JPS62212892A - 指紋パタ−ン入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は指紋パターン入力装置、特にセ中ユリティ機
器等の指紋照合装置に適用して、光学プリズム等の光学
装置上に載置した指先の指紋パターンを読み取って入力
するようにした装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は例えば特開昭５５−１３４４６号公報に示され
た従来の指紋等の凹凸パターン入力装置であり、図にお
いて、１は光源としてのコリメータ、２は円筒形状をし
たコリメータ１のケース、３は反射ｆｆ１３ａを備えた
コリメータ１の２ング、４はピンホール４ａを有する遮
蔽板、５は平行光線束を形成する凸レンズであり、６は
指先Ｔの内側を載置する光学装置としてのプリズム、８
はプリズム６からの反射光線により指先７の指紋７ａを
パターンとして画像に変換するテレビカメラ、８ａはそ
のレンズ、９はテレビカメラ８で画像変換された指紋パ
ダ−ンを電気信号の情報に変換する信号処理部や、この
情報を他の情報と比較したり記憶したシする情報処理部
等を有する処理装置である。

次に動作について説明する。処理装置９は例えばセキュ
リティ機器等に接続されて、常に指紋照合のために待機
しておシ、指紋を確認すべき被検者の指先７の一部が、
プリズム６に当接したときに指紋７ａをテレビカメラ８
により撮像する。この撮イ象に当っては、まずコリメー
タ１のランプ２からピンホール４ａを介して凸レンズ５
により平行光線束Ｌ１を照射し、プリズム６０面６ａか
ら入射させて面６ｂによシ反射させ、この反射して面６
Ｃから出射した出射光Ｌ２を指紋７ａとしてテレビカメ
ラ８により画像化する。前記平行光線束Ｌ１は面６ｂで
反射する際に、指先７の指紋７ａのうち山伏の線として
盛シ上った隆線部は面６ｂに接触し、谷状の線として刻
まれた部分は面６ｂに非接触となっているためＫ、指紋
１ａの非接触部分の平行光線束Ｌ１は全反射光となり前
記出射光Ｌ２として面６ｃよシ出射するが、接触部分の
平行光線束Ｌ１は非全反射光となυ面６ｃからは出射し
ない。このようにして指紋７ａの前記隆線部は例えば暗
パターン、谷状部分は明パターンとして画像１０化でき
、この画像１０を処理装置９にて電気信号に変換して予
め例えばＬＡＭ等に入力されている被検者の指紋と比較
したシ、或いは新規にこの指紋を記憶させたりすること
ができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の指紋等の凹凸パターン入力装置は、以上のように
構成されているので、指紋７ａを鮮明な明暗パターンと
なった画像１０として得るためには、プリズム６の面６
ｂに指先７が密着して指紋゛７ａの隆紋部が確実に接触
していることが必要であるが、指先γが極度に乾燥して
指紋７ａの隆紋部が平滑面化してしまうと、隆紋部と面
６ｂとの密着状態が損われ、鮮明な指紋パターンが得ら
れなくなって、指紋の確認や判定が不可能となってしま
うという問題点があった。

また、光学装置としてのプリズム６に疵等がついたりす
ると、画像化や変換処理の際の誤動作を生じ易いが、プ
リズム６の面６ｂには頻繁に被検者の指先７が接触する
ために、疵等がつきやすいという問題点もあった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、光学装置の指先当接面に光透過性を有し、通
電によシ指先を加温する透明導電体を被着するようにし
て、被検対象である指先に汗等の分泌による湿り気を帯
びさせることにより鮮明な指紋パターンの検出を可能に
し、併せて光学装置の指接触面を保護することによシ正
常な動作を保証された指紋パターン入力装置を得ること
を目的としている。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明に係る指紋パターン入力装置は、光源と、プリ
ズム等の光学装置と、画像処理部、信号処理部、情報処
理部等の処理装置とを有する指紋パターン入力装置にお
いて、プリズム等光学装置の指先当接面に光透過性を有
し、通電により指先を加温する保護板状の導電性透明部
材を設けたものである。

〔作　用〕

この発明における指紋パターン入力装置は、透明導電部
材への通電により被検体である指先を加温して発汗等の
分泌を促し、指先に湿シ気を与えて指紋パターンを処理
装置の画像処理部（例えばテレビカメラ）に入力するの
に好都合な条件を設定する。また、従来の入力装置の一
部に若干の付那を行うだけで良く、しかも疵のつき易い
光学装置表面を保護する機能も有する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、第２図で用いたものと同一符号は従来の装
置の同−又は相当部分を示しているので、重複説明を省
略する。同図において、１１は光学装置としてのプリズ
ム６の指先７を当接させる面６ｂに被着された導電性の
透明板、１２はこの透明板の端子１１ａ、１１ｂに接続
された導線、１３はこの導線１２を介して前記透明板に
熱エネルギを与えるための例えばバッテリ等の電源、１
４は電源１３の入出力を切換えるスイッチ、１５は温度
調節用コントローラである。

次に上記構成の入力装置による指紋パターン検出動作に
ついて説明すると、光源としてのコリメ−夕１からプリ
ズム６の面６ａに入射した平行光線Ｌ１は、面６ｂで指
紋７ａの隆線部のみ全反射して出射光Ｌ２としてテレビ
カメラ８のレンズ８ａを介して撮像される。このとき、
プリズム６の面６ｂと、この面６ｂ上に当接している指
先７との間には導電性を有する透明板１１が設けられて
いるので、指先７が乾燥しているために指紋７ａパター
ンの明暗が明瞭に現われない場合には、スイッチ１４を
オンにして電源を入力し、導電性の透明板１１に通電し
、この通電電流によシジュール熱を発生させて透明板１
１を発熱させ、指先γを加温する。尚、加温する温度は
装置の設置場所や季節等によシ異なるため、コントロー
ラ１５により指先７に発汗等の分泌が促される程度に透
明板の温度を調節して、季節や場所等の条件に左右され
ずに常に鮮明な指紋パターンが得られるように設定して
いる。

なお、上述した実施例にのいては、電源１３に付属させ
て電源入力用スイッチ１４や温度調節コントローラ１５
等を設け、手動によシ導電性の透明板１１を制御するも
のとして説明したが、この発明はこのような構成に限定
されず、導電性透明部材に指先の当接を感知するセンサ
と、温度センサ、湿度センサ等を設け、必要に応じてマ
イクロコンピュータ−を設けて、指先の温度、湿度等に
基づいて導電性透明部材への通＝全自動制御するように
してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば指紋パターン入力装置
の光学装置の指先当接面に４″＃ＩＬ性の透明部材を設
け、この透明部材に通電することにより発熱させて指先
の発汗等分泌を促すようにしたので、例えば画像等のパ
ターン表示部分の明暗が不鮮明となってしまう乾燥した
指先に湿り気を与え、これによって鮮明な指紋パターン
の入力を可能にして、指紋の確認や判定を確実かつ迅速
に行えるという効果がある。

また、併せて疵つくと誤動作を起し易いプリズム等の光
学装置の指先当接面を透明部材によυ保護することがで
き、指紋パターン入力装置の正常な動作を保証すること
もできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による指紋パターン入力装
置を示す概略斜視図、第２図は従来の指紋等凹凸パター
ン入力装置の一例を示す概略構成図である。 図において、１は光源（コリメータ）、６は光学装置（
プリズム）、６ｂはその表面、７は指先、７ａはその指
紋、８は光学情報読取用処理装置（テレビカメラ）、９
は電気信号変換用処理装置、１１は導電性透明部材（透
明板）、１２は導線、１３は電源（バッテリ）である。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 特許出願人　　三菱電機株式会社 し外２名ノ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光源と、この光源からの光線束を指先に対して一定範囲
   の角度をもつて入射させる光学装置と、この光学装置か
   らの光学情報を読み取り電気信号に変換する処理装置と
   を備え、前記光学装置と指先との接触、非接触により生
   ずる全反射光と非全反射光とに基づき指紋パターン情報
   を得るようにした指紋パターン入力装置において、前記
   指先を当接させる前記光学装置の表面側に、光透過性を
   有し、かつ導線が接続されると共に、通電により前記指
   先が当接する面の温度を制御する導電性透明部材を設け
   たことを特徴とする指紋パターン入力装置。