JP5569842B2 - 放射線検出器及び放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出器及び放射線検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5569842B2
JP5569842B2 JP2010175382A JP2010175382A JP5569842B2 JP 5569842 B2 JP5569842 B2 JP 5569842B2 JP 2010175382 A JP2010175382 A JP 2010175382A JP 2010175382 A JP2010175382 A JP 2010175382A JP 5569842 B2 JP5569842 B2 JP 5569842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
semiconductor element
substrate
radiation
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010175382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012037272A (ja
Inventor
勲 ▲高▼橋
義則 須永
秀貴 川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Aloka Medical Ltd filed Critical Hitachi Aloka Medical Ltd
Priority to JP2010175382A priority Critical patent/JP5569842B2/ja
Priority to PCT/JP2011/067586 priority patent/WO2012017981A1/ja
Priority to CN201180037379.8A priority patent/CN103038668B/zh
Priority to US13/813,335 priority patent/US9171987B2/en
Publication of JP2012037272A publication Critical patent/JP2012037272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5569842B2 publication Critical patent/JP5569842B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/08Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors
    • H01L31/10Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors characterised by at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. phototransistors
    • H01L31/115Devices sensitive to very short wavelength, e.g. X-rays, gamma-rays or corpuscular radiation
    • H01L31/118Devices sensitive to very short wavelength, e.g. X-rays, gamma-rays or corpuscular radiation of the surface barrier or shallow PN junction detector type, e.g. surface barrier alpha-particle detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • G01T1/241Electrode arrangements, e.g. continuous or parallel strips or the like
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • G01T1/243Modular detectors, e.g. arrays formed from self contained units

Description

本発明は、放射線検出器及び放射線検出装置に関する。
従来の半導体検出器モジュールとして、放射線を検出可能な半導体検出素子を挟んで設けられた一対の電極のうち、少なくとも一方の電極に、当該電極よりも面積が小さい絶縁物を設けた半導体検出器モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の半導体検出器モジュールは、複数の半導体検出素子が電極を互いに対向させて配置されるため、隣り合う電極により寄生容量が発生するが、少なくとも一方の電極に面積の小さい絶縁物を設けることで、電極の全面に絶縁物を設ける場合と比べて電極間の誘電率を下げているので、この寄生容量を低減することができる。
特開2009−74817号公報
しかし、寄生容量は、電極の面積に比例し、また、電極間の距離に反比例して大きくなるので、特許文献1に記載の半導体検出器モジュールでは、さらなる寄生容量の低減が困難であった。
したがって、本発明の目的は、放射線検出器に発生する寄生容量を低減する放射線検出器及び放射線検出装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、基板を介して対向して設けられ、放射線を検出可能な第1及び第2の半導体素子と、第1の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第1の半導体素子と電気的に接続する第1のパターンと、第2の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第2の半導体素子と電気的に接続する第2のパターンと、を備え、基板に向けて透過させた第1のパターンの透過像と、基板に向けて透過させた第2のパターンの透過像とが異なる領域となるように、第1のパターンと第2のパターンが配置された放射線検出器が提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、基板を介して対向して設けられ、放射線を検出可能な第1及び第2の半導体素子と、第1の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第1の半導体素子と電気的に接続する第1のパターンと、第2の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第2の半導体素子と電気的に接続する第2のパターンと、を備え、基板に向けて透過させた第1のパターンの透過像と、基板に向けて透過させた第2のパターンの透過像とが異なる領域となるように、第1のパターンと第2のパターンが配置された放射線検出器を複数並べて構成される放射線検出装置が提供される。
本発明に係る放射線検出器及び放射線検出装置によれば、放射線検出器に発生する寄生容量を低減する放射線検出器及び放射線検出装置を提供することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る放射線検出器の斜視図である。 図2(a)及び(b)は、第1の実施の形態に係るフレキシブル基板の正面図である。 図3は、第1の実施の形態に係る放射線検出器の部分断面図である。 図4(a)は、第1の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図であり、(b)は、パターンの投影像及び透過像をCdTe素子に示した概略図である。 図5は、第1の実施の形態に係る複数の放射線検出器が並べられて構成されるエッジオン型の放射線検出装置の斜視図である。 図6(a)及び(b)は、第2の実施の形態に係るフレキシブル基板の正面図である。 図7は、第2の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図である。 図8は、第3の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図である。
[実施の形態の要約]
実施の形態に係る放射線検出器は基板を介して対向して設けられ、放射線を検出可能な第1及び第2の半導体素子と、第1の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第1の半導体素子と電気的に接続する第1のパターンと、第2の半導体素子の基板側とは反対側の面に設けられ、第2の半導体素子と電気的に接続する第2のパターンと、を備え、基板に向けて透過させた第1のパターンの透過像と、基板に向けて透過させた第2のパターンの透過像とが異なる領域となるように、第1のパターンと第2のパターンが配置される。
[第1の実施の形態]
(放射線検出器1の構成の概要)
図1は、第1の実施の形態に係る放射線検出器の斜視図である。以下において、例えば、CdTe素子10a〜CdTe素子10hのみならず、CdTe素子に共通な記載を行う場合は、符号を付さずに記載することとし、他の符号が付された部材についても同様に記載するものとする。
本実施の形態に係る放射線検出器1は、γ線、X線等の放射線を検出する放射線検出器である。図1において放射線6は、紙面の上方から下方に沿って入射してくる。すなわち、放射線6は、放射線検出器1の半導体素子としてのCdTe素子10a〜CdTe素子10hからカードホルダ31に向かう方向に沿って伝搬して放射線検出器1に入射する。そして、放射線検出器1は、CdTe素子10a〜CdTe素子10hのそれぞれの側面(つまり、図1の上方に面している面)に放射線6が入射する。したがって、CdTe素子10a〜CdTe素子10hのそれぞれの側面が放射線6の入射面となっている。このように、半導体素子の側面を放射線6の入射面とする放射線検出器を、エッジオン型の放射線検出器と称する。なお、放射線検出器1は、特定の方向(例えば、被検体から放射線検出器1に向かう方向)に沿って入射してくる放射線6が通過する複数の開口を有するコリメータを介して放射線6を検出する複数の放射線検出器1が並べられて構成されるエッジオン型の放射線検出装置用の放射線検出器1として構成することができる。また、本実施の形態に係る放射線検出器1は、カード型の形状を呈する。なお、本実施の形態は、エッジオン型でない放射線検出器にも適用することができる。
なお、本実施の形態に係る放射線検出器1は、コリメータを備えることができる。また、放射線検出器1は、コリメータを備えずに用いることもできる。コリメータを用いる場合、多孔平行コリメータ、ピンホールコリメータ等を用いることができる。本実施の形態では、一例として、多孔平行コリメータを用いる。
また、詳細は後述するが、基板20はカードホルダ30とカードホルダ31とに挟み込まれて支持される。カードホルダ30とカードホルダ31とはそれぞれ同一形状を有して形成され、カードホルダ30が有する溝付穴34にカードホルダ31が有する突起部36bが嵌め合わされると共に、カードホルダ31が有する溝付穴34(図示しない)にカードホルダ30が有する突起部36aが嵌め合わされることにより基板20を支持する。
また、弾性部材実装部32は、複数の放射線検出器1を支持する放射線検出器立てに放射線検出器1が挿入された場合に、放射線検出器1を放射線検出器立てに押し付けて固定する弾性部材32aが設けられる部分である。なお、放射線検出器立てはカードエッジ部29が挿入されるコネクタを有しており、放射線検出器1は、カードエッジ部29がコネクタに挿入され、カードエッジ部29に形成されたパターン29aとコネクタとが電気的に接続することにより外部の電気回路としての制御回路、外部からの電源線、グランド線等に電気的に接続される。
(フレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bの詳細)
図2(a)及び(b)は、第1の実施の形態に係るフレキシブル基板の正面図である。図2(a)は、CdTe素子10a〜CdTe素子10dの基板20と反対側の面に設けられるフレキシブル基板4Aを示している。図2(b)は、CdTe素子10e〜CdTe素子10hの基板20と反対側の面に設けられるフレキシブル基板4Bを示している。なお、図2(a)及び(b)に示す第1のパターンとしてのパターン400a〜パターン400d、第2のパターンとしてのパターン400e〜パターン400h、及び配線パターン401a〜配線パターン401hは、基材としてのフレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bの基板20側の側面に設けられているので、点線で図示している。
放射線検出器1は、例えば、基板20の片側にCdTe素子10a〜CdTe素子10dが一定の間隔で配置され、他方側にCdTe素子10e〜CdTe素子10hが一定の間隔で配置されている。
また、CdTe素子10a及びCdTe素子10eは、基板20を介して対向して配置される。CdTe素子10b及びCdTe素子10fは、基板20を介して対向して配置される。CdTe素子10c及びCdTe素子10gは、基板20を介して対向して配置される。CdTe素子10d及びCdTe素子10hは、基板20を介して対向して配置される。
フレキシブル基板4A(第1の基材)及びフレキシブル基板4B(第2の基材)は、例えば、フィルム状の樹脂(例えば、ポリイミド)を用いて形成された基板である。フレキシブル基板4Aは、図2(a)に示すように、CdTe素子10a〜CdTe素子10dに応じて形成された凸形状領域40a〜凸形状領域40dを有する。また、フレキシブル基板4Bは、図2(b)に示すように、CdTe素子10e〜CdTe素子10hに応じて形成された凸形状領域40e〜凸形状領域40hを有する。
この凸形状領域40a〜凸形状領域40hは、隅が円形状に加工されている。この隅の加工は、フレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bが取り付けられる際、フレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4BがCdTe素子に接触し、CdTe素子を傷つけることを防止するためである。
フレキシブル基板4Aは、図2(a)に示すように、凸形状領域40aと凸形状領域40bとの間にスリット42a、凸形状領域40bと凸形状領域40cとの間にスリット42b、及び凸形状領域40cと凸形状領域40dとの間にスリット42cを有する。スリット42a〜スリット42cは、CdTe素子10a〜CdTe素子10dの隣り合うCdTe素子の角部が露出するように形成される。これは、例えば、フレキシブル基板4Aを取り付ける際、フレキシブル基板4AがCdTe素子を傷つけるのを防止するためである。
フレキシブル基板4Aは、図2(a)の紙面に対して下部に、略半円形状の接続部41a〜接続部41dを有する。接続部41a〜接続部41dは、導電性材料を用いて形成されたパターンであり、例えば、Cu等を用いて形成される。接続部41aは、図1に示すように、基板端子22aと電気的に接続するように構成されている。同様に、接続部41bは基板端子22bと、接続部41cは基板端子22cと、電気的に接続するように構成されている。
凸形状領域40aは、正方形状を有するパターン400aと、このパターン400aと接続部41aとに電気的に接続する配線パターン401aと、を有する。また、凸形状領域40bは、正方形状を有するパターン400bと、このパターン400bと接続部41bとに電気的に接続する配線パターン401bと、を有する。凸形状領域40cは、正方形状を有するパターン400cと、このパターン400cと接続部41cとに電気的に接続する配線パターン401cと、を有する。凸形状領域40dは、正方形状を有するパターン400dと、このパターン400dと接続部41dとに電気的に接続する配線パターン401dと、を有する。パターン400a〜パターン400d、及び配線パターン401a〜配線パターン401dは、導電性材料から形成され、例えば、Cu等を用いて形成される。なお、パターン400a〜パターン400hの形状は、正方形状に限定されない。
具体的には、パターン400aの面積は、凸形状領域40aの1/4程度である。また、パターン400aは、図2(a)において、凸形状領域40aの紙面右側に片寄って形成される。より具体的には、パターン400aの全体が、図2(a)において、凸形状領域40aの左右を分ける中心線から右側の領域に形成される。なお、パターン400b〜パターン400hの凸形状領域40b〜凸形状領域40hのそれぞれに対する配置も同様である。
また、フレキシブル基板4Bは、図2(b)に示すように、凸形状領域40eと凸形状領域40fとの間にスリット42f、凸形状領域40fと凸形状領域40gとの間にスリット42g、及び凸形状領域40gと凸形状領域40hとの間にスリット42hを有する。スリット42f〜スリット42hは、CdTe素子10e〜CdTe素子10hの隣り合うCdTe素子の角部が露出するように形成される。これは、例えば、フレキシブル基板4Bを取り付ける際、フレキシブル基板4BがCdTe素子を傷つけるのを防止するためである。
フレキシブル基板4Bは、図2(b)の紙面に対して下部に、略半円形状の接続部41e〜接続部41hを有する。接続部41e〜接続部41hは、導電性材料を用いて形成されたパターンであり、例えば、Cu等を用いて形成される。接続部41eは、図1に示す基板20の裏側に設けられた図示しない基板端子と電気的に接続するように構成されている。同様に、他の接続部41f〜接続部41hは、図1に示す基板20の裏側に設けられた図示しない基板端子と電気的に接続するように構成されている。なお、上記の図示しない基板端子は、図1に示す基板端子22a〜基板端子22dと同様に、図1に示す放射線検出器1の裏側に形成されている。
凸形状領域40eは、正方形状を有するパターン400eと、このパターン400eと接続部41eとに電気的に接続する配線パターン401eと、を有する。また、凸形状領域40fは、正方形状を有するパターン400fと、このパターン400fと接続部41fとに電気的に接続する配線パターン401fと、を有する。凸形状領域40gは、正方形状を有するパターン400gと、このパターン400gと接続部41gとに電気的に接続する配線パターン401gと、を有する。凸形状領域40hは、正方形状を有するパターン400hと、このパターン400hと接続部41hとに電気的に接続する配線パターン401hと、を有する。パターン400e〜パターン400h、及び配線パターン401e〜配線パターン401hは、導電性材料から形成され、例えば、Cu等を用いて形成される。なお、パターン400a〜パターン400hの一辺の長さWは、一例として、2mm〜3mmである。
図3は、第1の実施の形態に係る放射線検出器の部分断面図である。図4(a)は、第1の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図であり、(b)は、パターン400aの透過像402aと、パターン400eの透過像402eと、をCdTe素子10aに示した概略図である。図4(a)は、図3に示すCdTe素子の電極パターンの図示を省略している。また、図4(b)は、透過像402aと透過像402eとを点線にて示している。
CdTe素子10aは、図3に示すように、フレキシブル基板4Aのパターン400aと、導電性接着剤5aを介して電気的に接続する電極パターン13aを素子表面11aに有する。また、CdTe素子10aは、複数の溝部(図示しない)を素子表面11aと反対側の素子表面12aに有する。CdTe素子10aは、複数の溝部の間の素子表面12aに、基板20の素子接続部(図示しない)に接続する電極パターン14aを有する。なお、素子接続部は、導電性部材(例えば、Cu)を用いて長方形状に形成され、後述するCdTe素子のピクセルごとに設けられている。
また、CdTe素子10eは、図3に示すように、フレキシブル基板4Bのパターン400eと、導電性接着剤5eを介して電気的に接続する電極パターン13eを素子表面11eに有する。また、CdTe素子10eは、複数の溝部を素子表面11eと反対側の素子表面12eに有する。CdTe素子10eは、複数の溝部の間の素子表面12eに、基板20の素子接続部(図示しない)に接続する電極パターン14eを有する。導電性接着剤5a及び導電性接着剤5eは、例えば、Agペーストである。また、CdTe素子の基板20と反対側の表面からフレキシブル基板までの間隔gは、一例として、30μmである。なお、導電性接着剤5a及び導電性接着剤5eは、同一の接着剤であるので、以下において、各パターン400a〜400hに設けられる導電性接着剤は、説明のため区別する場合を除いて全て導電性接着剤5と記載する。
一方、詳細は省略するが、CdTe素子10b〜CdTe素子10dの基板20側とは反対側の素子表面に設けられた電極パターンは、導電性接着剤を介してフレキシブル基板4Aのパターン400b〜パターン400dとそれぞれ電気的に接続している。また、CdTe素子10b〜CdTe素子10dはそれぞれ、複数の溝部の間の素子表面に、基板20の素子接続部に接続する電極パターンを有する。
他方、CdTe素子10f〜CdTe素子10hの基板20側とは反対側の素子表面に設けられた電極パターンは、導電性接着剤5を介してフレキシブル基板4Bのパターン400f〜パターン400hとそれぞれ電気的に接続している。また、CdTe素子10f〜CdTe素子10hはそれぞれ、複数の溝部の間の素子表面に、基板20の素子接続部に接続する電極パターンを有する。
また、CdTe素子10a〜CdTe素子10hのそれぞれに設けられた複数の溝部は、それぞれの素子表面に略等間隔で設けられる。さらに、CdTe素子10a〜CdTe素子10hは、一例として、それぞれ7つの溝部を有する。
この溝部で分けられるCdTe素子の部分のそれぞれが、放射線を検出する1つの画素(ピクセル)に対応する。これにより、一のCdTe素子は、複数の画素を有することになる。そして、1つの放射線検出器1が8つのCdTe素子10a〜CdTe素子10hを備え、1つのCdTe素子がそれぞれ8つのピクセルを有する場合、1つの放射線検出器1は、64ピクセルの解像度を有することになる。溝部の数を増減させることにより、一のCdTe素子のピクセル数を増減させることができる。
ここで、本実施の形態においては、一方のCdTe素子10aの一のピクセル部分と、この一のピクセル部分に基板20を対称面として対称の位置に設けられる他方のCdTe素子10eの一のピクセル部分とは、導電性接着剤5aと導電性接着剤5eとで基板20に固定されると共に、基板20を貫通する導通部(図示しない)によって電気的に接続される。
図4(a)に示すように、放射線検出器1と同じ構成を有する放射線検出器1aと放射線検出器1bとを、間隔g(例えば、100μm)で並べたとき、放射線検出器1aのパターン400eに注目すると、主に、放射線検出器1bのパターン400a、パターン400b、及びCdTe素子10aの基板20側とは反対側の素子表面に設けられた電極パターンとの間で、静電結合による寄生容量が発生する。以下、パターン400eとパターン400aとの間、及びパターン400eとパターン400bとの間の寄生容量の低減について説明する。
寄生容量は、例えば、パターン400a、パターン400b及びパターン400eの面積に比例し、パターン400eとパターン400a及びパターン400bとの間の距離に反比例する。この寄生容量を低減するためには、当該面積を小さくし、当該距離を長くすれば良い。しかし、当該距離は、放射線検出器1a及び放射線検出器1bの間隔gを広くすることで長くできるが、放射線の検出精度が著しく低下してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、CdTe素子の素子表面の面積に対して小さいパターンをフレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bに形成し、後述する距離d及び距離dを、パターン同士が対向する場合の距離(間隔gとフレキシブル基板4Aとフレキシブル基板4Bの厚さtを加算した距離)よりも長くする。つまり、本実施の形態では、CdTe素子10eに電気的に接続するパターン400eの基板20に向けて透過させた透過像402eと、基板20を挟んで対向するCdTe素子10aに電気的に接続するパターン400aの基板20に向けて透過させた透過像402aとが異なる領域となるように、パターン400eとパターン400aとを配置することで、寄生容量を抑制する。ここで、距離dは、図4(a)に示すように、放射線検出器1aのパターン400eの中心と放射線検出器1bのパターン400aの中心との距離であり、距離dは、放射線検出器1aのパターン400eの中心と放射線検出器1bのパターン400bの中心との距離である。
図4(b)に示すように、パターン400aを放射線検出器1bのCdTe素子10aに透過させた像である透過像402aの中心と、放射線検出器1aのパターン400eをフレキシブル基板4B及びフレキシブル基板4Aを透過させた像である透過像402eの中心との距離を、距離dとする。距離dが長くなると、距離dは長くなる。なお、透過像402eは、放射線検出器1bのCdTe素子10e、基板20及びCdTe素子10aを透過させた放射線検出器1bのパターン400eの透過像と同一である。
本実施の形態の変形例として、図4(b)に示すCdTe素子10aの角部102a〜角部105aのうち、対角となる角部102aと角部104a、又は角部103aと角部105a、に透過像402aと透過像402eとが位置するようにパターン400a及びパターン400eを配置することができる。具体的に、透過像402aと透過像402eとが図4(b)の上下方向にずれるように配置する。これにより、距離dをより長くすることができる。
一方、距離dは、パターン400bが、凸形状領域40bの接続部側に位置し、パターン400eが、凸形状領域40eの接続部側とは反対側に位置することから、対向して配置される場合と比べて、距離が離れているので、パターン400bとパターン400eとによる寄生容量が低減される。
つまり、放射線検出器1は、基板20を介して対向して設けられ、放射線6を検出可能なCdTe素子10a及びCdTe素子10eと、CdTe素子10eの基板20側とは反対側の面に設けられ、CdTe素子10eと電気的に接続するパターン400eと、CdTe素子10aの基板20側とは反対側の面に透過させたパターン400eの透過像402eに基づく領域とは異なる領域に設けられ、CdTe素子10aと電気的に接続するパターン400aと、を含んで構成される。
図5は、第1の実施の形態に係る複数の放射線検出器が並べられて構成されるエッジオン型の放射線検出装置の斜視図である。
本実施の形態に係る放射線検出装置7は、複数の放射線検出器1を放射線検出器立てによって保持することにより構成される。具体的には、複数の放射線検出器1が並べられる間隔に応じて予め定められた距離をおいて並び、複数の放射線検出器1が挿入される複数の溝721が形成された複数の支持体72と、支持体72を搭載する支持板70と、複数の支持体72の間に設けられ、複数の放射線検出器1のカードエッジ部29のそれぞれが接続されて外部の制御回路と複数の放射線検出器1のそれぞれとを接続する複数のコネクタ71とを備える放射線検出器立てに複数の放射線検出器1が保持される。支持体72の複数の溝721のそれぞれに本実施の形態に係る複数の放射線検出器1が挿入され、固定されることにより図5に示すような放射線検出装置7が構成される。
複数の支持体72は、支持板70上に放射線検出器1の幅に対応する間隔を有して設けられる。そして、複数の支持体72はそれぞれ、複数の壁部720を有しており、各壁部720の間に溝721が形成される。壁部720は、一方の表面にくぼみ部722が設けられ、他方の表面は平坦面723である。放射線検出器1の弾性部材実装部32には、例えば、板金を用いて形成される弾性部材32aが組み込まれ、支持体72の溝721に放射線検出器1が挿入された場合に、この弾性部材32aにより放射線検出器1が壁部720の平坦面723に押さえ付けられることにより支持体72に放射線検出器1が固定される。なお、複数の支持体72はそれぞれ金属材料から切削等により形成できる。金属材料の切削により支持体72を形成することにより、少なくとも±0.02mm程度の精度を有して複数の溝721を形成できる。
なお、図5に図示していないが、複数の放射線検出器1の上方、すなわち、放射線検出器1の支持板70の反対側には、複数の開口を有するコリメータが備え付けられる。コリメータを用いることにより、特定の方向からの放射線のみをCdTe素子において検出することができる。一例として、コリメータの複数の開口は略四角形状に形成される。そして、一例として、複数の開口の開口径のサイズは一辺が1.2mmに形成され、各開口が1.4mmピッチでマトリックス状に並べられて形成される。したがって、コリメータにおいて、一の開口と、この一の開口に隣接する他の開口とを隔てる壁部の厚さが0.2mmである。
本実施の形態に係る基板20は、金属導体等の導電性材料を用いて形成される導電性薄膜(例えば、銅箔)が表面に形成された薄肉基板(例えば、FR4等のガラスエポキシ基板)を、ソルダーレジスト等の絶縁材料を用いて形成される絶縁層で挟んで形成される。
基板20は、コリメータの複数の開口を隔てる壁部と同程度又は当該壁部の厚さ以下の厚さtを有する。一例として、基板20の厚さtは、0.3mm以下である。
また、コリメータを用いる場合において、コリメータの複数の開口それぞれの位置と、CdTe素子10a〜CdTe素子10hの複数のピクセルそれぞれの位置とを対応させることが要求される。この対応関係がずれた場合、ピクセルの位置にコリメータの複数の開口を隔てる壁部(「隔壁」、「セプタ」という場合もある)が位置することになる。この場合、ピクセル上に壁部が位置するので、このピクセルにおいて放射線を適切に検出することはできない。
したがって、コリメータの壁部にCdTe素子10a〜CdTe素子10hのピクセル部分が覆われることを防止すべく、複数の放射線検出器1間の間隔gを狭めることにより、複数の放射線検出器1のコリメータに対する高い位置精度を実現することが要求される。なお、コリメータの複数の開口の開口径を小さくして分解能を向上させる場合には、更に高い位置精度が要求される。
本実施の形態に係る放射線検出器1は、コリメータの開口を隔てる壁部の厚さと同程度若しくはそれ以下の厚さtを有する基板20を備えているので、複数の放射線検出器1間の間隔gを壁部の厚さ以下に設定できる。また、放射線検出器1とコリメータの間隔は、例えば、1〜5mmである。
また、基板20は、複数のCdTe素子10a〜CdTe素子10hのそれぞれが搭載される第一の端部側の幅が、複数のCdTe素子10a〜CdTe素子10hが搭載される第一の端部側の反対側の第二の端部側よりも広く形成される。なお、第二の端部側において基板20はカードホルダ30及びカードホルダ31によって支持される。また、第二の端部側には、放射線検出器1と外部の制御回路とを電気的に接続可能である複数のパターン29aが設けられたカードエッジ部29が設けられる。また、素子接続部とカードエッジ部29との間には、複数のCdTe素子10a〜CdTe素子10hのそれぞれと、素子接続部を介して電気的に接続する抵抗、コンデンサ等の電子部品を搭載する複数の電子部品搭載部26が設けられる。なお、電子部品搭載部26に、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等を搭載することもできる。
なお、基板20は、一例として、幅広の方向、すなわち長手方向は40mm程度の長さを有して形成される。そして、基板20は、幅広の部分の端部から幅が狭くなっている部分の端部まで、すなわち、素子接続部が設けられている部分の端からカードエッジ部29の端までの短手方向において、20mm程度の長さを有して形成される。
更に、基板20は、素子接続部と電子部品搭載部26との間に、基板20の表面からこの表面の法線方向に沿って突き出て形成される柱状の複数の基板端子22a〜基板端子22dを有する。なお、図1では、フレキシブル基板4Bと電気的に接続する基板端子の図示を省略している。
本実施の形態では、一例として、基板20のフレキシブル基板4A側に4つの円柱状の基板端子22a〜基板端子22dが形成される。なお、基板端子22a〜基板端子22dは、断面が矩形の柱状にすることもできる。フレキシブル基板4B側の基板端子は、基板端子22a〜基板端子22dと同様の構成を有し、接続部41e〜接続部41hと電気的に接続するように構成されている。
基板端子22aは、フレキシブル基板4Aの接続部41aと電気的に接続し、接続部41aは、配線パターン401aを介してパターン400aと電気的に接続している。
基板端子22bは、フレキシブル基板4Aの接続部41bと電気的に接続し、接続部41bは、配線パターン401bを介してパターン400bと電気的に接続している。
基板端子22cは、フレキシブル基板4Aの接続部41cと電気的に接続し、接続部41cは、配線パターン401cを介してパターン400cと電気的に接続している。
基板端子22dは、フレキシブル基板4Aの接続部41dと電気的に接続し、接続部41dは、配線パターン401dを介してパターン400dと電気的に接続している。
本実施の形態において、半導体素子を構成する化合物半導体としては、例えば、CdTeを用いたがこれに限定されず、γ線等の放射線を検出するCdZnTe(CZT)素子、HgI素子等の化合物半導体素子を用いることもできる。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態に係る放射線検出器1によれば、隣り合う放射線検出器1のパターン同士が、互いに対向することのない領域に形成されているので、パターン間に発生する寄生容量を低減することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、ダミーパターンをフレキシブル基板に設ける点で第1の実施の形態と異なっている。なお、以下に示す各実施の形態において、第1の実施の形態と同じ構成及び機能を有する部分については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略するものとする。
図6(a)及び(b)は、第2の実施の形態に係るフレキシブル基板の正面図である。図7は、第2の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図である。図6(a)は、CdTe素子10a〜CdTe素子10dに設けられるフレキシブル基板4Aを示している。図6(b)は、CdTe素子10e〜CdTe素子10hに設けられるフレキシブル基板4Bを示している。なお、図6(a)及び(b)に示すパターン400a〜パターン400h、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403h、及び配線パターン401a〜配線パターン401hは、フレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bの基板20側の側面に設けられているので、点線で図示している。
放射線検出器1のフレキシブル基板4Aは、図6(a)に示すように、凸形状領域40aにダミーパターン403aを有し、凸形状領域40bにダミーパターン403bを有し、凸形状領域40cにダミーパターン403cを有し、凸形状領域40dにダミーパターン403dを有する。このダミーパターン403a〜ダミーパターン403dは、例えば、正方形状であり、孤立したパターンである。
また、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403dは、図7に示すように、導電性接着剤5を介在させることにより、CdTe素子にフレキシブル基板4Aを固定することができる材料を用いて形成される。つまり、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403dは、導電性接着剤5による接着が可能な材料を用いて形成される。そして、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403dは、フレキシブル基板4Aの上方(紙面の上側)に形成される。
放射線検出器1のフレキシブル基板4Bは、図6(b)に示すように、凸形状領域40eにダミーパターン403eを有し、凸形状領域40fにダミーパターン403fを有し、凸形状領域40gにダミーパターン403gを有し、凸形状領域40hにダミーパターン403hを有する。このダミーパターン403e〜ダミーパターン403hは、例えば、正方形状であり、孤立したパターンである。
また、ダミーパターン403e〜ダミーパターン403hは、図7に示すように、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403dと同じ材料を用いて形成され、導電性接着剤5を介在させることにより、CdTe素子にフレキシブル基板4Bを固定する。そして、ダミーパターン403e〜ダミーパターン403hは、フレキシブル基板4Bの下方(紙面の下側)に形成される。
なお、本実施の形態において、ダミーパターン403a〜ダミーパターン403hは、パターン400a〜パターン400hよりも小さい面積を有して正方形状に形成されるが、面積及び形状はこれに限定されない。
(第2の実施の形態の変形例)
第2の実施の形態の変形例として、一対のダミーパターン403a及びダミーパターン403eにおいて、ダミーパターン403aが、パターン400aに対応するCdTe素子10aの角部の対角となる角部に対応するフレキシブル基板4A上に形成され、ダミーパターン403eが、パターン400eに対応するCdTe素子10eの角部の対角となる角部に対応するフレキシブル基板4B上に形成されても良い。他の対となるダミーパターン403b及びダミーパターン403f、ダミーパターン403c及びダミーパターン403g、ダミーパターン403d及びダミーパターン403fの凸形状領域40b〜凸形状領域40d及び凸形状領域40f〜凸形状領域40hそれぞれに対する配置も同様である。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態に係る放射線検出器1によれば、パターン400a〜パターン400hにおいて、導電性接着剤5によりCdTe素子とフレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bとを固定する場合と比べて、さらにダミーパターン403a〜ダミーパターン403hにおいてもCdTe素子とフレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bとを固定するので、フレキシブル基板が湾曲することによるCdTe素子への接触を防止することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、隣り合うパターン間の距離が他の実施の形態における隣り合うパターン間の距離と比べて長くなっている点で異なっている。
図8は、第3の実施の形態に係る並べられた放射線検出器を放射線の入射面側から見た概略図である。
第1の実施の形態における、図4(a)に示す距離dは、パターン400aとパターン400eとの位置関係を、隣り合う一対のパターン400b及びパターン400fにも適用した結果、距離dに比べて、短い距離となっていた。そこで図8に示すように、パターン400bをパターン400eから離れた位置に設置することにより、パターン400eの中心とパターン400bの中心との距離dが、距離dよりも長くなる。
具体的には、図2(a)を参照すると、本実施の形態に係るパターン400bは、凸形状領域40bにおいて、図2(a)に示すパターン400bと、紙面の縦方向で凸形状領域40bの中心を通る縦軸を対称軸として対称の位置に設けられる。また、本実施の形態に係るパターン400dは、凸形状領域40dにおいて、図2(a)に示すパターン400dと、紙面の縦方向で凸形状領域40dの中心を通る縦軸を対称軸として対称の位置に設けられる。
一方、本実施の形態に係るパターン400fは、凸形状領域40fにおいて、図2(b)に示すパターン400fと、紙面の縦方向で凸形状領域40fの中心を通る縦軸を対称軸として対称の位置に設けられる。また、本実施の形態に係るパターン400gは、凸形状領域40gにおいて、図2(b)に示すパターン400gと、紙面の縦方向で凸形状領域40gの中心を通る縦軸を対称軸として対称の位置に設けられる。
つまり、放射線検出器1は、フレキシブル基板4Aの隣り合うパターン400aとパターン400bの位置関係を、隣り合うパターン400cとパターン400dに適用し、フレキシブル基板4Bの隣り合うパターン400eとパターン400fの位置関係を、隣り合うパターン400gとパターン400hに適用して構成される。
なお、本実施の形態のフレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bにダミーパターンを形成しても良い。
(第3の実施の形態の効果)
第3の実施の形態に係る放射線検出器1によれば、並べられた放射線検出器1において、フレキシブル基板4A及びフレキシブル基板4Bを介して対向するCdTe素子に電気的に接続するパターン間の距離dだけでなく、対向するCdTe素子の隣のCdTe素子に電気的に接続するパターン間の距離dもまた、パターンが対向する場合と比べて長くなるので、パターン間に発生する寄生容量をさらに低減することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態及び変形例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…放射線検出器
4A、4B…フレキシブル基板
5、5a、5e…導電性接着剤
6…放射線
10a〜10h…CdTe素子
11a、11e、12a、12e…素子表面
13a、13e、14a、14e…電極パターン
20…基板
22a〜22d…基板端子
26…電子部品搭載部
29…カードエッジ部
29a…パターン
30、31…カードホルダ
32…弾性部材実装部
32a…弾性部材
34…溝付穴
36a、36b…突起部
40a〜40h…凸形状領域
41a〜41h…接続部
42a〜42c、42f〜42h…スリット
70…支持板
71…コネクタ
72…支持体
102a、103a、104a、105a…角部
400a〜400h…パターン
401a〜401h…配線パターン
402a、402e…透過像
403a〜403h…ダミーパターン
720…壁部
721…溝
722…くぼみ部
723…平坦面

Claims (10)

  1. 基板を介して対向して設けられ、放射線を検出可能な第1及び第2の半導体素子と、
    前記第1の半導体素子の前記基板側とは反対側の面に設けられ、前記第1の半導体素子と電気的に接続する第1のパターンと、
    前記第2の半導体素子の前記基板側とは反対側の面に設けられ、前記第2の半導体素子と電気的に接続する第2のパターンと、
    を備え、
    前記基板に向けて透過させた前記第1のパターンの透過像と、前記基板に向けて透過させた前記第2のパターンの透過像とが異なる領域となるように、前記第1のパターンと前記第2のパターンが配置された放射線検出器。
  2. 前記第1のパターンが、第1の基材の前記第1の半導体素子側の面に形成され、前記第1の基材が、前記第1の半導体素子及び前記第1のパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第1の半導体素子の前記基板側と反対側の面に固定され、
    前記第2のパターンが、第2の基材の前記第2の半導体素子側の面に形成され、前記第2の基材が、前記第2の半導体素子及び前記第2のパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第2の半導体素子の前記基板側と反対側の面に固定される請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記第1の基材が、第1のダミーパターンを有し、前記第1の半導体素子及び前記第1のダミーパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第1の基材と前記第1の半導体素子とが固定され、
    前記第2の基材が、第2のダミーパターンを有し、前記第2の半導体素子及び前記第2のダミーパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第2の基材と前記第2の半導体素子とが固定される請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記第1のダミーパターンが、前記第1のパターンに対応する前記第1の半導体素子の角部の対角となる角部に対応する前記第1の基材上に形成され、
    前記第2のダミーパターンが、前記第2のパターンに対応する前記第2の半導体素子の角部の対角となる角部に対応する前記第2の基材上に形成される請求項に記載の放射線検出器。
  5. 前記第1のパターンが、前記第1の半導体素子の角部に設けられ、
    前記第2のパターンが、前記第1のパターンの前記透過像が位置する角部に対向する角部に設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載の放射線検出器。
  6. 基板を介して対向して設けられ、放射線を検出可能な第1及び第2の半導体素子と、
    前記第1の半導体素子の前記基板側とは反対側の面に設けられ、前記第1の半導体素子と電気的に接続する第1のパターンと、
    前記第2の半導体素子の前記基板側とは反対側の面に設けられ、前記第2の半導体素子と電気的に接続する第2のパターンと、
    を備え、
    前記基板に向けて透過させた前記第1のパターンの透過像と、前記基板に向けて透過させた前記第2のパターンの透過像とが異なる領域となるように、前記第1のパターンと前記第2のパターンが配置された放射線検出器を複数並べて構成される放射線検出装置。
  7. 前記第1のパターンが、第1の基材の前記第1の半導体素子側の面に形成され、前記第1の基材が、前記第1の半導体素子及び前記第1のパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第1の半導体素子の前記基板側と反対側の面に固定され、
    前記第2のパターンが、第2の基材の前記第2の半導体素子側の面に形成され、前記第2の基材が、前記第2の半導体素子及び前記第2のパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第2の半導体素子の前記基板側と反対側の面に固定される請求項6に記載の放射線検出装置。
  8. 前記第1の基材が、第1のダミーパターンを有し、前記第1の半導体素子及び前記第1のダミーパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第1の基材と前記第1の半導体素子とが固定され、
    前記第2の基材が、第2のダミーパターンを有し、前記第2の半導体素子及び前記第2のダミーパターン間に導電性接着剤を介在させて前記第2の基材と前記第2の半導体素子とが固定される請求項7に記載の放射線検出装置。
  9. 前記第1のダミーパターンが、前記第1のパターンに対応する前記第1の半導体素子の角部の対角となる角部に対応する前記第1の基材上に形成され、
    前記第2のダミーパターンが、前記第2のパターンに対応する前記第2の半導体素子の角部の対角となる角部に対応する前記第2の基材上に形成される請求項に記載の放射線検出装置。
  10. 前記第1のパターンが、前記第1の半導体素子の角部に設けられ、
    前記第2のパターンが、前記第1の半導体素子の角部に対向する前記第2の半導体素子の角部の対角となる角部に設けられる請求項6乃至9のいずれかに記載の放射線検出装置。
JP2010175382A 2010-08-04 2010-08-04 放射線検出器及び放射線検出装置 Expired - Fee Related JP5569842B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175382A JP5569842B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 放射線検出器及び放射線検出装置
PCT/JP2011/067586 WO2012017981A1 (ja) 2010-08-04 2011-08-01 放射線検出器及び放射線検出装置
CN201180037379.8A CN103038668B (zh) 2010-08-04 2011-08-01 放射线检测器以及放射线检测装置
US13/813,335 US9171987B2 (en) 2010-08-04 2011-08-01 Radioactive ray detector and radioactive ray detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010175382A JP5569842B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 放射線検出器及び放射線検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012037272A JP2012037272A (ja) 2012-02-23
JP5569842B2 true JP5569842B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=45559479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010175382A Expired - Fee Related JP5569842B2 (ja) 2010-08-04 2010-08-04 放射線検出器及び放射線検出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9171987B2 (ja)
JP (1) JP5569842B2 (ja)
CN (1) CN103038668B (ja)
WO (1) WO2012017981A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10191162B2 (en) * 2017-05-05 2019-01-29 Prismatic Sensors Ab Radiation hard silicon detectors for x-ray imaging
US10126437B1 (en) * 2017-05-15 2018-11-13 Prismatic Sensors Ab Detector for x-ray imaging

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4421209B2 (ja) 2003-04-11 2010-02-24 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出器
JP2008098391A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Fujifilm Corp 放射線画像検出器
CN101004527A (zh) * 2007-01-16 2007-07-25 友达光电股份有限公司 一种液晶显示面板与主动式阵列基板
JP4464998B2 (ja) 2007-09-19 2010-05-19 株式会社日立製作所 半導体検出器モジュール、および該半導体検出器モジュールを用いた放射線検出装置または核医学診断装置
JP2009198343A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Hitachi Ltd 検出器配列基板およびこれを用いた核医学診断装置
JP5471051B2 (ja) * 2008-06-23 2014-04-16 大日本印刷株式会社 ガス増幅を用いた放射線検出器、及び放射線検出器の製造方法
JP5436880B2 (ja) * 2009-02-12 2014-03-05 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 放射線検出器
JP5711476B2 (ja) * 2010-07-29 2015-04-30 日立アロカメディカル株式会社 放射線検出器カード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012037272A (ja) 2012-02-23
WO2012017981A1 (ja) 2012-02-09
CN103038668A (zh) 2013-04-10
CN103038668B (zh) 2017-05-03
US9171987B2 (en) 2015-10-27
US20130249030A1 (en) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5436879B2 (ja) 放射線検出器
JP5569842B2 (ja) 放射線検出器及び放射線検出装置
JP5436880B2 (ja) 放射線検出器
JP5711476B2 (ja) 放射線検出器カード
JP5588262B2 (ja) 放射線検出器立て及び放射線検出装置
JP2012047550A (ja) 放射線検出器ユニット
US8203121B2 (en) Radiation detector stand
JP5710176B2 (ja) 放射線検出器
JP5717999B2 (ja) 放射線検出器モジュール
JP2012032212A (ja) 放射線検出器
JP5654793B2 (ja) 放射線検出素子、及び放射線検出素子の製造方法
JP2012037348A (ja) 放射線検出器モジュール
WO2016158109A1 (ja) 撮像用部品およびこれを備える撮像モジュール
JP5683856B2 (ja) 放射線検出装置
JP2019002815A (ja) 放射線検出装置
JP5725747B2 (ja) 放射線検出器、及び放射線検出器の製造方法
JP2012037273A (ja) 放射線検出器モジュール
JP2012103036A (ja) 放射線検出器
JPH03130693A (ja) X線イメージセンサ
JP2011102713A (ja) 放射線検出用素子
JP2006319285A (ja) 検出素子および検出素子構造
JP2011209210A (ja) 放射線検出器
JP2012138390A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140520

TRDD Decision of grant or rejection written
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5569842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees