JP5410821B2 - 警報器 - Google Patents

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本発明は、火災などの異常を検出して警報すると共に他の警報器に信号を送信して警報を連動出力させる警報器に関する。
従来、住宅における火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する住宅用警報器(以下「住警器」という)が普及しており、近年にあっては、1つの住戸に複数の住警器を設置して部屋毎に火災などの異常を監視する傾向も増加している。
このように住戸内に複数の住警器を設置した場合、異常が発生した部屋とは別の部屋に人がいた場合、警報音が聞こえず火災などの災害が広がる恐れがある。このため、住警器同士を有線接続し、ある住警器で火災を検出して警報した場合、他の住警器に信号を送って同時に警報させる連動警報ができるようにしている。
しかしながら、住警器同士を有線接続することは、有線工事が必要なためにコストが高くなる問題がある。この問題は無線式の住警器とすることで解消可能である。しかも、最近における無線回路用ICの低消費電力化に伴い、他の住警器からの信号を受信可能とするために常時受信可能な動作状態としても、たとえば5年を超えるような、実用に耐える電池寿命が保証され、無線式住警器を実用化する環境が整いつつある。
ところで、従来の連動警報を行う住警器にあっては、ある住警器で火災を検出した場合には、火災を検出した連動元の住警器と連動先の住警器とでは異なる警報音を出力している。例えば火災を検出した連動元の住警器は、「ウーウー火災警報器が作動しました 確認してください」との音声メッセージが連続して流れ、一方、連動先の住警器では「ウーウー別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを連続して流すようにしている。また、連動元の住警器の赤ランプは明滅とし、連動先の住警器の赤ランプは点滅とし、赤ランプの表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
一方、住警器には点検スイッチを兼ねた警報停止スイッチが設けられており、警報出力中に引き紐などによりスイッチを操作すると警報を停止するようにしている。連動警報を行う住警器の場合、火災を検出した連動元の住警器の警報停止スイッチを操作すると、全ての住警器の警報が停止し、また連動先の住警器の警報停止スイッチを操作すると、その住警器の警報のみが停止するようにしている。また、連動元の住警器で警報停止した場合、例えば火災検出の対象となった煙が残っていると、所定時間後に再び全ての住警器で警報する。
に、従来の住警器にあっては、センサ部として機能する例えば検煙部の障害を監視する機能が設けられており、センサ部の障害を検出すると障害警報を出力するようにしている。連動警報を行うようにした住警器は、障害を検出した時に自分自身で連動元を示す障害警報を出し、同時に他の住警器からは連動先を示す障害警報を出すようにし、障害警報についても連動を行うようにしている。
このように障害警報が出された場合の警報停止についても、火災警報の場合と同様に、障害を検出した連動元の住警器の警報停止スイッチを操作すると、全ての住警器の障害警報が停止し、また連動先の住警器の警報停止スイッチを操作すると、その住警器の障害警報のみが停止するようにしている。
特開2007−094719号公報
ところで、住警器に設けたセンサ部の障害は例えば検煙部から出力されている煙濃度検出信号の零点レベル以下、即ち煙の流入がないときの煙濃度検出信号が所定レベル以下となった時に障害として検出しているが、状況によっては、一時的に煙濃度検出信号が零点レベルを下回って障害が検出され、その後に、再び零点レベルに回復して障害が検出されなくなるような場合もある。
このような場合、障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している住警器は、障害が検出されなくなった時に、障害復旧処理により連動元を示す障害警報を停止して通常の監視状態に戻る。
しかしながら、連動元の障害復旧により障害警報が停止されてしまうと、警報停止スイッチは警報中しか有効に機能しないため、障害復旧後に操作しても連動先の障害警報を停止することはできず、部屋を回りながら住警器の警報音を停止させる操作が必要であり、連動先の住警器の障害警報を停止するまでに手間と時間がかかる恐れがある。
本発明は、連動元の障害復旧により連動先の障害警報を自動的に復旧させて連動先の障害警報の停止操作を不要とする無線式の住警器を提供することを目的とする。
イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
異常を検出するセンサ部と、
警報を出力する報知部と、
警報停止手段を備えた操作部と、
センサ部が異常を検出したときに、自身が連動元であることを示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す異常警報を出力させる異常監視部と、
を設けた警報器に於いて、
センサ部の障害を検出した時ときに、連動元を示す障害警報を出力させると共に、障害検出を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信した時に、連動先を示す障害警報を出力させる障害監視部と、
センサ部の障害が検出されなくなった時にときには、連動元を示す障害警報を停止させる共に、障害復旧を示すイベント信号を連動先の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信した時に、連動先を示す障害警報を停止させる障害復旧処理部と、
連動元を示す障害警報の出力中に、警報停止手段の操作を検出したときは、連動元を示す障害警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して障害警報を停止させ、一方、連動元を示す障害警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、連動元を示す障害警報を継続させるか又は停止させ、連動先を示す障害警報の出力中に、警報停止手段の操作を検出したときは、連動先を示す障害警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、連動先を示す障害警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、連動先を示す障害警報を停止させる警報停止処理部と、
を設けたことを特徴とする。
障害検出の態様)
障害監視部は、センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)で、センサ部の障害が再度検出されたとき(E2)に、同じ状態を維持する。
障害監視部は、センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力する状態(状態4)
のいずれかに遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)で、センサ部の障害が再度検出されたとき(E2)に、同じ状態(状態3)を維持する。
障害監視部は、センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す障害警報を停止している状態(状態5)、
のいずれかに遷移させる。
障害監視部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)で、センサ部の障害を検出したとき(E2)に、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)、
センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)、
のいずれかに遷移させる。
障害監視部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、同じ状態(状態4)を維持する。
障害監視部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す障害警報を停止している状態(状態5)、センサ部の障害を検出したとき(E2)に、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)
センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)、
センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)、
のいずれかに遷移させる。
障害監視部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す障害警報を停止している状態(状態5)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、
同じ状態(状態5)を維持するか、又
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力すしている状態(状態4)に遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)で、センサ部の障害を再度検出したとき(E2)に、同じ状態(状態6)を維持する。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を再度受信したとき(E6)に、
同じ状態(状態6)を維持するか、又
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)に遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)、センサ部の障害を再度検出したとき(E2)に、
同じ状態(状態7)を維持するか、又は
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)に遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、
同じ状態(状態7)を維持するか、又は
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)に遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)で、センサ部の障害を再度検出したとき(E2)に、
同じ状態(状態8)を維持するか、又は
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)
のいずれかに遷移させる。
障害監視部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したとき(E6)に、
同じ状態(状態8)を維持するか、又は
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)、
センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)
のいずれかに遷移させる。
(障害復旧の態様)
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)で、センサ部の障害が検出されなくなったとき(E1)に、連動元を示す障害警報を停止して通常の監視状態(状態1)に遷移させる。
障害復旧処理部はセンサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、同じ状態(状態2)を維持する。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)で、センサ部の障害が検出されなくなったとき(E1)に、通常の監視状態(状態1)に遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、同じ(状態3)状態を維持する。
障害復旧処理部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、連動先を示す障害警報を停止して、通常の監視状態(状態1)に遷移させる。
障害復旧処理部は、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す障害警報を停止している状態(状態5)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、通常の監視状態(状態1)に遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)で、センサ部の障害が検出されなくなったとき(E1)に、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)、
連動元を示す障害警報を停止した通常の監視状態(状態1)、
のいずれかに遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元を示す障害警報を出力している状態(状態6)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)に遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)で、センサ部の障害が検出されなくなったとき(E1)に、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)、
連動先を示す障害警報を停止した通常の監視状態(状態1)、
のいずれかに遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動先を示す障害警報を出力している状態(状態7)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、連動先を示す障害警報を停止して、センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力している状態(状態2)に遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)で、センサ部の障害が検出されなくなったとき(E1)に、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して連動先を示す障害警報を出力している状態(状態4)、
他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した連動先を示す障害警報を停止している状態(状態5)、
通常の監視状態(状態1)、
のいずれかに遷移させる。
障害復旧処理部は、センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態(状態8)で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したとき(E5)に、
センサ部の障害を検出して連動元を示す障害警報を出力する状態(状態2)、
センサ部の障害を検出して出力した連動元を示す障害警報を停止している状態(状態3)、
のいずれかに遷移させる。
本発明によれば、連動元の警報器に設けたセンサ部の障害が検出されなくなったときに、連動元を示す障害警報を停止させると共に、障害復旧を示すイベント信号を他の警報器に送信させ、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、連動先を示す警報を停止させるようにしたため、連動元の警報器の障害復旧に連動して連動先の警報器の障害復旧が自動的に行われて警報を停止して通常の監視状態に入ることができ、連動元の警報器が障害復旧した後の連動先の警報器に対する障害警報の停止操作を不要にすることができる。
本発明による住警器の外観を示した説明図 住宅に対する住警器の設置状態を示した説明図 本発明による住警器の実施形態を示したブロック図 本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図 本実施形態による連動警報と警報停止を示したタイムチャート 本実施形態による連動警報と火災復旧を示したタイムチャート 本実施形態による障害の連動警報と警報停止を示したタイムチャート 本実施形態による障害の連動警報と障害復旧を示したタイムチャート 本実施形態による基本処理を示したフローチャート 本実施形態による火災監視処理を示したフローチャート 本実施形態による障害監視処理を示したフローチャート 本発明による住警器の発生イベントに対する状態遷移を一覧で示した説明図 図12の状態遷移に対応した効果説明の一覧を示した説明図 図13に続く効果説明の一覧を示した説明図 図14に続く効果説明の一覧を示した説明図 図15に続く効果説明の一覧を示した説明図
図1は本発明による無線式の住警器の外観を示した説明図であり、図1(A)に正面図を、図1(B)に側面図を示している。
図1において、本実施形態の住警器10はカバー12と本体14で構成されている。カバー12の中央には、周囲に煙流入口を開口した検煙部16が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出するようにしている。
カバー12に設けた検煙部16の左下側には音響穴18が設けられ、この背後にスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。検煙部16の下側には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20は点検スイッチとしての機能を兼ねている。
警報停止スイッチ20の内部には、点線で示すようにLED22が配置されており、LED22が点灯すると、警報停止スイッチ20のスイッチカバーの部分を透過してLED22の点灯状態が外部から分かるようにしている。
また本体14の裏側上部には取付フック15が設けられており、設置する部屋の壁にビスなどをねじ込み、このビスに取付フック15取り付けることで、壁面に住警器10を設置することができる。
なお図1の住警器10にあっては、検煙部16を備えた火災による煙を検出する住警器を例に取っているが、これ以外に火災による熱を検出するサーミスタを備えた住警器や、火災以外にガス漏れを検出する住警器についても、本発明の対象に含まれる。
図2は住宅に対する本実施形態の住警器の設置状態を示した説明図である。図2の例にあっては、住宅24に設けられている台所、居間、主寝室、子供部屋のそれぞれに本実施形態の住警器10−1〜10−4が設置され、更に屋外に建てられたガレージ26にも住警器10−5を設置している。
住警器10−1〜10−5のそれぞれは、イベント信号を相互に無線により送受信する機能を備えており、5台の住警器10−1〜10−5で1つのグループを構成して、この住宅全体の火災監視を行っている。
いま住宅24の子供部屋で万一、火災が発生したとすると、住警器10−4が火災を検出して警報を開始する。この火災を検出して警報を開始することを、住警器における「発報」という。住警器10−4が発報すると、住警器10−4は連動元として機能し、連動先となる他の住警器10−1〜10−3,10−5に対し、火災発報を示すイベント信号を無線により送信する。他の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、連動元の住警器10−4からの火災発報を示すイベント信号を受信すると、連動先としての警報動作を行う。
ここで連動元となった住警器10−4の警報音としては、例えば音声メッセージにより「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を連続して出力する。一方、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5にあっては、「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」といった音声メッセージを連続して出力する。
住警器10−1〜10−5が警報音を出している状態で、図1に示した住警器に設けている警報停止スイッチ20を操作すると、警報音の停止処理が行われる。ここで、本実施形態の警報音の停止処理としては次のいずれかの停止処理を行う。
(1)住警器10−1〜10−5の内の任意の住警器の警報停止スイッチを押すと、連動元の住警器10−4のみが警報音を流し、連動先の住警器10−1〜10−3,10−5は警報音を停止する。
(2)警報中の住警器10−1〜10−5の内の任意の住警器の警報停止スイッチを操作すると、連動先、連動元に関わらず、全ての住警器の警報音を停止する。
(3)前記(1)の停止処理を第1モード、前記(2)の停止処理を第2モードとし、いずれか一方のモードを選択して停止処理を行う。なお、以下の実施形態は(2)の停止処理を例にとる。
図3は本発明による住警器の実施形態を示したブロック図である。図3は図2に示した5台の住警器10−1〜10−5につき、その内の住警器10−1について回路構成を詳細に示している。
住警器10−1はCPU28を備え、CPU28に対してはアンテナ31を備えた無線回路部30、記録回路部32、センサ部34、報知部36、操作部38及び電池電源40を設けている。
無線回路部30には送信回路42と受信回路44が設けられ、他の住警器10−2〜10−5との間でイベント信号を無線により送受信できるようにしている。無線回路部30としては、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備の標準規格)またはSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠した構成を備える。
もちろん無線回路部30としては、日本国内以外の場所については、その地域の割当無線局の標準規格に準拠した内容を持つことになる。
記録回路部32にはメモリ46が設けられている。メモリ46には住警器を特定するID(識別子)となる送信元符号50と、図2のように複数の住警器で連動警報を行うグループを構成するためのグループ符号52が格納されている。送信元符号50としては、国内に提供される住警器の数を予測し、例えば同一符号として重複しないように26ビットの符号コードが使用される。
グループ符号52はグループを構成する複数の住警器に共通に設定される符号であり、無線回路部30で受信した他の住警器からのイベント信号に含まれるグループ符号がメモリ46に登録しているグループ符号52に一致したときに、このイベント信号を有効な信号として受信して処理することになる。
またメモリ46には状態記憶領域55が設けられ、火災発報、連動元警報、他の住警器からの火災発報受信、連動先警報、警報停止といった各種の発生イベントを記憶し、新たに発生したイベントに対する状態の遷移制御を可能としている。この発生イベントの記憶は、発生イベントを順次記憶する方法と、前回の発生イベントに今回の発生イベントを上書きする方法がある。
なお本実施形態にあっては、記録回路部32にメモリ46を使用しているが、メモリ46の代わりにディップスイッチを設け、ディップスイッチにより送信元符号50やグループ符号52を設定するようにしてもよい。送信元符号50やグループ符号52の符号長(ビット数)が少ない場合には、ディップスイッチを用いた記録回路部32が望ましい。
センサ部34には、本実施形態にあっては検煙部16が設けられている。検煙部16は煙濃度に応じた煙濃度検出信号を出力する。検煙部16から煙濃度検出信号はCPU28に取り込まれ(AD変換)、CPU28側で所定の火災レベルを超えると火災発報を判断し、また、検煙部16からの煙濃度検出信号が低下して火災レベルを下回ることで火災発報がなくなったことを判断する。また、CPU28は検煙部16からの煙濃度検出信号を所定の零点レベルと比較しており、零点レベルを下回るとセンサ障害と判断し、またセンサ障害を判断した後に再び零点レベルに回復すると、障害が復旧したと判断する。
センサ部34には検煙部16以外に、火災による温度を検出するサーミスタを設けてもよい。サーミスタの場合には、サーミスタの断線を検出してセンサ障害と判断する。またガス漏れ監視用の住警器の場合には、センサ部34にガス漏れセンサが設けられることになる。
報知部36にはスピーカ58とLED22が設けられている。スピーカ58は、図示しない音声合成回路部からの音声メッセージや警報音を出力して火災や障害を報知する。LED22は点滅や明滅、点灯などにより、火災や障害を表示する。また報知部36による警報は、自分自身で火災や障害を検出した場合は連動元を示す警報を出力し、他の住警器から火災や障害を通知された場合は、連動先を示す警報を出力する。
操作部38には警報停止スイッチ20が設けられている。警報停止スイッチ20を操作すると、住警器10−1から流している警報音を停止することができる。警報停止スイッチ20は、本実施形態にあっては点検スイッチと兼用している。警報停止スイッチ20は、報知部36からスピーカ58により警報音を出力しているときにのみ有効となる。一方、警報音を出力していない通常監視状態で警報停止スイッチ20は点検スイッチとして機能し、点検スイッチを押すと、報知部36から点検用の音声メッセージなどが出力される。
電池電源40は、例えば所定セル数のアルカリ乾電池を使用しており、電池容量としては住警器10−1における無線回路部30を含む回路部全体の低消費電力化により、約10年の電池寿命を保証している。
CPU28にはプログラムの実行により実現される機能として、異常監視部60、障害監視部62、障害復旧処理部64及び警報停止処理部66が設けられている。
異常監視部60は、AD変換により読み込んだセンサ部34に設けた検煙部16から出力された煙濃度検出信号が所定の火災レベル以上となって火災発報を判別したときに、報知部36のスピーカ58から連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」を繰り返し出力させると共に、火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の送信回路42によりアンテナ31から他の住警器10−2〜10−5に向けて送信させる。
また異常監視部60は、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災発報を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときに、報知部36のスピーカ58から連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを連続的に出力させる。
ここで、異常監視部60で火災発報を検出して連動元を示す警報音を出すときには、報知部36のLED22を例えば明滅させる。一方、異常監視部60で連動先を示す警報音を出す場合には、報知部36のLED22を点滅させる。これによって、連動元を示す警報と連動先を示す警報におけるLED22の表示を区別できるようにしている。もちろん、連動元を示す警報と連動先を示す警報のいずれについても、同じLED22の明滅または点滅表示であってもよい。
更に異常監視部60は、センサ部34に設けた検煙部16から出力されている煙濃度検出信号が検煙部16から煙がなくなることで火災レベルを下回ったときに、連動元を示す火災警報を停止させる共に、火災復旧を示すイベント信号を無線回路部30の送信回路42から連動先の住警器10−2〜10−5に送信させ、一方、他の住警器10−2〜10−5のいずれかから火災復旧を示すイベント信号を無線回路部30の受信回路44で受信したときに、連動先を示す火災警報を停止させる。
障害監視部62は、AD変換により読み込んだセンサ部34に設けた検煙部16から出力された煙濃度検出信号が所定の零点レベルを下回ることでセンサ部34の障害として検出されたときに、自身で障害を検出していることを示す警報である連動元を示す障害警報を出力させると共に、障害を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−5に送信する。また障害監視部62は、他の住警器10−2〜10−5から障害を示すイベント信号を受信したときに、他の住警器でセンサ部の障害が検出されていることを示す警報である連動先を示す障害警報を出力させる。
障害復旧処理部64は、センサ部34の障害が検出されなくなったとき、即ち障害検出後に、AD変換により読み込んだセンサ部34に設けた検煙部16から出力された煙濃度検出信号が所定の零点レベルに回復したときに、連動元を示す障害警報を停止させる共に、障害復旧を示すイベント信号を他の住警器10−2〜10−5に送信する。また障害復旧処理部64は、連動先を示す障害警報の出力中に、他の住警器10−2〜10−5から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、連動先を示す障害警報を停止させる。
警報停止処理部66は、連動元を示す火災又は障害の警報出力中に操作部38に設けている警報停止スイッチ20の操作を検出したとき、スピーカ58から出力している連動元を示す警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信し、他の住警器10−2〜10−5における連動先の警報を停止させる。
この場合、スピーカ58から出力している連動元を示す警報を停止させずに、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信し、他の住警器10−2〜10−5における連動先の警報を停止させ、連動元を示す警報だけは残すようにしても良い。
また警報停止処理部66は、連動先を示す警報の出力中に操作部38の警報停止スイッチ20の操作を検出したとき、スピーカ58から出力している連動先を示す警報音を停止させると共に、警報停止のイベント信号を無線回路部30の送信回路42から他の住警器10−2〜10−5に送信する。
更に警報停止処理部66は、連動先を示す警報音の出力中に他の住警器10−2〜10−5から警報停止のイベント信号を無線回路部30の受信回路44により受信したときは、連動先を示す警報音を停止させる。
このような住警器10−1に設けた回路部は他の住警器10−2〜10−5についても同様であり、メモリ46に格納している送信元符号50が各住警器固有の符号となっている。
図4は本実施形態で使用するイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図4において、イベント信号48は送信元符号50、グループ符号52及びイベント符号54で構成されている。送信元符号50は例えば26ビットの符号である。またグループ符号52は例えば8ビットの符号であり、同一グループを構成する例えば図3の5台の住警器10−1〜10−5につき同じグループ符号が設定されている。
なおグループ符号52としては、同一グループの住警器に同一のグループ符号を設定する以外に、予め定めたグループを構成する住警器に共通な基準符号と、各住警器に固有な送信元符号との演算から求めた住警器ごとに異なるグループ符号であってもよい。
イベント符号54は、火災、ガス漏れなどのイベント内容を表す符号であり、本実施形態にあっては2ビット符号を使用しており、例えば「001」で火災、「010」でガス漏れ、「011」で復旧、「100」で警報停止、「101」で障害、「110」で障害復旧、「111」をリザーブとしている。なおイベント符号54のビット数は、イベントの種類が増加したときには更に4ビット、5ビットと増加させることで、複数種類のイベント内容を表すことができる。
図5は図3の実施形態による火災発報時の連動警報と警報停止を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
図5において、いま、住警器10−1において火災が検出され、ステップS1で火災発報になったとすると、ステップS2で火災発報を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。
住警器10−2,10−3にあっては、住警器10−1からのイベント信号を受信し、このイベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54からステップS3,S4のそれぞれで火災発報を受信する。
火災を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS5で連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」の音声メッセージを連続して出力する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS6,S7のそれぞれで連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを繰り返し出力する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元警報または連動先警報の出力中に、例えば連動先となる住警器10−2において警報停止スイッチ20の操作がステップS8で検出されたとすると、ステップS9で警報停止を示すイベント信号が他の住警器10−1,10−3に対し送信される。
住警器10−3にあっては、ステップS11で警報停止のイベント信号を受信してイベント信号のグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS14で連動先を示す警報を停止する。
また、連動元の住警器10−1にあっては、ステップS10で警報停止のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS12で連動元を示す警報を停止する。
なお、連動元の住警器10−1については、ステップS9で警報停止を認識しても、ステップS5で行った連動元警報を停止せず、継続的に連動元を示す警報音が出力するようにしても良い。これによって住警器10−1〜10−3の内の連動元の住警器10−1の警報音のみが出力されており、別の部屋にいても火災発生場所が連動元を示す警報音から容易に判断できる。
ここで、図5にあっては、警報停止操作を連動先の住警器10−2で行っているが、連動元の住警器10−1又は連動先の住警器10−3で行ったとしても、同様に連動元の住警器10−1及び連動先の住警器10−2,10−3の全ての警報音を連動停止できる。
更に、ステップS8の警報停止操作により連動元の住警器10−1及び連動先の住警器10−3において警報音が停止したとしても、連動元の住警器10−1に煙が残って火災検出状態が続いている場合には、警報停止のイベント信号の送信から規格上定めた15分を超えない時間例えば14分を経過した時点で火災発報のイベント信号を送信することで、連動元の住警器10−1での連動元警報および連動先の住警器10−2,10−3での連動先警報を再度、出力させることになる。
図6は図3の実施形態による連動警報と火災復旧を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
図おいて、住警器10−1において火災が検出され、ステップS21で火災発報になったとすると、ステップS22で火災発報を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。
住警器10−2,10−3にあっては、住警器10−1からのイベント信号を受信し、このイベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54からステップS23,S24のそれぞれで火災発報を受信する。
火災を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS25で連動元を示す警報音例えば「ウーウー 火災警報器が作動しました 確認してください」の音声メッセージを連続して出力する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS26,S27のそれぞれで連動先を示す警報音例えば「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」となる音声メッセージを繰り返し出力する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元警報または連動先警報の出力中に、連動元の住警器10−1においてセンサ部34からの火災検出信号がなくなってステップ火災S28で火災復旧が判別されたとすると、ステップS29で火災復旧を示すイベント信号を他の住警器10−1,10−3に送信し、ステップS30で連動元を示す警報を停止し、通常の状態に戻る。
住警器10−2,10−3にあっては、ステップS31,S32で火災復旧のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から火災復旧であることを認識し、ステップS33,S34で連動先を示す警報を停止する。
このため連動元の住警器10−1で火災が検出されなくなって復旧した場合には、連動元を示す警報が自動的に停止され、同時に連動先の住警器10−2,10−3についても連動先を示す警報が自動的に停止し、連動先の住警器10−2,10−3を設置している部屋に出向いて警報停止スイッチを操作して警報を止める必要がなく、火災以外の原因で住警器が火災発報となった場合の対応を連動元の住警器のみの復旧、例えば現場確認により火災でなかった場合に、検煙部に息を吹き込んで煙を出すことにより復旧させることで、連動している警報を全て停止して通常の監視状態に戻すことができる。
図7は図3の実施形態による障害時の連動警報と警報停止を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
図7において、いま、住警器10−1においてセンサ部34に障害が発生し、ステップS41でセンサ障害が検出されると、ステップS42で障害を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。
住警器10−2,10−3にあっては、住警器10−1からのイベント信号を受信し、このイベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54からステップS43,S44のそれぞれで障害を受信する。
センサ障害を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS45で連動元を示す障害警報、例えば「ピ−ピ−ピー」といった長音の警報音を一定の時間置き出力し、同時にLED22を点滅する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS46,S47のそれぞれで連動先を示す障害警報、例えば「ピッピッピッ」といった短音の警報音を一定の時間置き出力し、同時にLED22を点滅する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元を示す障害警報または連動先を示す警報の出力中に、例えば連動先となる住警器10−2において警報停止スイッチ20の操作がステップS48で検出されたとすると、ステップS49で警報停止を示すイベント信号が他の住警器10−1,10−3に対し送信される。
住警器10−3にあっては、ステップS51で警報停止のイベント信号を受信してイベント信号のグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS54で連動先を示す障害警報を停止する。
また、連動元の住警器10−1にあっては、ステップS50で警報停止のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から警報停止であることを認識し、ステップS52で連動元を示す障害警報を停止する。
なお、連動元の住警器10−1については、ステップS50で警報停止を認識しても、ステップS52で行った連動元を示す障害警報を停止せず、継続的に連動元を示す障害警報が出力するようにしても良い。これによって住警器10−1〜10−3の内の連動元の住警器10−1の障害警報のみが出力されており、別の部屋にいても障害発生場所が連動元を示す警報から容易に判断できる。
ここで、図7にあっては、警報停止操作を連動先の住警器10−2で行っているが、連動元の住警器10−1又は連動先の住警器10−3で行ったとしても、同様に連動元の住警器10−1及び連動先の住警器10−2,10−3の全ての障害警報を連動停止できる。
図8は図3の実施形態による障害検出時の連動警報と障害復旧を示したタイムチャートであり、図2に示したグループを構成する3台の住警器10−1〜10−3を例に取って処理を示している。
図8おいて、住警器10−1においてセンサ障害が発生し、ステップS61でセンサ障害を検出したとすると、ステップS62で障害を示すイベント信号を通信可能エリアに設置している住警器10−2,10−3に対し無線送信する。
住警器10−2,10−3にあっては、ステップS63,S64のそれぞれで住警器10−1からの障害イベント信号を受信する。この障害イベント信号には図4に示したようにグループ符号52が含まれており、住警器10−2,10−3のメモリに指定しているグループ符号と例えば同じであることから、グループ符号の一致によりイベント信号を有効な信号として受信し、そのイベント符号54から他の住警器でセンサ障害が検出されたことを判別する。
センサ障害を検出してイベント信号を送信した住警器10−1は、ステップS65で連動元を示す障害警報音、例えば「ピーピーピー」を一定時間置きに繰り返し出力する。一方、住警器10−2,10−3にあっては、ステップS66,S67のそれぞれで連動先を示す警報音、例えば「ピッピッピッ」を一定時間置きに繰り返し出力する。
このような住警器10−1〜10−3における連動元を示す障害警報または連動先を示す障害警報の出力中に、連動元の住警器10−1においてセンサ部34の障害復旧がステップS68で判別されたとすると、ステップS69で障害復旧を示すイベント信号を他の住警器10−1,10−3に送信し、ステップS70で連動元を示す障害警報を停止し、通常の状態に戻る。
住警器10−2,10−3にあっては、ステップS71,S72で障害復旧のイベント信号を受信してグループ符号から有効信号であることを判別し、イベント内容から障害復旧であることを認識し、ステップS73,S74で連動先を示す障害警報を停止する。
このため連動元の住警器10−1でセンサ障害が検出されなくなって復旧した場合には、連動元を示す障害警報が自動的に停止され、同時に連動先の住警器10−2,10−3についても連動先を示す障害警報が自動的に停止し、連動先の住警器10−2,10−3を設置している部屋に出向いて警報停止スイッチを操作して連動先を示す障害警報を止める必要がなく、連動元の住警器の障害復旧により連動関係にある住警器から出している障害警報を全て停止して通常の監視状態に戻すことができる。
図9は図3の実施形態による基本処理を示したフローチャートである。図9において、住警器の処理は、内蔵電池による電源供給を有効化した電源投入時に、まずステップS81で初期化および自己診断の処理を実行する。
この処理には、図2に示すように、住宅24及びガレージ26に設置している5台の住警器10−1〜10−5をグループ化する処理、例えば図3の住警器10−1〜10−5の住警器10−1に代表して示す記録回路部32のメモリ46に同一のグループ符号52を登録する処理などを行う。続いてステップS82で火災監視処理を実行し、続いてステップS83の障害監視処理を実行し、これを繰り返すことになる。
図10は図3の実施形態による火災監視処理の一例を示したフローチャートであり、図3のCPU28のプログラムの実行による処理となる。
図10において、ステップS91で火災発報を監視しており、センサ部34に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されると火災発報を判別してステップS92に進み、火災発報を示すイベント信号を他の住警器に無線により送信する。続いてステップS93で連動元を示す警報を出力する。
続いて、ステップS94でセンサ部34に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されなくなる火災復旧の有無を判別しており、火災発報が継続している場合はステップS95で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別し、警報停止操作が無ければステップS96で他の住警器からの警報停止のイベント信号の受信の有無を判別する処理を繰り返している。なお、火災発報の継続中にあっては、所定時間毎に火災発報を示すイベント信号の送信を繰り返している。
ステップS94〜S96の処理サイクル中に、センサ部34に設けた検煙部16から火災検出信号が出力されなくなるとステップS94で火災復旧が判別され、ステップS97で火災復旧のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS99に進んで連動元警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
またステップS96で他の住警器から警報停止イベント信号の受信を判別すると、ステップS99に進んで連動元警報を停止する。更に、ステップS95で自己の警報停止操作を判別した場合はステップS98に進んで他の住警器に警報停止イベント信号を送信した後、ステップS99で連動元警報を停止する。
なお、ステップS95で自己の警報停止操作を判別した場合、またはステップS96で他の住警器からの警報停止イベント信号を受信した場合について、ステップS99の連動元警報の停止をスキップし、警報停止操作に対し連動元を示す警報のみは残すようにしても良い。
一方、ステップS91で火災発報でなかった場合には、ステップS100で火災発報を示すイベント信号の他の住警器からの受信の有無を判別している。他の住警器から火災発報を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS101に進み、連動先を示す警報を出力する。
続いてステップS102で他の住警器からの火災復旧を示すイベント信号の受信の有無を判別しており、火災復旧を示すイベント信号を受信するとステップS106に進んで連動先警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
続いてステップS103で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS106で連動先を示す警報を停止する。
続いてステップS104で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別しており、警報停止操作を判別するとステップS106で警報停止のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS106で連動先を示す警報を停止する。
図11は図3の実施形態による障害監視処理の一例を示したフローチャートであり、図3のCPU28のプログラムの実行による処理となる。
図11において、ステップS111でセンサ障害の検出の有無を監視しており、センサ部34に設けた検煙部16から煙濃度検出信号が所定の零点レベルを下回るとセンサ障害が検出されてステップS112に進み、センサ障害を示すイベント信号を他の住警器に無線により送信する。続いてステップS113で連動元を示す警報を出力する。
続いて、ステップS114でセンサ部34に設けた検煙部16からの煙濃度検出信号が零点レベルに回復するか否か判別しており、センサ障害が継続している場合はステップS115で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別し、警報停止操作が無ければステップS116で他の住警器からの警報停止のイベント信号の受信の有無を判別する処理を繰り返している。なお、センサ障害の継続中にあっては、所定時間毎にセンサ障害を示すイベント信号の送信を繰り返している。
ステップS114〜S116の処理サイクル中に、センサ部34に設けた検煙部16から煙濃度検出信号が零点レベルに回復するとステップS114で障害復旧が判別され、ステップS117で障害復旧のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS119に進んで連動元警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
またステップS116で他の住警器から警報停止イベント信号の受信を判別すると、ステップS119に進んで連動元警報を停止する。更に、ステップS115で自己の警報停止操作を判別した場合はステップS118に進んで他の住警器に警報停止イベント信号を送信した後、ステップS119で連動元警報を停止する。
なお、ステップS115で自己の警報停止操作を判別した場合、またはステップS116で他の住警器からの警報停止イベント信号を受信した場合について、ステップS119の連動元を示す警報の停止をスキップし、警報停止操作に対し連動元を示す警報のみは残すようにしても良い。
一方、ステップS111でセンサ障害が検出されなかった場合には、ステップS120で障害を示すイベント信号の他の住警器からの受信の有無を判別している。他の住警器からセンサ障害を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS121に進み、連動先を示す障害警報を出力する。
続いてステップS122で他の住警器からの障害復旧を示すイベント信号の受信の有無を判別しており、障害復旧を示すイベント信号を受信するとステップS126に進んで連動先を示す障害警報を停止し、この場合は通常の監視状態に戻る。
続いてステップS123で他の住警器からの警報停止を示すイベント信号の受信の有無をチェックしており、警報停止を示すイベント信号の受信を判別すると、ステップS126で連動先を示す警報を停止する。
続いてステップS124で警報停止スイッチによる警報停止操作の有無を判別しており、警報停止操作を判別するとステップS125で警報停止のイベント信号を他の住警器に送信した後、ステップS126で連動先を示す警報を停止する。
図12は、本発明による住警器の障害に関連するイベント発生に対する状態遷移の一覧を示した説明図であり、前述した実施形態における動作も含めて示している。
図12において、左欄には住警器の動作状態を「機器状態」として状態1〜8に分けて示しており、上欄には、各状態で住警器に発生するイベントを発生イベントE1〜E7に分けて示している。
左欄の状態1〜8と上欄の発生イベントE1〜E7の交差する枠内には、現在の状態から発生イベントによって遷移する遷移先の状態1〜8を示している。遷移先の状態は原則として1つであるが、複数の遷移先をもつ場合もある。なお、ブランクは存在しない組合せを示す。
また、図12の状態遷移の動作説明において、住警器は次のような動作を行うことを前提としている。
(1)障害復旧時は、復旧信号を送信する。
(2)障害検出時は、障害信号を送信し、障害継続中は一定時間おきに自動的に障害信号を送信する。
(3)音響停止時は、音響停止信号を送信する。
また、図12の遷移先の状態に対しては符号a〜asを付している場合がある。符号a〜asは、ある状態からイベント発生で他の状態に遷移した場合に、どのような効果が得られるかを示す図13〜図16の効果説明の一覧との対応を示す符号である。
次に図12の状態1〜8の各々において、イベントE1〜E7が発生した場合の遷移動作を説明すると次のようになる。なお、成立しない組合せは説明を省略する。また障害検出と障害復旧を太枠で示す、更に、枠内に請求項との対応関係を示している。
まず状態1は次のようになる。
(状態1:発生イベントE1) 不成立
(状態1:発生イベントE2)
通常状態で障害検出となった場合であり、状態2の「連動元障害」に遷移する。
(状態1:発生イベントE3) 不成立
(状態1:発生イベントE4) 不成立
(状態1:発生イベントE5)
通常状態で復旧信号受信となった場合であり、状態1を維持する。
(状態1:発生イベントE6)
通常状態で障害信号受信となった場合であり、状態4の「連動先障害」に遷移する
(状態1:発生イベントE7)
通常状態で音響停止信号受信となった場合であり、状態1を維持するか、または状態5の「連動先障害+音響停止」に遷移する。
ここで遷移先の状態5については、効果説明符号aが付されていることから、図13の対応説明として、「本来先に届くはずの障害信号が届かなかったことが想定される。本状態とすることで、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。」とする効果が得られる。
次に状態2を説明する。
(状態2:発生イベントE1)(請求項1
連動元障害の状態で障害復旧となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。
(状態2:発生イベントE2)(請求項
連動元障害の状態で障害検出となった場合であり、状態2の「連動元障害」を維持する。
(状態2:発生イベントE3)
連動元障害の状態で音響停止操作となった場合であり、状態3の「連動元障害+音響停止」に遷移する。
(状態2:発生イベントE4) 不成立
(状態2:発生イベントE5)(請求項1
連動元障害の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元障害」を維持する。
(状態2:発生イベントE6)(請求項
連動元障害の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」または状態4の「連動先障害」に遷移する。
このうち、状態6及び状態7への遷移は、住警器のメモリに発生イベントを順次記憶する場合であり、これに対し状態4への遷移は、前回の発生イベントに今回の発生イベントを上書きする場合であり、前回の発生イベントは失われる。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号bによる図13の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態4に遷移した場合は、対応符号cによる図13の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。この場合のメモリ容量の削減はメモリに対する発生イベントの上書きによるものである。
(状態2:発生イベントE7)
連動元障害の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態2の「連動元障害」の維持、状態3の「連動元障害+音響停止」、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、または状態5の「連動先障害+音響停止」に遷移する。
ここで状態3に遷移した場合は、対応符号dによる図18の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態8に遷移した場合は、対応符号eによる図13の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という同じ効果が得られる。
さらに、状態5に遷移した場合は、対応符号fによる図13の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。連動先障害の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という同じ効果が得られる。
次に状態3を説明する。
(状態3:発生イベントE1)(請求項1
「連動元障害+音響停止」の状態で障害復旧となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。
(状態3:発生イベントE2)(請求項
「連動元障害+音響停止」の状態で障害検出となった場合であり、状態3の「連動元障害+音響停止」を維持する。
(状態3:発生イベントE3)
「連動元障害+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態3の「連動元障害+音響停止」を維持するか、または、状態2の「連動元障害」に遷移する。
ここで、状態2に遷移した場合は、対応符号gによる図13の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態3:発生イベントE4)
「連動元障害+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態2の「連動元障害」を維持する。
(状態3:発生イベントE5)(請求項19
「連動元障害+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態3の「連動元障害+音響停止」を維持する。
(状態3:発生イベントE6)(請求項
「連動元障害+音響停止」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、状態4の「連動先障害」、または状態5の「連動先障害+音響停止」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号hによる図13の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態8に遷移した場合は、対応符号iによる図13の参照により、「連動先障害の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音を出力することもできるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態4に遷移した場合は、対応符号jによる図13の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
さらに、状態5に遷移した場合は、対応符号kによる図13の参照から、「連動先障害の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態3:発生イベントE7)
「連動元障害+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態3を維持するか、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、または状態5の「連動先障害+音響停止」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号lによる図14の参照から、「連動先障害の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音を出力することもできるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることもできる。」という効果が得られる。
また、状態5に遷移した場合は、対応符号mによる図14の参照から、「連動先障害の状態を持つので、音停時間オーバーで連動先報知音が出力されるため、別の場所でも障害が起きていることをユーザーに認識させることができる。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
次に状態4を説明する。
(状態4:発生イベントE1) 不成立
(状態4:発生イベントE2)(請求項
「連動先障害」の状態で障害検出となった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」、または、状態2の「連動元障害」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号nによる図14の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに再度認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態2に遷移した場合は、対応符号oによる図14の参照から、「自身の障害を優先して報知する。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態4:発生イベントE3)
「連動先障害」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態5の「連動元障害+音響停止」に遷移する。
(状態4:発生イベントE4) 不成立
(状態4:発生イベントE5)(請求項2
「連動先障害」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。
(状態4:発生イベントE6)(請求項
「連動先障害」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態4の「連動先障害」を維持する。
(状態4:発生イベントE7)
「連動先障害」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態5の「連動先障害+音響停止」に遷移する。
次に状態5を説明する。
(状態5:発生イベントE1) 不成立
(状態5:発生イベントE2)(請求項
「連動先障害+音響停止」の状態で障害検出となった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、状態2の「連動元障害」、または状態3の「連動元障害+音響停止」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号pによる図14の参照から、「別の場所でも障害が起きていることをユーザーに再認識させることができる。」という効果が得られる。
また、状態8に遷移した場合は、対応符号qによる図14の参照により、「音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。」という効果が得られる。
また、状態2に遷移した場合は、対応符号rによる図14の参照から、「自身の障害を優先して報知する。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
さらに、状態3に遷移した場合は、対応符号sによる図19の参照から、「自身の障害を優先するが音響は出力しない。音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE3)
「連動先障害+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態5を維持するか、または、状態4の「連動先障害」に遷移する。
ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号tによる図14の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE4)
「連動先障害+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態4の「連動先障害」に遷移する。
(状態5:発生イベントE5)(請求項2
「連動先障害+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態1の「通常」に遷移する。
(状態3:発生イベントE6)(請求項
「連動先障害+音響停止」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態5の「連動先障害+警報停止」、または状態4の「連動先障害」に遷移する。
ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号uによる図14の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態5:発生イベントE7)
「連動先障害+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態5を維持するか、または状態4の「連動先障害」に遷移する。
ここで、状態4に遷移した場合は、対応符号vによる図14の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態6を説明する。
(状態6:発生イベントE1)(請求項2
「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」の状態で障害復旧となった場合であり、状態4の「連動先障害」、または状態1の「通常」に遷移する。
ここで、状態1に遷移した場合は、対応符号wによる図14の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE2)(請求項1
「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」の状態で障害検出となった場合であり、状態6を維持する。
(状態6:発生イベントE3)
「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」に遷移するか、または、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号xによる図14の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE4) 不成立
(状態6:発生イベントE5)(請求項2
「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元障害」に遷移する。
(状態6:発生イベントE6)(請求項1
「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態6を維持するか、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号yによる図14の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態6:発生イベントE7)
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態6を維持するか、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号zによる図15の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号aaによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態7を説明する。
(状態7:発生イベントE1)(請求項2
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で障害復旧となった場合であり、状態4の「連動先障害」、または状態1の「通常」に遷移する。
ここで、状態1に遷移した場合は、対応符号abによる図15の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE2)(請求項1
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で障害検出となった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」に遷移するか、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」を維持する。
ここで、状態7を維持した場合は、対応符号acによる図15の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE3)
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」に遷移するか、または、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号adによる図15の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE4) 不成立
(状態7:発生イベントE5)(請求項2
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元障害」に遷移する。
(状態7:発生イベントE6)(請求項1
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」を維持するか、又は状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号aeによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態7:発生イベントE7)
「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」を維持するか、状態8の「連動元障害+連動先障害+音響停止」、または、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」に遷移する。
ここで、状態8に遷移した場合は、対応符号afによる図15の参照から、「別の場所での操作により警報音を止められる。ユーザーの利便性を向上できる。」という効果が得られる。また、状態6に遷移した場合は、対応符号agによる図15の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
次に状態8を説明する。
(状態8:発生イベントE1)(請求項2
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で障害復旧となった場合であり、状態4の「連動先障害」、状態5の「連動先障害+音響停止」、または状態1の「通常」に遷移する。
ここで、状態5に遷移した場合は、対応符号ahによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また状態1に遷移した場合は、対応符号aiによる図15の参照から、「複数の状態を持たなくて良いため、メモリ容量が削減できる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE2)(請求項1
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で障害検出となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号ajによる図15の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また状態7に遷移した場合は、対応符号akによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE3)
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で音響停止操作となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先警報)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号alによる図15の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号amによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE4)
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で音停時間オーバーとなった場合であり、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元警報)」、または状態7の「連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態7に遷移した場合は、対応符号anによる図15の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE5)(請求項2
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で復旧信号受信となった場合であり、状態2の「連動元障害」、または状態3の「連動元障害+音響停止」に遷移する。
ここで、状態3に遷移した場合は、対応符号aoによる図15の参照から、「自身の障害を優先するが音響は出力しない。音響停止状態を維持するため、ユーザーを混乱させない。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE6)(請求項1
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で他の住警器からの障害信号受信となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」、または状態7の連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号apによる図16の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号aqによる図16の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
(状態8:発生イベントE7)
「連動元障害+連動先障害+音響停止」の状態で他の住警器からの音響停止信号受信となった場合であり、状態8を維持するか、状態6の「連動元障害+連動先障害(連動元鳴動)」、または状態7の連動元障害+連動先障害(連動先鳴動)」に遷移する。
ここで、状態6に遷移した場合は、対応符号arによる図16の参照から、「障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。また、状態7に遷移した場合は、対応符号asによる図16の参照から、「別の場所の障害が継続中であることをユーザーに認識させることができる。」という効果が得られる。
なお、上記の実施形態に示した住警器は、火災時に発生する煙を観測して火災を検出する煙式の火災住警器であるが、熱を観測する熱式のものや炎からの赤外線や紫外線を観測するもの等であっても良い。
また上記の実施形態にあっては、住警器の障害としてセンサ障害を例に取るものであったが、ローバッテリー障害などの障害や、それ以外の適宜の障害についても、同様に適用することができる。
また上記の実施形態は異常として火災を検出する住警器を例に取るものであったが、これ以外にガス漏れ警報器や防犯用警報器など、それ以外の異常を検出する警報器にそのまま適用することができる。また住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の警報器にも適用できる。
また、上記の実施形態は警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした警報器であっても良い。
また上記の実施形態は無線式の住警器における障害警報を例に取るものであったが、有線式の住警器の障害警報についても、同様に適用することができる。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10,10−1〜10−5:住警器
12:カバー
14:本体
15:取付フック
16:検煙部
18:音響孔
20:警報停止スイッチ
22:LED
24:住宅
26:ガレージ
28:CPU
31:アンテナ
30:無線回路部
32:記録回路部
34:センサ部
36:報知部
38:操作部
40:電池電源
42:送信回路
44:受信回路
46:メモリ
48:イベント信号
50:送信元符号
52:グループ符号
54:イベント符号
55:状態記憶領域
58:スピーカ
60:異常監視部
62:障害監視部
64:障害復旧処理部
66:警報停止処理部

Claims (27)

  1. イベント信号を他の警報器との間で送受信する送受信回路部と、
    異常を検出するセンサ部と、
    警報を出力する報知部と、
    警報停止手段を備えた操作部と、
    前記センサ部が異常を検出したときに、自身が連動元であることを示す異常警報を出力させると共に、異常を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から異常を示すイベント信号を受信したときに、自身が連動先であることを示す異常警報を出力させる異常監視部と、
    を設けた警報器に於いて、
    前記センサ部の障害を検出したときに、自身が連動元であることを示す障害警報を出力させると共に、障害検出を示すイベント信号を他の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときには自身が連動先であることを示す障害警報を出力させる障害監視部と、
    前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、前記連動元を示す障害警報を停止させる共に、障害復旧を示すイベント信号を連動先の警報器に送信し、一方、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときには前記連動先を示す障害警報を停止させる障害復旧処理部と、
    前記連動元を示す障害警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動元を示す障害警報を停止すると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信して障害警報を停止させ、一方、前記連動元を示す障害警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動元を示す障害警報を継続させるか又は停止させ、前記連動先を示す障害警報の出力中に、前記警報停止手段の操作を検出したときは、前記連動先を示す障害警報を停止させると共に、警報停止のイベント信号を他の警報器に送信し、一方、前記連動先を示す障害警報の出力中に、他の警報器から警報停止のイベント信号を受信したときは、前記連動先を示す障害警報を停止させる警報停止処理部と、
    を設けたことを特徴とする警報器。
  2. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害が再度検出されたときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  3. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態、
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  4. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態で、前記センサ部の障害が再度検出されたときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  5. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す障害警報を停止している状態、
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  6. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害を検出したときに、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態、
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  7. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  8. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す障害警報を停止している状態で、前記センサ部の障害を検出したときに、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  9. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、
    同じ状態を維持するか、又
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  10. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害を再度検出したときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  11. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を再度受信したときに、
    同じ状態を維持するか、又
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  12. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害を再度検出したときに、
    同じ状態を維持するか、又は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  13. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、
    同じ状態を維持するか、又は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  14. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態で、前記センサ部の障害を再度検出したときに、
    同じ状態を維持するか、又は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態、
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  15. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害監視部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信したときに、
    同じ状態を維持するか、又は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態、
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  16. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、前記連動元を示す障害警報を停止して通常の監視状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  17. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  18. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態で、前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、通常の監視状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  19. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、同じ状態を維持することを特徴とする警報器。
  20. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記連動先を示す障害警報を停止して、通常の監視状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  21. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、通常の監視状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  22. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    前記連動元を示す障害警報を停止した通常の監視状態
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  23. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  24. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    前記連動先を示す障害警報を停止した通常の監視状態
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  25. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動先を示す障害警報を出力している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、前記連動先を示す障害警報を停止して、前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態に遷移させることを特徴とする警報器。
  26. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態で、前記センサ部の障害が検出されなくなったときに、
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して前記連動先を示す障害警報を出力している状態
    他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信して出力した前記連動先を示す障害警報を停止している状態
    通常の監視状態
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
  27. 請求項記載の警報器に於いて、前記障害復旧処理部は、
    前記センサ部の障害を検出し、他の警報器から障害検出を示すイベント信号を受信し、且つ前記連動元及び連動先を示す障害警報を停止している状態で、他の警報器から障害復旧を示すイベント信号を受信したときに、
    前記センサ部の障害を検出して前記連動元を示す障害警報を出力している状態
    前記センサ部の障害を検出して出力した前記連動元を示す障害警報を停止している状態
    のいずれかに遷移させることを特徴とする警報器。
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