JP5575734B2 - チョコレート - Google Patents

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Description

本発明はチョコレートに関し、更に詳しくは、砂糖代替甘味剤として糖アルコールを使用したチョコレートに関する。
チョコレートは、通常、カカオ分、即ち、ココアバター(カカオ脂肪分)及びカカオマス(非脂肪カカオ分)、並びに、全粉乳(乳固形分)等を含む各種のチョコレート生地から作られる。ここで、チョコレート生地としては、例えば、カカオ分35質量%以上(うちココアバター18質量%以上)及び水分3質量%以下のもの、又は、カカオ分21質量%以上(うちココアバター18質量%以上)、乳固形分とカカオ分との合計が35質量%以上(うち乳脂肪分3質量%以上)、及び、水分3質量%以下であるものを挙げることができる。本発明でチョコレート生地とはこれに限定されるものではなく、上記のチョコレート生地にほか、例えば、純チョコレート生地、純ミルクチョコレート生地、ミルクチョコレート生地、準チョコレート生地、準ミルクチョコレート生地と称されるものが含まれる。また、チョコレートは、チョコレート生地のほか、通常、砂糖(ショ糖)を30〜60質量%含む。チョコレートは栄養価が高く、本来、人体に好適な食品である。しかし、近年、糖尿病患者、その予備軍の人、又は、肥満体質の人等の増加に伴い、消費者のニーズとして、血糖値の上昇が抑制された食品や砂糖未使用(砂糖不使用)の食品が求められつつあり、菓子類、例えば、チョコレートにおいても同様の傾向にある。
このような血糖値の上昇が抑制されたチョコレート及び砂糖未使用(砂糖不使用)のチョコレートとして、砂糖の代わりに糖アルコールを使用するチョコレートが広く知られている。例えば、糖質としてパラチニット及び易吸湿性の糖と、乳化剤としてレシチン及びレシチン以外の親油性乳化剤とを使用し、易吸湿性の糖として、ソルビトールやマルチトール等の糖アルコールを使用する低カロリーチョコレート(特許文献1)、結晶水を有する糖及び/又は結晶水を有する糖アルコールを含有し、該糖アルコールとして、トレハロース、ネオトレハロース、還元パラチノース、パラチノース、ラクチトール、グルコース、マルトース、エルロース、ラフィノースを含むチョコレート(特許文献2)、ココア、ミルク、砂糖よりも低い代謝カロリー容量を持つ食用炭水化物の添加物及び甘味料から成り、甘味料成分として、糖アルコール、例えば、ラクチトール及びマルチトールを含むミルクチョコレート(特許文献3)、並びに、砂糖代替糖として糖アルコール、例えば、ソルビトール、キシリトール、マンニトール等を含むチョコレート(特許文献4)等が知られている。また、糖アルコールとしてエリスリトールを含むチョコレートも知られている。例えば、所定量の油脂及び所定の乳化剤を含み、かつ甘味剤として砂糖とエリスリトール、ラクチトール、パラチニット、キシリトールの低吸収糖から選ばれた1種以上を含有する、低油分・低カロリーチョコレート類(特許文献5)、所定純度のマルチトール、ラクチトール及び還元イソマルチュロースから成る糖質より選択される少なくとも一つの糖質と、上記と異なる所定純度のマルチトール、ポリデキストロール、キシリトール及びエリスリトールから成る糖質より選択される少なくとも一つの糖質の混合物を甘味料として使用するチョコレート(特許文献6)、所定のハードバターとカカオ脂を含む油脂成分と、キシリトール及びエリスリトールから選ばれる糖アルコール成分を含有するチョコレート製品(特許文献7)、並びに、油分が14〜18重量%、カロリーが500Kcal/100g未満であって、甘味剤として、エリスリトール、ラクチトール、パラチニット、キシリトール等の糖アルコールを使用する、低油分・低カロリーチョコレート(特許文献8)等が知られている。上記いずれのチョコレートも、砂糖に代えて糖アルコールを使用することから、低カロリーと言う目的を達成することはできる。しかし、これらのチョコレートにおいては、砂糖を使用したときに比べて、好ましくない味覚及び風味を持つという欠点、即ち、不味くなってしまうという欠点があった。
また、従来のチョコレートに含まれている上記の糖アルコールのうち、マルチトール及びキシリトールは、砂糖に比べてカロリーは低いがゼロではなく、そのカロリーは、マルチトールが砂糖の約1/2であり、キシリトールが砂糖の約3/4である。即ち、これらの糖アルコールでは、砂糖の約1/2から約1/3のカロリーに相当する糖アルコールが消化、吸収されて血糖に変換される。従って、上記の特許文献のように糖アルコールを使用したとしても、そのカロリーはゼロではなく、使用する糖アルコールの種類によりチョコレートのカロリー数は変化し、血糖値の上昇が問題となる糖尿病用の食品として、上記チョコレートを使用する場合には問題が大きい。
特開平7−132047号公報 特開2004−97171号公報 特開平6−62745号公報 特開平7−797037号公報 特開平10−99022号公報 特開平10−234302号公報 特開平11−187814号公報 特開2004−357593号公報
本発明は、市販の砂糖未使用(不使用)チョコレートに比較して糖質分が低く抑えられていることから、血糖値の上昇を抑制し得るばかりではなく、著しく味覚及び風味に優れた、糖アルコールを含むチョコレートを提供するものである。
本発明者は、砂糖代替甘味剤として糖アルコールを使用した従来の砂糖未使用(不使用)チョコレートは、好ましくない味覚及び風味を持つばかりではなく、通常、糖アルコールは、砂糖の約1/2から約1/3のカロリー相当分が消化、吸収されて血糖に変換されることから、とりわけ、血糖値の上昇が問題となる糖尿病用食品として、このような従来のチョコレートを使用する場合には問題があることに鑑み、血糖値上昇を極力抑制し得るチョコレートを開発すべく鋭意検討した。
該問題を解決するために、本発明者は、第一に、糖アルコールの中で、唯一、カロリーがほぼゼロで血糖値の上昇を伴わないエリスリトールを、砂糖代替甘味剤として使用することを思い立った。しかし、エリスリトールは、チョコレート製造時に溶解するが冷却すると再結晶し、そして、該エリスリトールの結晶が、チョコレートを食べたとき、チョコレートの持つ滑らかな舌触りを消してしまう。加えて、エリスリトールの結晶は、口の中で溶解するときに強い清涼感を発する。この清涼感が、チョコレートを食べたとき、のどにいがいがとした刺激を与えると同時に、チョコレート本来の味覚及び風味を妨げる。また、エリスリトールは、砂糖の甘味度の約70%と低いため、砂糖と同程度の甘味度を得ようとすると、その使用量を増やさなければならない。従って、エリスリトールを使用すれば、市販の通常のチョコレート及び砂糖未使用(不使用)チョコレートに比較して、血糖値の上昇を抑えることはできるが、得られたチョコレートは、やはり、好ましくない風味及び食感を有し、不味くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明者は、エリスリトールにより引き起こされるかかる問題を解決すべく、第二に、砂糖から作られた甘味剤であることから、甘さの特徴が砂糖に類似しており、かつ、カロリーがゼロで血糖値も上昇させないスクラロースを、砂糖代替甘味剤として使用できないかと考えた。該スクラロースの甘味度は、砂糖の約600倍と著しく高い。従って、少量のスクラロースで砂糖と同程度の甘味度が得られるとは言うものの、相対的にチョコレート中のカカオマス、カカオバター及び全粉乳の含有量が増え、結果として、やはり、チョコレート本来の味覚及び風味が失われてしまう。また、製造時に成形が容易ではなくなると言う問題も生ずる。
本発明者は、これらの問題を解決すべく、更に検討を進めたところ、砂糖代替甘味剤としてエリスリトールとスクラロースとを併用し、エリスリトールをベースとして、それに加えて、微量のスクラロースを配合すれば、血糖値の上昇を抑制し得るばかりではなく、著しく味覚及び風味に優れたチョコレートが得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
即ち、本発明は
(1)砂糖代替甘味剤として糖アルコールを含むチョコレートであって、上記糖アルコールがエリスリトールであり、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.10〜0.40質量部を含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするチョコレートである。
本発明の好ましい態様として、
(2)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.13〜0.38質量部である、上記(1)記載のチョコレート、
(3)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.15〜0.35質量部である、上記(1)記載のチョコレート、
(4)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.18〜0.32質量部である、上記(1)記載のチョコレート、
(5)エリスリトール含有量が、カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、10.0〜30.0質量部である、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(6)エリスリトール含有量が、カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、15.0〜25.0質量部である、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(7)エリスリトール含有量が、カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、18.0〜25.0質量部である、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(8)砂糖含有量がチョコレート中に5.0質量%以下である、上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(9)砂糖含有量がチョコレート中に3.0質量%以下である、上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(10)砂糖含有量がチョコレート中に1.0質量%以下である、上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のチョコレート、
(11)カカオマス42.0〜65.0質量部、ココアバター8.0〜28.0質量部、及び、エリスリトール15.0〜30.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.15〜0.35質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするビターチョコレート、
(12)カカオマス53.0〜57.0質量部、ココアバター18.0〜22.0質量部、及び、エリスリトール21.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.15〜0.35質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするビターチョコレート、
(13)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.20〜0.30質量部である、上記(11)又は(12)記載のビターチョコレート、
(14)カカオマス8.0〜28.0質量部、ココアバター20.0〜45.0質量部、全粉乳20.0〜35.0質量部、及び、エリスリトール10.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.20〜0.40質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするミルクチョコレート、
(15)カカオマス11.0〜15.0質量部、ココアバター36.0〜40.0質量部、全粉乳27.0〜31.0質量部、及び、エリスリトール18.0〜22.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.20〜0.40質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするミルクチョコレート、
(16)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.25〜0.35質量部である、上記(14)又は(15)記載のミルクチョコレート、
(17)ココアバター35.0〜50.0質量部、全粉乳25.0〜40.0質量部、及び、エリスリトール10.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.10〜0.30質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするホワイトチョコレート、
(18)ココアバター42.0〜46.0質量部、全粉乳34.0〜38.0質量部、及び、エリスリトール18.0〜22.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.10〜0.30質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするホワイトチョコレート、
(19)スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.15〜0.25質量部である、上記(17)又は(18)記載のホワイトチョコレート、
(20)糖尿病用食品としての、上記(1)〜(19)のいずれか一つに記載のチョコレート
を挙げることができる。
本発明のチョコレートは、砂糖に代えて、糖アルコールの一種であり、カロリーがほぼゼロで血糖値を上昇させないエリスリトールを使用することから、従来の砂糖を含むチョコレートに比べて、著しく血糖値の上昇を抑制し得るばかりではなく、エリスリトール以外の糖アルコールを使用する従来のチョコレートに比べても、血糖値の上昇を抑制し得る。また、微量のスクラロースを含むことにより、得られたチョコレートは、従来の砂糖を含むチョコレートに匹敵する優れた味覚及び風味を有する。
本発明のチョコレートは、砂糖代替甘味剤として、糖アルコールの一種であるエリスリトールを含む。また、これに加えてスクラロースを含む。スクラロース含有量は、エリスリトール100質量部に対して、上限が、好ましくは0.40質量部、より好ましくは0.38質量部、更に好ましくは0.35質量部、更により好ましくは0.32質量部であり、下限が、好ましくは0.10質量部、より好ましくは0.13質量部、更に好ましくは0.15質量部、更により好ましくは0.18質量部である。スクラロース含有量が上記上限を超えては、甘味が強くなり過ぎ、一方、上記下限未満では、エリスリトールが有する強い清涼感を十分に打ち消すことができない。
本発明のチョコレート中のエリスリトール含有量は、目的とするチョコレートの種類、例えば、ビターチョコレート(ブラックチョコレート、スイートチョコレート、プレーンチョコレート、ダークチョコレートと称されることもある)、ミルクチョコレート、クリームチョコレート、ホワイトチョコレート、クーベルチュールチョコレート等により適宜変更することができる。エリスリトール含有量の上限は、チョコレートを構成する主成分であるカカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、好ましくは30.0質量部、より好ましくは25.0質量部であり、一方、下限は、チョコレートを構成する主成分であるカカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、好ましくは10.0質量部、より好ましくは15.0質量部、更に好ましくは18.0質量部である。上記上限を超えては、甘みが強くなり過ぎるばかりではなく、エリスリトールの清涼感が強くなり過ぎることがある。一方、上記下限未満では、甘みが不足することがある。また、本発明のチョコレートは砂糖[ショ糖(スクロース)]を実質的に含まない。ここで、実質的に含まないとは、チョコレート中の砂糖含有量が5.0質量%以下、好ましくは3.0質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下であることを言う。砂糖は、本発明のチョコレート中、全く含まないことが更に好ましい。砂糖含有量が、上記上限を超えては、血糖値の上昇を十分に抑制することができない。
本発明におけるチョコレートに種類の制限はなく、全ての原料配合のチョコレートが挙げられる。例えば、ビターチョコレート(ブラックチョコレート、スイートチョコレート、プレーンチョコレート、ダークチョコレートと称されることもある)、ミルクチョコレート、クリームチョコレート、ホワイトチョコレート、クーベルチュールチョコレート等が挙げられる。ここで、ビターチョコレートとは、通常、ミルク(乳製品)が入らないか、又は、ミルク(乳製品)が入っていても少量であり、カカオマス含有量が40〜60質量%(カカオマス含有量が60〜90質量%の苦みの多いものも含むことがある)であるチョコレートを言い、ミルクチョコレートとは、通常、ミルク(乳製品)が入っているチョコレートを言い、クリームチョコレートとは、ミルクチョコレートのうち、通常、ミルク(乳製品)としてクリーム粉乳が使用されるチョコレートを言い、ホワイトチョコレートとは、通常、ココアバターにミルク(乳製品)等を加えて作るチョコレートを言い、クーベルチュールチョコレートとは、通常、ココアバター含有量が多いチョコレートを言い、例えば、例えば、ココアバター含有量が31質量%以上を基本とし、通常35質量%以上の流動性の高いチョコレートを言う。
ビターチョコレートの配合例としては、カカオマス好ましくは42.0〜65.0質量部、より好ましくは47.0〜60.0質量部、更に好ましくは53.0〜57.0質量部、ココアバター好ましくは8.0〜28.0質量部、より好ましくは12.0〜25.0質量部、更に好ましくは18.0〜22.0質量部、及び、エリスリトール好ましくは15.0〜30.0質量部、より好ましくは18.0〜28.0質量部、更に好ましくは21.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース好ましくは0.15〜0.35質量部、より好ましくは0.20〜0.30質量部、更に好ましくは0.22〜0.28質量部を含み、かつ、砂糖を実質的に含まないものが挙げられる。該ビターチョコレートは、通常、全粉乳を含まない。しかし、製造時に不純物として微量の全粉乳を含むことがある。従って、全粉乳に対してアレルギーを有する人のために、予め全粉乳を微量配合し、チョコレートの包装に全粉乳配合の旨を記載することがある。ミルクチョコレートの配合例としては、カカオマス好ましくは8.0〜28.0質量部、より好ましくは10.0〜20.0質量部、更に好ましくは11.0〜15.0質量部、ココアバター好ましくは20.0〜45.0質量部、より好ましくは26.0〜40.0質量部、更に好ましくは36.0〜40.0質量部、全粉乳好ましくは20.0〜35.0質量部、より好ましくは22.0〜32.0、更に好ましくは27.0〜31.0質量部、及び、エリスリトール好ましくは10.0〜25.0質量部、より好ましくは15.0〜22.0質量部、更に好ましくは18.0〜22.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、好ましくはスクラロース0.20〜0.40質量部、より好ましくは0.25〜0.35質量部、更に好ましくは0.28〜0.33質量部含み、かつ、砂糖を実質的に含まないものが挙げられる。また、ホワイトチョコレート、配合例としては、ココアバター好ましくは35.0〜50.0質量部、より好ましくは41.0〜47.0質量部、更に好ましくは42.0〜46.0質量部、全粉乳好ましくは25.0〜40.0質量部、より好ましくは31.0〜37.0質量部、更に好ましくは34.0〜38.0質量部、及び、エリスリトール好ましくは10.0〜25.0質量部、より好ましくは16.0〜22.0質量部、更に好ましくは18.0〜22.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース好ましくは0.10〜0.30質量部、より好ましくは0.15〜0.25質量部、更に好ましくは0.18〜0.23質量部含み、かつ、砂糖を実質的に含まないものが挙げられる。ここで、カカオマス、ココアバター及び全粉乳としては、一般に公知のものを使用することができる。本発明のチョコレートには、その効果を損なわない範囲で、上記以外のチョコレートに通常使用されている成分、例えば、乳化剤、香料、エリスリトール以外の糖アルコール、防腐剤、酸化防止剤、乳糖、植物油、炭酸カルシウム、着色料、クリームパウダー、脱脂粉乳、保存料等を含むことができる。
本発明のチョコレートの製造方法には特に制限はなく、通常の方法を使用することができる。例えば、原料の混合・磨砕工程、精錬工程、テンパリング(予備結晶化)工程、及び、成形工程を経て製造することができる。
以下の実施例において、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
下記の実施例及び比較例において使用した各成分は、下記の通りである。
エリスリトール(三菱化学フーズ株式会社製エリスリトール)
スクラロース(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製スクラロース)
カカオマス(日新化工株式会社製カカオマス)
ココアバター(日新化工株式会社製ココアバター)
全粉乳(日新化工株式会社製全粉乳)
乳化剤(日新化工株式会社製、大豆由来レシチン)
香料(日新化工株式会社製、バニラエッセンス)
下記の実施例及び比較例で実施したチョコレートの味覚評価試験は、下記の通りに実施した。
味覚評価試験は、任意に選び出した成人男女各10名、合計20名で評価した。実施例及び比較例において製造した各チョコレートを約10グラム食べることにより評価した。評価結果は、20人中17人以上が「美味しい」と回答した場合を「◎」で示し、20人中13〜16人が「美味しい」と回答した場合を「○」で示し、20人中8〜12人が「美味しい」と回答した場合を「Δ」で示し、20人中7人以下が「美味しい」と回答した場合を「×」で示した。
(実施例1)
カカオマス55.40質量部、ココアバター20.41質量部、全粉乳0.85質量部、エリスリトール22.90質量部(カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計量に対して23.00質量%)及びスクラロース0.06質量部(エリスリトール100質量部に対して0.26質量部)、並びに、乳化剤0.40質量部及び香料0.04質量部を配合し、リファイニングコンチェにて38〜43℃で約20時間混合磨砕して、微粒化及び精錬を行い、チョコレート生地を得た。該チョコレート生地にテンパリングを行い成形して、チョコレートを製造した。該チョコレートはビターチョコレートと称されているものである。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ20人全員が美味しいと回答した。
(実施例2)
スクラロースの配合量を0.05質量部(エリスリトール100質量部に対して0.22質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ16人が美味しいと回答した。
(実施例3)
スクラロースの配合量を0.04質量部(エリスリトール100質量部に対して0.17質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ12人が美味しいと回答した。
(実施例4)
スクラロースの配合量を0.068質量部(エリスリトール100質量部に対して0.30質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ15人が美味しいと回答した。
(実施例5)
スクラロースの配合量を0.08質量部(エリスリトール100質量部に対して0.35質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ12人が美味しいと回答した。
(比較例1)
スクラロースの配合量を0.02質量部(エリスリトール100質量部に対して0.09質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ2人が美味しいと回答した。
(比較例2)
スクラロースの配合量を0.10質量部(エリスリトール100質量部に対して0.44質量部)とした以外は、実施例1と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ1人が美味しいと回答した。
(実施例6)
カカオマス13.04質量部、ココアバター37.84質量部、全粉乳28.77質量部、乳化剤0.40質量部及び香料0.04質量部、並びに、エリスリトール19.91質量部(カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計量に対して20.00質量%)及びスクラロース0.06質量部(エリスリトール100質量部に対して0.30質量部)を配合し、実施例1と同様にしてチョコレートを製造した。該チョコレートはミルクチョコレートと称されているものである。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ20人全員が美味しいと回答した。
(実施例7)
スクラロースの配合量を0.05質量部(エリスリトール100質量部に対して0.25質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ16人が美味しいと回答した。
(実施例8)
スクラロースの配合量を0.04質量部(エリスリトール100質量部に対して0.20質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ14人が美味しいと回答した。
(実施例9)
スクラロースの配合量を0.07質量部(エリスリトール100質量部に対して0.35質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ12人が美味しいと回答した。
(実施例10)
スクラロースの配合量を0.08質量部(エリスリトール100質量部に対して0.40質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ11人が美味しいと回答した。
(比較例3)
スクラロースの配合量を0.01質量部(エリスリトール100質量部に対して0.05質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ1人が美味しいと回答した。
(比較例4)
スクラロースの配合量を0.10質量部(エリスリトール100質量部に対して0.50質量部)とした以外は、実施例6と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ美味しいと回答した人はいなかった。
(実施例11)
ココアバター44.81質量部、全粉乳34.85質量部、乳化剤0.40質量部及び香料0.03質量部、並びに、エリスリトール19.91質量部(カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計量に対して20.00質量%)及びスクラロース0.04質量部(エリスリトール100質量部に対して0.20質量部)を配合し、実施例1と同様にしてチョコレートを製造した。該チョコレートはホワイトチョコレートと称されているものである。従って、カカオマスを使用しなかった。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ20人全員が美味しいと回答した。
(実施例12)
スクラロースの配合量を0.03質量部(エリスリトール100質量部に対して0.15質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ16人が美味しいと回答した。
(実施例13)
スクラロースの配合量を0.02質量部(エリスリトール100質量部に対して0.10質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ12人が美味しいと回答した。
(実施例14)
スクラロースの配合量を0.05質量部(エリスリトール100質量部に対して0.25質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ15人が美味しいと回答した。
(実施例15)
スクラロースの配合量を0.06質量部(エリスリトール100質量部に対して0.30質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ12人が美味しいと回答した。
(比較例5)
スクラロースの配合量を0.01質量部(エリスリトール100質量部に対して0.05質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ4人が美味しいと回答した。
(比較例6)
スクラロースの配合量を0.09質量部(エリスリトール100質量部に対して0.45質量部)とした以外は、実施例11と同一にしてチョコレートを製造した。得られたチョコレートについて、味覚評価試験を実施したところ美味しいと回答した人はいなかった。
実施例及び比較例の結果を、表1〜3に示した。表1〜3中、*1の[ ]内の数値は、カカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対するエリスリトールの質量部であり、*2の[ ]内の数値は、エリスリトール100質量部に対するスクラロースの質量部であり、*3は、分母が味覚評価試験を実施した全人数であり、分子がそのうち美味しいと回答した人数である。表1〜3中、その他の成分の数値は質量部を示す。
Figure 0005575734
Figure 0005575734
Figure 0005575734
実施例1〜5は、ビターチョコレートに関して、エリスリトールに対するスクラロースの配合量を種々変化させたものである。実施例1では全員が美味しいと評価した。実施例2及び3は、実施例1に対して、スクラロースの含有量を減少させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が減少するに従って少なくなった。また、実施例4及び5は、実施例1に対して、スクラロースの含有量を増加させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が増加するに従って少なくなった。しかし、実施例3及び5においても、本発明の効果を十分に達成し得るものであった。一方、比較例1及び2は、スクラロースの含有量を本発明の範囲外にしたものである。ほとんどの人が不味いと評価した。
実施例6〜10は、ミルクチョコレートに関して、エリスリトールに対するスクラロースの配合量を種々変化させたものである。実施例6では全員が美味しいと評価した。実施例7及び8は、実施例6に対して、スクラロースの含有量を減少させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が減少するに従って少なくなった。また、実施例9及び10は、実施例6に対して、スクラロースの含有量を増加させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が増加するに従って少なくなった。ミルクチョコレートに関しては、スクラロースの含有量を増加すると、美味しいと評価する人の数が少なくなる傾向にあった。しかし、これらの実施例9及び10においても、本発明の効果を十分に達成し得るものであった。一方、比較例3及び4は、スクラロースの含有量を本発明の範囲外にしたものである。ほとんどの人が不味いと評価した。
実施例11〜15は、ホワイトチョコレートに関して、エリスリトールに対するスクラロースの配合量を種々変化させたものである。実施例11では全員が美味しいと評価した。実施例12及び13は、実施例11に対して、スクラロースの含有量を減少させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が減少するに従って少なくなった。また、実施例14及び15は、実施例11に対して、スクラロースの含有量を増加させたものである。美味しいと評価した人の数は、スクラロースの含有量が増加するに従って少なくなった。しかし、実施例13及び15においても、本発明の効果を十分に達成し得るものであった。一方、比較例5及び6は、スクラロースの含有量を本発明の範囲外にしたものである。ほとんどの人が不味いと評価した。
以上の通り、本発明のチョコレートは、上記のチョコレートの種類、即ち、カカオマス、ココアバター及び全粉乳の配合比を種々変化させた、ビターチョコレート、ミルクチョコレート及びホワイトチョコレートの種類に関係なく、いずれも一般のチョコレートに劣ることのない味覚及び風味を有していることが分かった。
(実施例16)
任意に選びだした健康な成人6名(被験者A、B、C、D、E、F)によりチョコレートを食べた時の血糖値変化の測定を実施した。血糖値の測定装置としては、ベックマン・コールター社製生化学自動分析装置AU480(商標)を使用した。試料として使用したチョコレートは、実施例1、6及び11で製造した本発明のチョコレート、甘味剤として砂糖を使用した普通のチョコレート(株式会社明治製ミルクチョコレート)、並びに、砂糖代替甘味剤として主としてマルチトールを使用した市販の砂糖未使用チョコレートXである。血糖値の測定は、空腹時及びチョコレートを30グラム食べた30分間後、1時間後、2時間後について実施した。また、該血糖値の測定は、被験者Aについては少なくとも2日間の間隔をおいて実施した。結果を表4に示した。
Figure 0005575734
表4中、実施例1、6及び11は、夫々、上記実施例で製造したビターチョコレート、ミルクチョコレート及びホワイトチョコレートを意味し、ミルクは、上記の甘味剤として砂糖を使用した普通のチョコレートを意味し、砂糖未使用Xは、上記の砂糖代替甘味剤として主としてマルチトールを使用した市販の砂糖未使用チョコレートXを意味する。
被験者Aの結果は、本発明のチョコレートと、市販の砂糖を使用したチョコレートと、市販の砂糖未使用チョコレートXの夫々を摂取したときの血糖値の上昇程度を示したものである。本発明のチョコレートの1時間後の血糖値上昇(1時間後と空腹時の血糖値の差)は、実施例1で7mg、実施例6で12mg、及び、実施例11で13mgであった。これに対して、市販のミルクでは64mgであり、かつ、市販の砂糖未使用チョコレートXでは29mgであった。このように、本発明のチョコレートでは、血糖値の上昇を著しく抑制できたことが分かる。また、被験者B〜Fの結果においても、1時間後の血糖値上昇は、最大13mgに抑えられており、血糖値の上昇を著しく抑制できたことが裏付けられた。また、これらのチョコレートを食べた人達に、その味覚を確認したところ、本発明のチョコレートは、マルチトールを使用した市販の砂糖未使用チョコレートXに比べて著しく美味しく、砂糖を使用した普通のチョコレートにも劣らない味覚を有していたと回答した。
本発明のチョコレートは、従来の砂糖を含むチョコレートに比較して、血糖値の上昇を著しく抑制し得るばかりではなく、エリスリトール以外の糖アルコールを使用する従来の砂糖未使用(砂糖不使用)チョコレートに比べても、血糖値の上昇を抑制し得る。従って、ダイエット用として有用であるばかりではなく、糖尿病等の医療用としても有用である。また、本発明のチョコレートは、従来の砂糖を含むチョコレートに匹敵する優れた味覚を有する故、一般のチョコレートとしても有用である。

Claims (11)

  1. 砂糖代替甘味剤として糖アルコールを含むチョコレートであって、上記糖アルコールがエリスリトールであり、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.10〜0.40質量部を含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするチョコレート。
  2. スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.13〜0.38質量部である請求項1記載のチョコレート。
  3. スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.15〜0.35質量部である請求項1記載のチョコレート。
  4. エリスリトール含有量が、チョコレートに含まれるカカオマス、ココアバター、全粉乳、及び、エリスリトールの合計100質量部に対して、10.0〜30.0質量部である、請求項1〜3のいずれか一つに記載のチョコレート。
  5. カカオマス42.0〜65.0質量部、ココアバター8.0〜28.0質量部、及び、エリスリトール15.0〜30.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.15〜0.35質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするビターチョコレート。
  6. スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.20〜0.30質量部である、請求項5記載のビターチョコレート。
  7. カカオマス8.0〜28.0質量部、ココアバター20.0〜45.0質量部、全粉乳20.0〜35.0質量部、及び、エリスリトール10.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.20〜0.40質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするミルクチョコレート。
  8. スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.25〜0.35質量部である、請求項7記載のミルクチョコレート。
  9. ココアバター35.0〜50.0質量部、全粉乳25.0〜40.0質量部、及び、エリスリトール10.0〜25.0質量部の合計100質量部を含み、かつ、上記エリスリトール100質量部に対して、スクラロース0.10〜0.30質量部含み、かつ、甘味剤がエリスリトール及びスクラロースのみから成り、砂糖を実質的に含まないことを特徴とするホワイトチョコレート。
  10. スクラロース含有量が、上記エリスリトール100質量部に対して0.15〜0.25質量部である、請求項9記載のホワイトチョコレート。
  11. 糖尿病用食品としての、請求項1〜10のいずれか一つに記載のチョコレート。
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