JP5568769B2 - 会議支援システム及び当該システムに用いる排他制御装置 - Google Patents

会議支援システム及び当該システムに用いる排他制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、会議支援システム及び当該システムに用いる排他制御装置に関し、特に、会議の出席者の間で会議に関するメモを交換する技術に関する。
従来、会議や打合せ等、複数人数間で議論し合う場合、ホワイトボード等に発言内容を要約したメモを書き込んで、各人の発言内容を視覚化させて論点を整理しながら話し合いが進められることがよく行われる。
近年、広く普及している電子会議システムにおいても、会議の参加者が、論点を整理しやすくするため、各参加者が書き込んだメモを見ながら会議を進めることができることが望ましい。
このため、例えば、複数の拠点間で電子会議を開催する際に、個々の拠点で入力されたメモ画像を示す画像データをそれぞれ会議の参加者が滞在する拠点へ送信して、各拠点において、送信されたメモ画像の内容を表示画面に同様の表示態様で表示させる技術が開発されている。
これにより、会議の参加者は、距離的に離れていても、話し合いの内容に関して各参加者が入力したメモ画像の内容を、表示画面を介して視覚化させた状態で共有化することができ、会議の参加者は、メモ画像を見ながら効率よく論点を整理し、話し合いを進めることができる。
特開平6−165171号公報
しかしながら、上記のような電子会議システムにおいては、会議中に随時、参加者が、自由に共有化された表示画面の表示領域にメモ画像を入力することができるので、複数の参加者によって、同時に重複する表示領域にメモ画像が入力されると、表示画面において、複数のメモ画像が同じ表示領域に重なって表示され、入力された各メモ画像の内容が読み難くなってしまうという問題が生じる。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、電子会議システムにおいて、各参加者からほぼ同時に入力されたメモ画像が、表示画面の重複する表示領域に表示されるのを防止することが可能な会議支援システム及び当該会議支援システムに用いる排他制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る会議支援システムは、複数の端末装置と、排他制御装置とを含み、前記各端末装置と前記排他制御装置間で会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する会議支援システムであって、前記複数の端末装置は、それぞれ、前記会議資料データを自装置で表示している表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して、当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求する要求手段と、前記各端末装置から前記排他制御装置に送信された前記書込みデータの内、前記排他制御装置から送信された前記書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示する表示手段と、を備え、前記排他制御装置は、前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、前記複数の端末装置から受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域への当該許可をされた端末装置からの書込みデータである場合に、許可された前記予約領域における当該書込みデータを前記複数の端末装置に送信し、受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域と重複する予約領域内への当該許可をされた端末装置以外の端末装置からの書込みデータである場合には、当該書込みデータ前記複数の端末装置への送信を抑止する送信制御手段と、を備える。
又、本発明に係る会議支援システムは、会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する複数の端末装置と、排他制御装置と、を含む会議支援システムであって、前記複数の端末装置は、それぞれ、前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求する要求手段と、前記排他制御装置から自装置を含む前記複数の端末装置に係る前記書込みの許否の通知を受付ける通知受付手段と、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータが、当該他の端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域への書込みデータである場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータが、自装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域への書込みデータである場合に、当該書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示させ、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータの書込み領域が、当該他の端末装置以外の前記複数の何れかの端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域重複する予約領域内である場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータの書込み領域が、自装置以外の前記複数の何れかの端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域と重複する予約領域内である場合、当該書込みデータのメモ画像の前記会議資料データの表示ページ上への表示を抑止する表示制御手段とを備え、前記排他制御装置は、前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、前記各端末装置からの前記書込みの許可の要求について、前記排他制御手段によりなされた前記書込みの許否を前記複数の端末装置に通知する通知手段とを備えることとすることができる。
本発明に係る会議支援システムは、会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する複数の端末装置を含む会議支援システムであって、前記複数の端末装置は、それぞれ、前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して、当該予約領域への書込みの許可を要求する要求手段と、自装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲を記憶している記憶手段と、他の前記端末装置から、当該端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲に関する情報を取得する取得手段と、前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、他の前記端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、前記書込みを許可し、他の前記端末装置に対し、前記書込みが許可された予約領域の座標値の範囲を通知し、重複する場合には、前記書込みを許可しない排他制御手段と、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータが、当該他の端末装置に対して、前記書込みが許可された予約領域への書込みデータである場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータが、自装置に対して前記書込みが許可された予約領域への書込みデータである場合に、当該書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示させ、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータの書込み領域が、当該他の端末装置以外の前記複数の何れかの端末装置に対して前記書込みが許可された予約領域と重複する予約領域内である場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータの書込み領域が、自装置以外の前記複数の何れかの端末装置に対して前記書込みが許可された予約領域と重複する予約領域内である場合、当該書込みデータのメモ画像の前記会議資料データの表示ページ上への表示を抑止する表示制御手段と、を備えることとすることができる。
又、本発明に係る排他制御装置は、複数の端末装置と会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する排他制御装置であって、前記複数の端末装置は、それぞれ、前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して、当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求し、前記各端末装置から前記排他制御装置に送信された前記書込みデータの内、前記排他制御装置から送信された前記書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示し、前記排他制御装置は、前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、前記複数の端末装置から受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域への当該許可をされた端末装置からの書込みデータである場合に、許可された前記予約領域における当該書込みデータを前記複数の端末装置に送信し、受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域と重複する予約領域内への当該許可をされた端末装置以外の端末装置からの書込みデータである場合には、当該書込みデータの前記複数の端末装置への送信を抑止する送信制御手段と、を備えることとすることができる。
上記構成を備えることにより、会議資料データの表示ページへの書込みの許可が、既に書込みを許可した領域と重複しない場合に限り書込み許可がされ、さらに当該許可がされた書込み領域と書込み領域が重複する書込みデータが、当該領域への書込みが許可された端末装置以外の端末装置からのものである場合には、各端末装置において、当該書込みデータの表示が抑止され、許可された端末装置からのものである場合に限り、当該書込みデータが各端末装置において、会議資料データの表示ページに表示されるので、書込みを許可された領域において、複数の端末装置から入力された書込みデータが重複して表示されないようにすることができる。
従って、各端末装置において、当該領域における表示が、複数の書込みデータによる画像が重なって表示されて不鮮明になるのを有効に防止することができる。
ここで、前記排他制御手段は、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲とその一部の領域において重複する場合には、要求元の端末装置に対し、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲の内、当該重複する一部の領域について書込みを不許可とし、重複しないその他の領域について、書込みを許可することとしてもよい。
これにより、書込みの許可の要求において指定された領域が、既に書込みを許可した領域と一部だけ重複する場合には、指定された領域の内、当該一部を除く領域について書込みが許可されるので、各端末装置のユーザに対し、書込み領域を確保できる機会を増やすことができる。
ここで、前記排他制御装置は、前記複数の端末装置毎に書込みを許可した予約領域と時刻とを管理する管理手段と、前記各端末装置に書込みを許可した後、所定時間以上、当該端末装置に書込みを許可した予約領域に、当該端末装置から書込みがなされなければ、当該許可を取り消す取消手段と、を備えることとしてもよい。
又、前記記憶手段は、自装置に書込みを許可した時刻を記憶し、前記排他制御手段は、自装置に前記書込みを許可した後、所定時間以上、当該書込みを許可した予約領域に、書込みがなされなければ、当該許可を取り消すこととしてもよい。
これにより、書込みを許可した領域が所定時間以上、使用されない場合には、当該許可が取り消されるので、書込みを許可した領域が使用されないまま放置され、他の端末装置のユーザが、当該領域を書込み領域として利用できない状態が継続されるのを有効に防止することができる。
ここで、前記排他制御装置は、前記排他制御手段によって書込みを許可された予約領域を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている予約領域を前記複数の端末装置に通知する許可領域通知手段と、を備え、前記表示手段は、通知された予約領域を会議資料データの表示ページ上に表示することとしてもよい。
又、前記表示制御手段は、前記複数の端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域を会議資料データの表示ページ上に表示させることとしてもよい。
又、前記排他制御装置は、前記排他制御手段によって書込みを許可された予約領域を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている予約領域を前記複数の端末装置に通知する許可領域通知手段と、を備えることとしてもよい。
これにより、書込みを許可された領域が、各端末装置のユーザに報知されるので、当該許可をされた端末装置のユーザは、当該許可をされた領域の範囲を超えないように注意しながら、当該領域内に確実に書込みデータを書き込むことができ、許可をされた端末装置以外のその他の端末装置のユーザは、既に他のユーザに許可されている領域を重複して予約したり、当該領域に誤って書込みデータを書き込んだりしないように留意することができる。
又、本発明に係る会議支援システムは、会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する複数の端末装置を含む会議支援システムであって、前記会議資料データの表示ページは複数の領域に分割され、分割された各領域は、複数の端末装置に重複なく配分されており、前記複数の端末装置は、それぞれ、
ユーザから、前記会議資料データの表示ページ上における書込み領域を指定した前記書込みデータの入力を受付ける受付手段と、ユーザから受け付けた前記書込みデータの内、少なくとも自装置に配分された領域内への前記書込みデータを他の端末装置に送信する送信手段と、自装置に配分された領域内への前記書込みデータ及び、他の前記端末装置から送信された、当該他の前記端末装置に配分された領域内への前記書込みデータのみを、前記会議資料データの表示ページ上に表示させる表示制御手段と、を備えることとしてもよい。
ここで、前記各端末装置は、自装置に配分された領域の位置を記憶する記憶手段と、ユーザから受け付けた前記書込みデータのうち、自装置に配分された領域内への前記書込みデータを選別する選別手段と、を備え、前記送信手段は、選別した前記書込みデータのみを他の前記端末装置へ送信し、前記表示制御手段は、他の前記端末装置によって選別され、送信された、当該他の前記端末装置に配分された領域内への前記書込みデータと、自装置において選別した前記書込みデータとを前記会議資料データの表示ページ上に表示させることとしてもよい。
又、前記送信手段は、ユーザから受け付けた前記書込みデータを他の前記端末装置へ送信し、前記各端末装置は、自装置を含む複数の端末装置それぞれについて配分された領域の位置を記憶する記憶手段と、他の前記端末装置から送信された前記書込みデータを受信する受信手段と、ユーザから受け付けた前記書込みデータの内、自装置に配分された領域内への前記書込みデータを選別するとともに、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータの内、当該他の前記端末装置に配分された領域内への前記書込みデータを選別する選別手段と、を備え、前記表示制御手段は、選別した前記書込みデータのみを前記会議資料データの表示ページ上に表示させることとしてもよい。
又、本発明に係る会議支援システムは、複数の端末装置と、排他制御装置とを含み、前記各端末装置と前記排他制御装置間で会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する会議支援システムであって、前記会議資料データの表示ページは複数の領域に分割され、分割された各領域は、複数の端末装置に重複なく配分されており、前記複数の端末装置は、それぞれ、ユーザから、前記会議資料データの表示ページ上における書込み領域を指定した前記書込みデータの入力を受付ける受付手段と、ユーザから受け付けた前記書込みデータを前記排他制御装置へ送信する送信手段と、前記排他制御装置から受信した前記書込みデータを前記会議資料データの表示ページ上に表示する表示手段と、を備え、前記排他制御装置は、前記複数の端末装置それぞれについて配分された領域の位置を記憶する記憶手段と、前記各端末装置から前記書込みデータを受信する受信手段と、前記複数の端末装置から受信した前記書込みデータの内、当該端末装置に配分された領域内への前記書込みデータを選別する選別手段と、選別した前記書込みデータのみを前記各端末装置へ送信する書込みデータ送信手段と、を備えることとしてもよい。
これにより、予め各端末装置に対し、書込み領域が重複なく配分され、各端末装置に配分された領域への当該端末装置からの書込みデータだけが、各端末装置において、会議資料データの表示ページ上に表示されるので、各端末装置に配分された領域において、複数の端末装置から入力された書込みデータが重複して表示されないようにすることができる。
又、予め書込み領域が、各端末装置に配分されているので、各端末装置のユーザは、書込み領域の予約をする必要なく、簡単に書込みデータを書き込むことができる。
本発明の実施の形態に係る会議支援システムの主要な構成を示す図である。 MFP100のハードウェア構成を示す図である。 MFP100の主要な機能構成を示すブロック図である。 データ管理テーブル310のデータ構造を示す図である。 PC110のハードウェア構成を示す図である。 PC110の主要な機能構成を示すブロック図である。 LCD512の表示画面の一例を示す図である。 LCD512に表示される予約領域範囲を示す予約領域データの表示例を示す図である。 MFP100の動作を示すフローチャートである。 データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。 MFP100とPC110〜113の間でデータを送受信する際のデータ構造を示す図である。 予約領域データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。 メモ画像データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。 画像データ配信処理の詳細を示すフローチャートである。 画像データ印刷処理の詳細を示すフローチャートである。 PC110の主要な動作を示すフローチャートである。 メッセージ表示処理の詳細を示すフローチャートである。 画像データ受信処理の詳細を示すフローチャートである。 タッチ入力処理の詳細を示すフローチャートである。 手書き入力処理の詳細を示すフローチャートである。 予約領域範囲記録監視処理の詳細を示すフローチャートである。 予約領域データ記録制御処理の変形例の詳細を示すフローチャートである。 メッセージ表示処理の変形例の詳細を示すフローチャートである。 一部予約許可通知がされた場合のLCD512の表示例を示す図である。 元画像データと、当該元画像データについて、各クライアントに割り当てられた予約領域データをビットマップ情報に変換した画像データとをマージした画像データのLCD512における表示例を示す図である。
以下、本発明に係る会議支援システム及び会議支援プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] システム構成
まず、本実施の形態に係る会議支援システムのシステム構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る会議支援システムの主要な構成を示す図である。図1に示されるように、会議支援システム1は、画像形成装置100並びにパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)110〜113がネットワーク120で接続されて構成される。
画像形成装置100はプリンタ機能やファクシミリ機能、コピー機能、スキャナ機能等の機能を兼ね備えている。また、PC110〜113はそれぞれタッチパネル110a〜113aと、タッチペン110b〜113bとを備えており、表示画面から直接ペン入力を受け付けることができる。
ネットワーク120としては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(WAN: Wide Area Network)を用いることができる。
[2] 画像形成装置100の構成
次に、画像形成装置100の構成について説明する。
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成を示す図である。同図に示されるように、画像形成装置100(以下、「MFP100」という。)は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、NIC(Network Interface Card)205、入出力インタフェース206(以下、「入出力I/F206」という。)、操作パネル211、スキャナ212、プリントエンジン213及びファクシミリ・インタフェース214(以下、「FAX I/F214」という。)を備えている。
なお、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、NIC205及び入出力I/F206は内部バス200で接続されている。また、操作パネル211、スキャナ212、プリントエンジン213及びFAX I/F214は入出力バス210を介して入出力I/F206に接続されている。
CPU201は、電源投入時にROM202からブートプログラムを読み出して起動し、RAM203を作業用メモリ領域として処理を実行する。HDD204は各種プログラム、会議資料等の各種画像データを記録する。NIC205は、ネットワーク120を介してCPU201がPC110〜113と相互に通信するための処理を実行する。
入出力I/F206は、CPU201が操作パネル211、スキャナ212、プリントエンジン213及びFAX I/F214を制御するためのインタフェース装置である。
操作パネル211はハードキー211a(以下、「H/Wキー211a」という。)、タッチパネル211b及び液晶ディスプレイ211c(以下、「LCD211c」という。)を備えている。操作パネル211はLCD211cを介してユーザに対する情報表示を行なったり、H/Wキー211aやタッチパネル211bを介してユーザからの指示入力の受付等を行う。
スキャナ212は、CPU201の制御下で原稿を読み取って、画像データを生成する。生成された画像データはHDD204に記録される。プリントエンジン213はHDD204に記録された画像データを用いて、電子写真方式によりカラー画像等を形成し、記録シートに印刷する。
FAX I/F214は、ファクシミリ回線を介して画像データを送受信するためのインタフェース装置である。
以上のような構成のハードウェアを用いて、画像形成装置100は以下のような機能を実現する。図3は、MFP100の主要な機能構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、MFP100は通信制御部301、受信データ管理部302、データ配信管理部303、レンダリング処理部304、レイヤ画像マージ部305、入力処理部306、印字指示受付部307、表示処理部308及び画像形成制御部309といった機能要素を含んでいる。これらの機能は、CPU201がHDD204からプログラムを読み出し、実行することによって実現される。
通信制御部301は、NIC205を制御し、ネットワーク120を介してPC110〜113との間でデータの送受信を行う。通信制御部301は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等のプロトコル処理も実行する。
受信データ管理部302は、ネットワーク120を介してPC110〜113から受信したデータを管理する。受信データ管理部302が管理するデータは、会議の発表者から受信した会議資料である元画像データ311やメモ画像を示すメモ画像データや予約領域データ等である。以下、会議の発表者と参加者をまとめて、「クライアント」と呼ぶこととする。
ここで、「メモ画像」とは、会議中にクライアントによってPCのタッチペンを用いて当該PCのタッチパネルから入力される文字列、図形等を示す画像のことをいう。
又、「予約領域データ」とは、会議中にクライアントによってPCのタッチペンを用いて当該PCのタッチパネルから入力される、メモ画像を表示させるべき表示領域の範囲(以下、「表示範囲」という。)を予め指定するための図形を表すデータである。
具体的には、タッチパネルから入力された座標値の水平方向(X方向)の最大位置を示す座標値をXmax、最小位置を示す座標値をXminとし、入力された座標値の垂直方向(Y方向)の最大位置を示す座標値をYmax、最小位置を示す座標値をYminとするとき、(Xmin, Ymax)、(Xmin, Ymin)、(Xmax, Ymax)、(Xmax, Ymin)で表す各点を頂点とする矩形)の内部及びその境界線上の範囲を指定するためのデータである。以下、「予約領域データによって指定される表示範囲」のことを「予約領域範囲」と呼ぶこととする。
受信データ管理部302が管理するデータはRAM203に記録され、データ管理テーブル310を用いて管理される。データ管理テーブル310もまたRAM203に記録される。
又、予約領域データの送信元以外のPCから、メモ画像データの表示範囲が当該予約領域データの指定する予約領域範囲と重複する(当該メモ画像データの座標値のX方向及びY方向における、最小位置から最大位置までの両範囲が、当該予約領域データの指定する予約領域範囲の、座標値のX方向及びY方向における、最小位置から最大位置までの両範囲と重複する)メモ画像データが受信された場合には、受信データ管理部302は、当該メモ画像データのRAM203への記録を抑止し、データ配信管理部303に、「当該メモ画像データの書込みを許可できない」旨を示す書込不許可通知を、当該メモ画像データの送信元のPCのIPアドレスに送信するように依頼する。
さらに、受信データ管理部302は、予約領域データを受信した際に、当該予約領域データの指定する予約領域範囲と重複する予約領域範囲を指定する予約領域データが、RAM203(データ管理テーブル310)に既に記録されているか否かを判断し、当該予約領域データが、既に記録されている場合には、受信した予約領域データのRAM203(データ管理テーブル310)への記録を抑止し、データ配信管理部303に、「当該予約を許可できない」旨を示す予約不許可通知を、受信した予約領域データの送信元のPCのIPアドレスに送信するように依頼する。
一方、受信データ管理部302は、予約領域データを受信した際に、当該予約領域データの指定する予約領域範囲と重複する予約領域範囲を指定する予約領域データが、RAM203に記録されていない場合には、データ配信管理部303に、「当該予約を許可する」旨を示す予約許可通知を当該予約領域データの送信元のPCのIPアドレスに送信するように依頼し、当該予約領域データを、当該IPアドレスと対応付けてデータ管理テーブル310に記録する。
図4は、データ管理テーブル310のデータ構造を示す図である。同図に示されるように、データ管理テーブル310は会議登録テーブル、元画像テーブル及びクライアント登録テーブルの3種類のテーブルからなっている。会議登録テーブルには、登録されている会議の数と、個々の会議の識別子であって会議登録数分の会議識別子と、が記録されている。
元画像テーブルは、会議識別子ごとに設けられたテーブルであって、対応する会議識別子と、関連する元画像の数と、元画像数分の元画像識別子と、が記録されている。
クライアント登録テーブルは、元画像識別子ごとに設けられたテーブルであって、クライアント登録テーブルには、当該会議のクライアント数と、クライアント数分のPCのIPアドレス、マージ画像データ312の格納アドレス、マージ画像データ312のサイズ、及び予約領域データとが記録されている。
ここで、「マージ画像データ」とは、同一のPCから送信された、当該元画像識別子の元画像データについてのメモ画像データと予約領域データとをビットマップ情報に変換してマージした(重ね合わせた)画像データのことをいう。
又、「マージ画像データ312の格納アドレス」とは、マージ画像データ312が格納されているアドレスのことをいい、「マージ画像データ312のサイズ」とは、マージ画像データ312のデータ長のことをいい、両者は予約領域データとともに各クライアントのPCのIPアドレスと対応付けられている。
さらに、クライアント登録テーブルには、対応する元画像識別子と、元画像データ311の格納アドレスと、元画像データ311のサイズとが記録され、元画像データ311と、各クライアントのPCに係るマージ画像データ312及び予約領域データとが対応付けられている。
なお、上記各格納アドレスはRAM203における記録位置を示すものである。
図3の説明に戻って、レンダリング処理部304は、受信データ管理部302がPC110〜113からベクタ情報として受信したメモ画像データや予約領域データをビットマップ情報に変換する。
データ配信管理部303は、RAM203に記録されている元画像データ311や各クライアントのPCに係るマージ画像データ312をPC110〜113のそれぞれに配信する。この際、データ配信管理部303は、画像データの配信先と元画像識別子を指定して、レイヤ画像マージ部305に、指定した元画像識別子に係る全てのマージ画像データ312のマージ処理を要求する。
レイヤ画像マージ部305は、データ配信管理部303からの要求に応じて、RAM203から、指定された元画像識別子に対応付けられている、各クライアントのPCに係るマージ画像データ312の全てをマージして1つのレイヤからなる画像データ(以下、「配信用マージ画像データ」という。)を生成する。そして、生成された配信用マージ画像データは、データ配信管理部303によって指定された配信先に配信される。
入力処理部306は、H/Wキー211aやタッチパネル211bからユーザ入力を受け付ける。入力処理部306で受け付けたユーザ入力が印刷指示ならば、印刷指示受付部307は画像形成制御部309に指示された画像の印刷を要求する。
画像形成制御部309は、レイヤ画像マージ部305に要求して元画像データ311と当該元画像データに係る全てのマージ画像データ312をマージした画像データを生成させ、当該画像データをプリントエンジン213に印刷させる。表示処理部308は、画像形成制御部309がプリントエンジン213に印刷処理を実行させている間、LCD211cにその旨を表示させる。
[3] PC110〜113の構成
次に、PC110〜113の構成について説明する。PC110〜113は何れも同様の構成を備えているので、ここでは、PC110の構成についてのみ説明し、以ってPC111〜113の説明に代える。
図5は、PC110のハードウェア構成を示す図である。同図に示されるように、PC110は、CPU501、ROM502、RAM503、HDD504、NIC505、入出力インタフェース506(以下、「入出力I/F606」という。)、キーボード511、タッチパネル110a及び液晶ディスプレイ512(以下、「LCD512」という。)を備えている。
なお、CPU501、ROM502、RAM503、HDD504、NIC505及び入出力I/F506は内部バス500にて接続されている。また、キーボード511、タッチパネル512及びLCD512は入出力バス510を介して入出力I/F506に接続されている。
CPU501は、電源投入時にROM502からブートプログラムを読み出して起動し、RAM503を作業用メモリ領域として処理を実行する。HDD504は各種プログラム、各種メッセージを示す画像データ(「予約領域の予約が許可された」旨を示す予約許可メッセージ画像データ、「予約領域の予約が許可されなかった」旨を示す予約不許可メッセージ画像データ、「メモ画像の書込みが許可されなかった」旨を示す書込不許可メッセージ画像データ等)を記録する。NIC505は、ネットワーク120を介してCPU501がMFP100や他のPCと相互に通信するための処理を実行する。
入出力I/F506は、CPU501がキーボード511、タッチパネル100a及びLCD512とデータの受け渡しをするためのインタフェース装置である。入出力I/F506はLCD512を介してユーザに対する情報表示を行なったり、キーボード511やタッチパネル100aを介してユーザからの指示入力を受け付けたりする。
以上のような構成のハードウェアを用いて、PC110は以下のような機能を実現する。図6は、PC110の主要な機能構成を示すブロック図である。
図6に示されるように、PC110は通信制御部601、受信データ管理部602、データ配信管理部603、入力処理部604、座標取得部605、手書き描画部606、表示処理部607、レイヤ画像マージ部608といった機能要素を含んでいる。これらの機能は、CPU501がHDD504からプログラムを読み出し、実行することによって実現される。
通信制御部601は、NIC505を制御したり、TCP/IP等のプロトコル処理を行ったりすることによって、MFP100や他のPCとの間で、ネットワーク120を介したデータの送受信を行う。
受信データ管理部602は、ネットワーク120を介してMFP100から受信した元画像データ611や配信用マージ画像データ610や各種通知(予約許可通知、予約不許可通知、書込不許可通知)を管理する。受信した元画像データ611や配信用マージ画像データ610は、RAM603に記録される。
又、受信データ管理部602は、MFP100から予約許可通知を受信すると、予約許可メッセージ画像データを、MFP100から予約不許可通知を受信すると、予約不許可メッセージ画像データを、それぞれHDD504から読出して表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる。
同様に、受信データ管理部602は、MFP100から書込不許可通知を受信すると、書込不許可メッセージ画像データをHDD504から読出し、表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる。
座標取得部605は、タッチペン110bがタッチパネル110aに触れた位置の座標値を取得して、入力処理部604に通知する。ユーザは、座標取得部605を介してメモ画像データを入力したり、予約領域データを入力したりする。メモ画像データや予約領域データの入力は、ユーザが、タッチペン110bを用いてタッチパネル110aに文字を示す図形や、矩形や楕円等の図形を描くことにより行われる。
又、座標値の取得の際に、ユーザから予約領域の指定指示を取得した場合には、座標取得部605は、取得した座標値が、予約領域データの入力に係るものである旨、入力処理部604に通知する。予約領域の指定指示は、ユーザが当該座標値の入力完了後、タッチペン110bでタッチパネル110aの所定の領域を触ることにより入力される。
図7は、LCD512の表示画面の一例を示す図である。同図に示されるように、LCD512には、手書き領域701が示されると共に、元画像送信キー702、メモ画像送信キー703、予約領域指定キー704が表示される。元画像送信キー702、メモ画像送信キー703、予約領域指定キー704は何れもいわゆるソフトキーである。符号710は、元画像データ611の示す会議資料の表示ページを表し、符合711は、ユーザが会議資料の表示ページ上に書き込んだメモ画像データの示すメモ画像を表し、符合712は、ユーザが指定した予約領域データの示す、会議資料の表示ページ上における予約領域範囲を表す。ユーザは、予約領域指定キー704の表示領域を、タッチペン110bを用いて触ることにより、予約領域の指定指示を行うことができる。
入力処理部604は座標取得部605から通知された座標値を、手書き描画部606に出力して当該座標値に基づく画像を描画させる。この場合、予約領域データの入力に係るものである旨の通知があった場合には、入力処理部604は、その旨、手書き描画部606に通知する。
一方、入力処理部604は、予約領域データの入力に係るものである旨の通知がなかった場合には、当該座標値の入力が、メモ画像データの入力であると認識し、当該メモ画像データをMFP100に送信するようにデータ配信管理部603に要求する。
手書き描画部606は、PC110のユーザがタッチペン110bを用いてタッチパネル110aに入力したメモ画像データや予約領域データを、座標値と座標値とを結ぶベクタ情報として(それぞれメモ画像データ612、予約領域データ613として)RAM503に記録する。
又、入力処理部604より、当該座標値の入力が、予約領域データの入力である旨の通知があった場合には、手書き描画部606は、当該座標値に基づいて予約領域範囲を指定する図形を示すベクター情報を、予約領域データ613として生成し、ユーザが予約領域の指定指示を行う前にLCD512に描画した図形(以下、「元図形」という。)に替えて、当該予約領域範囲を示す図形を描画し(ここでは、当該図形を破線で描画させるものとする。)、表示処理部607を介して、当該予約領域範囲を示す図形をLCD512に表示させる。
図8は、LCD512に表示される予約領域範囲を示す予約領域データの表示例を示す図である。同図の符号801は、元画像データ611の示す会議資料の表示ページを表し、符号802は、ユーザが予約領域の指定指示を行う前に、タッチペン110bを用いてタッチパネル110aに入力した元図形を表し、符号803は、予約領域データの示す、会議資料の表示ページ上における予約領域範囲を指定する図形を表す。同図に示すように、元図形に外接する外接矩形の表示範囲が予約領域範囲として指定される。
なお、予約領域データの指定する予約領域範囲が表示されると、元図形は、表示から消去されるが、図8においては、元図形と予約領域データの表示する図形との差異を示すため、説明の便宜上、両者が表示されている。
さらに、手書き描画部606は、生成した予約領域データを入力処理部604に出力し、入力処理部604からデータ配信管理部603に、生成した予約領域データをMFP100に送信するように要求する。
レイヤ画像マージ部608は、RAM503から、配信用マージ画像データ610、当該配信用画像マージ画像データ610に係る元画像データ611を読出し、当該配信用画像マージ画像データ610と、元画像データ611とをマージし、得られた画像データを、表示処理部607へ出力する。
表示処理部607はレイヤ画像マージ部608より入力された画像データの示す画像をLCD512に表示する。
又、表示処理部607は、受信データ管理部602より、予約許可、予約不許可、書込不許可の何れかのメッセージ画像データが入力された場合には、さらに当該メッセージ画像データの示すメッセージをLCD512に合成表示する。
[4] MFP100の動作
次に、MFP100の動作について説明する。
図9は、MFP100の動作を示すフローチャートである。同図に示されるように、MFP100は、先ず、PC110〜113の何れかからデータを受信したか否かを確認して、データを受信していたら(ステップS901:YES)、当該データのRAM203への記録を制御するために、後述するデータ記録制御処理を実行する(ステップS902)。
データ記録制御処理の実行を完了したら、新たなデータによってPC110〜113の液晶ディスプレイの表示を更新するために、後述するデータ配信処理を実行する(ステップS903)。また、PC110〜113の何れからも画像データを受信していない場合には(ステップS901:NO)、後述する画像データ印刷処理を実行する(ステップS904:YES、ステップSS905)。
ステップS903、S905の処理を完了したら、ステップS901へ進み、上記の処理を繰り返す。
(1) データ記録制御処理
図10は、データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、データ記録制御処理においては、受信データ管理部302は、先ず、受信したデータのデータ種別を特定する(ステップS1001)。
図11は、MFP100とPC110〜113の間でデータを送受信する際のデータ構造を示す図である。本実施の形態においては、会議識別子フィールト1101、元画像識別子フィールド1102、データ数フィールド1103及びデータ格納フィールド1104が設けられる。また、データ格納フィールド1104には、データ数フィールド1103に示される数のデータが格納される(図11では、n個)。
データ#1〜#nはそれぞれ種別フィールド1111、サイズフィールド1112及びデータフィールド1113からなっている。種別フィールド1111は、データフィールドに格納されたデータが元画像データ、配信用マージ画像データ、メモ画像データ、予約領域データ、予約許可通知、予約不許可通知、書込不許可通知の何れの種別に属するかを示す値が格納される。
サイズフィールド1112は、データフィールド1113に格納されたデータのサイズをバイト単位で示す値が格納される。データフィールド1113には、データそのものが格納される。
データは、TCP/IP手順を用いて送受信される。すなわち、図11に示されるような構造を有するデータにTCPヘッダが添付され、そのサイズに応じて複数に分割された後、それぞれIPヘッダを添付されたIPパケットとして送受信される。データを受信したMFP100やPC110〜113はデータに添付されたIPヘッダを参照して送信元のIPアドレスを取得することができる。
図10の説明に戻って、受信データ管理部302は、受信したデータの種別フィールドの値を参照し、その値が予約領域データを示している場合には(ステップS1002:YES)、後述する予約領域データ記録制御処理に移行する(ステップS1003)。
その値がメモ画像データを示している場合には(ステップS1002:NO、ステップS1004:YES)、受信データ管理部302は、後述するメモ画像データ記録制御処理に移行する(ステップS1005)。
その値が予約領域データ及びメモ画像データ以外のデータ(ここでは、元画像データ311)を示している場合には(ステップS1002:NO、ステップS1003:NO)、受信データ管理部302は、受信したデータをRAM203に記録し(ステップS1006)、データ管理テーブル310の該当欄の各値を更新する(ステップS1007)。
具体的には、上述の会議識別子フィールド1101や元画像識別子フィールド1102の値、送信元のPCのIPアドレスがデータ管理テーブルに記録されていない場合には、当該IPアドレスがデータ管理テーブルの該当欄に記録され、データ管理テーブルのクライアント数が更新される。
さらに、記録されたデータの格納アドレス、データサイズ等の値がデータ管理テーブルの該当欄に記録される。
次に、予約領域データ記録制御処理について説明する。
図12は、予約領域データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS902の判定結果が肯定的である場合(ステップS902:YES)、受信データ管理部302は、RAM203に記録されているデータ管理テーブル310を参照して、当該予約領域データの送信元のPC以外のPCのIPアドレスに対応付けられている予約領域データが記録されているか否かを判定する(ステップS1201)。
予約領域データが記録されている場合には(ステップS1201:YES)、受信データ管理部302は、さらに、両者の予約領域データが指定する予約領域範囲が、重複しているか否かを判定する(ステップS1202)。
そして、予約領域範囲が、重複している場合には(ステップS1202:YES)、受信データ管理部302は、予約不許可通知を、受信した予約領域データの送信元のPCのIPアドレスに送信するようにデータ配信管理部303に要求する(ステップS1203)。
一方、予約領域範囲が、重複していない場合には(ステップS1202:NO)、受信データ管理部302は、予約許可通知を当該予約領域データの送信元のPCのIPアドレスに送信するようにデータ配信管理部303に要求し(ステップS1204)、受信した予約領域データを、送信元のPCのIPアドレスと対応付けてデータ管理テーブル310に記録し(ステップS1205)、さらに、受信データ管理部302は、記録した予約領域データに基づいて、RAM203に記録されているマージ画像データ312を更新するようにレイヤ画像マージ部305に要求する。
要求を受けたレイヤ画像マージ部305は、データ管理テーブル310を参照して、当該予約領域データに係るマージ画像データ312の格納アドレスを特定し、当該格納アドレスからマージ画像データ312を読出すとともに、レンダリング処理部304に要求して当該予約領域データをビットマップ情報に変換させる(ステップS1206)。
次に、レイヤ画像マージ部305は、読出したマージ画像データ312とビットマップ情報に変換された予約領域データとをマージし、マージした画像データを、読出元の格納アドレスに上書きしてマージ画像データ312を更新する(ステップS1207)。
なお、会議開始直後であって、まだ該当するマージ画像データ312がRAM203に記録されていない場合には、レイヤ画像マージ部305は、ビットマップ情報に変換された予約領域データをマージ画像データ312としてRAM203の所定の格納アドレスに記録する。
次に、メモ画像データ記録制御処理について説明する。
図13は、メモ画像データ記録制御処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS903の判定結果が肯定的である場合(ステップS903:YES)、受信データ管理部302は、RAM203に記録されているデータ管理テーブル310を参照して、当該メモ画像データの送信元のPCのIPアドレスに対応付けられている予約領域データが記録されているか否かを判定する(ステップS1301)。
予約領域データが記録されている場合には(ステップS1301:YES)、受信データ管理部302は、受信したメモ画像データの示す座標値のX方向及びY方向における、各最小位置から最大位置までの両範囲が、当該予約領域データの示す座標値のX方向及びY方向における、最小位置から最大位置までの両範囲に含まれているか、或いは当該範囲と一致しており、メモ画像データの表示範囲が当該予約領域データの指定する予約領域範囲内であると判定できる場合には(ステップS1302:YES)、受信データ管理部302は、受信したメモ画像データに基づいて、RAM203に記録されているマージ画像データ312を更新するようにレイヤ画像マージ部305に要求する。
要求を受けたレイヤ画像マージ部305は、データ管理テーブル310を参照して、当該メモ画像データに係るマージ画像データ312の格納アドレスを特定し、当該格納アドレスからマージ画像データ312を読出すとともに、レンダリング処理部304に要求して当該メモ画像データをビットマップ情報に変換させる(ステップS1303)。
次に、レイヤ画像マージ部305は、読出したマージ画像データ312とビットマップ情報に変換されたメモ画像データとをマージし、マージした画像データを、読出元の格納アドレスに上書きしてマージ画像データ312を更新する(ステップS1304)。
なお、会議開始直後であって、まだ該当するマージ画像データ312がRAM203に記録されていない場合には、レイヤ画像マージ部305は、ビットマップ情報に変換されたメモ画像データをマージ画像データ312としてRAM203の所定の格納アドレスに記録する。
ステップS1301において、予約領域データが記録されていない場合(ステップS1301:NO)、又は、ステップS1302において、メモ画像データの表示範囲が当該予約領域データの指定する予約領域範囲内でないと判定できる場合(ステップS1302:NO)、受信データ管理部302は、データ管理テーブル310において、当該メモ画像データの送信元のPC以外の何れかのPCのIPアドレスに対応付けて予約領域データが記録されているか否かを判定する(ステップS1305)。
当該予約領域データが記録されていない場合には(ステップS1305:NO)、受信データ管理部302は、ステップS1303の処理に移行し、当該予約領域データが記録されている場合には(ステップS1305:YES)、受信データ管理部302は、当該予約領域データの指定する予約領域範囲と受信したメモ画像の表示範囲が重複しているか否かを判定する(ステップS1306)。
当該予約領域データの指定する予約領域範囲と受信したメモ画像の表示範囲が重複していない場合には(ステップS1306:NO)、受信データ管理部302は、ステップS1303の処理に移行し、当該予約領域データの指定する予約領域範囲と受信したメモ画像の表示領域が重複している場合には(ステップS1306:YES)、受信データ管理部302は、受信したメモ画像データのRAM203への記録処理を抑止し、受信したメモ画像データの送信元のPCのIPアドレスに、書込不許可通知を送信するようにデータ配信管理部303に要求する(ステップS1307)。
(2) データ配信処理
次に、データ配信処理について説明する。
図14は、データ配信処理の詳細を示すフローチャートである。データ記録制御処理(ステップS902)が完了すると、データ配信管理部303により、各種通知がPC110〜113に配信されたり、PC110〜113の液晶ディスプレイ表示を更新するために元画像データ311や各クライアントのPCに係るマージ画像データ312をマージした配信用マージ画像データが配信されたりする。
同図に示すように、データ配信管理部303は、受信データ管理部302より、予約許可通知、予約不許可通知、書込不許可通知の何れかの送信要求と配信先のPCのIPアドレスの指定とを受けると(ステップS1401:YES)、指定されたIPアドレスに、送信依頼された通知を送信する(ステップS1406)。
又、データ配信管理部303は、データ記録制御処理により、元画像データ311が、RAM203に記録されると(ステップS1401:NO、ステップS1402:YES)、受信データ管理部302からの要求に応じて、更新された格納アドレスから元画像データ311を読出し、PC110〜113のうち、当該元画像データ311の送信元のPCを除くPCのIPアドレスに、当該元画像データ311を送信する(ステップS1407)。
又、データ配信管理部303は、データ記録制御処理により、マージ画像データ312が更新されると(ステップS1401:NO、ステップS1402:NO、ステップS1403:YES)、更新されたマージ画像データ312に係る元画像識別子に対応付けられている全てのマージ画像データ312をマージした配信用マージ画像データの生成を、レイヤ画像マージ部305に要求して配信用マージ画像を生成させる(ステップS1404)。
そして、データ配信管理部303は、生成された配信用マージ画像データをPC110〜113の各IPアドレスに送信する(ステップS1405)。
(3) 画像データ印刷処理(S805)
次に、画像データ印刷処理について説明する。
図15は、画像データ印刷処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、先ず、レイヤ画像マージ部305は、元画像識別子毎にすべてのマージ画像データ312をマージし、配信用マージ画像データを作成する(S1501)。さらに、レイヤ画像マージ部305は、当該配信用マージ画像データに係る元画像データ311をマージする(S1502)。
画像形成制御部309は、こうして得られた画像データの示すマージ画像を、プリントエンジン213を制御することによって、会議の議事録として印刷する(S1503)。
[5] PC110の動作
次に、PC110の動作について説明する。PC111〜113も同様に動作するので、PC110の動作の説明を以ってPC111〜113の動作の説明に代える。
図16は、PC110の主要な動作を示すフローチャートである。同図に示されるように、PC110は、通信制御部601にてMFP100から送信されたデータを受信すると(ステップS1601:YES)、受信したデータの種別フィールドの値を参照して当該データのデータ種別を特定する(ステップS1602)。
受信したデータが、予約許可通知、予約不許可通知、及び書込不許可通知の何れかの通知である場合(ステップS1603:YES)、PC110は、後述するメッセージ表示処理を行い(ステップS1604)、受信したデータが、何れの通知でもない場合(ステップS1603:NO)、後述する画像データ受信処理を行う(ステップS1605)。
MFP100からのデータの受信がない場合には(ステップS1601:NO)、タッチパネル110aに対するタッチ入力を検出すると(ステップS1606:YES)、PC110は、後述するタッチ入力処理を行う(ステップS1607)。
(1)メッセージ表示処理
図17は、メッセージ表示処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、MFP100から受信した通知が、予約許可通知である場合には、(ステップS1701:YES)、受信データ管理部602は、予約許可メッセージ画像データをHDD504から読出して表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる(ステップS1702)。
又、受信した通知が、予約不許可通知である場合には(ステップS1703:YES)、受信データ管理部602は、予約不許可メッセージ画像データをHDD504から読出して表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる(ステップS1704)。
さらに、受信データ管理部602は、当該予約不許可通知に係る予約領域データ613の記録をRAM503から削除し、表示処理部607に当該予約領域データ613の示す予約領域範囲を指定する図形の表示を削除するように依頼し、当該図形がLCD512へ表示されないようにする(ステップS1705)。
又、受信した通知が、書込不許可通知である場合には(ステップS1701:NO、ステップS1703:NO)、受信データ管理部602は、書込不許可メッセージ画像データをHDD504から読出して表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる(ステップS1706)。
さらに、受信データ管理部602は、当該書込不許可通知に係るメモ画像データ612の記録をRAM503から削除し、表示処理部607に当該メモ画像データ612の示すメモ画像の表示を削除するように依頼し、当該メモ画像がLCD512へ表示されないようにする(ステップS1707)。
(2)画像データ受信処理
次に、画像データ受信処理について説明する。
図18は、画像データ受信処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、受信したデータが、元画像データである場合(ステップS1801:YES)、受信データ管理部602は、RAM503に元画像データ611として記録する(ステップS1802)。
一方、受信したデータが、元画像データでなく、配信用マージ画像データである場合には(ステップ1801:NO)、受信データ管理部602は、RAM503に配信用マージ画像データ610として記録する(ステップS1803)。
次に、レイヤ画像マージ部608は、RAM503から、元画像データ611、当該元画像データ711に係る配信用マージ画像データ610を読出し、読出した元画像データ611と配信用マージ画像データ610とをマージし(ステップS1804)、マージした画像データを、表示処理部607へ出力してLCD512に表示されている画像を、新たにマージした画像データの示す画像に更新する(ステップS1805)。
(3) タッチ入力処理
次に、タッチ入力処理について説明する。
図19は、タッチ入力処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、先ず、タッチペン110bがタッチパネル110aに触れると、CPU501に割込み信号が入力される。この割込み信号の入力を契機として、座標取得部605がタッチパネル100aからタッチペン110bが触れた位置の座標値を示す座標データを取得する(S1901)。
座標取得部605によって取得された座標値が、図7に示す元画像送信キー702の表示領域内にある場合には(S1902:YES)、入力処理部704は、元画像送信キー702が押下されたと判断して、データ配信管理部603に元画像データ611の送信を要求して、当該元画像データ611を送信させる(S1903)。
座標値が図7に示すメモ画像送信キー703の表示領域内にある場合は(S1904:YES)、入力処理部604は、メモ画像送信キー703が押下されたと判断して、データ配信管理部603にメモ画像データ612の送信を要求して当該メモ画像データ612をMFP100へ送信させるとともに、手書き描画部606に要求してメモ画像データ612をRAMに記録させる(S1905)。
座標値が図7に示す予約領域指定キー703の表示領域内にある場合には(S1906:YES)、入力処理部604は、予約領域指定キー704が押下されたと判断して、手書き描画部606にその旨の通知をする。
当該通知を受けた手書き描画部606は、手書き入力により入力された座標値に基づいて、予約領域データを生成し(ステップS1907)、LCD512に描画されている、入力された座標値に基づく図形に替えて、当該予約領域データが示す、予約領域範囲を指定する図形を破線で描画し、LCD612に描画されている図形を更新する(ステップS1908)。
さらに、手書き描画部606は、当該予約領域データをRAM503に記録するとともに、当該予約領域データを入力処理部604に出力し、予約領域データの入力を受けた入力処理部604は、データ配信管理部603に、当該予約領域データをMFP100に送信するように要求して予約領域データをMFP100に送信させる(ステップS1909)。
座標値が図7に示す手書き領域701内にある場合は(S1910:YES)、手書き入力された文字、図形等を記録するために手書き入力処理を実行する(S1911)。
次に、手書き入力処理について説明する。
図20は、手書き入力処理の詳細を示すフローチャートである。同図に示されるように、手書き入力処理においては、先ず、手書き描画部606が、タッチペン110bでタッチパネル110aに触れた位置にLCD512において、所定の図形を描画する(ステップS2001)。
上述のようにして図形を描画したら、手書き描画部606は、当該図形のベクタ情報を生成する(S2002)。
[6] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記実施の形態においては、PCから送信された予約領域データについて、MFP100によって予約許可通知が送信された後は、当該予約領域データによって指定された予約領域範囲は、会議に参加している送信元のPCのユーザに対し、継続的に確保され続けることとしたが、予約許可通知が送信された後、所定期間内に、当該予約領域範囲にメモ画像データの書込みがされない場合には、当該予約領域範囲を、会議に参加している他のPCのユーザが利用できるように解放することとしてもよい。
具体的には、図12に示す、予約領域データ記録制御処理の動作における、ステップS1205の処理において、受信した予約領域データを、送信元のPCのIPアドレスと対応付けてデータ管理テーブル310に記録する際に、記録した時刻を合わせてデータ管理テーブル310に記録することとし、その後、受信データ管理部302が、予約領域範囲記録監視処理を実行して、メモ画像データの書込みがされない予約領域範囲を解放することとしてもよい。
図21は、予約領域範囲記録監視処理の詳細を示すフローチャートである。受信データ管理部302は、データ管理テーブル310に記録されている各予約領域データについて、当該予約領域データの記録後、一定時間間隔で同図に示されるように予約領域範囲記録監視処理を実行する。
受信データ管理部302は、当該予約領域データの送信元のPCより、メモ画像データを受信したか否かを監視し(ステップS2101)、当該メモ画像データを受信したら(ステップS2101:YES)、当該メモ画像データの表示範囲が当該予約領域データの指定する予約領域範囲内か否かを判定する(ステップS2102)。
そして、当該予約領域データの送信元のPCより、メモ画像データを、まだ受信していない場合(ステップS2101:NO)、又は、当該メモ画像データの表示領域が当該予約領域データの指定する予約領域範囲内でない場合には(ステップS2102:NO)、受信データ管理部302は、当該予約領域範囲内にまだメモ画像データの書込みがされていないと判断してデータ管理テーブル310に記録されている、当該予約領域データの記録時刻から所定期間(例えば、5分)経過したか否かを判定する(ステップS2103)。
その結果、当該所定期間を経過している場合には(ステップS2103:YES)、受信データ管理部302は、データ管理テーブル310における当該予約領域データの記録を削除し、当該予約領域範囲が解放された旨の解放通知を、各クライアントのPCのIPアドレスに送信するようにデータ配信管理部303に要求して、当該予約領域範囲を解放する(ステップS2104)。
一方、ステップS2102の判定結果が肯定的である場合には(ステップS2102:YES)、受信データ管理部302は、当該予約領域範囲内にメモ画像データの書込みがされたと判断して、当該予約領域範囲の解放を抑止する。
これにより、メモ画像データの書込み領域が使用されないまま、無駄に確保されている領域を、他のユーザが利用できるように解放することができるので、メモ画像データの書込み領域が無駄に占有されないように調整することができる。
なお、受信データ管理部302は、ステップ2104において、予約領域範囲を解放した場合に、その旨の解放通知と共に、当該予約領域範囲を示す座標値を各クライアントのPCのIPアドレスに送信するようにデータ配信管理部303に要求して、各クライアントのPCに、解放された予約領域範囲をその他の予約領域範囲と識別できる表示態様で表示(例えば、反転表示)させることとしてもよい。
これにより、各クライアントは、解放された予約領域範囲を一見して容易に特定することができる。
(2)上記実施の形態においては、図12に示す予約領域データ記録制御処理の動作において、予約領域データが指定する予約領域範囲と、他のPCからの予約領域データが指定する予約領域範囲とが、重複している場合には(ステップS1202:YES)、当該予約領域範囲の指定を許可しないこととしたが(ステップS1203)、重複している部分についてのみ不許可とし、重複していない部分については、当該予約領域範囲の指定を許可することとしてもよい。
具体的には、図12に示す予約領域データ記録制御処理の動作を図22に示すように、図17に示すメッセージ表示処理の動作を図23に示すように変形することとしてもよい。
図22において、図12に示す処理内容と同一の処理を行うステップについては、図12と同一のステップ番号を付している。以下、図12と相違するステップ番号のステップの処理内容について説明する。
受信データ管理部302は、ステップS1201の判定結果が肯定的である場合に(ステップS1201:YES)、さらに、両者の予約領域データが指定する予約領域範囲が、完全に重複しているか否かを判定する(ステップS2201)。
そして、予約領域範囲が、完全に重複している場合には(ステップS2201:YES)、受信データ管理部302は、ステップS1203の処理に移行し、完全に重複していない場合には(ステップS2201:NO)、受信データ管理部302は、さらに、両者の予約領域データが指定する予約領域範囲が、一部分において重複しているか否かを判定する(ステップS2202)。
予約領域範囲が、一部分においても重複していない場合には(ステップS2202:NO)、受信データ管理部302は、ステップS1204の処理に移行し、予約領域範囲が、一部分において重複している場合には(ステップS2202:YES)、受信データ管理部302は、一部予約許可通知を、受信した予約領域データの送信元のPCのIPアドレスに送信するようにデータ配信管理部303に要求する(ステップS2203)。
又、図23においても、同様に、図17に示す処理内容と同一の処理を行うステップについては、図17と同一のステップ番号を付している。以下、図17と相違するステップ番号のステップの処理内容について説明する。
受信データ管理部302は、受信した通知が、一部予約許可通知である場合には(ステップS1701:NO、ステップS2301:YES)、受信データ管理部602は、一部予約許可メッセージ画像データをHDD504から読出して表示処理部607に出力し、当該メッセージ画像データの示すメッセージ画像をLCD512に表示させる(ステップS2302)。
ここで、一部予約許可メッセージ画像データは、「重複部分を除く予約領域が予約できた」旨を示すメッセージ画像データであり、HDD604に予め記録されているものとする。
上記変形例の示す処理を行うことにより、予約領域範囲の一部が重複する場合であっても、予約領域範囲の内、重複する部分以外の領域を、メモ画像データの書込み領域として確保できるので、書込みが制限される領域を少なくすることができ、書込み予約可能領域を広くすることができる。
なお、一部予約許可通知がされる場合には、当該通知の送信先のPCにおいて、当該予約領域範囲において、他のPCと予約領域範囲が重複する部分を、当該予約領域範囲と重複がないその他の領域と識別できる表示態様で表示させることとしてもよい。
例えば、一部予約許可通知を当該PCに送信する際に、重複する範囲を示す座標値を合わせて送信し、当該PCに、書込みが許可されない、予約領域範囲の重複する部分の表示態様をその他の部分の表示態様と異なる表示態様で表示(例えば、反転表示)させることとしてもよい。この場合のLCD512の表示例を図24に示す。同図の符号512は、LCD512を、符号241は、PC110から要求した予約領域範囲を、符号242は、他のPC111に対して許可された予約領域範囲をそれぞれ表す。そして、符号243は、反転表示されている、両予約領域範囲の重複部分を表し、符合244は、一部予約許可メッセージ画像データの示すメッセージ画像を表す。
これにより、当該PCのユーザに対し、メモ画像データの書込みができない、重複する部分を明示することができ、当該ユーザが誤って重複する部分にメモ画像データの書込みを行わないように注意を喚起することができる。
(3)上記の実施の形態においては、必要に応じて各クライアントのPCから予約領域データをMFP100に送信してメモ画像データの書込み前に、書込み領域の予約を行うこととしたが、元画像データ毎に予め各クライアントのPCに、メモ画像データの書込み領域を割り当て、各クライアントは、当該割り当て領域にメモ画像データを書き込むように構成することとしてもよい。
具体的には、上記実施の形態のように、予約領域データを、各クライアントのPCから受信してデータ管理テーブル310に記録する代わりに、各クライアントに係る予約領域データを予め設定しておいて、予め設定した予約領域データを、上記実施の形態の場合と同様にデータ管理テーブル310において、元画像識別子毎に各クライアントのPCのIPアドレスと対応付けて記録しておき、図13に示すメモ画像データ記録制御処理と同様の処理を行うことにより、各クライアントのPC毎に予め設定された予約領域範囲内に、他のクライアントからメモ画像データが重複して書き込まれるのを防止できる。
又、各クライアントに対し、予め設定された予約領域範囲を明示するために、会議の発表者のPCから受信された元画像データを、会議資料としてMFP100から各クライアントのPCに送信する代わりに、元画像データと、当該元画像データについて、各クライアントに割り当てられた予約領域データをビットマップ情報に変換した画像データとをマージした画像データを各クライアントのPCに会議資料として送信することとすることできる。
これにより、各クライアントのPCに各クライアントに割り当てられた予約領域範囲を表示させ、各クライアントに対し、予め設定された予約領域範囲を明示することができる。
図25は、元画像データと、当該元画像データについて、各クライアントに割り当てられた予約領域データをビットマップ情報に変換した画像データとをマージした画像データのLCD512における表示例を示す。符号251は、元画像データの示す会議資料の表示ページを表し、符号252〜255は、各クライアントのPCに割り当てられた予約領域データの指定する、会議資料の表示ページ上における予約領域範囲を示す。
(4)上記の実施の形態においては、会議支援システム1に画像形成装置100を含めることとしたが、当該システムにおいて、画像形成装置100を含めない構成とし、PC110〜113がそれぞれ元画像データとメモ画像データと予約領域データの管理を行い、MFP100の各機能をPC110〜113に代行させることとしてもよい。
具体的には、PC110〜113の各PCは、MFP100におけるレンダリング処理部304、データ管理テーブル310に相当する構成を備え、MFP100の場合と同様にPC毎にマージ画像データ312を生成し、各PCについて予約が許可された予約領域データを、当該データ管理テーブルに記録しておくこととし、以下に示す処理を行うこととしてもよい。
自装置から新たな予約領域データが入力され、当該予約領域データの指定する予約領域範囲への書込みの許可が要求される毎に、各PCは、データ管理テーブルを参照して既に許可されている予約領域データを特定し、入力された予約領域データの指定する予約領域範囲が、特定した予約領域データの指定する何れの予約領域範囲とも重複しない場合に、要求された書込みを許可し、重複する場合には、当該書込みを許可しないこととする。
そして、各PCは、当該書込みを許可した場合には、当該予約領域データをデータ管理テーブルに記録するとともに、他のPCに対し、許可した予約領域データを送信する。
これにより、各PCは、他のPCにおいて、予約領域範囲への書込みの予約が許可されると、当該許可に係る予約領域データを当該他のPCから受信し、データ管理テーブルに記録することができる。
さらに、各PCは、新たに許可された予約領域データについて、図12に示す予約領域データ記録制御処理におけるステップS1206、S1207に相当する処理を行うとともに、自装置から入力されたメモ画像データ及び他のPCから受信したメモ画像データについて、図13に示すメモ画像データ記録制御処理と同様の処理を行う。
そして、両制御処理を行うことによって各PCに係るマージ画像データが更新される毎に、元画像データと各PCに係るマージ画像データをマージし、表示処理部607に出力してLCDに表示されている画像を新たにマージした画像データの示す画像に更新する処理を行う。
又、(1)〜(3)で説明した上記実施の形態の変形例についても同様に、本変形例を適用し、PC110〜113が互いに直接、元画像データ、メモ画像データ及び予約領域データを送り合うこととして(1)〜(3)で説明した変形例の動作をPC側で行うこととしてもよい。
具体的には、(1)においては、受信データ管理部302の代わりに受信データ管理部602が、(1)で説明した予約領域範囲記録監視処理を行うこととしてもよい。
(2)においては、受信データ管理部302の代わりに受信データ管理部602が、図22に示す予約領域データ記録制御処理の変形例及び図23に示すメッセージ表示処理の変形例を行うこととしてもよい。
(3)においては、各クライアントのPCに設けたデータ管理テーブルにおいて、クライアント毎に予め設定された予約領域データを、元画像識別子毎に各クライアントのPCのIPアドレスと対応付けて記録しておき、メモ画像データの送信元又は送信先の何れかのPCにおいて、図13に示すメモ画像データ記録制御処理を行うこととしてもよい。
(5)上記実施の形態においては、MFP100が、PC110〜113から元画像データ、予約領域データ及びメモ画像データを受信し、両画像データをマージしたマージ画像データを生成して、PC110〜113に送信することとしたが、PC110〜113の各PC間で相互に元画像データ、予約領域データ及びメモ画像データを送受信することとし、マージ画像データを各PCで生成することとしてもよい。
具体的には、MFP100及び各PCは、以下に示す処理を行うこととしてもよい。
MFP100は、PC110〜113から予約領域データのみを受信し、図12に示す予約領域データ記録制御処理を以下の通り、一部の処理を変更して実行する。
MFP100は、ステップS1201、1202を実行した後、ステップ1202の判定結果が否定的である場合には(ステップS1202:NO)、ステップS1204の処理を行う代わりに、当該予約領域データの指定する予約領域範囲の予約を許可し、PC110〜113に、その旨、及び予約を許可したPC及び当該予約領域データを通知する処理を行い、当該処理の後、ステップS1205の処理のみを行う。
当該判定結果が肯定的である場合には(ステップS1202:YES)、MFP100は、ステップS1203の処理を行う代わりに、当該予約を不許可とし、PC110〜113に、その旨、及び予約を不許可としたPC及び当該予約領域データを通知する処理を行う。
PC110〜113の各PCは、MFP100におけるレンダリング処理部304、データ管理テーブル310に相当する構成を備え、さらにMFP100と同様にPC毎にマージ画像データ312を生成する機能を備える。
そして、各PCは、予約を許可した旨の通知がされた予約領域データを当該データ管理テーブルに記録し、予約を許可した旨の通知がされた予約領域データについて、図12に示す予約領域データ記録制御処理におけるステップS1206、S1207に相当する処理を行う。
さらに、各PCは、自装置から入力されたメモ画像データ及び他のPCから受信したメモ画像データについて、図13に示すメモ画像データ記録制御処理と同様の処理を行う。
そして、各PCに係るマージ画像データが更新される毎に、元画像データと各PCに係るマージ画像データをマージし、表示処理部607に出力してLCDに表示されている画像を新たにマージした画像データの示す画像に更新する処理を行う。
(6)上記実施の形態においては、専らクライアント端末としてPCを用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、電子ペーパ等、パーソナルコンピュータ以外の端末を用いることとしてもよい。また、入力手段はタッチペンに限らず、キーボードやマウス等、タッチペン以外の手段でも良い。(1)〜(5)で説明した変形例についても同様である。
(7)上記実施の形態においては、MFP100を用いてPC110〜113に画像データ等を配信する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、MFP以外の装置を用いて画像データを配信しても良い。通信機能を備えたコンピュータであれば、MFPでなくても上記の処理を実行させることができる。(1)〜(3)及び(5)(6)で説明した変形例についても同様である。
(8)上記実施の形態においては、元画像データをPC110〜113からMFP100へ送信することによって他のPCへ配信する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
すなわち、MFP100が備えるスキャナ212にて会議資料を読み取って画像データを生成し、当該画像データを元画像データ311としても良い。このようにしても、本発明の効果は同じである。(1)〜(3)及び(5)(6)で説明した変形例についても同様である。
(9)上記実施の形態においては、PC110〜113によって予約された各予約領域範囲外の領域へのメモ画像データの書込みを禁止しないこととしたが、当該領域へのメモ画像データの書込みを禁止することとしてもよい。
これにより、当該領域において、メモ画像データが重複して書き込まれるのを有効に防止することができる。
又、当該領域の一部の領域について、メモ画像データの書込みを禁止することとしてもよい。
本変形例は、(1)〜(8)において説明した変形例にも適用することとしてもよい。
本発明に係る会議支援システム及び当該システムに用いる排他制御装置は、会議の出席者の間で会議資料に対するメモを交換する技術として有用である。
1…………………会議支援システム
100……………多機能周辺装置(MFP)
110〜113…パーソナルコンピュータ(PC)
120……………ネットワーク
301、601…通信制御部
302、602…受信データ管理部
303、603…データ配信管理部
304 …レンダリング処理部
305、608…レイヤ画像マージ部
306、604…入力処理部
307……………印字指示受付部
308、607…表示処理部
309……………画像形成制御部
310……………データ管理テーブル
311、611…元画像データ
312……………マージ画像データ
605……………座標取得部
606……………手書き描画部
610……………配信用マージ画像データ
612……………メモ画像データ
613……………予約領域データ
701…………手書き領域
702…………元画像送信キー
703…………メモ画像送信キー
704…………予約領域指定キー

Claims (13)

  1. 複数の端末装置と、排他制御装置とを含み、前記各端末装置と前記排他制御装置間で会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する会議支援システムであって、
    前記複数の端末装置は、それぞれ、
    前記会議資料データを自装置で表示している表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求する要求手段と、
    前記各端末装置から前記排他制御装置に送信された前記書込みデータの内、前記排他制御装置から送信された前記書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示する表示手段と、
    を備え、
    前記排他制御装置は、
    前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、
    前記複数の端末装置から受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域への当該許可をされた端末装置からの書込みデータである場合に、許可された前記予約領域における当該書込みデータを前記複数の端末装置に送信し、受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域と重複する予約領域内への当該許可をされた端末装置以外の端末装置からの書込みデータである場合には、当該書込みデータの前記複数の端末装置への送信を抑止する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする会議支援システム。
  2. 前記排他制御手段は、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲とその一部の領域において重複する場合には、要求元の端末装置に対し、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲の内、当該重複する一部の領域について書込みを不許可とし、重複しないその他の領域について、書込みを許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の会議支援システム。
  3. 前記排他制御装置は、
    前記複数の端末装置毎に書込みを許可した予約領域と時刻とを管理する管理手段と、
    前記各端末装置に書込みを許可した後、所定時間以上、当該端末装置に書込みを許可した予約領域に、当該端末装置から書込みがなされなければ、当該許可を取り消す取消手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の会議支援システム。
  4. 前記排他制御装置は、
    前記排他制御手段によって書込みを許可された予約領域を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている予約領域を前記複数の端末装置に通知する許可領域通知手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、通知された予約領域を会議資料データの表示ページ上に表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の会議支援システム。
  5. 会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する複数の端末装置と、排他制御装置と、を含む会議支援システムであって、
    前記複数の端末装置は、それぞれ、
    前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求する要求手段と、
    前記排他制御装置から自装置を含む前記複数の端末装置に係る前記書込みの許否の通知を受付ける通知受付手段と、
    他の前記端末装置から受信した前記書込みデータが、当該他の端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域への書込みデータである場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータが、自装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域への書込みデータである場合に、当該書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示させ、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータの書込み領域が、当該他の端末装置以外の前記複数の何れかの端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域と重複する予約領域内である場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータの書込み領域が、自装置以外の前記複数の何れかの端末装置に係る前記書込みの許可の通知を受けた予約領域と重複する予約領域内である場合、当該書込みデータのメモ画像の前記会議資料データの表示ページ上への表示を抑止する表示制御手段と、
    を備え、
    前記排他制御装置は、
    前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、
    前記各端末装置からの前記書込みの許可の要求について、前記排他制御手段によりなされた前記書込みの許否を前記複数の端末装置に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする会議支援システム。
  6. 会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する複数の端末装置を含む会議支援システムであって、
    前記複数の端末装置は、それぞれ、
    前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して、当該予約領域への書込みの許可を要求する要求手段と、
    自装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲を記憶している記憶手段と、
    他の前記端末装置から、当該端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲に関する情報を取得する取得手段と、
    前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、他の前記端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、前記書込みを許可し、他の前記端末装置に対し、前記書込みが許可された予約領域の座標値の範囲を通知し、重複する場合には、前記書込みを許可しない排他制御手段と、
    他の前記端末装置から受信した前記書込みデータが、当該他の端末装置に対して、前記書込みが許可された予約領域への書込みデータである場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータが、自装置に対して前記書込みが許可された予約領域への書込みデータである場合に、当該書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示させ、他の前記端末装置から受信した前記書込みデータの書込み領域が、当該他の端末装置以外の前記複数の何れかの端末装置に対して前記書込みが許可された予約領域と重複する予約領域内である場合、又は、自装置に入力された前記書込みデータの書込み領域が、自装置以外の前記複数の何れかの端末装置に対して前記書込みが許可された予約領域と重複する予約領域内である場合、当該書込みデータのメモ画像の前記会議資料データの表示ページ上への表示を抑止する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする会議支援システム。
  7. 前記排他制御手段は、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、他の前記端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域の座標値の範囲とその一部の領域において重複する場合には、自装置に対し、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の座標値の範囲の内、当該重複する一部の領域について書込みを不許可とし、重複しないその他の領域について、書込みを許可する
    ことを特徴とする請求項6に記載の会議支援システム。
  8. 前記記憶手段は、自装置に書込みを許可した時刻を記憶し、
    前記排他制御手段は、自装置に前記書込みを許可した後、所定時間以上、当該書込みを許可した予約領域に、書込みがなされなければ、当該許可を取り消す
    ことを特徴とする請求項6に記載の会議支援システム。
  9. 前記表示制御手段は、前記複数の端末装置に対し、前記書込みの許可がされた予約領域を会議資料データの表示ページ上に表示させる
    ことを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の会議支援システム。
  10. 複数の端末装置と会議資料データの表示ページへの書込みデータを相互に送受信する排他制御装置であって、
    前記複数の端末装置は、それぞれ、
    前記会議資料データの表示ページに対し、任意の座標値により特定される表示範囲を示す予約領域データにより、前記書込みデータのメモ画像を書込むための予約領域を指定して、当該予約領域への書込みの許可を前記排他制御装置に要求し、
    前記各端末装置から前記排他制御装置に送信された前記書込みデータの内、前記排他制御装置から送信された前記書込みデータのメモ画像を前記会議資料データの表示ページ上の対応する前記予約領域に表示し、
    前記排他制御装置は、
    前記各端末装置から、前記予約領域データとともに前記書込みの許可の要求を受け付ける要求受付手段と、
    前記許可の要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲と重複するか否かを判定し、重複しない場合には、当該要求元の端末装置に書込みを許可し、重複する場合には、要求元の端末装置に書込みを許可しない排他制御手段と、
    前記複数の端末装置から受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域への当該許可をされた端末装置からの書込みデータである場合に、許可された前記予約領域における当該書込みデータを前記複数の端末装置に送信し、受信した前記書込みデータが、前記書込みを許可した予約領域と重複する予約領域内への当該許可をされた端末装置以外の端末装置からの書込みデータである場合には、当該書込みデータの前記複数の端末装置への送信を抑止する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする排他制御装置。
  11. 前記排他制御手段は、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲が、当該要求元の端末装置以外の端末装置に既に書込みを許可した予約領域の座標値の範囲とその一部の領域において重複する場合には、要求元の端末装置に対し、前記許可要求において前記予約領域データにより指定された予約領域の前記座標値の範囲の内、当該重複する一部の領域について書込みを不許可とし、重複しないその他の領域について、書込みを許可する
    ことを特徴とする請求項10に記載の排他制御装置。
  12. 前記排他制御装置は、
    前記複数の端末装置毎に書込みを許可した予約領域と時刻とを管理する管理手段と、
    前記各端末装置に書込みを許可した後、所定時間以上、当該端末装置に書込みを許可した予約領域に、当該端末装置から書込みがなされなければ、当該許可を取り消す取消手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の排他制御装置。
  13. 前記排他制御装置は、
    前記排他制御手段によって書込みを許可された予約領域を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている予約領域を前記複数の端末装置に通知する許可領域通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10〜12の何れかに記載の排他制御装置。
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