JP2019002815A - 放射線検出装置 - Google Patents

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吉田 晃
Akira Yoshida
晃 吉田
常昭 川口
Tokiaki Kawaguchi
常昭 川口
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Abstract

【課題】アセンブリ集合体を備えた放射線検出装置において、個々のアセンブリとして、放射線入射方向と平行な方向に電界が印加される複数の検出素子を備えたアセンブリを実現する。また、個々のアセンブリを構造的に強化する。【解決手段】アセンブリ集合体は複数のアセンブリにより構成される。各アセンブリは、基板22、複数の検出素子32、複数のサポート部材42等を有する。基板22は配線パターン40A,40Bを有する。各検出素子32は、半導体板28の上面に設けられた上面電極30と、半導体板28の下面に設けられた下面電極31と、を有する。複数のサポート部材42を利用して、基板22に対して複数の検出素子32が接着固定される。【選択図】図5

Description

本発明は放射線検出装置に関し、特に、アセンブリ単位で組み付け可能なアセンブリ集合体を備える放射線検出装置に関する。
放射線測定装置(例えばガンマカメラ)、核医学診断装置(例えばSPECT装置)等においては、多数の検出素子を備えた放射線検出装置が利用される。各検出素子において、入射してくるγ線が検出される。典型的な検出素子として半導体型検出素子があげられる。
特許文献1には放射線検出装置が開示されている。その放射線検出装置は、放射線入射方向を垂直方向と定義した場合、第1水平方向及び第2水平方向に整列した複数のアセンブリ(複数の組立体としての複数の放射線検出器)を有する。個々のアセンブリは、ベース部に差し込まれており、換言すれば、複数のアセンブリがベース部によって保持されている。複数のアセンブリが密集してアセンブリ集合体が構成されている。その構成では、放射線検出装置の組立て過程において、アセンブリ単位で、ベース部に対して複数のアセンブリが順次組み付けられる。
各アセンブリは基板(カード)を有する。基板の下端部がベース部に差し込まれている。基板の上端部(放射線入射側端部)の両側には複数の検出体が設けられている。各検出体においては、放射線入射方向(垂直方向)と直交する方向(水平方向)に電界が印加されている。各検出体における上面(特定の端面)がγ線入射面をなす。そのような形式又はタイプをエッジオン型(あるいは直交電界型)と称することが可能である。エッジオン型においては、基板から遠い側の電極を基板に対して電気的に接続する仕組みを設ける必要がある。
臭化タリウム等の半導体を利用して放射線検出器を構成する場合、半導体の厚みを薄く(つまり両電極間の間隔を小さく)することができ、半導体に形成された一対の電極の内の一方をγ線入射面とする構成を採用することが容易となる。そのような形式又はタイプをフェイスオン型(あるいは平行電界型)と称することが可能である。フェイスオン型によれば、放射線入射面を正方形又はそれに近い形状にすることが容易となる。
製造過程での組立て容易性及びメンテナンス時の交換作業性を考慮した場合、アセンブリ集合体を備えた放射線検出装置を構成することが望まれ、それを前提として、フェイスオン型アセンブリを実現することが望まれている。特に、個々のアセンブリを構造的に強化することが望まれている。
なお、特許文献1には、エッジオン型のアセンブリしか開示されていない。特許文献2にはフェイスオン型の検出器が開示されているが、垂直に起立した基板に対してフェイスオン型の検出器を設けることは開示されていない。
特許第5436879号明細書 特開2008−191165号公報
本発明の目的は、アセンブリ集合体を備えた放射線検出装置において、個々のアセンブリとして、放射線入射方向と平行な方向に電界が印加される複数の検出体を備えたアセンブリを実現することにある。あるいは、本発明の目的は、アセンブリ集合体を構成する個々のアセンブリを構造的に強化することにある。あるいは、本発明の目的は、アセンブリ集合体を構成する個々のアセンブリにおいて各検出素子と基板とを電気的に確実に接続することにある。
実施形態に係る放射線検出装置は、放射線入射方向をZ方向とした場合に、前記Z方向に直交し且つ互いに直交するX方向及びY方向の内で少なくとも前記X方向に並んだ複数のアセンブリからなるアセンブリ集合体と、前記アセンブリ集合体をアセンブリ単位で保持するベース部と、を含み、前記各アセンブリは、前記Z方向及び前記Y方向に広がる基板と、前記基板における放射線入射側端部の両側面に設けられ、前記両側面から前記X方向へ突出した複数の検出体と、を含み、前記各検出体は半導体板を含み、前記各半導体板において前記Z方向に電界が印加される、ことを特徴とするものである。
上記構成によれば、ベース部に対して複数のアセンブリを順次組み付けることにより、アセンブリ集合体が構成される。個々のアセンブリにおいては、放射線入射方向であるZ方向に平行な方向を電界方向とした複数の検出体が構成される。各検出体は1又は複数の検出素子に相当するものである。各検出体においては、Z方向の一方側の面に形成された電極における基板側の縁(内縁)、及び、Z方向の他方側の面に形成された電極における基板側の縁(内縁)が、基板に対して接触又は近接することになるので、各電極と基板との間での電気的な接続が容易となる。半導体板は例えば臭化タリウム単結晶により構成される。そのような構成によれば、半導体板を薄くでき、そこに印加する電圧を引き下げることが可能となる。アセンブリ集合体は、X方向に整列した複数のアセンブリにより構成され、あるいは、X方向及びY方向に整列した複数のアセンブリにより構成される。
実施形態において、前記各検出体は、前記半導体板における前記Z方向の一方側の面に形成された少なくとも1つの第1電極と、前記半導体板における前記Z方向の他方側の面に形成された少なくとも1つの第2電極と、を含み、前記少なくとも1つの第1電極を前記基板に電気的に接続する部材、及び、前記少なくとも1つの第2電極を前記基板に電気的に接続する部材、が設けられる。
上記接続部材によって、基板に形成された電極に対して第1電極及び第2電極が電気的に接続される。第1電極の内縁及び第2電極の内縁が基板に接触又は近接しており、接続部材による電気的な接続は容易である。接続部材は、導電性接着材、導電性支持部材等を含む概念である。
実施形態において、前記各アセンブリは、前記基板への前記複数の検出体の固定を補助する複数のサポート部材を有し、前記各サポート部材は、前記基板における放射線入射側端部のいずれかの側面から前記X方向へ突出した形態を有する。
上記構成によれば、複数のサポート部材により、基板に対して複数の検出体を強固に固定することが可能となる。基板に対して複数のサポート部材を事前に取り付けた上で、基板に対して複数の検出体を固定する場合、個々のサポート部材を位置決め用の部材として機能させることが可能となる。各サポート部材は、容易に変形しない硬質材料により構成され得る。
実施形態において、前記各検出体は互いに独立して機能する複数の検出素子を構成し、 前記検出素子ごとに前記サポート部材が設けられた。個々のサポート部材は、固定補助機能(物理的機能)及び電気的接続機能(電気的機能)の内の少なくとも一方、望ましくは両方、を発揮するものである。固定補助機能を発揮させるためには、検出体ごとに少なくとも1つのサポート部材が設けられる。電気的接続機能を発揮させるためには、検出素子ごとにサポート部材が設けられる。各検出体におけるZ方向の両側にサポート部材を設けることも可能であるが、放射線入射側にサポート部材を設けると、そこでの放射線減弱による感度低下が問題となるので、放射線入射側とは反対側だけにサポート部材を設けるのが望ましい。もっとも、放射線入射側において、検出素子間の隙間を利用してサポート部材を設けることも可能である。
実施形態において、前記各サポート部材は導電性材料により構成され、前記各サポート部材は前記各検出素子と前記基板とを電気的に接続する。この構成によれば、各サポート部材が中継端子のように機能する。
実施形態においては、前記各サポート部材は、前記各検出素子が有する電極に接合する第1部分と、前記基板が有する電極に接合する第2部分と、を含む。第1部分は検出素子の第2面に対向する面を有し、第2部分は基板のいずれかの面に対向する面を有する。面接合を利用して電気的に物理的に良好な接続状態を形成できる。
本発明によれば、アセンブリ集合体を備えた放射線検出装置において、個々のアセンブリとして、放射線入射方向に平行な方向に電界が印加される複数の検出体を備えたアセンブリを実現できる。あるいは、本発明によれば、アセンブリ集合体を構成する個々のアセンブリを構造的に強化できる。あるいは、本発明によれば、個々のアセンブリにおいて各検出素子と基板とを電気的に確実に接続できる。
実施形態に係る放射線検出装置の概略的な断面図である。 アセンブリ集合体を示す斜視図である。 アセンブリを示す斜視図である。 複数のサポート部材を示す斜視図である。 アセンブリの断面図である。 他の実施形態に係るアセンブリの断面図である。 サポート部材の第1変形例を示す図である。 サポート部材の第2変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、実施形態に係る放射線検出装置が開示されている。この放射線検出装置は、例えば、放射線測定装置(例えばガンマカメラ)、核医学診断装置(例えばSPECT装置)等に設けられるものである。以下において、Z方向は放射線入射方向であり、図1において垂直方向(上下方向)である。X方向はZ方向に直交する方向である。X方向及びZ方向に直交する方向(図1において紙面貫通方向)をY方向とする。検出対象となる放射線はγ線である。γ線の概念にはX線が含まれ得る。
図1において、放射線検出装置10は、垂直方向に並んだ検出部12及びコリメータ14を有する(他の構造体は図1において省略されている)。符号36はγ線入射方向を示している。γ線入射方向36はZ方向と平行である。なお、ピンホールを有するガンマカメラにおいては、ピンホールを通過する視野中心軸方向がγ線入射方向である。
検出部12は、ベース部16とアセンブリ集合体18とからなるものである。アセンブリ集合体18は、X方向及びY方向に整列しつつ密集した複数のアセンブリ(組立体)20からなるものである。ベース部16によって、アセンブリ集合体18がアセンブリ単位で抜き差し可能に保持されている。換言すれば、複数のアセンブリ20がアセンブリ単位でベース部16に植設されている。ベース部16には複数のスリット16Aが形成されている。複数のスリット16Aの中に複数のアセンブリ20が部分的に差し込まれる。
ベース部16は、物理的かつ電気的なプラットフォームを構成するものである。ベース部16は電気回路を有している。電気回路において、後述する各検出素子から出力された検出信号に対して必要な処理が施される。処理後の各検出信号が外部へ出力される。電気回路は、各検出素子に対してバイアス電圧を印加する機能も有する。必要に応じて、一定時間ごとにバイアス電圧の極性を反転するようにしてもよい。ベース部16は、各スリットにより各基板22を保持した状態をロックする機構も備えている。その保持状態において、各基板22の下端部22aに形成された複数のコンタクトと、各スリット16Aの内面に形成された複数のコンタクトと、電気的に接続される。
各アセンブリ20は、基板22と、基板22の両側に設けられた複数の検出体24−1,26−1と、を有する。具体的には、基板22の上端部22bの両側面に、4つの検出体24−1,24−2,26−1,26−2が設けられている(図2参照)。図1において、基板22は、Z方向及びY方向に広がる平面状の部材である。各検出体24−1,26−1は、それぞれ、Y方向に並ぶ例えば4つの検出素子32を構成する。各検出素子32は、検出単位又は画素に相当するものである。各検出素子32は、半導体板28の上面に設けられた上面電極(第1電極)30と、半導体板28の下面に設けられた下面電極(第2電極)31と、を有する。半導体板28は、4つの検出素子32当たり1つ設けられており、それは、本実施形態において、臭化タリウム(BrTl)の単結晶により構成されている。CdTe等の他の半導体が用いられてもよい。2つの電極30,31はZ方向に並んでおり、それらの内で電極30がγ線入射面となる。つまり、本実施形態では、フェイスオン型あるいは平行電界型が採用されている。アセンブリ集合体18全体として見て、二次元配列された複数の検出素子32からなる検出素子アレイ38が構成されている。検出素子アレイ38は例えば数百又は数千の検出素子32からなる。
基板22の一方面及び他方面にはそれぞれ配線パターンが設けられている。基板22として、内部配線パターンを有する基板や多層基板等を用いてもよい。基板22には、必要に応じて、1又は複数の電子部品(例えば、アンプ、IC等)が設けられる。隣接する2つのアセンブリ20の間には空隙が存在している。基板22における下端部22aがスリット16Aに挿入された状態で、その下端部22aがベース部16によって保持されている。ロック状態を解除した上で、基板22を上方へ持ち上げれば、基板22の下端部22aがスリット16Aから引き出される。アセンブリ20は、組立て単位又は交換単位を構成する。
コリメータ14は、複数の検出素子32の配列と同じ配列を有する複数の開口33を有する。隣接する2つの開口33の間は隔壁34である。特定の開口33を通過したγ線がその直下に存在する特定の検出素子32に到達する。これによりγ線のエネルギーに依存する波高値を有する電気的な信号が生成される。各開口33の水平断面は四角形であるが、それが円形であってもよい。各隔壁34は基板22及びアセンブリ間の隙間に対応した位置に設けられている。なお、各検出素子32のサイズは例えば2.5 mm×2.5 mmであり、つまり、Z方向から見て検出素子32は正方形の形状を有する。半導体板28の厚みは例えば16mmである。基板22の厚みは例えば0.5 mmである。Z方向から見て、検出部12は、例えば、20cm×20 cmのサイズを有し、あるいは、40 cm×50 cmのサイズを有する。本願明細書で挙げた各数値はいずれも例示に過ぎないものである。
図2には、アセンブリ集合体18が示されている。既に説明したようにアセンブリ集合体18はX方向及びY方向に整列した複数のアセンブリ20により構成される。但し、図2においては、その内の一部(X方向に並んだ4つのアセンブリ20)が示されている。
各アセンブリ20は、基板22と、その上端部に設けられた4つの検出体24−1,24−2,26−1,26−2と、を有する。具体的には、基板22の上端部の一方側に2つの検出体24−1,24−2が配置されており、基板22の上端部の他方側に2つの検出体26−1,26−2が配置されている。各検出体24−1,24−2,26−1,26−2は、それぞれ、検出素子列を構成し、具体的には、Y方向に並んだ4つの検出素子32を構成する。上述したように、X方向及びY方向に整列した複数の検出素子32によって検出素子アレイ38が構成されている。
図3には、1つのアセンブリ20が示されている。既に説明したように、基板22の上端部の一方側にY方向に並ぶ2つの検出体24−1,24−2が設けられており、基板22の上端部の他方側にY方向に並ぶ2つの検出体26−1,26−2が設けられている。個々の検出体24−1,24−2,26−1,26−2は、単一の半導体板28と、Y方向に並ぶ4つの上面電極30と、Y方向に並ぶ4つの下面電極31と、からなる。つまり、個々の検出体24−1,24−2,26−1,26−2において、Y方向に並ぶ4つの電極ペアが構成されている。個々の電極ペアにおいて、2つの電極間にバイアス電圧が印加される。電極ペアを単位として検出素子32が構成される。もっとも、検出素子ごとに半導体板28を分割するようにしてもよい。なお、Y方向に並ぶ2つの半導体板28を一体化してもよい。基板22の一方面22Aには配線パターン40Aが形成されており、基板22の他方面22Bには配線パターン40Bが形成されている。配線パターン40A,40Bによって、個々の検出素子に対して信号ラインが個別的に接続される。
各検出素子32において、上面電極30と配線パターン40A,40Bとが導電性接着材(例えば導電ペースト)により接着固定されている。同じく、各検出素子32において、下面電極31と配線パターン40A,40Bとが導電性接着材により接着固定されている。そこでの接続及び固定をより確実又はより強固にするため、複数のサポート部材が利用されている。これに関して以下の図4を用いて詳述する。
図4には、倒立姿勢にあるアセンブリが示されている。複数の検出素子32に対応して複数のサポート部材42が設けられている。各サポート部材42は硬質の導電性材料(例えば金属)によって構成されている。各サポート部材42は、支持機能、電気接続機能、位置決め機能等を発揮するものである。支持機能は、検出体を下支えし、基板への検出体の固定を補助又は強化するための機能である。サポート部材42によれば、基板22と検出体とを導電性接着材だけで単に接着した場合よりも、構造的に強化することが可能である。上面側にサポート部材を設けると、そのサポート部材においてγ線が減弱してしまうおそれ(感度低下のおそれ)があるが、本実施形態では、下面側だけにサポート部材が設けられているので、サポート部材によるγ線の減弱という問題は生じない。
電気的接続機能は、配線パターン40Aと下面電極31との間の電気的な接続を確実にする機能である。結果として、下面電極31の接続時において導電性接着材の使用量を低減できる。位置決め機能は、アセンブリ組立て時において、基板22に対して各検出体を配置する際に発揮される機能である。複数のサポート部材42に対して複数の下面電極31を当接しながら、複数の検出体を配置すれば、各検出体のZ方向の位置を自然に正しく定められる。Z方向に対して各上面電極の向きを直交させることも容易となる。位置決め機能を発揮させるためには、複数の検出体の接着固定に先立って、基板22の両面に複数のサポート部材42を事前に配置しておけばよい。その際においてはハンダ付けを利用することも可能である。他の部分の接着においてもハンダ付け等の他の接着法を利用することが可能である。
図5には、アセンブリの断面が示されている。同図においては、各部材の断面が誇張して描かれている。基板22は、絶縁性を有する本体44と、その一方側に形成された配線パターン40Aと、本体44の他方側に形成された配線パターン40Bと、を有する。本体44の上端部の両側には2つの検出素子32が設けられている。各検出素子32は、半導体板28の上面に設けられた上面電極30と、半導体板28の下面に設けられた下面電極31と、を有する。各検出素子32の下側にはそれぞれサポート部材42が設けられている。
サポート部材42は一定の剛性及び強度を有しており、それはY方向から見てL字状の形態を有している。具体的には、サポート部材42は、図示の例において、X方向に横向きに大きく突出した水平部分42Aと、Z方向に下向きに突出した垂直部分42Bと、からなる。垂直部分42Bの外面(基板22側の面)が導電性接着材48によって基板22の配線パターン40A,40Bに接着固定される。導電性接着材46により、水平部分42Aの上面に対して検出素子32の下面電極31が接着固定される。
基板22の側面に対して検出素子32の側面(基板22側の側面)を当接させ、且つ、水平部分42Aの上面に対して検出素子32の下面電極31を当接させることにより、検出素子32が位置決められる。その際、基板22の側面と検出素子32の側面との間が必要に応じて絶縁性接着材47で仮止めされる。その後、導電性接着材43,46,48により、複数の部位が一括して強固に接着される。その場合、必要に応じて熱が加えられる。なお、基板22の一方側に対して検出体を配置する作業が終了した後、基板22の他方側に対して検出体を配置する作業が実施される。もちろん、それらの検出体を一括して配置するようにしてもよい。上面電極30は基板22における配線パターン40A,40Bに接続されるが、後述するように、上面電極30が内部配線に対して電気的に接続されてもよい。
図6には、他の構成例が示されている。図5に示した構成と同様の構成には同一符号を付しその説明を省略する。基板22における本体44の内部には内部配線パターン40Cが設けられており、ビア又はスルーホールといった横ライン49、及び、導電性接着材43を介して、内部配線パターン40Cに対して上面電極30が電気的に接続されている。
X方向に着目した場合、上面電極30の長さは、半導体板28の長さよりも短く(半導体板28の側面レベルよりも引っ込んでおり)、これにより半導体板28の端部に無電極ギャップΔtが生じている。無電極ギャップΔtの形成により、検出素子32の端部における電場の乱れを防止又は緩和できる。また、無電極ギャップΔtにより、隣接するアセンブリ間での短絡等を防止できる。
図7には、サポート部材の第1変形例が示されている。図示されるように、直角三角形の形態を有するサポート部材50を用いてもよい。図8には、サポート部材の第2変形例が示されている。図示されるように、検出素子32の側面まで回り込む形態を有するサポート部材52を利用してもよい。
上記実施形態によれば、アセンブリ集合体を備えた放射線検出装置において、個々のアセンブリとして、放射線入射方向に平行な方向に電界が印加される複数の検出体を備えたアセンブリを実現できる。また、アセンブリ集合体を構成する個々のアセンブリを構造的に強化できる。更に、個々のアセンブリにおいて各検出素子と基板とを電気的に確実に接続できる。なお、上記実施形態では、4つの検出素子間にわたって単一の半導体板が設けられていた。個々の検出素子ごとに分割された半導体板を設けるようにしてもよい。X方向にだけ整列した複数のアセンブリによってアセンブリ集合体を構成してもよい。
10 放射線検出装置、12 検出部、14 コリメータ、16 ベース部、18 アセンブリ集合体、20 アセンブリ、22 基板、32 検出素子、38 検出素子アレイ、42 サポート部材。

Claims (6)

  1. 放射線入射方向をZ方向とした場合に、前記Z方向に直交し且つ互いに直交するX方向及びY方向の内で少なくとも前記X方向に並んだ複数のアセンブリからなるアセンブリ集合体と、
    前記アセンブリ集合体をアセンブリ単位で保持するベース部と、
    を含み、
    前記各アセンブリは、
    前記Z方向及び前記Y方向に広がる基板と、
    前記基板における放射線入射側端部の両側面に設けられ、前記両側面から前記X方向へ突出した複数の検出体と、
    を含み、
    前記各検出体は半導体板を含み、
    前記各半導体板において前記Z方向に電界が印加される、
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記各検出体は、
    前記半導体板における前記Z方向の一方側の面に形成された少なくとも1つの第1電極と、
    前記半導体板における前記Z方向の他方側の面に形成された少なくとも1つの第2電極と、
    を含み、
    前記少なくとも1つの第1電極を前記基板に電気的に接続する部材、及び、前記少なくとも1つの第2電極を前記基板に電気的に接続する部材、が設けられた、
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記各アセンブリは、前記基板への前記複数の検出体の固定を補助する複数のサポート部材を有し、
    前記各サポート部材は、前記基板における放射線入射側端部のいずれかの側面から前記X方向へ突出した形態を有する、
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記各検出体は互いに独立して機能する複数の検出素子を構成し、
    前記検出素子ごとに前記サポート部材が設けられた、
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記各サポート部材は導電性材料により構成され、
    前記各サポート部材は前記各検出素子と前記基板とを電気的に接続する、
    ことを特徴とする放射線検出装置。
  6. 請求項5記載の装置において、
    前記各サポート部材は、
    前記各検出素子が有する電極に接合する第1部分と、
    前記基板が有する電極に接合する第2部分と、
    を含むことを特徴とする放射線検出装置。
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