JP5563799B2 - 凹凸パターン検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸パターン検出装置に関する。
従来、対象物表面の凹凸パターンを検出する装置として、プリズムを利用したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載された指紋パターン入力装置では、指を接触させる指接触面を上面に有する三角柱形状のプリズムと、プリズムの斜め下に配置され、プリズムの指接触面に向かって光を照射する光源と、プリズムの指接触面で反射された反射光から指紋の画像を検出するカメラと、を備えている。
しかしながら、前述の指紋パターン入力装置では、プリズムの指接触面に対して光が斜めから照射されて、その反射光も指接触面の斜め方向に出射されるため、検出された指紋の画像は指紋を斜めから見たものとなり、正面から見た場合と比べて画像が歪んでしまうという問題があった。そこで、このような問題を解決するために、プリズムに代えてファイバ光学プレートを利用した装置が知られている(例えば、特許文献3〜7参照)。
特許文献3に記載された指紋検出装置は、指が置かれる入力端面と入力端面に平行な出力端面とを有するファイバ光学プレートと、入力端面側に設けられ、指に向かって光を照射する光源と、出力端面側に設けられ、指を透過した光から指紋を撮像するCCDカメラと、を備えている。この指紋検出装置では、指を透過した光を利用して指紋を撮像することにより、指紋を正面から見た画像を得ることが可能になる。
特開昭62−212892号公報 特開昭55−13446号公報 特許第3461591号公報 特開平7−171137号公報 米国特許第4,932,776号明細書 米国特許第4,785,171号明細書 特開平6−300930号公報
ところで、前述した特許文献3の指紋検出装置においては、手の掌紋等の厚みのある対象物表面の凹凸パターン検出に用いる場合、光が対象物を透過する必要があるため、対象物の厚みに応じて画像のコントラストが低下する。このため、対象物の厚みの影響で検出結果にばらつきが生じてしまい、これによって凹凸パターン検出の信頼性が低下する虞があった。
そこで、本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、信頼性の高い凹凸パターン検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、対象物表面の凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出装置であって、複数の光ファイバの第1の端面により構成され、対象物表面が接触させられる第1の面、及び、複数の光ファイバの第2の端面により構成され、第1の面に略平行な第2の面を有するファイバ光学プレートと、ファイバ光学プレートの第2の面側に配置され、第2の面に対して光を照射する照射手段と、ファイバ光学プレートの第2の面側に配置され、第2の面から出射された光に基づいて凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出手段と、を備え、複数の光ファイバの光軸は、第2の面と略直交する所定の面内において第2の面から一方向回りに90°未満の第1の角度をなすように傾斜し、照射手段は、所定の面内において第2の面から他方向回りに90°未満の第2の角度をなす方向から第2の面に対して光を照射し、第1の角度と第2の角度とは、第2の面から光ファイバのコアに入射した光が光ファイバのクラッド内に入り込むように設定されていることを特徴とする。
本発明に係る凹凸パターン検出装置では、照射手段が第2の面に対して光を照射すると、第2の面から第1の面に向かって光が伝播され、第1の面と接触する対象物表面の凸部では光が散乱又は吸収され、第1の面と接触しない対象物表面の凹部では第1の面で光が反射される。これにより、対象物表面の凹凸パターンが反射光の明暗として現れるので、画像として凹凸パターンを検出することができる。従って、この凹凸パターン検出装置によれば、光が対象物を透過する必要がないので、対象物の厚みの影響で画像のコントラストが低下することを避けることができる。これによって、十分なコントラストの画像を検出することができるので、凹凸パターン検出の信頼性の向上を図ることができる。
本発明に係る凹凸パターン検出装置においては、第1の角度は、63°〜73°の範囲内の角度であり、且つ、第2の角度は、5°〜30°の範囲内の角度であることが好ましい。
本発明に係る凹凸パターン検出装置においては、ファイバ光学プレートの第2の面には、照射手段の光を透過する補強部材が設けられていることが好ましい。この場合、補強部材によりファイバ光学プレートを補強することができるので、装置の長寿命化を図ることができる。しかも、照射手段の光及び反射光を透過する補強部材をファイバ光学プレートの第2の面側に配置することで、凹凸パターンの検出精度への影響を最小限に抑えることが可能となる。また、簡易な構造で耐久性の向上を実現できるので、装置の低コスト化に有利である。
本発明に係る凹凸パターン検出装置においては、ファイバ光学プレートの第1の面は、所定の面と略平行な方向から見た場合に、凸状となる第1の曲面を有していることが好ましい。第1の曲面を対象物表面、例えば掌に沿って形成することで、凹凸パターン検出時に、対象物表面を第1の面に密着させやすくなるので、検出精度の向上を図ることができる。
本発明に係る凹凸パターン検出装置においては、ファイバ光学プレートの第1の面は、所定の面と略平行な方向から見た場合に、凹状となる第2の曲面を有していることが好ましい。第1の曲面を対象物表面、例えば指の表面に沿って形成することで、凹凸パターン検出時に、対象物表面を第1の面に密着させやすくなるので、検出精度の向上を図ることができる。
本発明によれば、信頼性の高い凹凸パターン検出装置を提供することができる。
本発明による凹凸パターン検出装置の第1の実施形態を示す概略側面図である。 図1のスラントFOPを示す拡大断面図である。 従来のプリズム式凹凸パターン検出装置により検出された指紋を示す図である。 図1の凹凸パターン検出装置により検出された指紋を示す図である。 (a)は、画像検出可能範囲の測定状況を示す側面図である。(b)は、画像検出可能範囲の測定状況を示す正面図である。(c)は、画像検出可能範囲の測定状況を示す下面図である。 照射角度が20°の場合の画像検出可能範囲の角度とスラント角との関係を示すグラフである。 照射角度が20°の場合の画像検出可能範囲の角度とスラント角との関係を示す図である。 照射角度が30°の場合の画像検出可能範囲の角度とスラント角との関係を示すグラフである。 照明中心のコントラストと照明角度及びスラント角との関係を示すグラフである。 第2の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す概略側面図である。 第3の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す概略側面図である。 図11の凹凸パターン検出装置を示す概略下面図である。 図11の凹凸パターン検出装置を示す概略正面図である。 図11のXIV−XIV線に沿った断面図である。 図11の凹凸パターン検出装置における画像検出可能範囲を説明するための概略側面図である。 図11の凹凸パターン検出装置における画像検出可能範囲を説明するための断面図である。 図11の凹凸パターン検出装置により検出された掌紋の写真である。 第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す概略側面図である。 図18の凹凸パターン検出装置を示す概略下面図である。 図18の凹凸パターン検出装置を示す概略正面図である。 第5の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す概略側面図である。 図21の凹凸パターン検出装置を示す概略下面図である。 図21の凹凸パターン検出装置を示す概略正面図である。 (a)は、第6の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す概略側面図である。(b)は、(a)の凹凸パターン検出装置を示す概略正面図である。 (a)は、図24(a)のXXIVa−XXIVa線に沿った断面図である。(b)は、図24(b)のXXIVb−XXIVb線に沿った断面図である。 (a)は、画像検出可能範囲の角度幅を説明するための図25(a)に対応する断面図である。(b)は、画像検出可能範囲の角度幅を説明するための図25(b)に対応する断面図である。 図24の凹凸パターン検出装置により検出された回転指紋を示す図である。 (a)は、第7の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す図25(a)に対応する断面図である。(b)は、(a)の凹凸パターン検出装置を示す図25(b)に対応する断面図である。 (a)は、第8の実施形態に係る凹凸パターン検出装置を示す図24(a)に対応する断面図である。(b)は、(a)の凹凸パターン検出装置を示す図24(b)に対応する断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る凹凸パターン検出装置1は、指表面の凹凸パターンである指紋を検出するものであり、指2と接触する入力端面(第1の面)4を上面に有するスラントファイバ光学プレート(以下、スラントFOPという)3を備えている。
スラントFOP3は、束ねて一体化させた複数の光ファイバ6をプレート状に形成したいわゆるファイバ光学プレート(ファイバオプティクプレート、FOP)の一種である。ファイバ光学プレートは、数μm径のシングルファイバを例えば数先万本束ね融着(例えば、加熱、加圧により)した光学素子である。シングルファイバは一般的には光を伝達するコアガラスとそれを被覆するクラッドガラス及びコアガラスから漏れた光を吸収する吸収体(E.M.A.)ガラスの3種類から構成されている。シングルファイバはコアガラスとクラッドガラスの屈折率の差によりその境界で全反射が起こり、光を伝達する。最大受光角以上の角度で入射した光は全反射を起こさず、ファイバ外に逃げてしまうがクラッドガラスの周囲に配置された吸収体ガラスで吸収される。そのため解像度を低下させることなく光学像の伝達が可能である。
スラントFOP3は、複数の光ファイバ6と、光ファイバ6の間に配置され、光ファイバ6から漏れた光を吸収する吸収体7と、から構成されている。また、光ファイバ6は、コア8と、コア8の周囲を覆うクラッド9と、から構成されている。
スラントFOP3は、複数の光ファイバ6の上端面(第1の端面)により構成された入力端面4と、複数の光ファイバ6の下端面(第2の端面)により構成された出力端面(第2の面)5と、を有している。スラントFOP3は、厚みが一定となるように形成されており、入力端面4と出力端面5とは、互いに平行となっている。
また、スラントFOP3は、光ファイバ6の光軸Rfを含み且つ出力端面5と略直交する所定の法線面内で、光ファイバ6の光軸Rfと出力端面5とのなす角度が所定のスラント角α(第1の角度)となるように形成されている。スラント角αは、90°未満の角度である。また、法線面は、図1及び図2の紙面に相当する。
ここで、出力端面5に対して光ファイバ6の光軸Rfが傾く方向を図2の矢印Sで示す。以下、この方向を光軸傾斜方向Sという。スラントFOP3の入力端面4上には、指先が光軸傾斜方向Sを向くように指2が置かれる。
スラントFOP3の出力端面5側には、出力端面5に対して光を照射する照射光源(照射手段)10と、出力端面5から出射した光に基づいて指紋の画像を検出するCCD[Charge Coupled Device]カメラ(凹凸パターン検出手段)11と、が配置されている。
照射光源10としては、白熱電球、放電灯、LED[Light Emitting Diode]、有機EL[Electro Luminescence]、レーザー等が用いられる。この照射光源10は、スラントFOP3の出力端面5側で、スラントFOP3から見て光軸傾斜方向Sに配置されている。照射光源10は、法線面内で、光を照射する方向と出力端面5とのなす角度が所定の照射角度β(第2の角度)となるように配置されている。照射角度βは、90°未満の角度である。
CCDカメラ11は、スラントFOP3の真下に配置されており、入力端面4上に置かれた指2の指紋全体を正面から撮像する。また、CCDカメラ11は、照射光源10よりも下側に配置されている。
次に、凹凸パターン検出装置1におけるスラントFOP3のスラント角αと照射光源10の照射角度βとの関係について説明する。
この凹凸パターン検出装置1では、出力端面5から光ファイバ6のコア8に入射した光がクラッド9内に入り込むクラッド入射条件を満たすように、スラントFOP3のスラント角α及び照射光源10の照射角度βが設定されている(図2の矢印A参照)。このように設定された凹凸パターン検出装置1では、照射光源10が出力端面5に対して照射した光が光ファイバ6におけるファイバ伝送の主体とならない。すなわち、この凹凸パターン検出装置1では、出力端面5からコア8内に入射した光は、コア8とクラッド9との境界面で全反射されずにクラッド9内に入り込んで散乱する。散乱した光の一部は吸収体7に吸収され、吸収体7に吸収されなかった光の一部は、スラントFOP3内を進行して入力端面4へと到達する。
具体的には、厚さが1mm、ファイバサイズが6μm、開口数が1、コア8の屈折率が1.82、クラッド9の屈折率が1.495のスラントFOP3において、スラント角αが68°、且つ、照射角度βが法線Nから24°〜90°の範囲内の角度であればクラッド入射条件を満たし、光がクラッド9内に入り込んで散乱する。
一方、スラント角αと照射角度βとがクラッド入射条件を満たさない場合、照射光源10が出力端面5に対して照射した光は、光ファイバ6におけるファイバ伝送の主体となる。すなわち、照射光源10が出力端面5からコア8内に入射させた光は、光ファイバ6のコア8とクラッド9との境界面で全反射され、コア8内を進行して入力端面4へと伝送される(図2の矢印B参照)。
具体的には、厚さが1mm、ファイバサイズが6μm、開口数が1、コア8の屈折率が1.82、クラッド9の屈折率が1.495のスラントFOP3において、スラント角αが68°、且つ、照射角度βが法線Nから0°以上24°以下の角度の場合、クラッド入射条件を満たさず、光がコア8内を進行する。なお、図2の矢印Cは、スラントFOP3の側方から照射された出力端面5に平行な方向の光がクラッド入射条件を満たさない場合があることを示している。
以上の構成を有する凹凸パターン検出装置1では、照射光源10が照射した光が出力端面5から入射して入力端面4に到達すると、入力端面4と接触する指表面の凸部では光が散乱又は指2内に吸収され、入力端面4と接触しない凹部では入力端面4で光が反射される。これによって、指表面の凹凸パターンである指紋が反射光の明暗として現れるので、CCDカメラ11により画像として指紋の検出を行うことができる。このように、凹凸パターン検出装置1によれば、指紋検出時に光が指2を透過する必要がないので、指2の厚みの影響で画像のコントラストが低下することを避けることができる。しかも、照射光源10の照射した光はクラッド入射条件を満たすので、指紋の凹凸に応じた反射光の明暗が明確に現われ、これによって十分なコントラストの画像を検出することができる。従って、この凹凸パターン検出装置1によれば、凹凸パターン検出の信頼性の向上を図ることができる。
また、この凹凸パターン検出装置1によれば、プリズムに代えてスラントFOP3を採用しているので、入力端面4上に指の油等の汚れが付着しても、指紋検出の精度が低下することを防ぐことが可能となる。すなわち、図3に示されるように、プリズムに指を押し付けて指紋を採取する方法では、指の水分に起因する全反射条件の変化を利用して指紋を検出するため、入力端面4上に付着した指の油等の影響で検出対象の指紋Mの他、残留指紋Nが検出されてしまう。これに対して、図4に示されるように、凹凸パターン検出装置1では、スラントFOP3を採用しているので、入力端面4上に付着した汚れの影響を受けにくく、検出対象の指紋Mのみを精度良く検出することが可能となる。また、プリズムに代えてスラントFOP3を採用することは、装置の小型化及び軽量化に有利である。
ここで、クラッド入射条件を満たすスラント角αと照射角度βとの関係について測定結果に基づき説明する。まず、スラント角α及び照射角度βの変化に伴う画像検出可能範囲の変化の測定結果について説明する。画像検出可能範囲とは、出力端面から出射された光に基づいてCCDカメラが十分なコントラストの画像を検出可能な範囲である。
まず、測定条件について説明する。この測定では、スラントFOPとして、厚さが1mm、ファイバ径が6μm、開口度が1の浜松ホトニクス株式会社製FOPを使用した。また、照射光源として、林時計工業株式会社製LA−150TXのファイバーライトを使用した。このファイバーライトは、定格電圧がAC100/120V、定格消費電力が180W、定格周波数が50/60Hz、ランプ消費電力が150W(15V)である。CCDカメラとしては、光学サイズが1/2インチで画素数が200万のものを使用した。また、CCDカメラのレンズとしては、CCTV[Closed Circuit Television]用のCマウントで、F値が1.4、焦点距離が25mmのものを使用した。
図5(a)〜(c)に示されるように、この測定では、コントラスト比較のため、スラント角が68°の標準スラントFOP12と任意のスラント角αを有する測定用スラントFOP13とを横に並べて配置した。同様に、照射角度を20°で固定した標準照射光源14と照射角度βが調整可能な測定用照射光源15とを、スラントFOP12,13の出力端面側で、且つスラントFOP12,13から見て光軸傾斜方向Sに配置した。この測定では、測定用スラントFOP13のスラント角α及び測定用照射光源15の照射角度βを変更し、標準スラントFOP12に対する標準照射光源14の光の反射光の画像を基準として、画像検出可能範囲内であるか否か、すなわち十分なコントラストの画像が検出可能か否かについて目視で判定した。
標準照射光源14及び測定用照射光源15については、照射する光が平行光に近づくように調整を行った。具体的には、照射光の直径が照射光源の直近で直径20mm、照射光源から70mm離れた位置で直径15mm、100mm離れた位置で直径20mmとなるように調整した。標準照射光源14の光は、標準スラントFOP12と測定用スラントFOP13との境界線を跨ぐ範囲に照射され、その照射中心T1は該境界線上に位置している。また、標準照射光源14と照射中心T1との距離を80mmとした。同様に、測定用照射光源15の光は、標準スラントFOP12と測定用スラントFOP13との境界線を跨ぐ範囲に照射され、その照射中心T2は該境界線上に位置している。また、測定用照射光源15と照射中心T2との距離を80mmとした。
続いて、測定用照射光源15の照射角度βを20°に固定した状態でレンジを変化させ、その照射光及び反射光の照明強度について照度計を用いて計測した。その計測結果を表1に示す。この計測結果より、測定時における測定用照射光源15の照明強度に関してレンジを7に設定した。同様に、標準照射光源14についてもレンジを7に設定した。
測定対象である画像検出可能範囲は、照射中心T2を頂点とした略楕円錐状に広がる範囲として概略的に表現される。ここでは、照射中心T2を頂点とし、出力端面を基準(0°)とした三つの角度θf,θb,θwによって画像検出可能範囲を表す。
θfは、出力端面の法線及び測定用照射光源15の光軸を含む平面(以下、「法線面」という)内で照射中心T2を中心とした角度である。θfは、測定用照射光源15側の出力端面を0°として、観測点であるCCDカメラ(図示せず)を円弧状に移動させた場合に、十分なコントラストの画像が検出可能となるまでの角度である。
θbは、θfと同じく、法線面内で照射中心T2を中心とした角度である。θbは、θfを超えて、測定用照射光源15と反対側の出力端面に向かってCCDカメラを移動させた場合に、十分なコントラストの画像が検出できなくなるまでの角度である。ここで、θfとθbとの平均の角度を中央角度θcとして表し、出力端面と中央角度θcをなす線分をWで表す。
θwは、線分Wを含み且つ法線面に対して垂直な平面である中央角度面内で、照射中心T2を中心とした角度である。θwは、出力端面を0°として、中央角度面内でCCDカメラを円弧状に移動させた場合に、十分なコントラストの画像が検出可能となるまでの角度である。このθwは、測定用照射光源15から見た場合、左右とも同じ値となる。
画像検出可能範囲は、以上説明したθf,θb,θwを用いて表すことができる。具体的には、法線面内におけるθf〜θbの範囲、中央角度面内におけるθw〜180−θwの範囲が画像検出可能範囲となる。なお、γaは、画像検出可能範囲の法線面内における角度幅であり、θf及びθbの差分として表される。
表2〜表4に測定用照射光源15の照射角度β及び測定用スラントFOP13のスラント角αとθf,θb,θwとの関係を示す。表2は、照射角度βが10°の場合におけるスラント角αとθf,θb,θwと関係を示す表である。表3は、照射角度βが20°の場合におけるスラント角αとθf,θb,θwとの関係を示す表である。表4は、照射角度βが30°の場合におけるスラント角αとθf,θb,θwとの関係を示す表である。


図6は、表3に示す照射角度が20°の場合におけるスラント角αとθf,θbとの関係を示すグラフであり、図7は、照射角度が20°の場合におけるスラント角αとθf,θbとの関係を示す図である。また、図8は、表4に示す照射角度が30°の場合におけるスラント角αとθf,θbとの関係を示すグラフである。
表2,3及び図6,7に示されるように、スラント角αが大きくなるに伴って、θf,θbで表される画像検出可能範囲は照明光源側へと傾き、スラント角αが小さくなるに伴って照明光源の反対側へと傾いた。照明角度が10°又は20°の場合には、スラント角αが小さいほど、角度幅γaすなわち画像検出可能範囲が大きくなった。
また、表4及び図8に示されるように、照明角度βが30°の場合においては、スラント角αが68°のときに実用的な画像検出可能範囲が得られた。なお、照明角度βが30°の場合においても、スラント角αが68°のときには、角度幅γaは存在した。
次に、スラント角α及び照明角度βの変化に伴う照射中心T2のコントラストの変化の測定結果について説明する。
図5(a)〜図5(c)に示す照射中心T2のコントラストについて、スラント角α及び照明角度βを変化させて目視で測定した。測定条件は前述の画像検出可能範囲の場合と比べて、観測点としてのCCDカメラ(図示せず)の位置が固定されている点と、照射光源のレンジを変更して測定している点と、が主に異なる。CCDカメラは、標準スラントFOP12と測定用スラントFOP13との境界線の真下で照射中心T1,T2を撮像できる位置に固定されている。
表5は、目視によるコントラストの評価を示す表である。表5に示されるように、CCDカメラで撮像した照射中心T2の画像のコントラストを5段階で評価した。ここで、スラント角αが68°、照射角度βが10°の場合のコントラストを評点5として評価を行った。なお、前述の画像検出可能範囲は、表5における評点4以上のコントラストを有する範囲に相当する。
表6〜表8にスラント角α及び照明角度βと照射中心T2のコントラストとの関係を示す。表6は、測定用照射光源15のレンジが7の場合におけるスラント角α及び照明角度βと照射中心T2のコントラストとの関係を示す表である。表7は、測定用照射光源15のレンジが9の場合におけるスラント角α及び照明角度βと照射中心T2のコントラストとの関係を示す表である。表8は、測定用照射光源15のレンジが6の場合におけるスラント角α及び照明角度βと照射中心T2のコントラストとの関係を示す表である。また、図9は、表6のスラント角α及び照明角度βと照射中心T2のコントラストとの関係を示すグラフである。


表6〜表8に示されるように、測定用スラントFOP13のスラント角αが63°〜73°で、且つ測定用照射光源15の照射角度βが5°〜30°である場合に、評点4付近の良好なコントラストの画像が得られた。特に、スラント角αが68°で照射角度βが5°〜20°の場合に評点5の顕著なコントラストの画像が得られた。また、測定用照射光源15のレンジを6,7,9に変更した場合でも、照射中心T2のコントラストの評価に変化はなかった。
なお、測定用スラントFOP13として、吸収体7を備えないものを用いた場合、背景光有りの状態ではコントラストがやや甘い傾向があった。吸収体7を有さない測定用スラントFOPであっても、背景光無しの状態では吸収体7を有する測定用スラントFOPと略同じコントラストとなった。
以上の測定結果より、スラントFOPのスラント角αが63°〜73°で、且つ照射光源の照射角度βが5°〜30°の場合に良好なコントラストを得られた。実用的には、スラント角αが68°で、且つ照射角度βが5°〜30°である場合が特に好ましい。このときの画像検出可能範囲は、θfが70°、θbが105°、γaが35°となり、θwは約45°であるので側方からの観察に適している。このため、スラント角αが68°で、且つ照射角度βが5°〜30°である場合においては、観察方向と出力端面5とのなす角度が約45°までであることが好ましいと考えられる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る凹凸パターン検出装置21は、第1の実施形態に係る凹凸パターン検出装置1と比べて補強部材を備えている点が相違している。
図10に示されるように、第2の実施形態に係る凹凸パターン検出装置21は、スラントFOP3の出力端面5に配置された厚板状の補強部材22を備えている。補強部材22は、アクリル樹脂やガラス等から構成され、照射光源10の光及び入力端面4で反射されて出力端面5から出射される反射光を透過する。
このように構成された第2の実施形態に係る凹凸パターン検出装置21では、補強部材22によりスラントFOP3を補強することで、装置の耐久性向上を図ることができる。しかも、照射光源10の光及び反射光を透過する補強部材22をスラントFOP3の出力端面5側に配置することで、指紋の検出精度への影響を最小限に抑えることが可能となる。また、簡易な構造で耐久性の向上を実現できるので、装置の低コスト化に有利である。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る凹凸パターン検出装置31は、第1の実施形態に係る凹凸パターン検出装置1と比べて、手の掌紋を検出する点と、スラントFOPの形状と、が相違している。
図11〜図14に示されるように、第3の実施形態に係る凹凸パターン検出装置31は、検出対象者の左の手32の掌紋を検出するものであり、手32と接触する入力端面(第1の面)34を上面に有するスラントFOP33を備えている。
スラントFOP33は、凸状に湾曲した前部33aと凹状に湾曲した後部33bとによって瓦状に形成されている。前部33aの上面(第1の曲面)34aは、図11に示すように、光ファイバ6の光軸Rfを含み且つ出力端面35と略直交する所定の法線面(図14の紙面に相当)に平行な方向から見た場合に、凸状の湾曲面を成している。この前部33aの上面34aは、掌に沿った緩やかな凸状の湾曲面を成している。
同様に、後部33bの上面34bは、法線面に平行な方向から見た場合に、凹状の湾曲面を成している。この後部33bの上面34bは、掌の手根部に沿った凹状の湾曲面を成している。このスラントFOP33では、掌の手根部が後部33bの上面34b、それ以外の部分が前部33aの上面34aと接触するように手32が置かれる。このようにスラントFOP33の前部33aの上面34aを形成することにより、掌を入力端面34に密着させやすくすることができるので、掌紋の検出精度の向上が図られる。
また、スラントFOP33は、スラントFOP33を構成する光ファイバの光軸Rfが手32の幅方向で親指側に向かって傾斜するように形成されている。すなわち、スラントFOP33の光軸傾斜方向Sは、手32の幅方向のうち小指側から親指側に向かう方向に相当する。なお、図11に示されるように、スラントFOP33を光軸傾斜方向Sから見た場合には、光ファイバの光軸Rfは出力端面35の法線Nと重なる。
スラントFOP33の下面には、出力端面(第2の面)35が形成されている。スラントFOP33の厚みは一定であり、スラントFOP33の入力端面34と出力端面35とは、その間隔が一定となるように形成されている。
スラントFOP33の出力端面35側には、照射光源10及びCCDカメラ11が設けられている。照射光源10は、入力端面34上の掌に向かって光を照射する。照射光源10は、スラントFOP33の前部33aの下側で、スラントFOP33から見て光軸傾斜方向Sの位置に配置されている。また、照射光源10は、照射する光がスラントFOP33内でファイバ伝送の主体とならない方向から出力端面35に入射する位置に配置されている。
CCDカメラ11は、スラントFOP33前部33aの真下で、且つ、手32の掌紋を十分なコントラストの画像として検出可能な画像検出可能範囲内に配置されている。図15,16に画像検出可能範囲の角度幅γa,γbを示す。ここで、γbは、中央角度面における画像検出可能範囲の角度幅であり、その値は180°からθwの2倍の値を引いたものと等しい。CCDカメラ11は、入力端面34上に置かれた手32の掌全体を正面から撮像する。
このように構成された凹凸パターン検出装置31では、第1の実施形態に係る凹凸パターン検出装置1と同様の効果を得ることができる。特に、掌紋検出時に光が手32を透過する必要がないので、指と比べて個人差の大きい手32の厚みの影響で画像のコントラストが低下することを避けて略均一照明の画像を得ることができる。しかも、プリズムに代えてスラントFOP33を採用することで、入力端面34の大面積化が容易となる上、スラントFOP33を瓦状に形成することで、入力端面34の面積を十分に確保しつつも、装置の小型化を図ることが可能となる。
また、このような構成の凹凸パターン検出装置31は、掌紋検出の他、四指の指紋一括検出に対しても好適に活用できる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置41は、第3の実施形態に係る凹凸パターン検出装置31と比べて補強部材を備えている点が相違している。
図18〜図20に示されるように、第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置41は、スラントFOP33の出力端面35に沿って波状に形成された厚板の補強部材42を備えている。補強部材42の上面は、スラントFOP33の出力端面35と接着している。補強部材42は、アクリル樹脂やガラス等から構成され、照射光源10の光及び入力端面34で反射されて出力端面35から出射される反射光を透過する。
このように構成された第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置41では、補強部材42によりスラントFOP33を補強することができるので、装置の耐久性の向上を図ることができる。しかも、照射光源10の光及び反射光を透過する補強部材42をスラントFOP33の出力端面35側に配置することで、指紋の検出精度への影響を最小限に抑えることが可能となる。また、簡易な構造で耐久性の向上を実現できるので、装置の低コスト化に有利である。
[第5の実施形態]
第5の実施形態に係る凹凸パターン検出装置51は、第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置41と比べて補強部材の形状のみが相違している。
図21〜図23に示されるように、第5の実施形態に係る凹凸パターン検出装置51は、瓦状のスラントFOP33が戴置される台状の補強部材52を備えている。補強部材52の上面は、スラントFOP33の出力端面35に沿って波状に形成されており、スラントFOP33の出力端面35と隙間なく接着される。補強部材52は、アクリル樹脂やガラス等から構成され、照射光源10の光及び入力端面34で反射されて出力端面35から出射される反射光を透過する。
このように構成された第5の実施形態に係る凹凸パターン検出装置51によれば、第4の実施形態に係る凹凸パターン検出装置41と同様の効果を得ることができる。しかも、補強部材52を台状に形成することで、他の部材に対する補強部材52及びスラントFOP33の組み付け性を向上させることが可能になる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態に係る凹凸パターン検出装置61は、第1の実施形態に係る凹凸パターン検出装置1と比べて、回転指紋が検出可能である点と、スラントFOPの形状と、照射光源の配置及び個数と、CCDカメラの配置と、が相違している。
図24,25に示されるように、第6の実施形態に係る凹凸パターン検出装置61は、検出対象者の指2の回転指紋を検出するものであり、指2が接触する入力端面(第1の面,第2の曲面)64を上面に有するスラントFOP63を備えている。
スラントFOP63は、略ハーフパイプ形状を成している。スラントFOP63は、指2の真下から左右に回り込むように形成されている。また、スラントFOP63の先端部63aは、上方から見た場合に、U字状を成すように連続しており、その内面に指先が突き当てられる。
スラントFOP63の入力端面64は、図25(a)に示すように、光ファイバ6の光軸Rfを含み且つ出力端面35と略直交する所定の法線面(図25(b)の紙面に相当)に平行な方向から見た場合に、凹状の湾曲面を成している。入力端面64は、指2の下側表面に沿うように凹状の湾曲面を成している。このようにスラントFOP63の入力端面64を形成することにより、指2の下側表面を入力端面64に密着させやすくすることができるので、掌紋の検出精度の向上が図られる。
スラントFOP63の下面には、出力端面(第2の面)65が形成されている。スラントFOP63の厚みは一定であり、スラントFOP63の入力端面64と出力端面65とは、その間隔が一定となるように形成されている。
図25(b)に示されるように、スラントFOP63は、スラントFOP63を構成する光ファイバの光軸が、先端部63aを除き指先の向く方向へ傾斜するように形成されている。すなわち、スラントFOP63の光軸傾斜方向Sは、先端部63aを除き指2の指先の向く方向に相当する。なお、先端部63aにおいては、指先表面に沿って上向きに傾斜したスラントFOP63に合わせて光軸傾斜方向Sも上に傾いた方向となる。一方、図25(a)に示されるように、スラントFOP63を指先側から見た場合には、光ファイバの光軸は出力端面65の法線Nと重なる。
図24,26に示されるように、スラントFOP63の斜め下には、指2の下側の表面に向かって左右から光を照射する二つの照射光源66A,66Bが配置されている。照射光源66A,66Bは、スラントFOP63の出力端面65側で、指先の向く方向に横並びで配置されている。また、照射光源66A,66Bは、照射する光がスラントFOP63内でファイバ伝送の主体とならない方向から出力端面65に入射する位置に配置されている。
また、スラントFOP63の斜め下には、スラントFOP63の出力端面65から出射した反射光を検出するCCDカメラ67が配置されている。CCDカメラ67は、照射光源66A,66Bよりも下方に配置されている。CCDカメラ67は、指紋の画像を検出可能な位置、すなわち画像検出可能範囲内に配置されている。図26に画像検出可能範囲の角度幅γa,γbの例を示す。
このように構成された凹凸パターン検出装置61では、第1の実施形態に係る凹凸パターン検出装置1と同様の効果を得ることができる。
また、指2の下側の表面が左右の部位まで入力端面64と密着しているので、指2を回転させることなく、回転指紋を検出することが可能となる(図27参照)。更に、簡易な構成で回転指紋の検出が実現されるため、装置の小型化が容易である。
また、複数の照射光源66A,66Bを備えることで、画像の明るさを均一化することができる。なお、照射光源の数は二台に限られず、三台以上備えていても良い。
[第7の実施形態]
第7の実施形態に係る凹凸パターン検出装置71は、第6の実施形態に係る凹凸パターン検出装置61と比べて、補強部材を備えている点と、照射光源及びCCDカメラの個数と、が相違している。
図28に示されるように、第7の実施形態に係る凹凸パターン検出装置71は、略ハーフパイプ形状のスラントFOP63が戴置されるブロック形状の補強部材72を備えている。補強部材72の上面の一部は、スラントFOP63の出力端面65の形に窪んでおり、この窪みにスラントFOP63が嵌め込まれた状態でスラントFOP63の出力端面65と補強部材72の上面とが隙間なく接着される。補強部材72は、アクリル樹脂やガラス等から構成され、照射光源76A〜76Dの光及び入力端面64で反射されて出力端面65から出射される反射光を透過する。
照射光源76A〜76Dは、スラントFOP63の出力端面65側(補強部材72の外側)で、指2の指先の向く方向に配置されている。照射光源76A,76Bは、スラントFOP63の斜め上に配置されており、上向きに傾斜するスラントFOP63の先端部63aを通して指2の指先下側に向けて左右から光を照射する。照射光源76C,76Dは、スラントFOP63の斜め下に配置されており、スラントFOP63を通して指2の腹の下側に向けて左右から光を照射する。
スラントFOP63の下側には、指2の腹の画像を左右から検出する二台のCCDカメラ77A,77Bが配置されている。また、スラントFOP63から見て指先の向く方向の下側には、指2の指先の画像を検出するCCDカメラ77Cが配置されている。このCCDカメラ77Cの横には、CCDカメラ77Cの対となるCCDカメラ(図示せず)が配置されている。これらのCCDカメラは、左右から指2の指先の画像を検出する。
このように構成された凹凸パターン検出装置71では、補強部材72によりスラントFOP63を補強することができるので、装置の耐久性の向上を図ることができる。しかも、照射光源76A,76Bの光及び反射光を透過する補強部材72をスラントFOP63の出力端面65側に配置することで、指紋の検出精度への影響を最小限に抑えることが可能となる。また、簡易な構造で耐久性の向上を実現できるので、装置の低コスト化に有利である。
また、CCDカメラを複数台備え、それぞれの検出した画像を合成することにより死角のない回転指紋の画像検出が実現される。
[第8の実施形態]
第8の実施形態に係る凹凸パターン検出装置81は、第7の実施形態に係る凹凸パターン検出装置71と比べて補強部材の形状のみが相違している。
図29に示されるように、第8の実施形態に係る凹凸パターン検出装置81は、スラントFOP63の出力端面65に沿った凹部を上面に有する厚板の補強部材82を備えている。補強部材82上面の凹部とスラントFOP63の出力端面65とは、隙間なく接着されている。補強部材82は、アクリル樹脂やガラス等から構成され、照射光源76A〜76Dの光及び入力端面64で反射されて出力端面65から出射される反射光を透過する。
このように構成された第8の実施形態に係る凹凸パターン検出装置81によれば、第7の実施形態に係る凹凸パターン検出装置71と同様の効果を得ることができる。しかも、厚板状に補強部材82を形成しているので、装置の薄型化に有利である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本発明に係る凹凸パターン検出装置は、指紋や掌紋の検出の他、ゴム印等の柔らかい対象物表面の凹凸パターン検出に対しても好適に利用できる。
また、スラントFOP3の形状は、上述した形状に限られず、掌紋検出用のものであっても平板状に形成されていても良い。また、照射光源及びCCDカメラの配置は、スラントFOP3の形状等に応じて適切に設定される。なお、CCDカメラの他、適切な撮像素子等を用いて凹凸パターンの画像を検出する態様であっても良い。
また、補強部材は、厚板状や台状、ブロック状のものに限られず、様々な形状のものを採用することができる。例えば、補強部材を他の部品との連結部材として利用可能な形状としても良い。
1,21,31,41,51,61,71,81…凹凸パターン検出装置、2…指(対象物)、3,33,63…スラントFOP、4,34…入力端面(第1の面)、5,35,65…出力端面(第2の面)、6…光ファイバ、10,66A,66B,77A〜77D…照射光源(照射手段)、11,67,77A〜77C…CCDカメラ(凹凸パターン検出手段)、22,42,52,72,82…補強部材、32…手(対象物)、34…前部の上面(第1の曲面)、64…入力端面(第1の面,第2の曲面)。

Claims (11)

  1. 対象物表面の凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出装置であって、
    複数の光ファイバの第1の端面により構成され、前記対象物表面が接触させられる第1の面、及び、複数の前記光ファイバの第2の端面により構成され、前記第1の面に略平行な第2の面を有するファイバ光学プレートと、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面に対して光を照射する照射手段と、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面から出射された光に基づいて前記凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出手段と、
    を備え、
    前記ファイバ光学プレートは、複数の前記光ファイバと、複数の前記光ファイバの間に配置され、光を吸収する吸収体と、を含み、
    複数の前記光ファイバの光軸は、前記第2の面と略直交する所定の面内において第2の面から一方向回りに90°未満の第1の角度をなすように傾斜し、
    前記照射手段は、前記所定の面内において前記第2の面から他方向回りに90°未満の第2の角度をなす方向から前記第2の面に対して光を照射し、
    前記第1の角度と前記第2の角度とは、前記第2の面から前記光ファイバのコアに入射した光が前記光ファイバのクラッド内に入り込むように設定されており、
    前記第1の角度は、63°〜73°の範囲内の角度であり、且つ、前記第2の角度は、5°〜30°の範囲内の角度であることを特徴とする凹凸パターン検出装置。
  2. 前記ファイバ光学プレートの前記第2の面には、前記光を透過する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の凹凸パターン検出装置。
  3. 前記ファイバ光学プレートの前記第1の面は、前記所定の面と略平行な方向から見た場合に、凸状となる第1の曲面を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の凹凸パターン検出装置。
  4. 前記ファイバ光学プレートの前記第1の面は、前記所定の面と略平行な方向から見た場合に、凹状となる第2の曲面を有していることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の凹凸パターン検出装置。
  5. 対象物表面の凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出装置であって、
    複数の光ファイバの第1の端面により構成され、前記対象物表面が接触させられる第1の面、及び、複数の前記光ファイバの第2の端面により構成され、前記第1の面に略平行な第2の面を有するファイバ光学プレートと、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面に対して光を照射する照射手段と、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面から出射された光に基づいて前記凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出手段と、
    を備え、
    複数の前記光ファイバの光軸は、前記第2の面と略直交する所定の面内において第2の面から一方向回りに90°未満の第1の角度をなすように傾斜し、
    前記照射手段は、前記所定の面内において前記第2の面から他方向回りに90°未満の第2の角度をなす方向から前記第2の面に対して光を照射し、
    前記第1の角度と前記第2の角度とは、前記第2の面から前記光ファイバのコアに入射した光が前記光ファイバのクラッド内に入り込むように設定され、
    前記ファイバ光学プレートの前記第1の面は、前記所定の面と略平行な方向から見た場合に、凸状となる第1の曲面を有していることを特徴とする凹凸パターン検出装置。
  6. 前記第1の角度は、63°〜73°の範囲内の角度であり、且つ、前記第2の角度は、5°〜30°の範囲内の角度であることを特徴とする請求項5に記載の凹凸パターン検出装置。
  7. 前記ファイバ光学プレートの前記第2の面には、前記光を透過する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の凹凸パターン検出装置。
  8. 前記ファイバ光学プレートの前記第1の面は、前記所定の面と略平行な方向から見た場合に、凹状となる第2の曲面を有していることを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか一項に記載の凹凸パターン検出装置。
  9. 対象物表面の凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出装置であって、
    複数の光ファイバの第1の端面により構成され、前記対象物表面が接触させられる第1の面、及び、複数の前記光ファイバの第2の端面により構成され、前記第1の面に略平行な第2の面を有するファイバ光学プレートと、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面に対して光を照射する照射手段と、
    前記ファイバ光学プレートの前記第2の面側に配置され、前記第2の面から出射された光に基づいて前記凹凸パターンを検出する凹凸パターン検出手段と、
    を備え、
    複数の前記光ファイバの光軸は、前記第2の面と略直交する所定の面内において第2の面から一方向回りに90°未満の第1の角度をなすように傾斜し、
    前記照射手段は、前記所定の面内において前記第2の面から他方向回りに90°未満の第2の角度をなす方向から前記第2の面に対して光を照射し、
    前記第1の角度と前記第2の角度とは、前記第2の面から前記光ファイバのコアに入射した光が前記光ファイバのクラッド内に入り込むように設定され、
    前記ファイバ光学プレートの前記第1の面は、前記所定の面と略平行な方向から見た場合に、凹状となる第2の曲面を有していることを特徴とする凹凸パターン検出装置。
  10. 前記第1の角度は、63°〜73°の範囲内の角度であり、且つ、前記第2の角度は、5°〜30°の範囲内の角度であることを特徴とする請求項9に記載の凹凸パターン検出装置。
  11. 前記ファイバ光学プレートの前記第2の面には、前記光を透過する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の凹凸パターン検出装置。
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