JP2016219597A - 乾式変圧器の風冷装置および乾式変圧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾式変圧器の床面積を増大させることなく、コスト的に安価で、冷却性能の高い乾式変圧器の風冷装置を提供する。
【解決手段】風冷装置16は、コア1とコア1に巻装されたコイル2とを備えた乾式変圧器15を冷却風で冷却する。風冷装置16は、コイル2の下方に配置され、平面視でコア1を囲むようにしてかつコイル2の外周の少なくも一部に沿って配置されると共に、コイル2に向けて開口した複数個の孔が長手方向に沿って設けられた可撓性の配管4と、配管4に冷却風を供給する冷却扇と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾式変圧器のコアおよびコイルを冷却する風冷装置および風冷装置を備えた乾式変圧器に関するものである。
従来の乾式変圧器の風冷装置は、変圧器を収納する変圧器盤と、変圧器盤の床面上で変圧器のコイルとの間に間隙が形成されるように配置された風洞箱である導風ダクトと、導通ダクトに取り付けられた送風ファンとを備え、導風ダクトには変圧器に向けて開口した送風口が設けられ、送風ファンにより供給された冷却風を導風ダクトの送風口から変圧器に向けて斜め上方に流すことにより、変圧器のコアおよびコイルを冷却し、変圧器の過度の温度上昇を抑制している(特許文献1参照)。
特開2009−303354号公報
従来の乾式変圧器の風冷装置は以上のように構成されているので、導風ダクトを組み立て、導風ダクトに送風ファンを取り付け、さらに導風ダクトとコイルとの間隙を適度に確保するための構造設計が必要であり、装置の組立および調整に要する時間も増大し、コスト的に高価なものとなる。
また、導通ダクトとコイルとの間隙を適度に確保するため導風ダクトの寸法はコイルの寸法より大きく設計する必要があり、その結果、乾式変圧器全体の寸法および床面積が増大する。
さらに、導風ダクトとコイルとの間隙は、絶縁性を確保するために比較的大きい寸法とするため、間隙を通過する冷却風は、コイルの内側よりもむしろ外側に流出してしまい、送風ファンの性能が十分に活かされないという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、乾式変圧器の床面積を増大させることなく、コスト的に安価で、冷却性能の高い乾式変圧器の風冷装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る乾式変圧器の風冷装置は、コアと前記コアに巻装されたコイルとを備えた乾式変圧器を冷却風で冷却する乾式変圧器の風冷装置であって、前記コイルの下方に配置され、平面視で前記コアを囲むようにしてかつ前記コイルの外周の少なくも一部に沿って配置されると共に、前記コイルに向けて開口した複数個の孔が長手方向に沿って設けられた可撓性の配管と、前記配管に冷却風を供給する冷却扇と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、乾式変圧器の床面積を増大させることなく、コスト的に安価で、冷却性能の高い乾式変圧器の風冷装置が得られる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る乾式変圧器の構成を示す正面図 図1におけるA−A矢視断面図 図2におけるB−B矢視断面図 実施の形態1において変圧器本体の構成を示す正面図 実施の形態2においてコイル支えとコイルとの配置関係を示す平面図 実施の形態2においてコイル支えの構成の一例を示す斜視図 実施の形態2における配管の配置構成を示した平面図 実施の形態2においてコイル支えの構成の別の一例を示す斜視図 実施の形態3における配管の配置構成を示した平面図
以下に、本発明に係る乾式変圧器の風冷装置および乾式変圧器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る乾式変圧器15の構成を示す正面図、図2は、図1におけるA−A矢視断面図、図3は、図2におけるB−B矢視断面図、図4は、変圧器本体15aの構成を示す正面図である。なお、図1では、配管4の一端部に接続される箱7の図示を省略している。
乾式変圧器15は、絶縁媒体として空気を使用した三相変圧器である。乾式変圧器15は、コア1とコア1に巻装されたコイル2とを有する変圧器本体15aと、変圧器本体15aの上部および下部にそれぞれ取り付けられた端枠3a,3bと、変圧器本体15aを冷却するための風冷装置16とを備える。風冷装置16は、本実施の形態に係る乾式変圧器の風冷装置であり、乾式変圧器15を冷却風で冷却する装置である。
コア1は、三脚鉄心である。すなわち、コア1は、互いに平行かつ離間して配列され、上下方向に延伸する第1から第3の脚部である脚部1a〜1cと、脚部1a〜1cの延伸方向と直交する方向に延伸し、脚部1a〜1cの上端部を互いに連結する上部継鉄部である継鉄部1dと、継鉄部1dと平行に配置され、脚部1a〜1cの下端部を互いに連結する下部継鉄部である継鉄部1eとを備える。
脚部1a〜1cには、それぞれコイル2が巻装される。具体的には、コイル2は、第1から第3のコイルである3相のコイル2a〜2cからなり、脚部1aには第1相のコイル2aが巻装され、脚部1bには第2相のコイル2bが巻装され、脚部1cには第3相のコイル2cが巻装される。コイル2a〜2cはそれぞれ1次および2次コイルから構成される。コイル2a〜2cは、配列方向に互いに離間して配置される。
上部端枠である端枠3aは、継鉄部1dを挟んで対向する1対からなり、継鉄部1dと同方向に延伸する。端枠3aは、断面コの字状の溝型鋼材からなる。1対の端枠3aは、継鉄部1dを挟むようにして継鉄部1dの両側面にそれぞれ当接して配置される。この際、端枠3aは、溝型の外底面が継鉄部1dの側面に当接するように配置される。また、1対の端枠3aは、図示しない締結部材により継鉄部1dに締結される。具体的には、締結部材をボルトおよびナットとし、1対の端枠3aおよび継鉄部1dを貫通するボルトをナットで締め付けることで締結することができる。また、端枠3aの下端面はコイル2の上端面よりも上方に位置し、端枠3aとコイル2は上下方向に互いに離間している。
同様に、下部端枠である端枠3bは、継鉄部1eを挟んで対向する1対からなり、継鉄部1eと同方向に延伸する。端枠3bは、断面コの字状の溝型鋼材からなる。1対の端枠3bは、継鉄部1eを挟むようにして外底面が継鉄部1eの両側面にそれぞれ当接して配置される。この際、端枠3bは、溝型の外底面が継鉄部1eの側面に当接するように配置される。また、1対の端枠3bは、図示しない締結部材により継鉄部1eに締結される。具体的には、締結部材をボルトおよびナットとし、1対の端枠3bおよび継鉄部1eを貫通するボルトをナットで締め付けることで締結することができる。また、端枠3bの上端面はコイル2の下端面よりも下方に位置し、端枠3bとコイル2は上下方向に互いに離間している。変圧器本体15aは、1対の端枠3bをコア1に組付けることにより、据付面上に自立可能となる。
なお、図示は省略するが、コイル2a〜2cの下端面と端枠3bの上端面との間には、それぞれコイル2a〜2cを支持するコイル支えが挟み込まれる構成が一般的である。コイル支えについては、実施の形態2で説明する。
次に、風冷装置16について説明する。風冷装置16は、内外を連通する複数個の孔5が設けられた可撓性の配管4と、配管4に冷却風を供給する冷却扇6とを備える。
配管4は、コイル2の下方に配置され、具体的には、端枠3bの上端面上に配置されている。配管4は、平面視で、コア1を囲むようにしてかつコイル2の外周の一部に沿って配置されている。また、配管4は、直線的に配列された3個のコイル2の全体にわたって配置される。また、図示例では、配管4の一部は、平面視で、コイル2の一部と重複している。なお、平面視は詳細には上面視である。
配管4は、合成樹脂管であり、具体的にはPF(Plastic Flexible)管である。配管4には、長手方向に沿って互いに離間した複数個の孔5が設けられている。図示例では、複数個の孔5は等間隔で配置されている。複数個の孔5は、ドリルを用いて配管4に穴あけ加工を施すことで形成される。配管4は、端枠3bに図示しない配管支持具を用いてねじ止めをすることにより固定される。この際、配管4は、可撓性を利用して複数個の孔5がコイル2に向かって開口するように取り付けられる。複数個の孔5は、コイル2との位置関係に応じて、上方または斜め上方に向けられる。
配管4の一端部は、冷却扇6を収納する箱7に接続され、配管4の他端部は、キャップ9で封止されている。ここで、箱7には通風口が設けられ、配管4の一端部はコネクタを介して箱7の通風口に接続される。配管4はコイル2の下方に配置されるので、箱7は変圧器本体15aと同じ据付面上に設置することができる。冷却扇6は、配管4の一端部から他端部へ向けて冷却風を送風するように駆動される。
次に、本実施の形態の動作について説明する。冷却扇6を駆動すると冷却風が発生し、この冷却風は箱7から配管4に流入し、配管4の一端部から他端部に向かって流れる。配管4には複数個の孔5が設けられているので、冷却風は複数個の孔5からコイル2に向かって吹き出し、コイル2およびコア1は複数個の孔5から吹き出した冷却風により冷却される。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、可撓性の配管4を平面視でコア1を囲むようにしてかつコイル2の外周の一部に沿うようにしてコイル2の下方に配置し、複数個の孔5をコイル2に向けて開口するようにしたので、冷却扇6から供給される冷却風を配管4の複数個の孔5からコイル2に向けて吹き付けることができ、変圧器本体15aを効率的に冷却することができる。
配管4は、可撓性を有する管であることから、乾式変圧器15下部の狭いスペースに配置可能であり、従って従来のように風冷装置に風洞箱を使用する場合と比較して、乾式変圧器15全体の平面寸法または床面積が縮小される。特に、本実施の形態では、配管4は、端枠3bの上端面上に配置されるので、乾式変圧器15全体の平面寸法または床面積への風冷装置16の寄与は、冷却扇6を収納した箱7のみによることから、従来のように風冷装置に風洞箱を使用する場合と比較して、乾式変圧器15全体の平面寸法または床面積の縮小化の効果が大きい。
また、配管4は、可撓性で配置が容易であり、さらに複数個の孔5を形成するための穴あけ加工も容易であることから、配置作業および製作作業が容易となり、コスト的にも安価になる。
また、配管4に設けられた複数個の孔5からコイル2に吹き付けられる冷却風の方向、風速、および風量は、配管4の取り付け前または取り付け後に調整可能であるため、冷却性能の高い風冷装置16を得ることができる。
また、冷却効率は、冷却扇6の出力、冷却扇6の風量、配管4の圧力損失、箱7の圧力損失、または孔5の個数によって変化するので、乾式変圧器15の特性に合わせた形で風冷装置16を設計することにより冷却効率を容易に調整することができる。
なお、本実施の形態では、配管4は、コイル2の外周の一部に沿って配置されているが、配管4は、コイル2の外周の全周に沿って配置されていてもよい。このような構成の詳細は、実施の形態2で説明する。このように、配管4は、コイル2の外周の少なくとも一部に沿って配置されていればよい。
また、本実施の形態では、配管4は、平面視でコイル2の一部と重複するように配置されているが、配管4は、平面視でコイル2の一部と重複することなく、コイル2の外周の少なくとも一部に沿って配置するようにしてもよい。
本実施の形態では、変圧器本体15aを三相変圧器としたが、単相変圧器または三相以外の多相変圧器とすることもできる。この場合でも、配管4をコイル2の外周の少なくとも一部に沿うように配置することで、本実施の形態と同様の効果が得られる。
本実施の形態では、配管4はPF管であるとしたが、これに限定されず、中空で可撓性を有する管であればよい。ただし、配管4に既存のPF管を利用することでコストを低減することができる。
本実施の形態では、配管4の他端部をキャップ9で封止したが、キャップ9で封止する代わりに、配管4の一端部と同様に当該他端部に別の冷却扇を収納した別の箱を接続することもできる。このような構成では、配管4の一端部から他端部へ向けて冷却風を送ると共に配管4の他端部から一端部へも冷却風を送ることで、複数個の孔5から吹き出す冷却風の速度が高まり、冷却効果をより向上させることができる。なお、本実施の形態のように、配管4の他端部をキャップ9で封止することで、風冷装置16の組み立てが容易となり、作業時間を短縮化することができる。
本実施の形態では、配管4はコイル2の下方に配置したが、配管4をコイル2の上方に配置することもできる。具体的には、配管4を端枠3aの下端面に配置することもできる。この場合でも、図2と同様にして配管4を端枠3aの下端面上に配置し、複数個の孔5がコイル2に向けて開口するように配管4を端枠3aに取り付ける。ただし、本実施の形態によれば、配管4を据付面により近い端枠3bの上端面上に取り付ければよいので、配管4の取り付けが容易であり、しかも冷却扇6を収納する箱7を据付面上に設置すればよいので、箱7の設置も容易である。
実施の形態2.
実施の形態1では、配管4を端枠3bの上端面上に配置し、配管支持具を用いて配管4を端枠3bの上端面にねじで固定している。本実施の形態では、コイル2の下端面と端枠3bの上端面との間にコイル2を支持するコイル支えを配置し、コイル支えを介して配管4を配置する構成について説明する。なお、本実施の形態の構成は、以下に説明するコイル支えの構成を除けば、実施の形態1の構成と同じである。そのため、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5は、コイル支え10とコイル2との配置関係を示す平面図である。図5では、コイル支え10上に配置されるコイル2は点線で示し、コイル支え10およびコイル2以外の構成要素の図示を省略している。3個のコイル2は等間隔で直線的に配列され、各コイル2に対して4個のコイル支え10が配置されている。すなわち、4個のコイル支え10が、各コイル2の下端面と図5では図示を省略した端枠3bの上端面との間に配置される。また、4個のコイル支え10は、各コイル2の周方向に互いに離間して均等に配置され、各コイル2の径方向に放射状に伸びている。4個のコイル支え10の周方向配置は3個のコイル2に対して共通であるが、隣接するコイル2を支持するコイル支え同士が隣接するコイル2間で干渉しないように配置される。具体的には、4個のコイル支え10は、3個のコイル2の中心を結ぶ仮想直線25に対して線対称にかつ4個のコイル支え10のいずれも仮想直線25上に位置しないように配置される。
図6は、コイル支え10の構成の一例を示す斜視図であり、(a)は一側面側から見た斜視図、(b)は(a)とは逆である他側面側から見た斜視図である。図6に示すように、コイル支え10には貫通穴20が設けられ、貫通穴20はコイル支え10の互いに対向する両側面間を貫通している。貫通穴20は円形状である。なお、貫通穴20には配管4が挿通されるため、貫通穴20の直径は配管4の直径以上である。
図7は、本実施の形態における配管4の配置構成を示した平面図である。なお、図7では、コイル支え10上に配置されるコイル2は点線で示し、配管4、コイル支え10およびコイル2以外の構成要素の図示を省略している。仮想直線25は、図5に示したものと同様である。図7に示すように、配管4は、12個のコイル支え10を介して配置されている。すなわち、配管4は、12個のコイル支え10の貫通穴20に挿通されて配置され、3個のコイル2の全体にわたって配置されている。
具体的には、次の通りである。図7において、3個のコイル2を左から順に第1から第3のコイルと呼ぶことにすると、配管4は、平面視で、仮想直線25に対して仮想直線25と直交する方向における一方側において3個のコイル2の外周に沿うようにしてかつ隣接するコイル間では隣接するコイルのいずれにも沿わないで第3のコイルから第1のコイルまで引き回された後、第1のコイルの外周に沿うようにして折り返され、さらに仮想直線25に対して仮想直線25と直交する方向における他方側において3個のコイルの外周に沿うようにしてかつ隣接するコイル間では隣接するコイルのいずれにも沿わないで第1のコイルから第3のコイルまで引き回されている。ここで、仮想直線25に対して仮想直線25と直交する方向における一方側は、図7中、仮想直線25より下側であり、仮想直線25に対して仮想直線25と直交する方向における他方側は、図7中、仮想直線25より上側である。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、コイル2の下端面と端枠3bの上端面との間に配置されたコイル支え10を介して配管4を配置するようにしたので、配管4の配置作業が容易になる。
また、本実施の形態によれば、配管4は、端枠3bの上端面に配置する場合よりもさらにコイル2に接近することになるので、コイル2およびコア1の冷却効果が増大する。
本実施の形態のその他の構成、動作および効果は実施の形態1で説明した通りである。
なお、本実施の形態では、各コイル2を支持するコイル支え10の個数を4個としたが、これに限定されず、複数個であればよい。また、貫通穴20の形状は図示例に限定されない。
本実施の形態では、コイル支え10に貫通穴20を設け、貫通穴20に配管4を挿通させることで、コイル支え10を介して配管4を配置したが、コイル支え10に設けた溝に配管4を挿通させることで、コイル支え10を介して配管4を配置することもできる。
図8は、コイル支え10の構成の別の一例を示す斜視図であり、(a)は一側面側から見た斜視図、(b)は(a)とは逆である他側面側から見た斜視図である。図8では、コイル支え10の上端面に溝21が設けられ、溝21はコイル支え10の互いに対向する両側面間を貫通している。溝21の横断面は矩形状である。なお、溝21には配管4が挿通されるため、溝21の横断面は、配管4が配置可能な大きさに設定される。
図8のように構成されたコイル支え10を利用し、コイル支え10の溝21に配管4を挿通させることで、図7の場合と同様に配管4を配置することができる。この場合でも、本実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、図8では、溝21はコイル支え10の上端面に設けられているが、溝21をコイル支え10の下端面に設ける構成でもよい。また、溝21の横断面形状も図示例に限定されない。
実施の形態3.
図9は、本実施の形態における配管4の配置構成を示した平面図である。なお、図9では、図8で示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。図9では、図7とは配管4の配置が異なる。
具体的には、次の通りである。図9において、3個のコイル2を左から順に第1から第3のコイルと呼ぶことにすると、配管4は、平面視で、仮想直線25に対して仮想直線25と直交する方向における一方側と他方側との間を隣接するコイル間で位置を入れ換えながら第3のコイルから第1のコイルまで3個のコイル2の外周に沿うようにして引き回された後、第1のコイルの外周に沿うようにして折り返され、さらに一方側と他方側との間を隣接するコイル間で位置を入れ換えながら3個のコイル2の外周に沿うようにして第1のコイルから第3のコイルまで引き回されている。
また、隣接するコイル間では、配管4のうち第3のコイルから第1のコイルに向かう部分と配管4のうち第1のコイルから第3のコイルに向かう部分とが上下に立体交差している。図9では、第1および第2のコイル間における交差点を交差点30で示し、第2および第3のコイル間における交差点を交差点31で示している。
本実施の形態によれば、隣接するコイル間で配管4を立体的に交差させるようにしたので、隣接するコイル間にも配管4が配置され、実施の形態2の構成よりもさらにコイル2およびコア1の冷却効果が高まる。
なお、図9では、配管4の両端部は交差していないが、配管4の両端部を突き合わせ、あるいは交差させることで、3個のコイル2の全周に沿って配管4を配置することができ、コイル2およびコア1の冷却効果がさらに高まる。
本実施の形態のその他の構成、動作および効果は実施の形態2で説明した通りである。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 コア、1a〜1c 脚部、1d,1e 継鉄部、2,2a〜2c コイル、3a,3b 端枠、4 配管、5 孔、6 冷却扇、7 箱、9 キャップ、10 コイル支え、15 乾式変圧器、15a 変圧器本体、16 風冷装置、20 貫通穴、21 溝、25 仮想直線、30,31 交差点。

Claims (13)

  1. コアと前記コアに巻装されたコイルとを備えた乾式変圧器を冷却風で冷却する乾式変圧器の風冷装置であって、
    前記コイルの下方に配置され、平面視で前記コアを囲むようにしてかつ前記コイルの外周の少なくも一部に沿って配置されると共に、前記コイルに向けて開口した複数個の孔が長手方向に沿って設けられた可撓性の配管と、
    前記配管に冷却風を供給する冷却扇と、
    を備えることを特徴とする乾式変圧器の風冷装置。
  2. 前記配管は、平面視でU字状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  3. 前記配管は、平面視で前記コイルの一部と重複するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  4. 前記配管は、平面視で前記コイルの外周の全周に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  5. 前記コアの上端部には、当該上端部を挟む1対の上部端枠が締結され、
    前記コアの下端部には、当該下端部を挟む1対の下部端枠が締結され、
    前記配管は、前記下部端枠の上端面上に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  6. 前記コアの上端部には、当該上端部を挟む1対の上部端枠が締結され、
    前記コアの下端部には、当該下端部を挟む1対の下部端枠が締結され、
    前記コイルの下端面と前記下部端枠の上端面との間に前記コイルを支持するコイル支えが配置され、
    前記配管は、前記コイル支えを介して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  7. 前記コイル支えには貫通穴が設けられ、
    前記配管は、前記貫通穴に挿通されて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  8. 前記コイル支えの上端面には溝が設けられ、
    前記配管は、前記溝に挿通されて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  9. 前記乾式変圧器は三相変圧器であり、
    前記コイルは、前記コアの上下方向に延伸する三本の脚部にそれぞれ巻装され互いに離間して直線的に配列された3個のコイルである第1から第3のコイルからなり、
    前記第1から第3のコイルは、それぞれ複数個の前記コイル支えによって支持されており、
    前記配管は、前記第1から第3のコイルをそれぞれ支持する前記複数個のコイル支えを介して配置されており、
    前記配管は、平面視で、前記第1から第3のコイルの中心を結ぶ仮想直線に対して前記仮想直線と直交する方向における一方側において前記3個のコイルの外周に沿うようにしてかつ隣接するコイル間では隣接するコイルのいずれにも沿わないで前記第3のコイルから前記第1のコイルまで引き回された後、前記第1のコイルの外周に沿うようにして折り返され、さらに前記仮想直線に対して前記仮想直線と直交する方向における他方側において前記3個のコイルの外周に沿うようにしてかつ隣接するコイル間では隣接するコイルのいずれにも沿わないで前記第1のコイルから前記第3のコイルまで引き回されていることを特徴とする請求項7または8に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  10. 前記乾式変圧器は三相変圧器であり、
    前記コイルは、前記コアの上下方向に延伸する三本の脚部にそれぞれ巻装され互いに離間して直線的に配列された3個のコイルである第1から第3のコイルからなり、
    前記第1から第3のコイルは、それぞれ複数個の前記コイル支えによって支持されており、
    前記配管は、前記第1から第3のコイルをそれぞれ支持する前記複数個のコイル支えを介して配置されており、
    前記配管は、平面視で、前記第1から第3のコイルの中心を結ぶ仮想直線に対して前記仮想直線と直交する方向における一方側と他方側との間を隣接するコイル間で位置を入れ換えながら前記第3のコイルから前記第1のコイルまで前記3個のコイルの外周に沿うようにして引き回された後、前記第1のコイルの外周に沿うようにして折り返され、さらに前記一方側と前記他方側との間を前記隣接するコイル間で位置を入れ換えながら前記3個のコイルの外周に沿うようにして前記第1のコイルから前記第3のコイルまで引き回されており、
    前記隣接するコイル間では、前記配管のうち前記第3のコイルから前記第1のコイルに向かう部分と前記配管のうち前記第1のコイルから前記第3のコイルに向かう部分とが上下に立体交差していることを特徴とする請求項7または8に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  11. 前記配管の一端部は、前記冷却扇を収納する箱に接続され、
    前記配管の他端部は、キャップにより封止されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  12. 前記配管は、合成樹脂管であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の乾式変圧器の風冷装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の乾式変圧器の風冷装置を備えることを特徴とする乾式変圧器。
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