JP5563288B2 - 堅固なコーナー接続を有するヘルド枠 - Google Patents

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Description

本発明は織機、例えば流体で動作する織機、例えば水流織機など、特に遅いスピードの織機に用いられるヘルド枠に関する。
織物製造において、ヘルド枠がひ口形成のために用いられ、当該ヘルド枠の各々は、たて糸を動かす小穴を有する多数のヘルドを備えている。ヘルド枠は、「ヘルド・フレーム」とも呼ばれる長方形のフレームとして構成される。この種のヘルド・フレームは特許文献1により知られている。それは、使用中は水平に配置される2つのシャフト・ロッドと、シャフト・ロッドを相互に接続するための2つの縦の側面支持体とからなる。側面支持体とシャフト・ロッドとを接続するために、側面支持体は、シャフト・ロッドの中空空間に延びる延長部分を有する。延長部分は、横向に連続的に伸びる中空リベットにより、シャフト・ロッドに固定されうる。
特許文献2は、ヘルド枠を開示し、その中で側面支持体は、横向きの連続開口を有する延長部分を有する。この開口は延長部分に設けられるアダプタを固定して取り付けるために設けられる。アダプタの少なくとも一つのピンは、開口を通って延び、振動減衰部材が当該ピンと開口のエッジとの間に設けられている。シャフト・ロッドを側面支持体に接続するために、側面支持体の延長部分は、シャフト・ロッドの上部の狭い側面を通って延びる、斜めに配置された締付けボルトにより固定され、その延長部分は、 アダプタを含めて、シャフト・ロッドの中空空間に挿入されている。
さらに、特許文献3は、側面支持体がシャフト・ロッドにネジ止めされているヘルド枠を開示しており、このために、シャフト・ロッド端部は挟み込まれている。ヘルド枠は、中空本体として構成される上部帯金と同じく中空本体として構成される下部の帯金との間に、側面支持体の接続のための固定開口を設けた壁面を有する。側面支持体を固定するために、アダプタ部品は、シャフト・ロッドの固定用開口と一致する開口を有する平坦な壁領域上にすべり込む。スリーブは、重ね合った開口にはめ込まれる。側面支持体の二又の2つの端部は、それらの開口がヘルド枠の固定穴に重ね合わさるまで、アダプタ上をすべり込み、その上で皿頭固定ボルトおよび皿頭ナットが、挿入され締め付けられる。
単純な織機においては、堅固で費用効果的なヘルド枠が用いられることが重要である。そのためには、ヘルド枠の分解可能性は二次的な問題であろう。
スイス特許第643 310号明細書 欧州特許第0 466 700号明細書 特開2001―64843号公報
本発明の目的は、単純で信頼性の高い、側面支持体との接続を有するヘルド枠を提供する事である。
この目的は請求項1のヘルド枠により達成される。
ヘルド枠は、少なくともそのコーナーのうちの1つに、当該ヘルド枠のシャフト・ロッドと側面支持体との間の接続装置を有し、当該側面支持体は特に単純で堅固な設計を有する。接続装置は、緊締装置、好ましくは膨張スリーブの形であって、シャフト・ロッドの中空室と、その中空室の境界を定めているシャフト・ロッドの平坦側部に備えられた2つの開口とを通して横断方向に伸びるものからなる。
緊締装置は、一以上の部品から成る。最も単純なケースでは、当該装置は、シャフト・ロッドを通して横断方向に伸びる通路に嵌入される、くさび形あるいは同様な円錐形の部材である。その場合、通路は、側面支持体の延長部と締め付け片の間に構成され、当該延長部は、中空室に伸びている。好ましくは円錐部材を嵌入することにより、あるいは当該部材を放射状に拡大することによって、締め付け片および延長部は互いに分離させられる。結果として、全体の装置は中空室の所定の位置に固定される。
好ましくは、中空室は2つの対向する、短いエッジおよび2つの長いエッジを有する長方形の横断面を有し、それにより接続装置は−緊締装置の締め付けに応答して−横断面の短いエッジの間に作用する張力を発生させる。緊締装置の締め付けは、通路に設けられた膨張部材(二部構成緊締装置)に締め付け部材を嵌合させることにより、または通路(一部構成緊締装置)に部材を嵌合することにより達成される。
緊締装置は、2つの部品から、例えば、スリーブと別の膨張部材からなる。膨張部材は、膨張装置を広げるために設けられる。前記膨張部材は、膨張可能な本体の開口に嵌入される。最も単純なケースでは膨張部材は余分な寸法を有する円柱である。そして、当該円柱が膨張可能な本体(例えば、膨張スリーブ)に当該本体を広げるため適当な圧力で嵌入される。本体は、丸いかまたはコーナーを有するものでよい。膨張および締め付けの機能を満足するためには、当該本体が垂直の方向、すなわち、側面支持体の長さ方向において、広げられれば充分である。
好ましくは、膨張し得る本体はプラスチック製スリーブである。好ましくは当該スリーブは、円筒状の外面および円筒形の通路開口を有する。一方または両側に、通路開口は、膨張部材の挿入を容易にするために、漏斗のような拡張部を備えていてもよい。加えて、好ましくは円筒状膨張部材は、一方または両側に、膨張可能な本体への挿入を容易にするために、多少なりともはっきりしたベベルまたは円錐部分を備えていてもよい。
スリーブとして構成される膨張装置は、環状で閉じたものかあるいはスリットを有するものでもよい。例えば、それは当該スリーブの軸の長さの一部上にのみ延びる、一以上のスリットを有してもよい。
好ましくは、上述した締め付け片は、側面支持体または延長部に固定されうるスペーサの一部であり、好ましくは金属、例えば鋼からなる側面支持体が、例えば、アルミニウムから成るシャフト・ロッドとは直接接触しないことを確実にする。結果として、スペーサは側面支持体およびシャフト・ロッドの異なる金属を互いに切り離す電気的絶縁体として作用し、したがって、関連の金属の異なる電気陰性度による接触腐食を防止する。これは特に、水でよこ糸を駆動する織機(いわゆる水流織機)にとって、あるいは、湿った環境において動作する他の織機にとって有利である。
好ましくは、スペーサは、その端に側面支持体の延長部を収容するための、開いているか閉じているポケットを有する、一体または複数部品からなるプラスチック本体のものである。加えて、通路はプラスチック本体の横断方向に伸びる。好ましくは、この通路の半分は、延長部の弓状凹部によって、そして残り半分は締め付け片の円弧形に区切られた凹所により境界を定められ、当該締め付け片はスペーサの一部または部分として構成される。
スペーサは、射出成形プラスチック部品であってよい。好ましくは、当該部品は、少なくともわずかに弾力性をもちあまり固くないプラスチック材料から成る。弾力は、特に、シャフト・ロッドの中空空間の所定の位置にスペーサを固定するために、側面支持体の長さ方向と一致する方向にスペーサをわずかに伸ばすかどうかの選択に影響を及ぼす。その平坦側部が凹所を備えているということで、スペーサの延伸性を増すことができる。
好ましくは、スペーサは、側面支持体に保持される。そのために、スペーサは一以上の接続手段、例えば、もどり止めの爪、もどり止め突起等を備えていてもよい。本発明のコーナー接続は、著しく堅固で、単純で、費用効果的かつ腐食しないコーナー接続である。それは、安定で、低速から中速の回転、例えば毎分300〜600回転が許容される。
好ましくは、ヘルド・キャリヤレールはシャフト・ロッドから着脱可能に懸架される。たて糸交換の間、ハンガー(ライダとも呼ばれる)は取り外され、ヘルド・キャリア・レールはヘルドとともに一緒に取り外される。ヘルド枠は、装置に残る。修理の間を除きヘルド枠は織機に残るので、そして、それらがたて糸交換の間も取り出されないので、側面支持体およびシャフト・ロッドは、膨張スリーブに押入される開きボルトにより構成されるような、着脱不可能な圧力嵌め接続によって接続することができる。しかしながら、それに代えて、−丸いかあるいはコーナーを有する一体または複数部品からなる膨張スリーブを併用して−、着脱可能な膨張部材、例えば、円錐ネジまたは非円形であるか偏心した膨張部材を備えることも可能である。
本発明の有利な実施例のさらなる詳細は、記載、図面または請求項から明らかになる。記載は本発明の本質的な特徴および種々の状況に限定されている。図面はさらなる詳細を開示しているが、補足として参照されるべきものである。それらは、以下の通り:
本発明のヘルド枠の概略正面図。 図1のヘルド枠の詳細の概略説明図。 図2のヘルド枠のコーナー接続装置の横断面図。 図1または図2のヘルド枠の左下コーナーの分解斜視図。 図1のヘルド枠の左側支持体下端の簡略全体配置図。 図5の側面支持体のコーナー接続の部分の水平方向断面における横断面図。 図7の線II−IIに沿った、コーナー接続のためのスペーサの概略正面図。 図7の線II−IIに沿った、図7のスペーサの断面図。 図1のヘルド枠の下ヘルド・ロッドの左端の概略説明図。 図9のヘルド枠の線I−Iに沿った断面図。 シャフト・ロッドの中空空間のスペーサを有する側面支持体の縦の断面図。 拡張スリーブの正面図。 図12の膨張スリーブの縦断面図。 アダプタを有する側面支持体および拡大されてない膨張スリーブを有するシャフト・ロッドの中空空間の膨張スリーブの図。 開きボルトの正面図。 図15の開きボルトの側面図。 図11乃至図16の部材を有する固定されたコーナー接続の縦断面図。 図17のコーナー接続の、線III−IIIに沿った断面図。 図12の膨張スリーブの図。 図16の開きボルトの図。 開きボルトによって発生する力を含む、図19に従う膨張スリーブの縦断面図。 膨張円錐体を有する変形された膨張スリーブの正面図。 図22の放射状に拡張できる装置の縦断面図。 楕円カムを有する緊締装置の正面図。 図24の緊締装置の縦断面図。 図14のコーナー接続の縦断面図。 図17のコーナー接続の縦断面図。 締め付ける前の緊締装置の別の実施例の図。 締め付け力をかけている間の図28の緊締装置の縦断面図。 締め付けられた状態の図28の緊締装置の縦断面図。
図1は、上シャフト・ロッド2、下シャフト・ロッド3および2つの側面支持体4、5を含むヘルド枠1を示す。垂直に配置された側面支持体4、5は、シャフト・ロッド2、3を互いに接続する。接続部位6、7、8、9は、長方形のヘルド枠1のすみに設けられている。以下の接続装置の説明のために、左下接続部位6を引用する。残りの接続部位7、8、9は同様に構成される。
図2は、シャフト・ロッド3と側面支持体4の間の接続部位6を示す。側面支持体4は好ましくは折り曲げたシートメタル部材である。それはシャフト・ロッド3を向いた開いたU形の横断面を有する。それは、例えば、ステンレス鋼板または他の適切な材料から成る。好ましくは、シャフト・ロッド3は、アルミニウムの押し出し成形から成る。その横断面は、図3に示される。それは2枚の平坦な、平らな側面の壁10、11を有し、各々が帯板12、13によって− 上部と底部とで− 互いに接続される。前記側面の壁は、横断面において基本的に長方形であるところの中空空間14を囲み、当該中空空間は側面支持体4に対向するシャフト・ロッド3の前側端へ開いている。
帯板13より上には、ライダによってヘルド・キャリヤレールを固定するための、シャフト・ロッド3を通して延びるより小さな溝15もある。
図2および図5に示されるように、コーナー接続6はまた側面支持体4から中空空間14へ間隔をおいて配置される、延長部17として伸びる接続片16を含む。例えば、接続片16は側面支持体4のU型の輪郭の2本の脚部の間に伸びる平行六面体の形状を有する平面本体として構成され、適当な手段、例えば鋲48、49によりそこに係止され、そして接続片16のより大きな部分が側面支持体4から離れて伸びるように保持される。図4および5に示すように、接続片16は、まっすぐな狭い側面またはエッジ18を有し、第2の狭い側面またはエッジ19はそれと平行に設けられている。エッジ18は連続的な一方、エッジ19は半円形エッジ21を有する凹所20によって区切られている。図6に示すように、接続片16は側面支持体4より狭い。
接続片16の横断面は、図10に示された中空空間14の横断面より実質的に小さい。アダプタ22は適合のために用いられ、当該アダプタは特に図4、図7および図8から明らかなように、スペーサ23として作用する。スペーサ23は、最小の遊びでもって中空空間14に挿入されることができるような、外形形状を有するプラスチック本体である。接続片16または延長部17に合わせられるように、当該中空空間は、基本的に長方形の横断面を有するポケット24を有し、当該ポケットの横断面はおおよそ接続片16の横断面に対応するが、好ましくはわずかな許容量だけ大きい。
スペーサ23は、好ましくは垂直面Eに関して対称形で、一体に構成される。しかしながら、当該スペーサは、垂直の中心平面Eに沿って分割されて、したがって2つの半片から構成されてもよい。
アダプタは、その上の狭い側面上に狭い帯板25を有する。その下側に、比較的大きい押圧片26がスペーサ23の終端を構成する。帯板25および押圧片26は、平坦、平行、好ましくはわずかに弾性を有する側面の壁29、30によって互いに接続され、それらの間にはポケット24が区切られる。
ポケット24に隣接している押圧片26には、弧状縁部27によって、区切られる凹所28が設けられ、当該凹所は側面の壁29、30にも延び、2つの丸穴をそこに形成する。凹所28は、したがって、スペーサ23およびそのポケット24を横断して伸びる通路31の半分を区切る。ポケット24は、端で、すなわちスペーサ23の両端側のところで開いていてもよい。
側面支持体4に面する側に、スペーサ23には、接続片16にアダプタ22を保持するために設けられる、もどり止め突起32、33が設けられてもよい。図2に示されるように、もどり止め突起32、33は接続片16の後にまで伸びて、したがってスペーサ23またはアダプタ22を側面支持体4上に固定する。
コーナー接続6を構成する接続装置は、好ましくは更に、例えば、膨張スリーブ34の形の膨張装置から成る緊締装置134からなり、これらは、図12、図13および図19と同様、図4において夫々示される。膨張スリーブ34は、互いに芯合わせされた、−組立てられた状態においては−通路31とも芯合わせされた、孔35、36を通して側面の壁10、11に嵌められる。膨張スリーブ34は、シャフト・ロッド3の側面の壁10、11の、外側の平坦側部の間で測定された厚みに少なくとも達する軸の長さを有するが、好ましくは、図3および図18から明らかなように、当該長さをわずかに超える長さを持つ。好ましくは、膨張スリーブ34は、わずかに弾性があり伸びることのできるプラスチック材料から成る。好ましくは、それは閉リングの形を有する。あるいは、その円周の少なくとも一つの位置上に完全なスリットを有するか、または軸の長さ方向の一部が切れていてもよいが、その場合は、あまり伸びないプラスチック材料から成る。好ましくは、当該膨張スリーブは、例えば、金属または他の材料のボルトまたは円柱39の形態を有する膨張部材38を収納するために設けられる、シリンダー状の開口部37を含む。
コーナー接続6の部材の寸法関係は、特に図11乃至図18から明らかである。図11は、シャフト・ロッド3の中空空間14に挿入されたアダプタ22またはスペーサ23とともに、接続片16が設けられた側面支持体4を示す。ここで、通路31は孔35、36と芯合わせされている。スペーサ23は、いくらかの垂直の遊びVをもつ。これは帯板12、13の垂直の距離Yおよびスペーサ23の垂直の高さXの差から生じる。通路31の直径Bは孔35、36の直径に合致する。図12に示すように、膨張スリーブ34の外径Daは直径Bより小さい。順に、内径Diは好ましい円筒状膨張部材38の外径Aより小さい(図15および図16)。図14に示すように、ゆとりSが膨張スリーブ34と通路31、または孔35、36との間に存在して、そのゆとりは直径Bと直径Daの差異の半分である。膨張部材38の直径と膨張スリーブ34の内径Diの間の、AからDiを引いた直径の差異は、好ましくは垂直の遊びVより大きい。
コーナー接続6は、以下のように組み立てられる。
最初に、図7および8に別々に示されるスペーサ23は、図5の延長部17または接続片16上へはめ込まれる。それから、スペーサ23を備えた側面支持体4は、図9および図10に示すようなシャフト・ロッド3の中空空間14に挿入される。このようにして図11の構成になる。それから、図14に示すように、膨張スリーブ34が通路31に挿入される。ゆとりSを封じ、垂直の遊びVを除去するために、膨張部材38が開口37に嵌入され、それにより図17および図18のような状態となる。膨張スリーブ34の強い半径方向への膨張によって、押圧片26は接続片16から離れるように位置を変えられる。この結果、アダプタ22の垂直の高さは大きく増加し、帯板25と押圧片26とは互いに離れる方向に移動する。
アダプタ22の垂直方向の伸長のため、垂直の遊びVはなくなり、アダプタ22は中空空間14内において所定の位置に固定される。伸長、すなわちアダプタ22の伸長、のため、垂直の締め付け力が帯板12と13の間に生じる。この状態では、コーナー接続6はしっかりしている。側面支持体4とシャフト・ロッド3の間には堅固な結合がある。他のコーナー接続7、8、9も同様である。
図19乃至図21は、緊締装置134、すなわち膨張部材38の動作による膨張スリーブ34の膨張の働きを示す。膨張部材38が比較的狭い開口37に嵌入されると、放射状の外向きの方向を持った力の配分が生じる。円筒状膨張部材38が少なくとも一方に適当なベベル40を備えていれば、この動きは促進される。
図23は他の緊締装置134を示す。示すように、膨張スリーブ34は二重円錐通路を備えており、適切に円錐に成形された部品41、42を含む。成形された部品41はねじ穴を有し、成形された部品42はボルトの先端43を収容するためのポケットを有する。ボルトを締めることによって、両方の成形された部品41、42は同時に引っ張られ、したがって膨張スリーブ34を放射状に拡大する。
別の緊締装置134では、膨張スリーブ34は図24および図25のような構成でもよい。この場合、膨張スリーブ34は円形ではなく、例えば、それは正方形で丸みを帯びたコーナーを備えている。対応して、通路31および孔35、36は同じく円形ではなく、その開口の形状を有する。この膨張スリーブ34の通路31は円形ではなく、すなわち、例えば楕円形である。同様にそこには楕円形の成形された部品が設けられ、膨張部材38として作用する。それが適切なツールにより回転されれば、膨張部材34は少なくとも垂直方向に拡大し、したがって先に述べた緊締装置としての機能が実行される。
ヘルド枠1のコーナー接続6は、側面支持体4と、任意の金属あるいは他の材料から成るシャフト・ロッド3との間に、機械的に安定、電気的に絶縁された接続を提供する。側面支持体4の接続片16に取り付けられ、シャフト・ロッド3の中空空間14に当該接続片によって同時に挿入されるアダプタ22は、接続のために設けられる。
図26および図27は−横断面として−図14および図17の接続装置を再び示す。明らかなように、膨張スリーブ34はいくらかの弾力性を示す。それは膨張部材38によって放射状に拡大されるが、特に、側面の壁10、11の間に位置する断面は半径方向において拡大され、帯板12、13に対する、接続片16および押圧片26が互いに離れて行く方向に、垂直方向の張力をかける。
図28乃至図30は変更された特に単純な実施例を示す。この場合、緊締装置134は、一方の方へテーパーがついた、例えば円錐体の、本体50を有する。その2つの端面51、52は異なる大きさを有する。本体50は、円形横断面、長方形の横断面または他のいかなる横断面を有していてもよい。したがって、本体50は、円錐体あるいはプリズムを示す。好ましくは、それは、少なくとも最小限弾性材料、例えばプラスチック材料、から成る。それは、一部品または複数の部品であって、同一材料から成るように構成されてもよい。あるいは、それはいくつかの材料から成ってもよい。例えば、それは金属芯にプラスチック外套を備えたものでもよい。
本実施例においては、図28に示すように、通路31は円錐形である。中心面Mにおいて、円錐通路31の直径Dは端面41の直径およびサイズに合致する。
本体50が通路31に嵌入されると、図29に示すように、当該本体は接続片16および押圧片26を分離するように動かす。本体50を弾性的に変形させることによって、当該本体は、図30に示すように、通路31に十分に深く押圧されるので、その両端面51、51は対応する側面の壁10、11から僅かに突き出る。そのようにして、本体50は押圧片26と接続片16に互いに離れるような張力をかけ、それらを帯板12、13に押しつける。
緊締装置134のこの実施例は、特に単純であるという特徴を有する。
通路31は、シャフト・ロッド3と接続片16とアダプタ22の押圧片26との間の分割線に対し横向きの方向に伸びていて、そこで緊締装置は当該通路に挿入される。この緊締装置は、例えば、膨張スリーブ34と膨張スリーブ34に圧入されうる膨張部材38とからなり、この結果として当該膨張スリーブは膨張する。膨張により、アダプタ22に垂直の引張り力が生じ、従ってコーナー接続6を締めつける。
1 ヘルド枠
2、3 シャフト・ロッド
4、5 側面支持体
6、7、8、9 コーナー接続、接続装置
10、11 側壁
12、13 帯板
14 中空部分
15 溝
16 接続片
17 延長部
18、19 エッジ
20 凹所
21 エッジ
22 アダプタ
23 スペーサ
24 ポケット
E 直立投影面
25 帯板
26 押圧片
27 エッジ
28 凹所
29、30 側壁
31 通路
32、33 もどり止め
34 膨張装置/膨張スリーブ
35、36 孔
37 開口
38 膨張部材
39 円柱
V 縦の遊び
Y 中空空間14の縦の内部寸法
X アダプタ22の縦の高さ
B 通路31の直径
Da 膨張スリーブ34の外径
Di 膨張スリーブ34の内径
A 円柱39の外径
S 遊び
40 ベベル
41、42 成形片
42 ヘッド
43 ボルト
48、49 鋲
50 本体
51、52 両端面
D 直径
M 中心平面
134 緊締装置

Claims (14)

  1. 端に正面に開いた中空室(14)を有し、当該中空室の上下に帯板(12,13)が配置されたシャフト・ロッド(3)と、当該中空室(14)内に伸びる延長部(17)を有する側面支持体()と、当該シャフト・ロッド(3)と当該側面支持体(4)との間に位置する少なくとも一の接続装置(6)からなり、
    当該シャフト・ロッド(3)の当該中空室(14)を横断し、当該側面支持体(4)の当該延長部(17)と当該接続装置(6)とを貫通する通路(31)が設けられ、当該通路(31)の上下方向の一方は、当該延長部(17)により構成され、
    当該接続装置(6)当該延長部(17)を取り囲むスペーサ(23)を含み、当該スペーサ(23)は当該延長部(17)を介し、当該中空室(14)の当該帯板(12、13)に緊締力を伝達する部材(25、26)を備え、
    当該接続装置(6)は、当該通路(31)に挿入されることにより当該通路(31)の上下方向の張力を当該延長部(17)に生じさせ、当該部材(25、26)により当該中空室(14)の当該帯板(12、13)に緊締力をかけるように設けられた緊締装置(134)を含む
    ヘルド枠(1)。
  2. 前記緊締装置(134)は、前記シャフト・ロッド(3)上の側面支持体(4)を固定するために、膨張装置(34)および当該膨張装置(34)の開口(37)に嵌入される膨張部材(38)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  3. 前記緊締装置(134)は、一方の端にテーパーがつき、前記シャフト・ロッド(3)に直角に、前記通路(31)に嵌合される本体(50)から成る
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  4. 前記側面支持体(4)および前記延長部(17)は金属からなり、および/または、前記シャフト・ロッド(3)は金属からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  5. 記側面支持体(4)と前記シャフト・ロッド(3)との間に設けられた前記スペーサ(23)は電気絶縁体である
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  6. 前記スペーサ(23)は前記側面支持体(4)ともどり止め突起(32,33)により接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  7. 前記スペーサ(23)は前記シャフトロッド(3)と前記延長部(17)との間一定距離を定めること
    を特徴とする請求項に記載のヘルド枠。
  8. 前記スペーサ(23)は一つ以上の部品からなるプラスチック製本体であり、当該本体が前記膨張装置(34)収容のための前記通路(31)を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のヘルド枠。
  9. 前記膨張装置(34)の前記通路(31)は、前記シャフト・ロッド(3)の側面の壁(10、11)の孔(35、36)と芯合わせされている
    ことを特徴とする請求項8に記載のヘルド枠。
  10. 前記スペーサ(23)は、前記延長部を受け入れるために前記延長部(17)の形状に適した形状を有するポケット(24)を有し、前記通路(31)が当該ポケット(24)の端で当該ポケットと交差する
    ことを特徴とする請求項8に記載のヘルド枠。
  11. 前記スペーサ(23)は、前記側面支持体(4)に平行な方向において、少なくともわずかに膨張でき、それにより前記スペーサ(23)は前記ポケット(24)の狭い側面のうちの少なくとも1方に、前記膨張装置(34)によって前記延長部(17)から離れるように位置を変えることができる押圧片(26)を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載のヘルド枠。
  12. 前記延長部(17)はその狭い側面のうちの1つに前記通路(31)の一部を区切る凹所(21)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘルド枠。
  13. 押圧片(26)は前記通路(31)の一部を区切る凹所(28)を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載のヘルド枠。
  14. 前記膨張部材(38)は金属の円柱(39)であって、当該円柱は膨張スリーブとして構成される前記膨張装置(34)の内径(Di)を超える外径(A)を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のヘルド枠。
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