JP2003085537A - 光学式指紋・画像認識装置および方法 - Google Patents

光学式指紋・画像認識装置および方法

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JP2003085537A
JP2003085537A JP2001272377A JP2001272377A JP2003085537A JP 2003085537 A JP2003085537 A JP 2003085537A JP 2001272377 A JP2001272377 A JP 2001272377A JP 2001272377 A JP2001272377 A JP 2001272377A JP 2003085537 A JP2003085537 A JP 2003085537A
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JP2001272377A
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Yoshiyuki Matsuyama
好幸 松山
Masato Nishizawa
眞人 西澤
Chihiro Ueki
千尋 植木
Satoyuki Tsuribe
智行 釣部
Ryosuke Iida
亮介 飯田
Chikei Ide
稚恵 井出
Sachiko Shiina
幸子 椎名
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の光学式読取部を用いて指紋および印刷
物両方の画像の取得が可能な光学式指紋・画像認識装置
および方法を提供すること。 【解決手段】 読取対象58を接触させる透明物質から
なる光路53と、読取対象58と透明物質からなる光路
53とが接触する領域57で、照射された光が全反射す
る所定の角度に配置された第1の光源41と、読取対象
58と透明物質からなる光路53とが接触する領域57
で、照射された光が散乱されて全反射しない所定の角度
に配置された第2の光源42と、第1の光源41または
第2の光源42が照射する光が読取対象58を経由して
くる光を受光し電気信号に変換するイメージセンサ46
とを有し、読取対象の画像を光学的に読み取る光学式読
取手段と、光学式読取手段によって読み取られた画像を
認識またはデコードし、表示するための手段とを備えた
構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式指紋・画像
認識装置および方法に関し、特に、指紋および印刷物等
の画像を読み取って指紋認識、バーコード認識および文
字認識等を行う光学式指紋・画像認識装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式指紋認識装置は、図1に模
式的に示す光学系の構成を有する読取部を用いて読取対
象物に光を照射し、プリズムと指との界面からの全反射
光を受光し、指紋の情報を読み取っている。ここで、光
源11は、指紋に光を照射するための光源であり、具体
的にはLED等である。プリズム12は、光源からの照
射光および指紋からの反射光を伝搬させるための光路で
ある。
【0003】指紋の隆線13とプリズム12との界面に
入射した光は、指に付着した液体とプリズムとの屈折率
の相違により散乱され、指紋の谷線14とプリズム12
との界面に入射した光は、空気とプリズムとの屈折率の
相違により全反射される。イメージセンサ16は、レン
ズ15で集光された指紋からの全反射光を受光し、指紋
の情報を電気信号に変換して指紋画像を得る。
【0004】また、従来、バーコードや文字等の印刷物
を読み取る画像認識装置は、図2に模式的に示す光学系
の構成を有する読取部を用いて読取対象物に光を照射
し、読取対象物からの散乱光を受光して印刷画像を読み
取る。ここで、光源21は、読取対象物に光を照射する
ための光源であり、具体的にはLEDやレーザ等であ
る。
【0005】ガラス台22は、印刷物を密着させて置く
ための台であり、ガラス台22上に置かれた印刷物25
の白部23では光が散乱され、黒部24では光が吸収さ
れる。印刷物25からの散乱光は、レンズ15によって
集光され、イメージセンサ16によって受光されて印刷
された内容が電気信号に変換され、印刷物画像が形成さ
れる。このように、読取対象物が指紋と印刷物では受光
する反射光の種類が異なるため、光学式読取部もそれぞ
れ異なる構成を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、指紋と印刷物両方を読み取り対象とする場
合、受光する光が反射光と散乱光とで異なることから光
学式読取部もそれに応じて異なる構成を有するため、上
記の2種類の異なる光学式読取部が必要になるが、それ
らをそのまま結合したのでは装置が大型化し、部品数も
多くなると共に製造コストも高くなるという問題があっ
た。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、単一の光学式読取部を用いて指紋およ
び印刷物両方の画像の取得が可能な光学式指紋・画像認
識装置および方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式指紋・画
像認識装置は、画像を読み取る対象である読取対象が指
紋か印刷物かの種別の情報を設定する読取対象種別設定
手段と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光
路と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接
触する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に
配置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質
からなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱
されて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
換するイメージセンサとを有し、前記読取対象の画像を
光学的に読み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手
段によって読み取られた画像のデータを記憶する画像デ
ータ記憶手段と、前記読取対象種別設定手段に設定され
た読取対象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学
式読取手段によって読み取られた画像と登録されている
指紋との照合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識
手段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対
象の種別の情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取
手段によって読み取られた画像をバーコードまたは二次
元コードとしてデコードするバーコード・二次元コード
認識手段と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶
手段、前記指紋認識手段、および前記バーコード・二次
元コード認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指
紋認識手段によって認識された結果または前記バーコー
ド・二次元コード認識手段によってデコードされた結果
を出力する認識結果出力手段とを備え、前記制御手段
は、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の
種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯
するように制御して前記光学式読取手段によって指紋画
像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を制御して指紋
を認識させ、前記読取対象種別設定手段に設定された読
取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、前記第2の
光源を点灯するように制御して前記光学式読取手段によ
って印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コー
ド認識手段の動作を制御してデコードさせる構成を有し
ている。この構成により、全反射を生じさせる位置と散
乱を生じさせる位置に光源が配置され、各光源から発せ
られて読取対象を経由した全反射光または散乱光を受光
できるため、単一の光学式読取部によって指紋読み取り
とバーコード・二次元コードや原稿文字等の印刷物読み
取りの両方が可能な光学式指紋・画像認識装置を実現す
ることができる。
【0009】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象を接触させる透
明物質からなる光路と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が全反射
する所定の角度に配置された第1の光源と、前記読取対
象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域で、照
射された光が散乱されて全反射しない所定の角度に配置
された第2の光源と、前記第1の光源または前記第2の
光源が照射する光が前記読取対象を経由してくる光を受
光し電気信号に変換するイメージセンサとを有し、前記
読取対象の画像を光学的に読み取る光学式読取手段と、
前記光学式読取手段の第1の光源から光を照射して得ら
れた前記読取対象の全反射光画像と前記光学式読取手段
の第2の光源から光を照射して得られた前記読取対象の
散乱光画像の2画像を用いて、前記2画像のコントラス
トを比較して前記読取対象が指紋か印刷物かの判定を行
う対象物判定手段と、前記光学式読取手段によって読み
取られた画像のデータを記憶する画像データ記憶手段
と、前記対象物判定手段によって前記読取対象が指紋と
判定された場合に、前記光学式読取手段によって読み取
られた画像と登録されている指紋との照合を行って本人
か否かの判定を行う指紋認識手段と、前記対象物判定手
段によって前記読取対象が印刷物と判定された場合に、
前記光学式読取手段によって読み取られた画像をバーコ
ードまたは二次元コードとしてデコードするバーコード
・二次元コード認識手段と、前記光学式読取手段、前記
画像データ記憶手段、前記指紋認識手段、および前記バ
ーコード・二次元コード認識手段の動作を制御する制御
手段と、前記指紋認識手段によって認識された結果また
は前記バーコード・二次元コード認識手段によってデコ
ードされた結果を出力する認識結果出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記対象物判定手段によって前記読取
対象が指紋と判定された場合に、前記第1の光源を点灯
するように制御して前記光学式読取手段によって指紋画
像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を制御して指紋
を認識させ、前記対象物判定手段によって前記読取対象
が印刷物と判定された場合は、前記第2の光源を点灯す
るように制御して前記光学式読取手段によって印刷画像
を読み取り、前記バーコード・二次元コード認識手段の
動作を制御してデコードさせる構成を有している。この
構成により、全反射を生じさせる位置と散乱を生じさせ
る位置に光源が配置され、全反射光画像と散乱光画像と
を用いて読取対象の種別が判定されるため、読取対象の
種別を設定することなく、単一の光学式読取部によって
指紋読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等
の印刷物読み取りの両方が可能な光学式指紋・画像認識
装置を実現することができる。
【0010】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサとを有し、前記読取対象の画像を光学的に読
み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手段によって
読み取られた画像のデータを記憶する画像データ記憶手
段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象
の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学式読取手段
によって読み取られた画像と登録されている指紋との照
合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取手段によっ
て読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識手段
と、前記印刷物に印刷された文字を認識する文字認識
(OCR)手段と、前記光学式読取手段、前記画像デー
タ記憶手段、前記指紋認識手段、前記バーコード・二次
元コード認識手段および前記文字認識(OCR)手段の
動作を制御する制御手段と、前記指紋認識手段によって
認識された結果または前記バーコード・二次元コード認
識手段によってデコードされた結果または前記文字認識
(OCR)手段によって認識された結果を出力する認識
結果出力手段とを備え、前記制御手段は、前記読取対象
種別設定手段に設定された読取対象の種別の情報が指紋
を示す場合に、前記第1の光源を点灯するように制御し
て前記光学式読取手段によって指紋画像を読み取り、前
記指紋認識手段の動作を制御して指紋を認識させ、前記
読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の情
報が印刷物を示す場合は、前記第2の光源を点灯するよ
うに制御して前記光学式読取手段によって印刷画像を読
み取り、前記バーコード・二次元コード認識手段の動作
を制御してデコードさせるまたは前記文字認識(OC
R)手段の動作を制御して文字を認識させる構成を有し
ている。この構成により、指紋認識機能およびバーコー
ド・二次元コード認識機能に加えて文字認識機能を付加
できるため、小型で多機能な光学式指紋・画像認識装置
を実現することができる。
【0011】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサと、前記透明物質からなる光路の、前記読取
対象と前記透明物質からなる光路とが接触する面に前記
読取対象よりも小さい入力窓部とを有し、前記読取対象
をスライドさせることにより前記読取対象の部分画像を
順次光学的に読み取る光学式読取手段と、前記光学式読
取手段によって読み取られた画像のデータを記憶する画
像データ記憶手段と、前記光学式読取手段によって読み
取られた前記読取対象の部分画像を合成する画像合成手
段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象
の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学式読取手段
によって読み取られた画像と登録されている指紋との照
合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取手段によっ
て読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識手段
と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶手段、前
記指紋認識手段、および前記バーコード・二次元コード
認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指紋認識手
段によって認識された結果または前記バーコード・二次
元コード認識手段によってデコードされた結果を出力す
る認識結果出力手段とを備え、前記制御手段は、前記読
取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の情報
が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯するように
制御して前記光学式読取手段によって指紋画像を読み取
り、前記指紋認識手段の動作を制御して指紋を認識さ
せ、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の
種別の情報が印刷物を示す場合は、前記第2の光源を点
灯するように制御して前記光学式読取手段によって印刷
画像を読み取り、前記バーコード・二次元コード認識手
段の動作を制御してデコードさせる構成を有している。
この構成により、入力窓部やイメージセンサの読取対象
物スライド方向の長さを小さく設計できるため、さらに
小型化が可能な光学式指紋・画像認識装置を実現するこ
とができる。
【0012】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサと、前記透明物質からなる光路の、前記読取
対象と前記透明物質からなる光路とが接触する面に前記
読取対象よりも小さい入力窓部と、前記入力窓部を前記
読取対象上でスライドさせる手段とを有し、前記入力窓
部を前記読取対象上でスライドさせることにより前記読
取対象の部分画像を順次光学的に読み取る光学式読取手
段と、前記光学式読取手段によって読み取られた画像の
データを記憶する画像データ記憶手段と、前記光学式読
取手段によって読み取られた前記読取対象の部分画像を
合成する画像合成手段と、前記読取対象種別設定手段に
設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す場合に、
前記光学式読取手段によって読み取られた画像と登録さ
れている指紋との照合を行って本人か否かの判定を行う
指紋認識手段と、前記読取対象種別設定手段に設定され
た読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合に、前記光
学式読取手段によって読み取られた画像をバーコードま
たは二次元コードとしてデコードするバーコード・二次
元コード認識手段と、前記光学式読取手段、前記画像デ
ータ記憶手段、前記指紋認識手段、および前記バーコー
ド・二次元コード認識手段の動作を制御する制御手段
と、前記指紋認識手段によって認識された結果または前
記バーコード・二次元コード認識手段によってデコード
された結果を出力する認識結果出力手段とを備え、前記
制御手段は、前記読取対象種別設定手段に設定された読
取対象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光
源を点灯するように制御して前記光学式読取手段によっ
て指紋画像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を制御
して指紋を認識させ、前記読取対象種別設定手段に設定
された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、前
記第2の光源を点灯するように制御して前記光学式読取
手段によって印刷画像を読み取り、前記バーコード・二
次元コード認識手段の動作を制御してデコードさせる構
成を有している。この構成により、入力窓部やイメージ
センサの読取対象物スライド方向の長さを小さく設計で
きるため、さらに小型化が可能な光学式指紋・画像認識
装置を実現することができる。
【0013】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサとを有し、前記読取対象の画像を光学的に読
み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手段によって
読み取られた画像のデータを記憶する画像データ記憶手
段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象
の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学式読取手段
によって読み取られた画像と登録されている指紋との照
合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取手段によっ
て読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識手段
と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶手段、前
記指紋認識手段、および前記バーコード・二次元コード
認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指紋認識手
段によって認識された結果または前記バーコード・二次
元コード認識手段によってデコードされた結果を出力す
る認識結果出力手段とを備え、前記透明物質からなる光
路は、ガラス、プラスチック、またはファイバ・アレイ
・プレートのうちのいずれか1つからなる光路であり、
前記制御手段は、前記読取対象種別設定手段に設定され
た読取対象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1
の光源を点灯するように制御して前記光学式読取手段に
よって指紋画像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を
制御して指紋を認識させ、前記読取対象種別設定手段に
設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
は、前記第2の光源を点灯するように制御して前記光学
式読取手段によって印刷画像を読み取り、前記バーコー
ド・二次元コード認識手段の動作を制御してデコードさ
せる構成を有している。この構成により、全反射を生じ
させる位置と散乱を生じさせる位置に光源が配置され、
各光源から発せられて読取対象を経由した全反射光また
は散乱光を受光できるため、単一の光学式読取部によっ
て指紋読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字
等の印刷物読み取りの両方が可能な光学式指紋・画像認
識装置を実現することができる。
【0014】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサとを有し、前記読取対象の画像を光学的に読
み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手段によって
読み取られた画像のデータを記憶する画像データ記憶手
段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象
の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学式読取手段
によって読み取られた画像と登録されている指紋との照
合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取手段によっ
て読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識手段
と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶手段、前
記指紋認識手段、および前記バーコード・二次元コード
認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指紋認識手
段によって認識された結果または前記バーコード・二次
元コード認識手段によってデコードされた結果を出力す
る認識結果出力手段と、無線通信が可能な携帯通信手段
とを備え、前記制御手段は、前記読取対象種別設定手段
に設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す場合
に、前記第1の光源を点灯するように制御して前記光学
式読取手段によって指紋画像を読み取り、前記指紋認識
手段の動作を制御して指紋を認識させ、前記読取対象種
別設定手段に設定された読取対象の種別の情報が印刷物
を示す場合は、前記第2の光源を点灯するように制御し
て前記光学式読取手段によって印刷画像を読み取り、前
記バーコード・二次元コード認識手段の動作を制御して
デコードさせる構成を有している。この構成により、指
紋認識機能、バーコード認識機能、および文字認識機能
に携帯通信機能が付加されるため、様々なアプリケーシ
ョン展開が可能な光学式指紋・画像認識装置を実現する
ことができる。
【0015】また、本発明の光学式指紋・画像認識装置
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定手段と、前
記読取対象を接触させる透明物質からなる光路と、前記
読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域
で、照射された光が全反射する所定の角度に配置された
第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質からなる光
路とが接触する領域で、照射された光が散乱されて全反
射しない所定の角度に配置された第2の光源と、前記第
1の光源または前記第2の光源が照射する光が前記読取
対象を経由してくる光を受光し電気信号に変換するイメ
ージセンサとを有し、前記読取対象の画像を光学的に読
み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手段によって
読み取られた画像のデータを記憶する画像データ記憶手
段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象
の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学式読取手段
によって読み取られた画像と登録されている指紋との照
合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取手段によっ
て読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識手段
と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶手段、前
記指紋認識手段、および前記バーコード・二次元コード
認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指紋認識手
段によって認識された結果または前記バーコード・二次
元コード認識手段によってデコードされた結果を出力す
る認識結果出力手段とを備え、前記光学式読取手段は、
着脱可能に取り付けられ、前記制御手段は、前記読取対
象種別設定手段に設定された読取対象の種別の情報が指
紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯するように制御
して前記光学式読取手段によって指紋画像を読み取り、
前記指紋認識手段の動作を制御して指紋を認識させ、前
記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の種別の
情報が印刷物を示す場合は、前記第2の光源を点灯する
ように制御して前記光学式読取手段によって印刷画像を
読み取り、前記バーコード・二次元コード認識手段の動
作を制御してデコードさせる構成を有している。この構
成により、光学式読取部が着脱可能であるため、分離し
た方が使用し易い場合に使いやすく、画像認識以外の用
途で用いる場合は取り外すことができる操作性の良い光
学式指紋・画像認識装置を実現することができる。
【0016】また、本発明の光学式指紋・画像認識方法
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定ステップ
と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光路
と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触
する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に配
置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱さ
れて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
換するイメージセンサとを用いて、前記読取対象の画像
を光学的に読み取る光学式読取ステップと、前記光学式
読取ステップで読み取られた画像のデータを記憶する画
像データ記憶ステップと、前記読取対象種別設定ステッ
プで設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像と登録
されている指紋との照合を行って本人か否かの判定を行
う指紋認識ステップと、前記読取対象種別設定ステップ
で設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像をバー
コードまたは二次元コードとしてデコードするバーコー
ド・二次元コード認識ステップと、前記光学式読取ステ
ップ、前記画像データ記憶ステップ、前記指紋認識ステ
ップ、および前記バーコード・二次元コード認識ステッ
プでの動作を制御する制御ステップと、前記指紋認識ス
テップで認識された結果または前記バーコード・二次元
コード認識ステップでデコードされた結果を出力する認
識結果出力ステップとを備え、前記制御ステップは、前
記読取対象種別設定ステップで設定された読取対象の種
別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯す
るように制御して前記光学式読取ステップで指紋画像を
読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制御して指
紋を認識させ、前記読取対象種別設定ステップで設定さ
れた読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、第2
の光源を点灯するように制御して前記光学式読取ステッ
プで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コー
ド認識ステップでの動作を制御してデコードさせる構成
を有している。この構成により、全反射を生じさせる位
置と散乱を生じさせる位置に光源が配置され、各光源か
ら発せられて読取対象を経由した全反射光または散乱光
を受光できるため、単一の光学式読取部によって指紋読
み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等の印刷
物読み取りの両方が可能な光学式指紋・画像認識方法を
実現することができる。
【0017】また、本発明の光学式指紋・画像認識方法
は、画像を読み取る対象である読取対象を接触させる透
明物質からなる光路と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が全反射
する所定の角度に配置された第1の光源と、前記読取対
象と前記透明物質からなる光路とが接触する領域で、照
射された光が散乱されて全反射しない所定の角度に配置
された第2の光源と、前記第1の光源または前記第2の
光源が照射する光が前記読取対象を経由してくる光を受
光し電気信号に変換するイメージセンサとを用いて、前
記読取対象の画像を光学的に読み取る光学式読取ステッ
プと、前記第1の光源から光を照射して得られた前記読
取対象の全反射光画像と前記第2の光源から光を照射し
て得られた前記読取対象の散乱光画像の2画像を用い
て、前記2画像のコントラストを比較して前記読取対象
が指紋か印刷物かの判定を行う対象物判定ステップと、
前記光学式読取ステップで読み取られた画像のデータを
記憶する画像データ記憶ステップと、前記対象物判定ス
テップで前記読取対象が指紋と判定された場合に、前記
光学式読取ステップで読み取られた画像と登録されてい
る指紋との照合を行って本人か否かの判定を行う指紋認
識ステップと、前記対象物判定ステップで前記読取対象
が印刷物と判定された場合に、前記光学式読取ステップ
で読み取られた画像をバーコードまたは二次元コードと
してデコードするバーコード・二次元コード認識ステッ
プと、前記光学式読取ステップ、前記画像データ記憶ス
テップ、前記指紋認識ステップ、および前記バーコード
・二次元コード認識ステップでの動作を制御する制御ス
テップと、前記指紋認識ステップで認識された結果また
は前記バーコード・二次元コード認識ステップでデコー
ドされた結果を出力する認識結果出力ステップとを備
え、前記制御ステップは、前記対象物判定ステップで前
記読取対象が指紋と判定された場合に、前記第1の光源
を点灯するように制御して前記光学式読取ステップで指
紋画像を読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制
御して指紋を認識させ、前記対象物判定ステップで前記
読取対象が印刷物と判定された場合は、前記第2の光源
を点灯するように制御して前記光学式読取ステップで印
刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コード認識
ステップでの動作を制御してデコードさせる構成を有し
ている。この構成により、全反射を生じさせる位置と散
乱を生じさせる位置に光源が配置され、全反射光画像と
散乱光画像とを用いて読取対象の種別が判定されるた
め、読取対象の種別を設定することなく、単一の光学式
読取部によって指紋読み取りとバーコード・二次元コー
ドや原稿文字等の印刷物読み取りの両方が可能な光学式
指紋・画像認識方法を実現することができる。
【0018】また、本発明の光学式指紋・画像認識方法
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定ステップ
と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光路
と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触
する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に配
置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱さ
れて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
換するイメージセンサとを用いて、前記読取対象の画像
を光学的に読み取る光学式読取ステップと、前記光学式
読取ステップで読み取られた画像のデータを記憶する画
像データ記憶ステップと、前記読取対象種別設定ステッ
プで設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像と登録
されている指紋との照合を行って本人か否かの判定を行
う指紋認識ステップと、前記読取対象種別設定ステップ
で設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像をバー
コードまたは二次元コードとしてデコードするバーコー
ド・二次元コード認識ステップと、前記印刷物に印刷さ
れた文字を認識する文字認識(OCR)ステップと、前
記光学式読取ステップ、前記画像データ記憶ステップ、
前記指紋認識ステップ、前記バーコード・二次元コード
認識ステップ、および前記文字認識(OCR)ステップ
での動作を制御する制御ステップと、前記指紋認識ステ
ップで認識された結果または前記バーコード・二次元コ
ード認識ステップでデコードされた結果または前記文字
認識(OCR)ステップで認識された結果を出力する認
識結果出力ステップとを備え、前記制御ステップは、前
記読取対象種別設定ステップで設定された読取対象の種
別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯す
るように制御して前記光学式読取ステップで指紋画像を
読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制御して指
紋を認識させ、前記読取対象種別設定ステップで設定さ
れた読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、第2
の光源を点灯するように制御して前記光学式読取ステッ
プで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コー
ド認識ステップでの動作を制御してデコードさせるまた
は前記文字認識(OCR)ステップでの動作を制御して
文字を認識させる構成を有している。この構成により、
指紋認識機能およびバーコード・二次元コード認識機能
に加えて文字認識機能を付加できるため、多機能な光学
式指紋・画像認識方法を実現することができる。
【0019】また、本発明の光学式指紋・画像認識方法
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定ステップ
と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光路
と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触
する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に配
置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱さ
れて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
換するイメージセンサとを用いて、前記透明物質からな
る光路の、前記読取対象と前記透明物質からなる光路と
が接触する面にある前記読取対象よりも小さい入力窓部
上で、前記読取対象をスライドさせることにより前記読
取対象の部分画像を順次光学的に読み取る光学式読取ス
テップと、前記光学式読取ステップで読み取られた前記
読取対象の部分画像を合成する画像合成ステップと、前
記光学式読取ステップで読み取られた画像のデータを記
憶する画像データ記憶ステップと、前記読取対象種別設
定ステップで設定された読取対象の種別の情報が指紋を
示す場合に、前記光学式読取ステップで読み取られた画
像と登録されている指紋との照合を行って本人か否かの
判定を行う指紋認識ステップと、前記読取対象種別設定
ステップで設定された読取対象の種別の情報が印刷物を
示す場合に、前記光学式読取ステップで読み取られた画
像をバーコードまたは二次元コードとしてデコードする
バーコード・二次元コード認識ステップと、前記光学式
読取ステップ、前記画像データ記憶ステップ、前記指紋
認識ステップ、および前記バーコード・二次元コード認
識ステップでの動作を制御する制御ステップと、前記指
紋認識ステップで認識された結果または前記バーコード
・二次元コード認識ステップでデコードされた結果を出
力する認識結果出力ステップとを備え、前記制御ステッ
プは、前記読取対象種別設定ステップで設定された読取
対象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源
を点灯するように制御して前記光学式読取ステップで指
紋画像を読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制
御して指紋を認識させ、前記読取対象種別設定ステップ
で設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
は、第2の光源を点灯するように制御して前記光学式読
取ステップで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二
次元コード認識ステップでの動作を制御してデコードさ
せる構成を有している。この構成により、入力窓部やイ
メージセンサの読取対象物スライド方向の長さを短く設
計することができるため、装置の小型化が可能な光学式
指紋・画像認識方法を実現することができる。
【0020】また、本発明の光学式指紋・画像認識方法
は、画像を読み取る対象である読取対象が指紋か印刷物
かの種別の情報を設定する読取対象種別設定ステップ
と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光路
と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触
する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に配
置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質か
らなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱さ
れて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
換するイメージセンサとを用いて、前記透明物質からな
る光路の、前記読取対象と前記透明物質からなる光路と
が接触する面にある前記読取対象よりも小さい入力窓部
を、前記読取対象上でスライドさせて前記読取対象の部
分画像を順次光学的に読み取る光学式読取ステップと、
前記光学式読取ステップで読み取られた前記読取対象の
部分画像を合成する画像合成ステップと、前記光学式読
取ステップで読み取られた画像のデータを記憶する画像
データ記憶ステップと、前記読取対象種別設定ステップ
で設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像と登録
されている指紋との照合を行って本人か否かの判定を行
う指紋認識ステップと、前記読取対象種別設定ステップ
で設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像をバー
コードまたは二次元コードとしてデコードするバーコー
ド・二次元コード認識ステップと、前記光学式読取ステ
ップ、前記画像データ記憶ステップ、前記指紋認識ステ
ップ、および前記バーコード・二次元コード認識ステッ
プでの動作を制御する制御ステップと、前記指紋認識ス
テップで認識された結果または前記バーコード・二次元
コード認識ステップでデコードされた結果を出力する認
識結果出力ステップとを備え、前記制御ステップは、前
記読取対象種別設定ステップで設定された読取対象の種
別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯す
るように制御して前記光学式読取ステップで指紋画像を
読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制御して指
紋を認識させ、前記読取対象種別設定ステップで設定さ
れた読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、第2
の光源を点灯するように制御して前記光学式読取ステッ
プで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コー
ド認識ステップでの動作を制御してデコードさせる構成
を有している。この構成により、入力窓部やイメージセ
ンサの読取対象物スライド方向の長さを短く設計するこ
とができるため、装置の小型化が可能な光学式指紋・画
像認識方法を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態
の、光学式指紋・画像認識装置の構成を示すブロック図
である。光学式指紋・画像認識装置100は、読取対象
種別設定部31、光学式読取部32、画像データ記憶部
33、制御部34、画像合成部35、指紋認識部36、
バーコード・二次元コード認識部37、文字認識(OC
R)部38、および認識結果出力部39によって構成さ
れる。
【0022】読取対象種別設定部31には、光学式指紋
・画像認識装置100で処理される読取対象が指紋であ
るか印刷物であるかの種別が設定される。印刷物につい
ては、さらにバーコードや二次元コード等と文字の種別
を設定できるのでも良い。読取対象種別設定部31に設
定された読取対象の種別に関する情報は、制御部34に
出力され、この情報に基づいて制御部34は、読取対象
別に制御部34に接続された各構成部を制御する。
【0023】光学式読取部32は、光源から発して指紋
や印刷物(バーコード、二次元コード、原稿文字等の印
刷画像をいう。)等の対象物(以下、読取対象物とい
う。)に光を照射し、その反射光を受光する光学系を有
する。この光学式読取部32の構成の一例を図4に示
す。図4において、指紋用光源41と印刷物用光源42
は、読取対象物に対し均一に光を照射する光源であり、
例えば、照明用のLEDまたは半導体レーザ等である。
【0024】ファイバ・アレイ・プレート(Fiber Arra
y Plate、以下、FAPという。)43は、光ファイバ
を束ねて接合したものをプレート状の形状に切断したも
のである。図4に示すFAP43における近接する2本
の破線に囲まれた領域は、光ファイバを模式的に現した
ものである。FAP43は、上記の指紋用光源41また
は印刷物用光源42から発せられた照射光および読取対
象物からの反射光を伝搬させる透明物質によって構成さ
れる光路である。この透明物質によって構成される光路
は、FAPの他にもガラスやプラスチック等の光学部品
でもよい。
【0025】入力窓部44は、FAP43における光源
のある面と対向する対象物スキャン面45の一部の領域
であり、読取対象物を接触させる領域である。イメージ
センサ46は、読取対象物からの反射光を受光し、受光
した光の情報を電気信号に変換するためのセンサであ
り、例えば、CCDセンサやCMOSセンサ等である。
【0026】光路にFAPを用いるが、図4と異なる構
成の光学式読取部32の例を図5に示す。図5におい
て、指58が置かれる入力面57で全反射する方向から
指紋用光源41が光を照射し、入力面57で全反射した
光はFAP53を構成する各ファイバ内を軸方向に通過
し、イメージセンサ46に入射する。指紋用光源41か
ら発せられてイメージセンサ46に入る光が通る経路を
実線の矢印で示す。なお、この図に示した例では、指紋
用光源41からの光が全反射する入射角を45°として
いる。次に、印刷物用光源42から発せられて、入力面
57で散乱された光がイメージセンサ46に入射する経
路を破線の矢印で示す。
【0027】図6に、プリズムを用いて上記の光学式読
取部32を構成する例を示す。図6において、指紋用光
源41から発せられた光は、反射鏡63、台形プリズム
64を経由して指58が置かれる入力面69に入射す
る。この入射角度は、上記と同様に入射光が全反射する
所定の角度とする。入力面69で全反射した光は、反射
鏡65、レンズ67を経由してイメージセンサ46に入
射する。指紋用光源41から発せられてイメージセンサ
46に入る光が通過する経路を矢印付の実線で示す。次
に、印刷物用光源42から発せられ、入力面69で散乱
された光がイメージセンサ46に入射する経路を矢印付
の破線で示す。
【0028】光学式読取部32において、指紋用光源4
1および印刷物用光源42をアレイ状に配置し、入力窓
部44の広さを読取対象物よりも十分に大きくし、イメ
ージセンサ46を十分に広い領域をカバーできる受光素
子数からなる2次元の素子とすることによって、読取対
象物を一度に読み取ることも可能である。しかしなが
ら、このような構成では装置が大型化すると共に高コス
トになる。
【0029】一方、入力窓部44を読取対象物よりも小
さい短冊状の小領域とし、読取対象物を対象物スキャン
面45に接触させて滑らせる方法で部分画像を順次取得
し、取得された部分画像を合成して読取対象物の全画像
を形成ことも可能である。この構成では、入力窓部44
の短冊状小領域の面積を上記の一度で読み取る場合の構
成に比べて小さくできるため、指紋用光源41および印
刷物用光源42の光源数とイメージセンサ46の受光素
子数を減少でき、装置の小型化、低コスト化が実現でき
る。第1の実施の形態の光学式指紋・画像認識装置は、
小領域の入力窓部44を用いて読取対象物を読み取るも
のである。
【0030】図7は、本発明の第1の実施の形態の、光
学式指紋・画像認識装置における指紋読み取り動作を説
明するための説明図である。図7において、読取対象物
が指紋の場合は、指紋用光源41を点灯させ、印刷物用
光源42を消灯させる。指紋用光源41は、指紋用光源
41から照射された光が、読取対象物が置かれる位置で
全反射するような角度に設置される。
【0031】指紋用光源41から出た光線aは、指紋の
隆線13で散乱されるため、全反射方向の光線a’の光
量は小さい。一方、指紋用光源41から出た光線bは、
指紋の谷線14の位置で、全反射されるため光線b’の
光量は大きい。この光線a’および b’の光量差をイメ
ージセンサ46で検出し指紋画像を形成する。
【0032】図8は、本発明の第1の実施の形態の、光
学式指紋・画像認識装置における印刷物読み取り動作を
説明するための説明図である。図8において、読取対象
物が印刷物の場合は、指紋用光源41を消灯させ、印刷
物用光源42を点灯させる。印刷物用光源42は、照射
した光が読取対象物に当たって散乱されるように、読取
対象物に対して例えば垂直等の小さい入射角の方向に設
置される。
【0033】印刷物用光源42から出た光線cは、紙面
25の白部23で散乱され、その一部が光線c’として
イメージセンサ46に到達する。一方、印刷物用光源4
2から出た光線dは、紙面25の黒部24で吸収される
ため、光線d’としてイメージセンサ46に到達する光
量は小さい。この光線c’および d’の光量差をイメー
ジセンサ46で検出して印刷物画像を形成する。
【0034】図3に戻って、画像データ記憶部33は、
光学式読取部32のイメージセンサ46で受光した読取
対象物の全画像または部分画像を記憶する。制御部34
は、読取対象種別設定部31に設定された読取対象種別
に関する情報に基づいて光学式読取部32の指紋用光源
41および印刷物用光源42のON・OFFを制御する
と共に、指紋認識部36、バーコード・二次元コード認
識部37、および文字認識(OCR)部38の動作も制
御する。さらに、制御部34は、画像データ記憶部33
への画像データ転送の制御等も行う。
【0035】画像合成部35は、光学式読取部32の入
力窓部44が読取対象物よりも小さい短冊状の小領域の
場合に、画像データ記憶部33に順次記憶された部分画
像から読取対象物の合成画像を生成する。指紋認識部3
6は、読取対象物が指紋の場合に、画像合成部35から
出力された読取指紋画像から指紋特徴量を算出し、既に
登録されている指紋特徴量との照合を行い、本人か否か
の判定を行う。
【0036】バーコード・二次元コード認識部37は、
読取対象物がバーコードまたは二次元コードの場合に、
画像合成部35から出力された読取バーコードまたは二
次元コード画像からコードの種類を判定し、デコード処
理を行う。文字認識(OCR)部38は、読取対象物が
原稿文字の場合に画像合成部35から出力された読取原
稿文字画像から文字を切り出し、文字認識処理を行う。
認識結果出力部39は、指紋認識部36で処理した本人
か否かの結果、バーコード・二次元コード認識部37で
処理したコードのデコード結果、文字認識(OCR)部
38で処理した文字認識結果等を表示する。
【0037】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識装置は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
た光学式読取部を設けたことにより、単一の光学式読取
部によって指紋読み取りとバーコード・二次元コードや
原稿文字等の印刷物読み取りの両方が可能である。ま
た、読取対象の部分画像を順次取得して画像合成する画
像合成部を設けたことにより、小型かつ簡易な構成で指
紋・印刷物両方の画像認識を行う光学式指紋・画像認識
装置を実現することができる。
【0038】図9は、本発明の第2の実施の形態の、光
学式指紋・画像認識方法における処理の流れを示すフロ
ーチャートである。なお、本発明の第2の実施の形態
の、光学式指紋・画像認識方法が実行される装置の構成
は、図3に示す本発明の第1の実施の形態の光学式指紋
・画像認識装置の構成と同じであり、その説明は省略す
る。
【0039】ステップS101で、制御部34は、読取
対象物が指紋かバーコード・二次元コードかを判定し、
読取対象物が指紋であると判定された場合、処理はステ
ップS111に移り、バーコードまたは二次元コードと
判定された場合、処理はステップS121に移る。この
読取対象物の判定は、読み取り前にユーザが予めどちら
かを選択する方法でも良い。また、光学式指紋・画像認
識装置が読取対象物を判定する方法については後述す
る。
【0040】ステップS101で読取対象物が指紋と判
定された場合、ステップS111で、制御部34は、指
のスライドを実行しているか否か判定し、実行中と判定
された場合、処理はステップS112に進み、指のスラ
イドが実行されていないと判断された場合、処理はステ
ップS114に飛ぶ。
【0041】指のスライドを実行しているか否かの判定
方法としては、通常の人間が知覚できる時間に比して微
小な時間間隔で指紋の画像を取得し、相前後する指紋の
画像を比較して変化を検出し、所定以上の変化が検出で
きた場合はスライドを実行中と判定し、検出できない場
合はスライドを実行していないと判定する等の方法が考
えられる。
【0042】ステップS111で指のスライドを実行中
と判定された場合、ステップS112で、光学式読取部
32は、部分指紋画像を取得する。ステップS113
で、画像データ記憶部33は、ステップS112で取得
した部分指紋画像を蓄積する。ステップS111で指の
スライドを実行していないと判定された場合、ステップ
S114で、画像合成部35は、ステップS113で蓄
積された一連の部分指紋画像を合成し、全体の指紋画像
を生成する。
【0043】ステップS115で、指紋認識部36は、
ステップS114で合成された指紋画像から指紋特徴量
を算出し、既に登録済みの指紋特徴量との照合を行い、
本人か否かの判定を行う。ステップS116で、認識結
果出力部39は、認識結果等を表示部に表示する。
【0044】ステップS101で、読取対象物がバーコ
ードまたは二次元コードと判定された場合、ステップS
121で、制御部34は、本発明の光学式指紋・画像認
識装置を搭載した携帯電話がスライドされているか否か
の判定を行い、実行中と判定された場合、処理はステッ
プS122に進み、実行されていないと判断された場
合、処理はステップS124に飛ぶ。携帯電話がスライ
ドされているか否かの判定は、指がスライドされている
か否かの判定と同様に実現できる。
【0045】ステップS121で携帯電話がスライドさ
れていると判定された場合、ステップS122で、光学
式読取部32は、部分印刷物画像を取得する。ステップ
S123で、画像データ記憶部33は、ステップS12
2で取得した部分印刷物画像を蓄積する。ステップS1
21で携帯電話がスライドされていないと判定された場
合、ステップS124で、画像合成部35は、ステップ
S123で蓄積された一連の部分印刷物画像を合成し、
全体の印刷物画像を生成する。
【0046】ステップS125で、バーコード・二次元
コード認識部37は、ステップS124で合成された印
刷物画像からコードの種類を判定し、デコード処理を行
う。ステップS126で、認識結果出力部39は、デコ
ード結果等を表示部に表示する。なお、ステップS12
5で、文字認識(OCR)部38がバーコード・二次元
コード認識を文字認識(OCR)にすることで原稿文字
を読み取る文字認識機能を実現することも可能である。
【0047】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識方法は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
て読取対象を読み取るため、単一の光学式読取部で指紋
読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等の印
刷物読み取りの両方ができる。
【0048】図10は、本発明の第3の実施の形態の、
光学式指紋・画像認識装置の構成を示すブロック図であ
る。光学式指紋・画像認識装置200は、光学式読取部
32、対象物判定部102、画像データ記憶部103、
制御部104、指紋認識部105、バーコード・二次元
コード認識部106、および認識結果出力部107によ
って構成される。
【0049】光学式読取部32は、指紋や印刷物(バー
コード、二次元コード、原稿文字等の印刷物)の読取対
象物に光源からの光を照射し、その反射光を受光する光
学系である。この光学式読取部32の構成は図4に示し
たものと同じである。指紋用光源41は、指紋用光源4
1から照射された光が、読取対象物が置かれる位置で全
反射するような角度に設置される。印刷物用光源42
は、照射した光が読取対象物に当たって散乱されるよう
に、読取対象物に対して例えば垂直等の小さい入射角の
方向に設置される。
【0050】対象物判定部102は、読取対象物に対し
て上記光学式読取部32の指紋用光源41を照射して取
得した全反射光画像と、読取対象物に対して前記光学式
読取部32の印刷物用光源42を照射して取得した散乱
光画像から、これらの2画像のコントラスト値を比較し
て読取対象物が指紋であるか印刷物であるかを判定す
る。
【0051】画像データ記憶部103は、前記対象物判
定部102によって判定された結果が指紋の場合は、光
学式読取部32の指紋用光源41を照射して取得した全
反射光画像を記憶する。対象物判定部102によって判
定された結果が印刷物の場合は、前記光学式読取部32
の印刷物用光源42を照射して取得した散乱光画像を記
憶する。
【0052】制御部104は、光学式読取部32および
対象物判定部102における指紋用光源41と印刷物用
光源42のON・OFF制御、画像データ記憶部103
への画像データ転送の制御、その他の制御を行う。指紋
認識部105は、対象物判定部102によって読取対象
物が指紋と判定された場合に画像データ記憶部103に
保存されている読取指紋画像から指紋特徴量を算出し、
既に登録されている指紋特徴量との照合を行い、本人か
否かの判定を行う。
【0053】バーコード・二次元コード認識部106
は、対象物判定部102によって読取対象物が印刷物と
判定され、その印刷物がバーコードまたは二次元コード
の場合に、画像データ記憶部103に保存されている入
力バーコードまたは二次元コード画像からコードの種類
を判定し、デコード処理を行う。
【0054】なお、本発明の第3の実施の形態の光学式
指紋・画像認識装置に、上記第1の実施の形態の光学式
指紋・画像認識装置に含まれる文字認識(OCR)部3
8を付加することも可能であり、文字認識(OCR)部
38の動作は自明であり、その説明は省略する。認識結
果出力部107は、指紋認識部105によって認識され
た本人か否かの結果、バーコード・二次元コード認識部
106によってデコードされた結果を表示する。
【0055】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識装置は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
た光学式読取部と、全反射光画像と散乱光画像とを用い
て読取対象の種別を判定する対象物判定部とを設けたこ
とにより、読取対象の種別を設定することなく、単一の
光学式読取部によって指紋読み取りとバーコード・二次
元コードや原稿文字等の印刷物読み取りの両方が可能で
ある。
【0056】次に、本発明の第4の実施の形態の、光学
式指紋・画像認識装置における光学式指紋・画像認識方
法について説明する。図11は、本発明の第4の実施の
形態の、光学式指紋・画像認識方法における処理の流れ
を示すフローチャートである。なお、本発明の第4の実
施の形態の、光学式指紋・画像認識方法が実行される装
置の構成は、図10に示す本発明の第3の実施の形態の
光学式指紋・画像認識装置の構成と同じであり、その説
明は省略する。
【0057】以下に、読取対象物が指紋か印刷物かを判
定する方法について説明する。ステップS201で、制
御部104は、指紋用光源41を点灯して光が全反射さ
れる方向から光を照射する。ステップS202で、光学
式読取部32は、読取対象物からの全反射光を受光して
読取対象物の全反射光画像を形成する。
【0058】ステップS203で、制御部104は、印
刷物用光源42を点灯して光が散乱される方向から光を
照射する。ステップS204で、光学式読取部32は、
読取対象物からの散乱光を受光して読取対象物の散乱光
画像を形成する。ステップS205で、制御部104
は、ステップS202で取得した全反射光画像とステッ
プS204で取得した散乱光画像とのコントラストを計
算する。具体的には、全反射光画像と散乱光画像の各2
値化画像の黒画素数を数える。
【0059】ステップS206で、制御部104は、全
反射光画像と散乱光画像の各2値化画像の黒画素数を比
較し、全反射光画像の方が散乱光画像よりも黒画素数が
多い場合は、読取対象物を指紋と判定し、処理はステッ
プS111に移り、黒画素数が多くないと判定した場合
は、読取対象物を印刷物と判定し、処理はステップS1
21に移る。
【0060】読取対象物が指紋の場合、全反射光では指
紋の隆線部分が黒画素になり谷部とのコントラストが大
きいが、散乱光では指紋の隆線と谷線のコントラストが
小さこと、および、読取対象物が印刷物の場合、散乱光
では印刷物の黒部が黒画素になり白部とのコントラスト
が大きいが、全反射光では印刷物の黒部と白部のコント
ラストが小さいことによる。
【0061】ステップS111からステップS116ま
での処理およびステップS121からステップS126
までの処理は、上記の第2の実施の形態の光学式指紋・
画像認識方法における同一引用記号で引用された処理と
同じであるため、その説明を省略する。
【0062】以上説明したように、本発明の第4の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識方法は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
て読取対象を読み取り、全反射光画像と散乱光画像とを
用いて読取対象の種別を判定するため、読取対象の種別
を設定することなく、単一の光学式読取部によって指紋
読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等の印
刷物読み取りの両方が可能である。
【0063】図12は、本発明の第5の実施の形態の光
学式指紋・画像認識装置および指紋読取方法を説明する
ための説明図である。図12において、光学式指紋・画
像認識装置は、携帯電話機120の内部に搭載されてい
る。言うまでもなく、光学式指紋・画像認識装置は、本
発明の第1の実施の形態の光学式指紋・画像認識装置ま
たは本発明の第3の実施の形態の光学式指紋・画像認識
装置のいずれでも良い。
【0064】指紋を読み取られる指122は、指122
の指紋下部位置を本発明の光学式読取部121の入力窓
部に接触させ、図12に示す矢印方向に指122をスラ
イドさせることにより指紋をスキャンして指紋画像を取
得する。
【0065】図13は、本発明の第5の実施の形態の光
学式指紋・画像認識装置および印刷物読取方法を説明す
るための説明図である。図13において、光学式指紋・
画像認識装置は、携帯電話機120の内部に搭載されて
いる。読み取られるバーコード123は、バーコード1
23の左端位置を光学式読取部121の入力窓部に接触
させ、図13に示す矢印方向に携帯電話本体120をス
ライドさせることによりバーコード123をスキャンし
て印刷物画像を取得する。
【0066】以上説明したように、本発明の第5の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識装置は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
た光学式読取部を携帯電話等の小型端末に搭載すること
により、操作性良く、単一の光学式読取部によって指紋
読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等の印
刷物読み取りの両方が可能である。
【0067】図14は、本発明の第6の実施の形態の光
学式指紋・画像認識装置および印刷物読取方法を説明す
るための説明図である。言うまでもなく、光学式指紋・
画像認識装置は、本発明の第1の実施の形態の光学式指
紋・画像認識装置または本発明の第3の実施の形態の光
学式指紋・画像認識装置のいずれでも良い。
【0068】図14において、光学式指紋・画像認識装
置は、携帯電話機141に搭載されている。光学式読取
部142は、配線とコネクタからなる接続部143を介
して携帯電話機141に着脱可能に接続される。本発明
の第6の実施の形態の光学式指紋・画像認識装置におけ
る光学式読取部142を紙面に印刷された記号や文字等
の画像144上に密着させることにより印刷物を読み取
る。
【0069】ここで、光学式読取部142は、一度のス
キャンでバーコード、二次元コード、指紋等を読み取る
ことができるように光学系を大型に設計するのでも、ま
た、光学式読取部142をスライドさせて読取対象物を
読み取るように光学系を小型に設計するのでもよい。ま
た、上記例では携帯電話機141と光学式読取部142
とを有線で接続する例について説明したが、IrDA
(Infrared Data Association:赤外線通信の規格)等
の無線転送により携帯電話と光学式読取装置とを接続す
る方法でもよい。
【0070】以上説明したように、本発明の第6の実施
の形態の、光学式指紋・画像認識装置は、全反射光を発
生させる位置と散乱光を発生させる位置に光源を配置し
た光学式読取部と着脱可能な光学的読取部とを設けたこ
とにより、操作性良く、単一の光学式読取部によって指
紋読み取りとバーコード・二次元コードや原稿文字等の
印刷物読み取りの両方が可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、読取対
象の種別を設定することなく、操作性良く、単一の光学
式読取部を用いて指紋および印刷物両方の画像の取得が
可能な光学式指紋・画像認識装置および方法を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光学式指紋認識装置における読取部の構
成の一例を示す図
【図2】従来の光学式画像認識装置における読取部の構
成の一例を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置における光学式読取部の構成を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置における光学式読取部の構成を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置における光学式読取部の構成を示す図
【図7】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置における指紋読み取り動作を説明するための
説明図
【図8】本発明の第1の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識装置における印刷物読み取り動作を説明するため
の説明図
【図9】本発明の第2の実施の形態の、光学式指紋・画
像認識方法における処理の流れを示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態の、光学式指紋・
画像認識装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第4の実施の形態の、光学式指紋・
画像認識方法における処理の流れを示すフローチャート
【図12】本発明の第5の実施の形態の光学式指紋・画
像認識装置および指紋読取方法を説明するための説明図
【図13】本発明の第5の実施の形態の光学式指紋・画
像認識装置および印刷物読取方法を説明するための説明
【図14】本発明の第6の実施の形態の光学式指紋・画
像認識装置および印刷物読取方法を説明するための説明
【符号の説明】
11、21 光源 12、64 プリズム 13 指紋の隆線 14 指紋の谷線 15、67 レンズ 16 イメージセンサ 22 ガラス台 23 紙面の白部 24 紙面の黒部 25 紙面 31 読取対象種別設定部 32、142 光学式読取部 33、103 画像データ記憶部 34、104 制御部 35 画像合成部 36、105 指紋認識部 37、106 バーコード・二次元コード認識部 38 文字認識(OCR)部 39、107 認識結果出力部 41 指紋用光源 42 印刷物用光源 43、53 ファイバ・アレイ・プレート(FAP) 44 入力窓部 45 対象物スキャン面 46 イメージセンサ 57、69 入力面 58、122 指 63、65 反射鏡 102 対象物判定部 120、141 携帯電話機 121 光学式読取部 123 バーコード 143 接続部 144 画像 a、b、c、d 照射光 a’、b’ 全反射光 c’、d’ 散乱光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 千尋 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 釣部 智行 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 飯田 亮介 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 井出 稚恵 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 椎名 幸子 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG01 5B047 AA25 AB02 BA01 BB04 BC08 BC12 BC14 CB16 CB22 DC20 5B072 CC21 CC24 DD02 DD21 LL11 LL18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を読み取る対象である読取対象が指
    紋か印刷物かの種別の情報を設定する読取対象種別設定
    手段と、前記読取対象を接触させる透明物質からなる光
    路と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接
    触する領域で、照射された光が全反射する所定の角度に
    配置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明物質
    からなる光路とが接触する領域で、照射された光が散乱
    されて全反射しない所定の角度に配置された第2の光源
    と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射する光
    が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号に変
    換するイメージセンサとを有し、前記読取対象の画像を
    光学的に読み取る光学式読取手段と、前記光学式読取手
    段によって読み取られた画像のデータを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、前記読取対象種別設定手段に設定され
    た読取対象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記光学
    式読取手段によって読み取られた画像と登録されている
    指紋との照合を行って本人か否かの判定を行う指紋認識
    手段と、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対
    象の種別の情報が印刷物を示す場合に、前記光学式読取
    手段によって読み取られた画像をバーコードまたは二次
    元コードとしてデコードするバーコード・二次元コード
    認識手段と、前記光学式読取手段、前記画像データ記憶
    手段、前記指紋認識手段、および前記バーコード・二次
    元コード認識手段の動作を制御する制御手段と、前記指
    紋認識手段によって認識された結果または前記バーコー
    ド・二次元コード認識手段によってデコードされた結果
    を出力する認識結果出力手段とを備え、前記制御手段
    は、前記読取対象種別設定手段に設定された読取対象の
    種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を点灯
    するように制御して前記光学式読取手段によって指紋画
    像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を制御して指紋
    を認識させ、前記読取対象種別設定手段に設定された読
    取対象の種別の情報が印刷物を示す場合は、前記第2の
    光源を点灯するように制御して前記光学式読取手段によ
    って印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コー
    ド認識手段の動作を制御してデコードさせることを特徴
    とする光学式指紋・画像認識装置。
  2. 【請求項2】 画像を読み取る対象である読取対象を接
    触させる透明物質からなる光路と、前記読取対象と前記
    透明物質からなる光路とが接触する領域で、照射された
    光が全反射する所定の角度に配置された第1の光源と、
    前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触する
    領域で、照射された光が散乱されて全反射しない所定の
    角度に配置された第2の光源と、前記第1の光源または
    前記第2の光源が照射する光が前記読取対象を経由して
    くる光を受光し電気信号に変換するイメージセンサとを
    有し、前記読取対象の画像を光学的に読み取る光学式読
    取手段と、前記光学式読取手段の第1の光源から光を照
    射して得られた前記読取対象の全反射光画像と前記光学
    式読取手段の第2の光源から光を照射して得られた前記
    読取対象の散乱光画像の2画像を用いて、前記2画像の
    コントラストを比較して前記読取対象が指紋か印刷物か
    の判定を行う対象物判定手段と、前記光学式読取手段に
    よって読み取られた画像のデータを記憶する画像データ
    記憶手段と、前記対象物判定手段によって前記読取対象
    が指紋と判定された場合に、前記光学式読取手段によっ
    て読み取られた画像と登録されている指紋との照合を行
    って本人か否かの判定を行う指紋認識手段と、前記対象
    物判定手段によって前記読取対象が印刷物と判定された
    場合に、前記光学式読取手段によって読み取られた画像
    をバーコードまたは二次元コードとしてデコードするバ
    ーコード・二次元コード認識手段と、前記光学式読取手
    段、前記画像データ記憶手段、前記指紋認識手段、およ
    び前記バーコード・二次元コード認識手段の動作を制御
    する制御手段と、前記指紋認識手段によって認識された
    結果または前記バーコード・二次元コード認識手段によ
    ってデコードされた結果を出力する認識結果出力手段と
    を備え、前記制御手段は、前記対象物判定手段によって
    前記読取対象が指紋と判定された場合に、前記第1の光
    源を点灯するように制御して前記光学式読取手段によっ
    て指紋画像を読み取り、前記指紋認識手段の動作を制御
    して指紋を認識させ、前記対象物判定手段によって前記
    読取対象が印刷物と判定された場合は、前記第2の光源
    を点灯するように制御して前記光学式読取手段によって
    印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元コード認
    識手段の動作を制御してデコードさせることを特徴とす
    る光学式指紋・画像認識装置。
  3. 【請求項3】 前記光学式指紋・画像認識装置は、さら
    に、前記印刷物に印刷された文字を認識する文字認識
    (OCR)手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の光学式指紋・画像認識装置。
  4. 【請求項4】 前記光学式読取手段は、前記透明物質か
    らなる光路の、前記読取対象と前記透明物質からなる光
    路とが接触する面に前記読取対象よりも小さい入力窓部
    を有し、前記読取対象をスライドさせることにより前記
    読取対象の部分画像を順次取得し、前記光学式指紋・画
    像認識装置は、さらに、前記光学式読取手段によって読
    み取られた前記読取対象の部分画像を合成する画像合成
    手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の光学式指紋・画像認識装置。
  5. 【請求項5】 前記光学式読取手段は、さらに、前記透
    明物質からなる光路の、前記読取対象と前記透明物質か
    らなる光路とが接触する面に前記読取対象よりも小さい
    入力窓部と、前記入力窓部を前記読取対象上でスライド
    させる手段を有し、前記入力窓部を前記読取対象上でス
    ライドさせることにより前記読取対象の部分画像を順次
    取得し、前記光学式指紋・画像認識装置は、さらに、前
    記光学式読取手段によって読み取られた前記読取対象の
    部分画像を合成する画像合成手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の光学式指紋・
    画像認識装置。
  6. 【請求項6】 前記透明物質からなる光路は、ガラス、
    プラスチック、またはファイバ・アレイ・プレートのう
    ちのいずれか1つからなる光路であることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の光学式指紋・画像
    認識装置。
  7. 【請求項7】 前記光学式指紋・画像認識装置は、さら
    に、無線通信が可能な携帯通信手段を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光学式指紋
    ・画像認識装置。
  8. 【請求項8】 前記光学式読取手段は、着脱可能に取り
    付けられたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の光学式指紋・画像認識装置。
  9. 【請求項9】 画像を読み取る対象である読取対象が指
    紋か印刷物かの種別の情報を設定する読取対象種別設定
    ステップと、前記読取対象を接触させる透明物質からな
    る光路と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路と
    が接触する領域で、照射された光が全反射する所定の角
    度に配置された第1の光源と、前記読取対象と前記透明
    物質からなる光路とが接触する領域で、照射された光が
    散乱されて全反射しない所定の角度に配置された第2の
    光源と、前記第1の光源または前記第2の光源が照射す
    る光が前記読取対象を経由してくる光を受光し電気信号
    に変換するイメージセンサとを用いて、前記読取対象の
    画像を光学的に読み取る光学式読取ステップと、前記光
    学式読取ステップで読み取られた画像のデータを記憶す
    る画像データ記憶ステップと、前記読取対象種別設定ス
    テップで設定された読取対象の種別の情報が指紋を示す
    場合に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像と
    登録されている指紋との照合を行って本人か否かの判定
    を行う指紋認識ステップと、前記読取対象種別設定ステ
    ップで設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す
    場合に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像を
    バーコードまたは二次元コードとしてデコードするバー
    コード・二次元コード認識ステップと、前記光学式読取
    ステップ、前記画像データ記憶ステップ、前記指紋認識
    ステップ、および前記バーコード・二次元コード認識ス
    テップでの動作を制御する制御ステップと、前記指紋認
    識ステップで認識された結果または前記バーコード・二
    次元コード認識ステップでデコードされた結果を出力す
    る認識結果出力ステップとを備え、前記制御ステップ
    は、前記読取対象種別設定ステップで設定された読取対
    象の種別の情報が指紋を示す場合に、前記第1の光源を
    点灯するように制御して前記光学式読取ステップで指紋
    画像を読み取り、前記指紋認識ステップでの動作を制御
    して指紋を認識させ、前記読取対象種別設定ステップで
    設定された読取対象の種別の情報が印刷物を示す場合
    は、第2の光源を点灯するように制御して前記光学式読
    取ステップで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二
    次元コード認識ステップでの動作を制御してデコードさ
    せることを特徴とする光学式指紋・画像認識方法。
  10. 【請求項10】 画像を読み取る対象である読取対象を
    接触させる透明物質からなる光路と、前記読取対象と前
    記透明物質からなる光路とが接触する領域で、照射され
    た光が全反射する所定の角度に配置された第1の光源
    と、前記読取対象と前記透明物質からなる光路とが接触
    する領域で、照射された光が散乱されて全反射しない所
    定の角度に配置された第2の光源と、前記第1の光源ま
    たは前記第2の光源が照射する光が前記読取対象を経由
    してくる光を受光し電気信号に変換するイメージセンサ
    とを用いて、前記読取対象の画像を光学的に読み取る光
    学式読取ステップと、前記第1の光源から光を照射して
    得られた前記読取対象の全反射光画像と前記第2の光源
    から光を照射して得られた前記読取対象の散乱光画像の
    2画像を用いて、前記2画像のコントラストを比較して
    前記読取対象が指紋か印刷物かの判定を行う対象物判定
    ステップと、前記光学式読取ステップで読み取られた画
    像のデータを記憶する画像データ記憶ステップと、前記
    対象物判定ステップで前記読取対象が指紋と判定された
    場合に、前記光学式読取ステップで読み取られた画像と
    登録されている指紋との照合を行って本人か否かの判定
    を行う指紋認識ステップと、前記対象物判定ステップで
    前記読取対象が印刷物と判定された場合に、前記光学式
    読取ステップで読み取られた画像をバーコードまたは二
    次元コードとしてデコードするバーコード・二次元コー
    ド認識ステップと、前記光学式読取ステップ、前記画像
    データ記憶ステップ、前記指紋認識ステップ、および前
    記バーコード・二次元コード認識ステップでの動作を制
    御する制御ステップと、前記指紋認識ステップで認識さ
    れた結果または前記バーコード・二次元コード認識ステ
    ップでデコードされた結果を出力する認識結果出力ステ
    ップとを備え、前記制御ステップは、前記対象物判定ス
    テップで前記読取対象が指紋と判定された場合に、前記
    第1の光源を点灯するように制御して前記光学式読取ス
    テップで指紋画像を読み取り、前記指紋認識ステップで
    の動作を制御して指紋を認識させ、前記対象物判定ステ
    ップで前記読取対象が印刷物と判定された場合は、前記
    第2の光源を点灯するように制御して前記光学式読取ス
    テップで印刷画像を読み取り、前記バーコード・二次元
    コード認識ステップでの動作を制御してデコードさせる
    ことを特徴とする光学式指紋・画像認識方法。
  11. 【請求項11】 前記光学式指紋・画像認識方法は、さ
    らに、前記印刷物に印刷された文字を認識する文字認識
    (OCR)ステップを備えたことを特徴とする請求項9
    または10記載の光学式指紋・画像認識方法。
  12. 【請求項12】 前記光学式読取ステップは、前記透明
    物質からなる光路の、前記読取対象と前記透明物質から
    なる光路とが接触する面にある前記読取対象よりも小さ
    い入力窓部上で、前記読取対象をスライドさせることに
    より前記読取対象の部分画像を順次取得し、前記光学式
    指紋・画像認識方法は、さらに、前記光学式読取ステッ
    プで読み取られた前記読取対象の部分画像を合成する画
    像合成ステップを備えたことを特徴とする請求項9ない
    し11のいずれかに記載の光学式指紋・画像認識方法。
  13. 【請求項13】 前記光学式読取ステップは、さらに、
    前記透明物質からなる光路の、前記読取対象と前記透明
    物質からなる光路とが接触する面にある前記読取対象よ
    りも小さい入力窓部を、前記読取対象上でスライドさせ
    て前記読取対象の部分画像を順次取得し、前記光学式指
    紋・画像認識方法は、さらに、前記光学式読取ステップ
    で読み取られた前記読取対象の部分画像を合成する画像
    合成ステップを備えたことを特徴とする請求項9ないし
    11のいずれかに記載の光学式指紋・画像認識方法。
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