JP5566800B2 - 塗布膜形成方法 - Google Patents
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塗布対象物上の一部分に液体を塗布して、当該塗布液が乾燥することで塗布対象物上の所定領域を覆う塗布膜を形成する塗布膜形成方法において、
塗布対象物上における上記所定領域の中心位置とは異なる位置座標に、凹形状、凸形状もしくは凹凸形状を有する複数個のパターン構造をそれぞれの位置座標が互いに異なるように形成するパターン構造形成工程と、
上記パターン構造形成工程の後に、パターン構造形成工程によって形成された少なくとも2個の上記パターン構造のエッジが1つの液溜りの内に在るように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成する液体塗布工程と、を含み、
少なくとも第1の溶媒と当該第1の溶媒とは異なる第2の溶媒とを混合した主溶媒が体積比で30%以上かつ100%未満占めている分散媒であって、当該第1の溶媒と当該第2の溶媒との20℃における蒸気圧差が100Pa以上であって第1の溶媒が第2の溶媒よりも蒸気圧が高く、かつ、第2の溶媒が第1の溶媒よりも20℃における表面張力が1mN/m以上高く構成された当該分散媒に機能性材料を分散させてなる液体を、上記液体塗布工程の上記液体として用いることを特徴としている。
上記パターン構造形成工程では、上記パターン構造として、
塗布対象物上の或る構造体の一部を担っていて、且つ、上記液体を所定位置に位置決めするための兼用パターン構造と、
上記液体を所定位置に位置決めするためだけの専用パターン構造とを形成し、
上記液体塗布工程では、上記兼用パターン構造のエッジおよび上記専用パターン構造のエッジが1つの液溜りの内になるように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成することが好ましい。
上記液体には、0.025重量%未満の範囲で界面活性剤が含まれていることが好ましい。
上記液体塗布工程の後に、上記液溜りの溶媒を自発的に乾燥させる乾燥工程を更に含むことが好ましい。
上記パターン構造形成工程では、上記所定領域の中心位置を通る任意の直線を対称軸として線対称となる位置にそれぞれ上記パターン構造を形成することが好ましい。
上記パターン構造形成工程では、上記所定領域の中心位置を対称点とする点対称となる位置にそれぞれ上記パターン構造を形成することが好ましい。
上記パターン構造形成工程では、上記パターン構造を形成すると同時に、上記液溜りの外に在って、且つ、塗布対象物上に形成される或る構造体の一部を担うパターン部を形成することが好ましい。
上記パターン構造形成工程では、導電性材料を用いて上記凸形状のパターン構造を形成し、当該パターン構造の形成と並行して当該導電性材料を用いて塗布対象物上に配線を形成することが好ましい。
上記パターン構造形成工程では、レーザー光を照射することによって上記パターン構造を形成することが好ましい。
上記した塗布膜形成方法を実現するための塗布膜形成装置であって、
上記パターン構造を形成するためのパターン構造形成手段と、
上記塗布対象物上を観察することによって、上記パターン構造の形成位置を特定するための形成位置特定手段と、
上記液体を塗布するための液体塗布手段と、
上記塗布対象物を載置し、上記液体塗布手段と上記塗布対象物の相対位置を任意に変更するための相対位置移動手段とを備えていることを特徴としている。
塗布対象物上の一部分に液体を塗布して、当該塗布液が乾燥することで塗布対象物上の所定領域を覆う塗布膜を形成する塗布膜形成方法において、
塗布対象物上における上記所定領域の中心位置とは異なる位置座標に、凹形状、凸形状もしくは凹凸形状を有する複数個のパターン構造をそれぞれの位置座標が互いに異なるように形成するパターン構造形成工程と、
上記パターン構造形成工程の後に、パターン構造形成工程によって形成された少なくとも2個の上記パターン構造のエッジが1つの液溜りの内になるように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成する液体塗布工程と、を含み、
少なくとも第1の溶媒と当該第1の溶媒とは異なる第2の溶媒とを混合した主溶媒が体積比で30%以上かつ100%未満占めている分散媒であって、当該第1の溶媒と当該第2の溶媒との20℃における蒸気圧差が100Pa以上であって第1の溶媒が第2の溶媒よりも蒸気圧が高く、かつ、第2の溶媒が第1の溶媒よりも20℃における表面張力が1mN/m以上高く構成された当該分散媒に機能性材料を分散させてなる液体を、上記液体塗布工程の上記液体として用いることを特徴としている。
上記した塗布膜形成方法を実現するための塗布膜形成装置であって、
上記パターン構造を形成するためのパターン構造形成手段と、
上記塗布対象物上を観察することによって、上記パターン構造の形成位置を特定するための形成位置特定手段と、
上記液体を塗布するための液体塗布手段と、
上記塗布対象物を載置し、上記液体塗布手段と上記塗布対象物の相対位置を任意に変更するための相対位置移動手段とを備えていることを特徴としている。
図1は、本発明の一実施形態に係る膜形成装置の構成を示した外観図である。
インクジェットヘッド10は、インク液体を吐出する吐出口を、ステージ30上に配置された基板20に対向させて、キャリッジ60に固定されている。インクジェットヘッド10は、吐出制御回路40に接続されており、吐出制御回路40から送信される吐出信号に応じてインク液体を吐出する。インクジェットヘッド10には、インク液体の吐出方法の相違により様々な方式のものが存在し、例えばピエゾ変換方式と熱変換方式などが挙げられる。本実施の形態においては、インクジェットヘッド10として、電圧を加えることにより変形するピエゾ素子の圧力でインク液体を射出するピエゾ変換方式のインクジェットヘッドを用いており、吐出制御回路40から送信される吐出信号としては、パルス電圧を用いている。
基板20は、図示しないロボット等搬入出手段によりステージ30上に配置される。
吐出制御回路40は、インクジェットヘッド10におけるインク吐出を制御する。吐出制御回路40は、制御部80に接続されており、制御部80から送信された信号に応じて、吐出信号をインクジェットヘッド10へ送信する。吐出信号のパラメータは、吐出制御回路40内のメモリーに保持されている。また、吐出信号のパラメータ書き換えは、制御部80から送信されるパラメータ変更信号によって実施される。なお、パラメータ変更信号は、制御部80内で作成される。
観察用カメラ50もまた、インクジェットヘッド10と同様に、キャリッジ60に固定されている。このため、塗布膜形成装置1にキャリッジ60が搭載された後、インクジェットヘッド10および観察用カメラ50との相対位置は変わらない。また、観察用カメラ50付近には、図示しないファイバーランプ等の照明手段が取り付けられている。そして、観察用カメラ50には、照明手段により照らされた基板20の反射像が撮像される。また、観察用カメラ50は、制御部80に接続されている。観察用カメラ50により撮像された画像は、制御部80内で画像処理される。そして、これにより、制御部80を通じて、基板20内のパターン(パターン構造)のサイズおよび形状を認識することができる。
キャリッジ60は、インクジェットヘッド10および観察用カメラ50を固定する部材である。また、ガントリ70は、キャリッジ60を保持する部材である。キャリッジ60は、ガントリ70に固定されている。ガントリ70は、ステージ30を幅方向(Y軸方向)に跨ぐように設けられている。換言すると、ガントリ70は、その長尺方向が基板20の長尺方向と直交するように配置されている。キャリッジ60は、ガントリ70の長尺方向(Y軸方向)に可動するようになっている。また、ステージ30は、その長尺方向(X軸方向)に可動するようになっている。これによって、インクジェットヘッド10および観察用カメラ50は、基板20上の任意の箇所の上方に配置されることになる。なお、本実施形態では、塗布膜形成装置1がステージ30とガントリ70との両方が移動可能になっている構成である場合について説明する。しかしながら、塗布膜形成装置1は、ステージ30とガントリ70とのどちらか片方が移動可能になっている構成であってもよい。
制御部80には、ステージ30、キャリッジ60、および、ガントリ70が接続されており、これらの位置を制御する。また、制御部80は、パラメータ変更信号の作成や、上述した種々の制御を行なうとともに、後述する絶縁膜欠損部の検出を行なうための検出処理に関わる。
図示しない上記レーザー照射装置は、後述するように、基板に塗布されたインク液体を保持することができる構造を有するパターン(図2の(b)に示すパターン21(パターン構造)を、インク液体塗布前に基板上の任意の箇所に形成するための装置である。
次に、本実施形態の塗布膜形成装置1を用いた、基板20上への塗布膜形成方法について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態における塗布膜形成方法のフロー図である。
絶縁膜欠損部の修正にあたって、前段階として、まず、絶縁膜欠損部を有する基板20が、図示しないロボット等の搬入出手段によりステージ30上に配置される。このとき、基板20の画素サイズ、絶縁膜欠損部の位置情報等は、図示しない外部入力手段から制御部80へ転送される。
次に、制御部80に送信された塗布膜作製箇所の位置情報を基づき、図示しないレーザー照射装置が後述するパターン(パターン構造)形成位置上方に配置されるように、制御部80からガントリ70に動作信号が送信される。ガントリ70の移動動作終了後には、静定信号がガントリ70から制御部80に送信される。ガントリ70の静定信号を受信した制御部80は、レーザー照射開始信号を図示しないレーザー照射用コントローラーに送信する。レーザー照射信号を受信したレーザー照射用コントローラーは内部に保持された駆動条件を元に電気信号を作製し、電気信号をレーザー照射装置に送信する。電気信号を受信したレーザー照射装置はレーザー光90を基板20に向けて照射する。このレーザー照射によって、基板20上に凹形状のパターン21(パターン構造)が形成される(図2(b))。
上記パターン形成完了信号を受信した制御部80は、次に、図2(a)で取得した任意の塗布膜作製箇所の位置情報を基づき、機械設計値を元にインクジェットヘッド10が塗布膜作製箇所の上方に配置されるように、制御部80からガントリ70に動作信号が送信される。ガントリ70の移動動作終了後は、静定信号がガントリ70から制御部80に送信される。ガントリ70の静定信号を受信した制御部80は、吐出開始信号を吐出制御回路40に送信する。吐出開始信号を受信した吐出制御回路40は内部に保持された駆動条件を元に電気信号を作製し、電気信号をインクジェットヘッド10に送信し、インクジェットヘッド10からインク液体100が吐出される(図2(d))。吐出されたインク液体100は基板20上に着弾し、電気信号をインクジェットヘッド10に送信後、吐出制御回路40は吐出終了信号を制御部80に送信する。
次に、本実施形態で使用されるインク液体100の特徴について説明する。
本実施形態に用いるインク液体100は、シリカゾルと、アルコキシシランの部分加水分解物(有機マトリクス)との反応物からなる溶質成分(機能性材料)、および界面活性剤が、分散媒に分散または溶解してなる。以下、インクを構成する各成分について説明する。
本発明に用いられるシリカゾルは、水と有機溶媒との混合溶媒中、アルカリ触媒の存在下でアルコキシシランを加水分解重縮合して得られたものである。
アルコキシシランとしては、下記の一般式(1);
RnSi(OR’)4−n …(1)
(式中、R、R’は炭素数1〜8のアルキル基、アリール基またはアルケニル基を表わし、nは0〜3の整数である)
で表される。
有機溶媒としては、アルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類を単独あるいは複数組み合わせて用いることができる。より具体的には、例えばメタノール、エタノール、ブロパノール、ブタノールなどのアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのエチレングリコールエーテル類、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、乳酸メチルなどのエステル類等がある。
アルカリ触媒としては、アンモニア、アミン、アルカリ金属水酸化物、第4級アンモニウム化合物、アミン系カップリング剤など、水溶液中でアルカリ性を示す化合物が用いられ、反応混合物のpHが7〜12、好ましくは8〜11となるような量で用いる。
シリカゾルの調製法をさらに具体的に例示すると、例えば、水−アルコール混合溶媒を撹拌しながら、この混合溶媒にアルコキシシランおよび、例えばアンモニア水のようなアルカリ触媒を添加し、加水分解させる。
シリカゾルと反応させるアルコキシシランとしてはシリカゾルの調製に用いた上記一般式(1)で示されるアルコキシシランを用いるが、この時、シリカゾルの調製に用いたと同一のアルコキシシランでもよく、異なっていてもよい。
なお、本発明においては、上記シリカゾルと、上記有機マトリクス成分とを混合し、反応させて溶質成分とする。シリカ粒子の表面で有機マトリクス成分を反応させることで、得られる絶縁膜は緻密で密着性、機械的強度、耐薬品性、耐湿性、絶縁性等に優れる。
界面活性剤としては、イオン性界面活性剤(陽,陰,両性)や非イオン界面活性剤など、インクからの溶媒の乾燥速度を調整できるものならば何を用いてもよいが、膜の高絶縁性を保持するために非イオン性の界面活性剤を使用するのが好ましい。また、有機マトリクス成分との親和性の観点から、非イオン性界面活性剤の中でもポリシリコーン系界面活性剤(ポリエーテル変性、アミノ変性、エポキシ変性、アルコキシ変性等)を使用することが望ましい。特に本発明では、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が好適であり、さらに、この平均分子量が1,000〜100,000、さらには10,000〜80,000の範囲にあることが最も好ましい。平均分子量が1,000未満の場合は、溶質成分との親和性が強くなり膜表面に存在しにくくなり、溶媒揮発性の調整効果が低下してしまう。一方、この平均分子量が100,000を越えると、溶質成分との親和性が低くなりすぎて、ポリエーテル変性シリコーンによるインク中の凝集体あるいは絶縁膜中での偏析等が生じ、均一な絶縁膜を得ることができなくなることがある。
本発明のインクは、上記反応物と、界面活性剤とが分散媒に分散または溶解している。分散媒としては、有機溶媒が適しており、大気圧下での沸点が220℃以下のものであれば特に制限はなく用いることができる。
インクの一具体例を挙げると、例えば、50重量%(インクの体積に対して50%)のプロピルプロピレングリコール(沸点145℃(0.1MPa)、蒸気圧227Pa(20℃),表面張力25mN/m(20℃),比重0.923)と、25重量%(インクの体積に対して25%)のへキシレングリコール(沸点198℃(0.1MPa)、蒸気圧2.7Pa(20℃),表面張力27mN/m(20℃))とからなる混合溶媒に、界面活性剤として0.02重量%(インクの体積に対して0.02体積%)のポリエーテル変性シリコーン界面活性剤を混合した分散媒を用いて、溶質成分(前述した、シリカゾルとアルコキシシラン加水分解物との反応物)の濃度が25重量%になるようなインク構成とし、このインクの粘度は17mPa・s、表面張力は26mN/mであった。
次に主溶媒の混合体積比の影響について説明する。
次に、本実施の形態における塗布膜形成装置1を用いた、基板20上へのパターン21の形成位置について説明する。
D/2>d
となる。
d>R/2
となる。そのため、パターン21はR<2d<Dの関係を満たす任意の位置に形成する必要がある。
以上のように、本実施形態に係る塗布膜形成方法を用いれば、基板上における塗布膜の形成予定領域の中心位置とは異なる位置座標に、凹形状、凸形状もしくは凹凸形状を有する複数個のパターンをそれぞれの位置座標が互いに異なるように形成するパターン形成工程と、パターン形成工程の後に、パターン形成工程によって形成された少なくとも2個の上記パターンのエッジが1つの液溜りの内になるように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成する液体塗布工程とを含んでいる。そして、少なくとも第1の溶媒と当該第1の溶媒とは異なる第2の溶媒とを混合した主溶媒が体積比で30%以上かつ100%未満占めている分散媒であって、当該第1の溶媒と当該第2の溶媒との20℃における蒸気圧差が100Pa以上であって第1の溶媒が第2の溶媒よりも蒸気圧が高く、かつ、第2の溶媒が第1の溶媒よりも20℃における表面張力が1mN/m以上高く構成された当該分散媒に機能性材料を分散させてなる液体を、上記液体塗布工程の上記液体として用いている。この方法によれば、低表面張力かつ高蒸気圧側の第1の溶媒の効果によって塗布と同時に塗布液体は大きく濡れ広がるが、高蒸気圧の第1の溶媒の蒸発とともに高表面張力かつ低蒸気圧側の第2の溶媒の乾燥挙動が支配的となる。第2の溶媒は高表面張力であるため、濡れ広がった液は塗布位置の中央に集まるような乾燥挙動を示す。この際、濡れ広がった液体の内側に上記パターンが存在すると、乾燥挙動の過程において上記パターンのエッジに塗布液が保持される。この状態で乾燥が進行すると、当該エッジを中心もしくは或るパターンのエッジと別のパターンのエッジとの間の中点を中心とした塗布膜が形成される。このため、塗布液自体のセルフアライメントによって、塗布膜形成位置を補正することができ、塗布膜の形成箇所は、濡れ広がった塗布液を保持する上記パターン構造の形成位置によって一義的に決定することができる。そのため、塗布膜形成装置に高精度の塗布精度が要求されず、塗布膜形成装置に安価で比較的精度が悪いステージなどを採用することができるようになり、装置コストを低減させることができる。
10 インクジェットヘッド(液体塗布手段)
20 基板
21 パターン、パターンエッジ(パターン構造)
30 ステージ
40 吐出制御回路
50 観察用カメラ(形成位置特定手段)
60 キャリッジ(相対位置移動手段)
70 ガントリ
80 制御部
90 レーザー光
100 インク液体
110 塗布膜(インク液体)
140 液滴着弾箇所
150 中間部分
160 中心
160 塗布膜形成予定領域中心
170 対称軸
210 塗布対象基板(塗布対象物)
211 ゲート線(配線)
212 保持容量線
213 パターン
214 領域
215 絶縁膜
216 ソース線
Claims (9)
- 塗布対象物上の一部分に液体を塗布して、当該塗布液が乾燥することで塗布対象物上の所定領域を覆う塗布膜を形成する塗布膜形成方法において、
塗布対象物上における上記所定領域の中心位置とは異なる位置座標に、凹形状、凸形状もしくは凹凸形状を有する複数個のパターン構造をそれぞれの位置座標が互いに異なるように形成するパターン構造形成工程と、
上記パターン構造形成工程の後に、パターン構造形成工程によって形成された少なくとも2個の上記パターン構造のエッジが1つの液溜りの内になるように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成する液体塗布工程と、を含み、
少なくとも第1の溶媒と当該第1の溶媒とは異なる第2の溶媒とを混合した主溶媒が体積比で30%以上かつ100%未満占めている分散媒であって、当該第1の溶媒と当該第2の溶媒との20℃における蒸気圧差が100Pa以上であって第1の溶媒が第2の溶媒よりも蒸気圧が高く、かつ、第2の溶媒が第1の溶媒よりも20℃における表面張力が1mN/m以上高く構成された当該分散媒に機能性材料を分散させてなる液体を、上記液体塗布工程の上記液体として用いることを特徴とする塗布膜形成方法。 - 上記パターン構造形成工程では、上記パターン構造として、
塗布対象物上の或る構造体の一部を担っていて、且つ、上記液体を所定位置に位置決めするための兼用パターン構造と、
上記液体を所定位置に位置決めするためだけの専用パターン構造とを形成し、
上記液体塗布工程では、上記兼用パターン構造のエッジおよび上記専用パターン構造のエッジが1つの液溜りの内になるように、塗布対象物上の一部分に上記液体を塗布して当該液溜りを形成することを特徴とする請求項1に記載の塗布膜形成方法。 - 上記液体には、0.025重量%未満の範囲で界面活性剤が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布膜形成方法。
- 上記液体塗布工程の後に、上記液溜りの溶媒を自発的に乾燥させる乾燥工程を更に含むことを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
- 上記パターン構造形成工程では、上記所定領域の中心位置を通る任意の直線を対称軸として線対称となる位置にそれぞれ上記パターン構造を形成することを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
- 上記パターン構造形成工程では、上記所定領域の中心位置を対称点とする点対称となる位置にそれぞれ上記パターン構造を形成することを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
- 上記パターン構造形成工程では、上記パターン構造を形成すると同時に、上記液溜りの外に在って、且つ、塗布対象物上に形成される或る構造体の一部を担うパターン部を形成することを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
- 上記パターン構造形成工程では、導電性材料を用いて上記凸形状のパターン構造を形成し、当該パターン構造の形成と並行して当該導電性材料を用いて塗布対象物上に配線を形成することを特徴とする請求項1から7までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
- 上記パターン構造形成工程では、レーザー光を照射することによって上記パターン構造を形成することを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の塗布膜形成方法。
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