JP5567750B1 - アームレスト角度調節機構 - Google Patents
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Abstract
安全性や強度に優れ、軽量化や薄型化が容易で、製造コストを低く抑えることもできるアームレスト角度調節機構を提供する。
【解決手段】
アームレスト角度調節機構10を、内歯部材12と、回動中心C1からずれた位置に揺動可能な状態で取り付けられた外歯部材13と、アーム側固定部材14と、外歯付勢部材15とで構成し、下限位置から上向きに回動するアーム部材20が角度調節可能区間を越えた際に外歯13aと内歯12aが噛み合わない退避位置へ外歯部材13を退避させる退避カム機構12c,13cと、下向きに回動するアーム部材20が下限位置に達した際に外歯部材13を外歯13aと内歯12aが噛み合う噛合位置へ復帰させる復帰カム機構12f,13fと、アーム部材20の上限ストッパー機構12d,13d及び下限ストッパー機構12e,13eとが、アーム部材20に内蔵されるようにした。
【選択図】 図5
Description
アームレストのアーム部材を上限位置と下限位置との間で回動可能な状態でシートフレームに支持させるとともに、アーム部材が下限位置から上向きに回動して所定角度となるまでの角度調節可能区間においてアーム部材の角度を調節可能とするアームレスト角度調節機構であって、
内周の一部に多数の内歯を具備し、シートフレームに直接的又は間接的に固定される内歯部材と、
外周に多数の外歯を具備し、アーム部材の回動中心からずれた位置に揺動可能な状態で取り付けられた外歯部材と、
外歯部材が取り付けられ、アーム部材に結合されるアーム側固定部材と、
内歯部材に内挿された外歯部材を付勢するための外歯付勢部材と
で構成され、
内歯部材をシートフレームに固定した取付状態において、
下限位置から上向きに回動するアーム部材が角度調節可能区間を越えた際に当接する一対のカム突起で構成され、外歯と内歯が噛み合わない退避位置へ外歯部材を退避させる退避カム機構と、
下向きに回動するアーム部材が下限位置に達した際に当接する一対のカム突起で構成され、退避位置にある外歯部材を外歯と内歯が噛み合う噛合位置へ復帰させる復帰カム機構と、
アーム部材の上限位置を規定する上限ストッパー機構と
アーム部材の下限位置を規定する下限ストッパー機構と
が、内歯部材と外歯部材又はアーム側固定部材とに設けられるとともに、これらの機構がアーム部材に内蔵されるようにしたことを特徴とするアームレスト角度調節機構
を提供することによって解決される。
本発明のアームレスト角度調節機構の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。本発明に係るアームレスト角度調節機構10は、図1に示すように、アーム部材20を上限位置と下限位置との間で回動可能な状態でシート30のシートフレームに支持させるためのものであり、アーム部材20が下限位置から上向きに回動して所定角度となるまでの角度調節可能区間においてアーム部材20の角度を調節可能とするものとなっている。
続いて、本実施態様のアームレスト角度調節機構の動作について説明する。図5〜8は、アームレスト角度調節機構10における各部の位置関係を示した図である。アーム部材20が下限位置にあるときには、外歯部材13は、噛合位置にあり、図5に示すように、内歯12aと外歯13aとが噛み合った状態となっている。このとき、外歯付勢部材15は、点P10で外歯部材13に接触して外歯部材13を付勢しており(付勢力F1)、外歯部材13は、付勢力F1における線分C2P10に垂直な成分によって噛合位置(同図における上側)へ付勢された状態となっている。
本実施態様において、図3に示される各構成部材は、プレス加工で形成している。内歯部材12においては、板厚の多少厚いものを用い、図5に示される内歯12a、内歯側退避カム12c、内歯側上限ストッパー12d及び内歯側復帰カム12fなどを紙面手前側に延在する形態にプレス加工している。ピッチ円CPの半径rを大きくすることで2〜3mm程度の板厚の選択ができて、ファインブランキング用の特殊機械でなく、普通のプレス機で精密金型を用いて加工可能である。同様に、外歯部材13も、ピッチ円CPの半径rを大きくすることで2mm程度の板厚を選択でき、普通プレスで加工可能である。外歯部材13の揺動中心C2の回転軸も別部材を用いることなくアーム側固定部材14(図3)をプレス加工することで形成している。このように、樹脂カバー18を除いて全ての部材が普通プレスでの加工が可能であり、図3に示す如く機構部の寸法を鋼板の板厚の合計内に納めることで、30mm程度の極めて薄いサイズのアームレストを製作可能である。
本発明のアームレスト角度調節機構の技術的範囲は、上記の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。例えば、図1〜図8に示した上記実施態様においては、外歯部材12の揺動中心C2をピッチ円CPの内側に設定することで、制約されるスペース、制約されたサイズのピッチ円CPにおいて、内歯12a及び外歯13aを、ピッチ円CPの半周における30%程度の区間に設け、小型化を図っていたが、図9に示すように、外歯部材13の揺動中心C2をピッチ円CPの外側とし、アーム部材20の先端側に大きくずらすことで、ピッチ円CPの半周における60%程度の区間に内歯12a及び外歯13aを設けることが可能になることは、先に記した通りである。また、シート側固定部材11と内歯部材12の一体化や、アーム側固定部材14とユニットカバー16の一体化や、それらを形成する鋼板の材質や板厚の変更や、結合部材17を段付ボルトとカラーとワッシャや一般ボルトの組合せとすることなどが可能であり、また、歯形の角度やピッチ円CPの半径rの設定の仕方などで歯数の増減が可能であることは、言うまでもない。
11 シート側固定部材
11a 軸孔
12 内歯部材
12a 内歯
12b 軸孔
12c 内歯側退避カム(退避カム機構)
12d 内歯側上限ストッパー(上限ストッパー機構)
12e 内歯側下限ストッパー(下限ストッパー機構)
12f 内歯側復帰カム(復帰カム機構)
13 外歯部材
13a 外歯
13b 軸孔
13c 外歯側退避カム(退避カム機構)
13d 外歯側上限ストッパー(上限ストッパー機構)
13e 外歯側下限ストッパー(下限ストッパー機構)
13f 外歯側復帰カム(復帰カム機構)
14 アーム側固定部材
14a 嵌込口
14b 軸孔
15 外歯付勢部材
16 ユニットカバー
16a 軸孔
17 結合部材
18 樹脂カバー
18a 軸孔
20 アーム部材
22 表皮
23 キャップ
30 シート
C1 アーム部材の回動中心
C2 外歯部材の揺動中心
CP 内歯のピッチ円(外歯のピッチ円)
Claims (7)
- アームレストのアーム部材を上限位置と下限位置との間で回動可能な状態でシートフレームに支持させるとともに、アーム部材が下限位置から上向きに回動して所定角度となるまでの角度調節可能区間においてアーム部材の角度を調節可能とするアームレスト角度調節機構であって、
内周の一部に多数の内歯を具備し、シートフレームに直接的又は間接的に固定される環状の内歯部材と、
外周に多数の外歯を具備し、該外歯が設けられた部分が内歯部材の内側に収容され、アーム部材の回動中心からずれた位置を中心として揺動可能な状態で取り付けられた外歯部材と、
外歯部材が取り付けられ、アーム部材に結合されるアーム側固定部材と、
内歯部材に内挿された外歯部材を付勢するための外歯付勢部材と
で構成され、
内歯部材をシートフレームに固定した取付状態において、
下限位置から上向きに回動するアーム部材が角度調節可能区間を越えた際に当接する一対のカム突起で構成され、外歯と内歯が噛み合わない退避位置へ外歯部材を退避させる退避カム機構と、
下向きに回動するアーム部材が下限位置に達した際に当接する一対のカム突起で構成され、退避位置にある外歯部材を外歯と内歯が噛み合う噛合位置へ復帰させる復帰カム機構と、
アーム部材の上限位置を規定する上限ストッパー機構と
アーム部材の下限位置を規定する下限ストッパー機構と
が、内歯部材と外歯部材又はアーム側固定部材とに設けられるとともに、これらの機構がアーム部材に内蔵されるようにしたことを特徴とするアームレスト角度調節機構。 - 内歯部材の内周部に形成された内歯のピッチ円の半径と、外歯部材の外周部に形成された外歯のピッチ円の半径とが同一であり、
内歯及び外歯が、前記ピッチ円の半周における20%以上60%以下の区間に設けられた請求項1記載の角度調節機構。 - 内歯及び外歯における一対の歯面のうち、一方の歯面の傾斜角度が他方の歯面の傾斜角度よりも小さくされた請求項1又は2記載のアームレスト角度調節機構。
- 外歯付勢部材が、1つの弾性部材で構成され、
上向きに回動するアーム部材が角度調節可能区間にあるときには外歯部材を噛合位置へ付勢し、
アーム部材が角度調節可能区間以外にあるとき、又は、下向きに回動するアーム部材が角度調節可能区間にあるときには、外歯部材を退避位置へ付勢する
ようにアーム部材の回動に伴って外歯付勢部材の付勢方向が切り替わるようにした請求項1〜3いずれか記載のアームレスト角度調節機構。 - 外歯付勢部材による外歯部材を噛合位置へ付勢する噛合付勢力と退避位置へ付勢する退避付勢力とが常時作用するように構成され、退避付勢力が噛合付勢力よりも強くなるようにした請求項4記載のアームレスト角度調節機構。
- 内歯部材、外歯部材、外歯付勢部材及びアーム側固定部材を結合してユニット化するための結合部材を備え、
これらの部材をユニット化した状態でアーム部材に装着できるようにした請求項1〜5いずれか記載のアームレスト角度調節機構。 - 内歯及び外歯における一対の歯面のうち、下方負荷を受ける歯面の傾斜角度が20〜40°とされ、外歯付勢部材が、400〜600Nの負荷でスリップする付勢力のものである請求項1〜6いずれか記載のアームレスト角度調節機構。
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