JP5592189B2 - ディジタル保護制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリアルバスを使用するディジタル保護制御装置に係り、特にディジタル入出力手段の拡張に好適なディジタル保護制御装置に関する。
従来のディジタル保護制御装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1のディジタル保護制御装置は、アナログ入力部、演算処理部、複数のディジタル入出力部、事故検出部などから構成され、演算処理部、複数のディジタル入出力部、事故検出部の間はシリアルバスで結合されて信号伝送が行われている。
またシリアルバスを用いた信号伝送のために、アナログ入力のサンプリング周期内を一定時間ごとに複数に分割し、分割された複数期間を各ディジタル入出力部との間の信号伝送時間に割り当てている。このため、シリアルバスの通信の管理は、特定の管理者が行うのではなく、各ディジタル入出力部がサンプリング周期で定まる始点からの経過時刻ごとに自己の通信タイミングを判断し、通信処理を実行する。
特開2007−267455号公報
上記技術においては、装置設置後の増設が困難であった。例えば、保護制御装置を変電所などに据付設置した後に、回線増設などの系統構成の変更やシステム変更に伴い、設備拡張が必要になることがある。新設回線のために保護制御装置を一式追加するのであれば支障は生じないが、保護制御装置を収納している既設の保護制御盤内に、新たに機能追加して対応することがある。
この場合に、保護制御盤内ではアナログ入力部に新たな入力を取り込み、演算処理部や事故検出部に新規プログラム・シーケンスを追加し、ディジタル入出力部を追加することになるが、第1に収納空間を必要とする。アナログ入力部や、演算処理部、事故検出部では収納空間の増加はさほど問題とならないが、ディジタル入出力部の場合にはこれを収納する基板の設置場所が必要である。
次に、収納空間としての場所が確保できたにしても、ディジタル入出力部の場合には、第2に時間空間が必要である。つまり、シリアルバス信号伝送のために、サンプリング周期内を一定時間ごとに複数に分割して各ディジタル入出力部との間の信号伝送時間に割り当てているが、追加したディジタル入出力部のための信号伝送時間枠が必要である。
また、ディジタル入出力部の機能拡張を現地で実施する場合、ソフトウェアの変更が伴うため、追加したディジタル入出力部のみの確認ではなく、ディジタル保護制御装置全体の確認が必要となり、コスト面及び品質面においてもシステムの柔軟な機能拡張が困難であった。
以上のことから、本発明においては機能拡張性能に優れた保護制御装置を提供することを目的とする。
本発明のディジタル保護制御装置は、電力系統機器からの状態情報を取込むディジタル入力処理及び、系統機器に対する操作出力を出力するディジタル出力処理を行う複数のディジタル入出力手段と、電力系統のアナログ情報を一定周期でサンプリングして得た情報から電力系統の故障を検知する保護制御演算を行う保護演算手段と、保護演算手段と複数のディジタル入出力手段との間に設けられ信号伝送を行うシリアルバスとを備え、サンプリングの一定周期内を、通常使用期間と、予備期間に分割し、保護演算手段と複数のディジタル入出力手段の間のシリアルバスを使用する信号伝送を通常使用期間に実行し、後日にディジタル入出力手段を増設追加したときの保護演算手段と増設したディジタル入出力手段の間のシリアルバスを使用する信号伝送を予備期間に実行する。
なお、サンプリングの一定周期内を、一定時間間隔で分割し、複数のディジタル入出力手段はサンプリングの始点からの自己に約束された時間経過後に信号伝送を開始するのがよい。
また、複数のディジタル入出力手段は、それぞれ固有のアドレスを付与されて保護演算手段との間の信号伝送を実行すると共に、アドレスに応じて自己が通信開始するサンプリングの始点からの待機時間を決定するのがよい。
また、サンプリングの一定周期内を、一定時間間隔で分割し、かつ複数のディジタル入出力手段にそれぞれ固有のアドレスを付与すると共に、増設されたディジタル入出力手段は、自己に付与されたアドレスに応じて自己が通信開始するサンプリングの始点からの待機時間を決定するのがよい。
また、複数のディジタル入出力手段の中に、同じアドレスを付与されたディジタル入出力手段を含んでもよい。
本発明によれば、機能拡張性能に優れたディジタル保護制御装置とすることができる。
シリアルバス上のディジタル入出力手段の動作タイミングを示す図。 シリアルバス結合されたディジタル保護制御装置の構成を示す図。 シリアルバス結合されたディジタル保護制御装置の他の構成を示す図。 ディジタル入出力手段の具体的なブロック構成を示す図。 増設前のサンプリング周期T0内の時間分割状況を示す図。 増設後のサンプリング周期T0内の時間分割状況を示す図。 接点増幅時のディジタル入出力手段の構成を示す図。 接点増幅時のディジタル入出力手段のタイミング制御を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、その内部がシリアルバス結合されたディジタル保護制御装置の構成例を示す。図2のディジタル保護制御装置は、電力系統から電圧・電流信号を取込み、電圧変換する入力変換器1d、入力変換器1dからのアナログ信号をディジタル変換し、このデータを用いて予め定めた保護演算処理に基づき演算する主検出保護演算手段1a、入力変換器1dからのアナログ信号をディジタル変換し、このデータを用いて予め定めた保護演算処理に基づき演算する事故検出保護演算手段1c、演算手段1a、1cからの指令に基づいて、外部機器(例えば遮断器CB)へ操作信号31を発するとともに外部機器からの情報(例えば遮断器接点情報30)を取り込む複数のディジタル入出力手段1b、演算手段1a、1cと、複数のディジタル入出力手段1bの間を接続する主検出用シリアルバス1g、事故検出用シリアルバス1hなどから構成されている。
なお、主検出保護演算手段1aと事故検出保護演算手段1cは、それぞれ独立に動作するとともに疎結合した情報伝送手段1iを経由して、整定値や設定値等の情報を受け渡しするように構成されている。
図3にも、その内部がシリアルバス結合されたディジタル保護制御装置の構成例を示す。図3が図2のディジタル保護制御装置と相違する点は、演算手段1a、1cと複数のディジタル入出力手段1bの間を接続するシリアルバスが1組1gとされた点である。このように構成することで、より少ない構成要素でコストを抑えた保護制御装置を構成することができる。本発明のシリアルバスを用いた伝送はどちらの場合であっても可能であるが、以下の説明では図2の二重バス構成とすることを念頭において説明する。
次に演算手段1a、1cと複数のディジタル入出力手段1bの間のシリアルバスを用いた伝送について説明するが、その前にディジタル入出力手段1bについて述べておく。
図1、図2のディジタル入出力手段1bには、それぞれ、各手段のアドレスをユニークに認識するためのアドレス情報格納手段3cと、このアドレス情報を設定するための設定手段(例えばジャンパ設定手段やロータリスイッチ手段)100を備えている。図の例では、ディジタル入出力手段1bが5台設備され、それぞれ上から#1、#2、#3、#4、#5とアドレスが定められている。ディジタル入出力手段1bは、その1台で例えばディジタル出力が16チャネル、ディジタル入力が32チャネル取り扱える機能を持ち、標準化された構成とされている。このディジタル入出力手段1bをディジタル出力部として使用する場合(#1、#2、#5)には、その後段に外部機器(遮断器CB)へ接点出力するための出力手段1fを設置し、逆にディジタル入力部として使用する場合(#3、#4)には、遮断器CBの接点情報30を取り込むように機能する。
なお、ディジタル入出力手段1bは、図2に示すように、主検出用シリアルバス1gと事故検出用シリアルバス1hの双方のシリアルバスに接続されるように構成しているが、どちらか一方に接続しても構わない。双方のシリアルバスに接続したときには、双方の情報が入手できるために、ディジタル入出力手段1bの中で、主検出と事故検出のAND条件を組みことが容易にできる。
図4に、ディジタル入出力手段1bの具体的なブロック構成例を示す。図4において、ディジタル入出力手段1bは、シリアルバス1g及び1hよりデータ転送用信号を取り込み、シリアルバスインタフェース回路(例えばパルストランス)3a、ドライバ/レシーバ回路3bを経由しシリアルバスコントローラ3dにシリアルデータを渡す。シリアルバスコントローラ3dは、アドレス情報格納手段3cのアドレス情報に従い、シリアルバス経由で送られてくる信号が自アドレスか否かの判断を実施し、自アドレスである場合、該信号をシリアルバスコントローラ3d内に取り込む。
さらに図4に示すように、上記した回路(3a乃至3d)を、主検出用と事故検出用の2回路を並列構成して備え、それぞれのシリアルバスコントローラ3dから、論理処理手段3eに対して出力し、論理処理手段3eでは主検出用と事故検出用の2回路のAND条件にて、外部に対し31aとして出力する。あるいは、各シリアルバスコントローラ3dから、31b、31cとして別個に外部出力する。
また、外部機器からの接点情報30c、30dを取り込んでコントローラ3dに入力し、ドライバ/レシーバ回路3bと、シリアルバスインタフェース回路3aを介して、シリアルバス1gまたは1hに信号出力するように機能する。
図2、図4のように構成されたシリアルバス1g、1hを用いた伝送は、演算手段1a、1cと複数のディジタル入出力手段1bの間で、予め定めた時間にサイクリックに実行される。
図1は、シリアルバス1g、1hに接続したディジタル入出力手段1bの動作タイミング例を示す。図1において、4aは保護制御装置がアナログ入力をサンプリング入力するときの出力周期タイミングT0であり、例えば交流系統電圧の電気角30°相当の時間とされ、この間隔でサンプリングが行われる。50Hz系統の場合、サンプリング周期T0は、1.67ms程度である。
本発明の実施例では、この期間T0を、通常使用期間T2と、予備期間T3の二つの期間に分割して使用する。なお、期間T0とは、厳密には4aのパルスの立下りから、次のパルスの立ち上がりまでの期間を意味している。ここでは、T2=T3にしたものとする。通常使用期間T2は、更にN分割される。分割数Nは、図2においてシリアルバスに接続されたディジタル入出力手段1bの台数Mを考慮して定められる。但し、M≦Nとされる。N分割されたときの期間T1は、この期間内で演算手段1a、1cと1台のディジタル入出力手段1bの間の全ての伝送が完結できるだけの十分な長さの期間である必要がある。なおここで、全ての伝送とは、1台のディジタル入出力手段1bが取り扱う例えばディジタル出力16チャネル、ディジタル入力32チャネルの処理に必要な情報を伝送するに十分な時間を意味している。
N分割されたあとのN個の期間T1は、それぞれM個のディジタル入出力手段1bとの間の交信期間とされる。図1の4b〜4dは、それぞれ、#1ディジタル入出力手段1b〜#Mディジタル入出力手段1bの交信に割り当てられている。従って、各ディジタル入出力手段1bの交信は、期間T0の周期で、更新期間T1を用いてサイクリックに実行される。
なお、予備期間T3についても同様に、期間T1単位で分割しておくが、増設前にはこの区間での信号送信は行わない。従って、期間T2=T3とし、かつM=Nとした事例として図1を想定すると、ディジタル入出力手段1bの個数Mは#1から#5までの5台である。このことは、通常の使用状態では、通常使用期間T2を用いて1つの演算手段と5台のディジタル入出力手段1bの間で、順次サイクリック伝送を実行し、その後の予備期間T3では交信を行なわない待機状態としていることを意味する。
図5は、以上説明したサンプリング周期T0内の時間分割状況を示しており、2分割した前半の通常使用期間T2では、個々の交信時間T1内で、順次ディジタル入出力手段#1から#5までの5台と順次信号伝送を行う。最初のT1時間で#1の交信を行い、次のT1時間で#2の交信を行う。この場合には、#5の交信を行った時点で、通常使用期間T2が終了する。2分割した後半の予備期間T3は、個々の交信時間T1内で、順次ディジタル入出力手段予備#1から予備#5までの5台と順次信号伝送を行えるように交信時間枠だけが設定されているが、信号伝送は行わない。
各ディジタル入出力手段1bは、図1の出力周期タイミング4aをトリガにして、期間T2内では順次時間T1ごとにシリアルバスのバスアクセス制御権を取得するようにタイムスロット制御し、データ出力またはデータ入力処理を実行する。本制御方式によれば、それぞれマッピングした情報が時間T1毎に順次、バスアクセス権を取得しながら、すなわち、予め定めた時間でサイクリックに回りながらデータを共有メモリに書込みあるいは外部へ出力するように動作させるように制御する。
なお、図5の例では通常使用期間T2と、予備期間T3を前後に分けて配置したが、任意に配分できる。T2とT3の前後を逆にしてもよいし、あるいは通常使用期間T2と予備期間T3を時間T1の連続する塊とせず、ばらばらに配置してもよい。個々のディジタル入出力手段1bが、サンプリング周期の中で自己が通信開始するタイミングを認識できれば、どこに、どんな形で予備期間T3が配置されてもよい。
本発明の実施例に係る保護制御装置内のシリアルバスの使用時間枠は上記のように予め設定されている。これに対し保護制御装置を変電所などに据付設置した後に、回線増設などの系統構成の変更やシステム変更に伴い拡張の必要性が生じた場合には次のように対応する。
この拡張は、図2の保護制御装置が収納されている保護制御盤内のボード収納部分に予め予備のボードを収納できる空間を確保して置き、ここに新たなディジタル入出力手段1eを拡張設置し、シリアルバス1g、1hと接続し、増設したディジタル入出力手段1eのバスアクセス制御権(交信時間枠の設定)を、図5の予備期間T3の予備スロットである予備#1から予備#5までに割り振ることで達成される。図6は、増設数が5台である場合のサンプリング周期T0内の時間分割状況を示しており、T2時間に続くT3時間の枠内で、増設した5台のディジタル入出力手段1eのデータ伝送を逐次実行する。
この拡張作業にあたり、ディジタル入出力手段1eを搭載するボードの収納部に沿ってシリアルバス1g、1hを配置しておき、ボードを収納部に装着することで、シリアルバス1g、1hと接続されるように構成するのがよい。また、アドレス情報設定手段100によりアドレス情報格納手段3cにアドレス情報を書き込むが、アドレスとして単なる連続番号を付与するのがよい。この場合には、増設ディジタル入出力手段1eに対して#6を設定したときには、周期T0の始点から5(=6−1)*T1時間経過を持って通信開始するといった、シリアルバス運用上の規約を簡単に設定することができる。なお、増設したディジタル入出力手段1eにシリアルバス運用上の待機時間を認識させるために、アドレスを用いるのは有効であるが、所定の約束に従って待機時間を決定できればよいので連続番号以外の方法も採用可能である。
なお、保護制御装置が回線増設などの拡張に対応するには、信号取り込み部分、演算部内の演算プログラム・シーケンス、出力部分についても見直しを必要とするがこれらは適宜実行されるものとする。これらの拡張用作業完了後には、拡張されたディジタル入出力手段1eの交信は、時間T3内において、順次時間T1ごとにタイムスロット制御し、データ出力またはデータ入力処理を実行することができる。
このように、予め拡張用の予備を含めて、時間T0周期毎にタイムスロット制御するようにすることで、拡張が必要になった場合でも、既に設定されている既存のディジタル入出力手段のタイムスロット制御、すなわち、出力更新時間に影響なく追加構成することが可能であり、システム性能を低下させることなく拡張が可能である。
また、このような構成により、入力変換器1d以外の要素を二重化することで部品単一不良時でも誤動作することがなく、ディジタル入出力手段1bを容易に拡張することができる。
さらに、上記した主検出用シリアルバス1gと事故検出用シリアルバス1hを介して拡張部も含めてサイクリックにデータ転送することで入出力信号転送の遅れ時間を予め定めた時間以内にすることができる。すなわち、ハードリアルタイム性能を確保することができ、保護制御装置に必須な規定された動作時間以内での動作を確実にすることができる。
当然ながら、機能拡張する場合においても、拡張部も含めて予め定めた時間にサイクリックにデータ転送することでハードリアルタイム性能を確保し、保護制御装置に必須な規定された動作時間以内での動作を確実にすることができることは言うまでもないことである。
以上の説明においては、ディジタル入出力手段1eを後日追加し、シリアルバス上の予備期間T3を用いた新たな信号伝送を実施する拡張事例について説明したが、後日の増設ではディジタル入出力手段1eのみを使用し、シリアルバス上の予備期間T3を使用しない拡張が可能である。これは、接点増幅に使用する例であり、後日に例えば表示用の情報が必要になった場合に、接点増幅して使用するような場合である。
図7及び図8には、出力増幅拡張構成時のディジタル入出力手段の構成例及びタイミング制御例をそれぞれ示す。
図7において、当初はシリアルバス1gにディジタル入出力手段1bが接続され、さらにディジタル入出力手段1bに外部機器へ接点出力するための出力手段1fが接続されている。ここで、ディジタル入出力手段1bのアドレス情報格納部3cには#1が設定されているものとし、この#1ディジタル入出力手段1bについて、接点増幅を行いたいものとする。
後日の接点増幅の場面では、ディジタル入出力手段1eと出力手段1fを追加するが、ここで追加したディジタル入出力手段1eのアドレスは、#1ディジタル入出力手段1bと同じアドレスとする。
このように構成することで、例えば図8の4hに示すように、既存のディジタル入出力手段1bの出力4bと同タイミングで出力できることが容易に理解できる。
これにより、既存の保護制御装置の制御プログラムを変更せず、ディジタル入出力手段1eを追加することのみで出力(例えば接点出力)を容易に増幅することが可能であり、その容易さのメリットは非常に大きい。
特に制御プログラムを変更する必要がないため、変更のための確認作業が不要であり変更による既存部の影響を皆無にすることができるので、品質確保の面から見ても非常に有利である。
以上説明した拡張手法によれば、全体の入出力情報更新枠組みを変更することなく、ディジタル入出力手段を容易に拡張できる。さらに、装置納入後にディジタル入出力手段のみを追加する場合、全体の更新時間に影響しないので、変更部以外の確認を省略することができ、変更部の確認時間を極めて短くできる。さらに、アドレスを同一アドレス設定することで、全体処理に全く影響を与えず出力接点を容易に増幅できるため、装置構成の変更及び検証を信頼度高く実施できるので、変更作業の効率を大幅に向上できる。
設備拡張が簡便に行えるのでシリアルバス方式の保護継電装置に広く採用することができる。
1a:保護演算手段(主検出側)
1b:ディジタル入出力手段(主検出及び事故検出)
1c:保護演算手段(事故検出側)
1d:入力変換器
1e:拡張用ディジタル入出力手段(主検出及び事故検出)
1f:出力手段
1g:主検出用シリアルバス
1h:事故検出用シリアルバス
1i:主検出と事故検出用間の情報伝送手段
100:アドレス情報設定手段
3a:シリアルバスインタフェース回路
3b:ドライバレシーバ回路
3c:アドレス情報格納手段
3d:シリアルバスコントローラ
3e:論理処理手段

Claims (5)

  1. 電力系統機器からの状態情報を取込むディジタル入力処理及び、前記系統機器に対する操作出力を出力するディジタル出力処理を行う複数のディジタル入出力手段と、電力系統のアナログ情報を一定周期でサンプリングして得た情報から電力系統の故障を検知する保護制御演算を行う保護演算手段と、該保護演算手段と前記複数のディジタル入出力手段との間に設けられ信号伝送を行うシリアルバスとを備えたディジタル保護制御装置において、
    前記サンプリングの一定周期内を、通常使用期間と、予備期間に分割し、前記保護演算手段と前記複数のディジタル入出力手段の間の前記シリアルバスを使用する信号伝送を前記通常使用期間に実行し、後日に前記ディジタル入出力手段を増設追加したときの前記保護演算手段と前記増設したディジタル入出力手段の間の前記シリアルバスを使用する信号伝送を前記予備期間に実行することを特徴とするディジタル保護制御装置。
  2. 請求項1記載のディジタル保護制御装置において、
    前記サンプリングの一定周期内を、一定時間間隔で分割し、前記複数のディジタル入出力手段は、前記サンプリングの始点からの自己に約束された時間経過後に信号伝送を開始することを特徴とするディジタル保護制御装置。
  3. 請求項2記載のディジタル保護制御装置において、
    前記複数のディジタル入出力手段は、それぞれ固有のアドレスを付与されて前記保護演算手段との間の信号伝送を実行すると共に、前記アドレスに応じて自己が通信開始する前記サンプリングの始点からの待機時間を決定することを特徴とするディジタル保護制御装置。
  4. 請求項1記載のディジタル保護制御装置において、
    前記サンプリングの一定周期内を、一定時間間隔で分割し、かつ前記複数のディジタル入出力手段にそれぞれ固有のアドレスを付与すると共に、前記増設されたディジタル入出力手段は、自己に付与された前記アドレスに応じて自己が通信開始する前記サンプリングの始点からの待機時間を決定することを特徴とするディジタル保護制御装置。
  5. 請求項3または請求項4記載のディジタル保護制御装置において、
    前記複数のディジタル入出力手段の中に、同じアドレスを付与されたディジタル入出力手段を含むことを特徴とするディジタル保護制御装置。
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