JP5567787B2 - 警報器 - Google Patents

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本発明は、火災などの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を送信して警報を連動出力させる警報器に関する。
従来、住宅における火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、1つの住戸に複数の住警器を設置して部屋毎に火災などの異常を監視する傾向も増加している。
このように住戸内に複数の住警器を設置した場合、異常が発生した部屋とは別の部屋に人がいた場合、警報音が聞こえず火災などの災害が広がる恐れがある。このため、住警器同士を有線接続し、ある住警器で火災を検出して警報した場合、他の住警器に信号を送って同時に警報させる連動警報ができるようにしている。
しかしながら、住警器同士を有線接続することは、有線工事が必要なためにコストが高くなる問題がある。この問題は無線式の住警器とすることで解消可能である。しかも、最近における無線回路用ICの低消費電力化に伴い、他の住警器からの信号を受信可能とするために常時受信可能な動作状態としても、たとえば5年を超えるような、実用に耐える電池寿命が保証され、無線式住警器を実用化する環境が整いつつある。
ところで、従来の連動警報を行う住警器にあっては、ある住警器で火災を検出した場合には、火災を検出した連動元の住警器と連動先の住警器とでは異なる警報音を出力している。例えば火災を検出した連動元の住警器は、「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」との音声メッセージが連続して流れ、一方、連動先の住警器では「ウーウー別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを連続して流すようにしている。また、連動元の住警器の赤ランプは明滅とし、連動先の住警器の赤ランプは点滅とし、赤ランプの表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
一方、住警器には点検スイッチを兼ねた警報停止スイッチが設けられており、警報出力中に引き紐などによりスイッチを操作すると警報を停止するようにしている。連動警報を行う住警器の場合、火災を検出した連動元の住警器の警報停止スイッチを操作すると、全ての住警器の警報音が停止し、また連動先の住警器の警報停止スイッチを操作すると、その住警器の警報音のみが停止するようにしている。
更に、連動元の住警器で警報停止した場合、例えば火災検出の対象となった煙が残っていると、所定時間後に再び全ての住警器で警報する。
特開2007−094719号公報
このような従来の連動警報を行う住警器にあっては、連動関係にある複数の住警器から警報音が出された場合には、連動元の住警器の設置場所に出向いて現場確認し、火災でないことが分かった場合には、例えば検煙部の煙流入口から息を吹き込んで中に入っている煙を出せば、センサ部からの火災検出信号がなくなり、自動的に連動元の警報音は停止して監視状態に復旧する。このとき煙が入ったまま警報音の停止操作を行うと、警報停止から所定時間後に再び警報することから、連動元の住警器から煙を出しておく必要がある。
しかし、連動元の警報器にあっては、煙を出すことにより警報を停止して監視状態に復旧させることができるが、連動元を復旧して警報を停止してしまうと、警報停止スイッチは警報中しか有効に機能しないため、復旧後に操作しても連動先の警報を停止することはできず、部屋を回りながら住警器の警報音を停止させる操作が必要であり、連動先の住警器の警報を停止するまでに手間と時間がかかる恐れがある。
本発明は、連動元の復旧に対し連動先を自動的に復旧させて連動警報の停止操作を不要とする無線式の住警器を提供することを目的とする。
本発明の警報器は、
イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
警報を出力する報知部と、
警報停止手段を備えた操作部と、
通常監視状態、警報出力状態及び警報停止状態を含む自身の動作状態を記憶する状態記憶領域を設けたメモリと、
センサ部からの異常検出信号を受けたとき(E2)に、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、更にメモリの状態記憶領域に、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力している状態(状態2)を記憶させる連動元警報処理部と、
他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、自身が連動先自身がを示す警報を出力させ、更にメモリの状態記憶領域に、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す警報を出力している状態(状態4)を記憶させる連動先警報処理部と、
センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったとき、又は他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときに、出力中の警報を継続又は停止させる復旧処理部と、
警報停止手段の操作を検出したとき、又は他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときに、出力中の警報を継続又は停止する警報停止処理部と、
を備え、
復旧処理部は、
連動元を示す警報の出力中(状態2)に、センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったとき(E1)は、連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、更にメモリの状態記憶領域を、通常監視状態(状態1)に遷移させ
連動元を示す警報の出力中(状態2)に、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)は、メモリの状態記憶領域を、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力している状態(状態2)に維持させ、
連動先を示す警報の出力中(状態4)に、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)は、連動先を示す警報を停止させ、更にメモリの状態記憶領域を、通常監視状態(状態1)に遷移させ、
前記警報停止処理部は、
連動元を示す警報の出力中(状態2)に、警報停止手段の操作を検出したとき(E3)は、連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信させ、更にメモリの状態記憶領域を、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止している状態(状態3)に遷移させ、
連動元を示す警報の出力中(状態2)に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したとき(E7)は、連動元を示す警報を継続又は停止させ、更にメモリの状態記憶領域を、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を維持している状態(状態2)、又はセンサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止している状態(状態3)に遷移させ、
連動先を示す警報の出力中(状態4)に、警報停止手段の操作を検出したとき(E3)は、連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信させ、更にメモリの状態記憶領域を、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す警報を停止している状態(状態5)に遷移させ、
連動先を示す警報の出力中(状態4)に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したとき(E7)は、連動先を示す警報を停止させ、更にメモリの状態記憶領域を、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す警報を停止している状態(状態5)に遷移させることを特徴とする。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し状態(状態6)で、センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったとき(E1)に、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す警報を出力している状態(状態4)に遷移させる。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し状態(状態6)で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力している状態(状態2)に遷移させる。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し連動先を示す警報を出力している状態(状態7)で、センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったとき(E1)に、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す警報を出力している状態(状態4)に遷移させる。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し連動先を示す警報を出力している状態(状態7)で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、連動先を示す警報を停止して、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力している状態(状態2)に遷移させる。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す警報を停止している状態(状態8)で、センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったとき(E1)に、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す警報を出力している状態(状態4)、又は他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す警報を停止している状態(状態5)に遷移させる。

復旧処理部は、センサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す警報を停止している状態(状態8)で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、センサ部からの異常検出信号を受けて連動元を示す警報を出力している状態(状態2)、又はセンサ部からの異常検出信号を受けて出力した連動元を示す警報を停止している状態(状態3)に遷移させる。
本発明によれば、連動元の警報器に設けたセンサ部から出力されている異常検出信号が異常原因の解消によりなくなったときに、連動元を示す警報を停止させると共に、異常復旧を示すイベント信号を連動先の警報器に送信させ、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときに、連動先を示す警報を停止させるようにしたため、連動元の警報器の復旧に連動して連動先の警報器の復旧が自動的に行われて警報を停止して状態に入ることができ、連動元の警報器を復旧させた後の連動先の警報器に対する警報停止操作が不要となり、警報が出されても現場確認により異常でなかった場合の警報を停止して通常の監視状態に戻す復旧処理を簡単で効率良く行うことができる。

本発明による住警器の外観を示した説明図 住宅に対する住警器の設置状態を示した説明図 本発明による住警器の第1実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 本実施形態による連動警報と警報停止を示したタイムチャート 本実施形態による連動警報と火災復旧を示したタイムチャート 本実施形態による火災監視処理を示したフローチャート 本発明による住警器の発生イベントに対する状態遷移を一覧で示した説明図 図8の状態遷移に対応した効果説明の一覧を示した説明図 図9に続く効果説明の一覧を示した説明図 図10に続く効果説明の一覧を示した説明図 図11に続く効果説明の一覧を示した説明図
図1は本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に側面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口した検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は点検スイッチとしての機能を兼ねている。
警報停止スイッチ20の内部には、点線で示すようにLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には取付フック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、このビスに取付フック15取り付けることで、壁面に住警器10を設置することができる。

なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタを備えた住警器や、火災以外にガス漏れを検出する住警器についても、本発明の対象に含まれる。
図2は住宅に対する本実施形態の住警器の設置状態を示した説明図である。図2の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の住警器10−1〜10−4が設置され、更に屋外に建てられたガレージ26にも住警器10−5を設置している。
住警器10−1〜10−5のそれぞれは、イベント信号を相互に無線により送受信する機能を備えており、5台の住警器10−1〜10−5で1つのグループを構成して、この住宅全体の火災監視を行っている。
いま住宅24の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−4が火災を検出して警報を開始する。この火災を検出して警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−4が発報すると、住警器10−4は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−1〜10−3,10−5に対し、火災発報を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、連動元の住警器10−4からの火災発報を示すイベント信号を受信すると、連動先としての警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−4の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を連続して出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを連続して出力する。
住警器10−1〜10−5が警報音を出している状態で、図1に示した住警器に設けている警報停止スイッチ20を操作すると、警報音の停止処理が行われる。ここで、本実施形態の警報音の停止処理としては次のいずれかの停止処理を行う。
(1)住警器10−1〜10−5の内の任意の住警器の警報停止スイッチを押すと、連動元の住警器10−4のみが警報音を流し、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5は警報音を停止する。
(2)警報中の住警器10−1〜10−5の内の任意の住警器の警報停止スイッチを操作すると、連動先、連動元に関わらず、全ての住警器の警報音を停止する。
(3)前記(1)の停止処理を第1モード、前記(2)の停止処理を第2モードとし、いずれか一方のモードを選択して停止処理を行う。
図3は本発明による住警器の実施形態を示したブロック図である。図3は図2に示した5台の住警器10−1〜10−5につき、その内の住警器10−1について回路構成を詳細に示している。
住警器10−1はCPU28を備え、CPU28に対してはアンテナ31を備えた無線回路部30、記録回路部32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線回路部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線回路部30としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備の標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線回路部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記録回路部32にはメモリ46が設けられている。メモリ46には住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50と、図2のように複数の住警器で連動警報を行うグループを構成するためのグループ符号52が格納されている。送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用される。
グループ符号52はグループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線回路部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ46に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになる。
またメモリ46には状態記憶領域55が設けられ、火災発報、連動元警報、他の住警器からの火災発報受信、連動先警報、警報停止といった各種の発生イベントを記憶し、新たに発生したイベントに対する状態の遷移制御を可能としている。この発生イベントの記憶は、発生イベントを順次記憶する方法と、前回の発生イベントに今回の発生イベントを上書きする方法がある。
なお本実施形態にあっては、記録回路部32にメモリ46を使用しているが、メモリ46の代わりにディップスイッチを設け、ディップスイッチにより送信元符号50やグループ符号52を設定するようにしてもよい。送信元符号50やグループ符号52の符号長(ビット数)が少ない場合には、ディップスイッチを用いた記録回路部32が望ましい。
センサ部34には、本実施形態にあっては検煙部16が設けられている。検煙部16は煙濃度に応じた煙濃度検出信号を出力し、煙濃度検出信号が所定の火災レベルを超えると火災検出信号を出力する。また、火災検出信号を出力した後に、検煙部16に流入した煙がなくなると、煙濃度検出信号が低下し、火災レベルを下回ると火災検出信号の出力が停止する。
なお、検煙部16から煙濃度検出信号を出力してCPU28に取り込み(AD変換)、CPU28側で所定の火災レベルを超えると火災発報を判別し、また、検煙部16からの煙濃度検出信号が低下して火災レベルを下回ることで火災発報がなくなったことを判別するようにしても良い。
センサ部34には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタを設けてもよい。またガス漏れ監視用の住警器の場合には、センサ部34にガス漏れセンサが設けられることになる。
報知部36にはスピーカ58とLED22が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を出力する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災などの異常を表示する。
操作部38には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20を操作すると、住警器10−1から流している警報音を停止することができる。警報停止スイッチ20は、本実施形態にあっては点検スイッチと兼用している。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピーカ58により警報音を出力しているときにのみ有効となる。一方、警報音を出力していない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、点検スイッチを押すと、報知部36から点検用の音声メッセージなどが出力される。
電池電源40は、例えば所定セル数のアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線回路部30を含む回路部全体の低消費電力化により、約10年の電池寿命を保証している。
CPU28にはプログラムの実行により実現される機能として、連動元警報処理部60、連動先警報出力処理部62、復旧処理部64及び警報停止処理部66が設けられている。

連動元警報処理部60は、センサ部34に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されたときに、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させると共に、火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−5に向けて送信させる。

連動先警報処理部62は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときに、報知部36のスピーカ58から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを連続的に出力させる。

ここで、連動元警報処理部60で火災発報を検出して連動元警報音を出すときには、報知部36のLED22を例えば明滅させる。一方、連動先警報出力処理部62で連動先警報音を出す場合には、報知部36のLED22を点滅させる。これによって、連動元警報と連動先警報におけるLED22の表示を区別できるようにしている。もちろん、連動元警報と連動先警報のいずれについても、同じLED22の明滅または点滅表示であってもよい。

復旧処理部64は、センサ部34に設けた検煙部16から出力されている火災検出信号が検煙部16から煙がなくなることで出力されなくなったときに、連動元警報を停止させる共に、火災復旧を示すイベント信号を無線回路部30の送信回路42から連動先の住警器10−2〜10−5に送信させ、一方、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災復旧を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44で受信したときに、連動先警報を停止させる。

これよって、住警器10−1で連動元警報が出された場合、現場確認により火災でないことが分かった場合は、図1に示した検煙部16の煙流入口から息を吹き込んで中に入っている煙を出せば、センサ部34からの火災検出信号がなくなり、復旧処理部64により自動的に連動元の警報音は停止して通常の監視状態に復旧することができる。
同時に住警器10−1から連動先警報を出している他の住警器10−2〜10−5に火災復旧を示すイベント信号が送信され、それぞれの連動元警報を自動的に停止させることができ、住警器10−2〜10−5に出向いて警報停止操作を行う必要はない。
警報停止処理部66は、連動元を示す警報音の出力中に操作部38に設けている警報停止スイッチ20の操作を検出したとき、スピーカ58から出力している連動元を示す警報音を停止させると共に、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信し、他の住警器10−2〜10−5における連動先の警報音を停止させる。
この場合、スピーカ58から出力している連動元を示す警報音を停止させずに、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信し、他の住警器10−2〜10−5における連動先の警報音を停止させ、連動元警報だけは残すようにしても良い。
また警報停止処理部66は、連動先を示す警報音の出力中に操作部38の警報停止スイッチ20の操作を検出したとき、スピーカ58から出力している連動先を示す警報音を停止させると共に、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信する。
更に警報停止処理部66は、連動先を示す警報音の出力中に他の住警器10−2〜10−5から警報停止のイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときは、連動先を示す警報音を停止させる。
このような住警器10−1に設けた回路部は他の住警器10−2〜10−5についても同様であり、メモリ46に格納している送信元符号50が各住警器固有の符号となっている。
図4は本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図4において、イベント信号48は送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。送信元符号50は例えば26ビットの符号である。またグループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図3の5台の住警器10−1〜10−5につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れなどのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては2ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で復旧、更に「100」で警報停止を示している。なおイベント符号54のビット数は、イベントの種類が増加したときには更に4ビット、5ビットと増加させることで、複数種類のイベント内容を表すことができる。
図5は図3の実施形態による連動警報と警報停止を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
図5において、いま、住警器10−1において火災が検出され、ステップS1で火災発報になったとすると、ステップS2で火災発報を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。
住警器10−2,10−3にあっては、住警器10−1からのイベント信号を受信し、このイベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54からステップS3,S4のそれぞれで火災発報を受信する。
火災を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS5で連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」の音声メッセージを連続して出力する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS6,S7のそれぞれで連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを繰り返し出力する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元警報または連動先警報の出力中に、例えば連動先となる住警器10−2において警報停止スイッチ20の操作がステップS8で検出されたとすると、ステップS9で警報停止を示すイベント信号が他の住警器10−1,10−3に対し送信される。
住警器10−3にあっては、ステップS11で警報停止のイベント信号を受信してイベント信号のグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS14で連動先を示す警報を停止する。
また、連動元の住警器10−1にあっては、ステップS10で警報停止のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS12で連動元を示す警報を停止する。
なお、連動元の住警器10−1については、ステップS9で警報停止を認識しても、ステップS5で行った連動元警報を停止せず、継続的に連動元を示す警報音が出力するようにしても良い。これによって住警器10−1〜10−3の内の連動元の住警器10−1の警報音のみが出力されており、別の部屋にいても火災発生場所が連動元を示す警報音から容易に判断できる。
ここで、図5にあっては、警報停止操作を連動先の住警器10−2で行っているが、連動元の住警器10−1又は連動先の住警器10−3で行ったとしても、同様に連動元の住警器10−1及び連動先の住警器10−2,10−3の全ての警報音を連動停止できる。
更に、ステップS8の警報停止操作により連動元の住警器10−1及び連動先の住警器10−3において警報音が停止したとしても、連動元の住警器10−1に煙が残って火災検出状態が続いている場合には、警報停止のイベント信号の送信から規格上定めた15分を超えない時間例えば14分を経過した時点で火災発報のイベント信号を送信することで、連動元の住警器10−1での連動元警報および連動先の住警器10−2,10−3での連動先警報を再度、出力させることになる。
図6は図3の実施形態による連動警報と火災復旧を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
6において、住警器10−1において火災が検出され、ステップS21で火災発報になったとすると、ステップS22で火災発報を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。

住警器10−2,10−3にあっては、住警器10−1からのイベント信号を受信し、このイベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54からステップS23,S24のそれぞれで火災発報を受信する。
火災を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS25で連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」の音声メッセージを連続して出力する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS26,S27のそれぞれで連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを繰り返し出力する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元警報または連動先警報の出力中に、連動元の住警器10−1においてセンサ部16からの火災検出信号がなくなってステップ火災S28で火災復旧が判別されたとすると、ステップS29で火災復旧を示すイベント信号を他の住警器10−1,10−3に送信し、ステップS30で連動元を示す警報を停止し、通常の状態に戻る。
住警器10−2,10−3にあっては、ステップS31,S32で火災復旧のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から火災復旧であることを認識し、ステップS33,S34で連動先を示す警報を停止する。
このため連動元の住警器10−1で火災が検出されなくなって復旧した場合には、連動元を示す警報が自動的に停止され、同時に連動先の住警器10−2,10−3についても連動先を示す警報が自動的に停止し、連動先の住警器10−2,10−3を設置している部屋に出向いて警報停止スイッチを操作して警報を止める必要がなく、火災以外の原因で住警器が火災発報となった場合の対応を連動元の住警器のみの復旧、例えば現場確認により火災でなかった場合に、検煙部に息を吹き込んで煙を出すことにより復旧させることで、連動している警報を全て停止して通常の監視状態に戻すことができる。
図7は図3の実施形態による火災監視処理を示したフローチャートであり、図3のCPU28のプログラムの実行による処理となる。
図7において、火災監視処理は、ステップS41で初期化および自己診断の処理を行う。この処理には、同じ住戸に設置されている例えば5台の住警器10−1〜10−5でグループを形成するためのグループ符号の設定などが含まれる。
続いてステップS42で火災発報を監視しており、センサ部16に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されると火災発報を判別してステップS43に進み、火災発報を示すイベント信号を他の住警器に無線により送信する。続いてステップS44で連動元を示す警報を出力する。
続いて、ステップS45でセンサ部16に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されなくなる火災復旧の有無を判別しており、火災発報が継続している場合はステップS46で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別し、警報停止操作が無ければステップS50で他の住警器からの警報停止のイベント信号の受信の有無を判別する処理を繰り返している。なお、火災発報の継続中にあっては、所定時間毎に火災発報を示すイベント信号の送信を繰り返している。
ステップS45〜S47の処理サイクル中に、センサ部16に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されなくなるとステップS45で火災復旧が判別され、ステップS48で火災復旧のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS50に進んで連動元警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
またステップS47で他の住警器から警報停止イベント信号の受信を判別すると、ステップS50に進んで連動元警報を停止する。更に、ステップS46で自己の警報停止操作を判別した場合はステップS49に進んで他の住警器に警報停止イベント信号を送信した後、ステップS50で連動元警報を停止する。
なお、ステップS46で自己の警報停止操作を判別した場合、またはステップS47で他の住警器からの警報停止イベント信号を受信した場合について、ステップS50の連動元警報の停止をスキップし、警報停止操作に対し連動元警報のみは残して継続させるようにしても良い。
一方、ステップS42で火災発報でなかった場合には、ステップS51で火災発報を示すイベント信号の他の住警器からの受信の有無を判別している。他の住警器から火災発報を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS52に進み、連動先を示す警報を出力する。
続いてステップS53で他の住警器からの火災復旧を示すイベント信号の受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号を受信するとステップS57に進んで連動先警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
続いてステップS54で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS57で連動先を示す警報を停止する。
続いてステップS55で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別しており、警報停止操作を判別するとステップS56で警報停止のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS57で連動先を示す警報を停止する。
図8は、本発明による住警器のイベント発生に対する状態遷移の一覧を示した説明図であり、前述した実施形態における動作も含めて示している。
図8において、左欄には住警器の動作状態を「機器状態」として状態1〜8に分けて示しており、上欄には、各状態で住警器に発生するイベントを発生イベントE1〜E7に分けて示している。
左欄の状態1〜8と上欄の発生イベントE1〜E7の交差する枠内には、現在の状態から発生イベントによって遷移する遷移先の状態1〜8を示している。遷移先の状態は原則として1つであるが、複数の遷移先をもつ場合もある。なお、ブランクは存在しない組合せを示す。
また、図8の状態遷移の動作説明において、住警器は次のような動作を行うことを前提としている。
(1)火災復旧時は、復旧信号を送信する。
(2)火災検出時は、火災信号を送信し、火災継続中は一定時間おきに自動的に火災信号を送信する。
(3)音響停止時は、音響停止信号を送信する。
また、図8の遷移先の状態に対しては符号a〜asを付している場合がある。符号a〜asは、ある状態からイベント発生で他の状態に遷移した場合に、どのような効果が得られるかを示す図9〜図12の効果説明の一覧との対応を示す符号である。
次に図8の状態1〜8の各々において、イベントE1〜E7が発生した場合の遷移動作を説明すると次のようになる。なお、成立しない組合せは説明を省略する。
この内、連動元の住警器での火災復旧となるイベントE1と他の住警器からの火災復旧のイベント信号の受信によるイベントE5について太枠で示し、更に、枠内に請求項との対応関係を示している。
まず状態1は次のようになる。
(状態1:発生イベントE1) 不成立
(状態1:発生イベントE2)
通常状態で火災検出となった場合であり、状態2の「連動元火災」に遷移する。
(状態1:発生イベントE3) 不成立
(状態1:発生イベントE4) 不成立
(状態1:発生イベントE5)
通常状態で復旧信号受信となった場合であり、状態1を維持する。
(状態1:発生イベントE6)
通常状態で火災信号受信となった場合であり、状態4の「連動先火災」に遷移する
(状態1:発生イベントE7)
通常状態で音響停止信号受信となった場合であり、状態1を維持するか、または状態5の「連動先火災+音響停止」に遷移する。

ここで遷移先の状態5については、効果説明符号aが付されていることから、図9の対応説明として、「本来先に届くはずの火災信号が届かなかったことが想定される。本状態とすることで、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。」とする効果が得られる。
次に状態2を説明する。
(状態2:発生イベントE1
動元火災の状態で火災復旧となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。

(状態2:発生イベントE2)
連動元火災の状態で火災検出となった場合であり、状態2の「連動元火災」を維持する。
(状態2:発生イベントE3)
連動元火災の状態で音響停止操作となった場合であり、状態3の「連動元火災+音響停止」に遷移する。
(状態2:発生イベントE4) 不成立
(状態2:発生イベントE5
動元火災の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元火災」を維持する。

(状態2:発生イベントE6)
連動元火災の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」または状態4の「連動先火災」に遷移する。
このうち、状態6及び状態7への遷移は、住警器のメモリに発生イベントを順次記憶する場合であり、これに対し状態4への遷移は、前回の発生イベントに今回の発生イベントを上書きする場合であり、前回の発生イベントは失われる。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号bによる図9の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態4に遷移した場合は、対応符号cによる図9の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。この場合のメモリ容量の削減はメモリに対する発生イベントの上書きによるものである。
(状態2:発生イベントE7)
連動元火災の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態2の「連動元火災」の維持、状態3の「連動元火災+音響停止」、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、または状態5の「連動先火災+音響停止」に遷移する。
ここで状態3に遷移した場合は、対応符号dによる図9の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態8に遷移した場合は、対応符号eによる図9の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という同じ効果が得られる。
さらに、状態5に遷移した場合は、対応符号fによる図9の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。連動先火災の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という同じ効果が得られる。
次に状態3を説明する。
(状態3:発生イベントE1
連動元火災+音響停止」の状態で火災復旧となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。

(状態3:発生イベントE2)
「連動元火災+音響停止」の状態で火災検出となった場合であり、状態3の「連動元火災+音響停止」を維持する。
(状態3:発生イベントE3)
「連動元火災+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態3の「連動元火災+音響停止」を維持するか、または、状態2の「連動元火災」に遷移する。
ここで、状態2に遷移した場合は、対応符号gによる図9の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態3:発生イベントE4)
「連動元火災+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態2の「連動元火災」を維持する。
(状態3:発生イベントE5
連動元火災+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態3の「連動元火災+音響停止」を維持する。

(状態3:発生イベントE6)
「連動元火災+音響停止」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、状態4の「連動先火災」、または状態5の「連動先火災+音響停止」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号hによる図9の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態8に遷移した場合は、対応符号iによる図9の参照により、「連動先火災の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音を出力することもできるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態4に遷移した場合は、対応符号jによる図9の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
さらに、状態5に遷移した場合は、対応符号kによる図9の参照から、「連動先火災の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態3:発生イベントE7)
「連動元火災+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態3を維持するか、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、または状態5の「連動先火災+音響停止」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号lによる図10の参照から、「連動先火災の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音を出力することもできるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることもできる。」という効果が得られる。
また、状態5に遷移した場合は、対応符号mによる図10の参照から、「連動先火災の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも火災が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
次に状態4を説明する。
(状態4:発生イベントE1) 不成立
(状態4:発生イベントE2)
「連動先火災」の状態で火災検出となった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」、または、状態2の「連動元火災」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号nによる図10の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに再度認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態2に遷移した場合は、対応符号oによる図10の参照から、「自身の火災を優先して報知する。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態4:発生イベントE3)
「連動先火災」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態5の「連動元火災+音響停止」に遷移する。
(状態4:発生イベントE4) 不成立
(状態4:発生イベントE5
連動先火災」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。

(状態4:発生イベントE6)
「連動先火災」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態4の「連動先火災」を維持する。
(状態4:発生イベントE7)
「連動先火災」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態5の「連動先火災+音響停止」に遷移する。
次に状態5を説明する。
(状態5:発生イベントE1) 不成立
(状態5:発生イベントE2)
「連動先火災+音響停止」の状態で火災検出となった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、状態2の「連動元火災」、または状態3の「連動元火災+音響停止」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号pによる図10の参照から、「別の場所でも火災が起きていることをユーザーに再認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態8に遷移した場合は、対応符号qによる図10の参照により、「音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。」という効果が得られる。
また、状態2に遷移した場合は、対応符号rによる図10の参照から、「自身の火災を優先して報知する。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
さらに、状態3に遷移した場合は、対応符号sによる図10の参照から、「自身の火災を優先するが音響は出力しない。音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE3)
「連動先火災+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態5を維持するか、または、状態4の「連動先火災」に遷移する。
ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号tによる図10の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE4)
「連動先火災+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態4の「連動先火災」に遷移する。
(状態5:発生イベントE5
連動先火災+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。

(状態:発生イベントE6)
「連動先火災+音響停止」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態5の「連動先火災+警報停止」、または状態4の「連動先火災」に遷移する。

ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号uによる図10の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE7)
「連動先火災+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態5を維持するか、または状態4の「連動先火災」に遷移する。
ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号vによる図10の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態6を説明する。
(状態6:発生イベントE1)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」の状態で火災復旧となった場合であり、状態4の「連動先火災」、または状態1の「通常」に遷移する。

ここで、状態1に遷移した場合は、対応符号wによる図10の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE2)
「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」の状態で火災検出となった場合であり、状態6を維持する。
(状態6:発生イベントE3)
「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」に遷移するか、または、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号xによる図10の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE4) 不成立
(状態6:発生イベントE5)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元火災」に遷移する。

(状態6:発生イベントE6)
「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態6を維持するか、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号yによる図10の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE7)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態6を維持するか、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号zによる図11の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号aaによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態7を説明する。
(状態7:発生イベントE1)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で火災復旧となった場合であり、状態4の「連動先火災」、または状態1の「通常」に遷移する。

ここで、状態1に遷移した場合は、対応符号abによる図11の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE2)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で火災検出となった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」に遷移するか、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」を維持する。
ここで、状態7を維持した場合は、対応符号acによる図11の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE3)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」に遷移するか、または、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号adによる図11の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE4) 不成立
(状態7:発生イベントE5)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元火災」に遷移する。

(状態7:発生イベントE6)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」を維持するか、又は状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号aeによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE7)
「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」を維持するか、状態8の「連動元火災+連動先火災+音響停止」、または、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号afによる図11の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態6に遷移した場合は、対応符号agによる図11の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態8を説明する。
(状態8:発生イベントE1)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で火災復旧となった場合であり、状態4の「連動先火災」、状態5の「連動先火災+音響停止」、または状態1の「通常」に遷移する。

ここで、状態5に遷移した場合は、対応符号ahによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また状態1に遷移した場合は、対応符号aiによる図11の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE2)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で火災検出となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号ajによる図11の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また状態7に遷移した場合は、対応符号akによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE3)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先警報)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号alによる図11の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号amによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE4)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元警報)」、または状態7の「連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号anによる図11の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE5)(請求項対応)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元火災」、または状態3の「連動元火災+音響停止」に遷移する。

ここで、状態3に遷移した場合は、対応符号aoによる図11の参照から、「自身の火災を優先するが音響は出力しない。音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE6)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で他の住警器からの火災信号受信となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」、または状態7の連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。

ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号apによる図12の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号aqによる図12の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE7)
「連動元火災+連動先火災+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元火災+連動先火災(連動元鳴動)」、または状態7の連動元火災+連動先火災(連動先鳴動)」に遷移する。

ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号arによる図12の参照から、「火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号asによる図12の参照から、「別の場所の火災が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
なお上記の実施形態は火災検出を対象とした住警器を例に取るものであったが、これ以外にガス漏れ警報器や、防犯用警報器など、それ以外の適宜の異常を検出する住警器につき、本実施形態の警報停止処理をそのまま適用することができる。また住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また上記の実施形態は無線式の住警器を例に取るものであったが、警報停止処理については有線式の住警器であっても、そのまま適用することが可能である。また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

10,10−1〜10−5:住警器
12:カバー
14:本体
15:取付フック
16:検煙部
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
31:アンテナ
30:無線回路部
32:記録回路部
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
46:メモリ
48:イベント信号
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
55:状態記憶領域
58:スピーカ
60:連動元警報処理部
62:連動先警報処理部
64:復旧処理部
66:警報停止処理部

Claims (6)

  1. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて前記連動元を示す警報を出力し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し状態で、前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  2. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて前記連動元を示す警報を出力し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し状態で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記センサ部からの異常検出信号を受けて前記連動元を示す警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  3. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて出力した前記連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し前記連動先を示す警報を出力している状態で、前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す警報を出力している状態(状態4)に遷移させることを特徴とする警報器。
  4. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて出力した前記連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信し前記連動先を示す警報を出力している状態で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記連動先を示す警報を停止して、前記センサ部からの異常検出信号を受けて前記連動元を示す警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  5. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて出力した前記連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す警報を停止している状態で、前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す警報を出力している状態、又は他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す警報を停止している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  6. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出して異常検出信号を出力するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けたときに、自身が連動元であることを示す警報を出力させると共に、異常検出を示すイベント信号を他の警報器に送信させる連動元警報処理部と、
    他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す警報を出力させる連動先警報処理部と、
    前記センサ部からの異常検出信号が出力されなくなったときに、前記連動元を示す警報を停止させる共に、異常復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、一方、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときには、前記連動先を示す警報を停止させる復旧処理部と、
    前記連動元を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して警報を停止させ、一方、前記連動元を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す警報を停止させる連動警報停止処理部と、
    を備え、前記復旧処理部は、
    前記センサ部からの異常検出信号を受けて出力した前記連動元を示す警報を停止し、且つ他の警報器から異常検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す警報を停止している状態で、他の警報器から異常復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記センサ部からの異常検出信号を受けて前記連動元を示す警報を出力している状態、又は前記センサ部からの異常検出信号を受けて出力した前記連動元を示す警報を停止している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
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