JP6613827B2 - ガス増幅を用いた放射線検出器 - Google Patents

ガス増幅を用いた放射線検出器 Download PDF

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本発明は、ピクセル型電極によるガス増幅を用いた放射線検出器に関する。
ガス増幅を利用した放射線検出器として、従来、ピクセル型の放射線検出器が用いられてきた。この放射線検出器は、例えば両面プリント基板の表面にストリップ状陰極電極が形成されるとともに、裏面に陽極ストリップが形成され、ストリップ状陰極電極には、一定間隔に開口部が形成されるとともに、開口部の中心には裏面の陽極ストリップと接続されている円柱状陽極電極、すなわちピクセル電極が形成されたような構成を採っている。
なお、放射線検出器は、例えばArとエタンとの混合ガス中に配置される。また、前記ピクセル電極と前記ストリップ状陰極電極との間には所定の電圧が印加されている。
上記放射線検出器においては、所定の放射線が前記検出器内に入射すると、前記ガスが電離して電子を生成し、この電子は、上記ストリップ状陰極電極と上記ピクセル電極との間に印加された高電圧、及び上記ピクセル電極の点電極としての形態(形状異方性)に起因して生成される強力な電場によって、電子雪崩増幅を引き起こす。一方、前記電子雪崩増幅によって生じた正イオンは、周囲の前記ストリップ状陰極電極に向けてドリフトする。
この結果、対象となる前記ストリップ状陰極電極及び前記ピクセル電極に、それぞれ正孔と電子とがチャージされる。この電荷が生成された前記ストリップ状陰極電極及び前記ピクセル電極の位置を検出することによって、前記放射線の前記検出器における入射位置を特定することができ、前記放射線の検出が可能となる(特許文献1)。
特開2002−6047号
しかしながら、上述した放射線検出器は、現在の製造技術において、歩留まりを考慮した場合、最大で10cm〜30cm角の大きさのものしか製造することができない。したがって、大型の用途、例えば、人体のX線撮影等に関するX線検出に際して要求されるような40cm角以上の大きさの放射線検出器は、未だ歩留まりよく製造することが困難であって、たとえ製造できたとしても製造コストが増大し、実用可能な大型の放射線検出器は未だ十分に提供することができない。
本発明は、大型であって新規な構成の放射線検出器を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、それぞれが円形状の複数の開口部を有するストリップ状の複数の第1の電極層と、
前記絶縁部材の前記第1の面と反対側に位置する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記複数の第1の電極層の前記複数の開口部それぞれの中心部に先端が露出してなる凸状部を有するストリップ状の複数の第2の電極層と、
前記複数の第1の電極層の少なくとも一部と電気的に接続され、前記絶縁部材を貫通し、当該絶縁部材の前記第2の面において、前記複数の第2の電極層と電気的に非接触の状態で露出した導電性部材と、
を具えることを特徴とする、ガス増幅を用いた放射線検出器に関する。
本発明の放射線検出器によれば、絶縁部材の第1の面上に、それぞれが円形状の複数の開口部を有するストリップ状の複数の第1の電極層を形成するとともに、絶縁部材の前記第1の面と反対側に位置する第2の面上に、絶縁部材を貫通し、前記複数の第1の電極層の前記複数の開口部それぞれの中心部に先端が露出してなる凸状部を有するストリップ状の複数の第2の電極層を形成するようにしている。また、複数の第1の電極部の少なくとも一部と電気的に接続され、絶縁部材を貫通した当該絶縁部材の第2の面に、複数の第2の電極層間で、これら複数の第2の電極層と電気的に非接触の状態で露出するようにして導電性部材を形成するようにしている。
したがって、本発明の放射線検出器では、第1の電極層の電気的接続を、上記導電性部材を介した絶縁部材の第2の面、すなわち第1の面を主面とした場合の裏面側で取ることができるようになる。この結果、導電性部材の、裏面側に露出した端面にパッド等を介して電極端子を形成し、第2の電極層の任意の箇所で電極端子を形成することにより、第1の電極層及び第2の電極層の電気的接続を、当該放射線検出器の、第1の電極層及び第2の電極層の凸状部(ピクセル電極)で画定される検出面側と反対側に位置する裏面側で取ることができるようになる。
このため、検出面側に放射線検出に関与しない導体部分が存在しないので、検出面側において電場が不安定になるのを防止した状態で、当該放射線検出器を、上述した電極端子を介してマザーボード等の上に実装することができるようになる。結果として、マザーボード上に複数の放射線検出器を隣接して実装すれば、検出感度に優れた大型の放射線検出器(放射線検出器アレイ)を製造することができる。
放射線検出器アレイにおいては、当該放射線検出器アレイを構成する複数の放射線検出器の一つが電圧印加等により破損したような場合においても、当該一つの放射線検出器のみを交換すれば足りる。したがって、放射線検出器アレイの使用上のコストを低減することができる。
なお、複数の放射線検出器から放射線検出器アレイを構成する場合、これら複数の放射線検出器をマザーボードに実装するに際しては、ワイヤーボンディング等よりも、PGA,LGA,BGA等によって実装することが好ましい。これは、ワイヤーボンディング等の場合、破損した放射線検出器を交換する際に、ワイヤーの切断及び接続等の工程が必要となり、当該放射線検出器の交換が煩雑になるためである。
また、本発明における“開口部の中心部”とは、当該開口部内で、当該開口部の中心を含む任意の領域を意味するものである。例えば、開口部が円形の場合に、当該開口部内であって、当該開口部の中心を含む円形の領域を意味するものである。
本発明の一例においては、導電性部材は、ビア形状の導電性部材とすることができる。これによれば、放射線検出器を構成する絶縁部材中に貫通孔を形成するのみで、上記導電性部材を簡易に形成することができる。
また、本発明の一例において、導電性部材は、複数の第1の電極層及び複数の第2の電極層で画定される検出領域内に位置するようにすることができる。この場合、導電性部材を配設するために、放射線検出器内に当該導電性部材配設用の領域を設ける必要がないので、放射線検出器の大きさを不必要に大型化することがない。
さらに、本発明の一例において、導電性部材は、第1の電極層における複数の開口部の内の近接した4つの開口部で画定される領域の中心部に位置するようにして、当該第1の電極層と電気的に接続するようにできる。この場合、当該導電性部材は、第1の電極層の開口部及び当該開口部に露出する第2の電極層の凸状部から最も離隔して配設されるようになるので、上記導電性部材による検出面側の電場への影響を最も抑制することができる。したがって、検出感度にさらに優れた大型の放射線検出器(放射線検出器アレイ)を製造することができる。
以上説明したように、本発明によれば、大型であって新規な構成の放射線検出器を提供することができる。
実施形態の放射線検出器における概略構成を示す透過斜視図である。 図1に示す放射線検出器の裏面図である。 実施形態における放射線検出器アレイの概略構成を示す斜視図である。 実施形態における放射線検出器アレイの概略構成を示す斜視図である。 実施形態の放射線検出器における概略構成を示す透過斜視図である。 図5に示す放射線検出器の裏面図である。 実施形態の放射線検出器における裏面図である。
以下、本発明の特徴及びその他の利点について、発明を実施するための形態に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の放射線検出器における概略構成を示す透過斜視図であり、図2は、図1に示す放射線検出器の裏面図である。
図1に示すように、本実施形態の放射線検出器(ピクセル型放射線検出器)10は、検出パネル11と、この検出パネル11の上方において相対向するようにして設けられた電極板12とを含んでいる。
図1に示すように、検出パネル11は、絶縁部材111の主面111A上に形成された、円形状の複数の開口部112Aを有するストリップ状の複数の第1の電極層112と、絶縁部材111の裏面111B上に形成されたストリップ状の複数の第2の電極層113とを含んでいる。第2の電極層113は、絶縁部材111を貫通し、第1の電極層112の開口部112Aの中心部に先端が露出してなる凸状部114を有する。なお、凸状部114はピクセル電極を構成する。
また、第2の電極層113は、第1の電極層112の配列方向と略垂直となるような方向に配列されているが、第1の電極層112と平行でなければ、いずれの方向に配列されていてもよい。
図1に示すピクセル型放射線検出器10の検出パネル11では、簡略化して、第1の電極層112において合計8個の開口部112Aが形成され、4個づつ2列に配列されるとともに、各開口部112A内に上記凸状部114の先端が露出し、これによって合計8個の検出電極が形成されるようにしている。しかしながら、検出電極の数及び配列方法(第1の電極層112及び第2の電極層113の数、並びに開口部112A及び凸状部114の数及び配列方法)は、必要に応じて任意に設定することができる。
また、図1に示すピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の絶縁部材111中には、必要に応じて内部配線層やコア基板等を含ませることができる。また、第2の電極層113の下にも必要に応じて内部配線層を含むコア基板を配置することができる。
本実施形態では、第1の電極層112において、ビア形状の導電性部材117が電気的に接触するようにして垂設され、絶縁部材111の裏面111B側において、第2の電極層113間に、これら電極層113と電気的に接触することなく露出するようにしている。
なお、導電性部材117は、絶縁部材111の裏面に直接露出してもよいが、第2の電極層113と同一の平面レベルで配設されたパッドを介して露出してもよい。この場合は、当該パッドも導電性部材117の一部を構成することになる。
したがって、図1及び図2に示すように、本実施形態のピクセル型放射線検出器10の検出パネル11では、第1の電極層112の電気的接続を、導電性部材117を介して絶縁部材111の裏面111B側で取ることができるようになる。
この結果、導電性部材117の、絶縁部材111の裏面111B側に露出した端面117Aにパッド等を介して電極端子(図示せず)を形成し、かつ当初より絶縁部材111の裏面111B側に配設されている第2の電極層113の任意の箇所で電極端子(図示せず)を形成することにより、第1の電極層112及び第2の電極層113の電気的接続を、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の第1の電極層112及び第2の電極層113の凸状部114(ピクセル電極)で画定される検出面側と反対側に位置する裏面側で取ることができるようになる。
このため、検出面側に放射線検出に関与しない導体部分が存在しないので、検出面側において電場が不安定になるのを防止した状態で、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11を、図示しない電極端子を介してマザーボード等の上に実装することができるようになる。結果として、マザーボード上に複数のピクセル型放射線検出器10を隣接して実装すれば、検出感度に優れた大型の放射線検出器(放射線検出器アレイ)を製造することができる。
なお、本実施形態では、導電性部材117の数を2つに設定しているが、必要に応じて任意の数に設定することができる。
また、第1の電極層112に電気的に接触するようにして垂設された導電性部材117は、上述した作用効果を奏するためには導電性の材料から構成されることが必要である。
第1の電極層112、第2の電極層113及び導電性部材117は、銅、金、銀、ニッケル、アルミニウム等の導電性部材から構成することができる。また、絶縁部材111は、熱硬化性樹脂のフィルムあるいはシートから構成することができる。
また、本実施形態では、第1の電極層112に電気的に接続した導電性部材117としている。この場合、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の絶縁部材111中に貫通孔を形成するのみで、導電性部材117を簡易に形成することができる。
さらに、本実施形態では、導電性部材117を複数の第1の電極層112及び複数の第2の電極層113で画定される検出領域内に位置させている。したがって、導電性部材117を配設するために、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の上記検出領域外に、ビア配設用の領域を設ける必要がないので、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の大きさを不必要に大型化することがない。
なお、本実施形態において、導電性部材117はビア形状となっているが、導電性部材としての作用効果を奏するものであれば、任意の形状とすることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本実施形態における放射線検出器アレイの概略構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示す放射線検出器アレイの変形例の概略構成を示す斜視図である。
図3に示す放射線検出器アレイ20は、第1の実施形態で説明した4つのピクセル型放射線検出器10の検出パネル11が、図示しないリジッドな平板状のマザーボード上に実装された状態を示す斜視図である。図4に示す放射線検出器アレイ30は、第1の実施形態で説明した4つのピクセル型放射線検出器10の検出パネル11が、図示しない湾曲したリジッドなマザーボード上、あるいはフレキシブルなマザーボード上に実装された状態を示す斜視図である。
本実施形態に示すように、第1の実施形態で説明したピクセル型放射線検出器10の検出パネル11によれば、上述のように、導電性部材117の、絶縁部材111の裏面111B側に露出した端面117Aにパッド等を介して電極端子(図示せず)を形成し、かつ当初より絶縁部材111の裏面111B側に配設されている第2の電極層113の任意の箇所で電極端子(図示せず)を形成することにより、第1の電極層112及び第2の電極層113の電気的接続を、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11の第1の電極層112及び第2の電極層113の凸状部114(ピクセル電極)で画定される検出面側と反対側に位置する裏面側で取ることができるようになる。
このため、マザーボード上に複数のピクセル型放射線検出器10を隣接して実装すれば、検出感度に優れた大型の放射線検出器(放射線検出器アレイ)を製造することができる。
図3に示す放射線検出器アレイ20及び図4に示す放射線検出器アレイ30によれば、検出面側に放射線検出に関与しない導体部分が存在しないので、検出面側において電場が不安定になるのを防止した状態で、ピクセル型放射線検出器10の検出パネル11を、図示しない電極端子を介してマザーボード上に実装することができるようになる。その結果、図3及び図4に示すような大型の放射線検出器アレイ20及び30を得ることができる。
図3及び図4に放射線検出器アレイ20及び30においては、例えば、放射線検出器アレイ20及び30を構成する4つの複数の放射線検出器の一つが電圧印加等により破損したような場合においても、当該一つの放射線検出器のみを交換すれば足りる。したがって、放射線検出器アレイ20及び30の使用上のコストを低減することができる。
複数のピクセル型放射線検出器10をマザーボードに実装するに際しては、ワイヤーボンディング等よりも、PGA,LGA,BGA等によって実装することが好ましい。これは、ワイヤーボンディング等の場合、破損した放射線検出器を交換する際に、ワイヤーの切断及び接続等の工程が必要となり、当該放射線検出器の交換が煩雑になるためである。
なお、本実施形態では、放射線検出器アレイ20及び30を構成するピクセル型放射線検出器10の数を4つとしているが、必要に応じて任意の数とすることができる。
(第3の実施形態)
図5は、本実施形態の放射線検出器における概略構成を示す透過斜視図であり、図6は、図5に示す放射線検出器の裏面図である。
図5に示すように、本実施形態においては、右側に位置する第1の電極層112の一部を左方に向かって突出させ、左側に位置する第1の電極層112の、当該突出部に対応する部分を凹ませており、導電性部材117を、当該導電性部材117を囲む近接した4つの開口部112Aで画定される領域の中心部に位置させている。
この場合、導電性部材117は、第1の電極層112の開口部112A及び開口部112Aに露出する第2の電極層113の凸状部114から最も離隔して配設されるようになるので、導電性部材117による検出面側の電場への影響を最も抑制することができる。したがって、検出感度にさらに優れた大型の放射線検出器(放射線検出器アレイ)を製造することができる。
なお、その他の特徴については、第1の実施形態に示す放射線検出器10と同様である。
(第4の実施形態)
図7は、本実施形態における放射線検出器の裏面図である。
本実施形態では、図1に示す放射線検出器10において、図7に示すように、第2の電極層113を、当該第2の電極層113と同一の平面レベルに配設された導電性部材117を避けるようなパターンとし、導電性部材117の先端と第2の電極層113との間の距離を、第1の電極層112における開口部112Aと開口部112A内の凸状部114の先端との間の距離よりも大きくしている。
このように、第1の電極層112における開口部112Aと開口部112A内の凸状部114の先端との距離よりも、第2の電極層113における導電性部材117の先端と第2の電極層113との距離を大きくすることは、第1の電極層112上において電場を強くする効果を発揮する。
なぜならば、もし第2の電極層113における第2の電極層113と導電性部材117の先端との距離が、第1の電極層112における開口部112Aと凸状部114の先端との距離よりも近い場合、第2の電極層113における第2の電極層113と導電性部材117との間で電場が形成され、雪崩増幅をさせたい第1の電極層112側で効率的に電場の形成ができなくなってしまうためである。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
10 放射線検出器(ピクセル型放射線検出器)
11 検出パネル
12 電極板
111 絶縁部材
112 第1の電極層
112A 第1の電極層の円形状開口部
113 第2の電極層
114 第2の電極層の凸状部
117 導電性部材
20,30 放射線検出器アレイ

Claims (5)

  1. 絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、それぞれが円形状の複数の開口部を有するストリップ状の複数の第1の電極層と、
    前記絶縁部材の前記第1の面と反対側に位置する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記複数の第1の電極層の前記複数の開口部それぞれの中心部に先端が露出してなる凸状部を有するストリップ状の複数の第2の電極層と、
    前記複数の第1の電極層の少なくとも一部と電気的に接続され、前記絶縁部材を貫通し、当該絶縁部材の前記第2の面において、前記複数の第2の電極層と電気的に非接触の状態で露出した導電性部材と、
    を具え
    前記導電性部材は、前記複数の第1の電極層及び前記複数の第2の電極層で画定される検出領域内に位置することを特徴とする、ガス増幅を用いた放射線検出器。
  2. 前記導電性部材は、ビア形状の導電性部材であることを特徴とする、請求項1に記載のガス増幅を用いた放射線検出器。
  3. 前記導電性部材は、第1の電極層における複数の開口部の内の近接した4つの開口部で画定される領域の中心部に位置するようにして、当該第1の電極層と電気的に接続していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のガス増幅を用いた放射線検出器。
  4. 前記導電性部材の先端と前記第2の電極層との間の距離が、前記開口部と当該開口部内に露出した前記第2の電極層の前記凸状部の先端との間の距離よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一に記載の放射線検出器。
  5. 請求項1〜のいずれか一に記載の複数の放射線検出器を隣接させて配列したことを特徴とする、放射線検出器アレイ。
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