JP5572768B1 - 内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、開口部を有する処理槽内において、内視鏡に対して処理を実施する内視鏡洗浄消毒装置であって、前記開口部を開閉する蓋部材と、前記蓋部材が閉位置に位置している状態において、前記蓋部材及び前記処理槽によって挟持されるシール部材と、前記蓋部材を閉位置及び開放位置の間で駆動する電動アクチュエータと、前記処理の実施時には、所定の期間において、前記電動アクチュエータによって、前記蓋部材によって前記シール部材を前記開口部に向かって押圧する押圧力を発生させ続け、前記所定の期間以外では、前記電動アクチュエータによる前記押圧力の発生を停止する制御部と、を具備する。

Description

本発明は、電動アクチュエータによって処理槽の蓋部材を開閉可能に構成された内視鏡洗浄消毒装置に関する。
医療分野において使用される内視鏡は、使用後に洗浄処理及び消毒処理が施される。内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を自動的に行う内視鏡洗浄消毒装置は、例えば日本国特開2007−20729号公報に開示されている。
日本国特開2007−20729号公報に記載の内視鏡洗浄消毒装置は、凹形状の処理槽内に内視鏡を収容し、処理槽内において液体状の洗剤や消毒液を用いて、内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を実行するように構成されている。日本国特開2007−20729号公報に記載の内視鏡洗浄消毒装置において洗浄処理及び消毒処理を実行する際には、処理槽は、蓋部材によって密閉される。日本国特開2007−20729号公報に記載の内視鏡洗浄消毒装置では、蓋部材の開閉は電動アクチュエータによって行われる。
内視鏡洗浄消毒装置によって内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を実行する際には、処理時に使用される液体が処理槽から漏れ出さないようにするため、処理槽を高いシール性で密閉することが望まれる。処理槽のシール性を高くするには、蓋部材と処理槽との間に配置されるゴムパッキン等のシール部材を、より強い力量で挟み込む必要がある。内視鏡の洗浄処理及び消毒処理を実行する期間中、電動アクチュエータにシール部材を挟み込む力を発生させ続ける場合、電動アクチュエータによって電力が消費され続けることになる。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであって、電動アクチュエータによって処理槽の蓋部材を開閉可能であって、消費電力量の少ない内視鏡洗浄消毒装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡洗浄消毒装置は、凹形状を有し開口部を有する処理槽と、前記処理槽に配置された内視鏡に対して液体を用いた処理を実施する装置本体と、前記開口部を密閉した密閉位置及び前記開口部を開放した開放位置の間で移動可能に配設された蓋部材と、前記蓋部材に接続されて前記蓋部材を前記開口部に向けて押圧する押圧力を発生させる電動アクチュエータと、前記装置本体及び前記電動アクチュエータに接続されており、前記処理の実施時のうち所定の期間において、前記電動アクチュエータによって、前記蓋部材を前記開口部に向かって押圧する押圧力を発生させ続け、前記処理の実施時のうち前記所定の期間以外では、前記電動アクチュエータによる前記押圧力の発生を停止する制御部と、を具備する。
蓋部材が密閉位置にある状態の内視鏡洗浄消毒装置の斜視図である。 蓋部材が開放位置にある状態の内視鏡洗浄消毒装置の斜視図である。 内視鏡洗浄消毒装置の構成を説明する図である。 開閉機構部の構成を説明する図である。 開閉機構部の変形例を説明する図である。 内視鏡洗浄消毒装置の動作を示すフローチャートである。 内視鏡処理工程のフローチャートである。 洗浄処理時における、処理槽内の水位及び気圧の変化と、電動アクチュエータが生じる押圧力の変化を示すタイムチャートである。 消毒処理時における、処理槽内の水位及び気圧の変化と、電動アクチュエータが生じる押圧力の変化を示すタイムチャートである。 第2の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の構成を説明する図である。 第2の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の動作を示すフローチャートである。 電動アクチュエータ制御ルーチンのフローチャートである。 第3の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の構成を説明する図である。 第3の実施形態の内視鏡処理工程のフローチャートである。 第4の実施形態の内視鏡洗浄消毒装置の構成を説明する図である。 光透過率試験部の構成を示す図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の実施形態の一例としての第1の実施形態を説明する。内視鏡洗浄消毒装置1は、内視鏡及び内視鏡付属物の少なくとも一方(どちらも図示せず)に対して、水、薬液等の液体を用い、洗浄処理、消毒処理、滅菌処理及びすすぎ処理のうちの1つまたは複数の処理を施す装置である。図1及び図2に示すように、内視鏡洗浄消毒装置1は、装置本体2に、処理槽3、蓋部材4、開閉機構部10及び制御部6を含んで構成されている。
制御部6は、内視鏡洗浄消毒装置1の後述する各構成要素の動作を、所定のプログラムに基づいて制御する装置であり、例えば演算装置、記憶装置、補助記憶装置及び入出力装置等を具備して構成されるコンピュータにより構成される。装置本体2には、複数のスイッチを有して構成される操作部5が設けられており、制御部6は、操作部5を介して入力される使用者からの指示に応じて動作する。また、内視鏡洗浄消毒装置1には、制御部3やその他の内視鏡洗浄消毒装置1の構成要素に電力を供給する電源装置7が設けられている。
処理槽3は、上方に向かって開口する開口部を有した凹形状であり、内部に内視鏡及び内視鏡付属物の少なくとも一方を収容可能に構成されている。また処理槽3は、内部に水及び薬液等の液体を貯留可能に構成されている。処理槽3の上方に向かって開口する開口部を経由して、内視鏡洗浄消毒装置1の外部から処理槽3の内部に、内視鏡及び内視鏡付属物の少なくとも一方が収容される。
処理槽3の開口部の外縁部には、後述する蓋部材4に設けられたシール部材4aと密接するように構成された密接面部3aが設けられている。密接面部3aは、処理槽3の開口部の外縁部において全周にわたって設けられている。
蓋部材4は、処理槽3の上部を覆うことによって、処理槽3の開口部を密閉することが可能に構成された部材である。蓋部材4は、図1において実線で示すように処理槽3の開口部を覆い密閉した状態である密閉位置と、図2に示すように処理槽3の開口部を開放した状態である開放位置と、の間において、処理槽3に対して相対的に移動可能に配設されている。
詳しくは後述するが、蓋部材4は、蓋部材4を密閉位置及び開放位置の間で移動させることが可能に構成された開閉機構部10によって支持されている。概略的には、蓋部材4は、密閉位置から開放位置に向かって移動する場合に、処理槽3の開口部から遠ざかるように上方に向かって移動し、蓋部材4は、開放位置から密閉位置に向かって移動する場合に、処理槽3の開口部に近づくように下方に向かって移動する。
本実施形態では一例として、蓋部材4は、基端部4bにおいて、蝶番状の開閉機構部10によって所定の軸周りに回動可能に支持されている。より具体的には、蓋部材4は、基端部4bが、略水平な回動軸10a周りに回動可能に支持されている。蓋部材4は、処理槽3の上部を覆う密閉位置にある状態から開放位置に向かって移動する場合には、基端部4bとは反対側である先端部4cが上方に向かって跳ね上がるように回動する。逆に、蓋部材4は、開放位置から密閉位置に向かって移動する場合には、先端部4cが下方に向かい処理槽3に近づくように回動する。
図3に示すように、蓋部材4が密閉位置にある場合において、蓋部材4と処理槽3の開口部の外縁部に設けられた密接面部3aとの間には、シール部材4aが挟持される。シール部材4aは、蓋部材4が密閉位置にある場合において蓋部材4と密接面部3aとの双方に密接することにより、処理槽3の内部と内視鏡洗浄消毒装置1の外部との間における気体及び液体の行き来を防止又は抑制する、シール性を発揮するように構成された部材である。以下では、シール性とは、処理槽3内の気体及び液体が内視鏡洗浄消毒装置1の外部に漏れ出すことを抑制する能力のことを指す。
本実施形態では一例として、シール部材4aは、蓋部材4の、密閉位置において下方に向く面に固定されている。シール部材4aは、図2に示すように環状であり、蓋部材が密閉位置にある場合において、密接面部3aに全周にわたって接するように配設されている。
シール部材4aは、蓋部材4が処理槽3に近づく方向に移動した場合に、蓋部材4及び処理槽3の間で圧縮されて弾性変形するように構成された、弾性を有する材料からなる弾性変形部を有する。弾性変形部は、例えば合成ゴム等によって構成されている。蓋部材4と密接面部3aとの間においてシール部材4aを挟み込む力量が大きくなるほど、シール部材4aが発揮するシール性が高くなる。
蓋部材4の、シール部材4aによって囲まれた領域には、蓋部材4が密閉位置にある状態において上方となる方向に向かって凸形状となるドーム部4dが形成されている。ドーム部4dには、処理槽3の内外の通気を行うための通気口9が設けられている。通気口9には、処理槽3内の臭気を外部に出さないための脱臭フィルタ9aが設けられている。脱臭フィルタ9aは通気抵抗が高いため、後述するエアコンプレッサ32の稼働によって高圧の空気が処理槽3内に送り込まれる場合には、処理槽3内に送り込まれる空気の流量よりも、通気口9から処理槽3外に排出される空気の流量の方が小さくなる。このため、エアコンプレッサ32によって処理槽3内に空気を送り込む場合には、処理槽3内の気圧は大気圧よりも高くなる。
開閉機構部10は、前述したように、蓋部材4を処理槽3に対して密閉位置及び開放位置の間で移動可能に支持するように構成されている。また、開閉機構部10は、蓋部材4を密閉位置及び開放位置の間で駆動するように構成された電動アクチュエータ10bを備えて構成されている。電動アクチュエータ10bは、制御部6に電気的に接続されており、電動アクチュエータ10bの動作は制御部6によって制御される。
具体的に本実施形態の開閉機構部10は、図4に示すように、処理槽3に対して位置が固定された回動軸10a周りに回動可能であり、蓋部材4の基端部4bを支持する腕部10dと、腕部10dを回動軸10a周りに回動する駆動力を発生する電動モータである電動アクチュエータ10bとを具備して構成されている。
図示する本実施形態では、一例として、電動アクチュエータ10bは、装置本体2に固定されており、電動アクチュエータ10bが発する動力は、複数のギヤからなる動力伝達機構部10cを介して、腕部10dに伝えられる。
なお、電動アクチュエータ10bは、直接、腕部10dを駆動する構成であってもよい。また、本実施形態では、電動アクチュエータ10bは、回転する出力軸を有する電動モータの形態に限らず、リニアモータであってもよい。また、動力伝達機構部10cは、複数のギヤによって構成される形態に限らず、リンク機構、チェーン機構、ベルト機構等によって構成される形態であってもよい。
開閉機構部10には、蓋部材4の位置を検出可能に構成された蓋部材位置検出部11が設けられている。蓋部材位置検出部は、蓋部材4が密閉位置にあるか、又は蓋部材4が開放位置にあるかを少なくとも検出することが可能に構成されている。蓋部材位置検出部11は、制御部6に電気的に接続されている。制御部6は、蓋部材位置検出部11の検出結果に基づいて、電動アクチュエータ10bによる蓋部材4の駆動の制御を行う。
本実施形態では一例として、蓋部材位置検出部11は、例えば腕部10dの回動軸10a周りの絶対的な回動角度を検出可能に構成されたポテンショメータによって構成されている。なお、蓋部材位置検出部11は、電動アクチュエータ10bの出力軸の回動角度を検出可能に構成されたロータリーエンコーダによって構成される形態であってもよい。
また例えば、図5に示すように、蓋部材位置検出部11は、腕部10dとともに回動軸10a周りに回動可能に配設された円板11aと、円板11aに穿設された貫通孔11bを検出するように構成され、装置本体2に固定されたフォトインタラプタ11cとを具備して構成される形態であってもよい。図5に示す変形例の蓋部材位置検出部11は、フォトインタラプタ11cによる貫通孔11bの検出情報に基づいて、蓋部材4の回動位置を検出することができる。
以上のように、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、処理槽3の開口部を開閉するように配設された蓋部材4を備え、蓋部材4は、電動アクチュエータ10bによって密閉位置及び開放位置の間で駆動されるように構成されている。すなわち、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、人の力を利用することなく、蓋部材4による処理槽3の開閉動作を自動で実行することが可能に構成されている。
また、内視鏡洗浄消毒装置1には、蓋部材4が密閉位置にある状態において、蓋部材4が開放位置に向かって移動することを規制するロック機構部8が設けられている。ロック機構部8は、例えば、停電によって電動アクチュエータ10bの出力が途絶えた場合に、使用者が手動で蓋部材4を密閉位置から開放位置へと不用意に移動させてしまうことを防止するために設けられている。
ロック機構部8は、例えば、蓋部材4が密閉位置にある状態において、蓋部材4の先端部4cに係合可能なラッチ部と、ラッチ部を先端部4cと係合する位置及び先端部4cとの係合が解除された位置に移動させる電磁ソレノイドと、を備えて構成される。
次に、内視鏡洗浄消毒装置1の内部の構成について説明する。図2及び図3に示すように、凹形状の処理槽3内であって、蓋部材4が密閉位置に位置している状態において蓋部材4及びシール部材4aによって密閉される空間内には、管路コネクタ31、循環口34、循環ノズル37、消毒液ノズル23、排液口40、洗剤ノズル27及び水位検知部50が配設されている。
また、図3に示すように、装置本体2内には、液体状の薬液を貯留する一つ又は複数のタンクが配設されている。本実施形態の内視鏡洗滌装置1は、一例として、薬液である消毒液及び洗剤を貯留する消毒液タンク13及び洗剤タンク14を備えている。なお、消毒液タンク13及び洗剤タンク14の少なくとも一方は、装置本体2から取り外し可能に構成されていてもよい。
また、装置本体2には、水道栓12に接続され水道水を装置内に導入する水道水導入部17、空気を装置内に取り入れる空気導入部16、及び装置内の液体を排出する排出部18が配設されている。
管路コネクタ31は、処理槽3内に収容された内視鏡60の管路と、接続管61を介して連通するように構成されている。管路コネクタ31から吐出される流体は、内視鏡60の管路内に導入され、内視鏡60の管路内を通過した後に処理槽3内に流れ出る。
循環口34は、処理槽3の壁面に設けられた開口部であり、循環管路39を介して管路コネクタ31に連通している。循環管路39には、循環用ポンプ38が配設されている。循環用ポンプ38は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。
循環用ポンプ38が稼働することにより、処理槽3内に貯留されている液体は、循環口34、循環管路39、管路コネクタ31、接続管61及び内視鏡60の管路を通って処理槽3内に戻るように循環する。
また、管路コネクタ31は、空気用管路33を介して空気導入部16に連通している。空気用管路33には、エアコンプレッサ32が配設されている。エアコンプレッサ32は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。エアコンプレッサ32が稼働することにより、空気が、空気用管路33、管路コネクタ31、接続管61及び内視鏡60の管路を通って処理槽3内に、所定の圧力で送り込まれる。
循環口34は、循環管路36を介して循環ノズル37にも連通している。循環管路36には、循環用ポンプ35が配設されている。循環用ポンプ35は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。
循環ノズル37は、処理槽3内に開口するノズルであり、循環ノズル37から吐出される液体は、処理槽3内に導入される。したがって、循環用ポンプ35が稼働することにより、処理槽内に貯留されている液体は、循環口34、循環管路36及び循環ノズル37を通って処理槽3内に戻るように循環する。
本実施形態では一例として、循環ノズル37は、蓋部材4のドーム部4dに向かって上向きに液体を吐出するように配設されている。循環ノズル37から吐出された液体をドーム部4dに当てることによって、液体は処理槽3の上部において、ドーム部4dの壁面に沿って放射状に拡散するように流れる。このため、本実施形態では、処理槽3の内部に偏り無く液体を拡散させることができる。
消毒液ノズル23は、処理槽3内に開口するノズルであり、消毒液用管路22を介して消毒液タンク13に連通している。消毒液用管路22には、消毒液用ポンプ21が配設されている。消毒液用ポンプ21は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。消毒液用ポンプ21が稼働することにより、消毒液タンク13に貯留されている薬液である消毒液は、消毒液ノズル23を通って処理槽3内に導入される。
処理槽3の底面部に設けられた開口部である排液口40は、切り替えバルブ41の切り替え動作によって、消毒液タンク13及び排出部18の一方と選択的に連通することが可能に構成されている。処理槽3内の液体を装置外に排出する場合には、切り替えバルブ41の動作により、排液口40と排出部18とが連通した状態となる。切り替えバルブ41と排出部18は、排出管路20によって接続されている。排出管路20には、排出用ポンプ19が配設されている。排出用ポンプ19は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。排出用ポンプ19が稼働することにより、処理槽3内の液体を排出部18から効率良く排出することができる。また、処理槽3内に再利用可能な状態の消毒液が貯留されている場合には、排液口40と消毒液タンク13とを連通することにより、処理槽3内の消毒液を消毒液タンク13内に戻すことができる。
洗剤ノズル27は、処理槽3内に開口するノズルであり、洗剤用管路25を介して洗剤タンク14と、また水道水導入部17を介して水道栓12と、連通可能に配設されている。洗剤ノズル27は、切り替えバルブ26の切り替え動作によって、洗剤タンク14及び水道栓12の一方と選択的に連通する。
洗剤用管路25には、洗剤用ポンプ24が配設されている。洗剤用ポンプ24は、制御部6に電気的に接続されており、制御部6によって動作が制御される。洗剤ノズル27と洗剤タンク14とが連通した状態において、洗剤用ポンプ24が稼働することにより、洗剤タンク14内に貯留されている薬液である洗剤は、洗剤ノズル27を通って処理槽3内に導入される。また、洗剤ノズル27と水道栓12とが連通した状態においては、水道水が洗剤ノズル27を通って処理槽3内に導入される。
水位検知部50は、処理槽3内の液面の高さ(水位)を検出する事が可能に構成されている。水位検知部50の形態は特に限定されるものではない。水位検知部50は、いわゆる電極式水位計であってもよいし、いわゆるフロート式水位計であってもよいし、いわゆる静電容量式水位計であってもよい。水位検知部50は、制御部6に電気的に接続されており、水位検知部50からの出力は、処理槽3内に導入される液体の水位を制御するために用いられる。
前述のような構成を有する本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1の動作を、図6及び図7に示すフローチャートと、図8及び図9に示すタイミングチャートを参照して説明する。
なお、図6のフローチャートが開始する時点において、消毒液タンク13及び洗剤タンク14には必要量の消毒液及び洗剤が貯留されているものとする。また、水道水導入部17は水道栓12に接続されているものとする。また、蓋部材4は密閉位置にあるものとする。
まず、ステップS01において、蓋部材4を開放位置に移動するようにとの使用者からの指示が、操作部5を介して入力されるまで待機する。蓋部材4を開放位置へ移動する指示が入力された場合には、ステップS02に移行し、電動アクチュエータ10bを駆動して蓋部材4を開放位置に移動させる。
蓋部材4が開放位置に移動したら、使用者は内視鏡60を処理槽3内の所定の位置に配置する。また、内視鏡60の管路と管路コネクタ31とを、接続管61によって接続する。また、図示しない漏水検知試験を行うための管路にも内視鏡60を接続する。
このとき、ステップS03において、蓋部材4を密閉位置に移動するようにとの使用者からの指示が、操作部5を介して入力されるまで待機する。蓋部材4を密閉位置へ移動する指示が入力された場合には、ステップS04に移行し、電動アクチュエータ10bを駆動して蓋部材4を確認位置に移動させる。ここで、確認位置とは、開放位置よりも蓋部材4を処理槽3の開口部に近づけた状態であるが、蓋部材4及びシール部材4aが処理槽3から所定の隙間を有して離れた位置のことを指す。蓋部材4を電動アクチュエータ10bによって蓋部材4を確認位置に移動させる制御は、電動アクチュエータ10bの動作開始後に蓋部材位置検出部11によって蓋部材4が確認位置に到達したことを検知した場合に電動アクチュエータ10bを停止する方法であってもよいし、電動アクチュエータ10bの動作開始後に制御部6内の計時カウンタによって電動アクチュエータ10bの動作時間が所定の時間に達した場合に電動アクチュエータ10bを停止する方法であってもよい。
蓋部材4が確認位置に移動したら、使用者は内視鏡60が処理槽3内の所定の位置に所定の姿勢で納まっていることを目視で確認する。この確認により、例えば内視鏡60の一部が蓋部材4と処理槽3の間に挟み込まれることや、内視鏡60が処理槽3の壁面に触れて処理にばらつきが発生すること、を防止することができる。
ステップS05において、蓋部材4を密閉位置に移動するようにとの使用者からの指示が、再度操作部5を介して入力されるまで待機する。蓋部材4を密閉位置へ移動する指示が入力された場合には、ステップS06に移行し、電動アクチュエータ10bを駆動して蓋部材4を密閉位置に移動させる。また、蓋部材4が密閉位置に移動した後に、ロック機構部8によって、蓋部材4の開放位置への移動を規制する。なお、蓋部材4の確認位置から密閉位置への移動は、使用者によって人力で行われる形態であってもよい。
そして、ステップS07において、内視鏡60の漏水検知試験工程を実施する。漏水試験工程は公知の技術であるため詳細な説明は省略するものとするが、内視鏡60の内部の気圧を所定の値まで上昇させた後の気圧の変化から、内視鏡60の外表面における穿孔や破れを検出する試験である。
漏水検知試験工程の結果、漏水が有ると判断された場合には、ステップS11において警告を出力して停止する。一方、漏水検知試験工程の結果、漏水が無いと判断された場合には、ステップS09へ移行し、後述する薬液を用いた洗浄工程及び消毒工程を含む内視鏡処理工程を実施する。内視鏡処理工程の実施後は、ステップS10へ移行し、ロック機構部8による蓋部材4の移動規制を解除した後に、電動アクチュエータ10bを駆動して蓋部材4を開放位置へ移動させる。
次に、ステップS10における内視鏡処理工程の詳細について説明する。内視鏡処理工程は、図7のフローチャートにおいてステップS21からステップS27のループとして示すように、洗浄工程、排水工程、除水工程、すすぎ工程、排水工程及び除水工程からなるサイクルを所定の回数繰り返す。なお、これらの工程の繰り返す形態は本実施形態に限られるものではなく、例えば、すすぎ工程、排水工程及び除水工程のみを所定の回数繰り返す形態であってもよい。そして、ステップS28からステップS33に示すように、消毒工程、排水工程、除水工程、すすぎ工程、排水工程及び除水工程を実施する。
ステップS21の洗浄工程では、水道水及び洗剤タンク14に貯留されている洗剤を、処理槽3内に所定の水位L1まで導入し、洗剤を管路コネクタ31及び循環ノズル37から吐出しながら循環させることで、内視鏡60を洗浄する。ここで、処理槽内3内に貯留される洗剤の水位L1は、処理槽3の密接面部3aの最も低い位置よりも高い。言い換えれば、洗浄工程における処理槽3内の液面は、処理槽の密接面部3aとシール部材4aとが密接する場所のうちの最も低い箇所よりも高い位置に位置している。所定の時間洗浄工程を実施した後にステップS22へ移行する。
ステップS22の排水工程では、処理槽3内の液体を排出口40及び排出部18から排出する。処理槽3内の液体が排出された後にステップS23へ移行する。ステップS23の除水工程では、エアコンプレッサ32を稼働させ、空気を内視鏡60の管路内に送り込む。この工程により、内視鏡60の管路内の液体が吹き飛ばされる。除水工程を所定の時間実施した後に、ステップS24へ移行する。
ステップS24のすすぎ工程では、水道水を処理槽3内に所定の水位L1まで導入し、水道水を管路コネクタ31及び循環ノズル37から吐出しながら循環させる。所定の時間すすぎ工程を実施した後にステップS25へ移行する。
ステップS25の排水工程では、処理槽3内の液体を排出口40及び排出部18から排出する。処理槽3内の液体が排出された後にステップS26へ移行する。ステップS26の除水工程では、エアコンプレッサ32を稼働させ、空気を内視鏡60の管路内に送り込む。この工程により、内視鏡60の管路内の液体が吹き飛ばされる。
以上の、ステップS21からS26のサイクルを所定のN回繰り返す。ここで、図8に、ステップS07及びステップS21からS27のサイクルの実施中における、処理槽3内の液体の水位、処理槽内の気圧及び電動アクチュエータ10bが発生する押圧力の変化の様子を示す。
ここで、電動アクチュエータ10bが発生する押圧力とは、制御部6の制御によって、電動アクチュエータ10bによって蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって駆動する力を発生し場合に、蓋部材4によってシール部材4aが密接面部3aに向かって押圧される力量のことを指す。押圧力が0である場合には、電動アクチュエータ10bは、駆動力を発していない状態、すなわち電動アクチュエータ10bへの電力供給が断たれた状態を示している。
図8に示すように、ステップS07の漏水検知試験工程は、水道水が、処理槽3内に、所定の水位L2となるまで貯留された状態で実施される。水位L2は、処理槽3の密接面部3aの最も低い位置よりも低い。すなわち、漏水検知試験工程における処理槽3内の液面の高さは、シール部材4aにまで達することがない。また、ステップS07の漏水検知試験工程では、処理槽3内に除水用の高圧の空気が送り込まれることはないので、処理槽3内の気圧は、大気圧に近い値となる。
このステップS07の漏水検知試験工程では、制御部6は、電動アクチュエータ10bを駆動しない。したがって、電動アクチュエータ10bが発生する押圧力は0のままである。
ステップS21の洗浄工程は、洗剤及び水道水からなる液体が、処理槽3内に、所定の水位L1となるまで貯留された状態で実施される。水位L1は、処理槽3の密接面部3aの最も低い位置よりも高い。すなわち、洗浄工程において、処理槽3内の液面の高さは、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さにまで達する。
このステップS21の洗浄工程では、制御部6は、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。すなわち、洗浄工程では、電動アクチュエータ10bは、蓋部材4によってシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する所定の強さの押圧力F1を発生する。
このように、本実施形態では、処理槽3内の液体の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える場合において、制御部6は、電動アクチュエータ10bを駆動し、蓋部材4と処理槽槽3の密接面部3aとの間においてシール部材4aを挟み込む力量を高める。シール部材4aを挟み込む力量が高くなることにより、シール部材4aが発揮するシール性が高くなり、蓋部材4によって密閉された処理槽3内からの液体の漏れを防止することができる。
ステップS22の排水工程に移行した後、制御部6は、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。排水工程では、電動アクチュエータ10bが発生する押圧力は0となる。
ステップS23の除水工程では、エアコンプレッサ32によって、処理槽3内に空気が送り込まれる。このため、処理槽3内の気圧は大気圧よりも高くなる。このステップS23の除水工程では、制御部6は、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。すなわち、除水工程では、電動アクチュエータ10bは、蓋部材4によってシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する所定の強さの押圧力F2を発生する。
このように、本実施形態では、処理槽3内の気圧が大気圧よりも高くなる場合において、制御部6は、電動アクチュエータ10bを駆動し、蓋部材4と処理槽槽3の密接面部3aとの間においてシール部材4aを挟み込む力量を高める。シール部材4aを挟み込む力量が高くなることにより、シール部材4aが発揮するシール性が高くなり、シール部材4aによって密閉された部位において処理槽3内から液体が漏れ出すことを防止することができる。
除水工程が終わると、制御部6は、エアコンプレッサ32の稼働を停止するとともに、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。
ステップS24のすすぎ工程は、水道水が処理槽3内に、所定の水位L1となるまで貯留された状態で実施される。よって、すすぎ工程において、処理槽3内の液面の高さは、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さにまで達する。
このステップS24のすすぎ工程では、制御部6は、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。すなわち、すすぎ工程では、電動アクチュエータ10bは、蓋部材4によってシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する所定の強さの押圧力F1を発生する。
洗浄工程と同様に、処理槽3内の液体の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える場合において、制御部6は、電動アクチュエータ10bを駆動し、蓋部材4と処理槽槽3の密接面部3aとの間においてシール部材4aを挟み込む力量を高める。シール部材4aを挟み込む力量が高くなることにより、シール部材4aが発揮するシール性が高くなり、蓋部材4によって密閉された処理槽3内からの液体の漏れを防止することができる。
ステップS25の排水工程に移行した後、制御部6は、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。排水工程では、電動アクチュエータ10bが発生する押圧力は0となる。
ステップS26の除水工程は、前述したステップS23と同様である。すなわち、制御部6は、エアコンプレッサ32を稼働し処理槽3内に空気を送り込むとともに、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。そして、制御部6は、エアコンプレッサ32の稼働を停止するとともに、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。ステップS26の除水工程においても、前述したステップS23と同様に、シール部材4aによって密閉された部位において処理槽3内から液体が漏れ出すことを防止することができる。
以上に説明したステップS21からステップS26を所定の回数繰り返した後に、ステップS28の消毒工程を実施する。
ステップS28の消毒工程では、消毒液タンク13に貯留されている消毒液を、処理槽3内に所定の水位L1まで導入し、洗剤を管路コネクタ31及び循環ノズル37から吐出しながら循環させることで、内視鏡60を消毒する。
ステップS29の排水工程では、処理槽3内の消毒液が再利用可能である場合には、消毒液を排出口40から排出し消毒液タンク13に戻す。また、処理槽3内の消毒液が再利用不可能である場合には、消毒液を排出口40及び排出部18から排出する。
ステップS30の除水工程では、エアコンプレッサ32を稼働させ、空気を内視鏡60の管路内に送り込む。この工程により、内視鏡60の管路内の液体が吹き飛ばされる。除水工程を所定の時間実施した後に、ステップS31へ移行する。
ステップS31のすすぎ工程では、水道水を処理槽3内に所定の水位L1まで導入し、水道水を管路コネクタ31及び循環ノズル37から吐出しながら循環させる。所定の時間すすぎ工程を実施した後にステップS32へ移行する。
ステップS32の排水工程では、処理槽3内の液体を排出口40及び排出部18から排出する。処理槽3内の液体が排出された後にステップS33へ移行する。ステップS33の除水工程では、エアコンプレッサ32を稼働させ、空気を内視鏡60の管路内に送り込む。この工程により、内視鏡60の管路内の液体が吹き飛ばされる。
図9に、以上に説明したステップS28からS33を実施中における、処理槽3内の液体の水位、処理槽内の気圧及び電動アクチュエータ10bが発生する押圧力の変化の様子を示す。
ステップS28の消毒工程は、消毒液からなる液体が、処理槽3内に、所定の水位L1となるまで貯留された状態で実施される。よって、消毒工程において、処理槽3内の液面の高さは、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さにまで達する。
このステップS28の消毒工程では、制御部6は、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。すなわち、すすぎ工程では、電動アクチュエータ10bは、蓋部材4によってシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する所定の強さの押圧力F1を発生する。
前述した洗浄工程やすすぎ工程と同様に、処理槽3内の液体の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える場合において、制御部6は、電動アクチュエータ10bを駆動し、蓋部材4と処理槽槽3の密接面部3aとの間においてシール部材4aを挟み込む力量を高める。シール部材4aを挟み込む力量が高くなることにより、シール部材4aが発揮するシール性が高くなり、蓋部材4によって密閉された処理槽3内からの液体の漏れを防止することができる。
ステップS29の排水工程に移行した後、制御部6は、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。排水工程では、電動アクチュエータ10bが発生する押圧力は0となる。
ステップS30の除水工程は、前述したステップS23と同様である。すなわち、制御部6は、エアコンプレッサ32を稼働し処理槽3内に空気を送り込むとともに、電動アクチュエータ10bが蓋部材4を処理槽3に近づく方に向かって移動させる所定の強さの力を発生するように、電動アクチュエータ10bを駆動する。そして、制御部6は、エアコンプレッサ32の稼働を停止するとともに、電動アクチュエータ10bの駆動を停止する。ステップS26の除水工程においても、前述したステップS23と同様に、シール部材4aによって密閉された部位において処理槽3内から液体が漏れ出すことを防止することができる。
ステップS31のすすぎ工程、ステップS32の排水工程及びステップS33の除水工程は、前述したステップS24からステップS27と同様であるため、説明を省略する。
なお、図8及び図9では、処理槽3内の水位がシール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える場合において電動アクチュエータ10bが発生する押圧力F1と、処理槽3内の気圧が大気圧より高くなる場合において電動アクチュエータ10bが発生する押圧力F2とが、略同一の強さとして示されているが、押圧力F1とF2の値は異なるものであってもよい。
以上に説明したように、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、処理槽3内に貯留される液体の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える工程を実行している間、電動アクチュエータ10bが稼働し、蓋部材4と密接面部3aとの間でシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む。また、本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、処理槽3内の気圧が大気圧よりも高くなる工程を実行している間、電動アクチュエータ10bが稼働し、蓋部材4と密接面部3aとの間でシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む。
これらの、処理槽3内に貯留される液体の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える場合、及び処理槽3内の気圧が大気圧よりも高くなる場合、とはすなわち、処理槽3内の液体がシール部材4aによって密閉された部位から装置外部に漏れ出しやすくなる状態であり、シール部材4aによる高いシール性が必要とされる状態であると言える。
本実施形態では、このようなシール部材4aによる高いシール性が必要とされる工程が実施される期間においてのみ、電動アクチュエータ10bを稼働してシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込むように動作することによって、電動アクチュエータ10bによる電力消費を抑えつつ、処理槽3内からの液体の漏れ出しを確実に防止することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、電動アクチュエータ10bによって処理槽3の蓋部材4を開閉可能であって、消費電力量の少ない内視鏡洗浄消毒装置1を提供することができる。また、電動アクチュエータ10bによって、シール部材4aを挟み込む力を発生する時間が短くなることは、電動アクチュエータ10bやシール部材4aの使用可能時間を延ばす上でも好ましい。
なお、例えば処理槽3及び蓋部材4の形状の関係上、内視鏡洗浄消毒装置1によって行われる全行程において処理槽3内の水位がシール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超えることが無く、また洗浄工程、消毒工程及びすすぎ工程において電動アクチュエータ10bによる押圧力が無くともシール部材4aのシール性が十分に発揮される場合には、洗浄工程、消毒工程及びすすぎ工程において電動アクチュエータ10bを稼働させる必要は無い。すなわち、本発明に係る内視鏡洗浄消毒装置1は、前述した実施形態に限られるものではなく、例えば処理槽3内の気圧が大気圧よりも高くなる工程を実施する場合にのみ、電動アクチュエータ10bを稼働してシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む形態であってもよい。
また例えば、エアコンプレッサ32の稼働によって処理槽3内の気圧が上昇したとしても、除水工程において電動アクチュエータ10bによる押圧力が無くともシール部材4aのシール性が十分に発揮される場合には、除水工程において電動アクチュエータ10bを稼働させる必要は無い。すなわち、本発明に係る内視鏡洗浄消毒装置1は、例えば処理槽3内の水位がシール部材4aと密接面部3aとが接する高さを超える工程を実施する場合にのみ、電動アクチュエータ10bを稼働してシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む形態であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1は、図10に示すように、凹形状の処理槽3内であって、蓋部材4が密閉位置に位置している状態において蓋部材4及びシール部材4aによって密閉される空間内に、気圧センサ51を具備している。気圧センサ51は、制御部6に電気的に接続されている。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1の動作について図11のフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、ステップS06からステップS10の間の、蓋部材4が密閉位置に位置している期間中において、電動アクチュエータ制御ルーチンを、所定の時間間隔で繰り返し実行する。
電動アクチュエータ制御ルーチンを、図12のフローチャートに示す。電動アクチュエータ制御ルーチンでは、ステップS41及びステップS43に示すように、制御部6は、水位検知部50及び気圧センサ51の出力から、処理槽3内の水位及び気圧を監視する。
そして、処理槽3内の水位が、シール部材4aと密接面部3aとが接する高さよりも高いL1以上となった場合には、ステップS45に示すように、制御部6は、電動アクチュエータ10bによって、蓋部材4がシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する押圧力F1を発生させる。
また、処理槽3内の気圧が、大気圧よりも高い所定の値P1以上となった場合には、ステップS46に示すように、制御部6は、電動アクチュエータ10bによって、蓋部材4がシール部材4aを密接面部3aに向かって押圧する押圧力F2を発生させる。
第1の実施形態では、あらかじめ定められた期間において、電動アクチュエータ10bを稼働し、シール部材4aを所定の強さの力量で挟み込むように構成されているが、本実施形態では、蓋部材4が密閉位置にある場合において、処理槽3内の水位及び気圧の少なくとも一方が所定の値に達した場合に、電動アクチュエータ10bが稼働し、シール部材4aを所定の強さの力量で挟み込むように構成されている。
本実施形態のように、処理槽3内の水位及び気圧を監視し、これらの値の変化に応じて適宜に電動アクチュエータ10bを稼働させてシール部材4aのシール性を高める構成とすることによって、電動アクチュエータ10bの稼働時間をより短くすることが可能となり、より消費電力量を少なくすることができる。
なお、本実施形態では、気圧センサ51が処理槽3内に配設されているが、気圧センサ51は、例えばエアコンプレッサ32と管路コネクタ31とを接続する管路に設けられる形態であってもよい。このような形態であっても、気圧センサ51の出力に基づいて、処理槽3内の気圧の変化を推定することが可能であり、同様の動作及び効果を得ることが可能である。
なお、本実施形態では、処理槽3内の水位及び気圧の少なくとも一方が所定の値を超えた場合に、シール部材4aを所定の強さの力量で挟み込むように構成されているが、シール部材4aを挟み込む力量の強さは、処理槽3内の水位及び気圧に応じて変化する構成であってもよい。例えば、処理槽3内の水位が所定の水位L1を超えた場合において、処理槽内3内の水位とL1との差に比例してシール部材4aを挟み込む力量を強くする構成であってもよい。また例えば、処理槽3内の気圧が所定の気圧P1を超えた場合において、処理槽内3内の気圧とP1との差に比例してシール部材4aを挟み込む力量を強くする構成であってもよい。
また、本発明に係る内視鏡洗浄消毒装置1は、前述した実施形態に限られるものではなく、例えば処理槽3内の水位の変化に応じて電動アクチュエータ10bを稼働することは無く、気圧が所定の大気圧P1よりも高い場合にのみ、電動アクチュエータ10bを稼働してシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む形態であってもよい。また例えば、処理槽3内の気圧に応じて電動アクチュエータ10bを稼働することは無く、処理槽3内の水位が所定の水位L1を超えた場合にのみ、電動アクチュエータ10bを稼働してシール部材4aを所定の強さの力量で挟み込む形態であってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下では第1の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1aの構成は、図13に示すように、殺菌室70、中和剤タンク71、中和剤用ポンプ72及び中和剤用管路73を備えることが、第1の実施形態と異なる。
殺菌室70は、循環管路39の途中に設けられており、処理槽3、循環口34及び循環管路39を経由して循環する液体に対して殺菌処理を実施することが可能に構成されている。ここで、殺菌処理には、例えば加熱殺菌、紫外線殺菌、オゾン殺菌等の公知の殺菌方法が用いられる。
中和剤タンク71は、中和剤を貯留するためのタンクである。ここで、中和剤は、当該内視鏡洗浄消毒装置1aの洗浄工程において用いられる洗剤を中和することが可能な薬液である。中和剤タンク71は、中和剤用管路73を介して切り替えバルブ26に接続されている。中和剤タンク71は、切り替えバルブ26を切り替える事によって、中和剤用管路73を介して洗剤ノズル27と連通する。
中和剤用管路73には中和剤用ポンプ72が配設されている。中和剤タンク71が洗剤ノズル27と連通した状態において、中和剤用ポンプ72が稼働することにより、処理槽3内に中和剤が導入される。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1aの動作について説明する。本実施形態の内視鏡処理工程のフローチャートを図14に示す。本実施形態では、ステップS10における内視鏡処理工程の一部が異なる。より具体的には、ステップS21の洗浄工程後の動作が異なる。
ステップS21の洗浄工程では、水道水及び洗剤タンク14に貯留されている洗剤を、処理槽3内に導入し、洗剤を管路コネクタ31及び循環ノズル37から吐出しながら循環させることで、内視鏡60を洗浄する。所定の時間洗浄工程を実施した後にステップS60へ移行する。
ステップS60では、中和剤タンク71に貯留されている中和剤を、処理槽3内に導入し、循環口34及び循環ノズル37を経由して処理槽3内の液体を循環させる。これにより、洗浄工程で使用された洗剤は、中和剤と混合され、中和される。所定の時間循環させた後に、ステップS61へ移行する。
ステップS61では、処理槽3内の液体を、循環口34、循環管路36、殺菌室70及び循環ノズル37を経由して循環させながら、殺菌室70により当該液体に対して殺菌処理を実施する。これにより、中和された液体が殺菌される。所定の時間循環させながら殺菌処理を実施した後に、ステップS62へ移行する。
ステップS62では、前述したステップS60及びステップS61において、中和処理及び殺菌処理が施された液体を用いて、すすぎ工程を実施する。以降の工程は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、内視鏡を洗浄する洗浄工程(ステップS21)にて用いられた洗剤を含む液体に対して、中和処理及び殺菌処理を実施し、この液体をすすぎ工程(ステップS62)に再使用する。よって、本実施形態では、すすぎ工程に使用する水の使用量を減らすことができる。
なお、洗浄工程を所定の回数繰り返す場合には、その一部のサイクルにおいて、中和処理及び殺菌処理が施された液体を用いてすすぎ工程を実施し、残りのサイクルにおいては、第1の実施形態と同様に水道水を用いてすすぎ工程を実施する形態であってもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以下では第3の実施形態との相違点のみを説明するものとし、第3の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態の内視鏡洗浄消毒装置1bの構成は、図15に示すように、光透過率試験部75を備えることが、第3の実施形態と異なる。本実施形態では一例として、光透過率試験部75は、循環管路36に配設されている。
光透過率試験部75は、図16に示すように、透光性を有する材料からなる透明管路75aと、発光ダイオード等からなる発光部75b及びフォトダイオードやCdS(硫化カドミウムセル)等からなる測光部75cを具備して構成されている。発光部75b及び測光部75cは、透明管路75aを挟んで対向するように配設されている。
光透過率試験部75は、発光部75bから出射され透明管路75aを透過して測光部75cに入射する光の強度の変化から、透明管路75a内に存在する液体の光透過率を測定することが可能に構成されている。光透過率試験部75は、制御部6に電気的に接続されている。
本実施形態では、ステップS60の中和工程において、循環管路36を経由して循環する液体について、光透過率試験部75を用いて光透過率を測定する。ここで、洗剤を中和処理した液体について、光透過率が所定の値以上である場合には、当該液体はすすぎ工程に使用するのに適していると判定し、ステップS61で殺菌処理を施した上ですすぎ工程を実施する。
一方、洗剤を中和処理した液体について、光透過率が所定の値以上とならない場合には、当該液体はすすぎ処理に使用するのに不適であると判定し、処理槽3から排出する。そして、新たに水道水を処理槽3内に導入し、水道水によってすすぎ工程を実施する。このような本実施形態によれば、内視鏡を洗浄する処理を確実に行うことが可能である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う内視鏡洗浄消毒装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本出願は、2012年9月18日に日本国に出願された特願2012−204717号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (3)

  1. 凹形状を有し開口部を有する処理槽と、
    前記処理槽に配置された内視鏡に対して液体を用いた処理を実施する装置本体と、
    前記開口部を密閉した密閉位置及び前記開口部を開放した開放位置の間で移動可能に配設された蓋部材と、
    前記蓋部材に接続されて前記蓋部材を前記開口部に向けて押圧する押圧力を発生させる電動アクチュエータと、
    前記装置本体及び前記電動アクチュエータに接続されており、前記処理の実施時のうち所定の期間において、前記電動アクチュエータによって、前記蓋部材を前記開口部に向かって押圧する押圧力を発生させ続け、前記処理の実施時のうち前記所定の期間以外では、前記電動アクチュエータによる前記押圧力の発生を停止する制御部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
  2. 前記処理は、前記処理槽内に前記液体を導入する工程を含み、
    前記処理の実施時における前記所定の期間とは、前記処理槽内に液面高さが前記蓋部材と前記処理槽とが接する部位よりも上に位置する期間を含むことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
  3. 前記処理槽内に気体を導入するエアコンプレッサを具備し、
    前記処理は、前記エアコンプレッサの稼働によって前記処理槽内に前記気体を導入する工程を含み、
    前記処理の実施時における前記所定の期間とは、前記処理槽内に前記気体が導入され、前記処理槽内の気圧が大気圧よりも高くなる期間を含むことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
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