JP5572734B1 - 電解槽及びこれを備えた電解水生成装置 - Google Patents

電解槽及びこれを備えた電解水生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型化が可能な電解槽、及びこれを備えた電解水生成装置を提供する。
【解決手段】陰極室17と陽極室18とを隔膜を介してケース13内に配置した電解槽100であって、ケース13の下端部又は幅方向端部には、各電極室17,18に水を流入する流入口10a,10bが設けられ、ケース13の下端部又は幅方向端部には、各電極室17,18内で生成された電解水を流出する第1及び第2の流出口20a,20bが設けられ、ケースの側面13cには、上下方向又は幅方向に伸びる複数のリブ11が形成され、複数のリブ11のうち、互いに隣接する一対のリブ11a,11bは、リブ間の空間が密閉された第1及び第2の流水路12a,12bを形成しており、各流水路12a,12bの一端部は、各電極室17,18に連通し、各流水路12a,12bの他端部は、各流出口20a,20bに連通しており、各電極室17,18内で生成された電解水は、各流水路12a,12bを通って、各流出口20a,20bから流出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、水を電気分解することによって電解水を生成する電解槽、及びこれを備えた電解水生成装置に関する。
水を電気分解することによって電解水を生成する電解槽は、陰極室と陽極室とが隔膜を介してケース内に配置され、陰極室から水素水(還元水)が、陽極室から酸性水がそれぞれ生成される。
一般に、陰極室と陽極室とを配置したケースは、樹脂で形成されているが、ケース内に水が流入すると、ケースの内側から水圧がかかり、その水圧が過度に高くなると、ケースが外側へ膨らむように変形する。このような変形が極めて大きかったり、あるいは、小さな変形でも繰り返しそれが生じたりすると、ケースにクラック等が生じるおそれがある。
そこで、特許文献1には、ケース内の水圧によってケースにクラック等が発生するのを防止するために、ケースの側面に格子状の補強リブを形成する技術が開示されている。
特開平11−253948号公報
キッチン等の限られたスペースに設置できるタイプとして、薄型の電解水生成装置(整水器)が望まれている。そのためには、電解水生成装置に搭載される電解槽も薄型にする必要がある。
従来の電解槽では、陰極室及び陽極室内で生成された電解水は、陰極室及び陽極室に連通した電解槽の出口から、パイプ配管を介して電解槽外に取り出されるが、当該パイプ配管が、電解槽の側面に沿って延びるように配置される場合、電解槽の薄型化の妨げになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その主な目的は、薄型化が可能な電解槽、及びこれを備えた電解水生成装置を提供することにある。
本発明は、電解槽のケースの側面に形成されたリブの一部を利用して、電解水を流す流水路を形成し、当該流水路を、陰極室及び陽極室内で生成された電解水を外部に取り出すための通路として構成したものである。
すなわち、本発明に係る電解槽は、第1の電極を有する第1の電極室と、第2の電極を有する第2の電極室とを、隔膜を介してケース内に配置した電解槽であって、ケースの下端部又は幅方向端部には、第1及び第2の電極室に水を流入する流入口が設けられ、ケースの下端部又は幅方向端部には、第1及び第2の電極室内で生成された電解水をそれぞれ流出する第1の流出口及び第2の流出口とが設けられ、ケースの側面には、該ケースの上下方向又は幅方向に伸びる複数のリブが形成されており、複数のリブのうち、互いに隣接する一対のリブは、該一対のリブ間の空間が蓋部で密閉された第1の流水路及び第2の流水路を形成しており、第1及び第2の流水路の一端部は、それぞれ、第1及び第2の電極室に連通しており、第1及び第2の流水路の他端部は、それぞれ、第1及び第2の流出口に連通しており、第1及び第2の電極室内で生成された電解水は、それぞれ、第1及び第2の流水路を通って、第1及び第2の流出口から流出されることを特徴とする。
このような構成により、一対のリブで構成された電解水を流す流水路は、電解槽のケースの側面に形成されたリブの高さと略同じ高さとなるため、当該流水路を設けても、電解槽の薄型化の妨げにならない。また、当該流水路は、一対のリブを利用して形成されているため、ケースの強度が低下することはない。さらに、当該流水路は、他の複数のリブを含め、ケースと一体成形により形成できるため、パイプ配管を用いた場合の接続部品が不要となり、コスト低減を図ることができる。
本発明によれば、陰極室と陽極室とが隔膜を介してケース内に配置された電解槽において、ケースの強度を維持しつつ、電解槽の薄型化を図ることができる。また、かかる電解槽を備えた電解水生成装置の薄型化を図ることができる。
本発明の一実施形態における電解槽の構成を模式的に示した側面図である。 図1のA−A線に沿った電解槽の断面図である。 本発明の一実施形態における電解槽の内部概略図である。 従来のパイプ配管を用いた電解槽の構成を模式的に示した図である。 本発明の変形例における電解槽の構成を模式的に示した側面図である。 本発明の他の変形例における電解槽の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の一実施形態における電解槽を備えた電解水生成装置の構成を模式的に示した概略図である。 (a)、(b)は、第1及び第2の切替弁の動作を説明した概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。
図1〜図3を参照しながら、本発明の一実施形態における電解槽100の構成を説明する。ここで、図1は、電解槽100の構成を模式的に示した側面図である。また、図2は、図1のA−A線に沿った電解槽100の断面図である。また、図3は、電解槽100の内部概略図である。なお、本実施形態における説明では、図1〜図3に示すように、電解槽100のケース13において、電極室17、18内に水が流入する流入口10a、10bが設けられた側を「下」、その反対側を「上」として、図中のX方向を「上下方向」とし、また、X方向と垂直なY方向を「幅方向」と呼ぶ。
なお、本実施形態では、図3に示すように、電解槽100のケース13内には、2枚の陰極14と、その間に1枚の陽極15とを配置した例を示したが、これに限定されず、電極の数、及び電極室の数は、特に制限されない。
ケース13の下端部13aには、陰極室17及び陽極室18に水を流入する流入口10a、10bと、陰極室17及び陽極室18内で生成された電解水(水素水、酸性水)をそれぞれ流出する第1の流出口20a及び第2の流出口20bとが設けられている。
ケース13の側面13cには、ケース13の上下方向Xに延びる複数のリブ11が形成されている。そして、図1及び図2に示すように、複数のリブ11のうち、2組の互いに隣接する一対のリブ11a、11bは、それぞれ、一対のリブ11a、11b間の空間が蓋部21a、21bで密閉された第1の流水路12a及び第2の流水路12bを形成している。
なお、本実施形態では、第1及び第2の流水路12a、12bを構成する一対のリブ11a、11b以外のリブ11は、格子状に形成されているが、これに限定されず、ケース13の上下方向Xに延びるリブ11のみであってもよい。また、格子状の代わりに、例えば、ハニカム状に形成されていてもよい。すなわち、一対のリブ11a、11bによって構成される第1及び第2の流水路12a、12bには、電解水が所定の流量で流れることを妨げるようなリブが形成されていなければよい。
第1及び第2の流水路12a、12bの上端部は、ケース13の上端部13bにおいて、それぞれ、陰極室17及び陽極室18に連通している。また、第1及び第2の流水路12a、12bの下端部は、ケース13の下端部13aにおいて、それぞれ、第1及び第2の流出口20a、20bに連通している。具体的には、図1及び図3に示すように、第1及び第2の流水路12a、12bの上端部は、それぞれ、ケース13の上端部13bに形成した陰極室17及び陽極室18の電解水の出口30a、30bに連通しており、第1及び第2の流水路12a、12bの下端部は、それぞれ、ケース13の下端部13aに形成した開口部31a、31bを介して、第1及び第2の流出口20a、20bに連通している。
電解槽100を、このような構成にすることによって、流入口10a、10bから流入した水は、次のような経路を辿って、第1及び第2の流出口20a、20bから流出される。すなわち、流入口10a、10bから流入した水は、陰極室17及び陽極室18を通って、ケース13の下端部13aから上端部13bに流動する。そして、陰極室17及び陽極室18内で生成された水素水及び酸性水は、それぞれ、第1及び第2の流水路12a、12bを通って、当該流水路12a、12bの上端部から下端部に流動し、第1及び第2の流出口20a、20bから流出される。
このように、一対のリブ11a、11bで構成された電解水を流す第1及び第2の流水路12a、12bは、図2に示すように、電解槽100のケース13の側面13cに形成された他のリブ11の高さと略同じ高さとなるため、当該流水路12a、12bをケース13の側面13cに設けても、電解槽100の薄型化の妨げにならない。
一方、図4に示すように、パイプ配管70a、70bを用意し、一端の接続部71a、71bを、陰極室17及び陽極室18に連通したケース13の接続口73a、73bに接続し、他端の接続部72a、72bを、第1及び第2の流出口20a、20bに連通したケース13の接続口74a、74bに接続することによって、パイプ配管70a、70bを、流水路12a、12bに代わる電解水の通路にすることができる。
しかしながら、この場合、パイプ配管70a、70bは、ケース13の側面13cに形成されたリブ11の高さよりも、ケース側面13cの外方に張り出して配設されるため、パイプ配管70a、70bが、電解槽100の薄型化の妨げとなる。
また、パイプ配管70a、70bを、ケース13の接続口73a、73b、74a、74bに接続する必要があるため、組立工程が複雑になり、コストアップに繋がる。また、接続箇所で漏水するおそれもある。
一方、本発明における第1及び第2の流水路12a、12bは、一対のリブ11を利用して形成されているため、パイプ配管70a、70bを配設する場合に比べて、電解槽100の薄型化が可能になる。加えて、第1及び第2の流水路12a、12bは、他の複数のリブ11や蓋部21a、21bを含め、ケース13と一体成形により形成できるため、コスト低減を図ることができる。また、パイプ配管70a、70bをケース13に接続する部品も不要となるため、接続箇所での漏水のおそれもない。さらに、流水路12a、12b自体も、一対のリブ11a、11bによって構成されているため、ケース13の強度の低下を招かない。
なお、本実施形態において、陰極室17及び陽極室18に水を流入する流入口10a、10bを2個、それぞれ別個に設けたが、共通する1個の流入口だけを設けても、勿論構わない。
また、本実施形態において、流水路12a、12bは、ケース13と一体成形により形成されることが好ましいが、流水路12a、12bを密閉する蓋部21a、21bは、ケース13とは別に形成してもよい。
また、本実施形態では、第1及び第2の流水路12a、12bを構成する一対のリブ11a、11bの間隔は、流水路12a、12bに流れる水量等によって、適宜決めればよい。また、他のリブ11における間隔と同じでなくてもよい。また、ケース13の強度設計に応じて、リブ11の間隔や高さ等を適宜決めればよい。
また、本実施形態において、陰極室17及び陽極室18に水を流入する流入口10a、10b、並びに、陰極室17及び陽極室18内で生成された電解水を流出する流出口20a、20bを、ケース13の下端部13aに設けたが、当該下端部13aは、ケース13の底面であってもよいし、あるいは、ケース13の側面13cの下方であってもよい。
また、本実施形態で説明するケース13の「下端部13a」、及び「上端部13b」は、ケース13の側面13cにおいて、下方及び上方に位置する部位も含む意味であり、その範囲を狭く解釈されるものでない。
また、本実施形態において、ケース13の材料は、特に限定されず、例えば、樹脂等の材料を用いてもよい。また、ケース13は、ケース13内に、陰極室17及び陽極室18を配置するために、例えば、上下方向に2つに分割されたケースで構成されていてもよい。
また、本発明は、ケース13が、短側面と長側面とを有する略直方体状である場合、第1及び第2の流水路12a、12bを、ケース13の長側面側に形成することによって、電解槽100の薄型化が図られるが、これに限らず、箱状のケースの任意の側面に形成してもよい。これにより、電解槽100の小型化を図ることができる。また、第1及び第2の流水路12a、12bを、他の複数のリブ11を含め、ケース13と一体成形により形成することによって、コスト低減を図ることができる。
図5は、本実施形態の変形例における電解槽110の構成を模式的に示した側面図である。
図1に示した電解槽100では、上下方向Xに延びる一対のリブ11a、11bを利用して 電解水を流す流水路12a、12bを形成したが、本変形例では、幅方向Yに延びる一対のリブ11a、11bを利用して、電解水を流す流水路12a、12bを形成したものである。
すなわち、本変形における電解槽110では、図5に示すように、ケース13の側面13cには、ケース13の幅方向Yに延びる複数のリブ11が形成されている。そして、複数のリブ11のうち、2組の互いに隣接する一対のリブ11a、11bは、それぞれ、一対のリブ11a、11b間の空間が蓋部で密閉された第1の流水路12a及び第2の流水路12bを形成している。
なお、本変形では、第1及び第2の流水路12a、12bを構成する一対のリブ11a、11b以外のリブ11は、格子状に形成されているが、これに限定されず、ケース13の幅方向Yに延びるリブ11のみであってもよい。また、格子状の代わりに、例えば、ハニカム状に形成されていてもよい。すなわち、一対のリブ11a、11bによって構成される第1及び第2の流水路12a、12bには、電解水が所定の流量で流れることを妨げるようなリブが形成されていなければよい。
第1及び第2の流水路12a、12bの一端部は、ケース13の上端部13bにおいて、それぞれ、陰極室17及び陽極室18に連通している。また、第1及び第2の流水路12a、12bの他端部は、ケース13の幅方向Yの両端部において、それぞれ、第1及び第2の流出口20a、20bに連通している。具体的には、第1及び第2の流水路12a、12bの一端部は、それぞれ、ケース13の上端部13bに形成した陰極室17及び陽極室18の電解水の出口30a、30bに連通しており、第1及び第2の流水路12a、12bの他端部は、それぞれ、ケース13の幅方向Yの両端部に形成した開口部31a、31bを介して、第1及び第2の流出口20a、20bに連通している。
電解槽100を、このような構成にすることによって、流入口10a、10bから流入した水は、次のような経路を辿って、第1及び第2の流出口20a、20bから流出される。すなわち、流入口10a、10bから流入した水は、陰極室17及び陽極室18を通って、ケース13の下端部13aから上端部13bに流動する。そして、陰極室17及び陽極室18内で生成された水素水及び酸性水は、それぞれ、第1及び第2の流水路12a、12bを通って、当該流水路12a、12bを幅方向Yに流動し、第1及び第2の流出口20a、20bから流出される。
なお、本変形例では、第1及び第2の流水路12a、12bを、上下方向Xにおいて、同じ段に設けたが、これに限定されず、異なる段に設けてもよい。
また、本変形例では、第1及び第2の流出口20a、20bを、ケース13の幅方向Yの両端部にそれぞれ設けたが、これに限定されず、ケース13の幅方向Yの何れかの端部に設けてもよい。
また、本変形例では、第1及び第2の流出口20a、20bを、ケース13の幅方向Yの両端部にそれぞれ設けたが、第1及び第2の流入口10a、10bも、ケース13の幅方向Yの両端部にそれぞれ設けてもよい。すなわち、第1及び第2の流入口10a、10b、並びに第1及び第2の流出口20a、20bは、ケースの下端部13a及び幅方向Yの両端部において、任意の組み合わせで配置してもよい。
図6は、本実施形態の他の変形例における電解槽120の構成を模式的に示した断面図である。
図1及び図3に示した電解槽100では、電解水を流す流水路12a、12bは、電解槽100のケース13の長側面13cのうち、一方の長側面側に形成したが、本変形例では、第1の流水路12aは、ケース13の長側面13cのうち、一方の長側面側に形成され、第2の流水路12bは、一方の長側面と対向する他方の長側面側に形成されている。
すなわち、本変形例における電解槽120では、図6に示すように、電解槽100のケース13において、対向する長側面13cに、それぞれ形成された一対のリブ11a、11bで構成された第1及び第2の流水路12a、12bは、ケース13の両長側面13cに形成された他のリブ11の高さと略同じ高さとなるため、当該流水路12a、12bをケース13の側面13cに設けても、電解槽100の薄型化の妨げにならない。
また、本変形例において、第1及び第2の流水路12a、12bのうち、一方の流水路をケース13の長側面13c側に、他方の流水路をケース13の短側面13d側に、それぞれ形成してもよい。
図7は、本実施形態における電解槽100を備えた電解水生成装置200の構成を模式的に示した概略図である。
図7に示すように、本実施形態における電解水生成装置200は、ハウジング91内に、電解槽100、及び浄水器90を備えている。水道水等の水は、給水口80を介して、浄水器90に導かれ、浄水器90を通過して浄化された水は、第2の切替弁60を介して、電解槽100の第1及び第2の流入口10a、10bに供給される。そして、電解槽100で生成された電解水(水素水と酸性水)は、電解槽100の第1及び第2の流出口20a、20bから、第1の切替弁50を介して、水素水は、導出管82を通って、ハウジング91に取り付けられた吐水管83から取り出され、酸性水は、排出管84から排出される。
ここで、電解槽100の第1及び第2の流出口20a、20bは、第1の切替弁50を介して、水素水を排出する第1の排出口51a、及び酸性水を排出する第2の排出口51bに接続されている。また、電解槽100の第1及び第2の流入口10a、10bは、第2の切替弁60を介して、浄水器90で浄化された水を供給する第1の供給口61a、及び第2の供給口61bに接続されている。
次に、図8(a)、(b)を参照しながら、本実施形態における第1及び第2の切替弁50、60の動作について説明する。なお、本実施形態における切替弁50、60は、弁の回転によって、2つの入口と2つの出口との流路を同時に切り替える、いわゆるダブルクロスラインの切り替えを行うものである。
電解槽100内の陰極室17及び陽極室18が、図8(a)に示すような配置になっている場合、第1の供給口61aから供給された水は、第2の切替弁60を介して、第1の流入口10aから陰極室17に流入する。また、第2の供給口61bから供給された水は、第2の切替弁60を介して、第2の流入口10bから陽極室18に流入する。そして、陰極室17で生成された水素水は、第1の流水路12a及び第1の流出口20aを経由し、さらに、第1の切替弁50を介して、第1の排出口51aから、導出管82を経由して、吐水管83から取り出される。また、陽極室18で生成された酸性水は、第2の流水路12b及び第2の流出口20bを経由し、さらに、第1の切替弁50を介して、第2の排出口51bを経由して、排出管84から排出される。
次に、図8(b)に示すように、電極室内の電極に供給される電圧の極性が反転し、陰極室17及び陽極室18の配置が入れ替わった場合、第1及び第2の切替弁50、60が作動して、水及び電解水の流路が切り替えられる。すなわち、第1の供給口61aから供給された水は、第2の切替弁60を介して、第2の流入口10bから陰極室17に流入する。また、第2の供給口61bから供給された水は、第2の切替弁60を介して、第1の流入口10aから陽極室18に流入する。そして、陰極室17で生成された水素水は、第2の流水路12b及び第2の流出口20bを経由し、さらに、第1の切替弁50を介して、第1の排出口51aから、導出管82を経由して、吐水管83から取り出される。また、陽極室18で生成された酸性水は、第1の流水路12a及び第1の流出口20aを経由し、さらに、第1の切替弁50を介して、第2の排出口51bを経由して、排出管84から排出される。
このように、電極室内の電極に供給される電圧の極性が反転したとき、第1の切替弁50を作動させることによって、第1及び第2の流出口20a、20bから流出した電解水のうち、水素水は、常に第1の排出口51aから排出し、酸性水は、常に第2の排出口51bから排出するように制御される。これにより、電解水の生成中に、水に含まれるミネラルが電極に付着するのを防止するために、電極の極性を反転させても、常に、同じ排出口から同一特性の電解水を排出させることができる。
また、第1の切替弁50の作動に連動して、第2の切替弁60を作動させることによって、第1の供給口61aから供給された水は、常に陰極室17に流入し、第2の供給口61bから供給された水は、常に陽極室18に流入するように制御される。これにより、陰極室17及び陽極室18への水の流入量を調整して、水素水及び酸性水の生成量を設定している場合、電極に供給される電圧の極性が反転しても、切り替えられた陰極室17及び陽極室18への水の流入量を一定にすることができ、その結果、常に、同じ排出口から同一特性の電解水を、同一の生成量でもって排出させることができる。
本実施形態において、第1及び第2の切替弁50、60の構造は、特に限定されない。例えば、図7に示したように、第1及び第2の切替弁50、60を、回転形の構造(回転軸の回転により切り替え動作を行うもの)にした場合、第1及び第2の切替弁50、60を、共通のモータ(不図示)の回転軸の回転により制御を行うことができる。これにより、第1及び第2の切替弁50、60、並びにモータを、回転軸の方向を揃えて、電解槽100の下方に配置することができるため、電解水生成装置200を薄型化あるいは小型化することができる。
なお、本実施形態において、第1の切替弁50に加えて、第2の切替弁60を設けたが(ダブルクロスライン)、第1の切替弁50だけ設けてもよい(クロスライン)。この場合、電極の極性を反転させても、常に、同じ排出口から同一特性の電解水を排出させることができる。
また、本実施形態において、水素水は、ハウジング91に取り付けられた吐水管83から取り出され、酸性水は、排出管84から排出されたが、これに限定されず、例えば、図7に示した第1の切替弁50を切り替えて、酸性水を吐水管83から取り出し、水素水を排出管84から排出させるようにしてもよい。あるいは、第1の切替弁50の切り替えは行わずに、電極室内の電極に供給される電圧の極性が反転させることによって、酸性水を吐水管83から取り出し、水素水を排出管84から排出させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、浄水器90は、電解水生成装置200内に配置しているが、電解水生成装置200外に配置してもよい。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。
10a 第1の流入口
10b 第2の流入口
11 リブ
11a、11b 一対のリブ
12a 第1の流水路
12b 第2の流水路
13 ケース
13a 下端部
13b 上端部
13c 側面
14 陰極
15 陽極
16 隔膜
17 陰極室
18 陽極室
19 隔膜ケース
20a 第1の流出口
20b 第2の流出口
21a、21b 蓋部
30a、30b 出口
31a、31b 開口部
50 第1の切替弁
51a 第1の排出口
51b 第2の排出口
60 第2の切替弁
61a 第1の供給口
61b 第2の供給口
70a、70b パイプ配管
71a、71b、72a、72b 接続部
73a、73b、74a、74b 接続口
80 給水口
82 導出管
83 吐水管
84 排出管
90 浄水器
91 ハウジング
100、110、120 電解槽
200 電解水生成装置

Claims (9)

  1. 第1の電極を有する第1の電極室と、第2の電極を有する第2の電極室とを、隔膜を介してケース内に配置した電解槽であって、
    前記ケースの下端部又は幅方向端部には、前記第1及び第2の電極室に水を流入する流入口が設けられ、
    前記ケースの下端部又は幅方向端部には、前記第1及び第2の電極室内で生成された電解水をそれぞれ流出する第1の流出口及び第2の流出口が設けられ、
    前記ケースの側面には、該ケースの上下方向又は幅方向に伸びる複数のリブが形成されており、
    前記複数のリブのうち、互いに隣接する一対のリブは、該一対のリブ間の空間が蓋部で密閉された第1の流水路及び第2の流水路を形成しており、
    前記第1及び第2の流水路の一端部は、それぞれ、前記第1及び第2の電極室に連通しており、
    前記第1及び第2の流水路の他端部は、それぞれ、前記第1及び第2の流出口に連通しており、
    前記第1及び第2の電極室内で生成された電解水は、それぞれ、前記第1及び第2の流水路を通って、前記第1及び第2の流出口から流出される、電解槽。
  2. 前記流入口は、前記ケースの下端部に設けられ、
    前記第1の流出口及び第2の流出口は、前記ケースの下端部に設けられ、
    前記複数のリブは、前記ケースの側面の上下方向に形成されており、
    前記第1及び第2の流水路の上端部は、前記ケースの上端部において、それぞれ、前記第1及び第2の電極室に連通しており、
    前記第1及び第2の流水路の下端部は、前記ケースの下端部において、それぞれ、前記第1及び第2の流出口に連通しており、
    前記流入口から流入した水は、前記第1及び第2の電極室を通って、前記ケースの下端部から上端部に流動し、前記第1及び第2の電極室内で生成された電解水は、それぞれ、前記第1及び第2の流水路を通って、該流水路の上端部から下端部に流動し、前記第1及び第2の流出口から流出される、請求項1に記載の電解槽。
  3. 前記ケース、前記リブ、及び前記蓋部は、樹脂で一体成形されている、請求項1に記載の電解槽。
  4. 前記複数のリブのうち、前記第1及び第2の流水路を構成する一対のリブ以外のリブは、格子状に形成されている、請求項1に記載の電解槽。
  5. 前記ケースは、短側面及び長側面を有する直方体状であり、
    前記第1の及び第2の流水路は、前記ケースの長側面側に形成されている、請求項1に記載の電解槽。
  6. 前記第1の流水路は、前記ケースの長側面のうち、一方の長側面側に形成され、前記第2の流水路は、前記一方の長側面と対向する他方の長側面側に形成されている、請求項5に記載の電解槽。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の電解槽を備えた電解水生成装置。
  8. 請求項1〜6の何れかに記載の電解槽を備えた電解水生成装置であって、
    前記電解槽の第1及び第2の流出口は、第1の切替弁を介して、第1の電解水を排出する第1の排出口及び第2の電解水を排出する第2の排出口に接続されており、
    前記第1及び第2の電極に供給される電圧の極性が反転したとき、前記第1の切替弁を作動させることによって、前記第1及び第2の流出口から流出した電解水のうち、第1の電解水は、常に前記第1の排出口から排出し、第2の電解水、常に前記第2の排出口から排出するように制御される、電解水生成装置。
  9. 前記電解槽の流入口は、前記第1の電極室に水を流入する第1の流入口と、前記第2の電極室に水を流入する第2の流入口とを有し、
    前記第1及び第2の流入口は、第2の切替弁を介して、水を供給する第1の供給口及び第2の供給口に接続されており、
    前記第1及び第2の電極に供給される電圧の極性が反転したとき、前記第1の切替弁の作動に連動して、前記第2の切替弁を作動させることによって、前記第1の供給口から供給された水は、常に前記第1の電極室に流入し、前記第2の供給口から供給された水は、常に前記第2の電極室に流入するように制御される、請求項8に記載の電解水生成装置。
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