JP2015021827A - 電池の検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解液の含浸不良による不具合個所を短時間で正確に検査する電池の検査方法を提供する。
【解決手段】正極板13と、負極板14と、正極板13および負極板14との間に介挿されるセパレータ15とを含む電極巻回体20と、セパレータ15に含浸された状態で保持される電解液30と、電極巻回体20の周囲に電解液30を封入して保持する電池ケース40とを備える電池の検査方法である。超音波を送信する送信機60と超音波を受信する受信機70とを、セパレータ15が電解液30を含浸すべき位置に、電池ケース40の外方から挟んで対向させて配置し、受信機70で受信された超音波の信号に基づいて行なう。
【選択図】図4

Description

この発明は、電池、特に二次電池の電解液が所望の状態に注入されているかを検査する、電池の検査方法に関する。
従来、電池の内部の状態を電池を分解などすることなく、検査する方法が知られている。
特開2002−305036号公報(特許文献1)は、電解液に含浸された電極に対して、2以上の異なる定電流値で所定の端子電圧となるまで放電する。そして放電後に測定される放電容量を比較することにより、電極のサイクル特性を評価する。
特開2007−322236号公報(特許文献2)には、鉛蓄電池のケース内の溶液に浸漬するように、一対の超音波トランスデューサからなるセンサを備え、残存容量を把握する構成が開示されている。
特開2002−305036号公報 特開2007−322236号公報
電池内に電解液を含浸する工程において含浸が不十分な箇所が発生すると、電池の初期性能が得られず、耐久性能が低下するおそれがある。
従来技術の検査方法では、電池内の電解液の含浸不良を発見するため、いくつか条件を変更して放電させる必要があり、検査に時間がかかるといった問題があった。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電解液の含浸不良による不具合個所を短時間で正確に検査することである。
本発明による電池の検査方法は、正極と、負極と、正極および負極との間に介挿されるセパレータとを含む電極と、セパレータに含浸された状態で保持される電解液と、電極の周囲に電解液を封入して保持する容器と、を備える。電池の検査方法では、超音波を送信する送信機と超音波を受信する受信機とを、セパレータが電解液を含浸すべき位置に、容器の外方から挟んで対向させて配置し、受信機で受信された超音波の信号に基づいて行なう。
本発明による電池の検査方法によれば、容器の外方に配置された送信機から超音波を送信すると、容器の内部を通過する際、電解液を含浸すべきセパレータの位置を通過して、容器を外方から挟んで対向する受信機により受信される。
受信機が受信した超音波の伝播特性の変化に基づいて、セパレータが電解液を含浸しているか否かの検査を行ない、含浸すべき位置で含浸されていない場合、含浸不良とすることができる。
本発明の実施の形態に従う電池の検査方法を示す模式的な斜視図である。 図1中II−II線に沿った位置での断面図である。 図2の要部の拡大図で、含浸不良が発生しやすい箇所を示す模式的な平面図である。 図1中IV−IV線に沿った位置での電池ケースの断面図である。 実施の形態の一変形例で、図4に相当し間隔を一定に保持する検査治具により超音波トランスデューサが配置された様子を示す電池の断面図である。 実施の形態の他の変形例で、電池と超音波トランスデューサとの配置関係を示す断面図である。 実施の形態の電池の検査方法に用いる検査装置の回路図である。 送信用のトランスデューサに印加するパルス状の信号波形の一例を示す波形図である。 トランスデューサで受信された信号波形を示し、含浸不良の場合の波形図である。 トランスデューサで受信された信号波形を示し、正常の場合の波形図である。 実施の形態の検査時間と、比較例の検査方法の時間とを比較して短縮結果を示すグラフ図である。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に従う電池の検査方法を示す模式的な斜視図である。
図2は、図1中II−II線に沿った位置での断面図である。
図1,図2を参照して、車両に用いられるリチウムイオン二次電池などのバッテリ10は、正極端子11と、負極端子12と、これらの正,負極端子11,12にそれぞれ接続される薄板状の正極および負極とそれらを隔てるセパレータが巻回された電極に該当する電極巻回体20と、電極巻回体20に含浸された状態で保持される電解液(図示せず)と、電極巻回体20の周囲に電解液を封入して保持する容器に相当する電池ケース40とを備える。
バッテリ10の基本的な構成は、特開2011−23141号公報に記載されているものとほぼ同じである。電池ケース40の厚さ方向寸法W1は、長手方向寸法L1,高さ方向寸法H1に比較して小さく設定されている。
電池ケース40のうち最も薄い厚さ方向寸法W1が設定される側面部41,41間は、外方から挟むように検査装置50(後に図7に示す)の送信機60および受信機70が当接されて、被検査対象部位となる。
検査が行なわれる際、電池ケース40の外方から送信機60により、超音波の信号が送信されると、電池ケース40内の電極巻回体20のうち、被検査対象としての電解液30が含浸すべき位置をこの信号が通過する。電池ケース40の反対側で対向する位置に配置された受信機70はこの超音波の信号を受信する。この実施の形態の検査装置50は、発信された超音波の信号と、受信された超音波の信号とを比較して得られる変化に基づいて、バッテリ10の検査を行なう。
図2を参照して、送信機60と受信機70とが対向して配置される位置は、側面部41の幅方向中央で上面部材43よりに設定されている。
さらにこの実施の形態では、送信機60と受信機70とが対向して配置される位置は、側面部41のうち、電極巻回体20の外側面を押圧する押圧部(図2の破線で示す長方形の範囲)41aの上部中央で、電解液30が保持されにくいと考えられる箇所に対向するように設定されている。
さらに具体的には、電解液30を注液する際に注液口44に近く、最後に含浸されて電解液30が不均一になりやすい箇所などを検査可能とすることが要求される。このため、所望の良好な含浸状態になりにくい箇所に超音波の信号を当てて検査できるように送信機60と受信機70とを対向させる配置としている。
図3は、図2の要部の拡大図で、含浸不良が発生しやすい箇所K1,K2を示す模式的な平面図である。
図3を参照して、含浸不良が発生しやすい箇所K1,K2は、電解液30が注入される際に最後に満たされる注液口44近傍(K2参照)で、電極巻回体20の上湾曲部21(図4参照)のうち、長手方向中央(K1参照)である。そこで、送信機60と受信機70とを対向させる配置位置として、これらの箇所K1,K2を超音波の信号が通過するように設定されることが好ましい。
また、図3に示すように、含浸不良が発生しやすい箇所K1,K2に対向する位置に送信機60と受信機70とを配置するものに限らず、例えば、電極巻回体20の上下方向上半分の下端と、注液口44との間を放物線を描いて結ぶ範囲の内側に送信機60と受信機70とを対向させて配置するものであってもよい。
図4は、図1中IV−IV線に沿った位置での電池ケース40の断面図である。
図4を参照して、この実施の形態の電池ケース40の内部には、正極端子11と、負極端子12とから延設された接続部材17,18(図2参照)が延設されている。これらの接続部材17,18は、電解液に浸された電極巻回体20に接続されている。
電池ケース40内に収納される電極巻回体20は、正極板13と、負極板14と、セパレータ15とを含む。
正極板13は、正極端子11と接続部材17により接続されていて導通可能とされている。負極板14は、負極端子12と接続部材18により接続されていて導通可能とされている。これらの正極板13と負極板14とは、それぞれ長尺平板状で湾曲可能に構成されている。
セパレータ15は、これらの正極板13と負極板14とほぼ同じ大きさの長尺平板状であり、正極板13と負極板14と同様に湾曲可能に構成されている。セパレータ15は、正極板13と負極板14との間に介挿されることにより正極板13と負極板14との間の短絡を防止する。
また、電池ケース40の内部に封入された電解液30は、セパレータ15に含浸され、電解液30は、正極板13と負極板14との間に保持される。
そして、電極巻回体20は、縦方向に巻回されて電池ケース40内に収容される。電極巻回体20は、セパレータ15を正極板13と、負極板14との間に介装させ、さらに短絡を防止するために別のセパレータ15を加えて合計4枚が積層された状態で、電池ケース40に対して縦方向に巻回されている。
この際、電極巻回体20が巻回された際の中心軸が延設される方向をほぼ水平として、電池ケース40の長手方向(図4の紙面前後方向)M1に沿った状態で、電池ケース40の内側に平行に設けられた押圧部41a,41a間に圧入される。
電池ケース40の内部では、円柱状の電極巻回体20が左右両側から押圧部41a,41aに挟まれて、湾曲していた外周の両側部が押圧部41a,41aに倣って変形することにより、平坦部23,24を構成する。
電極巻回体20の平坦部23,24は、変形により電池ケース40内側面に位置する押圧部41a,41aとの接触面積を増大させながら平行に圧接される。このため、振動等による電極巻回体20の移動が抑制される。また、図1に示すように電池ケース40は、厚さ方向寸法W1が比較的小さくても、内部に積層数の多い電極巻回体20を高い占有率で収容できる。よって、設置スペースが限られる車両などへの搭載性も良好である。
電池ケース40は、有底の直方体形状を有し、左右一対の側面部41,41は、他の側端面42などに比較して広い面積に設定されている。電池ケース40の上面部に開口形成された開口部には、長尺板状の上面部材43が嵌着されている。上面部材43の左右端縁近傍には、外側方に向けて正極端子11と負極端子12とが突設されている。
上面部材43には、正極端子11と負極端子12との間に図1に示す注液口44が開口形成されている。注液口44は、蓋体45によって開閉塞可能であり、開放状態では図示しない電解液30を電池ケース40の内部に注入可能としている。
なお、電解液30は、電池ケース40内に封入されて用いられているが、構造部分の説明の容易化のため、各図1〜4の電解液30の記載を一部または全部省略して説明する。
また、電解液30が含浸される電極巻回体20のうち、上湾曲部21と、下湾曲部22と、平坦部23,24とは、連続して渦巻状に形成されている。このうち、上湾曲部21は、下湾曲部22に比して含浸不良が発生しやすい箇所K1に近く、含浸にくい箇所K2が含まれる。
また、電極巻回体20の平坦部23,24は、電池ケース40の側面部41,41の内側で押圧部41a,41aによって、両側から中心方向へ押圧されている。このため、平坦部23,24は、平面状の側面部41裏面側に位置する押圧部41aに倣って、ほぼ鉛直方向へセパレータ15を延在させている。
電解液30の注液口44に近い電極巻回体20の上部中央位置では、注入された電解液30が上湾曲部21のセパレータ15と連続する沿直方向へ変形したセパレータ15を伝って流下していわゆる含浸不良となる可能性がある。
次に、この実施の形態の電池の検査方法の作用効果について説明する。
この実施の形態では、電池ケース40の外方に配置された送信機60から超音波の信号を送信すると、電池ケース40の内部を通過する際、電解液30を含浸すべきセパレータ15の位置を通過する。セパレータ15で電解液30の含浸の程度に応じて、波形を変化させた超音波の信号は、電池ケース40を外方から挟んで対向する受信機70により受信される。
受信機70が受信した超音波の信号に基づいて、セパレータ15が電解液30を含浸しているか否かの検査が行なわれる。そして、含浸すべき位置でセパレータ15が含浸されていない場合、信号の電波特性の変化から含浸不良とすることができる。
セパレータ15が電解液30を含浸しているか否かの検査は、最も含浸不良が発生しやすい箇所K1,K2で行なうことが好ましい。
図5は、実施の形態の一変形例で、図4に相当し間隔を一定に保持する検査治具80により超音波トランスデューサの送信機60,受信機70が配置された様子を示すバッテリ10の断面図である。
図5を参照して、検査治具80の左,右一対のアーム部81,82には、それぞれ超音波トランスデューサの送信機60,受信機70が予め装着されている。
この一変形例では、図1〜図4に示した実施の形態のバッテリ10の検査方法に加えて、さらに検査治具80が用いられて送信機60と受信機70とがそれぞれ図5に示すように電池ケース40の外側から挟むように配置される。
検査治具80を用いることによって、送信機60と受信機70とは、電池ケース40の内部の含浸不良が発生しやすい箇所K1,K2(図3参照)に対して、側面部41,41の外方から、常に一定の間隔で対向する。このため検査の精度を向上させることができる。
また、検査治具80を用いることにより複数個のバッテリ10の検査であっても、迅速に行なうことができる。
さらに、送信機60と受信機70との間隔が検査治具80に固定されることにより、一定に保たれる。このため、検査対象であるバッテリ10ごとに一定となるように管理が容易に行なえる。このような管理を行なうことにより、バッテリ10の形状や種類が異なっても同様に検査することができる。
図6は、実施の形態の他の変形例で、バッテリ10と超音波トランスデューサの送信機160,受信機170との配置関係を示す断面図である。
図6を参照して、この変形例の超音波トランスデューサの送信機160,受信機170は、超音波の送受信を行なう先端面161,171を斜めに形成している。
送信機60と受信機70とを電池ケース40の側面部41,41に配置すると、送信機160の先端面161と受信機170の先端面171とは、それぞれ図6に示すように電池ケース40の上部でさらに上面部材43に近い上湾曲部21の方向へ向けて、超音波を送受信できる。
従って、例えば図3に示した含浸不良が発生しやすい箇所K1によりもさらに上面部材43寄りの箇所K2を検査することができる。このため、送信機160,受信機170の配置スペースが限られる場合などでも、含浸不良が発生しやすい箇所K2に超音波を当てることができる。
図7は、実施の形態の電池の検査方法に用いる検査装置50の回路図である。
図7を参照して、この実施の形態の検査装置50は、超音波トランスデューサの送信機60に接続されるパルス生成回路56と、受信機70に接続されるアンプ54とにそれぞれ接続される監視回路52とを備える。
監視回路52は、伝播特性検出回路51と、電解液含浸不良判定回路53とを含む。
パルス生成回路56で発生させたパルスは、超音波トランスデューサの送信機60に送られる。超音波トランスデューサの受信機70は、バッテリ10内を伝播してきた超音波を電気信号に変換する。
バッテリ10の内部の図示しない電極巻回体20は超音波を大きく減衰させる。このため、受信された受信信号はアンプ54で増幅されて監視回路52に出力されることが好ましい。
監視回路52の伝播特性検出回路51は、増幅した受信信号と、パルス生成回路56で生成された元の信号とを比較する。比較されるパラメータは、音の伝播速度の変化と、信号振幅の変化とがある。
セパレータ15に対する電解液30の含浸が十分でない場合、音の伝播速度は遅くなり、信号の振幅は減少する。これは電極巻回体20内のセパレータ15に電解液30が十分含浸した場合、含浸していない場合と比較して、電解液30が接触媒体となって超音波を通しやすいからである。なおここでは、送信波としてパルス波を用いた例を示しているが送信波は連続波であっても良い。
連続波の場合は、位相の変化から音の伝播速度を求めたり、振幅の変化から伝達に伴う減衰量を求めることができる。音の伝播速度を求めるには、ロックイン法など既存の方法を用いることができる。
図8は、送信機60に印加されるパルス状の信号波形の一例を示す波形図である。
図8を参照して、このパルス状の信号波形をパルス生成回路56で発生させて、超音波トランスデューサの送信機60に送り、超音波として出力する。そして、超音波トランスデューサの受信機70側で、バッテリ10内を伝播してきたこの超音波の波形を受信して電気信号に変換する。
図9は、トランスデューサで受信された信号波形を示し、含浸不良の場合の波形図である。
図10は、トランスデューサで受信された信号波形を示し、正常の場合の波形図である。
図9の波形と図10の波形とを比較すると、波形に明確な相違が存在する。送信波がパルス波であると、受信波の波形持続時間の変化により含浸不良を捉えることができる。検出は、音の伝播速度の変化または減衰量の変化を捉えて行なわれてもよい。この方法で分析を行なうことにより、含浸の不良を精度良く検出することができる。
図11は、実施の形態の検査時間の短縮結果を、比較例の検査方法の時間と比較して示すグラフ図である。
図4、図11を参照して、実施の形態の方法の効果を説明する。比較例の検査方法では、電解液30が流動しない低温に調整した後、30Cの電流レートでのパルス充放電を行なって検査をする。本実施の形態では、トランスデューサの送信機60,受信機70をバッテリ10の側面部41,41に押し付けるだけで良い。このため、検査時間の大幅な短縮が可能である。
上述してきたように、本実施の形態の電池の検査方法では、バッテリ10の電極巻回体20、特にセパレータ15への電解液30の含浸不良を短時間で精度良く判定できる。
バッテリ10は、正極板13と、負極板14と、正極板13および負極板14との間に介挿されるセパレータ15とを含む電極巻回体20と、セパレータ15に含浸された状態で保持される電解液30と、電極巻回体20の周囲に電解液30を封入して保持する電池ケース40とを備える。
電池の検査方法は、超音波を送信する送信機60と超音波を受信する受信機70とを、セパレータ15が電解液30を含浸すべき位置に、電池ケース40の外方から挟んで対向させて配置し、受信機70で受信された超音波の信号に基づいて行なう。
本発明による電池の検査方法によれば、電池ケース40の外方に配置された送信機60から超音波を送信すると、電池ケース40の内部を通過する際、電解液30を含浸すべきセパレータ15の位置を通過して、電池ケース40を外方から挟んで対向する受信機70により受信される。
受信機70は、受信した超音波の信号に基づいて、セパレータ15が電解液30を含浸しているか否かの検査を行なう。含浸すべき位置で含浸されていない場合、超音波の伝播特性が変化していることから、信号の波形の相違を捉えて不良とすることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 バッテリ、11 正極端子、12 負極端子、13 正極板、14 負極板、15 セパレータ、17,18 接続部材、20 電極巻回体、21 上湾曲部、22 下湾曲部、23,24 平坦部、30 電解液、40 電池ケース、41 側面部、41a 押圧部、42 側端面、43 上面部材、44 注液口、45 蓋体、50 検査装置、51 伝播特性検出回路、52 監視回路、53 電解液含浸不良判定回路、54 アンプ、56 パルス生成回路、60,160 送信機、61,71,161,171 先端面、70,170 受信機、80 検査治具、81,82 アーム部。

Claims (1)

  1. 正極と、
    負極と、
    前記正極および前記負極との間に介挿されるセパレータとを含む電極と、
    前記セパレータに含浸された状態で保持される電解液と、
    前記電極の周囲に前記電解液を封入して保持する容器と、を備えた電池の検査方法において、
    超音波を送信する送信機と超音波を受信する受信機とを、前記セパレータが前記電解液を含浸すべき位置に、前記容器の外方から挟んで対向させて配置し、前記受信機で受信された超音波の信号に基づいて検査を行なう、電池の検査方法。
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