JP5568982B2 - 文書処理システム、文書処理サーバ及びプログラム - Google Patents

文書処理システム、文書処理サーバ及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は文書処理システム、文書処理サーバ及びプログラムに関する。
あるグループに属する文書をスキャナ等から入力し、入力された文書を加工して、その加工された文書を利用者端末に配信する文書処理サーバと、配信された文書を閲覧させる利用者端末とからなる文書処理システムがあった。そのグループに対応する加工手順や配信先の利用者の情報は、予め文書処理サーバの管理者(配信者)により定義されることが一般的である。入力された文書は加工手順に基づいて加工され、配信先の利用者が用いる利用者端末に配信されていた。利用者端末では、配信された文書を各利用者が好みにより操作を行った上でその文書を閲覧していた。
特許文献1には、テンプレートを利用して作成されたシナリオとそのシナリオを修正したものとを比較し、内容に応じてテンプレートを修正する発明が開示されている。
特許文献2には、データ項目と監視ルール等のルールとを関連づけて保存し、データ項目の内容が変更された場合に、このデータ項目に関連づけられたルールを実行する発明が開示されている。
特開2005−339212号公報 特開2008−293157号公報
本発明の目的は、あるグループに属する文書に対して定義される加工手順に対し、その加工手順により加工された文書に対する利用者による操作を反映させることができる文書処理システム、文書処理サーバおよびプログラムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は文書処理システムであって、文書処理サーバと利用者端末とを含む。前記文書処理サーバは、1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段と、前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して前記利用者端末に向けて配信する配信手段と、を含む。前記利用者端末は、前記配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示に基づいて該文書を操作する操作手段を含む。前記文書処理サーバは、前記配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示の履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段と、をさらに含む、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は文書処理サーバであって、1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段と、前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して利用者端末に向けて配信する配信手段と、前記配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示の履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段と、を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は請求項2に記載の発明において、前記更新手段は、前記配信された文書に対する操作指示のうち、過去予め定められた期間にされた操作指示の履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は請求項2または3に記載の発明において、前記変更手段は、予め定められた数以上の前記配信された文書に対する操作指示の履歴情報に基づいて、前記加工手順を変更し前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は請求項2から4のいずれかに記載の発明において、前記更新手段は、前記1つのグループに属する文書の配信を受ける複数の利用者のうち、一部の利用者が用いる利用者端末から取得した履歴情報に基づいて、前記加工手順とは別に、当該一部の利用者に配信される文書に適用されるべき個別加工手順を生成して前記記憶手段に記憶させ、前記配信手段は、前記一部の利用者が用いる利用者端末には、前記個別加工手順に基づいて前記1つのグループに属する文書のうち前記少なくとも1つを加工して配信する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は請求項5に記載の発明において、前記更新手段は、前記1つのグループに属する文書の配信を受ける複数の利用者に前記加工手順の更新に同意するかを確認し、前記更新に同意しない利用者が用いる利用者端末から取得した履歴情報に基づいて、前記加工手順とは別に、前記更新に同意しない利用者に配信される文書に適用されるべき個別加工手順を生成して前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、予め配信者により定義され、1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段、前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して利用者端末に向けて配信する配信手段、前記配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示の履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段、および、前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項1,2,7に記載の発明によれば、加工された文書を配信された利用者が、その文書をどのように操作しているかを反映した加工手順を用いて配信前の文書を加工できる。
請求項3に記載の発明によれば、利用者が一定以上前に文書に対して行う操作が反映されていない加工手順を用いて、配信前の文書を加工することができる。
請求項4に記載の発明によれば、文書に対する特異的な操作が加工手順に反映される度合いを制限することができる。
請求項5に記載の発明によれば、一部の利用者に対しては個別の加工手順を用いて文書を加工することができる。
請求項6に記載の発明によれば、加工手順の更新に同意しない利用者に対して、個別の加工手順を用いて文書を加工することができる。
本発明の実施形態に係る文書処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る文書処理システムが実現する機能を示す機能ブロック図である。 ルールの概念を示す図である。 ルールにより文書を加工および配信する処理のフローの一例を示す図である。 設定されたルールの例を示す図である。 利用者端末の処理のフローの一例を示す図である。 更新部が行う処理のフローの一例を示す図である。 履歴情報の例を示す図である。 加工手順反映条件の例を示す図である。 加工手順更新候補の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る文書処理システムの構成の一例を示す図である。同図に示すように、文書処理システムは、文書処理サーバ1と、利用者端末2と、MFP(Multi Function Peripheral)3と、ネットワーク4とによって構成されている。文書処理サーバ1や利用者端末2は例えばパーソナルコンピュータなどによって構成されている。
文書処理サーバ1は、CPU11と、記憶部12と、通信部13と、入出力部14とを含んでいる。CPU11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。なお、上記プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の情報記録媒体に格納されて提供されるものであってもよいし、インターネット等のネットワークを介して提供されるものであってもよい。
記憶部12は、RAMやROM等のメモリ素子およびハードディスクドライブ等によって構成されている。記憶部12は、上記プログラムを格納する。また、記憶部12は、各部から入力される情報や演算結果を格納する。
通信部13は、ネットワーク4を介して他の装置と通信接続するための通信手段等で構成されている。通信部13は、CPU11の制御に基づいて、他の装置から受信した情報をCPU11や記憶部12に入力し、他の装置に情報を送信する。
入出力部14は、モニタ等の表示出力手段や、キーボード、マウス等の入力手段などを制御する手段によって構成されている。入出力部14は、CPU11の制御に基づいて、画像データ等をモニタ等に対して出力し、キーボードやマウスより操作者からの情報を取得する。
利用者端末2は、CPU21と、記憶部22と、通信部23と、入出力部24とを含んでいる。CPU21は、記憶部22に格納されているプログラムに従って動作する。プログラムは、文書処理サーバ1におけるプログラムと同様に、様々な方法で提供されてよい。図2では利用者端末2は1つのみ記載しているが、実際は例えば利用者の人数に合わせて複数であってよい。
記憶部22は、記憶部12と同様の構成であり、プログラムや各部から入力される情報や演算結果を格納する。通信部23は、ネットワーク4を介して他の装置と通信接続するための通信手段等で構成されている。通信部23は、CPU21の制御に基づいて、他の装置から受信した情報をCPU21や記憶部22に入力し、他の装置に情報を送信する。入出力部24は、入出力部14と同様に構成されている。入出力部24は、CPU21の制御に基づいて、画像データ等をモニタ等に対して出力し、キーボードやマウスより操作者からの情報を取得する。
MFP3は、文書の読取り(スキャン)機能、プリント機能、FAX機能などの複数の機能を有する装置である。MFP3は、例えばネットワーク4を介して文書処理サーバ1の通信部13に接続されている。
ネットワーク4は、文書処理サーバ1、利用者端末2およびMFP3の間の通信を実現する。具体的には、LAN回線などで構成されている。
図2は、本発明の実施形態に係る文書処理システムが実現する機能を示す機能ブロック図である。文書処理システムが実現する機能には、文書入力部51と、加工手順取得部52と、配信部53と、履歴情報取得部54と、更新部55と、配信文書取得部61と、操作部62と、履歴情報通知部63と、が含まれている。
文書入力部51と、加工手順取得部52と、配信部53と、履歴情報取得部54と、更新部55とは、主に文書処理サーバ1において実現される機能である。これらの機能はCPU11が記憶部12に格納されたプログラムを実行し、通信部13や入出力部14を制御することによって実現される。配信文書取得部61と、操作部62と、履歴情報通知部63とは主に利用者端末2で実現される機能である。これらの機能はCPU21が記憶部22に格納されたプログラムを実行し、通信部23や入出力部24を制御することによって実現される。
図3は、ルールの概念を示す図である。ルールは、文書に対する一連の処理を表すものである。例えばルールは、文書の入力処理や、入力された文書の加工処理や、加工された文書の配信処理などの処理を組み合わせた一連の処理を登録したものである。本実施形態におけるルールは、入力処理、加工処理、配信処理の3種類の処理を一連の処理として実行する。入力処理の具体例としては、印刷された原稿の読取り(スキャン)処理や、FAX受信処理などがある。加工処理の具体例な例としては、入力された文書のデータ形式をPDFやTIFFなどの形式に変換するフォーマット変換処理、文書のイメージ情報を加工する処理、文書に電子的な付箋やコメントを付加する処理、OCR(Optical Character Reader)プログラムにより文書のイメージ情報から文字列情報を抽出するOCR処理などがある。以下ではルールに登録された内容のうち、加工処理の内容を示す情報を加工手順という。なお、ルールやルールに含まれる加工手順は配信者により定義されている。イメージ情報を加工する処理はさらに傾き補正、ノイズ除去、自動正立、回転、枠消し、解像度変換などに細分される。
以下では文書処理サーバ1の各機能の詳細について、処理フローとともに説明する。図4は、ルールにより文書を加工および配信する処理フローの一例を示す図である。
文書入力部51は、CPU11、記憶部12および通信部13を中心として実現される。文書入力部51は、MFP3から文書を入力し、入力された文書が属するグループを特定する。MFP3やその他の装置から文書が入力されると(ステップS101)、入力された文書に対応するルールを選択する(ステップS102)。上述の文書の入力方法の具体例は入力処理で挙げたものであり、印刷された原稿の読取りや、FAX受信などがある。ルールの選択方法に関しては、入力された文書の属性情報とルールに定義された文書の入力元に関する情報とに基づいてルールが選択される。文書の属性情報とは、どのMFPでスキャンされたかの情報やFAX送信元情報や、入力された文書のファイル名や文書のイメージ情報の所定位置を解析して抽出される文字情報等である。図5は、設定されたルールの例を示す図である。各欄は左から順に、ルール名、入力元、加工手順、配信方法を示す。この例ではルール「RuleA」が選択されたとする。入力元としてスキャナが指定されているため、画像の読取りによって文書を取得する。ここでルールの対象となる文書はルールに対応するあるグループに属する文書となる。
加工手順取得部52は、CPU11および記憶部12を中心として実現される。加工手順取得部52は、1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順や個別加工手順を記憶部12から取得する。具体的には、加工手順取得部52は、選択されたルールにより特定されるグループに属する文書、言い換えれば入力された文書に適用される加工手順と個別加工手順とを取得する(ステップS103)。個別加工手順は一部の利用者に配信される文書に適用されるべき加工処理の内容を示しており、この例では加工手順と個別加工手順とでの登録内容の主な違いは加工された文書の配信先である。加工手順や個別加工手順は、必ずしも文書処理サーバ1の記憶部12からではなく、通信部13を介して他のコンピュータに配置された記憶部から取得してもよい。ルールの他の項目(入力元や配信方法)も同様に他のコンピュータに配置された記憶部から取得してもよい。
加工手順には、加工処理の項目だけでなく、パラメータも登録されている。例えば、フォーマット変換処理を行うように加工手順が設定される場合は、そのパラメータとして、変換後のデータ形式(例えばPDFやTIFFなど)、各データ形式でのカラー/モノクロ設定、データの属性としてのタイトルや作成者などが加工手順に設定される。OCR処理が加工手順に設定される際のパラメータとしては、全文解析、解析対象となる指定領域、解析対象となる指定ページの設定などがある。図5の例では加工手順取得部52は、加工手順として文書のデータ形式を変換するフォーマット変換処理、およびそのパラメータ(変換後のデータ形式)を取得する。なお図示していないが、ルールに個別加工手順が存在する場合は、個別加工手順としての加工処理の内容の他に、個別加工手順で加工した文書を配信すべき一部の利用者を示す情報もルールに含まれている。
配信部53は、CPU11、記憶部12、および通信部13を中心として実現される。配信部53は、加工手順に基づいて、あるグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して利用者端末2に向けて配信する。また一部の利用者が用いる利用者端末2には、個別加工手順に基づいてそのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して配信する。
配信部53の処理について詳しく説明する。はじめに、配信部53は個別加工手順が存在する場合には個別加工手順により文書を加工する(ステップS104)。そして、個別加工手順により加工された文書を、個別加工手順で加工した文書を配信すべき一部の利用者が用いる利用者端末に配信する(ステップS105)。次に、加工手順により文書を加工し(ステップS106)、加工された文書を利用者のうち一部の利用者に含まれない利用者(他の利用者)が用いる利用者端末に配信する(ステップS107)。図5の例の場合には、個別加工手順が存在しないので配信部53はステップS104およびステップS105では文書の加工は行わず、加工手順に記載されているPDFフォーマットへのフォーマット変換の処理を行い、変換された文書をメールで利用者であるUser1〜User5が用いる利用者端末2に向けて送信する。なお、ステップS104〜S107の処理では上述の個別加工手順の加工内容は加工手順と独立していることを前提としているが、個別加工手順が、加工手順との差異を示すように記憶されていてもよい。この場合は、個別加工手順により文書を加工するステップの前に、加工手順に個別加工手順が示す相違を反映した実行用の個別加工手順を生成する処理を行う、その実行用の個別加工手順により文書を加工すればよい。
次に、利用者端末2での各機能の処理について説明する。なお文書処理サーバ1の履歴情報取得部54および更新部55については後述する。配信文書取得部61は、CPU21と、記憶部22と、通信部23とを中心として実現される。配信文書取得部61は、配信部53からネットワーク4および通信部23を介して配信された文書を取得する(ステップS201)。
操作部62は、CPU21と、記憶部22と、入出力部24とを中心として実現される。操作部62は、配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示に基づいてその文書を操作する。具体的には、はじめに、操作部62は、配信された文書を表示する(ステップS202)。そして、入出力部14を介して利用者から配信された文書への操作指示を取得する(ステップS203)。本実施形態における操作指示の例は、回転、傾き補正、拡大縮小、付箋やコメントの付加、OCRなどであり、文書を加工する操作や文書の閲覧時の倍率を変える操作など加工処理で対応する処理がある操作が主である。
次に、操作部62は操作指示に基づいて文書を操作する(ステップS204)。例えば表示されている文書の文字が小さくて見づらいなどの理由で利用者が拡大の操作を指示した場合には、操作部62は文書の倍率を変更し、その倍率で拡大されたその文書をモニタ装置等の表示装置に表示させる。
履歴情報通知部63は、CPU21と、記憶部22と、通信部23とを中心として実現される。履歴情報通知部63は、操作部62の操作の基となる利用者からの操作指示の履歴情報を通信部23およびネットワーク4を介して文書処理サーバ1に通知する(ステップS205)。その後はステップS203から繰返し、利用者の好みに応じて文書の操作を続ける。なお履歴情報の通知タイミングは、操作指示がある都度には限られない。ステップS205の通知の代わりに記憶部22に記憶し、履歴情報をまとめて通知するようにしてもよい。
次に、文書処理サーバ1が加工手順を更新する処理について説明する。履歴情報取得部54は、CPU11,記憶部12,通信部13を中心として実現される。履歴情報取得部54は配信された文書に対する1または複数の利用者による操作指示の履歴情報を利用者端末2から取得する。より具体的には、履歴情報通知部63から通信部13を介して操作指示の履歴情報を取得し記憶部12に記憶させる。図8は、履歴情報の例を示す図である。本図ではルール「RuleA」に含まれる加工手順よって加工処理がされ、配信方法に登録された利用者に配信された文書(文書識別子が「DocumentA」と「DocumentB」である2つの文書)に対する操作指示をまとめたものを示している。本図の例では履歴情報を取得する加工処理の種類としては回転、傾き補正、拡大縮小、付箋・コメント、があり、本図に示す表の左側から4から8番目の欄には順にその加工処理の種類の操作指示の内容が示されている。なお、履歴情報取得部54が利用者からの操作指示がある都度履歴情報を取得する場合には、履歴情報取得部54は予め指定された条件を満たすまで履歴情報を都度取得し記憶部12に記憶する。また複数の操作指示の履歴情報をまとめて取得する場合は一定期間ごとに履歴情報を取得してよい。
図7は、更新部55が行う処理のフローの一例を示す図である。更新部55は、CPU11,記憶部12を中心として実現される。更新部55は、履歴情報に基づいて、加工手順を更新し記憶部12に記憶させる。また更新部55は1つのグループに属する文書の配信を受ける複数の利用者のうち、一部の利用者が用いる利用者端末から取得した履歴情報に基づいて、加工手順とは別に、その一部の利用者に配信される文書に適用されるべき個別加工手順を生成して記憶部12に記憶させる。以下では処理の詳細について説明する。
はじめに更新部55は、記憶部12から加工手順反映条件を取得する(ステップS301)。図9は、加工手順反映条件の例を示す図である。本図には、ルール「RuleA」についての加工手順反映条件が登録されており、この例では更新部55は、この「RuleA」に対する加工手順反映条件を取得する。加工手順反映条件としては、配信された文書の数の条件である文書数閾値と、操作指示の履歴情報の抽出条件となる操作期間と、加工手順を更新するかの判断条件となる共通度の閾値および同意条件とがある。
次に更新部55は、履歴情報取得部54が取得した履歴情報から、本処理を行う時より過去操作期間にされた操作指示の履歴情報を抽出する(ステップS302)。すると、操作期間より古い操作指示の履歴情報は抽出されない。そして、更新部55は、配信された文書の数が文書数閾値以上でなければ(ステップS303のN)、処理を終了し、文書数閾値以上であれば(ステップS303のY)、後続の処理を行う。なお、配信された文書の数は操作指示の履歴情報から取得してもよいし、配信した文書の数を別途カウントし記憶部12に記憶しておいてもよい。こうすると、文書数閾値以上の数の配信された文書に対する操作指示の内容が加工手順に反映される。
次に、更新部55は、共通度がその閾値より大きい操作を抽出する(ステップS304)。ここで、共通度とは、各利用者に配信された文書の間で操作が共通である度合いを示す。より具体的には、図9の表の共通度の閾値欄に示すように、共通の操作がされた利用者の割合の平均や、共通の操作を行った利用者の数などである。ここでは加工手順反映条件に示す共通度の閾値が80%以上となっているので、共通の操作がされた利用者の割合の平均が80%以上である操作を抽出する。そして抽出された操作から加工手順更新候補を決定する(ステップS305)。図10は、加工手順更新候補の例を示す図である。図10に示す表の各欄には左側から順にルール、加工処理の種類、操作指示の内容、操作指示をした利用者の平均、そして加工手順更新候補が示されている。この例では、加工処理の種類ごとに加工手順更新候補を決定している。例えば加工種類が回転である操作指示をする利用者の割合の平均が100%となり、共通度の閾値である80%より大きいので、加工手順更新候補を決定している。ここで、加工手順更新候補は必ずしも操作指示の内容と同一でなくてもよい。例えば図8に示すように回転操作の回転する角度が文書により異なる場合には、文書ごとに入力される原稿の向きが異なると考えられる。その場合加工手順更新候補は回転ではなく自動正立としてよい。
次に更新部55は、1つのグループに属する文書の配信を受ける各利用者に加工手順の更新に同意するかを確認する(ステップS306)。この同意を確認する方法としては、例えば、文書処理サーバ1が利用者端末2に、同意を確認するメッセージを表示させて、その回答を収集するようにすればよい。具体的な例をしては、利用者がこのグループに属する文書を開く際に利用者端末2が「80%以上の利用者が回転をかけています。加工手順の更新に同意しますか?」などのポップアップメッセージを表示して、それに対する「同意する」ボタンや「同意しない」ボタンの押下結果を文書処理サーバ1で収集するなどがある。
そして、同意をした利用者の数が同意条件を満たさない場合には(ステップS307のN)処理を終了し、同意条件を満たす場合には(ステップS307のY)加工手順更新候補によって加工手順を更新する(ステップS308)。ここで、同意条件としては、同意を示す利用者の割合が一定数以上であるか、同意を示す利用者の数が同意条件に示す数以上であるか等がある。
また更新部55は、加工手順更新候補に同意しない利用者に対して個別加工手順を生成する(ステップS309)。更新部55は、同意しない利用者が用いる利用者端末2から取得した操作指示の履歴情報から個別加工手順に反映すべき操作を決定し、それを更新前の加工手順に反映したものを個別加工手順として生成する。例えばUser3が130%拡大とする加工手順の更新に同意せず、さらに拡大せずに文書を閲覧している場合には、User3に対して拡大をしない個別加工手順を生成する。同意を確認する加工手順更新候補の単位は、全ての加工処理の種類について一括で確認してもよいし、加工処理の種類ごとに確認してもよい。加工種類ごとに確認する場合は、例えば個別加工手順には更新前の加工手順に同意した加工種類の加工手順の更新をし、さらに同意しない部分について更新を行わないといった処理をしてもよい。
なお、個別加工手順として、更新された加工手順との相違点のみ記憶するようにしてもよい。例えば付箋付加の処理で、字体や色のパラメータが利用者ごとに異なる場合には、パラメータのみ個別加工手順として記憶してもよい。
1 文書処理サーバ、2 利用者端末、3 MFP、4 ネットワーク、11,21 CPU、12,22 記憶部、13,23 通信部、14,24 入出力部、51 文書入力部、52 加工手順取得部、53 配信部、54 履歴情報取得部、55 更新部、61 配信文書取得部、62 操作部、63 履歴情報通知部。

Claims (7)

  1. 文書処理サーバと利用者端末とを含み、
    前記文書処理サーバは、
    1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段と、
    前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して複数の利用者がそれぞれ利用する前記利用者端末に向けて利用者ごとに配信する配信手段と、を含み、
    前記利用者端末は、
    前記利用者のそれぞれについて、該利用者に配信された文書に対する利用者による操作指示に基づいて該文書を操作する操作手段を含み、
    前記文書処理サーバは、
    前記配信された文書に対する複数の利用者による操作指示の履歴情報であって前記1つのグループに属する文書のうち1つの文書に対する複数の利用者による操作指示を含む履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段と、をさらに含む、
    ことを特徴とする文書処理システム。
  2. 1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段と、
    前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して複数の利用者がそれぞれ利用する利用者端末に向けて利用者ごとに配信する配信手段と、
    前記利用者のそれぞれが該利用者に配信された文書に対してした操作指示の履歴情報であって前記1つのグループに属する文書のうち1つの文書に対する複数の利用者による操作指示を含む履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段と、を含むことを特徴とする文書処理サーバ。
  3. 前記更新手段は、前記配信された文書に対する操作指示のうち、過去予め定められた期間にされた操作指示の履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の文書処理サーバ。
  4. 前記変更手段は、予め定められた数以上の前記配信された文書に対する操作指示の履歴情報に基づいて、前記加工手順を変更し前記記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の文書処理サーバ。
  5. 前記更新手段は、前記1つのグループに属する文書の配信を受ける複数の利用者のうち、一部の利用者が用いる利用者端末から取得した履歴情報に基づいて、前記加工手順とは別に、当該一部の利用者に配信される文書に適用されるべき個別加工手順を生成して前記記憶手段に記憶させ、
    前記配信手段は、前記一部の利用者が用いる利用者端末には、前記個別加工手順に基づいて前記1つのグループに属する文書のうち前記少なくとも1つを加工して配信する、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の文書処理サーバ。
  6. 前記更新手段は、前記1つのグループに属する文書の配信を受ける複数の利用者に前記加工手順の更新に同意するかを確認し、前記更新に同意しない利用者が用いる利用者端末から取得した履歴情報に基づいて、前記加工手順とは別に、前記更新に同意しない利用者に配信される文書に適用されるべき個別加工手順を生成して前記記憶手段に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の文書処理サーバ。
  7. 予め配信者により定義され、1つのグループに属する複数の文書に対して適用される加工手順を記憶手段から取得する加工手順取得手段、
    前記加工手順に基づいて、前記1つのグループに属する文書のうち少なくとも1つを加工して複数の利用者がそれぞれ利用する利用者端末に向けて利用者ごとに配信する配信手段、
    前記利用者のそれぞれが該利用者に配信された文書に対してした操作指示の履歴情報であって前記1つのグループに属する文書のうち1つの文書に対する複数の利用者による操作指示を含む履歴情報を前記利用者端末から取得する履歴情報取得手段、および、
    前記履歴情報に基づいて、前記加工手順を更新し前記記憶手段に記憶させる更新手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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