JP5571107B2 - 回転電機の高圧ブッシング及び回転電機 - Google Patents

回転電機の高圧ブッシング及び回転電機 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、回転電機の高圧ブッシング及び回転電機に関する。
一般に、タービン発電機などの回転電機においては、機内に水素ガスなどを封入し、これを冷却媒体として回転子、固定子鉄心、固定子コイル等の各部を冷却するように構成されている。
また、回転電機の固定子フレームには、これを貫通するように高圧ブッシングが設けられる。回転電機の固定子コイルは、接続導体を介して高圧ブッシングに結線されており、高圧ブッシングに備えられる中空接続導体を通じて電気出力を回転電機外部へと取り出せるようになっている。この高圧ブッシングは、中空接続導体に大電流が流れることにより発熱するため、機内から導入される冷却ガスを利用して冷却される。
特公昭60−16180号公報 特公平5−17780号公報 特開平5−207701号公報
一般に、高圧ブッシングは、その構造上、中空接続導体の内周面側のみが冷却面とされている。中空接続導体の外周面側は、絶縁距離を保つための空間が確保され、碍子等の絶縁筒が設けられ、熱に弱いシール部なども設けられているが、冷却の効果がそこまで十分に及ばない。十分な冷却を行うためには、通電可能な電流値を小さくするか、あるいは導体断面積を拡大して高圧ブッシングを大型化しなければならず、決定的な解決策が無い。
発明が解決しようとする課題は、冷却効率を向上させることが可能な高圧ブッシング及び回転電機を提供することである。
実施形態によれば、冷却ガスを機内に封入した回転電機の固定子フレームを貫通して設けられる高圧ブッシングであって、機外側端部が封止され、機内の冷却ガスを機内側端部から導入する中空接続導体と、前記中空接続導体の内周側に第1の間隙をおいて設けられ、機内側へ冷却ガスを排出する通風管と、前記中空接続導体の外周側に第2の間隙をおいて設けられ、前記中空接続導体と前記固定子フレームとを電気的に絶縁させる絶縁筒とを具備し、少なくとも前記中空接続導体に連通孔を設けるとともに前記通風管に還流孔を設けることにより、冷却ガスが前記第1の間隙および前記第2の間隙の双方を流れ、前記通風管の内側を通って機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする高圧ブッシングが提供される。
第1〜第4の実施形態に共通する回転電機の構成の一例を示す縦断面図。 第1の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図。 図2中に示される中空接続導体11の構造の一例を示す斜視図。 図3に示される中空接続導体11の変形例を示す斜視図。 図2に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図。 図5中に示される複数の連通孔11a,11bの向きを説明するための図。 図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図7中に示される邪魔板12A,12Bなどの構造の一例を示す斜視図。 図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図11中に示される連通孔付き仕切り板12F,12Gなどの構造の一例を示す斜視図。 図12中に示される連通孔付き仕切り板12F,12Gの構造の一例を示す平面図および側面図。 仕切り板の連通孔を通過する冷却ガスの旋回流Fを示す斜視図。 第2の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図。 図15中に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの構造の一例を示す斜視図。 図15中および図16中に示される接続導体支え11Cの構造の一例を示す平面図。 図17に示される接続導体支え11Cの変形例を示す平面図。 図16に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの変形例を示す斜視図。 図15に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図。 図20中に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの変形例を示す斜視図。 図20に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図15に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図23中に示される接続導体支え11Cの構造の一例を示す側面図および平面図。 第3の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図。 図25中に示される仕切り板12Hなどの構造の一例を示す斜視図。 図25に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図。 図27中に示される連通孔付き仕切り板12Jなどの構造の一例を示す斜視図。 図27に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 第4の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図。 図30中に示される仕切り板12H,12Kなどの構造の一例を示す斜視図。 図30に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図。 図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。 図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(各実施形態に共通する事項)
図1は、第1〜第4の実施形態に共通する回転電機の構成の一例を示す縦断面図である。
図1に示す回転電機は、例えば大容量タービン発電機であり、機内に水素ガスを封入し、これを冷却媒体として、回転子1、固定子鉄心2、固定子コイル3等の各部を冷却するように構成される。また、固定子コイル3から接続導体4を介して、出力端子箱5を構成する固定子フレーム7に設けられた高圧ブッシング6aに結線し、電気出力を機外へと取り出すように構成されている。また、固定子コイル3をスター結線し、その中性点を接地する場合、固定子フレーム7に設けられる高圧ブッシング6bを介して、電気出力を機外へ取り出し、中性点結線をする。前述した高圧ブッシング6a、6bは、それぞれの内部に機内の冷却ガスを導いて冷却を行うようになっている。
以下の第1〜第4の実施形態では、図1中に示される複数の高圧ブッシング6a、6bの一つ、例えば高圧ブッシング6aの構成例について説明する。
(第1の実施形態)
最初に、図2〜図14を参照して、第1の実施形態について説明する。なお、各図において共通する要素には同一の符号を付している。
図2は、第1の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図である。
図2に示される高圧ブッシングは、回転電機の出力端子箱5を構成する固定子フレーム7を貫通して設けられ、主な構成要素として、中空接続導体11、通風管12、および絶縁筒13を有する。
中空接続導体11は、その機外側端部11Bが封止され、機内の冷却ガスを機内側端部11Aから導入する構造を有する。通風管12は、中空接続導体11の内周側に間隙G1をおいて設けられ、その機外側端部が中空接続導体11の底部に取り付けられ、機内側へ冷却ガスを排出する構造を有する。絶縁筒13は、碍子等で構成され、中空接続導体11の外周側に間隙G2をおいて設けられ、その機外側端部が封止され、中空接続導体11と固定子フレーム7とを電気的に絶縁させる構造を有する。
前述した中空接続導体11は、絶縁筒13を貫通する部分に外側導体接続部を形成し、回転電機の外側の図示しない電流リードへ接続される。また、中空接続導体11の外周面には、絶縁筒13の機内側端部と接合して中空接続導体を支持する接続導体支え11Cが、溶接等により直接取り付けられている。絶縁筒13の機内側端部と接続導体支え11Cとの接合部にはパッキンP1が介在するように設けられ、一方、絶縁筒13の機外側端部と中空接続導体11との接合部にはパッキンP2が設けられ、機内の冷却ガスが機外に漏れないようにシール処理が施されている。
前述した通風管12は、冷却ガスの出口側が、図示しない配管を通じて、高圧ブッシングの冷却ガスの入口側となる出力端子箱5内の冷却ガス圧力よりも低い圧力の回転電機機内の部位、例えばファン入口の低圧室に接続されている。この両者間に生じる差圧により、高圧ブッシング内に冷却ガスが流れ、発熱した中空接続導体11等が冷却されるようになっている。
前述した絶縁筒13は、フランジ部13Aを備え、このフランジ部13Aが固定子フレーム7に固定され、シール処理が施されている。この絶縁筒13のフランジ部13Aは、例えば金属からなり、絶縁部分と接着剤等で一体として形成されている。
特に、この第1の実施形態においては、中空接続導体11は、機内側に位置する複数の連通孔11aと機外側に位置する複数の連通孔11bとを備え、通風管12は、当該通風管12の機外側端部近傍に位置する複数の還流孔12aを備えている。
前述した構成により、機内の冷却ガスが中空接続導体11の機内側端部11Aから間隙G1に導入され、中空接続導体11の内周側流路を通る一方で、間隙G1に導入される冷却ガスの一部が分岐して第1の連通孔11aを通り、間隙G2に導入され、中空接続導体11の外周側流路を通り、連通孔11bを通り、中空接続導体11の内周側流路を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが還流孔12aを通って通風管12の内側を通り、機内側へ排出される。
このように構成することにより、冷却ガスが中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れることから、中空接続導体11を内周面と外周面の両面から十分に冷却することができ、また、パッキンP1,P2等への冷却も十分に行うことができ、高圧ブッシング全体の冷却効果を向上させることが可能となる。
図3は、図2中に示される中空接続導体11の構造の一例を示す斜視図である。また、図4は、図3に示される中空接続導体11の変形例を示す斜視図である。
図3の例では、中空接続導体11に設けられる複数の連通孔11aは、長手方向に対して同一の高さに並ぶように離間して配列される。複数の連通孔11bの配置も同様である。一方、図4の例では、中空接続導体11に設けられる複数の連通孔11aが千鳥配列を成している。複数の連通孔11bの配置も同様である。図3と図4のいずれの配置を採用してもよいが、図4のように千鳥配列を形成した場合、冷却ガスが適度に分散し、均温化を図ることが可能となる。また、この配列の手法は、通風管12に設けられる還流孔12aの配列にも適用される。
図5は、図2に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図である。
前述の図2の例に示される複数の連通孔11a,11bは、冷却ガスが流れる向きが、中空接続導体11の壁面に垂直な方向を向いているが、図5の例に示される複数の連通孔11a,11bは、冷却ガスが流れる向きが、中空接続導体11の壁面に垂直な方向から機外側へ傾いている。例えば、図6に示されるように、中空接続導体11の壁面に垂直な方向から角度θ分だけ機外側へ傾いた方向に穿孔が施されている。この場合の角度θは、冷却ガスの駆動圧力や中空接続導体11の壁の厚みにもよるが、20°〜80°の範囲内であることが望ましい。
このように構成することにより、冷却ガスが連通孔11a,11bを通過する時の分岐損失や衝突損失などの通風圧力損失を低減することが可能となる。
以下では、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくする構造(例えば流路を狭める構造)を設けることによって中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れる冷却ガスの量の配分を調整する各種の例について説明する。
図7は、図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。また、図8は、図7中に示される円板状の邪魔板12A,12Bなどの構造の一例を示す斜視図である。
図7の例では、連通孔11aよりも機外側に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくする邪魔板12Aが通風管12に設けられ、連通孔11bよりも機内側に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくする邪魔板12Bが通風管12に設けられる。例えば、図8に示されるように、円板状の邪魔板12A,12Bがそれぞれ通風管12の外周面に設けられる。なお、形状は円板状に限られず、流路を狭めるものであれば、その他の形状の部材を用いてもよい。
このように構成することにより、中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れる冷却ガスの量の配分をバランス良く調整することができる。また、中空接続導体11の外周側流路を流れる冷却ガスの量を容易に増加させることができ、中空接続導体11外周側の冷却効果を高めることが可能となる。また、連通孔11a等が小さい場合でも、より多くの冷却ガスを中空接続導体11の外周側へ分岐させることができ、連通孔穿孔に伴う電流通過断面積の減少による発熱密度上昇などを回避することができる。
図9は、図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図9の例では、連通孔11a近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側に向かうに従って第1の面積から第2の面積に縮小させる傘型(もしくは円錐台形状)防風板12Cが通風管12に設けられ、連通孔11b近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側へ向かうに従って前記第2の面積から前記第1の面積に拡大させる傘型(もしくは円錐台形状)防風板12Dが通風管12に設けられる。
このように構成することにより、図7の例と同様の効果が得られるほか、中空接続導体11の内周側流路の断面積が冷却ガスの流れに沿って徐々に変化するように構成されていることから、防風板12C,12D近傍での冷却ガス流れの乱れを小さくし、通風圧力損失を抑え、整流作用を促すことが可能となる。
図10は、図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図10の例では、通風管12が、連通孔11aよりも機外側、かつ、連通孔11bよりも機内側において、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくさせる中太部12Eを有し、その両側に前述の傘型防風板12C,12Dと同様な形状を有する。すなわち、通風管12は、図9の例と同様に、連通孔11a近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側に向かうに従って第1の面積から第2の面積に縮小させる形状を有し、連通孔11b近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側へ向かうに従って前記第2の面積から前記第1の面積に拡大させる形状を有する。
このように構成することにより、図9の例と同様の効果が得られるほか、傘型部近傍での冷却ガス流れの乱れをより一層小さくし、よりスムーズに冷却ガスを通風させることができとともに、中太部12Eにおいて冷却ガスの流速が増加することにより中空接続導体11への冷却効果を向上させることが可能となる。
図11は、図2に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。また、図12は、図11中に示される連通孔付き仕切り板12F,12Gなどの構造の一例を示す斜視図である。
図11の例では、連通孔11aよりも機外側に、複数の連通孔を有する連通孔付き仕切り板12Fが中空接続導体11の内周側流路に設けられ、連通孔11bよりも機内側に、複数の連通孔を有する連通孔付き仕切り板12Gが中空接続導体11の内周側流路に設けられる。例えば、図12に示されるように、中空接続導体11の内径と同一の外径を有する連通孔付き仕切り板12F,12Gが、それぞれ、中空接続導体11の内周側流路内において、通風管12の外周面および中空接続導体11の内周面に取り付けられ、固定される。これにより、通風管12が連通孔付き仕切り板12F,12Gにより強固に支持される。
また、図13(a)の平面図および図13(b)の側面図に示されるように、連通孔付き仕切り板12Fに備えられる複数の連通孔12Fa、および連通孔付き仕切り板12Gに備えられる複数の連通孔12Gaは、それぞれ、冷却ガスが流れる向きが、機外側から周方向へ傾いている。これにより、図14に示されるように、各連通孔12Fa,12Gaを通過した後の冷却ガスに旋回流Fが誘起される。
このように構成することにより、図7〜図10の例と同様の効果が得られるほか、連通孔付き仕切り板12F,12Gの外径を中空接続導体11の内径と同一となるように構成しているため、冷却ガスを容易に分岐させることが可能となり、また、連通孔11b近傍の冷却ガスの合流部での通風損失を軽減することが可能となる。また、連通孔付き仕切り板12F,12Gにそれぞれ備えられる複数の連通孔12Fa,12Gaを通過した後の冷却ガスに旋回流Fが誘起されることから、中空接続導体11の内周面への冷却を更に強化することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、図15〜図24を参照して、第2の実施形態について説明する。なお、各図において共通する要素には同一の符号を付している。以下では、前述の第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図15は、第2の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図である。また、図16は、図15中に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの構造の一例を示す斜視図である。
前述の図2の例では、高圧ブッシングが、中空接続導体11に複数の連通孔11aを備えている場合を例示したが、図15の例に示される高圧ブッシングはこれを備えておらず、代わりに、接続導体支え11Cに複数の連通孔11dを備えている。連通孔11dは、機内の冷却ガスを間隙G2に導入させる。
前述した構成により、機内の冷却ガスが中空接続導体11の機内側端部11Aから間隙G1に導入され、中空接続導体11の内周側流路を通る一方で、機内の冷却ガスが接続導体支え11Cの連通孔11dを通じて間隙G2にも導入され、中空接続導体11の外周側流路を通り、連通孔11bを通り、中空接続導体11の内周側流路を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが還流孔12aを通って通風管12の内側を通り、機内側へ排出される。
このように構成することにより、前述の第1の実施形態の場合と同様、冷却ガスが中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れることから、中空接続導体11を内周面と外周面の両面から十分に冷却することができ、また、パッキンP1,P2等への冷却も十分に行うことができ、高圧ブッシング全体の冷却効果を向上させることが可能となる。
図17は、図15中および図16中に示される接続導体支え11Cの構造の一例を示す平面図である。また、図18は、図17に示される接続導体支え11Cの変形例を示す平面図である。
図17の例では、接続導体支え11Cに設けられる複数の連通孔11dが、パッキン押さえ位置Paよりも内径側に、周方向に一定の間隔をおいて配置されている。一方、図18の例では、接続導体支え11Cに設けられる複数の連通孔11dの各々をより大きく、例えば複数の連通孔11dをパッキン押さえ位置Paの外側近傍まで拡大させ、周方向に一定の間隔をおいて配置されている。図17と図18のいずれの配置を採用してもよいが、図18のように複数の連通孔11dを配置した場合、パッキンP1のシール機能を維持しつつ、連通孔11dを拡大することができ、冷却ガスの通過時の通風圧力損失を低減し、通過風量を増加させることができるため、中空接続導体11の外周面やパッキンP1等への冷却を更に強化することが可能となる。
図19は、図16に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの変形例を示す斜視図である。
図19の例では、中空接続導体11に設けられる複数の連通孔11bが、前述の図4中に示される複数の連通孔11bと同様に、千鳥配列を成している。このように構成することにより、冷却ガスが適度に分散し、均温化を図ることが可能となる。
図20は、図15に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図である。
図20の例では、中空接続導体11に、前述の図2中に示される複数の連通孔11aと同じものが追設されている。
このように構成することにより、機内の冷却ガスが連通孔11aと連通孔11dの双方を通じて入り込むことから、より多くの冷却ガスを間隙G2に導入することができ、中空接続導体11の外周面やパッキンP1,P2等への冷却を更に強化することが可能となる。
図21は、図20中に示される中空接続導体11および接続導体支え11Cの変形例を示す斜視図である。
図21の例では、図4の例と同様に、中空接続導体11に設けられる複数の連通孔11aおよび複数の連通孔11bがそれぞれ千鳥配列を成している。このように構成することにより、図4の例と同様に、冷却ガスが適度に分散し、均温化を図ることが可能となる。
図22は、図20に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図22の例に示される複数の連通孔11a,11bは、図5の例と同様に、冷却ガスが流れる向きが、中空接続導体11の壁面に垂直な方向から機外側へ傾いている。このように構成することにより、図5の例と同様に、冷却ガスが連通孔11a,11bを通過する時の分岐損失や衝突損失などの通風圧力損失を低減することが可能となる。
なお、前述の第1の実施形態では、図7〜図14により、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくする構造を設けることによって中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れる冷却ガスの量の配分を調整する各種の例について説明したが、これらの手法は、図20〜図22に示される高圧ブッシングに適用することが可能である。
例えば、図7に示される邪魔板12A,12B、図9に示される傘型(もしくは円錐台形状)防風板12C,12D、図10に示される中太部12E、図11〜図14に示される連通孔付き仕切り板12F,12Gは、それぞれ、図20〜図22に示される高圧ブッシングに設けてもよい。
図23は、図15に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。また、図24は、図23中に示される接続導体支え11Cの構造の一例を示す側面図および平面図である。
前述の図15の例では、接続導体支え11Cに備えられる複数の連通孔11dが、機内の冷却ガスを機内側から取り込み、中空接続導体11の長手方向に沿って間隙G2へ流す場合を例示したが、図23の例では、図24(a)の側面図および図24(b)の平面図に示されるように、接続導体支え11Cに備えられる複数の連通孔11d’が、機内の冷却ガスを接続導体支え11Cの外周側の側面部から内径方向へ取り込み、途中で中空接続導体11の長手方向へと向きを変えて間隙G2へ流すように構成される。
この構成は、接続導体支え11Cの機内側の領域に、図15,図16中に示されるような複数の連通孔11dを設けるための寸法が十分に確保されていない場合に有効となる。
(第3の実施形態)
次に、図25〜図29を参照して、第3の実施形態について説明する。なお、各図において共通する要素には同一の符号を付している。以下では、前述の第1の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図25は、第3の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図である。また、図26は、図25中に示される仕切り板12Hなどの構造の一例を示す斜視図である。
図25の例では、間隙G1を長手方向に仕切る仕切り板12Hが、連通孔11bの機内側近傍に設けられる。また、通風管12は、当該通風管12の機外側端部近傍に位置する還流孔12aのほかに、仕切り板12Hの機内側近傍に位置する還流孔12bを備えている。例えば、図26に示されるように、中空接続導体11の内径と同一の外径を有する仕切る仕切り板12Hが、中空接続導体11の内周側流路を塞ぐように通風管12の外周面および中空接続導体11の内周面に取り付けられ、固定される。これにより、通風管12が仕切り板12Hにより強固に支持される。
前述した構成により、機内の冷却ガスが中空接続導体11の機内側端部から間隙G1に導入され、中空接続導体11の内周側流路を通り、還流孔12bを通る一方で、間隙G1に導入される冷却ガスの一部が連通孔11aを通り、間隙G2に導入され、中空接続導体11の外周側流路を通り、連通孔11bを通り、中空接続導体11の内周側流路を通り、還流孔12aを通り、通風管12の内側を通り、還流孔12bを通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが通風管12の内側を通り、機内側へ排出される。
このように構成することにより、前述の第1および第2の実施形態の場合と同様、冷却ガスが中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れることから、中空接続導体11を内周面と外周面の両面から十分に冷却することができ、また、パッキンP1,P2等への冷却も十分に行うことができ、高圧ブッシング全体の冷却効果を向上させることが可能となる。
また、仕切り板12Hが中空接続導体11の内周側流路での冷却ガスの合流を回避し、冷却ガスが合流する場所が中空接続導体11の内周側流路ではなく、通風管12の内側となることから、中空接続導体11の冷却に対する合流損の影響を低減でき、中空接続導体11への冷却を更に強化することが可能となる。
図27は、図25に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図である。また、図28は、図27中に示される連通孔付き仕切り板12Jなどの構造の一例を示す斜視図である。
図27の例では、連通孔11aよりも機外側に、複数の連通孔を有する連通孔付き仕切り板12Jが中空接続導体11の内周側流路に設けられる。例えば、図28に示されるように、中空接続導体11の内径と同一の外径を有する連通孔付き仕切り板12Jが、中空接続導体11の内周側流路内において、通風管12の外周面および中空接続導体11の内周面に取り付けられ、固定される。これにより、通風管12が仕切り板12Jにより強固に支持される。
また、連通孔付き仕切り板12Jに備えられる複数の連通孔12Jaは、冷却ガスが流れる向きが、機外側から周方向へ傾いていてもよい。これにより、各連通孔を通過した後の冷却ガスに旋回流が誘起されるため、中空接続導体11の内周面への冷却を更に強化することが可能となる。
このように構成することにより、中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れる冷却ガスの量の配分をバランス良く調整することができるほか、連通孔付き仕切り板12Jに備えられる複数の連通孔12Jaを通過した後の冷却ガスに旋回流が誘起されることから、中空接続導体11の内周面への冷却を更に強化することが可能となる。
なお、前述の第1の実施形態では、図7〜図14により、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくする構造を設けることによって中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れる冷却ガスの量の配分を調整する各種の例について説明したが、これらの手法は、図25等に示される高圧ブッシングに適用することが可能である。
例えば、図7に示される邪魔板12A、図9に示される傘型(もしくは円錐台形状)防風板12C、図10に示される中太部12Eは、それぞれ、図25に示される高圧ブッシングに設けてもよい。
図29は、図27に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図29の例に示される複数の連通孔11a,11bは、図5の例と同様に、冷却ガスが流れる向きが、中空接続導体11の壁面に垂直な方向から機外側へ傾いている。このように構成することにより、図5の例と同様に、冷却ガスが連通孔11a,11bを通過する時の分岐損失や衝突損失などの通風圧力損失を低減することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、図30〜図35を参照して、第4の実施形態について説明する。なお、各図において共通する要素には同一の符号を付している。以下では、前述の第3の実施形態と共通する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図30は、第4の実施形態に係る高圧ブッシングの構造および冷却ガス通風フローの一例を示す縦断面図である。また、図31は、図30中に示される仕切り板12H,12Kなどの構造の一例を示す斜視図である。
図30の例では、中空接続導体11は、機内側に位置する連通孔11aと、機外側に位置する連通孔11bとを備えるほか、この連通孔11bよりもやや機内側に位置する連通孔11cとを備えている。また、間隙G1を長手方向に仕切る仕切り板12Kが、連通孔11aの機外側近傍に設けられ、同様に間隙G1を長手方向に仕切る仕切り板12Hが、連通孔11bと連通孔11cとの中間位置近傍に設けられる。通風管12は、当該通風管12の機外側端部近傍に位置する還流孔12aと、仕切り板12Kの機外側近傍に位置する還流孔12cとを備えている。例えば、図31に示されるように、中空接続導体11の内径と同一の外径を有する仕切り板12K,12Hが、それぞれ、中空接続導体11の内周側流路を塞ぐように通風管12の外周面および中空接続導体11の内周面に取り付けられ、固定される。これにより、通風管12が仕切り板12K,12Hにより強固に支持される。
前述した構成により、機内の冷却ガスが中空接続導体11の機内側端部から間隙G1に導入され、連通孔11aを通り、間隙G2に導入され、中空接続導体11の外周側流路を通り、中空接続導体11の外周側流路を通った冷却ガスの一部が連通孔11bを通り、中空接続導体11の内周側流路を通り、還流孔12aを通り、通風管12の内側を通る一方で、中空接続導体11の外周側流路を通った冷却ガスの一部が連通孔11cを通り、中空接続導体11の内周側流路を通り、還流孔12cを通り、通風管12の内側を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが通風管12の内側を通り、機内側へ排出される。
このように構成することにより、前述の第1〜第3の実施形態の場合と同様、冷却ガスが中空接続導体11の内周側流路と外周側流路の双方を流れることから、中空接続導体11を内周面と外周面の両面から十分に冷却することができ、また、パッキンP1,P2等への冷却も十分に行うことができ、高圧ブッシング全体の冷却効果を向上させることが可能となる。
また、連通項11b,11cや仕切り板12H,12Kが中空接続導体11の内周側流路での冷却ガスの合流を回避し、冷却ガスが合流する場所が中空接続導体11の内周側流路ではなく、通風管12の内側となることから、中空接続導体11の冷却に対する合流損の影響を低減でき、中空接続導体11への冷却を更に強化することが可能となる。
更に、中空接続導体11の内周側流路において、冷却ガスが機外側へ流れる流路のほか、冷却ガスが機内側へ流れる流路も形成されていることから、中空接続導体11の温度が均温化され、冷却効果を向上させることが可能となる。
図32は、図30に示される高圧ブッシングの変形例を示す縦断面図である。
図32の例では、接続導体支え11Cに複数の連通孔11dが追設されている。
このように構成することにより、機内の冷却ガスが連通孔11aと連通孔11dの双方を通じて間隙G2に入り込むことから、中空接続導体11の外周面やパッキンP1,P2等への冷却を更に強化することが可能となる。
図33は、図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図33の例では、図23の例と同様に、接続導体支え11Cに備えられる複数の連通孔11d’が、機内の冷却ガスを接続導体支え11Cの外周側の側面部から内径方向へ取り込み、途中で中空接続導体11の長手方向へと向きを変えて間隙G2へ流すように構成される。
この構成は、接続導体支え11Cの機内側の領域に、複数の連通孔11dを設けるための寸法が十分に確保されていない場合に有効となる。
図34は、図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図34の例に示される複数の連通孔11a,11bは、図5の例と同様に、冷却ガスが流れる向きが、中空接続導体11の壁面に垂直な方向から機外側へ傾いている。このように構成することにより、図5の例と同様に、冷却ガスが連通孔11a,11bを通過する時の分岐損失や衝突損失などの通風圧力損失を低減することが可能となる。
図35は、図30に示される高圧ブッシングの別の変形例を示す縦断面図である。
図35の例では、通風管12が、仕切り部12Kよりも機外側、かつ、仕切り部12Hよりも機内側において、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を小さくさせる中太部12Eを有する。この場合、通風管12は、仕切り部12K近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側に向かうに従って第1の面積から第2の面積に縮小させる形状を有し、仕切り部12H近傍に、中空接続導体11の内周側流路の一部の断面積を機外側へ向かうに従って前記第2の面積から前記第1の面積に拡大させる形状を有する。
このように構成することにより、中空接続導体11の連通孔11bと連通孔11cの双方を流れる冷却ガスの量の配分をバランス良く調整することができる。また、中空接続導体11の連通孔11bを通る冷却ガスの量を容易に増加させることができ、機外側端部11Bの冷却効果を高めることが可能となる。
以上詳述したように各実施形態によれば、従来からの基本構成を維持しつつ、冷却ガスフローを改善し、冷却効果を向上させることができるので、通電可能な電流の値を小さくしたり、あるいは導体断面積を拡大して高圧ブッシングを大型化したりする必要がなく、通電電流の上限を上げることができ、機内の冷却ガスをシールする部材の熱劣化を最小限に抑え、冷却ガスが漏洩する可能性を低くし、信頼性を向上させた高圧ブッシングおよび回転電機を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…回転子、2…固定子鉄心、3…固定子コイル、4…接続導体、5…出力端子箱、6a,6b…高圧ブッシング、7…固定子フレーム、11…中空接続導体、11A…機内側端部、11B…機外側端部、11C…接続導体支え、11a,11b,11c,11d…連通孔、12…通風管、12A,12B…邪魔板、12C,12D…傘型(もしくは円錐台形状)防風板、12E…中太部、12F,12G…連通孔付き仕切り板、12Fa,12Ga…連通孔、12H,12K…仕切り板、12J…連通孔付き仕切り板、12a,12b,12c…還流孔、13…絶縁筒、13A…フランジ部、G1,G2…間隙、P1,P2…パッキン、Pa…パッキン押さえ位置。

Claims (18)

  1. 冷却ガスを機内に封入した回転電機の固定子フレームを貫通して設けられる高圧ブッシングであって、
    機外側端部が封止され、機内の冷却ガスを機内側端部から導入する中空接続導体と、
    前記中空接続導体の内周側に第1の間隙をおいて設けられ、機内側へ冷却ガスを排出する通風管と、
    前記中空接続導体の外周側に第2の間隙をおいて設けられ、前記中空接続導体と前記固定子フレームとを電気的に絶縁させる絶縁筒とを具備し、
    少なくとも前記中空接続導体に連通孔を設けるとともに前記通風管に還流孔を設けることにより、冷却ガスが前記第1の間隙および前記第2の間隙の双方を流れ、前記通風管の内側を通って機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする高圧ブッシング。
  2. 前記中空接続導体は、機内側に位置する第1の連通孔と、機外側に位置する第2の連通孔とを備え、
    前記通風管は、当該通風管の機外側端部近傍に位置する還流孔を備え、
    機内の冷却ガスが前記中空接続導体の機内側端部から前記第1の間隙に導入され、前記中空接続導体の内周側流路を通る一方で、前記第1の間隙に導入される冷却ガスの一部が前記第1の連通孔を通り、前記第2の間隙に導入され、前記中空接続導体の外周側流路を通り、前記第2の連通孔を通り、前記中空接続導体の内周側流路を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが前記還流孔を通って前記通風管の内側を通り、機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の高圧ブッシング。
  3. 前記中空接続導体の外周面に設けられ、前記絶縁筒の機内側端部と接合して前記中空接続導体を支持する接続導体支えを更に具備し、
    前記接続導体支えは、機内の冷却ガスを前記第2の間隙に導入する第1の連通孔を備え、
    前記中空接続導体は、機外側に位置する第2の連通孔を備え、
    前記通風管は、当該通風管の機外側端部近傍に位置する還流孔を備え、
    機内の冷却ガスが前記中空接続導体の機内側端部から前記第1の間隙に導入され、前記中空接続導体の内周側流路を通る一方で、機内の冷却ガスが前記接続導体支えの第1の連通孔から前記第2の間隙にも導入され、前記中空接続導体の外周側流路を通り、前記第2の連通孔を通り、前記中空接続導体の内周側流路を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが前記還流孔を通り、前記通風管の内側を通り、機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の高圧ブッシング。
  4. 前記中空接続導体は、機内側に位置する第1の連通孔と、機外側に位置する第2の連通孔とを備え、
    前記第1の間隙を長手方向に仕切る仕切り部が、前記第2の連通孔の機内側近傍に設けられ、
    前記通風管は、当該通風管の機外側端部近傍に位置する第1の還流孔と、前記仕切り部の機内側近傍に位置する第2の還流孔とを備え、
    機内の冷却ガスが前記中空接続導体の機内側端部から前記第1の間隙に導入され、前記中空接続導体の内周側流路を通り、前記第2の還流孔を通る一方で、前記第1の間隙に導入される冷却ガスの一部が前記第1の連通孔を通り、前記第2の間隙に導入され、前記中空接続導体の外周側流路を通り、前記第2の連通孔を通り、前記中空接続導体の内周側流路を通り、前記第1の還流孔を通り、前記通風管の内側を通り、前記第2の還流孔を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが前記通風管の内側を通り、機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の高圧ブッシング。
  5. 前記中空接続導体は、機内側に位置する第1の連通孔と、機外側に位置する第2の連通孔と、この第2の連通孔よりも機内側に位置する第3の連通孔とを備え、
    前記第1の間隙を長手方向に仕切る第1の仕切り部が、前記第1の連通孔の機外側近傍に設けられ、前記第1の間隙を長手方向に仕切る第2の仕切り部が、前記第2の連通孔と前記第3の連通孔との中間位置近傍に設けられ、
    前記通風管は、当該通風管の機外側端部近傍に位置する第1の還流孔と、前記第1の仕切り部の機外側近傍に位置する第2の還流孔とを備え、
    機内の冷却ガスが前記中空接続導体の機内側端部から前記第1の間隙に導入され、前記第1の連通孔を通り、前記第2の間隙に導入され、前記中空接続導体の外周側流路を通り、前記中空接続導体の外周側流路を通った冷却ガスの一部が第2の連通孔を通り、前記中空接続導体の内周側流路を通り、前記第1の還流孔を通り、前記通風管の内側を通る一方で、前記中空接続導体の外周側流路を通った冷却ガスの一部が前記第3の連通孔を通り、前記中空接続導体の内周側流路を通り、前記第2の還流孔を通り、前記通風管の内側を通った冷却ガスと合流し、合流後の冷却ガスが前記通風管の内側を通り、機内側へ排出されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の高圧ブッシング。
  6. 前記中空接続導体の外周面に設けられ、前記絶縁筒の機内側端部と接合して前記中空接続導体を支持する接続導体支えを更に具備し、
    前記接続導体支えは、機内の冷却ガスを前記第2の間隙に導入する連通孔を備えていることを特徴とする請求項2、4、5のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  7. 前記第1の連通孔および前記第2の連通孔の少なくとも一方は、冷却ガスが流れる向きが、前記中空接続導体の壁面に垂直な方向から機外側へ傾いていることを特徴とする請求項2、4乃至6のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  8. 前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくする手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  9. 前記第1の連通孔よりも機外側に、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくする第1の部材が設けられ、
    前記第2の連通孔よりも機内側に、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくする第2の部材が設けられていることを特徴とする請求項2、6、7のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  10. 前記第1の連通孔よりも機外側に、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくする第1の部材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の高圧ブッシング。
  11. 前記第1の連通孔近傍に、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を機外側に向かうに従って第1の面積から第2の面積に縮小させる第1の部材が設けられ、
    前記第2の連通孔近傍に、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を機外側へ向かうに従って前記第2の面積から前記第1の面積に拡大させる第2の部材が設けられていることを特徴とする請求項2、6、7のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  12. 前記通風管は、
    前記第1の連通孔よりも機外側、かつ、前記第2の連通孔よりも機内側において、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくさせる形状を有することを特徴とする請求項2、6、7のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  13. 前記通風管は、
    前記第1の仕切り部よりも機外側、かつ、前記第2の仕切り部よりも機内側において、前記中空接続導体の内周側流路の一部の断面積を小さくする形状を有することを特徴とする請求項5に記載の高圧ブッシング。
  14. 前記第1の連通孔よりも機外側に、複数の連通孔を有する第1の連通孔付き仕切り板が設けられ、
    前記第2の連通孔よりも機内側に、複数の連通孔を有する第2の連通孔付き仕切り板が設けられていることを特徴とする請求項2、6、7のいずれか1項に記載の高圧ブッシング。
  15. 前記第1の連通孔よりも機外側に、複数の連通孔を有する第1の連通孔付き仕切り板が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の高圧ブッシング。
  16. 前記複数の連通孔は、それぞれ、冷却ガスが流れる向きが、機外側から周方向へ傾いていることを特徴とする請求項14又は15に記載の高圧ブッシング。
  17. 前記接続導体支えに備えられる連通孔は、機内の冷却ガスを前記接続導体支えの外周側の側面部から取り込むように構成されていることを特徴とする請求項3又は6に記載の高圧ブッシング。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の高圧ブッシングを備えたことを特徴とする回転電機。
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