JP5797365B1 - 内視鏡リプロセッサ - Google Patents

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Abstract

浸漬槽4と、凸溝41と、蓋部3と、液体供給部60と、液体供給部60に設けられた液体Eを吐出する開口であって、開口面積の内、所定の割合が側面41bと対向するよう配置された吐出口64kと、液体供給部60を駆動し、平坦部42が液体Eに浸漬する第1水位H1まで浸漬槽4に液体Eを導入するとともに第1の水位H1において吐出口64kを介して平坦部42及び側面41bに向け液体Eを吐出させる制御部と、を具備する。

Description

本発明は、浸漬槽に液体を供給する液体供給部を具備する内視鏡リプロセッサに関する。
内視鏡リプロセッサにおいては、内視鏡が収容された浸漬槽に対し、浸漬槽に設けられた液体供給部から、洗浄液、消毒液、濯ぎ水等の液体が選択的に所定の水位まで供給されることにより内視鏡が洗浄消毒される。
ここで、洗浄消毒工程中においては、浸漬槽を閉じる内視鏡リプロセッサの蓋部の内面も洗浄、消毒、濯ぎを行う必要がある。
尚、蓋部の内面は、通常、液体供給部の上端側が位置する凸溝と、凸溝の下端から水平方向に延出する平坦部とを有しているが、平坦部の洗浄、消毒、濯ぎを行うため、蓋部の平坦部が浸漬する水位まで浸漬槽に液体供給部から液体を供給する構成が周知である。
ここで、蓋部の平坦部を液体に浸漬させると、平坦部に気泡が付着してしまう場合が有り、この場合、平坦部における気泡が付着した部位の洗浄、消毒、濯ぎが行い難くなってしまう場合があった。
よって、従来においては、浸漬槽に設けられた液体循環口と液体供給部とを用いて、浸漬槽に対して蓋部の平坦部が浸漬する水位において液体を循環させることにより、流液により蓋部の平坦部から気泡の除去を行っていた。
しかしながら、通常、液体供給部における液体の吐出口は、蓋部の平坦部が浸漬する液体の水位よりも凸溝内において高く位置しているため、平坦部に対する送液角度が悪く、気泡の除去がし難いといった問題があった。
このような問題に鑑み、日本国第特開2009−225813号公報では、蓋部の平坦部に複数の突起を設けるとともに、平坦部に凸溝に向けて傾斜する傾斜面を設けることにより、液体供給部からの送液に伴い、気泡を複数の突起によって形成された空間と傾斜面と気泡の浮力とを利用して、平坦部から凸溝側に移動させる構成が開示されている。
ところが、日本国第特開2009−225813号公報の構成では、従来と同様に、液体供給部の吐出口が、蓋部の平坦部が浸漬する液体の水位よりも高く位置している。このため、やはり蓋部の平坦部に対する液体の供給角度が悪いことから、蓋部の平坦部に形成された複数の突起及び傾斜面を利用したとしても気泡を動かし難いといった問題があった。
尚、このような問題に鑑み、直接、蓋部の平坦部に液体を直接供給できるよう、ノズルの吐出口を、蓋部の平坦部が浸漬する液体の水位よりも低く位置させる、即ち、液体中に浸漬する位置に吐出口を位置させることが考えられるが、単に液体を蓋部の平坦部に送液するだけでは、気泡は除去できないことも分かっている。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、液体供給部からの送液により、蓋部の平坦部に付着した気泡を容易に除去することができる構成を具備する内視鏡リプロセッサを提供することを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡リプロセッサは、内視鏡を収容する凹溝を有する浸漬槽と、側面及び上面を有する凸溝と、前記側面の下端から水平方向に延出された平坦部とを内面に有し、前記浸漬槽を開閉自在な蓋部と、前記浸漬槽において、上端側が前記凸溝内に位置するよう設けられた、前記浸漬槽に液体を供給する液体供給部と、前記液体供給部に設けられた前記液体を吐出する開口であって、開口一部が前記側面と対向するよう配置された吐出口と、前記液体供給部を駆動し、前記平坦部が前記液体に浸漬する第1水位まで前記浸漬槽に前記液体を導入するとともに前記第1の水位において前記吐出口を介して前記平坦部及び前記側面に向け前記液体を吐出させる制御部と、を具備する。
本実施の形態の内視鏡リプロセッサにおける浸漬槽に蓋部が閉じられた状態を概略的に示す図 図1の液体供給部の吐出口を、図1中のII方向からみた平面図 図1の内視鏡リプロセッサに設けられた給水循環ノズルの吐出口から浸漬槽に液体を供給する構成を、浸漬槽に蓋部が閉じられた状態において概略的に示す部分断面図 図3の給水循環ノズルの吐出口から蓋部の平坦部及び側面に液体を送液している状態を概略的に示す部分断面図 図3の蓋部を、図3中のV方向からみた上面図 図5中のVI-VI線に沿う蓋部の断面図 図5中のVII-VII線に沿う蓋部の断面図 内視鏡リプロセッサの一例を、蓋部が開放され、浸漬槽に内視鏡が収納自在な状態において示す内視鏡リプロセッサの斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、それぞれの部材の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本実施の形態の内視鏡リプロセッサにおける浸漬槽に蓋部が閉じられた状態を概略的に示す図、図2は、図1の液体供給部の吐出口を、図1中のII方向からみた平面図である。
本発明でいう内視鏡リプロセッサは、汚染された内視鏡や内視鏡付属品について、再生処理を行う装置である。
ここでいう再生処理とは特に限定されるものではなく、水によるすすぎ、有機物等の汚れを落とす洗浄、所定の微生物を無効化する消毒、全ての微生物を排除または死滅させる滅菌、またはこれらの組み合わせのいずれであってもよい。
図1に示すように、内視鏡リプロセッサ1は、内視鏡100(図3参照)が収容される浸漬槽4と、浸漬槽4を開閉自在な蓋部3とを具備している。
蓋部3は、高さ方向Hに沿って延在する周状の側面41bと側面41bの高さ方向Hの上端を塞ぐ上面41aとを有する凸溝41と、側面41bの高さ方向Hの下端の周縁から水平方向Rに延出された平坦部42とを内面3nに有している。
平坦部42は、浸漬槽4に、第1水位H1まで液体Eが導入された際、液体Eに浸漬される。
また、凸溝41は、高さ方向Hにおいて平坦部42より高く位置していることから、凸溝41の上面41a及び側面41bは、浸漬槽4に第1水位H1まで液体Eが導入された際、液体Eに浸漬されない部位となっている。尚、液体Eとしては、洗浄液、消毒液、または濯ぎ水等が挙げられる。
浸漬槽4は、内視鏡100が収容される凹溝50と、高さ方向Hにおける凹溝50の上端の外周縁に連設されたテラス部51とを具備している。
テラス部51に、浸漬槽4に液体Eを供給する液体供給部60における液体供給ノズル64が設けられている。液体供給ノズル64は、浸漬槽4に対して蓋部3が閉じられた際、上端側が凸溝41内に位置する。
また、液体供給ノズル64には、液体Eを吐出する開口であって、浸漬槽4に閉じられた蓋部3の平坦部42に対向するとともに、図1、図2に示すように、開口面積の内、所定の割合Wが凸溝41の側面41bに対向するよう吐出口64kが配置されている。
液体供給ノズル64は、吐出口64kを介して浸漬槽4に第1水位H1まで液体Eを供給するとともに、第1水位H1において平坦部42及び側面41bに向け液体Eを吐出させる。
また、テラス部51には、液体供給ノズル64の他、後述する図8に示すように、浸漬槽4に供給された液体Eの第1水位H1を検知する水位検知部32と、第1水位H1よりも高い第2水位H2(図3参照)を検知することにより浸漬槽4から液体Eが溢れてしまうことを防止する水位検知部36とが設けられている。尚、水位検知部32と水位検知部36とは一体的に形成されていても構わない。
また、水位検知部32によって検知される第1水位H1は、浸漬槽4に蓋部3を閉じた際における平坦部42よりも高さ方向Hに若干高く位置している。これは、第1水位H1まで液体Eを浸漬槽4に導入した際、確実に平坦部42を液体Eに浸漬させるためである。
さらに、水位検知部36によって第2水位H2が検知された場合は、それ以上、浸漬槽4への液体Eの供給を続けると、浸漬槽4から液体Eが溢れてしまうため、後述する制御部70による浸漬槽4へ液体Eを供給する各種ポンプの駆動を停止する制御を行う。
また、液体供給ノズル64としては、後述する図8に示すように、浸漬槽4に対して液体Eを循環させる給水循環ノズル24や、浸漬槽4に洗浄剤を供給する液体供給部60における洗剤ノズル22や、浸漬槽4に消毒液を供給する液体供給部60における消毒液ノズル23等が挙げられる。
次に、図1の液体供給ノズルの吐出口から浸漬槽4に液体Eを供給する構成を、給水循環ノズルを例に挙げて、図3を用いて概略的に説明する。
図3は、図1の内視鏡リプロセッサに設けられた給水循環ノズルの吐出口から浸漬槽に液体を供給する構成を、浸漬槽に蓋部が閉じられた状態において概略的に示す部分断面図である。
図3に示すように、浸漬槽4において、水位検知部32よりも低い位置、例えば凹溝50の底面50tに、循環口56が設けられている。尚、循環口56が設けられる位置は、底面50tに限定されない。
また、内視鏡リプロセッサ1は、給水循環ノズル24と、給水循環管路61と、循環ポンプ62とを有する液体供給部60を具備している。
給水循環管路61の一端は、給水循環ノズル24内に設けられたノズル管路24iに接続されており、給水循環管路61の他端は、循環口56に接続されている。また、給水循環管路61の中途位置には、三方弁75が介装されており、三方弁75には、給水栓76が接続されている。
尚、給水循環ノズル24の構成は、上述した液体供給ノズル64と同じである。即ち、給水循環ノズル24は、浸漬槽4に対して蓋部3が閉じられた際、上端側が凸溝41内に位置する。
また、給水循環ノズル24には、液体Eを吐出する開口であって、浸漬槽4に閉じられた蓋部3の平坦部42に対向するとともに、吐出口64kと同様に、開口面積の内、所定の割合Wが凸溝41の側面41bに対向するよう吐出口24kが配置されている。
給水循環ノズル24は、給水栓76から給水循環管路61、ノズル管路24iを介して、吐出口24kから浸漬槽4に水を供給するとともに、浸漬槽4内の液体Eを、循環口56、給水循環管路61、ノズル管路24iを介して、吐出口24kから再度浸漬槽4に供給することにより、浸漬槽4に対して液体Eを循環させるものである。
循環ポンプ62は、給水循環管路61における三方弁75よりも循環口56側の中途位置に介装されている。循環ポンプ62は、内視鏡リプロセッサ1の制御部70によって駆動制御される。
尚、制御部70は、液体供給部60を構成する洗剤ノズル22または消毒液ノズル23から、洗浄剤または消毒液が浸漬槽4に供給されるよう、洗剤ノズル22、または消毒液ノズル23にそれぞれ接続された図示しない管路にそれぞれ介装された図示しないポンプをも駆動制御する。
制御部70は、例えば消毒液ノズル23の管路に介装されたポンプを駆動することにより、消毒液ノズル23から第1水位H1まで浸漬槽4に消毒液を導入するとともに、循環ポンプ62を駆動することにより、浸漬槽4内の消毒液を、循環口56、給水循環管路61、給水循環ノズル24のノズル管路24iを介して、第1水位H1において吐出口24kから平坦部42及び側面41bに向けて吐出させる。
ここで、ノズル管路24iは、第1の部位24iaと、第2の部位24icと、折り返し部24ibとを具備している。
第1の部位24iaは、ノズル管路24iにおいて、高さ方向Hにおける下方から上方に向かう部位である。
第2の部位24icは、ノズル管路24iにおいて、吐出口24kに連通するとともに、高さ方向Hにおける上方から下方に向かう部位である。
折り返し部24ibは、第2水位H2よりも高さ方向Hにおける高い位置において、第1の部位24ia及び第2の部位24icに接続されるとともに、ノズル管路24iの進行方向を、第1の部位24iaから第2の部位24icに折り返すものである。
よって、吐出口24kは、第2の部位24icに連通するよう位置していることから、折り返し部24ibよりも、高さ方向Hにおいて低い位置に配置されている。
尚、上述したように、吐出口24kは、浸漬槽4に閉じられた蓋部3の平坦部42に対向するとともに、開口面積の内、所定の割合Wが凸溝41の側面41bに対向するよう配置されている。
しかしながら、平坦部42が液体Eに浸漬する第1水位H1や第1水位H1よりも高い第2水位H2まで浸漬槽4に液体Eが導入されていたとしても、第2水位H2よりも高く位置している折り返し部24ibにより、液体Eがノズル管路24iにおいて給水循環管路61側に逆流してしまうことがない。
これは、給水循環管路61側に浸漬槽4内の汚物が液体Eとともに進入してしまうことを防ぎたいためである他、給水循環管路61は、上述したように、給水栓76にも接続されているため、浸漬槽4内の液体Eが給水栓76に逆流してしまうことを防ぎたいためである。
また、第2の部位24icの断面積V2は、第1の部位24iaの断面積V1よりも大きくなっている(V2>V1)。
これは、第2の部位24icの断面積が第1の部位24iaの断面積以下であると、折り返し部24ibにおける管路抵抗により第2の部位24icにおいて吐出口24kに向かう液体Eの流量が、第1の部位24iaを流れる液体Eの流量よりも低下してしまうためである。
即ち、吐出口24kから吐出される液体Eの流量低下を防ぐとともに、吐出口24kから側面41b及び平坦部42に供給される液体Eの流量を十分に確保するためである。
さらに、給水循環ノズル24の凸溝41の上面41aに対向する上端に、ノズル管路24iに連通する他の開口部24pが配置されている。
他の開口部24pは、上面41aに向けてノズル管路24iを流れる液体Eを吐出することにより、上面41a及び側面41bの洗浄、消毒、濯ぎ等を行うとともに、ノズル管路24i内に発生する何らかの陰圧により、液体Eが給水循環管路61側に逆流してしまうことを防ぐ。
次に、本実施の形態の作用について、図4を用いて簡単に説明する。図4は、図3の給水循環ノズルの吐出口から蓋部の平坦部及び側面に液体を送液している状態を概略的に示す部分断面図である。尚、以下、内視鏡100とともに蓋部3の平坦部42を消毒する場合を例に挙げて示す。
先ず、浸漬槽4内に収容された内視鏡100を消毒する場合は、制御部70は、消毒液ノズル23の管路に接続されたポンプを駆動させることにより、消毒液ノズル23から浸漬槽4に消毒液を供給する。この際、消毒液は、蓋部3の平坦部42も消毒するため、平坦部42が消毒液に浸漬される第1水位H1まで供給される。
その結果、平坦部42は消毒液に浸漬されるが、図4に示すように、平坦部42に気泡B1が付着してしまう場合がある。
この際、平坦部42から気泡B1を除去するため、制御部70の駆動制御により、循環ポンプ62を駆動することにより、浸漬槽4内の消毒液を、循環口56、給水循環管路61、ノズル管路24iを介して、吐出口24kから浸漬槽4に対して消毒液を吐出させる。
ここで、吐出口24kは、浸漬槽4に閉じられた蓋部3の平坦部42に対向するとともに、開口面積の内、所定の割合Wが凸溝41の側面41bに対向するよう配置されている。よって、吐出口24kから吐出された消毒液は、対向する平坦部42に直接送液されるとともに、側面41bにも送液される。
また、上述したように、第2の部位24icの断面積V2は、第1の部位24iaの断面積V1よりも大きいことから、十分な流量の消毒液が、平坦部42や側面41bに供給される。
また、側面41bに送液された消毒液は、側面41bに衝突することにより、浸漬槽4において第1水位H1まで貯留された消毒液の水面に気泡B2が発生する。気泡B2は、吐出口24kから平坦部42に供給される消毒液の送液に混じり、平坦部に付着されている気泡B1に衝突する。
その結果、気泡B2は、気泡B1を巻き込みながら大型の気泡B3となるため、平坦部42に向けた吐出口24kからの消毒液の供給に伴い、平坦部42から離間しやすくなる。即ち、除去しやすくなる。
このように、本実施の形態においては、液体Eの送液のみならず、側面41bへの送液に伴って発生する気泡B2を用いて、平坦部42に付着された気泡B1を除去する。
尚、以上の作用は、消毒液に限定されず、洗浄液、または濯ぎ水等においても同様である。また、給水循環ノズル24に限定されず、他の液体供給ノズル64を用いる場合においても同様である。
このように、本実施の形態においては、液体供給ノズル64において、吐出口64kは、浸漬槽4に閉じられた蓋部3の平坦部42に対向するとともに、開口面積の内、所定の割合Wが凸溝41の側面41bに対向するよう配置されていると示した。
このことによれば、浸漬槽4に第1水位H1まで液体Eを導入して平坦部42を液体Eに浸漬させた際、平坦部42に気泡B1が付着してしまったとしても、吐出口64kは、平坦部42に対向するよう、平坦部42と一部が略同じ高さに位置していることから、平坦部42に向けて最適な角度にて直接液体Eを供給することができる。
また、吐出口64kの所定の割合Wが側面41bに対向していることにより、吐出口64kから吐出させた液体Eを側面41bに衝突させることにより水面に気泡B2を発生させ、気泡B2を液体Eとともに気泡B1に衝突させて大型の気泡B3を形成することができる。
以上から、吐出口64kから平坦部42に供給される液体Eにより平坦部42に付着され、気泡B2の衝突に伴い大型化して平坦部42から離間しやすくなっている気泡B3を、吐出口64kからの送液に伴い容易に除去することができる。
また、吐出口64kの一部が第1水位H1よりも低く位置していたとしても、ノズル管路24iには、第2水位H2よりも高く位置する折り返し部24ibが形成されていることから、浸漬槽4内の液体Eがノズル管路24iにおいて吐出口64kを介して逆流してしまうことがない。
以上から、液体供給部60からの送液により、蓋部3の平坦部42に付着した気泡B1を容易に除去することができる構成を具備する内視鏡リプロセッサ1を提供することができる。
本実施例では、給水循環ノズル24と、給水循環管路61と、循環ポンプ62とを備えた液体供給部60を例に挙げたが、液体供給部60はこれに限定されない。
液体供給部60は浸漬槽4に液体を供給する構造であればよく、例えば、給水循環ノズル24と、給水循環管路61と、浸漬槽4の内圧を調整する調整部と、から液体供給部60を構成することもできる。
尚、以下、変形例を、図5〜図7を用いて示す。図5は、図3の蓋部を、図3中のV方向からみた上面図、図6は、図5中のVI-VI線に沿う蓋部の断面図、図7は、図5中のVII-VII線に沿う蓋部の断面図である。
図5〜図7に示すように、蓋部3の内面3nの平坦部42において、内面3nの略中央部から凸溝41及び蓋部3の外周縁に向かって高くなるよう傾斜する傾斜面42a、42bがそれぞれ形成されていても構わない。
このことによれば、吐出口64kから平坦部42への送液に伴い、平坦部42の略中央部に付着されている気泡B1を、傾斜面42a、42bを用いて凸溝41や蓋部3の外周縁側へと移動させやすくなる。
尚、平坦部42において、傾斜面が形成される位置は、図6、図7に限定されず、気泡B1を移動させやすくするため、様々な位置が想定できることは云うまでもない。
次に、本実施の形態における内視鏡リプロセッサ1の一例を、図8を用いて説明する。図8は、内視鏡リプロセッサの一例を、蓋部が開放され、浸漬槽に内視鏡が収納自在な状態において示す内視鏡リプロセッサの斜視図である。
同図に示すように、内視鏡リプロセッサ1は、使用済みの内視鏡100を洗浄、消毒するための装置であり、装置本体2と、その上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続された蓋部3とにより主要部が構成されている。
蓋部3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2と蓋部3とは、装置本体2及び蓋部3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2の操作者が近接する図中前面であって、例えば左半部の上部に、洗剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡100を洗浄する際に用いられる洗浄剤が貯留された洗剤タンク11aと、リプロセス後の内視鏡100を乾燥する際に用いられるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bとが収納されており、洗剤/アルコールトレー11が引き出し自在なことにより、各タンク11a、11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、洗剤/アルコールトレー11には、2つの窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a、11bに注入されている洗浄剤及びアルコールの残量が操作者によって確認できるようになっている。
また、装置本体2の前面であって、例えば右半部の上部に、消毒液トレー12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
消毒液トレー12には、内視鏡100を消毒する際に用いる、例えば過酢酸等の消毒液が注入された2つの薬液ボトル12a、12bが収納されており、消毒液トレー12が、引き出し自在なことにより2つの薬液ボトル12a、12bを所定にセットできるようになっている。
尚、消毒液トレー12には、2つの窓部12mが設けられており、該窓部12mにより、各薬液ボトル12a、12bに注入されている消毒液の残量が操作者によって確認できるようになっている。
さらに、装置本体2の前面であって、消毒液トレー12の上部に、洗浄消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。
また、装置本体2の図中前面の下部に、装置本体2の上部に閉じられている蓋部3を、操作者の踏み込み操作により装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、装置本体2の上面の、例えば操作者が近接する前面側の右端寄りに、装置本体2の洗浄、消毒動作スタートスイッチ、及び洗浄、消毒モード選択スイッチ等の設定スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられているとともに、操作者が近接する前面側の左端寄りに、近付けられた内視鏡100から情報を受け取る、例えばRFIDか構成された受信部225が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、操作者が近接する前面に対向する背面側に、装置本体2に水道水を供給するための給水栓76(図3参照)に接続された図示しない給水ホースが接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31に、水道水を濾過するメッシュフィルタが配設されていてもよい。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、内視鏡収納口を蓋部3によって開閉される、内視鏡100が収納自在な浸漬槽4が設けられている。
浸漬槽4は、上述したように、内視鏡100が収容される凹溝50と、凹溝50の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより構成されている。
凹溝50の底面50tには、浸漬槽4に供給された洗浄液、水、アルコール、または消毒液等を浸漬槽4から排液するための排水口55が設けられているともに、洗浄槽毒槽4に供給された洗浄液、水、または消毒液等を、内視鏡100の内部に具備された各管路に供給する、またはメッシュフィルタ等を介し、給水循環ノズル24から浸漬槽4に再度供給するための循環口56が設けられている。尚、循環口56には、洗浄液等を濾過するメッシュフィルタが設けられていても良い。
テラス部51の任意の位置に、浸漬槽4に供給された洗浄液、水、消毒液等の第1水位H1を検知するカバー付きの水位検知部32が設けられているとともに、第2水位H2を検知する水位検知部36が設けられている。
また、テラス部51に、浸漬槽4に対し、洗剤タンク11aから水道水により所定の濃度に希釈される洗浄剤を供給するための洗剤ノズル22及び消毒液を供給するための消毒液ノズル23が設けられている。
さらに、テラス部51に、浸漬槽4に対し給水するための、または循環口56から吸引した洗浄液、水、消毒液等を、再度浸漬槽4に供給するための給水循環ノズル24が設けられている。
さらに、テラス部51に、内視鏡100の内部に具備された送気送水管路及び吸引管路に、洗浄液、水、アルコール、消毒液、またはエア等を供給するための複数、ここでは2つの送気送水/鉗子口用コネクタ33と、内視鏡100の内部に具備された副送水管路に、洗浄液、水、アルコール、消毒液、またはエア等を供給するための複数、ここでは2つの副送水/鉗子起上用コネクタ34と、内視鏡100の漏水検知用コネクタ35とが設けられている。
尚、上述した内視鏡リプロセッサの構成はあくまでも一例であり、この構成に限定されないことは勿論である。

本出願は、2014年6月13日に日本国に出願された特願2014−122674号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。

Claims (5)

  1. 内視鏡を収容する凹溝を有する浸漬槽と、
    側面及び上面を有する凸溝と、前記側面の下端から水平方向に延出された平坦部とを内面に有し、前記浸漬槽を開閉自在な蓋部と、
    前記浸漬槽において、上端側が前記凸溝内に位置するよう設けられた、前記浸漬槽に液体を供給する液体供給部と、
    前記液体供給部に設けられた前記液体を吐出する開口であって、開口一部が前記側面と対向するよう配置された吐出口と、
    前記液体供給部を駆動し、前記平坦部が前記液体に浸漬する第1水位まで前記浸漬槽に前記液体を導入するとともに前記第1の水位において前記吐出口を介して前記平坦部及び前記側面に向け前記液体を吐出させる制御部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡リプロセッサ。
  2. 前記第1水位及び前記第1水位よりも水位が高い第2水位を検知する水位検知部を備えるとともに、前記液体供給部は、前記吐出口に連通する管路を具備し、
    前記管路は、前記第2水位よりも高い位置において重力方向下方から上方に向かう前記管路の進行方向を重力方向上方から下方へと折り返す折り返し部を有し、
    前記吐出口は、前記第2水位よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  3. 前記吐出口は、開口面積の位置、所定の割合が前記側面と対向するよう配置されていることにより、前記第1水位まで前記液体が導入されている状態において前記液体を吐出した際、前記側面への衝突に伴い前記液体の水面に気泡を発生させ、
    前記水面に発生させた前記気泡を前記平坦部に流液とともに供給することにより、前記平坦部に付着されている気泡を除去することを特徴とする請求項に記載の内視鏡リプロセッサ。
  4. 前記液体供給部は、給水栓から前記浸漬槽に水を供給するとともに、前記浸漬槽に対して循環させた前記液体を供給する給水循環ノズルを具備していることを特徴とする請求項に記載の内視鏡リプロセッサ。
  5. 前記液体供給部の上端に、前記凸溝の前記上面に前記液体を吐出する他の開口部が配置されていることを特徴とする請求項に記載の内視鏡リプロセッサ。
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