.040N/25mm未満であるものは、再剥離性に優れるため、比較的弱い力で偏光板表面から保護フィルムを剥離できるものの、偏光板表面における前記保護フィルムのハガレや膨れ、ズレ等を引き起こす問題があった。また、前記剥離強度が0.065N/25mmを超えるものであれば、偏光板表面における前記保護フィルムのハガレや膨れ等を防止できたものの、再剥離性に乏しいという問題があった。
[汚染性の評価方法]
前記方法で作成した表面保護フィルムから離型紙を剥離し、偏光板表面に貼り合わせた。前記貼り合わせは、前記表面保護フィルムと偏光板との間に、気泡が含まれるように行った。前記貼り合わせて得られた積層体を50℃の環境下に2時間放置した後、前記表面保護フィルムを剥離し、前記偏光板表面の汚染の程度を目視で評価した。具体的には、前記偏光板表面に、白い曇りのような汚染が全く見られないものを「○」、気泡が存在したことをかすかに確認できる汚染が見られたものを「△」、気泡が形成された周辺に明確な汚染が見られたものを「×」と評価した。
また、前記と同様の方法で被着体と偏光板とを貼り合わせた積層体を80℃の環境下に2日間放置した後、前記表面保護フィルムを剥離し、前記偏光板表面の汚染の程度を目視で評価した。具体的には、前記偏光板表面に、白い曇りのような汚染が全く見られないものを「○」、気泡が存在したことをかすかに確認できる汚染が見られたものを「△」、気泡が形成された周辺に明確な汚染が見られたものを「×」と評価した。
Figure 0005577620
Figure 0005577620
DN−980S;DIC(株)製のバーノックDN−980S(ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート、イソシアネート基含有率21質量%、不揮発分100質量%)

Claims (5)

  1. ポリアルキレンオキサイド鎖を有さないアクリル重合体(A)、エポキシ化脂肪酸エステル(B)、及び有機溶剤(C)を含有してなる粘着剤からなる粘着層が、プラスチック基材の片面または両面に形成された光学部材用表面保護フィルム
  2. 前記アクリル重合体(A)がカルボキシル基を有するものである、請求項1に記載の光学部材用表面保護フィルム
  3. 前記エポキシ化脂肪酸エステル(B)が、9,10−エポキシオクタデカン酸メチル、9,10−エポキシオクタデカン酸2−エチルヘキシル、及び、9,10−エポキシオクタデカン酸ブチルからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載の光学部材用表面保護フィルム
  4. 前記粘着剤が更にイソシアネート基含有架橋剤(D)を含有する、請求項1に記載の光学部材用表面保護フィルム
  5. 前記イソシアネート基含有架橋剤(D)が、前記アクリル重合体(A)の全量に対して5〜25質量%含まれる、請求項4に記載の光学部材用表面保護フィルム
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