JP5566261B2 - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5566261B2 JP5566261B2 JP2010248573A JP2010248573A JP5566261B2 JP 5566261 B2 JP5566261 B2 JP 5566261B2 JP 2010248573 A JP2010248573 A JP 2010248573A JP 2010248573 A JP2010248573 A JP 2010248573A JP 5566261 B2 JP5566261 B2 JP 5566261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutter
- matrix
- received signal
- doppler
- null
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 326
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 97
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 97
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims description 89
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 84
- 230000001427 coherent effect Effects 0.000 claims description 66
- 230000010354 integration Effects 0.000 claims description 63
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 claims description 25
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 21
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 21
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 claims description 18
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 25
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 12
- 238000005311 autocorrelation function Methods 0.000 description 9
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 7
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 6
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 6
- 238000013461 design Methods 0.000 description 4
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
なお、上記クラッタは、いずれもドップラスペクトルの中心周波数が一般に0Hzとされることから、以下の説明では、まとめて「固定クラッタ」と称するものとする。
ところが、ゼロドップラビンに含まれる固定クラッタの電力が極めて大きい場合には、ゼロドップラビンの出力を無視しても、残りのドップラビンに含まれるドップラサイドローブ電力の影響が無視できない場合がある。この場合、目標信号を含むドップラビンにおいて十分なSIRが得られず、探知性能が劣化してしまう問題がある。
ところが、この場合、固定クラッタの抑圧は可能であるものの、MTIフィルタの過渡応答により、パルス間コヒーレント積分手段に入力されるヒット数が減少するので、ヒット数減少によりパルス間コヒーレント積分効果が劣化して十分なSIRが得られない場合には、所望の探知性能を達成できないという問題がある。
ところが、クラッタのドップラスペクトル特性は、一般に、クラッタとレーダとの位置関係や観測時間などによって異なるので、クラッタ相関行列も同様に異なる。
ところが、レーダ装置の運用上の制約から、数回程度の観測しかできない場合が多く、高精度なクラッタ相関行列の推定が困難になるという問題がある。
また、仮に予測できた場合でも、クラッタとレーダとの位置関係や観測時間に対応した膨大な数のフィルタバンクを事前に構成する必要があり、結局、特許文献1の技術をレーダ装置に実装することは実質的に困難と考えられる。
非特許文献2の技術は、MTIフィルタによりクラッタ抑圧が行われているが、MTIフィルタの過渡応答や抑圧能力不足に起因して、十分なSIRが得られない。
また、移動クラッタをも含めたクラッタ環境下で、パルス間コヒーレント積分処理を行うために、上記技術の拡張が要求されているにもかかわらず、これを実現することができないという課題があった。
所定の送信周波数信号を生成し、前記送信周波数信号を用いて所定の変調方式に基づく送信信号を生成する送信機と、
前記送信信号を所定のビーム指向方向に向けて空中に送信するとともに、目標およびクラッタからの反射波を受信するアンテナと、
前記アンテナで受信した反射波信号をベースバンド帯に周波数変換してアナログ受信信号を生成する受信機と、
前記送信機からの送信信号を前記アンテナに入力するとともに、前記アンテナからの反射波信号を前記受信機に入力するデュプレクサと、
前記受信機からのアナログ受信信号をディジタル化した受信信号に変換するAD変換器と、
所定のヒット数Hおよび所定のドップラ帯域幅B c を入力し、前記AD変換器からの第hヒットの受信信号x h (n)から構成される下式(101)で表される第nスナップショットの受信信号ベクトルx(n)とパルス間コヒーレント積分値y(n)との関係を下式(102)のように規定する射影行列P null を、前記ヒット数Hおよび前記ドップラ帯域幅B c を用いて予め計算しておくクラッタ抑圧行列計算手段と、
x(n)=[x 1 (n) x 2 (n) ・・・ x H (n)] T ・・・(101)
y(n)=A H P null x(n) ・・・(102)
ただし、ここで、ドップラ解析行列Aは後述の式(39)で表され、式(39)のドップラ解析ベクトルa s (h) は後述の式(40)で表され、式(40)のドップラ解析周波数f s (h) は後述の式(41)で表され、1≦h≦Hであり、PRIは前記受信信号x h (n)のパルス繰返し周期であり、
前記受信信号x h (n)と前記射影行列P null とを入力し、前記受信信号x h (n)から受信信号ベクトルx(n)を上式(101)式に従って生成するとともに、前記射影行列P null を用いて、前記受信信号ベクトルx(n)から前記パルス間コヒーレント積分値y(n)を上式(102)に従って計算するクラッタ抑圧手段と、
前記クラッタ抑圧手段からの前記パルス間コヒーレント積分値を入力情報として、所定の目標検出処理を行う目標検出手段と、
を備え、
前記クラッタ抑圧行列計算手段は、
前記ヒット数Hおよび前記ドップラ帯域幅B c を入力し、クラッタ中心周波数f c =0の場合のCMT行列C G を後述の式(25)および後述の式(20)に従って計算するCMT行列計算手段と、
ただし、ここで、PRIは、前記受信信号x h (n)のパルス繰返し周期であり、
前記CMT行列C G を入力し、前記CMT行列C G に対して固有値・固有ベクトル分解処理を行い、降順に並べた固有値ξ h と、前記固有値ξ h のそれぞれに対応する固有ベクトルe ch とを計算する固有値・固有ベクトル分解手段と、
前記固有値ξ h を入力し、前記固有値ξ h からクラッタランクDを設定するクラッタランク設定手段と、
前記固有値ξ h と前記固有ベクトルe ch と前記クラッタランクDとを入力し、前記クラッタランクD個の前記固有値ξ d (d=1、2、・・・、D)に対応する前記固有ベクトルe cd を列ベクトルとするクラッタ固有ベクトル行列E D を計算するクラッタ固有ベクトル行列計算手段と、
前記クラッタ固有ベクトル行列E D を入力し、前記クラッタ固有ベクトル行列E D から、前記射影行列P null を下式(103)に従って計算する射影行列計算手段と、
P null =I−E D E D H ・・・(103)
を備え、
前記クラッタランク設定手段は、
前記固有値ξ h を入力し、前記固有値ξ h の累積寄与率CP(h)を後述の式(29)に従って求める累積寄与率計算手段と、
前記累積寄与率CP(h)を入力し、所定のクラッタ減衰量CA (req) を満たすために必要な最小クラッタランクDを、下式(104)のように、前記クラッタランクDとして求める最適クラッタランク推定手段とを備え、
D=argminCA(h)
subject to
CA(h)≧CA (req) ・・・(104)
ただし、ここで、前記累積寄与率CP(h)に対応するクラッタ減衰量CA(h)は、後述の式(48)で表されるものである。
また、非クラッタ部分空間への射影行列は事前に計算可能であり、リアルタイムに推定する必要がないので、射影行列の事前設計と、パルス間コヒーレント積分手段の前段への射影処理手段の追加とにより、容易に実現可能であり、比較的容易にレーダ装置に実装することができる。
以下、図1〜図3を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係るレーダ装置を示すブロック構成図である。また、図2は図1内のクラッタ抑圧行列計算手段の機能構成を示すブロック図であり、図3は図1内のクラッタ抑圧手段の機能構成を示すブロック図である。
デュプレクサ2は、送信機1からの送信信号をアンテナ3に入力するとともに、アンテナ3で受信された反射波信号を受信機4に入力する。
AD変換器5は、受信機4からのアナログ受信信号を、ディジタル化した受信信号xh(n)に変換する。
なお、ヒット数Hおよびドップラ帯域幅Bcは、ユーザ入力であり、ユーザ要求に応じて設定される。
クラッタランク設定手段63は、固有値ξhを入力情報として、クラッタランクDを設定する。
射影行列計算手段65は、クラッタ固有ベクトル行列EDから、非クラッタ部分空間への射影行列Pnullを求める。
なお、受信信号xh(n)に含まれる目標信号は、ヒット数Hのドップラ周波数fdの複素正弦波で表わされるものとする。また、目標信号は、N回(Nは「スナップショット数」)観測されるものとする。
また、s(n)は目標信号の複素振幅、PRIは、目標信号を含む受信信号xh(n)のパルス繰返し周期である。
以上のことから、受信信号xh(n)は、式(1)を用いて、以下の式(2)で表される。
=s(n)exp{j・2πfd(h−1)PRI}+ch(n)+nh(n) ・・・(2)
n(n)=[n1(n) n2(n) ・・・ nH(n)]T ・・・(6)
また、psは目標電力、Rssは(目標)信号相関行列、Rccはクラッタ相関行列であり、それぞれ、以下の式(8)〜式(10)で表される。
Rss=psasas H ・・・(9)
Rcc=E[c(n)cH(n)] ・・・(10)
ここでは、クラッタとして、広くレーダ設計に用いられている「Gaussianスペクトルモデル」によるクラッタを用いる。
Gaussianスペクトルモデルは、ガウス関数で表わされるクラッタのパワースペクトル密度関数であり、以下の式(11)で表される。
ドップラ帯域幅Bcは、PSDG(f)の半値幅(3dB幅)であり、標準偏差σdとの間で、以下の式(12)で表される関係にある。
そこで、GaussianスペクトルモデルPSDG(f)から、ヒット方向の自己相関関数RG(h−1)を具体的に求める。
まず、Gaussianスペクトルモデルの自己相関関数RG(τ)(パワースペクトル密度関数)は、WienerKhinchinの定理を用いれば、以下の式(16)で表される。
以下、上記3つの因子のうち、クラッタ電力pc以外の2つの因子について考える。
まず、自己相関係数CG(h−1)は、式(17)の自己相関関数RG(h−1)から、以下の式(19)のように求められる。
よって、式(18)および式(20)から、式(17)の自己相関関数RG(h−1)は、以下の式(21)のように表される。
また、Rcc (Bc=0)は、クラッタのドップラ帯域幅がBc=0の場合のクラッタ相関行列であり、以下の式(23)で表される。
また、残りの固有値による部分和
そこで、クラッタ部分空間の次元数Dが与えられたとすると、D次元クラッタ部分空間に直交する部分空間への射影行列Pnullは、以下の式(33)のように求められる。
なお、D次元クラッタ部分空間は、クラッタ相関行列RccのD個の固有ベクトルが張る空間なので、クラッタランクDと称される。
前述の式(22)、式(26)から、以下の式(34)が成り立つ。
クラッタ電力pcにスカラ値βを乗算する操作は、クラッタ電力pcを相対電力値にスケーリングする操作であるが、このとき、対角行列Gcはスケーリングされる(すなわち、固有値がスケーリングされる)が、行列Ec(列ベクトル)は変化しない。
最初に、レーダ装置の運用に先立つ設計時などにおいて、事前に行うことが可能な処理について説明する。
また、クラッタ電力pcは、未知のままでよいので、式(22)で、pc=1とすれば十分であることに注意する。
これらの点に注意すれば、計算したCMT行列CGを、そのままクラッタ相関行列Rcc (BW)として扱ってよい。
クラッタ固有ベクトル行列計算手段64は、クラッタランクDに基づき、固有値ξhおよび固有ベクトルechから、D個のクラッタ固有値およびクラッタ固有ベクトルを選択し、選択したクラッタ固有ベクトルを列ベクトルとして有するクラッタ固有ベクトル行列EDを求める。
なお、以上の説明では、クラッタのスペクトルモデルとしてGaussianモデルを用いたが、他のモデルが適用可能なことは言うまでもなく、他のモデルを用いる場合には、単にCMT行列CGを適宜変更すれば済むのみであり、この発明の実施の形態1はそのまま成立する。
また、射影行列Pnullの事前設計用のクラッタ抑圧行列計算手段6と、クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)を生成する射影処理手段71と、を追加することのみで比較的容易に実現することができる。
なお、上記実施の形態1(図1〜図3)では、固定クラッタを対象として、クラッタ抑圧行列計算手段6(図2)に、固定クラッタのドップラ帯域幅Bcを設定値として与えたが、図4のように、クラッタ抑圧行列計算手段6Aに、クラッタ中心周波数推定値fc’およびドップラ帯域幅推定値Bc’を与えてもよい。
この発明の実施の形態2においては、固定クラッタのみならず、ウェザークラッタ(Weather−Clutter)などに代表される移動クラッタを含むクラッタ(クラッタ中心周波数fcが0Hzでない)を対象としており、ユーザ入力としてクラッタ中心周波数推定値fc’およびドップラ帯域幅推定値Bc’が与えられた場合を示している。
第1のクラッタ相関行列計算手段60aは、ヒット数Hとクラッタ中心周波数推定値fc’とを入力情報として、ドップラ帯域幅Bcを考慮しない場合のクラッタ相関行列Rcc (Bc=0)を求める。
最初に、この発明の実施の形態2で想定する受信信号モデルについて説明する。
前述の実施の形態1の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fc=0としたが、この発明の実施の形態2の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fcは任意とする。
以降の処理は、実施の形態1と同様である。
なお、上記実施の形態2(図4)では、クラッタ抑圧行列計算手段6Aにおいて、第1および第2のクラッタ相関行列計算手段60a、60b、CMT行列計算手段61A、固有値・固有ベクトル分解手段62A、クラッタランク設定手段63を用いたが、図5のように、固定クラッタ固有ベクトル行列データベース66および固定クラッタ固有ベクトル行列選択手段67を用いてもよい。
この発明の実施の形態3においては、前述(図4)と同様に、固定クラッタと、クラッタ中心周波数fcが0Hzでない移動クラッタ(ウェザークラッタなど)とを含むクラッタを対象とし、クラッタ中心周波数推定値fc’およびドップラ帯域幅推定値Bc’が与えられた場合を示している。
射影行列計算手段65は、ドップラ補正後クラッタ固有ベクトル行列ED’から射影行列Pnullを計算する。
最初に、この発明の実施の形態3で想定する受信信号モデルについて説明する。
前述の実施の形態1の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fc=0としたが、この発明の実施の形態3の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fcは任意とする。
以降の処理は、前述と同様である。
なお、上記実施の形態3(図5)では、クラッタ抑圧行列計算手段6Bにおいて、クラッタ固有ベクトル行列計算手段64Bおよび射影行列計算手段65に加えて、固定クラッタ固有ベクトル行列データベース66および固定クラッタ固有ベクトル行列選択手段67を用いたが、図6のように、クラッタ抑圧行列計算手段6Cにおいて、固定クラッタ射影行列データベース68および射影行列選択手段69のみを用いてもよい。
また、図7はこの発明の実施の形態4によるクラッタ抑圧手段7Cの機能構成を示すブロック図であり、前述(図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「C」を付して詳述を省略する。
この発明の実施の形態4(図6、図7)においては、前述(図4、図5)と同様に、固定クラッタと、クラッタ中心周波数fcが0Hzでない移動クラッタ(ウェザークラッタなど)とを含むクラッタを対象とし、クラッタ中心周波数推定値fc’およびドップラ帯域幅推定値Bc’が与えられた場合を示している。
固定クラッタ射影行列データベース68は、想定されるヒット数H’とドップラ帯域幅Bcとの組合せに応じた固定クラッタを抑圧するための射影行列Pnullsを事前に計算し、算出されたすべての射影行列Pnullsを保持している。
クラッタ抑圧手段7Cは、前述(図3)と同様の射影処理手段71Cおよびパルス間コヒーレント積分手段72Cに加えて、第1のドップラシフト処理手段73と、第2のドップラシフト処理手段74とを備えている。
最初に、この発明の実施の形態4で想定する受信信号モデルについて説明する。
前述の実施の形態1の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fc=0としたが、この発明の実施の形態4の受信信号モデルでは、クラッタ中心周波数fcは任意とする。
なお、上記実施の形態1、2(図2、図4)では、クラッタランク設定手段63の具体的な処理機能について言及しなかったが、クラッタランク設定手段63の処理機能を図8のように構成してもよい。
また、この発明の実施の形態5に係るレーダ装置の全体構成は、図1に示した通りである。
図8において、クラッタランク設定手段63は、累積寄与率計算手段91と、最適クラッタランク推定手段92とを備えている。
最適クラッタランク推定手段92は、累積寄与率CP(h)およびクラッタ減衰量CA(req)を入力情報として、クラッタ減衰量CA(req)を満たすために必要な最小クラッタランクを最適クラッタランク推定値として計算し、最適クラッタランク推定値をクラッタランクDとしてクラッタ固有ベクトル行列計算手段64に入力する。
まず、累積寄与率計算手段91は、固有値・固有ベクトル分解手段62で求めたクラッタ相関行列Rcc (BW)の固有値ξhを入力情報として、前述の式(29)を用いて、固有値ξhの累積寄与率CP(h)を求める。
subject to
CA(h)≧CA(req) ・・・(47)
Claims (4)
- 所定の送信周波数信号を生成し、前記送信周波数信号を用いて所定の変調方式に基づく送信信号を生成する送信機と、
前記送信信号を所定のビーム指向方向に向けて空中に送信するとともに、目標およびクラッタからの反射波を受信するアンテナと、
前記アンテナで受信した反射波信号をベースバンド帯に周波数変換してアナログ受信信号を生成する受信機と、
前記送信機からの送信信号を前記アンテナに入力するとともに、前記アンテナからの反射波信号を前記受信機に入力するデュプレクサと、
前記受信機からのアナログ受信信号をディジタル化した受信信号に変換するAD変換器と、
所定のヒット数Hおよび所定のドップラ帯域幅Bcを入力し、前記AD変換器からの第hヒットの受信信号xh(n)から構成される下式(1)で表される第nスナップショットの受信信号ベクトルx(n)とパルス間コヒーレント積分値y(n)との関係を下式(2)のように規定する射影行列Pnullを、前記ヒット数Hおよび前記ドップラ帯域幅Bcを用いて予め計算しておくクラッタ抑圧行列計算手段と、
x(n)=[x1(n) x2(n) ・・・ xH(n)]T ・・・(1)
y(n)=AHPnullx(n) ・・・(2)
ただし、ここで、ドップラ解析行列Aは下式(3)で表され、下式(3)のドップラ解析ベクトルas (h)は下式(4)で表され、下式(4)のドップラ解析周波数fs (h)は下式(5)で表され、1≦h≦Hであり、PRIは前記受信信号xh(n)のパルス繰返し周期であり、
前記クラッタ抑圧手段からの前記パルス間コヒーレント積分値を入力情報として、所定の目標検出処理を行う目標検出手段と、
を備え、
前記クラッタ抑圧行列計算手段は、
前記ヒット数Hおよび前記ドップラ帯域幅Bcを入力し、クラッタ中心周波数fc=0の場合のCMT行列CGを下式(6)および下式(7)に従って計算するCMT行列計算手段と、
前記CMT行列CGを入力し、前記CMT行列CGに対して固有値・固有ベクトル分解処理を行い、降順に並べた固有値ξhと、前記固有値ξhのそれぞれに対応する固有ベクトルechとを計算する固有値・固有ベクトル分解手段と、
前記固有値ξhを入力し、前記固有値ξhからクラッタランクDを設定するクラッタランク設定手段と、
前記固有値ξhと前記固有ベクトルechと前記クラッタランクDとを入力し、前記クラッタランクD個の前記固有値ξd(d=1、2、・・・、D)に対応する前記固有ベクトルecdを列ベクトルとするクラッタ固有ベクトル行列EDを計算するクラッタ固有ベクトル行列計算手段と、
前記クラッタ固有ベクトル行列EDを入力し、前記クラッタ固有ベクトル行列EDから、前記射影行列Pnullを下式(8)に従って計算する射影行列計算手段と、
Pnull=I−EDED H ・・・(8)
を備え、
前記クラッタランク設定手段は、
前記固有値ξhを入力し、前記固有値ξhの累積寄与率CP(h)を下式(9)に従って求める累積寄与率計算手段と、
D=argminCA(h)
subject to
CA(h)≧CA(req) ・・・(10)
を備え、
ただし、ここで、前記累積寄与率CP(h)に対応するクラッタ減衰量CA(h)は、下式(11)で表され
- 前記クラッタ抑圧手段は、
前記受信信号xh(n)と前記射影行列Pnullとを入力し、前記受信信号xh(n)から前記受信信号ベクトルx(n)を上式(1)に従って生成するとともに、前記射影行列Pnullを用いて、前記受信信号ベクトルx(n)からクラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)を下式(12)に従って計算する射影処理手段と、
xnull(n)=Pnullx(n) ・・・(12)
前記クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)を入力し、前記パルス間コヒーレント積分値y(n)を下式(13)に従って計算するパルス間コヒーレント積分手段と、
y(n)=AHxnull(n) ・・・(13)
を備え、
ただし、ここで、ドップラ解析行列Aは上式(3)で表され、上式(3)のドップラ解析ベクトルas (h)は上式(4)で表され、上式(4)のドップラ解析周波数fs (h)は上式(5)で表され、PRIは前記受信信号xh(n)のパルス繰返し周期である
ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。 - 前記クラッタ抑圧行列計算手段は、所定のドップラ帯域幅推定値Bc’を前記ドップラ帯域幅Bcとして入力するとともに、所定のクラッタ中心周波数推定値fc’を更に入力し、
前記ヒット数Hを入力するともに、前記クラッタ中心周波数推定値fc’を前記クラッタ中心周波数fcとして入力し、ドップラ帯域幅Bc=0の場合のクラッタ相関行列Rcc (Bc=0)を下式(14)に従って計算する第1のクラッタ相関行列計算手段と、
Rcc=CG○Rcc (Bc=0)=pcCG○(acac H) ・・・(16)
ただし、ここで、○はアダマール積を表し、
前記固有値・固有ベクトル分解手段は、前記クラッタ相関行列Rccを前記CMT行列CGとして入力し、前記CMT行列CGに対して固有値・固有ベクトル分解処理を行い、降順に並べた固有値ξhと、前記固有値ξhのそれぞれに対応する固有ベクトルechとを計算する
ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。 - 前記クラッタ抑圧手段は、
所定のクラッタ中心周波数推定値fc’を更に入力し、
前記受信信号xh(n)と前記クラッタ中心周波数推定値fc’とを入力し、前記受信信号xh(n)から前記受信信号ベクトルx(n)を上式(1)に従って生成するとともに、前記受信信号ベクトルx(n)に対して、クラッタ中心周波数が0Hzになるような位相回転を与えたドップラシフト後受信信号ベクトルxrot(n)を求める第1のドップラシフト処理手段と、
前記クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)と前記クラッタ中心周波数推定値fc’を入力し、前記クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)に対して、前記第1のドップラシフト処理手段とは逆の位相回転を与えて逆ドップラシフト後受信信号ベクトルxderot(n)を求める第2のドップラシフト処理手段と、
を更に備え、
前記射影処理手段は、前記第1のドップラシフト処理手段が求めた前記ドップラシフト後受信信号ベクトルxrot(n)を前記受信信号ベクトルx(n)として入力し、下式(19)に従って計算した前記クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)を前記第2のドップラシフト処理手段に出力し、
xnull(n)=Pnullx(n) ・・・(19)
前記パルス間コヒーレント積分手段は、前記第2のドップラシフト処理手段が求めた前記逆ドップラシフト後受信信号ベクトルxderot(n)を前記クラッタ抑圧後受信信号ベクトルxnull(n)として入力する
ことを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248573A JP5566261B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248573A JP5566261B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | レーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012098257A JP2012098257A (ja) | 2012-05-24 |
JP5566261B2 true JP5566261B2 (ja) | 2014-08-06 |
Family
ID=46390316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010248573A Active JP5566261B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5566261B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015036628A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 三菱電機株式会社 | パッシブレーダ装置 |
JP6327188B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2018-05-23 | 三菱電機株式会社 | 窓関数決定装置、パルス圧縮装置、レーダ信号解析装置、レーダ装置、窓関数決定方法およびプログラム |
CN104931938B (zh) * | 2015-05-07 | 2017-07-28 | 清华大学 | 相参捷变频雷达杂波抑制方法及系统 |
KR102073692B1 (ko) * | 2018-08-20 | 2020-02-05 | 한화시스템 주식회사 | 레이더 수신 장치 및 이의 클러터 억제 방법 |
KR102197291B1 (ko) * | 2019-05-23 | 2020-12-31 | 한화시스템 주식회사 | 레이더 수신 장치 |
CN110095766B (zh) * | 2019-05-24 | 2023-03-21 | 西安电子科技大学 | 基于非均匀重采样技术的机动目标相干积累检测方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2603028B2 (ja) * | 1992-05-29 | 1997-04-23 | 防衛庁技術研究本部長 | 移動目標検出レーダ装置 |
JP3188638B2 (ja) * | 1996-12-25 | 2001-07-16 | 三菱電機株式会社 | レーダ装置 |
JP3798577B2 (ja) * | 1999-05-19 | 2006-07-19 | 三菱電機株式会社 | レーダ装置 |
JP3672228B2 (ja) * | 2000-02-08 | 2005-07-20 | 三菱電機株式会社 | レーダ装置 |
JP3773779B2 (ja) * | 2000-10-24 | 2006-05-10 | 三菱電機株式会社 | レーダ信号処理装置 |
JP3659577B2 (ja) * | 2000-12-12 | 2005-06-15 | 三菱電機株式会社 | クラッタ抑圧装置およびクラッタ抑圧方法 |
JP4727311B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2011-07-20 | 三菱電機株式会社 | レーダ装置 |
-
2010
- 2010-11-05 JP JP2010248573A patent/JP5566261B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012098257A (ja) | 2012-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5566261B2 (ja) | レーダ装置 | |
CN107255797B (zh) | 基于发射空时权优化及ka-stap的机载雷达杂波抑制方法 | |
US8436766B1 (en) | Systems and methods for suppressing radar sidelobes using time and spectral control | |
JP2008304220A (ja) | レーダ装置 | |
JP2012181052A (ja) | 相関抑圧フィルタ、ウェイト算出方法、ウェイト算出装置、アダプティブアレーアンテナ及びレーダ装置 | |
US10247815B1 (en) | Phased array radar system with specular multipath mitigation | |
Zhou et al. | A novel approach to Doppler centroid and channel errors estimation in azimuth multi-channel SAR | |
JP6296907B2 (ja) | レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法 | |
CN109814070A (zh) | 基于辅助脉冲的距离模糊杂波抑制方法 | |
CN112485772A (zh) | 一种脉间捷变频雷达杂波抑制方法 | |
JP4444150B2 (ja) | フィルタ装置 | |
JP5057840B2 (ja) | スペクトル解析装置 | |
JP2014044193A (ja) | クラッタ抑圧装置 | |
JP2743719B2 (ja) | 伝搬経路長計測装置 | |
JP5695930B2 (ja) | 電子走査型レーダ装置、受信波方向推定方法及び受信波方向推定プログラム | |
JP2003014836A (ja) | レーダ装置 | |
JP5241147B2 (ja) | 不要信号抑圧装置 | |
JP5933245B2 (ja) | クラッタ抑圧装置 | |
JP6164936B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP7143146B2 (ja) | レーダシステム及びそのレーダ信号処理方法 | |
JP5618494B2 (ja) | レーダ装置 | |
Aliabadi et al. | Adaptive scaled wiener postfilter beamformer for ultrasound imaging | |
JP2006208044A (ja) | 不要波抑圧装置 | |
JP2006201034A (ja) | 不要波抑圧装置 | |
GB2573909A (en) | Adaptive array antenna device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130830 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140408 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140520 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5566261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |