JP5577467B2 - 自転車 - Google Patents

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Description

本発明は、フットペダルの他に、乗り手の膝部分の動きを、駆動する力に利用するニーペダルを設けた自転車に関するものである。
従来、前輪と後輪を有するフレームにクランク軸を設け、クランク軸にクランクアームを介して左右一対のフットペダルを設け、フットペダルの踏み込みをチェンにより後輪に伝達して走行する自転車は、公知である(特許文献1)。
特開2005−225466号公報
前記公知例では、左右のフットペダルの一方を上側の踏み込み開始位置から下方の踏み込み終了位置にまで踏み込んで、駆動力を発生させて走行する。このとき、他方のフットペダルが下方から上方へ戻る間では駆動力を発生せず、そのため、公知の自転車では実質的に乗り手の片足走行となっており、非効率的である。
本発明は、フットペダルが下から上へ戻る間の膝部分の動きを利用して、駆動力を発生するように工夫し、フットペダルが戻るときにも駆動力を発生させて、効率よく走行できるようにすることを目的とする。
請求項の発明は、フレーム1にサドル5と前輪12と後輪15を設け、前記フレーム1に設けたクランク軸20にクランクアーム19を介して左右一対のフットペダル18を設け、前記クランク軸20に設けた駆動スプロケット21と前記後輪15の後側回転軸16に設けた従動スプロケット22との間に後輪駆動チェン23を掛け回し、前記クランク軸20には膝用一方向クラッチを介して回転体36を設け、前記フレーム1には、踏み込んだ前記フットペダル18が上方位置に戻るときの乗り手の膝部分に当接するニーペダル30を往復動自在に設け、該ニーペダル30と前記回転体36とを操作伝達部材33により連結した自転車としたものである。
請求項の発明は、前記ニーペダル30は、左右一対設けると共に各ニーペダル30は膝用一方向クラッチを介して前記クランク軸20に交互に駆動力を伝達する構成とした自転車としたものである。
請求項の発明は、前記クランク軸20は、軸筒81と軸筒81に回転自在に挿入した回転軸82とにより形成し、前記軸筒81と回転体36に固定の外側軸筒76との間に前記膝用一方向クラッチ75を設け、前記軸筒81の外周に前記駆動スプロケット21を固定し、前記回転軸82の左右両側には左右のフットペダル18のクランクアーム19の基部を固定し、軸筒81と回転軸82の間にはフットペダル18の駆動の伝達と逆回転を許容する足踏み用一方向クラッチ85を設けた自転車としたものである。
請求項1の発明では、フットペダル18を踏み込んでいなくても、膝部分がニーペダル30を押し上げて駆動力を発生させて、自転車の走行を補助でき、ニーペダル30の駆動力を利用した自転車を簡単な構成で安価に提供できる
請求項の発明では、左右のフットペダル18のうちの何れかが下方位置から上方の踏み込み開始位置へ戻るために空転しているときに、左右の何れかのニーペダル30により走行を補助でき、左右のニーペダル30の駆動力を利用した自転車を簡単な構成で安価に提供できる。
請求項の発明では、自転車走行中に、左右のフットペダル18と左右のニーペダル30のいずれも非駆動状態にすることができる。
図1は自転車の全体概略側面図。 図2は推進補助機構の回転体等の分解斜視図。 図3は同正面図。 図4は推進補助機構の回転体等の分解斜視図。 図5は回転体の正面図。 図6は回転体と操作伝達部材と移動部材の展開状態の側面図。 図7はガイド部材の斜視図。 図8は同斜視図。 図9はニーペダルの不使用状態斜視図。 図10はニーペダルが下方位置状態の側面図。 図11はニーペダルが上動状態の側面図。 図12はニーペダルが上方位置状態の側面図。 図13は推進補助機構の側面図。 図14はガイド部材の他の実施例の側面図。 図15は推進補助機構の他の実施例の断面図。 図16は同斜視図。 図17は推進補助機構の他の実施例の側面図。 図18は同作用状態の側面図。 図19は同走行状態概略斜視図。 図20はクランク軸付近の断面図。 図21は一方向クラッチの断面図。 図22はニーペダルの上動位置状態の側面図。 図23はニーペダルの不使用状態の側面図。
本発明の実施例を図により説明すると、1は自転車のフレームであり、フレーム1の構成は任意であるが、以下一例を示す。フレーム1は、前側斜めフレーム2と後側横フレーム3を有するメインフレーム4と、前側斜めフレーム2と後側横フレーム3の結合部分に設けたサドル5を有するサドルフレーム6と、サドルフレーム6の上部と後側横フレーム3の後部とを連結する後側斜めフレーム7とを有する。
なお、この明細書において、「上下」、「前後」および「左右」は、自転車の走行方向を基準としたもので、それぞれ自転車の「上下」、「前後」および「左右」と一致する。
前記前側斜めフレーム2は、左右1対のフロントフォーク10を操舵可能に取付けた前側フレーム11を有する。フロントフォーク10には前輪12を回転自在に取付ける。13はハンドルである。
前記後側斜めフレーム7と後側横フレーム3の結合部分には後輪15を後側回転軸16により取付ける。メインフレーム4の中央部分のボス部17には左右一対のフットペダル18を設ける。19は各フットペダル18のクランクアームである。クランクアーム19の基部はクランク軸20の左右両側に設ける。クランク軸20は前記ボス部17に軸装する。クランク軸20に設けた駆動スプロケット21と、後輪15の後側回転軸16に設けた従動プロケット22との間に後輪駆動チェン23を掛け回す。
後側回転軸16と従動スプロケット22との間には一方向クラッチ24を設ける。一方向クラッチ24の作用によって、自転車に乗る人がフットペダル18を踏んで、自転車の前進方向イヘクランク軸20を回動させた時だけ、クランク軸20の回動力が従動スプロケット22に伝達される。また、自転車の前進中に、自転車に乗る人がフットペダル18を踏むことを停止し、従動プロケット22に対しクランク軸20が相対的に後退方向に回転した場合も、一方向クラッチ24の作用によって、従動プロケット22からクランク軸20へ回転力が遮断されるよう構成する。
しかして、クランク軸20には、フットペダル18のうちの踏み込んでいない方の膝部分の上動運動をニーペダル30によって利用して発生させた駆動力を伝達する。フットペダル18を踏み込む駆動力と踏み込んでいない方の乗り手の膝部分の上動運動の駆動力の二つの駆動力により後輪15を駆動して走行するように構成し、乗り手の足の踏み込みと膝の上動とを交互に利用して走行して、効率よく走行する。
即ち、従来の自転車では、踏み込んだ方のフットペダル18は自転車を走行させる駆動力を発生させるが、他方のフットペダル18は単に惰性で元の位置に戻るため、戻るときのフットペダル18は走行用の駆動力を発生させていないから、左右のフットペダル18のうち一方は駆動力を発生させず、自転車は乗り手の片足走行となっており、非効率的である。
本願では、踏み込んでいないフットペダル18が下方所定位置(踏み込み終了位置)から上方所定位置(踏み込み開始位置)へ移動する間に、ニーペダル30を押し上げるときの駆動力とフットペダル18を踏み込む駆動力との両者の駆動力により走行する構成とする。
この場合、踏み込んでいないフットペダル18に対応したニーペダル30を有する推進補助機構31を設けると、ニーペダル30による走行の補助は可能となるが、左右のフットペダル18に対応させて一対のニーペダル30を有する推進補助機構31を設けると、一層、有効にニーペダル30により走行を補助させる構成となる。
なお、理解を容易にするため、先ず、一方のフットペダル18に対応するニーペダル30の構成および作動を説明する。
ニーペダル30は、フットペダル18が下方所定位置(踏み込み終了位置)から上方所定位置(踏み込み開始位置)へ移動する間に、下から上に移動する乗り手の膝部分を当接させて押し上げる。ニーペダル30には操作伝達部材33の一端34を係止し、操作伝達部材33の他端35は回転体36の所定位置に係止する。回転体36は、所定幅を有する円板部材により形成し、中心の挿通孔37を前記クランク軸20に回転のみ自在に挿通する。回転体36の外周に操作伝達部材33の他端35を係止し、操作伝達部材33の他端35と一端34との中間部分は回転体36の外周に沿わせて巻き掛ける。
操作伝達部材33は、所定長さを有して両端が切断されているワイヤー部材やチェン部材により構成し、フットペダル18が下方所定位置(踏み込み終了位置)から上方所定位置(踏み込み開始位置)へ移動する間にニーペダル30が移動する長さを有していればよい。実施例の操作伝達部材33はチェン40により構成し、回転体36にはチェン40が噛み合うギヤ部41を形成している。このギヤ部41は、ニーペダル30が下方位置のときにチェン40が噛み合う3/4周より多く形成すればよい。
回転体36とクランク軸20との間に一方向回転クラッチ50を設ける。回転体36には複数のラチェット43を軸44により取付ける。クランク軸20にはラチェット43が係合する係合段部45を設けたドラム46を固定する。47は、係合段部45と係合段部45との間に設けた傾斜面である。
ドラム46はクランク軸20に固定され、常時フットペダル18の走行方向回転(イ方向)と一致して回転する。回転体36はニーペダル30が下方から上方へ移動する間(フットペダル18が下方所定位置から上方所定位置へ移動する間と一致)に、ドラム46の係合段部45に回転体36のラチェット43を係合させて、駆動を伝達する。
即ち、ニーペダル30の押し上げによって操作伝達部材33を牽引し、回転体36を駆動スプロケット21と同方向の走行方向に回転させ、この回転力を回転体36のラチェット43を介してドラム46の係合段部45に伝達し、ドラム46がクランク軸20を回転させ、走行を補助する。
また、ニーペダル30が上方位置から下方位置に戻るときには、回転体36の回転方向とドラム46の回転方向とは逆転関係になるので、ラチェット43は係合段部45に非係合状態になる。
即ち、フットペダル18が下方所定位置(踏み込み終了位置)から上方所定位置(踏み込み開始位置)へ移動するときに、乗り手の膝部分の押し上げ運動によりニーペダル30が下方位置から上方位置へ移動し、ニーペダル30が操作伝達部材33を牽引し、このとき、回転体36はフットペダル18の回転方向と一致するので、ラチェット43をドラム46の係合段部45に係合させ、ニーペダル30は上方位置から下方位置へ重力で移動し、操作伝達部材33は緩(ゆる)み、回転体36はドラム46に対して逆転して元の位置に復帰する。
したがって、上記の場合、ラチェット43とドラム46の係合段部45とにより、回転体36を一方向に回転させる一方向回転クラッチ50を構成する。
48はラチェット43の過剰回動を規制するストッパである。
回転体36のバネ係止部52には、前記ニーペダル30を常時下方に位置するように付勢する復帰バネ53の一端54を係止する。復帰バネ53のコイル部55は前記クランク軸20に挿通し、復帰バネ53の他端56は、メインフレーム4の中央の前記ボス部17に固定のケース57のバネ係止部58に係止する。
しかして、前記ドラム46は、ドラム46の左右両側に係合段部45を形成し、この左右の係合段部45の係合するラチェット43を設けた回転体36を左右一対配置し、左右の回転体36の外側に夫々ケース57を配置する。即ち、中央にドラム46を設け、ドラム46の左右両側に、一対の復帰バネ53と、一対の回転体36を配置して一対の推進補助機構31を配置している。
前記ニーペダル30は左右の推進補助機構31に対応させて一対設け、各ニーペダル30はフレーム1の所定位置に設けたガイド部材60に往復移動自在に取付ける。
61はガイド部材60の左右一対の移動溝、62は移動溝61に嵌合させる前記操作伝達部材33を係止した移動部材、63は操作伝達部材33の移動を誘導案内するチェン誘導体である。
64はニーペダル30前記移動部材62に起伏自在に取付ける取付部、65は取付部64が移動するガイド部材60の側面に設けた開口部、66は移動部材62に設けたベアリングである。67はメインフレーム4に設けたガイド取付フレーム、68はガイド部材60の上下二カ所に設けた調節部である。
図14は、ガイド部材60の他の実施例を示し、前記移動溝61の底部に弾性部材により形成した複数の抵抗体70を設け、該抵抗体70に当接する当接部71を移動部材62に設けたものであり、ニーペダル30が上昇するとき、抵抗体70は退避し、作動抵抗を減少させるが、一旦、上昇したニーペダル30が下降するときは自重落下させずに、抵抗体70により下降速度を抑制させ、ニーペダル30から乗り手の膝が外れたときのショックを防止する。
図15〜図16は、フットペダル18の反イ方向への回転を可能にする一方向クラッチ73を設けたものである。クランク軸20を内側軸20Aと外側軸筒20Dとの二重軸構成とし、内側軸20Aと外側軸筒20Dとの間に一方向クラッチ73を設ける。内側軸20Aに左右のフットペダル18を固定し、外側軸筒20Dにドラム46を固定する。
したがって、フットペダル18を前進方向に踏み込むと、一方向クラッチ73が入りになって、自転車を走行させ、フットペダル18の位置調節等に起因してフットペダル18を逆転させたときには一方向クラッチ73を切りにして、フットペダル18の逆転をドラム46に伝達させない。
図17以下は、ニーペダル30および推進補助機構31の他の実施例を示す。なお、理解容易にするため、上記実施例と同じ部材には同一の符号を付している。
ニーペダル30には操作伝達部材(チェン40)33の一端34側を接続し、操作伝達部材33の他端35は回転体36の所定位置に係止する。回転体36は所定幅を有する円板部材により形成する。前記回転体36の外周に操作伝達部材33の他端35を係止し、操作伝達部材33の他端35と一端34との中間部分は回転体36の外周に沿わせて掛け回す。
回転体36は、前記クランク軸20に、ニーペダル30の駆動力を伝達するが、ニーペダル30の戻りによる回転を遮断する膝用一方向クラッチ75を、介して取付ける。膝用一方向クラッチ75は、前記回転体36に固定の外側軸筒76の内周に凹部77を円周方向に複数形成する。凹部77は径方向に次第に拡大形成する。各凹部77にクランク軸20の外周に係合するボール78を嵌合させる。ボール78はバネ80によりロック方向に付勢される。
回転体36による駆動力は膝用一方向クラッチ75を介してクランク軸20に伝達されるが、クランク軸20から回転体36への回転伝達は膝用一方向クラッチ75により遮断するように構成する。
即ち、回転体36はニーペダル30が下方から上方へ移動する間(フットペダル18が下方所定位置から上方所定位置へ移動する間と一致)に、回転体36の駆動力を膝用一方向クラッチ75を介してクランク軸20に伝達し、ニーペダル30が上方位置から下方位置に戻るときには、回転体36の回転方向とクランク軸20の回転方向とは逆転関係になるので、膝用一方向クラッチ75は非伝達状態(クラッチ切り)になる。
前記クランク軸20は、軸筒81と軸筒81に回転自在に挿入した回転軸82により形成し、軸筒81と回転体36に固定の外側軸筒76との間に前記膝用一方向クラッチ75を設けると共に、軸筒81の外周に駆動スプロケット21を固定し、前記回転軸82の左右両側には左右のフットペダル18のクランクアーム19の基部を固定する。
軸筒81と回転軸82の間にはフットペダル18の駆動の伝達と逆回転を許容する足踏み用一方向クラッチ85を設ける。足踏み用一方向クラッチ85は前記膝用一方向クラッチ75と同一構成としている。
回転体36のバネ係止部52には、ニーペダル30を常時下方に位置するように付勢する復帰バネ53の一端54を係止する。復帰バネ53の他端56は、カバー86に設けたバネ係止部58に係止する。
前記回転体36は、左右のニーペダル30に対応させて左右一対設け、左右の回転体36は夫々前記したように軸筒81に膝用一方向クラッチ75を介して取付ける。
前記各ニーペダル30はリンク機構90によりフレーム1に往復移動自在に取付ける。リンク機構90はフレーム1に軸91により回動自在に取付けた左右一対の第一リンク杆92と各第一リンク杆92に軸93により回動自在に取付けた左右一対の第二リンク杆94により構成する。
左右夫々の第一リンク杆92と第二リンク杆94との間にはバネ95を設け、左右夫々の第二リンク杆94が第一リンク杆92に対して自重で下方回動するのを防止するように付勢する。
前記各ニーペダル30は各第二リンク杆94の先端に折り畳み自在に取付け、推進補助機構31を使用しないときは第二リンク杆94に対して各ニーペダル30を折り畳んで格納する。
実施例では、左右夫々の第一リンク杆92の上部をサドル5の下方のサドルフレーム6に軸91により回動自在に取付け、各第一リンク杆92の下部に軸93により第二リンク杆94を夫々回動自在に取付け、バネ95により第二リンク杆94が第一リンク杆92に対して自重で下方回動するのを防止するように付勢する。
96は各ニーペダル30が下側所定位置にまで下降すると、各第二リンク杆94に当接して、各第二リンク杆94の下方回動を所定位置にて停止させるストッパである。
(実施例の作用)
自転車のサドル5に跨り、左右の足で左右のフットペダル18を交互に踏み込むと、クランク軸20を回転させ、クランク軸20の回転を駆動スプロケット21と後輪駆動チェン23とを介して従動スプロケット22に伝達し、走行する。
この場合、後側回転軸16と従動スプロケット22との間には一方向クラッチ24を設け、一方向クラッチ24の作用によって、フットペダル18を踏み、自転車の前進方向ヘクランク軸20を回転させると、自転車は前進し、前進中に、フットペダル18の回転を停止した場合には、走行中であっても、一方向クラッチ24により後輪15からの従動スプロケット22への回転力が遮断され、従動スプロケット22は後輪15に対して停止(空転)する。
しかして、クランク軸20には、左右一対のフットペダル18のうちの踏み込んでいない方のフットペダル18が踏み込み位置まで上動する乗り手の膝部分のニーペダル30による駆動力と、乗り手がフットペダル18を踏み込む駆動力とにより、後輪15を駆動して走行するように構成しているので、乗り手の両足の交互の上下運動で走行でき、効率よく走行できる。
即ち、従来の自転車では乗り手が踏み込んでいないフットペダル18は単に惰性で元の位置に戻るため、戻るときのフットペダル18は走行用の駆動力を発生させていないので、所謂、片足走行と言えるが、本願では、踏み込んでいない方のフットペダル18が下方所定位置から上方所定位置へ移動する間も、乗り手の膝部分によるニーペダル30を押し上げを利用して、ニーペダル30の駆動力とフットペダル18を踏み込む駆動力との両脚の駆動力により走行する。
ニーペダル30には操作伝達部材33の一端34を係止し、操作伝達部材33の他端35は回転体36の所定位置に係止し、回転体36とクランク軸20との間には一方向回転クラッチ50を設けているので、乗り手の膝部分によるニーペダル30の押し上げによって操作伝達部材33を牽引し、操作伝達部材33は回転体36を駆動スプロケット21と同方向の走行方向に回転させ、この回転力は回転体36の回転は一方向回転クラッチ50を介してクランク軸20に伝達し、走行を補助する。
次に、乗り手の膝部分によるニーペダル30を押し上げで、フットペダル18が上方の踏み込み開始位置まで上動して、フットペダル18の踏み込みが開始されると、ニーペダル30は上方位置から下方位置へ重力で下降し、これにより、操作伝達部材33は緩(ゆる)み、回転体36は一方向回転クラッチ50によりクランク軸20に対して逆転して元の位置に復帰し、フットペダル18が再び下方所定位置(踏み込み終了位置)に達すると、ニーペダル30の押し上げが開始され、前記動作を反復して、自転車の走行の補助を行える。
また、回転体36は、ニーペダル30の下降中はクランク軸20に対して逆転可能となるように、一方向回転クラッチ50が回転伝達遮断状態であるから、左右一対の推進補助機構31は、夫々独立して作動させられ、互いに干渉せず、安定して作動させられる。
このことは、一方の足により走行する身障者が乗り手の場合、踏み込んだフットペダル18を、上方の踏み込み開始位置まで上動させるのが、容易でない場合が多いが、このようなときでも、ニーペダル30を押し上げることにより、フットペダル18の踏み込みが開始位置まで回転させる動作を容易に行え、操作性を向上させられる。
また、ニーペダル30の取付部64を移動部材62に起伏自在に取付けているので、不使用時には、ニーペダル30を折り畳める。
図17以下のニーペダル30および推進補助機構31の他の実施例では、自転車のサドル5に跨り、左右の足で左右のフットペダル18を交互に踏み込むと、クランク軸20の回転軸82と足踏み用一方向クラッチ85を介して軸筒81に伝達し、この軸筒81の回転により駆動スプロケット21を回転させ、駆動スプロケット21の回転が後輪駆動チェン23を介して従動スプロケット22に伝達され、走行する。
クランク軸20には、左右一対のフットペダル18のうちの乗り手が踏み込んでいない方のフットペダル18が踏み込み位置まで上動する乗り手のニーペダル30による駆動力と、乗り手がフットペダル18を踏み込む駆動力とが合わせて伝達駆動して走行するように構成しているので、乗り手の両足の交互の上下運動で走行でき、効率よく走行する。
ニーペダル30には操作伝達部材33の一端34を係止し、操作伝達部材33の他端35は回転体36の所定位置に係止し、回転体36は膝用一方向クラッチ75を介してクランク軸20に取付けているので、踏み込んでいない方のフットペダル18が下方所定位置から上方所定位置へ移動するのを利用して、乗り手の膝部分によりニーペダル30を押し上げると、ニーペダル30の押し上げによって操作伝達部材33を牽引し、操作伝達部材33は回転体36を駆動スプロケット21と同方向の走行方向に回転させ、この回転力は膝用一方向クラッチ75によりクランク軸20の軸筒81に伝達させ、軸筒81は駆動を補助する。
次に、乗り手の膝部分によりニーペダル30を押し上げて、フットペダル18が上方の踏み込み開始位置まで上動して、フットペダル18の踏み込みが開始されると、ニーペダル30は上方位置から下方位置へ重力で下降し、これにより、操作伝達部材33は緩(ゆる)み、回転体36はクランク軸20に対して膝用一方向クラッチ75により逆転して元の位置に復帰し、フットペダル18が再び下方所定位置(踏み込み終了位置)に達すると、ニーペダル30の押し上げが開始され、前記動作を反復して、自転車の走行の補助を行う。
この場合、一対の回転体36は夫々膝用一方向クラッチ75を介してクランク軸20(軸筒81)に取付けられ、各回転体36は復帰バネ53を取り付けているので、フットペダル18が下方から上方へ空転するのが交互に行われても、何れも、空転中のフットペダル18に対応するニーペダル30を押し上げることにより、推進補助機構31は自転車の走行を補助する。
また、左右の回転体36は、ニーペダル30の下降中はクランク軸20(軸筒81)に対して逆転可能となるように、膝用一方向クラッチ75は非係合状態であるから、左右一対の回転体36は、夫々独立して作動させられ、互いに干渉せず、安定して作動させられる。
即ち、前記クランク軸20は、軸筒81と軸筒81に回転自在に挿入した回転軸82とにより形成し、前記軸筒81と回転体36に固定の外側軸筒76との間に前記膝用一方向クラッチ75を設け、前記軸筒81の外周に前記駆動スプロケット21を固定し、前記回転軸82の左右両側には左右のフットペダル18のクランクアーム19の基部を固定し、軸筒81と回転軸82の間にはフットペダル18の駆動の伝達と逆回転を許容する足踏み用一方向クラッチ85を設けているので、自転車走行中に、左右のフットペダル18と左右のニーペダル30のいずれも駆動状態と非駆動状態とにすることができる。
左右一対のニーペダル30は、フレーム1に軸91により回動自在に取付けた左右一対の第一リンク杆92と該第一リンク杆92に軸93により回動自在に取付けた第二リンク杆94により構成したリンク機構90によりフレーム1に往復移動自在に取付けているので、踏み込んでいない方のフットペダル18が下方所定位置から上方所定位置へ移動するのを利用して、乗り手の膝部分によりニーペダル30を押し上げると、ニーペダル30の押し上げる動きに追随して第二リンク杆94が第一リンク杆92に対して前方回動してリンク機構90を伸長させ、次に、フットペダル18が上方の踏み込み開始位置まで上動して、フットペダル18の踏み込みが開始されると、ニーペダル30は上方位置から下方位置へ重力で下降する動きに追随して第二リンク杆94が第一リンク杆92に対して後方回動してリンク機構90を縮小させる。
したがって、簡単なリンク機構90の構成で、ニーペダル30の取付と支持と移動案内とを兼用する。
また、各ニーペダル30は第二リンク杆94の先端に折り畳み自在に取付けているので、左右の推進補助機構31の何れか一方あるいは両方を使用しないときは第二リンク杆94に対して各ニーペダル30を折り畳んで格納する。
しかして、回転体36は、クランク軸20に回転のみ自在に軸装し、回転体36の外周に操作伝達部材33の他端35と一端34の中間部分を沿わせて掛け回しているので、ニーペダル30の上下運動を回転運動に容易に変換できる。
操作伝達部材33はチェン40により構成し、操作伝達部材33は回転体36のギヤ部41に噛み合っているので、効率よく、駆動を伝達する。
回転体36のバネ係止部52には、前記ニーペダル30を常時下方に位置するように付勢する復帰バネ53の一端54を係止し、復帰バネ53の他端56は、ケース57(カバー86)に設けたバネ係止部58に係止しているので、ニーペダル30が下降するときに、操作伝達部材33が緩むが、回転体36は復帰バネ53の弾力により元の位置に復帰する。
また、復帰バネ53は回転体36が元の位置に復帰する弾力であるので、ニーペダル30を押し上げるときの抵抗としては影響を最小限となる。
また、復帰バネ53により回転体36が元の位置に復帰するので、ニーペダル30が下降するとき、操作伝達部材33が弛(たる)むのを防止等できる。

Claims (3)

  1. フレーム1にサドル5と前輪12と後輪15を設け、前記フレーム1に設けたクランク軸20にクランクアーム19を介して左右一対のフットペダル18を設け、前記クランク軸20に設けた駆動スプロケット21と前記後輪15の後側回転軸16に設けた従動スプロケット22との間に後輪駆動チェン23を掛け回し、前記クランク軸20には膝用一方向クラッチを介して回転体36を設け、前記フレーム1には、踏み込んだ前記フットペダル18が上方位置に戻るときの乗り手の膝部分に当接するニーペダル30を往復動自在に設け、該ニーペダル30と前記回転体36とを操作伝達部材33により連結した自転車
  2. 請求項1において、前記ニーペダル30は、左右一対設けると共に各ニーペダル30は膝用一方向クラッチを介して前記クランク軸20に交互に駆動力を伝達する構成とした自転車。
  3. 請求項1または請求項2において、前記クランク軸20は、軸筒81と軸筒81に回転自在に挿入した回転軸82とにより形成し、前記軸筒81と回転体36に固定の外側軸筒76との間に前記膝用一方向クラッチ75を設け、前記軸筒81の外周に前記駆動スプロケット21を固定し、前記回転軸82の左右両側には左右のフットペダル18のクランクアーム19の基部を固定し、軸筒81と回転軸82の間にはフットペダル18の駆動の伝達と逆回転を許容する足踏み用一方向クラッチ85を設けた自転車。
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