JP5565024B2 - システムインパッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロコンピュータをパッケージ内に構成したシステムインパッケージに関する。
一般に、組込用のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)は基板に実装されるが、当該マイコンの周辺には、当該マイコンを実際に動作させたり種々の機能を実現させたりするため周辺素子が実装され、これらのマイコンおよび周辺素子は互いに電気的に接続されている。
マイコンの内部にはシステムの動作プログラムが記憶されており、マイコンは例えば周辺素子からの制御指令に応じて動作プログラムを切替えることがある。例えば、周辺素子が例えばパルスを発生するパルス素子により構成され、当該パルス素子によるパルス入力タイミングに応じて複数の動作プログラムを切替えることがある。
このような場合、マイコンの動作プログラムをデバッグするときには、パルス素子のパルス入力タイミングを様々切り替えてテストする必要があるため、パルス素子に代えてパルス発生器などの装置をマイコンに接続する必要がある。
しかし、デバッグするときにデバッグツールだけでなく、パルス発生器などの装置も用意する必要があり作業者の負担になってしまう。また、任意のタイミングでパルスを発生するためには、マイコン側にパルス発生器接続用の端子を別途用意し当該端子からパルス発生器にパルス発生のタイミングを出力する必要がある。このような問題を解決するため、特許文献1の技術思想では、パルス発生器をデバッグツール内に内蔵させることで端子を追加することなく、任意のタイミングでパルスをマイコンに出力している。
しかしながら、特許文献1の技術思想では、デバッグツール内に内蔵されたパルス発生器がマイコンにパルスを出力するため、マイコンとパルス発生素子が基板上で互いに電気的に接続されているときには、デバッグ時に任意のパルス信号をマイコンに入力したいときには当該パルス発生素子を外してデバッグツール内に内蔵されたパルス発生器からのパルス信号をマイコンに接続する必要がある。デバッグ時のパルス入力専用に端子を設けたりテスト端子を別途設けたりすると、マイコンの限られた数の端子を有効利用できないためである。なお、本発明に関連する技術文献として、特許文献2、3の技術思想も開示されている。
特開2000−172522号公報 特開平11−65884号公報 特開2000−266816号公報
特許文献1によると、デバッグ時に任意のパルス信号をマイコンに入力したいときにはパルス発生素子に代えてデバッグツールを接続すればよいが、システムインパッケージ(SIP(System in Package))の状態では、パルス発生素子がパッケージに内蔵されるため、パルス発生素子に代えてデバッグツールを接続できない。
本発明の目的は、デバッグツールの他の外付け機器用に別途テスト端子を設けたりすることなく、マイクロコンピュータおよび周辺素子がパッケージに内蔵され互いに電気的に接続されたとしても、デバッグ時には前記周辺素子からの信号に替えて任意の信号をマイコンに入力できるようにし、イベント発生に合わせて様々なデバッグ処理を行うことができるようにしたシステムインパッケージを提供することにある。
請求項1、2記載の発明によれば、マイクロコンピュータは、代替信号発生部、切替部、機能部を備え、代替信号発生部はデバッグするときに周辺素子が発生する信号に代えて代替信号を発生し、切替部はデバッグするときに代替信号に切替えて出力し、機能部は与えられた代替信号に応じて動作した状態で外部接続されたデバッグツールによってデバッグできるため、外付け機器用にテスト端子を別途設けることなく、マイクロコンピュータと電気的に接続される周辺素子がパッケージに内蔵されたとしてもデバッグツールを外部接続して正常にデバッグできる。
請求項1記載の発明によれば、イベント制御部は、マイクロコンピュータが動作するときの実行アドレス、データアドレス、データ、カウント数などの少なくとも何れか一つの条件をイベント発生条件としてイベント発生を通知できるが、代替信号発生部は、イベント制御部からイベント発生が通知されたときに代替信号を発生するため、機能部は代替信号を用いてイベント発生に合わせて動作できる。したがってイベント発生に合わせて様々なデバッグ処理を行うことができる。
さらに、トレース制御部がトレース処理を開始、終了できるため、代替信号発生部が発生する代替信号に応じてデバッグツールによってデバッグ処理する際には、トレースデータを効率良く収集できる。
請求項2記載の発明によれば、イベント制御部は、マイクロコンピュータが動作するときの実行アドレス、データアドレス、データ、カウント数などの少なくとも何れか一つの条件をイベント発生条件としてイベント発生を通知できるが、代替信号発生部は、イベント制御部からイベント発生が通知されたときに代替信号を発生するため、機能部は代替信号を用いてイベント発生に合わせて動作できる。したがってイベント発生に合わせて様々なデバッグ処理を行うことができる。
しかも、時間測定部は、イベント制御部が発生した2つのイベント間の時間を測定するため、代替信号発生部がイベント発生通知されたときに代替信号を発生できれば、デバッグツールによってデバッグ処理する際には、イベント発生に伴う状態遷移(例えば通常動作状態から割込み状態に遷移)の時間を正確に測定することができ、デバッグ時において必要なデータを効率良く収集できる。
請求項3記載の発明のように周辺素子がデジタル信号を発生するデジタル信号素子を含んで構成されていたとしても、請求項4記載の発明のように周辺素子がアナログ信号を発生するアナログ信号素子を含んで構成され、当該素子の発生信号がシステムインパッケージの端子には出力されていなくても、前述発明を適用することで同様の効果を奏する。
本発明の第1実施形態の電気的構成を概略的に示すブロック図 タイミングチャート システムインパッケージの内部構造を示す縦断側面図 本発明の第2実施形態について示す図1相当図 代替パターン発生制御部の構成を概略的に示すブロック図 代替パターン出力時の波形例を示すタイミングチャート 代替A/D変換値制御部の構成を概略的に示すブロック図 代替A/D変換値の波形例を示すタイミングチャート
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。図1は、システム内蔵パッケージの電気的構成のブロック図を概略的に示しており、図3は、システムインパッケージの内部配置素子の接続状態を模式的に示している。
図3に示すように、システムインパッケージ(SIP:システム内蔵型パッケージ)1内には、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略す)2、周辺素子としてのパルス発生素子3が組込まれており、これらのデバイス2および3は互いに電気的に結線されている。
図1に示すように、マイコン2はCPU(機能部に相当)4、記憶手段としてのメモリ(機能部に相当)5、周辺機能部(機能部に相当)6、デバッグ制御部7、切替部8の機能を備える。CPU4、メモリ5、周辺機能部6、デバッグ制御部7は、アドレス線、データ線、制御信号線により互いに接続されている。
パルス発生素子3は、その出力がマイコン2の端子2aを通じてマイコン2の内部に与えられるものの、その出力はパッケージ1から外部に出力不能となっている。パッケージ1には複数の端子(図示せず)が設けられているものの、パルス発生素子3の出力用には設けられていない。マイコン2は、端子2bを通じてパッケージ1の端子1bに接続されており、端子1bにはデバッグツール9が接続される。
デバッグ制御部7は、モニタ処理部7a、ブレーク制御部7b、トレース制御部7c、イベント制御部7d、代替パルス発生制御部7eとしての機能を具備している。これらの各部7a〜7eはデータ線、制御信号線により互いに接続されている。このデバッグ制御部7は、デバッグツール9によって外部からデバッグ指示が与えられたときにマイコン2内のデバッグ制御する。
イベント制御部7dは、デバッグ時においてマイコン2が動作するときの実行アドレス、データアドレス、各種データ、カウント数などの何れか一つ以上の設定条件を満たしたときにイベント発生を各部に通知する。トレース制御部7cは、デバッグ時においてイベント発生をトリガとしてデバッグトレースを開始したり、終了したりする。ブレーク制御部7bは、デバッグ時においてイベント発生をトリガとしてブレークを発生する。
前述したように、パッケージ1内に設けられたパルス発生素子3は端子2aを通じてマイコン2内に接続されており、パルス発生素子3はパルス信号を発生して切替部8に出力するが、代替パルス発生制御部7eは、パルス発生素子3のパルス信号に代わる代替パルス信号(代替信号に相当)を発生する。
代替パルス発生制御部7eは、代替パルス信号、パルス切替許可信号を発生し、切替部8に与える。切替部8は、パルス切替許可信号に応じてパルス信号と代替パルス信号とを切替えて出力し周辺機能部6に与える。周辺機能部6は、これらの何れかのパルス信号に応じて動作する。
代替パルス発生制御部7eは、パルスパターンを設定するためのパルスパターン設定レジスタ7ea、パルスパターンの有効ビットを設定するためのパルスパターン有効ビット設定レジスタ7eb、パルスパターンカウントレジスタ7ec、パルスパターンシフトレジスタ7ed、クロック選択レジスタ7eeを備える。パルスクロックの周波数データはクロック選択レジスタ7eeに記憶されており、パルスクロック周波数を選択できる。
パルスパターン設定レジスタ7ea、パルスパターン有効ビット設定レジスタ7ebはデバッグツール(ICE)9がCPU4のブレーク中に設定する。そのため、ユーザの動作プログラムから設定する必要はない。
図2は、デバッグ時における各部の動作をタイミングチャートによって示している。
デバッグツール9によりデバッグ処理が開始されるとパルスクロック信号を発生する(図2(a)参照)。パルスクロック信号が発生しているときにパルス出力が許可になる(図2の(1)参照)と、ロード許可信号がパルスクロック出力で1サイクル分アクティブになり(図2の(2)参照)、パルスパターン有効ビット設定レジスタ7ebに設定されている値(0x8(但し「0x」は16進数を表す))がパルスパターンカウントレジスタ7edにロードされる(図2(e)参照)と共に、パルスパターンシフトレジスタ7edの最下位ビット(LSB)の値が代替パルス信号として出力される(図2(h)参照)。
その後、パルスパターンカウントレジスタ7ecが1サイクル毎にダウンカウントされると共に、パルスパターンシフトレジスタ7edの値が1ビットずつ右シフトされ、そのときのパルスパターンシフトレジスタ7edの最下位ビット(LSB)の値が代替パルス信号として出力される(図2の(3)参照)。
パルスパターンカウントレジスタ7ecが0になると(図2の(4)参照)、次のサイクルでは再びロード許可信号がパルスクロック出力で1サイクル分アクティブになり(図2の(5)参照)、パルスパターン有効ビット設定レジスタ7ebの値がパルスパターンカウントレジスタ7ecにロードされる。パルスパターン設定レジスタ7eaの値がパルスパターンシフトレジスタ7edにロードされると共に、パルスパターンシフトレジスタ7edの最下位ビット(LSB)の値が代替パルス信号として出力されるようになる。
パルスパターン設定レジスタ7eaの設定値を所望の値に設定すれば、代替パルス信号を任意のタイミングで出力できる。周辺機能部6は、代替パルス信号を受信すると、この代替パルス信号に応じて動作できる。
トレース制御部7cは、トレース処理を行うことができるため、デバッグツール9によってデバッグ処理が行われるときに、代替パルス信号が周辺機能部6に入力された状態で、デバッグ用の所定のデータパターンがCPU4、メモリ5、周辺機能部6などに対して入力される前後のトレースデータを収集できる。したがって、デバッグツール9がデバッグするのに都合が良くなり、デバッグ時においてデータを効率良く収集できる。
本実施形態によれば、代替パルス発生制御部7eは、デバッグツール9によってデバッグ処理するときにパルス発生素子3のパルス信号に代えて代替パルス信号を発生し、切替部8はパルス発生素子3のパルス信号と代替パルス発生制御部7eの代替パルス信号とを切替え、デバッグするときに代替パルス信号に切替えて出力する。周辺機能部6が代替パルス信号に応じて動作することで、外部接続されたデバッグツール9によってデバッグ可能になっている。このため、パルス発生器用に別途端子を設けたり、テスト端子を設けたりすることなく、パルス発生素子3がパッケージに内蔵されたとしてもデバッグツール9を外部接続して正常にデバッグできる。
トレース制御部7cがトレース処理を開始、終了できるため、代替パルス発生制御部7eの代替パルス信号に応じてデバッグツール9がデバッグ処理する際には、トレースデータを効率良く収集できる。
(第2実施形態)
図4ないし図8は、本発明の第2実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、デバッグ制御部が、代替パルス発生制御部7eに代えて、代替パターン発生制御部7f、代替AD変換値制御部7gを具備し、さらに時間測定部7hが設けられているところにある。また、デジタル信号、アナログ信号の双方の入力に対応しているところにある。前述実施形態と同一機能を有する部分については同一符号または類似の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図4は、図1に代わる電気的構成を概略的なブロック図により示している。図4に示すように、マイコン2内には、デジタル信号を入力して各機能を実現する周辺機能部6a、周辺機能部6bが設けられている。また、マイコン2内には、切替部8に代えてデジタル信号切替部8a(パターン信号切替手段)、AD変換値切替部8b(AD変換値切替手段)が設けられている。
デジタル信号出力素子10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP等のデジタル処理可能な素子によって構成され、デジタル信号端子2cを介してマイコン2に接続されている。
デジタル信号切替部8aには、デジタル信号出力素子10からデジタル信号(パターン信号)が入力されると共に、代替パターン発生制御部7fからデジタル信号(代替パターン信号)が入力されるように接続されており、デジタル信号切替部8aは、代替パターン発生制御部7fのパターン切替許可信号による制御に基いてこれらの入力信号を切替え、当該切替信号を周辺機能部6aに出力する。周辺機能部6aは、GPIO(General Purpose Input/Output)を通じて信号入力し、当該入力信号に基いて通信処理する機能ブロックを備え、所望の機能を実現するように構成されている。
アナログ信号出力素子11は、例えば車両内に設置されたGセンサや角速度センサなどアナログ信号を出力する各種センサによって構成され、アナログ信号端子2dを介してマイコン2に接続されている。
AD変換値切替部8bには、アナログ信号出力素子11からAD変換器13を通じてデジタル信号が入力されると共に、代替AD変換値制御部7gから代替AD変換値(デジタル信号)が与えられるように接続されており、AD変換値切替部8bは、代替AD変換値制御部7gのAD変換値切替許可信号による制御に基いてこれらの入力信号を切替え、当該切替信号を周辺機能部6bに出力する。
周辺機能部6bはこのAD変換値を用いて所望の機能を実現するように構成されている。CPU4、メモリ5、周辺機能部6a、6bはバス(アドレスバス、データバス)接続されると共に制御信号線によって互いに接続されている。
デバッグ制御部7に代わるデバッグ制御部12は、前述の各制御部7b〜7dと共に、代替パターン発生制御部7f、代替AD変換値制御部7g、時間測定部7hの機能を具備する。代替パターン発生制御部7fは、任意の代替パターン信号を発生可能になっている。
図5は、代替パターン発生制御部7fの電気的構成を概略的に示しており、図6は、各機能部の動作をタイミングチャートにより示している。図5に示すように、代替パターン発生制御部7fは、代替パターン設定レジスタ7fa、有効ビット数設定レジスタ7fb、カウントレジスタ7fc、シフトレジスタ7fdによるデータ処理部7yと、クロック選択レジスタ7fe、分周回路7ff、制御レジスタ7fgを備える。
代替パターン設定レジスタ7faには、デジタル値のパターンが格納されている。この代替パターン設定レジスタ7fa内には、デバッグ時に必要となるデジタル値(デジタル信号出力素子10の出力の代替値)が所望の値で格納されている。
有効ビット数設定レジスタ7fbには、代替パターン設定レジスタ7faの下位側の(有効ビット数−1)の値が格納されている。クロック選択レジスタ7feには、分周回路7ffがクロックを分周するときの分周比の選択値が格納されている。
代替パターン発生制御部7fは、クロック選択レジスタ7feに保持された分周比選択値に応じて分周回路7ffがマイコン2から与えられるクロック信号を分周し、レジスタ処理部7yにパルスクロックを出力する(図6(a)参照)。
制御レジスタ7fgに保持された値はパターン切替許可信号としてレジスタ処理部7yおよびデジタル信号切替部8aに与えられる(図6(b)参照)。この制御レジスタ7fgは、デバッグ開始時に信号が与えられることによって記憶値が切替えられるものである。
レジスタ処理部7yは、イベント制御部7dからイベント発生が通知されると(図6(c)参照)、ロード許可信号を発生する(図6(d)参照)。ロード許可信号が発生すると、有効ビット数設定レジスタ7fbの値はカウントレジスタ7fcにロードされ(図6(e)(f)参照)、代替パターン設定レジスタ7faの値はシフトレジスタ7fdにロードされる(図6(g)(h)参照)。図6(e)、図6(g)に示す例では、有効ビット数設定レジスタ7fbには「0x8」が記憶されており、代替パターン設定レジスタ7faには、「*******111101100」として16ビット中の下位9ビットが有効に設定されている例を示している。
カウントレジスタ7fcの値は、パルスクロック出力が与えられる度にダウンカウントされ、シフトレジスタ7fdの値は、その最下位ビットから上位ビットにかけて順次代替パターン信号としてデジタル信号切替部8aを通じて周辺機能部6aに与えられるようになる(図6(i)参照)。この図6(i)に示す例では、代替パターン設定レジスタ7faに保持された16ビット記憶値について、下位9ビットの値「111101100」を代替パターン信号として、最下位ビット(LSB)から上位ビットに向けて繰り返し出力される例を示している。
図7は、AD変換値制御部7gの電気的構成を概略的に示しており、図8は、タイミングチャートを示している。
図7に示すように、AD変換値制御部7gは、代替AD変換値設定レジスタ7ga、代替AD変換値レジスタ7gd、制御レジスタ7ggを具備する。
代替AD変換値設定レジスタ7gaには、デバッグ時に必要なセンサ等の出力値(アナログ信号出力素子11の代替値)が格納される。制御レジスタ7ggは、デバッグ開始時に信号が与えられることによって記憶値が切替えられる(図8(a)のAD変換値切替許可信号参照)。
制御レジスタ7ggに保持された記憶値は、パターン切替許可信号としてAD変換値切替部8bに与えられる。AD変換値切替部8bは、通常時にはAD変換器13の出力値(AD変換値)を切替出力し、デバッグ時には代替AD変換値レジスタ7gdの記憶値に切替えて代替AD変換値を出力する。
周辺機能部6bには、AD制御レジスタ6ba、AD変換結果レジスタ6bbが設けられており、AD制御レジスタ6baに格納された値に応じてAD変換値のAD変換結果レジスタ6bbに対する格納を開始/終了する(図8(c)、図8(d)参照)。イベント制御部7dがイベントの発生を通知すると、代替AD変換値制御部7gは、代替AD変換値設定レジスタ7gaの値を代替AD変換値レジスタ7gdにロードする(図8(e)、図8(f)参照)。
周辺機能部6bは、AD制御レジスタ6baの値がAD変換器13からAD変換終了を示す値とされた時点において、前記した代替AD変換値レジスタ7gdの値を、AD変換値切替部8bを通じてAD変換結果レジスタ6bbに格納するようになる(図8(h)参照)。この場合、AD変換器13の出力は無視される(図8(g)参照)。
周辺機能部6bは、この格納された代替AD変換値を用いて各機能を実現することができ、デバッグツール9はこの周辺機能部6bなどの機能をデバッグできる。したがって、代替AD変換値設定レジスタ7gaに所望の値が格納されていれば、周辺機能部6bは代替AD変換値を任意のタイミングで利用することができ、デバッグツール9は正常にデバッグできる。
図4に示す時間測定部7hは、イベント制御部7dが発生した2つのイベント発生の間隔を測定する機能を備える。
デバッグ制御部12はデバッグツール9からデバッグ処理を行うときに、デバッグ用のデータパターンを周辺機能部6a、6bに入力させる。このとき、デバッグツール9がデバッグ処理する際に、時間測定部7hは、イベント制御部7dがイベント発生(例えば通常状態に移行)を通知してデバッグ用のデータパターンが周辺機能部6a、6bに入力されてから、再度イベント制御部7dがイベント発生(例えば割込み状態に移行)を通知するまでの間のイベント発生間の時間間隔を測定する。このように、時間測定部7hは、イベント発生間の時間間隔を正確に測定することができ、デバッグ時に必要なデータを効率良く収集できる。このような実施形態においても、前述実施形態とほぼ同様の作用効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。デジタル信号出力部10としてASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP等のデジタル処理可能な信号出力部を適用しており、アナログ信号出力部11として、Gセンサ、加速度センサなどのセンサ信号を処理可能な信号出力部を適用したが、これらの周辺素子に限られない。MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などで構成したデバイスを内蔵したシステムインパッケージに適用できる。本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
図面中、1はシステムインパッケージ(パッケージ)、2はマイクロコンピュータ、3はパルス発生素子(周辺素子、デジタル信号出力素子)、4はCPU(機能部)、5はメモリ(機能部)、6は周辺機能部(機能部)、7cはトレース制御部、7dはイベント制御部、7eは代替パルス発生制御部(代替信号発生部)、8は切替部、8aはデジタル信号切替部(切替部)、8bはAD変換値切替部(切替部)、9はデバッグツール、10はデジタル信号出力部(デジタル信号出力素子)、11はアナログ信号出力部(アナログ信号出力素子)を示す。

Claims (4)

  1. パッケージにマイクロコンピュータおよび周辺素子が互いに電気的に接続された状態で内蔵されたシステムインパッケージであって、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記システムインパッケージの外部に接続されたデバッグツールによりデバッグするときに前記周辺素子が発生する信号に代えて代替信号を発生する代替信号発生部と、
    前記周辺素子の発生信号と前記代替信号発生部の代替信号とを切替可能であると共に前記デバッグするときに前記代替信号に切替えて出力する切替部と、
    前記切替部により切替えられた代替信号が与えられる機能部とを備え、
    前記機能部が代替信号に応じて動作した状態において、前記システムインパッケージの外部に接続されたデバッグツールによってデバッグ可能に構成され
    前記マイクロコンピュータが動作するときの実行アドレス、データアドレス、データ、カウント数などの少なくとも何れか一つの条件をイベント発生条件としてイベント発生を通知するイベント制御部を備え、
    前記代替信号発生部は、前記イベント制御部からイベント発生が通知されたときに代替信号を発生するように構成され、
    前記イベント制御部からイベント発生が通知されたときにトレース処理を開始、終了するトレース制御部を備えたことを特徴とするシステムインパッケージ。
  2. パッケージにマイクロコンピュータおよび周辺素子が互いに電気的に接続された状態で内蔵されたシステムインパッケージであって、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記システムインパッケージの外部に接続されたデバッグツールによりデバッグするときに前記周辺素子が発生する信号に代えて代替信号を発生する代替信号発生部と、
    前記周辺素子の発生信号と前記代替信号発生部の代替信号とを切替可能であると共に前記デバッグするときに前記代替信号に切替えて出力する切替部と、
    前記切替部により切替えられた代替信号が与えられる機能部とを備え、
    前記機能部が代替信号に応じて動作した状態において、前記システムインパッケージの外部に接続されたデバッグツールによってデバッグ可能に構成され
    前記マイクロコンピュータが動作するときの実行アドレス、データアドレス、データ、カウント数などの少なくとも何れか一つの条件をイベント発生条件としてイベント発生を通知するイベント制御部を備え、
    前記代替信号発生部は、前記イベント制御部からイベント発生が通知されたときに代替信号を発生するように構成され、
    前記イベント制御部が発生した2つのイベント間の時間を測定する時間測定部を備えたことを特徴とするシステムインパッケージ。
  3. 前記周辺素子はデジタル信号を発生するデジタル信号出力素子を含み、前記デジタル信号出力素子の発生信号は前記システムインパッケージ内で電気的に前記マイクロコンピュータに接続され、前記発生信号は前記システムインパッケージの端子には出力されていないことを特徴とする請求項1または2記載のシステムインパッケージ。
  4. 前記周辺素子はアナログ信号を発生するアナログ信号出力素子を含み、前記アナログ信号出力素子の発生信号は前記システムインパッケージ内で電気的に前記マイクロコンピュータに接続され、前記発生信号は前記システムインパッケージの端子には出力されていないことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のシステムインパッケージ。
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