JP5568583B2 - リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5568583B2
JP5568583B2 JP2012051132A JP2012051132A JP5568583B2 JP 5568583 B2 JP5568583 B2 JP 5568583B2 JP 2012051132 A JP2012051132 A JP 2012051132A JP 2012051132 A JP2012051132 A JP 2012051132A JP 5568583 B2 JP5568583 B2 JP 5568583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
lithium ion
ion secondary
signal
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012051132A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013187031A (ja
Inventor
恒典 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012051132A priority Critical patent/JP5568583B2/ja
Priority to PCT/JP2013/051240 priority patent/WO2013132907A1/ja
Priority to US14/379,463 priority patent/US20150056478A1/en
Publication of JP2013187031A publication Critical patent/JP2013187031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5568583B2 publication Critical patent/JP5568583B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/4207Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells for several batteries or cells simultaneously or sequentially
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/392Determining battery ageing or deterioration, e.g. state of health
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • H01M10/482Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte for several batteries or cells simultaneously or sequentially
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2220/00Batteries for particular applications
    • H01M2220/20Batteries in motive systems, e.g. vehicle, ship, plane
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法に関わるものである。
自動車や鉄道などでは、鉛、ニッケル水素、リチウムイオン電池などの二次電池を搭載し、回生ブレーキで得た電力を二次電池に充電し、その電力を加速時などに利用することで、燃費を向上させるハイブリッド方式や、二次電池に蓄えられている電気エネルギーで駆動する電気自動車等が知られている。また、風力発電や太陽光発電においては、変動の大きい自然のエネルギーを電気に変換するために、送電系統との接続において、二次電池システムを用いた負荷平準化が求められている。
このようなハイブリッド型自動車や電気自動車等の車両、もしくは蓄電用の二次電池システムにおいては、高エネルギー密度の観点から、リチウムイオン二次電池を使用している例が多い。このリチウムイオン二次電池においては、電解液に非水系の有機溶剤を用いていることから、二次電池システム内で使用している二次電池の劣化状態や健康状態(SOH,State of Health)を把握することは、安全性の観点からも、有効性の観点からも非常に重要である。さらに、当該二次電池システムが今後どのような特性を示すのか等の寿命(特性)予測もまた非常に重要である。
このリチウムイオン二次電池については、特性劣化傾向として、一般的に時間や充放電サイクル数の平方根に対して比例する傾向(√t則)と、時間や充放電サイクル数に対して比例する傾向(t則)が有ることが知られている。
例えば、非特許文献1では、リチウムイオン二次電池の容量が初期は√t則で劣化し、途中からt則による劣化に変化する事例が記載されている。非特許文献2では、被膜形成を劣化メカニズムの主体とした√t則による劣化の事例が記載されている。
これらの二次電池の劣化状態やSOH状態を検知する方法として、例えば、特許文献1には、予め把握した二次電池システムの特性情報(内部抵抗等)を記録しており、これに基づいてSOH等を求める処理を実行する手段等が記載されている。
また、特許文献2には、二次電池の内部状態を検知する方法として、正極/負極の材料固有の充/放電カーブを元に被検知電池の充・放電カーブをフィッティングすることで内部状態を検知する手法が記載されている。
また、特許文献3では、二次電池の劣化検出精度を向上するために、充放電試験する二次電池の温度を測定する手段を設けて、充放電電流による電圧、電流値に加えて、温度を測定することで劣化検出精度を向上する手法を開示している。
さらに、特許文献4では、電池内部状態を調査するために、当該電池にアコースティックエミッションセンサを複数取り付けて、電池内部でアコースティックエミッションが発生した部位を検出する方法が開示されている。また、特許文献5や特許文献6では二次電池の内部状態検知及び充電方法を改善する手法としてアコースティックエミッションの使用事例が開示されている。
特開2010−256323号公報 特開2009−80093号公報 特開2010−54428号公報 特開2010−40318号公報 特開平7−6795号公報 特開平7−85892号公報
Journal of Power Sources 155(2006) p415 Electrochemistry 78(2010) p482
しかしながら、リチウムイオン二次電池の劣化予測は通常、非特許文献2に記載されているように、被膜形成を劣化メカニズムの主体とした√t則等で記述されており、非特許文献1に記載されているような、途中で√t則からt則に変化する劣化はほとんど考慮されていない。その理由は、リチウムイオン二次電池の劣化メカニズムが十分に解明できていないため、√t則からt則への変化のタイミング、及びt則における傾きが予測不能であるためである。
なお、t則での劣化は一般に急激であり、t則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池は可及的速やかに交換する必要があるため、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合、できるだけ早くそれを検知する必要がある。また、すぐに交換できない場合に備えて、当該リチウムイオン二次電池の劣化速度をできるだけ遅くする必要があり、その場合には二次電池の使用範囲に制限が加わることも許容される。
ここで、特許文献1による電池内部状況の検査は、予め想定されている劣化範囲内で劣化している場合にのみ有効な手段であり、通常は、√t則における劣化範囲内のみを想定しているため、√t則の範囲における特性情報(内部抵抗等)のみを記録しており、t則へ変化する時期やt則に入った時の内部状態を検知することはできない。
また、特許文献2による電池内部状態の検査方法は、電池内部を詳細に検査することが可能であるが、検査の結果をもって√t則の範囲であるか、t則であるかの判断はまた別のデータが必要となる。このため、検査に必要なベースデータ量が多く、また状況に応じたフィッティングが必要であるために、実際に二次電池システムに組み込んで使用するのは難しい。
なお、特許文献3に記載の検出方法は、実使用状態において有効な検査方法であるが、やはり予め予想されている劣化範囲内で劣化している場合にのみ有効な手段である。
ここで、特許文献4はアコースティックエミッションが発生した箇所を検出する方法であり、内部状況の劣化度合いを直接的に検査する方法ではない。また、特許文献5や特許文献6もアコースティックエミッションによって二次電池の内部状態を検知する方法であるが、鉛蓄電池を主な対象として、充電状態における内部状態検知や充電方法の改善等の課題を解決する手段を提示しており、リチウムイオン電池における√t則とt則の見分け方等を見込んだ内部状態検知方法を示しているわけではない。
本発明の目的は、このような問題、課題を解決するものである。すなわち、本発明の目的は、リチウムイオン二次電池の内部状況を検査し、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することで、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合、素早く検知することが可能な内部状態検知方法を組み込んだ二次電池システムを提供することにある。
また、本発明のもう一つの目的は、上記のt則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池の特性劣化をできるだけ抑制することを可能とする二次電池システムを提供することに有る。
本発明の特徴は、例えば以下の通りである。
リチウムイオン二次電池と、リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の低電圧領域において発生するAE事象数が閾値以上である場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
リチウムイオン二次電池と、リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の放電時に発生するAE事象数が閾値以上であるとコントローラで判断された場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
リチウムイオン二次電池と、リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、リチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
リチウムイオン二次電池と、リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、リチウムイオン二次電池の低電圧領域において単位時間当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、二次電池システムは、リチウムイオン二次電池の充放電を制御する充放電部を有し、リチウムイオン二次電池が低電圧領域となった時に、充放電部によりリチウムイオン二次電池を一定電圧で放電する時間が設けられ、一定電圧放電時間内において単位時間当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、閾値とは、リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル当たりに発生するAE事象数が10回以上、リチウムイオン二次電池の単位時間当たりに発生するAE事象数が10回以上、または、リチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりに発生するAE事象数が10回以上となった時であるリチウムイオン二次電池システム。
上記において、閾値とは、リチウムイオン二次電池の使用開始初期に発生するAE事象数を10倍した値であるリチウムイオン二次電池システム。
上記において、低電圧領域とは、リチウムイオン二次電池における放電下限電圧から+0.5Vの間であるリチウムイオン二次電池システム。
上記において、低電圧領域とは、リチウムイオン二次電池における使用電圧範囲の低電圧側半分以下であるリチウムイオン二次電池システム。
上記において、AEセンサは、30kHz以上のAE事象を検知するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、AEセンサは、30kHz以上60kHz以下のAE事象を検知するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、コントローラは、リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後のリチウムイオン二次電池の充放電範囲をリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力される前の充放電範囲より狭める信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後、リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定以下となった場合、コントローラは、リチウムイオン二次電池の使用を禁止する信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
上記において、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力した後に、AE信号検出部は、リチウムイオン二次電池の単位時間当たりに発生したAE事象数を測定し、コントローラは、発生した単位時間当たりのAE事象数が10回/時間以上であるとコントローラで判断された場合のリチウムイオン二次電池の電圧をAE発生電圧として記録し、リチウムイオン二次電池の電池電圧がAE発生電圧以下の場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の使用を禁止する信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
リチウムイオン二次電池と、リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の低電圧領域において発生するAE事象数が閾値以上である場合に、コントローラがリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池の検査方法。
上記のリチウムイオン二次電池の検査方法を用いたリチウムイオン二次電池の制御方法であって、コントローラは、リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後のリチウムイオン二次電池の充放電範囲をリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力される前の充放電範囲より狭める信号を出力するリチウムイオン二次電池の制御方法。
本発明により、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することで、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能な内部状態検知方法を組み込んだ二次電池システムを提供できる。
また、本発明により、t則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池の特性劣化をできるだけ抑制することを可能とする二次電池システムを提供できる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1における二次電池システムのブロック図。 実施例1における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例1における二次電池システムのAE発生事象数と容量維持率の測定例。 実施例1における二次電池システムのAE発生事象と当該リチウムイオン電池の電圧の測定例。 実施例2における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例3における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例4における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例5における二次電池システムのブロック図。 実施例5における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例6における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例7における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。 実施例8における二次電池システムの内部状態検知のフローチャート。
以下に具体的な実施例を示して、本願発明の内容をさらに詳細に説明する。以下の実施例は本願発明の内容の具体例を示すものであり、本願発明がこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、実施例を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1に本実施例における二次電池システムのブロック図を示す。本実施例における二次電池システムは4つの直列接続されているリチウムイオン二次電池101、102、103、及び104と、同じく直列接続されている電流センサ110、リチウムイオン二次電池101に密着させたアコースティックエミッション(以下、AE)センサ205、及び制御部200から構成されている。リチウムイオン二次電池101にAEセンサ205を密着させにくい場合には、AEセンサと測定対象物の間に超音波が伝わりやすい金属等を配置してもよい。
制御部200はAE信号検出部204からの信号が入力されているコントローラ201と、電流センサ110からの信号を検出し、リチウムイオン二次電池101、102、103、及び104を入出力する電流を測定する電流検出部202と、リチウムイオン二次電池101、102、103、及び104の電圧を検出する電圧検出部203と、AEセンサ205からの信号を検出するAE信号検出部204から構成されている。
本実施例においては、二次電池システムとして通常の充放電に関わる制御やSOC演算やSOH等の電池状態検知以外に、リチウムイオン二次電池内部で発生するAE信号を検出して電池の内部状態を検知するシーケンスがコントローラ201によって制御されている。その内部状態検知のフローチャートを図2に示す。
ステップ101において、コントローラ201でリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧が監視し、ステップ102に進む。
ステップ102において、ステップ101で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池が放電状態であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池が放電状態である場合はステップ103に進み、そうでなければステップ101に戻る。
ステップ103において、AE信号検出部204でリチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の放電時に発生するAE事象数を測定し、ステップ104に進む。コントローラ201でAE事象数を測定してもよい。
ステップ104において、リチウムイオン二次電池の充電が開始されたか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の充電が開始された場合はステップ105に進み、そうでなければステップ103に戻る。
ステップ105において、AE信号検出部204はAE事象数の検出を終了し、ステップ106に進む。
ステップ106において、ステップ103で測定されたAE事象数が閾値以上であるか否かがコントローラ201で判断される。測定されたAE事象数が閾値以上である場合はステップ107に進み、そうでなければステップ101に戻る。本実施例では、閾値を予めコントローラ201内のフラッシュメモリなどに記録してあった数より1桁以上大きな値、つまり、使用開始初期に発生するAE事象数を10倍した値としている。
ステップ107において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。上位コントローラとは、例えば、ハイブリッド型自動車、電気自動車等の車両、蓄電用の二次電池システムなど、リチウムイオン二次電池から供給される電力により動作する電池搭載機器の本体部である。
二次電池システムにおける通常の動作として、充放電電流と電圧は常にコントローラ201によって監視状態であるが、本実施例においては、上記のように充放電電流と電圧を監視し、放電状態である場合にAE事象数を測定するように制御している。そして、充電が開始された場合にAE事象測定を終了し、測定したAE事象数が、予めコントローラ201内のフラッシュメモリなどに記録してあった数より1桁以上大きな値となった時に、コントローラ201がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を上位コントローラに出力することが特徴である。
本実施例における二次電池システムを実際に充放電サイクル試験した場合のAE事象数の測定と、当該リチウムイオン二次電池の容量維持率を測定した結果を図3に示す。
図3のグラフは横軸を充放電サイクル回数、左縦軸を容量維持率とし、右縦軸を1サイクル当りに発生したAE事象数を対数で表している。容量維持率は○印でプロットしてあり、1サイクル当りに発生したAE事象数はAEセンサとして共振周波数30kHzを用いた時の検出結果を◆印で、共振周波数60kHzを用いた時の検出結果を■印で示した。
なお、本実施例で使用しているAEセンサは共振周波数30kHzであり、30kHz以上の周波数のAE事象を測定可能であるが、ここでは比較のために同一電池を同時に60kHzの共振周波数をもつAEセンサ(60kHz以上のAE事象を測定可能)で測定したデータも表示している。
この図3によれば、容量維持率はサイクル数の増加に伴い減少するが、約400サイクルの手前まではサイクル数の平方根に依存して劣化が徐々に進行する領域であろうと思われる。一方、400サイクル以降ではサイクル数に依存して急激に劣化が進むことがわかる。
この容量維持率の劣化がサイクル数の平方根に依存している領域では、AE事象数はあまり多くなく、使用開始初期と同じ約10回/サイクル以下の数値である。一方、400サイクル以降の、劣化がサイクル数に依存し急激に進行する領域では、AE事象数は初期より急激に増加していることがわかる。使用開始初期のサイクルとは、具体的には図3、図4に示されているように1〜10サイクルで表されるが、この限りでない。
このAE事象数の増加はAEセンサの共振周波数にも依存し、共振周波数が30kHzのセンサの場合、400サイクル時で約90回/サイクル、及び500サイクル時では1000回/サイクルを越える数値が測定されている。一方、共振周波数が60kHzのAEセンサでは400サイクル時では初期と同じ約10回/サイクル程度であり、500サイクル時において、ようやく約50回/サイクル程度の数値が測定されている。
以上のように、本実施例では、容量維持率がサイクル数に依存して急激に劣化する領域に入った場合、リチウムイオン二次電池内部で発生するAE事象数が急激に増加する現象を、共振周波数30kHzのAEセンサにより測定することで検知することが可能である。
次に、図3の充放電サイクル試験におけるサイクル初期時と約500サイクル時のAE発生事象を、当該リチウムイオン二次電池の電圧と共に図4に示す。
図4の横軸は時間であり、単位は秒である。左縦軸は電圧(単位はV)を示しており、右縦軸は発生したAE事象の強度(単位はdB)を示している。AE事象は◆で当該時間の当該強度位置にプロットしてあり、当該リチウムイオン電池の電圧は実線で示してある。またAE発生事象は共振周波数30kHzのセンサと60kHzのセンサの2種類で同時に測定し、双方の結果を表示している。図4のサイクル初期時の結果では、どちらのAEセンサでもAE事象はほとんど発生していないことがわかる。
一方、約500サイクル後においては、30kHzのAEセンサによるAE事象測定で、放電後半から放電後、及び充電開始にかけて非常に多くのAE事象が発生していることがわかる。なお、60kHzのAEセンサでは、30kHzほど多くのAE事象が発生していないこともわかる。このことは上記の放電後半から放電後、及び充電開始にかけて発生しているAE事象が、主に30kHzから60kHzの周波数で有ることを意味している。
このことから、本実施例においては、AE事象の測定感度が高い30kHzのAEセンサを使用し、またAE発生頻度が高く、サイクル初期との発生頻度数の差が大きい放電中から充電開始までの期間をAE事象測定期間としている。
以上のことから、本実施例においては、放電中及び放電後にリチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を、共振周波数30kHzのAEセンサを用いて検出し、発生したAE事象数が初期設定値と比較して1桁以上多くなった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例1と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態を検知するシーケンスを図5に示す。
本実施例においては、AE発生事象を測定する期間を充放電サイクルにおける電圧範囲で規定しており、特にAE発生頻度が高く、サイクル初期との発生頻度数の差が大きい低電圧領域をAE事象測定期間としている。また、急激な劣化とする閾値として、初期値の10倍の値ではなく、1サイクル当たりのAE事象数が10回以上という数値を定めたものとした。電池の種類に応じて、8乃至12回以上を定めればよい。非常に多くのAEが発生するとAE発生が連続してしまい、多くのAEが1つのAE事象数として計測される可能性があるので、急激な劣化とする閾値としては1000回以下であることが望ましい。
ステップ201において、コントローラ201がリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧を監視し、ステップ202に進む。
ステップ202において、ステップ201で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定(3.5V)以下であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定以下である場合はステップ203に進み、そうでなければステップ201に戻る。
ステップ203において、AE信号検出部204がリチウムイオン二次電池の電池電圧が3.5V以下の期間で発生したAE事象数を測定し、ステップ204に進む。
ステップ204において、ステップ201で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定(3.5V)より大きいか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定(3.5V)より大きい場合はステップ205に進み、そうでなければステップ203に戻る。
ステップ205において、AE信号検出部204はAE事象数の測定を終了し、ステップ206に進む。
ステップ206において、ステップ203で測定された1サイクル当たりのAE事象数が10回以上であるか否かが判断される。測定された1サイクル当たりのAE事象数が10回以上である場合はステップ207に進み、そうでなければステップ201に戻る。
ステップ207において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4で示しているように、約500サイクル後の測定例では、AE事象の発生は当該リチウムイオン二次電池が低電圧を示している領域で多発していることがわかる。なお、本実施例においては、具体的な電圧領域として電池電圧が放電下限電圧の3.0Vから+0.5Vした3.5V以下の期間でAE事象を測定している。本実施例では、3.0Vから3.5Vの範囲でのAE事象の発生を測定しているが、発生するAE事象数に応じて3.3Vや3.4Vを上限としても構わない。
以上のことから、本実施例においても、充放電過程における低電圧領域において、リチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を、共振周波数30kHzのAEセンサを用いて検出し、1サイクル当たりのAE事象数が10回以上となる場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例1と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態を検知するシーケンスを図6に示す。
本実施例においては、AE発生事象を測定する期間を放電中としている点では実施例1と同じであるが、発生したAE事象数をカウントする単位をサイクル数ではなく、放電時の放電容量としている点で実施例1と異なっている。これにより、充放電サイクルが一定でない使用方法、例えば、毎日の走行距離が異なるようなEVに使用した場合でも、精度良くリチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検出できる。また、発生したAE事象数を以って、急激な劣化とする閾値として、初期値の10倍の値ではなく、放電容量1Ah当たり10回以上という数値を定めたものとした。
ステップ301において、コントローラ201がリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧を監視し、ステップ302に進む。
ステップ302において、ステップ301で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池が放電状態であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池が放電状態である場合はステップ303に進み、そうでなければステップ301に戻る。
ステップ303において、AE信号検出部204がリチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりのAE事象数を測定し、ステップ304に進む。
ステップ304において、ステップ303で測定されたリチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりに発生したAE事象数が10回以上であるか否かが判断される。測定された放電容量1Ah当たりのAE事象数が10回以上である場合はステップ307に進み、そうでなければステップ305に進む。
ステップ305において、リチウムイオン二次電池の充電が開始されたか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の充電が開始された場合はステップ306に進み、そうでなければステップ303に戻る。
ステップ306において、AE信号検出部204はAE発生事象数の測定を終了し、ステップ301に進む。
ステップ307において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図3や図4に示したリチウムイオン二次電池は約1.3Ahの容量を持つ電池で有り、放電容量1Ahはほぼ1サイクルに相当するため、10回/Ah(放電電気量)と言う数値は、実際に図3や図4から見ても適切な値であることがわかる。
以上のことから、本実施例においても、充放電過程における低電圧領域において、リチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を、共振周波数30kHzのAEセンサを用いて検出し、発生したAE事象数が10回/Ah(放電容量)を閾値として、それ以上の値となった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例2と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態を検知するシーケンスを図7に示す。
本実施例においては、AE発生事象を測定する期間を充放電における電圧範囲で規定している点で実施例2と同じであるが、低電圧の範囲を当該電池の使用電圧範囲の半分以下の低電圧側としている点で実施例2とは異なっている。今回の電池の場合は、使用電圧範囲が4.2V〜3.0Vであるため、AE発生事象を測定する期間は当該電池が使用電圧範囲の半分以下である3.6V〜3.0Vを示している間である。
また、発生したAE事象数をカウントする単位をサイクル数ではなく、単位時間当たりのAE事象数としている点で実施例2と異なっている。これにより、充放電サイクルが一定でない使用方法、例えば、毎日の走行距離が異なるようなEVに使用した場合でも、精度良く検出が可能となる。ここで、発生したAE事象数を以って、急激な劣化とする閾値としては、初期値の10倍の値ではなく、1時間当たり10回以上という数値と定めたものとした。
ステップ401において、コントローラ201がリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧を監視し、ステップ402に進む。
ステップ402において、ステップ201で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分以下であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分以下である場合はステップ403に進み、そうでなければステップ401に戻る。
ステップ403において、AE信号検出部204がリチウムイオン二次電池の低電圧領域における単位時間当たりに発生したAE事象数を測定し、ステップ404に進む。
ステップ404において、ステップ403で測定されたAE事象数が10回以上であるか否かが判断される。測定されたAE事象数が10回以上である場合はステップ407に進み、そうでなければステップ405に進む。
ステップ405において、ステップ401で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分より大きいか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分より大きい場合はステップ406に進み、そうでなければステップ403に戻る。
ステップ406において、AE信号検出部204はAE事象数の測定を終了し、ステップ401に戻る。
ステップ407において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4に示したリチウムイオン二次電池は1充放電サイクルに約2時間を要しており、4.2Vの満充電状態ではほぼAE事象は発生していないことから10回/時間という数値は、図4より、ほぼ適切な値であることがわかる。
以上のことから、本実施例においても、充放電過程における低電圧領域において、リチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を、共振周波数30kHzのAEセンサを用いて検出し、発生したAE事象数が10回/時間を閾値として、それ以上の値となった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例4と同様である。
図8に本実施例における二次電池システムのブロック図を示す。本実施例における二次電池システムは、図1の構成に加えて、リチウムイオン二次電池の充放電を制御する充放電部206を制御部200に含んでいることが特徴である。また、本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態を検知するシーケンスを図9に示す。
本実施例においては、低電圧領域において単位時間当たりのAE事象を測定する点では実施例4と同様であるが、当該リチウムイオン二次電池が規定の低電圧領域(本実施例では実施例4と同じく使用電圧範囲の半分以下)においてリチウムイオン二次電池が休止状態である(充放電電流が0である)場合に、充放電部206を用いて一定電圧で放電する期間を設け、その期間内に単位時間当たりのAE事象を測定することが特徴である。
ステップ501において、コントローラ201がリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧を監視し、ステップ502に進む。
ステップ502において、ステップ501で監視されたリチウムイオン二次電池の充放電電流と電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分以下であり休止状態であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が使用電圧範囲の半分以下であり休止状態である場合はステップ503に進み、そうでなければステップ501に戻る。
ステップ503において、AE信号検出部204が充放電部206を用いて一定電圧で放電する期間内における1時間当たりのAE事象数を測定し、ステップ504に進む。
ステップ504において、ステップ503で測定されたAE事象数が10回以上であるか否かが判断される。測定されたAE事象数が10回以上である場合はステップ507に進み、そうでなければステップ505に進む。
ステップ505において、リチウムイオン二次電池の充電が開始されたか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の充電が開始された場合はステップ506に進み、そうでなければステップ503に戻る。
ステップ506において、AE信号検出部204はAE事象数の測定を終了し、ステップ501に戻る。
ステップ507において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4で示している約500サイクル後のAE発生事象測定例では、3.0Vの一定電圧放電期間中に多数のAE事象が発生しており、また初期状態との発生事象数の差が大きくなっている。
このため、本実施例では、制御部200に充放電部206を設けて、当該リチウムイオン二次電池が低電圧状態で休止状態になった時に、さらに一定電圧放電期間を設け、そこでAE発生事象を測定している。
以上のことから、本実施例においても、当該リチウムイオン二次電池が充放電過程における低電圧で休止状態になった時に、定電圧放電期間を設け、その期間内で時間当たりのAE事象数を検出し、発生したAE事象数が10回/時間を閾値として、それ以上の値となった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例1と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態検知のシーケンスを図10に示す。
本実施例においては、内部状態検知のシーケンスは実施例1と同様であるが、コントローラ201がAE発生事象数の増大を検知した場合、t則による急激な劣化が始まった信号を出力すると共に、二次電池システムとしてリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後のリチウムイオン二次電池の充放電範囲をリチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力される前の充放電範囲より狭める、換言すれば、二次電池システムが充放電可能な電気量を少なくする(放電深度幅を狭くする)信号を上位コントローラに対して出力することが特徴である。
ステップ601−606は実施例1のステップ101−106と同様である。
ステップ607において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号および二次電池システムとして充放電範囲を狭める信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4に示しているように、AE事象数の増大は主に低電圧領域で発生しており、二次電池システムとして、この低電圧領域を使用しないように充放電範囲を制限することにより、当該リチウムイオン二次電池の使用可能時間を少しでも延ばすことが可能であると思われる。
以上のことから、本実施例においては、放電中及び放電後にリチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を検出し、発生したAE事象数が初期設定値と比較して1桁以上多くなった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。また、本実施例においては、検知信号を出力すると共に、充放電可能範囲を狭める信号を出力することで、t則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池の特性劣化を抑制することが可能となる。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例4と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態検知のシーケンスを図11に示す。
本実施例においては、内部状態検知のシーケンスは実施例4と同様であるが、コントローラ201がAE発生事象数の増大を検知した場合、t則による急激な劣化が始まった信号を出力した後に、当該リチウムイオン二次電池の電圧を監視し、規定より低電圧となった場合に、上位コントローラに対して、使用禁止の信号を出力することが特徴である。
ステップ701−706は実施例4のステップ401−406と同様である。
ステップ707において、リチウムイオン二次電池がt則で示される急激な劣化領域に入ったことを示す信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力し、ステップ708に進む。
ステップ708において、コントローラ201がリチウムイオン二次電池の電圧を監視し、ステップ709に進む。
ステップ709において、ステップ708で監視されたリチウムイオン二次電池の電圧に基づき、リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定(リチウムイオン二次電池の使用電圧範囲の半分)以下であるか否かが判断される。リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定以下である場合はステップ710に進み、そうでなければステップ708に戻る。
ステップ710において、リチウムイオン二次電池の使用禁止の信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4に示しているように、AE事象数の増大は主に低電圧領域で発生しており、二次電池システムとして、低電圧領域を使用しないように充放電範囲を制限することにより、当該リチウムイオン二次電池の使用可能時間を少しでも延ばすことが可能であると思われる。なお、本実施例においては、使用禁止信号を出力する低電圧領域としては、AE事象を測定する電圧範囲と同じである、使用電圧範囲の半分以下の領域としている。
以上のことから、本実施例においては、放電中及び放電後にリチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を検出し、発生したAE事象数が10回/時間以上となった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。また、本実施例においては、検知信号を出力すると共に、t則による劣化が進む領域であると思われる低電圧領域を使用禁止とするための信号を出力することで、t則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池の特性劣化を抑制することが可能となる。
本実施例は、以下の点を除けば、実施例7と同様である。本実施例におけるリチウムイオン二次電池の内部状態検知のシーケンスを図12に示す。
本実施例においては、内部状態検知のシーケンスは実施例7と同様であるが、コントローラ201がAE発生事象数の増大を検知した場合、t則による急激な劣化が始まった信号を出力した後に、当該リチウムイオン二次電池のAE事象数を常に測定し、発生した単位時間当たりのAE事象数が10回/時間以上となった場合の当該リチウムイオン二次電池の電圧(AE発生電圧)をコントローラ201で記録し、当該リチウムイオン二次電池がAE発生電圧以下の場合に使用禁止信号を出力することが特徴である。
ステップ801−807は実施例7のステップ701−707と同様である。
ステップ808において、AE信号検出部204が単位時間当たりに発生したAE事象数を測定し、ステップ809に進む。
ステップ809において、ステップ808で測定された単位時間当たりに発生したAE事象数が10回以上であるか否かが判断される。測定された単位時間当たりに発生したAE事象数が10回以上の場合は、ステップ810に進み、そうでなければ、ステップ808に戻る。
ステップ810において、単位時間当たりに発生したAE事象数が10回以上となった場合のリチウムイオン二次電池の電圧をAE発生電圧として記録し、リチウムイオン二次電池の電池電圧がAE発生電圧以下であれば、リチウムイオン二次電池の使用禁止の信号を、コントローラ201が上位コントローラに出力する。
図4に示しているように、AE事象数の増大は主に低電圧領域で発生しており、また、このAE事象の発生がt則による劣化の主因と思われることから、二次電池システムとして、このAE事象が発生する電圧領域を使用しないように充放電範囲を制限することにより、当該リチウムイオン二次電池の使用可能時間を少しでも延ばすことが可能であると思われる。
以上のことから、本実施例においては、放電中及び放電後にリチウムイオン電池内部で発生するアコースティックエミッション(AE)を検出し、発生したAE事象数が10回/時間以上となった場合を判断基準とすることで、リチウムイオン二次電池に発生する√t則の劣化状態とt則の劣化状態の違いを検知することが可能となり、リチウムイオン二次電池がt則で劣化する領域に入った場合に、素早く検知することが可能である。
また、本実施例においては、検知信号を出力すると共に、AE事象数を測定し続け、AE事象数が多く発生する電圧範囲を使用禁止とするための信号を出力することで、t則で劣化する領域に入ったリチウムイオン二次電池の特性劣化を抑制することが可能となる。
101、102、103、104 リチウムイオン二次電池
110 電流センサ
200 制御部
201 コントローラ
202 電流検出部
203 電圧検出部
204 AE信号検出部
205 AEセンサ
206 充放電部

Claims (16)

  1. リチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、
    前記AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、
    前記AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、
    前記リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の低電圧領域において発生するAE事象数が閾値以上である場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  2. リチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、
    前記AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、
    前記AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、
    前記リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の放電時に発生するAE事象数が閾値以上であると前記コントローラで判断された場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  3. リチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、
    前記AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、
    前記AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、
    前記リチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  4. リチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、
    前記AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、
    前記AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、
    前記リチウムイオン二次電池の低電圧領域において単位時間当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  5. 請求項4において、
    前記二次電池システムは、前記リチウムイオン二次電池の充放電を制御する充放電部を有し、
    前記リチウムイオン二次電池が低電圧領域となった時に、前記充放電部により前記リチウムイオン二次電池を一定電圧で放電する時間が設けられ、
    前記一定電圧放電時間内において単位時間当たりに発生するAE事象数が閾値以上である場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記閾値とは、
    前記リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル当たりに発生するAE事象数が10回以上、
    前記リチウムイオン二次電池の単位時間当たりに発生するAE事象数が10回以上、または、
    前記リチウムイオン二次電池の放電容量1Ah当たりに発生するAE事象数が10回以上となった時であるリチウムイオン二次電池システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記閾値とは、前記リチウムイオン二次電池の使用開始初期に発生するAE事象数を10倍した値であるリチウムイオン二次電池システム。
  8. 請求項1、4乃至7のいずれかにおいて、
    前記低電圧領域とは、前記リチウムイオン二次電池における放電下限電圧から+0.5Vの間であるリチウムイオン二次電池システム。
  9. 請求項1、4乃至7のいずれかにおいて、
    前記低電圧領域とは、前記リチウムイオン二次電池における使用電圧範囲の低電圧側半分以下であるリチウムイオン二次電池システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記AEセンサは、30kHz以上のAE事象を検知するリチウムイオン二次電池システム。
  11. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記AEセンサは、30kHz以上60kHz以下のAE事象を検知するリチウムイオン二次電池システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記コントローラは、前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後の前記リチウムイオン二次電池の充放電範囲を前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力される前の充放電範囲より狭める信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  13. 請求項12において、
    前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後、前記リチウムイオン二次電池の電池電圧が規定以下となった場合、前記コントローラは、前記リチウムイオン二次電池の使用を禁止する信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  14. 請求項13において、
    前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力した後に、前記AE信号検出部は、前記リチウムイオン二次電池の単位時間当たりに発生したAE事象数を測定し、
    前記コントローラは、発生した単位時間当たりのAE事象数が10回/時間以上であると前記コントローラで判断された場合の前記リチウムイオン二次電池の電圧をAE発生電圧として記録し、
    前記リチウムイオン二次電池の電池電圧が前記AE発生電圧以下の場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の使用を禁止する信号を出力するリチウムイオン二次電池システム。
  15. リチウムイオン二次電池と、
    前記リチウムイオン二次電池の内部で発生したアコースティックエミッション信号(AE信号)を検知するAEセンサと、
    前記AEセンサからのAE信号を検出するAE信号検出部と、
    前記AE信号検出部からの信号が入力されているコントローラと、を有し、
    前記リチウムイオン二次電池の1充放電サイクル内の低電圧領域において発生するAE事象数が閾値以上である場合に、前記コントローラが前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号を出力するリチウムイオン二次電池の検査方法。
  16. 請求項15のリチウムイオン二次電池の検査方法を用いたリチウムイオン二次電池の制御方法であって、
    前記コントローラは、前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力された後の前記リチウムイオン二次電池の充放電範囲を前記リチウムイオン二次電池の劣化を示す信号が出力される前の充放電範囲より狭める信号を出力するリチウムイオン二次電池の制御方法。
JP2012051132A 2012-03-08 2012-03-08 リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法 Expired - Fee Related JP5568583B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051132A JP5568583B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法
PCT/JP2013/051240 WO2013132907A1 (ja) 2012-03-08 2013-01-23 リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法
US14/379,463 US20150056478A1 (en) 2012-03-08 2013-01-23 Lithium-ion secondary battery system, inspection method for lithium-ion secondary battery, and control method for lithium-ion secondary battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012051132A JP5568583B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013187031A JP2013187031A (ja) 2013-09-19
JP5568583B2 true JP5568583B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=49116394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012051132A Expired - Fee Related JP5568583B2 (ja) 2012-03-08 2012-03-08 リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20150056478A1 (ja)
JP (1) JP5568583B2 (ja)
WO (1) WO2013132907A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3011336B1 (fr) * 2013-09-30 2017-06-09 Commissariat Energie Atomique Procede de surveillance d'une batterie li-ion et dispositif de surveillance pour sa mise en oeuvre
JP2017139054A (ja) * 2014-04-28 2017-08-10 株式会社日立製作所 リチウムイオン二次電池システム、および、リチウムイオン二次電池の劣化診断方法
US9487103B2 (en) * 2014-08-26 2016-11-08 GM Global Technology Operations LLC Auxiliary battery management system and method
JP6717826B2 (ja) * 2014-11-28 2020-07-08 ヒタチ レール イタリー ソチエタ ペル アツィオニ 電動車両のための電力供給及び環境発電の補助システム、及び、電力供給及び環境発電の補助システムを運用する方法
JP6627401B2 (ja) * 2015-10-15 2020-01-08 日産自動車株式会社 二次電池の劣化検出装置及び方法
JP6757580B2 (ja) * 2016-03-22 2020-09-23 マクセルホールディングス株式会社 二次電池の充電機構、二次電池の充電装置、および、二次電池パック
FR3075394B1 (fr) * 2017-12-14 2020-10-30 Commissariat Energie Atomique Procede de detection d’un dysfonctionnement d’un capteur acoustique couple a un generateur electrochimique et dispositif mettant en œuvre ledit procede
JP7015800B2 (ja) * 2019-03-05 2022-02-03 株式会社東芝 充電装置、充電方法、プログラム、及び電池提供システム
EP3926717A4 (en) * 2019-03-20 2022-04-27 APB Corporation LITHIUM-ION BATTERY AND METHOD OF ASSESSING DETERIORATION OF A LITHIUM-ION BATTERY
CN111175659B (zh) * 2020-01-21 2022-04-29 湖南大学 基于连续声发射信号的锂离子电池状态检测系统和方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076795A (ja) * 1993-06-21 1995-01-10 Nissan Motor Co Ltd 電池内部状態検出装置
JPH0785892A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Nissan Motor Co Ltd 蓄電池の充電方法及びこの充電方法に適合した蓄電池
JP4592318B2 (ja) * 2004-03-31 2010-12-01 中部電力株式会社 電池の劣化診断方法とその装置
JP4580751B2 (ja) * 2004-11-22 2010-11-17 有限会社日本トムセル 電気化学特性測定用セルおよびそれを用いた電気化学特性測定方法
KR100899284B1 (ko) * 2006-03-13 2009-05-27 주식회사 엘지화학 간단한 구조의 안전수단을 구비한 전지모듈
JP5104333B2 (ja) * 2008-01-18 2012-12-19 トヨタ自動車株式会社 リチウムイオン二次電池の耐久性改良方法
JP2009176511A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Toyota Motor Corp リチウムイオン二次電池の充放電方法
JP2010040318A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toyota Motor Corp 二次電池のae信号発生部位検出方法およびその装置
JP2010071945A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Toyota Motor Corp Ae測定装置およびae測定方法
JP4709885B2 (ja) * 2008-10-22 2011-06-29 中部電力株式会社 二次電池の劣化診断方法、及び電池の劣化診断装置
WO2011001471A1 (ja) * 2009-07-02 2011-01-06 トヨタ自動車株式会社 電池の内部状態検出装置、及び方法
US20110248846A1 (en) * 2010-04-13 2011-10-13 Green SHM Systems, Inc, Incorporated Wireless Sensing Module and Method of Operation
FR2974675B1 (fr) * 2011-04-29 2013-05-17 Commissariat Energie Atomique Procede de surveillance d'une batterie li-ion et dispositif de surveillance pour sa mise en oeuvre
JP5517997B2 (ja) * 2011-06-06 2014-06-11 株式会社日立製作所 リチウムイオン二次電池の検査装置,検査方法及び二次電池モジュール
FR2980850B1 (fr) * 2011-09-30 2014-05-16 IFP Energies Nouvelles Procede et systeme de diagnotic de l'etat interne d'une batterie par emission acoustique.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013187031A (ja) 2013-09-19
US20150056478A1 (en) 2015-02-26
WO2013132907A1 (ja) 2013-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5568583B2 (ja) リチウムイオン二次電池システム、リチウムイオン二次電池の検査方法、リチウムイオン二次電池の制御方法
US10393819B2 (en) Method and apparatus for estimating state of battery
JP5179047B2 (ja) 蓄電装置の異常検出装置、蓄電装置の異常検出方法及びその異常検出プログラム
EP2711727B1 (en) Battery condition estimation device and method of generating open circuit voltage characteristic
CN107817450B (zh) 蓄电元件包及管理装置、soc推测方法、介质、面板系统
EP2700966B1 (en) Apparatus and method for estimating battery state
JP6119402B2 (ja) 内部抵抗推定装置及び内部抵抗推定方法
US9547046B2 (en) Performance deterioration detecting apparatus and performance deterioration detecting method for energy storage device, and energy storage system
JP6183663B2 (ja) 二次電池の制御装置
JP5348987B2 (ja) 電池の劣化度の検出方法
KR20190075684A (ko) 배터리의 전하 균형을 탐지하는 배터리 모니터링 장치 및 방법
JP5623629B2 (ja) 余寿命判定方法
JP5389425B2 (ja) ハイブリッドカーの充放電制御方法
US11105861B2 (en) Device and method for estimating battery resistance
JP2010019664A (ja) 電池劣化検出装置および方法
JP2010066229A (ja) バッテリの故障検出装置およびバッテリの故障検出方法
JP7067549B2 (ja) 蓄電素子管理装置及び蓄電素子管理方法
EP3604018B1 (en) Device and method for diagnosing battery deterioration
JP6171128B2 (ja) 電池制御システム、車両制御システム
JP6155743B2 (ja) 充電状態検出装置および充電状態検出方法
US20190346512A1 (en) Method of diagnosing lithium-ion battery and diagnostic apparatus for lithium-ion battery
CN114158276A (zh) 检测镀锂的方法和通过使用其来管理电池的方法和装置
KR20130126128A (ko) 배터리의 저항측정방법 및 장치, 이를 이용한 배터리 관리 시스템
JP2017139054A (ja) リチウムイオン二次電池システム、および、リチウムイオン二次電池の劣化診断方法
KR101467363B1 (ko) 배터리의 soc 추정 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140623

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees