JP2010071945A - Ae測定装置およびae測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部ノイズの影響がない高品質なAE測定を行うことができるAE測定装置およびAE測定方法を提供する。
【解決手段】被測定物30から発生したAEを測定するAE測定装置100であって、被測定物30から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサ10と、被測定物30の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサ20と、外部ノイズ用AEセンサ20が検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する判定部44と、測定用AEセンサ10においてAE信号が検出されたときに、判定部44において外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とする測定処理部42とを備えた、AE測定装置100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定物から発生したAEを測定するAE測定装置及びAE測定方法に関する。また、かかるAE測定装置およびAE測定方法を用いた電池良否判定装置に関する。
近年、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池その他の二次電池は、車両搭載用電源、或いはパソコンおよび携帯端末の電源として重要性が高まっている。特に軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン電池は車両搭載用高出力電源として好ましく用いられるものとして期待されている。
この種の電池の一つとして渦巻き状構造を有する捲回電極体を備えた電池構造が知られている。電極体を渦巻き状とすることにより正負極の反応面積を大きくすることができ、これによってエネルギー密度を増大して高出力が可能となる。この種の捲回電極体は、シート状の正極とシート状の負極とをシート状のセパレータを介して重ねて捲回することにより製造されている。
この種の正負極およびセパレータを備えた電極体において電池内に異物が混入すると、電極体のセパレータ中に空隙などの微小な欠陥が生じる場合がある。かかる微小な欠陥は、正負極間に電圧を加えたときにその部分に電界が集中するため、該欠陥に微弱な放電(部分放電)が発生する場合がある。このような微弱な放電は、正負極間を完全に橋絡する放電ではないが、多量に発生すると電極体が劣化する要因になり得るため望ましいものではない。
特開平8−320356号公報 特開平10−170597号公報 特開2002−82143号公報
ところで、かかる微小欠陥による絶縁不良を排除するために、電池電極間の絶縁性を評価する部分放電試験の適用が考えられる。例えば電極体を構築した後、該電極体に対して部分放電試験を実施し、電極体中の部分放電に伴う部分放電電荷量を測定する。そして、所定レベル以上の部分放電電荷量が測定された電極体(即ち所定レベル以上の部分放電が検知された電極体)を排除する。しかし、電池の部分放電試験においては、部分放電によって失われた消失電荷が電池内で自己補償されるため、部分放電の検出が難しい場合があり得る。
そこで、電池の部分放電現象を、AE(アコースティックエミッション)を適用することにより検出する方法が考えられる。AEに関する従来技術としては例えば特許文献1、2が挙げられる。また、部分放電測定に関する従来技術としては例えば特許文献3が挙げられる。
しかしながら、AE測定においては、外部ノイズの影響を受けることなくAE信号を検出することが重要となるが、微小な部分放電AEの検出を外部ノイズに埋設させることなく行うことは大変難しいという問題がある。かかる問題を解決するには、特許文献1記載のように周波数フィルタを用いてノイズを除去すればよいとも思われるが、電池の部分放電により生じたAEの周波数帯は、電池製造ライン(例えば超音波溶接工程など)で発生するノイズ周波数帯と重複する場合が多いため、周波数フィルタを用いてもノイズの分離が難しいのが実情である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、外部ノイズの影響が少ない高品質なAE測定を行うことができるAE測定方法を提供することである。また、そのような測定方法を実現可能なAE測定装置の提供を他の目的とする。
本発明によって提供されるAE測定装置は、被測定物から発生したAEを測定するAE測定装置である。上記被測定物から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサと、上記被測定物の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサと、上記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する判定部と、上記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、上記判定部において外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とする測定処理部とを備えている。すなわち、上記測定処理部は、上記判定部において外部ノイズがあるとされた時刻に上記測定用AEセンサで検出されたAE信号を無効とする。
ここで、「AE」とは、アコースティックエミッション(acoustic emission)を意味している。また「AE信号」は、AEセンサで検出され、増幅アンプなどを介してAEアナライザー等に入力される信号(典型的には検出AE波形)をいう。「AE信号の特性」は、上記AE信号を信号処理して得られたAEパラメータ(例えばAEエネルギーなど)をいう。
かかる構成のAE測定装置によれば、測定用AEセンサと外部ノイズ用AEセンサの2系統でAEを同時に検出し、外部ノイズ用AEセンサが外部AE信号を検出した場合、同時刻における測定用AEセンサが検出したAE信号を外部ノイズとみなして無効化しているので、被測定物から発生したAE信号だけを識別(有効化)して測定結果に反映させることができる。これにより、外部ノイズの影響がない高品質なAE測定を実施することができる。
本発明に係るAE測定装置は、上述のように、外部ノイズの影響がない高品質なAE測定を実施することができるため、例えば、AE技術を用いた種々の検査装置(典型的には被測定物から発生したAE信号を計測し、この計測したAE信号を解析・評価することにより、被測定物を検査する装置)に好ましく適用することができる。この場合、外部ノイズに起因するAE信号を排除して、被測定物から発生したAE信号のみに基づいて、被測定物を正しく検査・評価することが可能となる。
ここで開示されるAE測定装置のある好適な一態様において、AE信号の特性の閾値が設定された特性閾値設定部を有する。そして、上記特性の閾値と、上記測定処理部により有効とされたAE信号の特性とを比較して、上記被測定物が(例えば所定のレベルに達した)良品であるか否かを判定する良否判定部を備える。かかる構成のAE測定装置によれば、測定処理部により有効とされたAE信号(すなわち外部ノイズを排除した被測定物由来のAE信号)のみに基づいて、被測定物の良否判定を精度良く行うことができ、外部ノイズによる誤判定を回避することができる。
上記AE信号の特性の閾値は、例えばAE信号のエネルギーの閾値である。この場合、上記良否判定部は、上記エネルギーの閾値を上記有効とされたAE信号のエネルギーが超えた場合、上記被測定物を不良と判定すればよい。また、上記AE信号の特性の閾値は、例えばAE信号の最大振幅の閾値である。この場合、上記良否判定部は、上記最大振幅の閾値を上記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、上記被測定物を不良と判定すればよい。
ここで開示されるAE測定装置のある好適な一態様において、上記被測定物は、弾性体を介して台座の上に配置されている。そして、上記外部ノイズ用AEセンサは、上記被測定物が配置された台座に取り付けられている。被測定物と外部ノイズ用AEセンサとの間に弾性体を介在させることにより、被測定物から発生したAE信号が台座を介して外部ノイズ用AEセンサへ伝わることを防止することができる。これにより、外部ノイズ用AEセンサの誤作動(被測定物から発生したAE信号を外部ノイズと間違って検出すること)を回避することができる。
また、本発明は、被測定物から発生したAEを測定するAE測定方法を提供する。この方法は、上記被測定物から発生したAE信号を測定用AEセンサで検出し、上記被測定物の外部で発生した外部AE信号を外部ノイズ用AEセンサで検出し、上記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定し、上記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とし、外部ノイズがあるとされた場合に当該AE信号を無効とする。これにより、外部ノイズに起因するAE信号を除外して、被測定物から発生したAE信号だけを取り出すことができ、その結果、外部ノイズの影響を受けることがない高品質なAE測定方法を提供することができる。
ここで開示されるAE測定方法のある好適な一態様において、AE信号のエネルギーの閾値を設定し、当該エネルギーの閾値を上記有効とされたAE信号のエネルギーが超えた場合、上記被測定物を不良と判定する。ここで開示されるAE測定方法のある好適な一態様において、AE信号の最大振幅の閾値を設定し、当該最大振幅の閾値を上記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、上記被測定物を不良と判定する。それらの方法を用いれば、有効とされたAE信号(すなわち外部ノイズを除去したAE信号)のみに基づいて、被測定物の良否判定を精度良く(外部ノイズの影響による誤判定を回避しつつ)行うことができる。
また、本発明は、上記AE測定方法を用いた電池良否判定装置を提供する。かかる判定装置は、電池が良品であるか否かを判定する装置であり、上記電池の電極間に電圧を加える電圧印加手段と、上記電池から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサと、上記電池の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサとを備える。そして、上記電圧印加手段からの電圧を電極間に加えつつ、上記測定用AEセンサでAE信号を測定する測定部と、前記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する判定部と、上記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、上記判定部において外部ノイズがないとされた場合に当該測定用AEセンサで検出されたAE信号を有効とし、上記判定部において外部ノイズがあるとされた場合に当該測定用AEセンサで検出されたAE信号を無効とする測定処理部と、上記測定処理部により有効とされたAE信号に基づいて、上記電池が良品であるか否かを判定する電池良否判定部とを備える。
かかる構成の電池良否判定装置によれば、外部ノイズに起因するAE信号を排除して、測定処理部により有効とされたAE信号(すなわち電池から発生したAE信号のみ)に基づいて電池の良否(例えば電極間絶縁性の良否)を判定しているので、かかる電池の良否を正しく評価することが可能となる。
ここで開示される判定装置のある好適な一態様において、AE信号の特性の閾値が設定された特性閾値設定部を有する。そして、上記電池良否判定部は、上記特性の閾値と、上記有効とされたAE信号の特性とを比較して、上記電池が良品であるか否かを判定する。上記AE信号の特性の閾値は、例えばAE信号のエネルギーの閾値である。この場合、上記電池良否判定部は、上記エネルギーの閾値を上記有効とされたAE信号のエネルギーが超えた場合、上記電池を不良と判定すればよい。また、上記AE信号の特性の閾値は、例えばAE信号の最大振幅の閾値である。この場合、上記電池良否判定部は、上記最大振幅の閾値を上記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、上記電池を不良と判定すればよい。
ここで開示される判定装置のある好適な一態様において、AE信号の特性と部分放電量との相関関係を設定した相関関係設定部を有する。また、上記電圧印加手段による電圧印加により発生した上記電極間の部分放電量を測定する部分放電測定器と、上記部分放電測定器で測定した上記電極間の部分放電電荷量と、上記有効とされたAE信号の特性と、上記相関関係とに基づいて、上記測定用AEセンサの異常を検出するセンサ異常検出部を備える。
かかる構成の判定装置によれば、電圧を印加して、部分放電測定器を用いて部分放電量の測定を行うとともに、同時に発生したAE信号を測定用AEセンサで測定することができる。これにより、電池の部分放電試験をAE特性と電気的特性の両方から評価することができる。加えて、測定用AEセンサに接触不良などの不具合が発生した場合、AE信号の特性と部分放電量との相関関係に基づいて、測定用AEセンサの異常を検出することができ、センサ不良による誤判定のリスクを回避することができる。なお、上記AE信号の特性は、例えばAE信号のエネルギーまたは最大振幅である。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
AE測定装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るAE測定装置100の基本的な構成を模式的に示す模式図である。
図1に示すように、AE測定装置100は、被測定物30から発生したAE(アコースティックエミッション)を測定するための装置である。AE測定装置100は、AE技術を利用して評価することができる種々の製品、構造物、設備などに対して適用することができる。被測定物30としては特に限定されない。
AE測定装置100は、被測定物30から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサ10と、被測定物30の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサ20とを備える。
測定用AEセンサ10は、被測定物30から発生したAE信号を検出可能な位置に配置されていればよい。ここでは被測定物30に直接取り付けられている。あるいは、被測定物30に近接して配置してもよい。
外部ノイズ用AEセンサ20は、被測定物30の外部で発生した外部AE信号を検出し、かつ、被測定物30から発生したAE信号を検出しない位置に配置されていればよい。例えば、被測定物30から距離をあけて配置すればよい。あるいは、被測定物30の周辺であって外部ノイズ発生源の近傍に配置してもよい。
図示した例では、被測定物30は、弾性体62を介して台座64の上に配置されている。外部ノイズ用AEセンサ20は、被測定物30が配置された台座64に取り付けられている。このように被測定物30と外部ノイズ用AEセンサ20との間に弾性体62を介在させることにより、被測定物30から発生したAE信号が台座64を介して外部ノイズ用AEセンサ20へ伝わることを防止することができる。これにより、外部ノイズ用AEセンサ20の誤作動(被測定物30から発生したAE信号を外部ノイズと間違って検出すること)を回避することができる。
次に、上記AE測定装置100を用いたAE測定方法について説明する。
かかる測定方法では、被測定物30から発生したAE信号を測定用AEセンサ10で検出する。また、被測定物30の外部で発生した外部AE信号(すなわち被測定物30の周辺で発生した外部ノイズに起因するAE信号)を外部ノイズ用AEセンサ20で検出する。
その際、外部ノイズ用AEセンサ20が検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する。具体的には、外部ノイズ用AEセンサ20で検出された外部AE信号の振幅値が所定レベルを超えたときに外部ノイズがあると判定し、外部ノイズ用AEセンサ20で検出された外部AE信号の振幅値が所定レベル以下のときに外部ノイズがないと判定すればよい。
そして、測定用AEセンサ10においてAE信号が検出されたときに、外部ノイズがあるとされた場合に当該AE信号を無効とする。例えば、ある時刻k1において外部ノイズ用AEセンサ20が外部AE信号を検出した場合、同時刻k1における測定用AEセンサ10が検出したAE信号を外部ノイズ由来とみなして無効化する。
一方、測定用AEセンサ10においてAE信号が検出されたときに、外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とする。例えば、ある時刻k2において外部ノイズ用AEセンサ20が外部AE信号を検出しなかった場合、同時刻k2における測定用AEセンサ10が検出したAE信号を被測定物由来とみなして有効化する。
この実施形態では、図2および図3に示すように、測定用AEセンサ10で検出されたAE信号のうち、有効とされたAE信号だけを測定結果グラフにプロットする。そして、無効とされたAE信号は、外部ノイズとして測定結果グラフから除去される。ここでは、図2が外部ノイズ除去前のグラフであり、図3が外部ノイズ除去後のグラフである。図3においては、図2の枠90で囲った複数のAE信号が無効化されて測定結果グラフから排除されている。図2及び図3の詳細については後述する。
なお、被測定物30の周辺には、AE測定装置100の動作音や周辺環境に起因する微小な騒音(ただしAE測定に影響を与えない程度の微小な騒音)が絶えず発生する。それらの微小な騒音を外部ノイズ用AEセンサ20が拾うと、正常なAE測定の妨げになる場合がある。したがって、外部ノイズ用AEセンサ20は、そのような微小な騒音を超えたレベルの外部ノイズ(AE測定に影響を与える程度の騒音)のみを検出するように構成しておくとよい。
次に、AE測定装置100を用いて上述したAE測定方法を実行するためのシステムについて説明する。AE測定装置100は、測定部46、判定部44、測定処理部42を備えている。
測定部46は、測定用AEセンサ10を用いて被測定物30から発生したAE信号を測定するようになっている。この実施形態では、測定部46は、被測定物30から発生したAE信号を測定用AEセンサ10で測定し、測定結果データ52として記憶部50に記憶する。かかる測定結果データ52には、例えば、検出AE信号と、測定時刻(測定用AEセンサ10がAE信号を検出した時刻)とが組合せて記憶され得る。例えば、ある時刻k1において測定用AEセンサ10がAE信号s1を検出した場合、測定結果データ52には、(s1、k1)が記憶され得る。
判定部44は、外部ノイズ用AEセンサ20が検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定するようになっている。この実施形態では、判定部44は、外部ノイズ用AEセンサ20が検出した外部AE信号の振幅値が所定レベルを超えたときに外部ノイズがあると判定し、外部AE信号の振幅値が所定レベル以下のときに外部ノイズがないと判定し、得られた外部ノイズの有無情報をノイズ判定結果データ54として記憶部50に記憶する。かかるノイズ判定結果データ54には、例えば、外部ノイズの有無情報と、測定時刻(外部AE信号を検出した時刻)とが組合せて記憶され得る。例えば、ある時刻k1において外部ノイズ用AEセンサ20が外部AE信号を検出した場合、ノイズ判定結果データ54には、(外部ノイズ有、k1)が記憶され得る。
測定処理部42は、測定用AEセンサ10においてAE信号が検出されたときに、判定部44において外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とし、判定部44において外部ノイズがあるとされた場合に当該AE信号を無効とするようになっている。この実施形態では、測定処理部42は、測定結果データ52及びノイズ判定結果データ54を参照して、ノイズ判定結果データ54に格納された測定時刻のうち、外部ノイズがあるとされた時刻(例えばk1)に測定用AEセンサ10で検出されたAE信号(例えばs1)を無効化する。
測定部46、判定部44、測定処理部42は、例えばCPU40(制御部)から構成され得る。CPU40には、該CPU40が実行可能なプログラムを記憶する記憶部50が接続されている。すなわち、CPU40と、記憶部50に格納したプログラムとの協働動作によって、測定部46と、判定部44と、測定処理部42とが具現化され得る。本実施形態のCPU40は、記憶部50に格納されるプログラムにより、後述する図4に示した各ステップを実行することができる。なお、記憶部50は、例えば内蔵されたHDDからなる。HDD以外にもコンピュータで読み出し可能な記録媒体(例えば、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、フラッシュメモリなど)であってもよい。
本実施形態に係るAE測定装置100によれば、測定用AEセンサ10と外部ノイズ用AEセンサ20の2系統でAEを同時に検出し、外部ノイズ用AEセンサ20が外部AE信号を検出した場合、同時刻における測定用AEセンサ10が検出したAE信号を外部ノイズとみなして無効化しているので、被測定物30から発生したAE信号だけを識別(有効化)して測定結果に反映させることができる。これにより、外部ノイズの影響がない高品質なAE測定を実施することができる。
本実施形態に係るAE測定装置100は、上述のように、外部ノイズの影響がない高品質なAE測定を実施することができるため、例えば、AE技術を用いた種々の検査装置(典型的には被測定物30から発生したAE信号を計測し、この計測したAE信号を解析・評価することにより、被測定物30を検査する装置)に好ましく適用することができる。この場合、外部ノイズに起因するAE信号を排除して、被測定物30から発生したAE信号のみに基づいて、被測定物30を正しく検査・評価することが可能となる。
さらに、図1を参照しつつ、本実施形態に係るAE測定装置100を電池の検査装置1000に適用した場合について具体的に説明する。
検査装置1000は、ここでは電池30が良品であるか否かを判定する電池良否判定装置である。より詳しくは、電池良否判定装置1000は、電極体の電極間絶縁性を評価する部分放電試験用の装置である。かかる装置は、例えば電極体を構築した後、該電極体に対して部分放電試験を実施し、そして、電極間の部分放電に伴って発生したAEが所定レベル以上に達した場合、当該電極体(即ち所定レベル以上の部分放電が検知された電極体)を絶縁不良として排除するものである。この部分放電試験は、電極体を電池ケースに収容した状態で実施され、電極体の正極及び負極には、それぞれ正極端子32および負極端子34が接続される。
かかる電池良否判定装置1000は、測定用AEセンサ10及び外部ノイズ用AEセンサ20に加えて、電圧印加手段60を備えている。
電圧印加手段60は、電池電極間に電圧を加える機器であり、例えば交流電源である。この実施形態では、交流電源60は、電池30の正極端子32及び負極端子34に接続され、該電極端子32、34間に電圧を印加するようになっている。なお、電圧印加手段60は、交流電源に限らず直流電源であってもよく、一定電圧、可変電圧の何れでもあってもよい。
また、電池良否判定装置1000は、測定部46、判定部44、測定処理部42に加えて、電池良否判定部48を有している。
この実施形態では、測定部46は、交流電源60からの電圧を電極間に加えつつ、測定用AEセンサ10でAE信号を測定するようになっている。測定部46は、所定時間毎(例えば50ミリ秒毎)に電圧印加を繰り返しつつ、印加する電圧を少しずつ増大するようになっている。交流電源60からの電圧が増大すると、電池電極間(典型的には電極間に位置するセパレータ中)で部分放電が発生し、これに伴って電池30からAE信号が発生する。測定部46は、このようにして生じたAE信号を測定用AEセンサ10で検出するとともに、検出AE信号を印加電圧の値と組合せて測定結果データ52に格納する。
電池良否判定部48は、測定処理部42により有効とされたAE信号に基づいて、電池30が良品であるか否かを判定する。この実施形態では、AE信号のエネルギーを基準にして電池の良否判定を実行する。具体的には、電池良否判定部48は、特性閾値設定部56を有しており、特性閾値設定部56には、AE信号のエネルギーの閾値aが設定されている。電池良否判定部48は、AE信号エネルギーの閾値aと、測定処理部42により有効とされたAE信号のエネルギーとを比較して、測定処理部42により有効とされたAE信号のエネルギーが閾値aを超えた場合、所定レベル以上の部分放電が検知された(すなわち絶縁不良である)として、電池30を不良と判定する。
本実施形態に係る電池良否判定装置100によれば、外部ノイズに起因するAE信号を排除して、測定処理部42により有効とされたAE信号(すなわち電池30から発生したAE信号のみ)に基づいて電極間絶縁性の良否を判定しているので、部分放電試験を精度良く実施することができる。
例えば、図2および図3に部分放電試験結果の一例を示す。各図において、横軸が印加電圧(Vrms)を、縦軸がAE信号のエネルギー(nJ)を表している。また、AE信号エネルギーの閾値aを一点鎖線で示している。図2は外部ノイズ除去前のグラフであり、図3は外部ノイズ除去後のグラフである。図2の外部ノイズの除去前においては、枠90で囲まれた外部ノイズに起因するAE信号によって、本来は良品である電池30が不良品と誤判定される場合があり得るが、図3の外部ノイズの除去後においては、図2の枠90で囲まれた外部ノイズに起因するAE信号を除外することができ、部分放電現象に伴うAE信号のみに基づいて電極間の絶縁検査を正しく行うことができる(図3では良判定)。
なお、良否判定の基準となるAE信号の特性は、AE信号のエネルギーに限定されない。良否判定の基準となるAE信号の特性は、例えばAE信号の最大振幅であってもよい。この場合、電池良否判定部48は、測定処理部42により有効とされたAE信号の最大振幅が、特性閾値設定部56に設定された最大振幅の閾値を超えた場合、電池30を絶縁不良と判定すればよい。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、電池良否判定方法ついて説明する。まず、ステップS10に示すように、交流電圧を電池の電極間に加える。次に、ステップS20に示すように、測定用AEセンサ10がAE信号を検出したか否かを判断する。NOの場合、ステップS10に戻って電圧を増加して再測定する。YESの場合、測定用AEセンサ10でAE信号を測定し、次のステップS30に進む。
ステップS30では、外部ノイズ用AEセンサ20が外部AE信号を検出したか否かを判断する。YESの場合、電池周辺に外部ノイズがあるとされ、測定用AEセンサ10が検出したAE信号を無効とする。そして、ステップS10に戻って電圧を増加して再測定する。NOの場合、電池周辺に外部ノイズがないとされ、測定用AEセンサ10が検出したAE信号を有効とする。そして、次のステップS40へ進む。
ステップS40では、有効とされたAE信号に基づいて、電池が良品であるか否かを判定する。図示した例では、有効とされたAE信号のエネルギーが閾値aを超えた場合、ステップS52へ進み、電池30を不良(NG)と判定する。有効とされたAE信号のエネルギーが閾値a以下の場合、ステップS50へ進み、かかる電圧値において電池30を良品(OK)と判定する。
その後、再びステップS10に戻って、電圧を増加してS10〜S40の各ステップを繰り返す。この測定は、所定の最大電圧値(例えば550Vrms)となるまで繰り返され、所定の電圧範囲内(例えば300Vrms〜550Vrms)において不良判定がなければ、最終的な良品判定となる。このようにして、電池30の良否判定を行うことができる。
続いて、別の実施形態について説明する。電池良否判定装置1000と同一の構成部材には同一の符号を付し、その重複した説明を省略する。
図5に示すように、電池良否判定装置2000は、さらに部分放電測定器66を備える。部分放電測定器66は、電圧印加手段60の電圧印加により発生した電極間部分放電量(部分放電により消失した電荷量)を測定する機器である。すなわち、この実施形態では、電圧を印加して、部分放電測定器66を用いて部分放電量の測定を行うとともに、同時に発生したAE信号を測定用AEセンサ10で測定している。これにより、電池の部分放電試験をAE特性と電気的特性の両方から評価することができる。
この実施形態では、部分放電測定器66は、図示しない検出コンデンサを介して交流電源60の電源回路に接続されている。電源60からの電圧により部分放電が発生すると、検出コンデンサは、電池30の電極体に消失分の電荷を注入し、部分放電測定器66は、検出コンデンサから電極体に注入された電荷の移動量を電圧値として検出するようになっている。
また、電池良否判定装置2000は、相関関係設定部58と、センサ異常検出部45とを有する。相関関係設定部58には、AE信号のエネルギーと部分放電量との相関関係が設定されている。設定した相関関係は、例えば記憶部50に記憶すればよい。センサ異常検出部45は、部分放電測定器66で測定した電極間の部分放電量と、測定処理部42で有効とされたAE信号のエネルギーと、上記相関関係とに基づいて、測定用AEセンサ10の異常を検出する。
AE信号のエネルギーと部分放電量との相関関係の一例を図6に示す。部分放電量とAEエネルギーとの相関を示すラインLは、一般に、式(1)の理論式で表わされる。
E = α・Q ・・・・(1)
ここで、EはAE信号のエネルギー、Qは部分放電量、αはパラメータである。式(1)から分かるように、AEエネルギーは、部分放電量の二乗に比例する。
センサ異常検出部45は、式(1)と、部分放電測定器66で測定した電極間の部分放電量と、測定処理部42で有効とされたAE信号のエネルギーとに基づいて、測定用AEセンサ10の異常を検出する。
具体的には、印加電圧を変えた2つ以上の電圧条件で、部分放電測定器66を用いて部分放電量の測定を行うとともに、同時に発生したAE信号を測定用AEセンサ10で検出して測定結果データを取り、時間当たりまたはAE発生回数当たりの平均値を算出する。そして、センサ異常検出部45は、平均AEエネルギーと部分放電測定器66から得られた部分放電量との関係が式(1)に一致(適合)するか否かを判断し、式(1)に一致(適合)しないと判断した場合、測定用AEセンサ10を異常と判定する。
かかる構成の判定装置2000によれば、測定用AEセンサ10に接触不良などの不具合が発生した場合、AE信号のエネルギーと部分放電量との相関関係Lに基づいて、測定用AEセンサ10の異常を検出することができ、センサ不良による誤判定のリスクを回避することができる。なお、測定用AEセンサ10で検出されたAE信号のエネルギーと、部分放電測定器66から得られた部分放電量との関係が、式(1)上に完全に乗る(適合する)必要はなく、例えば図6の相関ラインLで示すように任意の幅dだけ外れてもよい。
続いて、図7を参照しながら、上記の工程フローについて説明する。ステップS100〜ステップS300は、図4と同一ステップのため、その説明を省略する。
ステップS400では、印加電圧を変えた2つ以上の電圧条件で測定結果データが得られたか否かを判断する。NOの場合、ステップS100に戻って電圧条件を変えて(電圧を増加して)再測定する。YESの場合、ステップS500へ進み、時間当たりまたはAE発生回数当たりの平均値を算出する。そして、次のステップS600に進む。
ステップS600では、平均AEエネルギーと部分放電測定器66から得られた部分放電量との関係が式(1)に一致(適合)するか否かを判断する。式(1)のライン上に乗らない(適合しない)と判断した場合、ステップS700に進み、測定用AEセンサ10を異常を検出する。式(1)のライン上に乗る(適合する)と判断した場合、一方、YESの場合、次のステップS800に進む。ステップS800以降の処理フローは、図4と同一ステップのため、その説明を省略する。このようにして、AE測定中に測定用AEセンサ10の異常を検出することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上述した実施形態1、2では、電池30の部分放電現象をAEで測定する一例を示したが、これに限定されない。本実施形態に係るAE測定装置は、上述した部分放電以外の測定にも好ましく適用することができる。例えば、本実施形態に係るAE測定装置を用いて、電池内のガス発生測定、材料評価(充放電時の割れ等の材料変化)、電解液の含浸性評価、電解液の液量評価、電池ケース封缶評価(レーザ溶接する際のスパッタやブローホール発生の有無など)を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るAE測定装置および電池良否判定装置の基本的な構成を模式的に示す模式図。 本発明の一実施形態に係るAE測定結果を示すグラフ(外部ノイズ除去前)。 本発明の一実施形態に係るAE測定結果を示すグラフ(外部ノイズ除去後)。 本発明の一実施形態に係る電池良否判定フローを示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るAE測定装置および電池良否判定装置の基本的な構成を模式的に示す模式図。 AE信号のエネルギーと部分放電電荷量との相関関係を示す図。 本発明の一実施形態に係る電池良否判定フローを示すフローチャート。
符号の説明
10 測定用AEセンサ
20 外部ノイズ用AEセンサ
30 被測定物(電池)
32 正極端子
34 負極端子
40 制御部
42 測定処理部
44 判定部
45 センサ異常検出部
46 測定部
48 電池良否判定部
50 記憶部
52 測定結果データ
54 ノイズ判定結果データ
56 特性閾値設定部
58 相関関係設定部
60 電圧印加手段(交流電源)
62 弾性体
64 台座
66 部分放電測定器
100 AE測定装置
1000 電池良否判定装置
2000 電池良否判定装置

Claims (16)

  1. 被測定物から発生したAEを測定するAE測定装置であって、
    前記被測定物から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサと、
    前記被測定物の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサと、
    前記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する判定部と、
    前記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、前記判定部において外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効とする測定処理部と
    を備えた、AE測定装置。
  2. 前記測定処理部は、前記判定部において外部ノイズがあるとされた時刻に前記測定用AEセンサで検出されたAE信号を無効とする、請求項1に記載のAE測定装置。
  3. AE信号の特性の閾値が設定された特性閾値設定部を有し、
    前記特性の閾値と、前記測定処理部により有効とされたAE信号の特性とを比較して、前記被測定物が良品であるか否かを判定する良否判定部を備えた、請求項1または2に記載のAE測定装置。
  4. 前記特性の閾値は、AE信号のエネルギーの閾値であり、
    前記良否判定部は、前記エネルギーの閾値を前記有効とされたAE信号のエネルギーが超えた場合、前記被測定物を不良と判定する、請求項3に記載のAE測定装置。
  5. 前記特性の閾値は、AE信号の最大振幅の閾値であり、
    前記良否判定部は、前記最大振幅の閾値を前記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、前記被測定物を不良と判定する、請求項3に記載のAE測定装置。
  6. 前記被測定物は、弾性体を介して台座の上に配置されており、
    前記外部ノイズ用AEセンサは、前記被測定物が配置された台座に取り付けられている、請求項1から5の何れか一つに記載のAE測定装置。
  7. 電池が良品であるか否かを判定する電池良否判定装置であって、
    前記電池の電極間に電圧を加える電圧印加手段と、
    前記電池から発生したAE信号を検出する測定用AEセンサと、
    前記電池の外部で発生した外部AE信号を検出する外部ノイズ用AEセンサと、
    前記電圧印加手段からの電圧を前記電極間に加えつつ、前記測定用AEセンサでAE信号を測定する測定部と、
    前記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定する判定部と、
    前記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、前記判定部において外部ノイズがないとされた場合に当該AE信号を有効する測定処理部と、
    前記測定処理部により有効とされたAE信号に基づいて、前記電池が良品であるか否かを判定する電池良否判定部と
    を備えた、電池良否判定装置。
  8. 前記測定処理部は、前記判定部において外部ノイズがあるとされた時刻に前記測定用AEセンサで検出されたAE信号を無効とする、請求項7に記載の電池良否判定装置。
  9. AE信号の特性の閾値が設定された特性閾値設定部を有し、
    前記電池良否判定部は、前記特性の閾値と、前記有効とされたAE信号の特性とを比較して、前記電池が良品であるか否かを判定する、請求項7または8に記載の電池良否判定装置。
  10. 前記特性の閾値は、AE信号のエネルギーの閾値であり、
    前記電池良否判定部は、前記エネルギーの閾値を前記有効とされたAE信号のエネルギーが超えた場合、前記電池を不良と判定する、請求項9に記載の電池良否判定装置。
  11. 前記特性の閾値は、AE信号の最大振幅の閾値であり、
    前記電池良否判定部は、前記最大振幅の閾値を前記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、前記電池を不良と判定する、請求項9に記載の電池良否判定装置。
  12. 前記電圧印加手段の電圧印加により発生した前記電極間の部分放電量を測定する部分放電測定器と、
    AE信号の特性と部分放電量との相関関係を設定した相関関係設定部と
    を有し、
    前記相関関係と、前記部分放電測定器で測定した前記電極間の部分放電電荷量と、前記有効とされたAE信号の特性とに基づいて、前記測定用AEセンサの異常を検出するセンサ異常検出部を備えた、請求項7から11の何れか一つに記載の電池良否判定装置。
  13. 前記AE信号の特性は、AE信号のエネルギーまたは最大振幅である、請求項12に記載の電池良否判定装置。
  14. 被測定物から発生したAEを測定するAE測定方法であって、
    前記被測定物から発生したAE信号を測定用AEセンサで検出し、
    前記被測定物の外部で発生した外部AE信号を外部ノイズ用AEセンサで検出し、
    前記外部ノイズ用AEセンサが検出した外部AE信号に基づいて外部ノイズがあるか否かを判定し、
    前記測定用AEセンサにおいてAE信号が検出されたときに、外部ノイズがないと判定された場合に当該AE信号を有効とし、外部ノイズがあると判定された場合に当該AE信号を無効とする、AE測定方法。
  15. AE信号のエネルギーの閾値を設定し、当該エネルギーの閾値を前記有効と判定されたAE信号のエネルギーが超えた場合、前記被測定物を不良と判定する、請求項14に記載のAE測定方法。
  16. AE信号の最大振幅の閾値を設定し、当該最大振幅の閾値を前記有効とされたAE信号の最大振幅が超えた場合、前記被測定物を不良と判定する、請求項14に記載のAE測定方法。
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